しばらくクルマをいじるバイトをしていて、ふと思ったんですが、竜堂兄弟(上二人)ってどうやって免許証とれたんでしょうか?
自動車学校に通っていた頃を思い出すにつれ、あの偏屈兄弟が自動車学校教官の態度に我慢できるとは思えません。たかが普通学校の教員の態度に我慢できないようでは、自動車教官はちょっとヤバいと思うのですが(^^;)(全国的に同じような程度傾向みたいですね)。
それに、よく考えると、オービス、Nシステム、ねずみ取りなど、国家警察権力が竜堂兄弟の偏狭な神経を逆なでするものばかりですよね、クルマの世界って(^^;)。一般のドライバーにもヤな奴も多いですし、「無礼には無礼を返す」なんてことを一々やっていたら、御前や四人姉妹に関わるまでもなく自然に前科持ちだと思います。
まあ、創竜伝自体が田中芳樹の不満のガス抜きですから指摘するだけ野暮なのでしょうけど、基本的にカルシウム不足気味じゃないでしょうか>竜堂兄弟。
<竜堂兄弟(上二人)ってどうやって免許証とれたんでしょうか?
自動車学校に通っていた頃を思い出すにつれ、あの偏屈兄弟が自動車学校教官の態度に我慢できるとは思えません。たかが普通学校の教員の態度に我慢できないようでは、自動車教官はちょっとヤバいと思うのですが(^^;)(全国的に同じような程度傾向みたいですね)。>
竜堂続はかなり危なそうですな~(--;;)。教官を脅していたか、学校の方が手におえなくなってさっさと「合格」の免状を与えたのかのどちらかではないでしょうか。教官に怪我人(それも膝蹴りによる再起不能者)が大量発生して学校運営が危なくなったとか(笑)。
自動車免許は、早ければ1ヶ月くらいで取る事ができるのですけど、あの兄弟はどのくらいかかったのでしょうね。特に竜堂続は作品世界では19歳ですから、教習期間次第ではクルマに初心者マークを貼ってなければいけないはずですが、竜堂続にこれはちょっと(いや、かなりだな)まずいと思いますね。初心者マークが貼ってあると「いやがらせ」するドライバーが絶対にいますから(笑)。
もっと竜堂兄弟が怒りそうなのが学科試験ですね。共和学院はエスカレーター方式で進級していくのでしょうから、「何回も試験に落ちた」という貴重な経験が味わえたかもしれない(笑)。
あの兄弟は教習を受けている最中も社会評論を展開していたのではないでしょうかね。「自動車教習の暗部の歴史」とか(^^;;)。
<それに、よく考えると、オービス、Nシステム、ねずみ取りなど、国家警察権力が竜堂兄弟の偏狭な神経を逆なでするものばかりですよね、クルマの世界って(^^;)。一般のドライバーにもヤな奴も多いですし、「無礼には無礼を返す」なんてことを一々やっていたら、御前や四人姉妹に関わるまでもなく自然に前科持ちだと思います。>
Nシステムは創竜伝の社会評論でも論じられていますね。麻生幾氏の「宣戦布告」では、Nシステムが工作員検挙のために活躍していますが。
しかしねずみ取りにつかまる竜堂兄弟というのは一度見てみたいものですな。特に竜堂続が運転したら絶対につかまりそうだし(笑)。警察官を「権力者の手先」とみなして膝蹴りをやってくるかもしれない(^^;;)。
しかし考えてみたら、何で竜堂兄弟が免許を取る必要があるのでしょうか? ちょっと走っただけでもクルマ以上のスピードが出せるはずなのに。
<基本的にカルシウム不足気味じゃないでしょうか>竜堂兄弟。>
カルシウムが骨の方にばかりいって、感情を安定させる機能にまでいきとどいていなかったりして(笑)。
○雑談
>自動車学校に通っていた頃を思い出すにつれ、あの偏屈兄弟が自動車学校教官の態度に我慢できるとは思えません。
>たかが普通学校の教員の態度に我慢できないようでは、
>自動車教官はちょっとヤバいと思うのですが(^^;)(全国的に同じような程度傾向みたいですね)。
私はくじ運悪くて、その教習所で一番悪いのに当たってしまいました(TT)。
「止まれ。止まれ!止まれ!!」(クレッシェンドで)
「何をしょんなら!」(岡山弁、何をしているの意)
など、毎回ビクビクもんでした。なんでもその教習所ではその人「だけ」が悪いのらしい。よく免許取れたと今でも思う。
>冒険風ライダーさん
>しかし考えてみたら、何で竜堂兄弟が免許を取る必要があるのでしょうか? ちょっと走っただけでもクルマ以上のスピードが出せるはずなのに。
いや、昼間はまずいでしょう。いくらなんでも「Dr.スランプ・アラレちゃん」よろしく「キーン」なんてやった日にゃ花井夫人じゃなくても怪しがるって(笑)。
ところで竜って何が主食なんだろ?というか中国の天界の住人は何か特別な果物が主食だったような覚えがあるんだが。
<いや、昼間はまずいでしょう。いくらなんでも「Dr.スランプ・アラレちゃん」よろしく「キーン」なんてやった日にゃ花井夫人じゃなくても怪しがるって(笑)。>
いや、私は創竜伝世界ならば「集団幻覚」で押し通せるのではないかと思いまして(笑)。
それに彼らは人前で超能力を披露することにためらいを覚えていないようですしね。
まあ私の疑問は極端だったでしょうが、彼らは遠出でもしないかぎりクルマを使用していないのは確かでしょう。一般人のように近くに行く時までクルマを使うとは思えませんね。駐車場探すのも一苦労ですし(-_-;;)。
第一、彼らのクルマって8年物の中古車ですから(創竜伝2 P39)、乗りごこちも相当悪いんじゃないでしょうかね。手入れが悪ければいつ故障するか分からんし(笑)。
<ところで竜って何が主食なんだろ?というか中国の天界の住人は何か特別な果物が主食だったような覚えがあるんだが。>
創竜伝の場合、竜は何も食べてはいませんね。人型形態(笑)の時の食事は普通一般の日本人とあまり変わらないと思います。創竜伝5巻でカレーを作っていましたし、鳥羽茉理が作る料理も普通一般の食事と変わらないでしょう。味の方は知りませんけどね。
ところで創竜伝8巻に天界の食事の記述がありますので、それを引用してみましょう。
創竜伝8 P66上段~下段
<「これは豚肉と春雨と野菜を細切りにして炒めて卵焼きを帽子みたいにかぶせてあるの。こっちの薄餅にくるんで食べて下さいね」
「うーん、美味! こっちの何だかふわふわした泡雪みたいのは何?」
「それは富貴金絲盞(ふうききんしさん)。卵の白身にフカヒレと中国ハムの細切りを加えて、型に入れて蒸してあります。アスパラガスを添えてどうぞ」
「すごいな。中国料理って芸術だなあ。で、こっちの綺麗なのは?」
「これは淡水魚のイシモチを丸揚げにして果物のソースをかけてあるのよ。果物は一〇種類ぐらいで、熱帯のものが中心ね」>
ちなみに「特別な果物」というのは桃です。中国神話(だったか?)には桃源郷なんてシロモノもありますからね。主食かどうかは知りませんけど。
アルスラーン戦記やマヴァール年代記でもそうでしたけど、田中芳樹の食事のウンチクって相当なものがありますね。まあ中国関連のウンチクや創竜伝の社会評論と違ってこちらの方は好感が持てますけどね。「ジャガイモの設定ひとつで物語に影響が出てくる」というマヴァール年代記の文庫版あとがきは私も感動したものですし、「食事から生活水準が分かる」という視点もありますから。
これの十分の一の真剣さでも創竜伝の社会評論に組み込んでくれればねえ……。
>自動車免許は、早ければ1ヶ月くらいで取る事ができるのですけど、あの兄弟はどのくらいかかったのでしょうね。特に竜堂続は作品世界では19歳ですから、教習期間次第ではクルマに初心者マークを貼ってなければいけないはずですが、竜堂続にこれはちょっと(いや、かなりだな)まずいと思いますね。
ここは思いきり爆笑してしまいました。いやがらせ云々以前に、初心者マークをつけた竜堂続を想像したら、めちゃくちゃ違和感がある。かってな想像ですが、自分には相応しくないし国家権力者の勝手な規則に従う義務はないとでも屁理屈こねて、最初から貼らないでいそう。
>初心者マークが貼ってあると「いやがらせ」するドライバーが絶対にいますから(笑)。
これは初心者マークにかぎらず軽自動車に乗っていても結構な割合でやられますよ。まあ県民性もあるのだろうけど。2000ccから軽自動車に乗り代わって以来やられ放題…。無理に張り合ったところで怪我するのは自分だし。(T_T)
>ところで竜って何が主食なんだろ?というか中国の天界の住人は何か特別な果物が主食だったような覚えがあるんだが。
>ちなみに「特別な果物」というのは桃です。中国神話(だったか?)には桃源郷なんてシロモノもありますからね。主食かどうかは知りませんけど。
これはたぶん西王母の蟠桃(ばんとう)のことだと思います。三千年に1度花をつけて実がなるというもので、西王母の住む崑崙山の瑶池に生えているという伝説の桃です。食べると三千年の寿命を得るとか、不老不死になるとか、仙人たちの回春(若返り)の為の食べ物だとか、この実から作った薬をたくさん飲むと人間も神になれる等々の説があるようです。でも主食ではなく特別の貴重な物だったようです。
日本でも昔から知られた話のようで、宝生流の能(他の流派にもあるかもしれない)「西王母」の主題はまさにこれで西王母とその桃です。その謡本によれば、この伝説は列子、穆天子伝、山海経、漢武内伝、漢武故事、列仙伝に出ており、多種多様な説が伝わっているそうです。また日本の唐物語にも伝えられているそうです。
この伝説により古来中国では桃は神聖な食べ物とされて、桃源郷なるものも生み出されたという話を高校の古典の時間にも聞いたような気がします。
話が脱線していきましたが、それでは何が主食かと言うと私も知りません。しかし炎帝の娘が水晶から出来た薬を飲む修行をして仙人になったとか、黄帝は崑崙山近くの山でとれる玉を食べていたとかいう説もあるから、人間の感覚では想像もつかない物だったりして。でも天帝が雉のスープに感激したという話も聞いたことがあるしな~。
はじめまして。
ところで、竜堂兄弟って、全員童貞、と言うより(年齢的に無理なのもいるし)女の子と付き合ったこともないって設定なんでしょうかね?創竜伝全部読んだわけじゃないけど、なんかそんな感じですな。
p.s.↑のカキコ、既に出ている話題でしたら申し訳ない。
>ところで、竜堂兄弟って、全員童貞、と言うより(年齢的に無理なのもいるし)女の子と付き合ったこともないって設定なんでしょうかね?創竜伝全部読んだわけじゃないけど、なんかそんな感じですな。
そっち方面の描写が淡泊なのは田中芳樹という作家の個性でしょうね。これはまさに好き嫌いの範疇に属する問題で、だから田中芳樹の小説が好きだという人も、物足りないという人もいると思います。まあ、こういう田中氏のパーソナリティを考えれば、氏がやおい本に激怒するのも納得でしょうか。
上記から考えると、基本的に、田中芳樹はバイオレンスものには向いていませんね。暴力描写が中途半端だから創竜伝なんか竜堂兄弟の独善性が目立つし、全体的に消化不良の感がある。竜堂兄弟の怒りの矛先が敵の暴力やパーソナリティではなく、社会評論であるところが端的に表していると思います。
たとえば、一巻で古田義国一派の不良が終の同級生の少女をさらいますが、する事といえば髪の毛を切って送りつけるだけ。女性が拉致されたときの身の危険や恐怖が全然感じられない。いまどき、少年マンガのヤンキーだってもっと非道いことしますよ。これだけだから、竜堂兄弟の反撃が暴力過剰なものに思えて消化不良のような後味の悪さを感じるんですね。
これから述べることは極論ですが、もし、あそこで古田一派が少女を覚醒剤漬けにして輪姦してそれをビデオに撮影して竜堂兄弟に送りつけたとしたら、これは竜堂兄弟が敵の膝を砕こうと半身不随にしようと、後ろ向きながら爽快感があるはずです。竜堂兄弟の怒りの重みが違うし、社会評論に対する怒りと違って読者の怒りとシンクロしやすいですし。
もっとも、そういう描写が出来ないのは長所であり欠点であるわけで、必ずしもイカンというわけではないですが(そういう描写をする田中芳樹は嫌だ!という人も多いでしょう?)、自分の性質を見極めず現代バイオレンス『風味』の作品を書いたのはコンセプトとして失敗だったんじゃないでしょうか。こういう作品は夢枕や菊池に任せておけば良かったのです。
もっと素直に「少年冒険小説」を書いていればこういう事にはならなかったんじゃないでしょうか。