「渇しても盗泉の水を飲まず」って、陸機が*孔子の故事を踏まえて*「不正で得られる利益を受け取らない」の意味で言ったんですよ。水経注によれば、孔子は泉の盗という(ただの地名)を憎んで、その地には滞在せず、水をも飲もうとしなかった故事があるわけで、これを孔子の故事にちなんだ格言とするのはあっているんですけど。
>とっちゃんぼうやさん
こういう指摘があると、つくづくこのようなページや掲示板を作っておいて良かったと思います。
ところで、
>水経注によれば、孔子は泉の盗という(ただの地名)を憎んで、その地には滞在せず、水をも飲もうとしなかった故事があるわけで、これを孔子の故事にちなんだ格言とするのはあっているんですけど。
という故事から、「困っているときでも紛らわしいことをしない」という意味の格言になったと思うのですが、やはり、小説中のような使い方をするのなら、孔子では無く陸機から引くべきではないでしょうか?
その点について、よろしければご教授願います。
また、この点に関しては、近いうちに本文に訂正文を入れたいと思います。
今.手元に資料がないので正確ではないのですが、盗泉というのは盗っ人の泉という意味の名前であるのでそんな名前の所には近寄らないという、名前だけであっても係らないようにすると言う精神の現れだったと思ったのですが。
それと、同様なことで、勝母と言う土地も母に勝つと言う地名なのでけしからん、と孔子は留まらなかったという話もあったようです。
今度資料を用意して詳しく書きましょうか?
>今.手元に資料がないので正確ではないのですが、盗泉というのは盗っ人の泉という意味の名前であるのでそんな名前の所には近寄らないという、名前だけであっても係らないようにすると言う精神の現れだったと思ったのですが。
>それと、同様なことで、勝母と言う土地も母に勝つと言う地名なのでけしからん、と孔子は留まらなかったという話もあったようです。
確かに、このような話はあったと思います。
>今度資料を用意して詳しく書きましょうか?
よろしければ、お願いいたします。
盗泉はただの地名ですので。盗人などという意味は皆無です。わたしも陸機からとったのだと書いたほうがいいと思ったな~。
あのあとに「飢えても周の粟は食まず」とあるけど、これって、孔子の言葉なんすか。だって、これたぶん、伯夷叔斉伝だよな、史記の。へー、あやしいなー。