この間気づいたんですが田中芳樹タイムカウントなるコーナーがあるんですね。
ところでその中に七都市物語がありますがあの作品は一巻で終わりではないんですか。
続きが出るという話があるんでしょうか。
私は見たことがないんですが。
私は一巻で終わりだと思っていました。
そうだとするともう終わっているのですからあのコーナーに入れておくのは間違いではないでしょうか。
そうでないなら続きがでるという根拠を教えてください。
あのページは私が作成したので、私の方から一言。
これは以前に読んだ「田中芳樹読本」(七都市物語の販促本)における七都市物語の外伝小説「帰還者亭」事件の田中芳樹自身によるあとがきを元にしています。
この中で、田中芳樹自身が「七都市物語は、オリンポス・システムが終わるまで続く話です」といった主旨のことを述べていたので「シリーズ物小説」と定義しました。
ただし「続きが出る」という根拠に関しては私の方が知りたいぐらいなのですけど(笑)。
私はあれは失敗した銀英伝、創竜伝だと思っていました。
銀英伝や創竜伝は一巻目が売れたら続きを書くということで書かれたのは有名ですよね。
ですからどちらもノベルズ版の初版は数字が入っていないんです。
それと同じで売れたら続きを書く予定だったのが売れなかったからなしになったと思っていました。
さっき、久しぶりに田中芳樹タイムカウントを見ていたら、アルスラーン戦記の予定巻数が16に増えているのに気づきました。
確か、当初の予定では14では?
最新刊「蛇王再臨」の次で完結か?と思っていた(一応)ファンの一人としては事情を知りたいものです。
この「16巻」のソースってどこですか?
少なくとも、最新刊を買っているだけのファンには伝わっていない情報ですが。
<この「16巻」のソースってどこですか?
少なくとも、最新刊を買っているだけのファンには伝わっていない情報ですが。>
2005年8月31日に光文社ブックス81より刊行された、小説宝石特別編集「英雄譚」という本です。
この本にある田中芳樹と藤田和日郎の対談の中で、田中芳樹自身の口からシリーズ完結を14巻から16巻に変更する旨のことが語られており、田中作品タイムカウントもそれを元に完結巻数を変更しています。
また、この対談は、2009年1月25日に刊行された「とっぴんぱらりのぷぅ 田中芳樹のブックガイド」にも収録されています(アルスラーン戦記の巻数についてはP250~P251で言及)。
ただ実のところ、当初言われていた「アルスラーン戦記の14巻完結」というのはあくまでも文庫本をベースにしたものであって、現在刊行されている光文社ノベルズ版は文庫版2冊分の文章量で構成されているんですよね。そして「16巻完結」というのは既存巻+ノベルズ版をベースにしたものなので、当初の文庫版ベースで考えると文章量は実に、
既存の文庫版10巻 + (ノベルズ版刊行数6×2)巻 = 22巻分
ということになってしまうのですが。
なるほど。そのような経緯でしたか。
冒険風ライダーさま、解説ありがとうございます。
正直なところ、その二冊は存在すら知らなかったので本編のほうでも告知してほしかったですね。
でないと、次の14巻で完結と思っていましたから混乱しそうですし。それとも、本編での告知は14巻でしょうか。