よた話。
リーフというパソコンゲームメーカーがリリースしている「痕(きずあと)」という、弟切草タイプの18禁ゲーム。
美人四姉妹、秘められた「力」、前世の記憶…「創竜伝」によく似たモチーフを用いた伝奇物なのですが、こちらは登場人物の心の陰影まで掘り下げられた、なかなかの傑作。エロゲーのシナリオにも負けてどうする、田中芳樹。
>モトラさん
>「痕(きずあと)」
ああ、言われてみれば設定よく似ているなあ。
時期的に考えて「痕(きずあと)」が創竜伝をパクったのかな?
でもほんと、「痕(きずあと)」のほうが何倍もよくできたシナリオだよね。
あれはエロゲーとか関係なしに、多くの人にやってもらいたいものです。
マジで感動します。
実はこの作品、以前竜堂4兄弟のキャラ萌えの議論の時、比較対象として提示しようかと思ったんですよね。タイプの違う何人かを用意しておいて、さあどれでも好きなキャラをどーぞっていう方法において数も方向性も同じですからね。
ただ、それをあえて避けたのは、やはりエロゲーとしてこの場で本格的に挙げることがはばかられた事(このころのリーフはかなりエロい(笑))と、盗作疑惑(いわゆる「できすぎ」問題)とリンクして、議論の方向性がズレることを恐れたためです。
ただ、きちんと「作品」として語る方法論があるならば、語られるべきだし(エロっつーても、某菊池や某夢枕だってそーですし)、それだけの完成度がある作品だとは思います。個人的には、大槻ケンヂ「新興宗教オモイデ教」の優秀な本歌取りである「雫」とか、きちんと論じられても良いと思うんですが、それはこことは別の話と言うことで。
ちなみに、痕が創竜伝のパクリって言うことはないんじゃないかなぁ。~人兄弟(姉妹)、伝奇的な力、前世の記憶…どれもよくある素材ですから、たまたまバッティングしただけだと思います(ただ、痕シナリオの高橋氏が創竜伝を読んでいた可能性はある)。
まあ、~家の食卓、とかもバッティングしていますけど(笑)