私は田中芳樹に対して、遅筆な事以外不満はありませんでした。
このHPで問題として取り上げている事柄は個人的には気にならないものです。
創竜伝の社会評論につっこみどころ満載なのはすぐ解るんですけど、それ以上に笑わせてくれるシーンが多いので今でも好きな小説です。
とっとと続き書けや、ゴルァ、
と、いつも思っていたまあ、普通の読者でしたね。
そんな私ですが、田中芳樹から離れることになったのは、
それは灼熱の竜騎兵のシェアード・ワールド化です。
書店でエニックス(当時)から出版された1,2巻を見た時絶望的な気分になりました。
ああ、田中芳樹は堕落してしまったんだな。
シェアード・ワールドというのは複数のクリエイターが、同一の世界観、設定などを借りて作品を作るというモノです。
遅筆作家が作品を丸投げするものではない!
丸投げや代筆はいいけど、いや、よくないけど、さすがにこれはダメですよ、田中センセイ。
話は変わって、
テーブルトーク・RPGについて、
何年も前のことですが。
私はコレが好きで、友人とソード・ワールドRPGをやろう、ということになったのでそれがきっかけでドラゴンマガジンを毎月買うようになりました。
この時はもう灼熱の竜騎兵の連載は終了していましたが。
それからグループSNEの手によるソード・ワールドのシェアード・ワールド小説が発表されるようになりました。
その後もグループSNEはいくつものシェアード・ワールド小説を世に送り出しています。
どれもみんなとても楽しく、私的はお気に入りです。
富士見書房のほうでFF文庫の作品をテーブルトーク・RPG化する事もあってこれにもけっこう散財したものです。
灼熱の竜騎兵ですが ゲーム化なんてされてません。
なんと、「ヤマモト・ヨーコ」までルールブックが発売されているのに。
そういったグループSNEの作品群を堪能していた訳です。
それからしばらくして、
灼熱の竜騎兵のシェアード・ワールド化です。
TRPG=シェアードワールドノベル
と、刷り込まれた身としては田中芳樹の態度は許容できるものではありません。
しかも、出版社までかえてます。
それなら富士見ファンタジア文庫のままでいいじゃないか。
いやむしろ富士見のほうがあっている。じっさいシェアード・ワールド物はいいくつもあるし。
第一、灼熱の竜騎兵はFF文庫の一番最初に出た本なのに。
ドラゴンマガジンに連載されていたのにグループSNEのことを知らないのか?田中芳樹は。ソード・ワールドは?
シェアード・ワールド化するにしてもやり方が悪い。
どうせやるならゲーム化まですればいいものを。
GURPS「灼熱の竜騎兵」を作って、ドラゴンマガジン誌上で読者参加企画をやる。
読者の作った深紅党員の募集もして。
ソード・ワールドでやったように短編集のコンテストもやって。
なんでコレをやらないの。
富士見ファンタジア文庫、灼熱の竜騎兵、シェアード・ワールド。
この三つが揃っていて最初に思い浮かんだのがこのことでした。
実現していたらとても楽しい事だったのに、、、、
遅筆作家のせいで永久に実現する事は無さそうです(泣)
私は田中芳樹の書く小説の内容には文句はないです。
いろいろ批判の出ている創竜伝13巻もわりと楽しめました。
でもあの執筆態度はなんとかしてほしいものです。
何年も待たせたあげく、他人まかせにするなんて、
小説家じゃなくて小言 家だぞ。
これが私が田中芳樹を見限った理由です。
田中芳樹を撃つ!の趣旨とは異なる部分もありますので一言だけ、
山本弘に「レッドホットドラグーン」をかいてもらうというのはどうですか?
実現したら、私的には、最悪ですけど。
先日、活字倶楽部で田中芳樹の特集を読みました
その中で、中国物、西洋物の話のネタがそれぞれ百ほどあるそうです
中国物の短編は二百はあるそうです。
全部はかけることはないだろうけれど・・・
だったら、原案という形でもいいので誰かに書いて欲しいです
それか有望な若手作家を育てるために原案として育てるのも
いいと思います。
その方が読者としてはたくさんの作品が読めるのでいいのですが・・・
本当は本人が書いた方がいいのですけどね・・・
> 先日、活字倶楽部で田中芳樹の特集を読みました
> その中で、中国物、西洋物の話のネタがそれぞれ百ほどあるそうです
> 中国物の短編は二百はあるそうです。
歴史上からネタを引っ張ってくるだけなんですから百や二百じゃ
ないでしょうね。
> 全部はかけることはないだろうけれど・・・
まあ、年に一冊出るかどうかの作家ですからね。
> だったら、原案という形でもいいので誰かに書いて欲しいです
> それか有望な若手作家を育てるために原案として育てるのも
> いいと思います。
ここからがトマトさんにレスを致しました本題です。
そもそも有望な人材であれば、ネタくらいは自分でみつけられる
でしょう。
これは田中芳樹の「丸投げ」全般に言えることですが、有望な
若手作家に「下請け」させることは却って若手をつぶすことに
ならないか、ということです。
営業戦略を重視した安易な「原案・田中芳樹」作品には
疑問を感じます。
> その方が読者としてはたくさんの作品が読めるのでいいのですが・・・
> 本当は本人が書いた方がいいのですけどね・・・
・・・書いてくれたらいいんですけどね(しみじみ)
> これは田中芳樹の「丸投げ」全般に言えることですが、有望な
> 若手作家に「下請け」させることは却って若手をつぶすことに
> ならないか、ということです。
> 営業戦略を重視した安易な「原案・田中芳樹」作品には
> 疑問を感じます。
マンガの世界では原案、原作と作画を別の人がやるのはよくある話ですし、アニメやゲームのコミカライズ作品では漫画家の立場は「下請け」ではないかと思います。
小説でもアニメやゲームのノベライズ作品を若手に書かせるというのもよくある話ですし、経験をつませる意味もあるし、それによって若手がつぶれた話は聞いたことがありません(あるのかもしれませんが)。
それに歴史物を書くなら資料の質と量は重要な因子ですので、原案者に必要な資料を提供させるなら、若手にとってけっして悪くない話だと思います。
読みたいという読者の希望もあります。
たくさんのネタを埋もれさせるのはもったいないと思います。
原案という形ですが、それによって自分の作品が世に出るのなら
若手にとってもいいチャンスと思います・・・。
商業主義としてではなく、新しい才能を育てたいというのならいいかもしれないですね。
何よりもインタビューでああやってこんなにもまだたくさんのネタがありますよ~~と言うのは読者にしてみたら・・・
早く書いてくれと思います。
できないならネタを他の人にゆずって・・・
レスありがとうございます。
> マンガの世界では原案、原作と作画を別の人がやるのはよくある話ですし、アニメやゲームのコミカライズ作品では漫画家の立場は「下請け」ではないかと思います。
マンガの場合は、原作者がプロレベルの画力を持ち合わせていない
場合がほとんどだと思われますので、作画者と協力して一つの作品を
仕上げる。対して原案・田中芳樹は自分で書ける力量がありながらも
他人に「丸投げ」しているわけで、また別の問題と思います。
「下請け」というのは、当サイトでの「丸投げ」という表現に
対応した言葉として選んだだけで、若手作家やマンガ家に対する
蔑視の意図はありません。
> 小説でもアニメやゲームのノベライズ作品を若手に書かせるというのもよくある話ですし、経験をつませる意味もあるし、それによって若手がつぶれた話は聞いたことがありません(あるのかもしれませんが)。
仮につぶれていたとしても、我々には知る術はないわけであって
・・・すいません、憶測で物を書いてしまいましたね。
> それに歴史物を書くなら資料の質と量は重要な因子ですので、原案者に必要な資料を提供させるなら、若手にとってけっして悪くない話だと思います。
その程度のことが自分で出来なきゃ駄目だ、と思うのですが。
それに実際のところ、提供しているのは資料などではなく、
名前(田中芳樹の)でしょう。
以降はトマトさんへ
> 読みたいという読者の希望もあります。
> たくさんのネタを埋もれさせるのはもったいないと思います。
> 原案という形ですが、それによって自分の作品が世に出るのなら
> 若手にとってもいいチャンスと思います・・・。
> 商業主義としてではなく、新しい才能を育てたいというのならいいかもしれないですね。
> 何よりもインタビューでああやってこんなにもまだたくさんのネタがありますよ~~と言うのは読者にしてみたら・・・
> 早く書いてくれと思います。
> できないならネタを他の人にゆずって・・・
歴史上の人物は別に田中芳樹の所有物ではないので、譲るとか
いうものではありませんが。
読みたい、という希望は私も持っています。ただ、私は
「田中芳樹の」「歴史もの」が読みたいのであって、
原案だけってのは読む気がしません。
ネタを埋もれさせるのは確かにもったいないことですが、
ろくに書きもしないのにネタだけひらけかしてどうするの
でしょうか?
新しい才能を育てていく・・・そうなればいいんですがね。
ところで、下世話な話になりますが、印税とかはこの場合、
どうなるんでしょうね?
「丸投げ」で利ざやを稼ぐことってなんて言いましたっけ。