田中芳樹はトリューニヒトが好き? それとも嫌い?
登場人物の大半からボロクソに言われているのに、何気に後半まで生きているし能力も凄く高いし。
どうなんだろう?
> 田中芳樹はトリューニヒトが好き? それとも嫌い?
> 登場人物の大半からボロクソに言われているのに、何気に後半まで生きているし能力も凄く高いし。
> どうなんだろう?
「悪玉は最後まで引っ張ってからぶち殺す」という単なるセオリーではないでしょうか。
ただ作者の当初の予定以上に面白い人格になったのに扱いきれずに退場させてしまった雰囲気は残るあっけない幕引きでしたが。
正直一寸惜しいです。
トリューニヒトって、同盟時代より帝国亡命後の方が魅力があるような気がします。
その卓越した政治的才能がより発揮されているような気がします。
しかし帝国の首脳の評価は同盟降服時にとった行動により低くなっています。
そこで、少し考えてみました。
もしトリューニヒトが帝国に生まれていたら?
ローエングラム朝初代帝国宰相になった可能性が高いように思えます。
トリューニヒトが帝国出身だと、タレイラン・ペリゴールそのまんま、って感じでしょうか。機を見るに敏な方ですし、早い段階でラインハルト陣営に加わって、宮廷内での暗躍や、門閥貴族やフェザーンの切り崩しなんかに活躍しそうです。オーベルシュタインには、この辺のコネとかがなさそうですし。
ただ、中盤以降は粛清されるか、失脚するか、いずれにせよ急速に出番がなくなりそうな気がします。オーベルシュタインがいる状況で、内政のトップに就けるとは、正直考えられません。
ちなみに、帝国出身でも同僚には間違いなく嫌われそうですね、個人的にはオーベルシュタイン以上に。まあ、軽蔑まで行くかはわかりませんが。
トリューニヒトが帝国に生まれていたら、宮廷工作や政界工作に暗躍して、ラインハルトのもとで内務尚書ぐらいにはなるでしょう。しかし、ラインハルトから信頼を寄せられるとは思われず、必要悪として使われるだけで、重大な失策を犯せば、すぐ切られるでしょう。おそらく、ルビンスキーあたりにそそのかされ、自分の策におぼれて、自滅するのではないでしょうか。つまり、ラングが演じた役回りを代わりに演じるという結果に終わりそうです。
彼の生まれた家柄にもよるんじゃないですかね。
貴族に生まれたら、リップシュタット戦役でかなり面白い動きをすると思います。
同盟の政治業者を上手く操っていたから、これより単純な貴族を操るのは容易でしょうから。
平民だったら優秀な官僚で終わりそう。
成り上がるのがラインハルトの元帥府しかないでしょうから、
オーベルシュタインの部下で、情実に長けた次官として名前を残すんじゃないかな。
なにせ同盟市民を誑しこんだくらいだから、オーベルシュタインの人当たりの悪さを完璧にフォローできそう。
田中芳樹的な物語作りではまずありえないですが。
何かの間違いでトリューニヒトとグリューネワルト伯爵夫人が深い仲とかになっちゃうと人間ドラマとしては凄く面白いでしょうなぁ。(^_^;)
たとえばキルヒアイス横死の後とか・・・
トリューニヒトとラインハルトという、政治手腕においてこの時代最大の実力者(性質において両極端だが)が公私共に陰湿に対立するわけです。ああ楽しそうだぞ。思わずSSを書きたくなってきました(w
トリューニヒトとオーベルシュタインの実際の
関係ってどんなものだったのでしょうか?
あれだけ暗躍していたトリューニヒトの行動にオーベルシュタインが
気づいていないとは思えません
ほっといても問題ないと思われていたのか
それとも黙認していたのかどうだったのでしょう。
こうしゃのようなきがしますがどうなのでしょうか?
> 田中芳樹的な物語作りではまずありえないですが。
> 何かの間違いでトリューニヒトとグリューネワルト伯爵夫人が深い仲とかになっちゃうと人間ドラマとしては凄く面白いでしょうなぁ。(^_^;)
> たとえばキルヒアイス横死の後とか・・・
> トリューニヒトとラインハルトという、政治手腕においてこの時代最大の実力者(性質において両極端だが)が公私共に陰湿に対立するわけです。ああ楽しそうだぞ。思わずSSを書きたくなってきました(w
是非お願いします。無茶苦茶面白そうです。
> トリューニヒトって、同盟時代より帝国亡命後の方が魅力があるような気がします。
> その卓越した政治的才能がより発揮されているような気がします。
> しかし帝国の首脳の評価は同盟降服時にとった行動により低くなっています。
>
> そこで、少し考えてみました。
> もしトリューニヒトが帝国に生まれていたら?
> ローエングラム朝初代帝国宰相になった可能性が高いように思えます。
> どうでしょうか?
トリューニヒトにとっても操りにくい金髪の坊やより、貴族たちを傀儡にするのを選ぶと思われるし、帝国内乱時に彼が暗躍したらあそこまでラインハルトが自由に動けはしなかったでしょう。
そして、口先で貴族たちの作戦参加を押さえれば多数のメルカッツ軍をラインハルトは倒さなければいけない。
さすがに無理でしょ。
貴族たちが作戦立案に参加しないなら、ラインハルトは相当の兵を首都防衛に当てなければならない状況に追い込まれますから。