初めまして、最近このサイトを発見した、クロイツェルという者です。
いや、皆さん、素晴らしい論客ぶりですねえ。過去ログやベストを読んで、感服してしまいました。私は皆さんほど論理的に事を運ぶのには馴れていませんのでなかなか話題に参加できないかとは思いますが、こういう論議はする事自体がよい思考訓練になりますので、たまには参加できる範囲で参加したいと思っております。
ところで、一つ思考実験のネタを考えてみました。銀英伝ネタなんですが、「ヤンとラインハルトがそれぞれ逆の陣営に生まれていたらどうなっていたか?」というものです。私はここ数年銀英伝を読んでいないのですぐには思いつかない為、取り合えずネタ振りのみと言う無責任な事をさせていただきますが(苦笑)、ぜひ皆さんの意見を聞かせていただければな、と思っております。
一応ルールとしては、
・帝国はラインハルトとアンネローゼのみ、同盟はヤンのみが逆陣営に生まれたものとする。
・両者とも性格は変わらないものとする。ただし、価値感については環境に合わせて変更してもかまわない。
・生まれた身分や環境については、特に規定しない(ヤンが貧乏貴族の出だと、なんか出世しそうにないし(笑))
ってとこでどうでしょうか?もちろん原則なので、面白くなるなら変更はご自由に、ってことで。
では、これからもよろしくお願いします。
> 一応ルールとしては、
> ・帝国はラインハルトとアンネローゼのみ、同盟はヤンのみが逆陣営に生まれたものとする。
> ・両者とも性格は変わらないものとする。ただし、価値感については環境に合わせて変更してもかまわない。
> ・生まれた身分や環境については、特に規定しない(ヤンが貧乏貴族の出だと、なんか出世しそうにないし(笑))
-----------------------------
双方の「モチベーション」がまず難しいでしょうね。一応ラインハルトらは最愛の姉を奪われたが故に権力を目指したわけだし、ヤンは経済的な事情で軍人になったわけですしね。
ラインハルトが仮に、同盟の中で「権力への意志」を持ちつづけたら、政治の道に入るか、もしくは文民統制を壊す側---政治的軍人として(無論どちらでも極めて優秀だろうが)登場するでしょう。
帝国ヤン(が仮に軍人なら)は、だれが引きたてるか、ですね。自分からは軍に影響を与える地位を求めないから。有能ということでメルカッツあたりが公正に評価して出世させる、でもないとダメかも。
案外、オフレッサーと意気投合してたら笑いますが(笑)
さっそくのご返答、ありがとうございます。
> 双方の「モチベーション」がまず難しいでしょうね。一応ラインハルトらは最愛の姉を奪われたが故に権力を目指したわけだし、ヤンは経済的な事情で軍人になったわけですしね。
それは私も感じておりました。「生まれた身分や環境については、特に規定しない」というのは、それを念頭においてのルールですから。とにかく二人には歴史の表舞台に出てきてもらわないことには、話が始まりませんから、なにか考えてみましょう(笑)。
> ラインハルトが仮に、同盟の中で「権力への意志」を持ちつづけたら、政治の道に入るか、もしくは文民統制を壊す側---政治的軍人として(無論どちらでも極めて優秀だろうが)登場するでしょう。
ラインハルトが「権力への意思」を持つのは、案外簡単ではないかと思います。何しろ彼は、人格上の特質として「少年の潔癖さ」を持っていますから、少年期に権力に対する怒りを持たせられれば、自分が世の中を変えよう、という気概を持つことはおかしくないのではないでしょうか。
例えば彼の母親が同盟の有力者の妾で、実の父親は汚職をして私服を肥やしており、しかもそれが発覚した時にもろくに責任をとる事はなかった…などという過去があれば、「腐った権力に対する怒り」から「権力への意思」を持つことは考えられると思いますが、どうでしょうか。
> 帝国ヤン(が仮に軍人なら)は、だれが引きたてるか、ですね。自分からは軍に影響を与える地位を求めないから。有能ということでメルカッツあたりが公正に評価して出世させる、でもないとダメかも。
はい、難物はこちらの方です(笑)。とにかく彼の性格では、食うに困って軍隊にはいった場合、出世できるとは到底思えません。せいぜい一兵卒として使い潰されるのが落ちでしょう。そこで、彼には大貴族の家柄に生まれてもらいましょう。
大貴族の子息だからといって軍隊に入るとは限ったわけではありませんが、そこはそれ、軍人の名門ローエングラム家(笑)あたりに生まれたとすれば、「箔をつけるために」半ば無理矢理将官として戦わされる可能性もあると思います。一度指揮官として戦場に出てしまえば、我らがウェンリー・フォン・ローエングラム(仮名)の事、手柄を立てるのはそうおかしなことではないでしょう。その事で皇帝に気に入られてしまえば、「私は本当はさっさと隠遁して歴史研究をしたいんだがなあ」などとぼやきつつも、勅命により戦場に出る羽目になるのではないかと思います。
> 案外、オフレッサーと意気投合してたら笑いますが(笑)
まあ、オフレッサーの性格からしてこれは無いかとは思いますが。ただ、オフレッサーがヤンの(肉体的な)弱さゆえに敵対心をまったく抱かず、むしろ保護欲を抱く可能性はありますね。そうなると、ガキ大将のように、ほとんどありがた迷惑な一方的な「心の友」になるかもしれません(笑)。
余談ですが、このシュミレーションで本当に困ってしまうのが、キルヒアイスの存在だったりします。せっかくの傑出した才能なのですが、このシミュレーションではどう考えても彼にはモチベーションがありません。ラインハルトやヤンなんか問題にならないぐらい、なんにもありません。と、言う訳で、この場合は彼は一市民として歴史の中に埋没してしまうんでしょうねえ。いや、もったいない。
> 余談ですが、このシュミレーションで本当に困ってしまうのが、キルヒアイスの存在だったりします。せっかくの傑出した才能なのですが、このシミュレーションではどう考えても彼にはモチベーションがありません。ラインハルトやヤンなんか問題にならないぐらい、なんにもありません。と、言う訳で、この場合は彼は一市民として歴史の中に埋没してしまうんでしょうねえ。いや、もったいない。
キルヒアイスもそうですけどもう1人モチベーションのない人間がいます。
それはヤン夫人ことフレデリカ・グリーンヒルです。
あの人はヤンを追っかけて軍に入ったようで父親は軍人になるのを反対していたはずです。
ヤンに出会っていなければどこかの誰かと結婚して平凡な人生を過ごしていたはずです。
この2人をどうするかが最大の問題ですね。
私の考えとして立場を入れ替えるというのを考えてみました。
キルヒアイスはどこかの戦場でヤンに出会って助けられて彼を追って軍に入る。
フレデリカはラインハルトの幼馴染でその影響を受けて軍に入る。
こういうのはどうでしょう。
ちょうど原作のキルヒアイスとフレデリカの立場を入れ替えたような感じです。
> キルヒアイスもそうですけどもう1人モチベーションのない人間がいます。
> それはヤン夫人ことフレデリカ・グリーンヒルです。
> あの人はヤンを追っかけて軍に入ったようで父親は軍人になるのを反対していたはずです。
> ヤンに出会っていなければどこかの誰かと結婚して平凡な人生を過ごしていたはずです。
> この2人をどうするかが最大の問題ですね。
そう言えばそうですね、気づきませんでした。
> 私の考えとして立場を入れ替えるというのを考えてみました。
>
> キルヒアイスはどこかの戦場でヤンに出会って助けられて彼を追って軍に入る。
> フレデリカはラインハルトの幼馴染でその影響を受けて軍に入る。
> こういうのはどうでしょう。
> ちょうど原作のキルヒアイスとフレデリカの立場を入れ替えたような感じです。
面白いですね。キルヒアイスの場合は、大貴族に家族共々処刑されそうになった所を救ってもらった上、援助までしてもらったって感じで。それに恩義を感じたキルヒアイス少年は、ウェンリー伯爵の役に立ちたい一心で軍に入って、士官学校を主席卒業して彼の幕僚に加わるわけですな。
さて、そうしますと、双璧コンビも無事ヤンの下に入る事ができます。経緯は原作通りでいいでしょう。正直ロイエンタールがヤンに頼るとは思えなかったんですが、キルヒアイスが仲立ちすればそれも可能でしょうから。
一方フレデリカですが、確かに幼なじみというのが一番いいでしょうね。ラインハルトの年齢では、エル=ファシルの英雄になるには若過ぎますから。母の葬儀の日に、涙をこらえながら世直しを誓うラインハルトを見て、って所でしょうかねえ。
しかし、ラインハルトはヤン以上の朴念仁。フレデリカさん、さぞかし苦労するだろうなあ(笑)。
ところで、ラインハルトが同盟に生まれた場合、キャゼルヌ少将や(このシミュレーションだと)グリーンヒル大将といった、帝国ラインハルトにはいなかった「父性を補完してくれる人」がいる事になるんですよね。この場合、ラインハルトの人格にどんな影響を及ぼすんでしょうか?興味は尽きませんね。
> ところで、ラインハルトが同盟に生まれた場合、キャゼルヌ少将や(このシミュレーションだと)グリーンヒル大将といった、帝国ラインハルトにはいなかった「父性を補完してくれる人」がいる事になるんですよね。この場合、ラインハルトの人格にどんな影響を及ぼすんでしょうか?興味は尽きませんね。
時に「父性の補完されたラインハルト」ですが、影響としては精神性に「寛容さ」と「気楽さ」が充填されるのではと思います。
「寛容さ」を原作のラインハルトが身につけたのは、「自身の狭量さと甘えが無二の親友を死に追いやった」というかなり不幸な通過儀礼の産物でしたが、同盟ラインハルトはその辺をキャゼルヌやグリーンヒル大将との(反抗期交じりの)触れ合いなどで代替できるのではないでしょうか。
で「気楽さ」ですが、元々無趣味な青年ですし前述の「寛容さ」によって生まれたゆとりがあればそう張り詰めた日常を送る必要もなく休暇の折などフレデリカにおんぶに抱っこでダラダラ過ごす「寝たきり美青年」が誕生しそうな気がします。
やはりフレデリカは幸せなんだか気の毒なんだか微妙な所ですが。
ところで帝国の「ウェンリー元帥府」に一つ問題を見つけてしまいまして、レンネンカンプどうしましょう?
フルネーム「ヘルムート・フォン・レンネンカンプ」で貴族階級出身なのは間違いなさそうですから、後腐れなくリップシュッタット戦役でサクッと殺っちゃいますか?
生かしておくと原作者の折り紙付きの「同陣営にいても不幸にしかならない取り合わせ」ですし。
それでは。
> 時に「父性の補完されたラインハルト」ですが、影響としては精神性に「寛容さ」と「気楽さ」が充填されるのではと思います。
> 「寛容さ」を原作のラインハルトが身につけたのは、「自身の狭量さと甘えが無二の親友を死に追いやった」というかなり不幸な通過儀礼の産物でしたが、同盟ラインハルトはその辺をキャゼルヌやグリーンヒル大将との(反抗期交じりの)触れ合いなどで代替できるのではないでしょうか。
> で「気楽さ」ですが、元々無趣味な青年ですし前述の「寛容さ」によって生まれたゆとりがあればそう張り詰めた日常を送る必要もなく休暇の折などフレデリカにおんぶに抱っこでダラダラ過ごす「寝たきり美青年」が誕生しそうな気がします。
> やはりフレデリカは幸せなんだか気の毒なんだか微妙な所ですが。
寝たきり美青年…妙につぼにはまる表現ですねえ(笑)。休日のたびにイゼルローンの自然公園で、フレデリカの膝枕でお昼寝してるんですね?たしかに端から見るとそれで満足なのか?って感じですが、多分二人とも幸せなんでしょう(笑)
> ところで帝国の「ウェンリー元帥府」に一つ問題を見つけてしまいまして、レンネンカンプどうしましょう?
> フルネーム「ヘルムート・フォン・レンネンカンプ」で貴族階級出身なのは間違いなさそうですから、後腐れなくリップシュッタット戦役でサクッと殺っちゃいますか?
> 生かしておくと原作者の折り紙付きの「同陣営にいても不幸にしかならない取り合わせ」ですし。
> それでは。
そうですねえ、一回仲間になってから、あとで離反して敵対…ってかんじですかねえ?どちらにしても、レンネンカンプ氏の性格では、ウェンリー伯の下にはつきつづけてはいられそうもないですしね。
そろそろ同盟ラインハルトと帝国ヤンのイメージも固まってきましたし、あらすじ風に歴史を作ってみましょうか?(笑)あまり出来はよく無いかとは思いますが。
------------------------------
始まりは、やはリアスターテ会戦からでしょう。ウェンリー伯爵率いる2万隻の遠征軍と、パエッタ提督率いる4万隻の迎撃艦隊との戦闘からです。
この時、パエッタ提督の参謀部に、若き天才が配属されていました。名を、ラインハルト・ミューゼル少佐といいます。彼は、士官学校を主席卒業するほどの逸材でしたが、参謀本部では新任ということで、彼をあなどっていました。その為、彼が提出した「帝国軍による各個撃破を封じる為の作戦案」は、先任の参謀達によって封殺され、パエッタ中将の元へは届かなかったのです。
パエッタ中将は、ウェンリー伯爵をあなどっていました。ウェンリー伯爵は数多くの武勲を上げているにもかかわらず、その奇人ぶりと覇気の無さゆえに貴族社会からはむしろ馬鹿にされていました。そして、その情報から、パエッタ中将はウェンリー伯爵に誤ったイメージを抱いていたのです。
はたして、会戦が始まると、同盟軍は帝国軍の見事な機動に翻弄され、包囲した各分隊毎に各個撃破されていったのでした。その戦闘の中、旗艦への命中弾によりパエッタ中将は重傷をおい、主だった士官たちもほとんどが死亡、残った者も重傷という惨事になってしまいます。残った士官はただ一人、阻害されていたがゆえに離れた所にいたラインハルト少佐だけでした。かくして、なんと艦隊指揮を少佐がとる、という異常事態が発生してしまったのです。
ですが、この少佐は只者ではありませんでした。パエッタ中将の名を借りた見事な指揮により、一方的な殲滅戦を互いに相打つ消耗戦まで回復して見せたのです。無意味な損耗を嫌ったウェンリー伯爵はここで軍を引き、同盟軍は窮地を免れたのでした。
戦闘後、それなりの成果を上げたとはいえ結果的に勝利できなかったウェンリー伯爵には、お咎めもありませんでしたが褒賞もありませんでした。ですが、本人はまったく気にした様子も無く、むしろ「やっと仕事から解放された」とばかりに嬉々として家へと帰るのでした。
一方、敵軍よりもはるかに多くの戦力を送り出しながら大きな損耗を出してしまった同盟首脳部は、この不祥事を隠すべく、ラインハルト少佐を「同盟の敗北を救ったアスターテの英雄」として大々的に売り出します。それが、将来自分達の首を絞める結果になるとも知らずに。
かくして、歴史の第一幕は動き出しました。
初めまして、佐々木と申します。
前にここの掲示板に書きこんだことがあるのですが、
アスターテでの同盟軍の基本戦術は帝国軍が救援の望めない状況で、合計すれば自分たちの2倍になる敵軍に包囲されつつある状況でおとなしく待っている。と言うのを前提にしておりそれは実際には100%ありえません。(敵軍司令官と参謀長が「奴らは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物なら話は別ですが)
だから、話を作るならアスターテでは傷み分け、そして帝国の内戦に破れた勢力が同盟と手を結んで、ラインハルト軍と戦うと言う話はどうでしょう。
アスターテでの敗北が無ければ13艦隊創設は無いので、イゼルローンは帝国軍の手にあります。
だから、帝国は内戦が出来るでしょう。
> 初めまして、佐々木と申します。
どうも、はじめまして。新参者ですが、これからもよろしく。
> 前にここの掲示板に書きこんだことがあるのですが、
> アスターテでの同盟軍の基本戦術は帝国軍が救援の望めない状況で、合計すれば自分たちの2倍になる敵軍に包囲されつつある状況でおとなしく待っている。と言うのを前提にしておりそれは実際には100%ありえません。(敵軍司令官と参謀長が「奴らは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物なら話は別ですが)
あり得ないと言われましても、同盟は原作中でそのあり得ない事を行ってるんですが(笑)。ラインハルトが「やつらは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物だったとは思えませんし。まあ、ウェンリー伯爵とラインハルト・ミューゼル君の立場を入れ換えたらどうなるか、というのが骨子ですから、その他の所は原作を踏まえてやるつもりですので、ご容赦を。
ちなみに、同盟がこういう愚かな行動をとった理由って、過去数百年、帝国もこういう局面で愚かな行動をとってきたから、っていう可能性はありませんかねえ?
> だから、話を作るならアスターテでは傷み分け、そして帝国の内戦に破れた勢力が同盟と手を結んで、ラインハルト軍と戦うと言う話はどうでしょう。
> アスターテでの敗北が無ければ13艦隊創設は無いので、イゼルローンは帝国軍の手にあります。
> だから、帝国は内戦が出来るでしょう。
これは後で書くつもりだったんですが、丁度話が出てきたので少し。ラインハルトの代わりにウェンリー伯爵がいる場合、帝国に内戦って起こるんでしょうかねえ?ウェンリー伯爵には権力的な野心はないでしょうし、ブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯の権力争いだけでは内戦までは至らないと思うのですが…どうでしょう?
ローエングラム伯ウェンリーで始めから大きい差配が出来る立場だったら(家の都合で軍に放り込まれました)
アスターテで同盟にラインハルトがいる場合
ウェンリー伯は堅実に戦い泥試合に陥る事無く完勝。ラインハルトはいきなり宇宙の塵となりそう。
まず史実でアスターテ会戦は泥仕合ではなく帝国の一方的な完勝犠牲」である事を無視している時点でダウトです。
その仮定なら「帝国2万VS同盟4万の戦いは双方ご挨拶程度の被害で終了、ただし当分イゼルローン要塞が陥落する見込みは薄い、ヤン伯の指揮下なら特に」という所でしょう。
そうでしょうか?
ラインハルトはヤンと対等な知力を持ち、ヤンより遥かに能動的です。
アスターテ会戦の時点で提督になってても不思議はないと思いますが。
アスターテ会戦でラインハルトが提督になっていたら
持ち前の思慮が足りない位の思い切りの良さでラインハルトは二提督を切り捨て撤収、同盟の2/3を撃破したヤンは戦果は充分とラインハルトを追わず撤収。ラインハルトの行動が表沙汰に出来ない同盟はラインハルトを帝国を退けた英雄にする。
提督になれば非情に徹し切れなかったヤンと違うからラインハルトは塵にならずに済みそう。
4万vs2万で包囲網が完成すれば勝ち目もなくなりますし、戦力分散と言う失策をくれた同盟にヤンが食らい付かないとは考え難いです。
・本陣、片翼を叩き戦意を喪失させる
原作と違い姉に負担を掛けたくない位の動機で同盟軍に入ったラインハルトは一方的な敗戦にショックを受ける。ラインハルトは敬愛していたラップの死、失策から学ぼうとしない同盟軍を見て組織改革を志すようになる。
・相手が戦意を喪失するぐらいに徹底的に叩いて残存戦力は逃げるに任せるになった場合
追撃を掛ける事も降伏勧告もしないヤン艦隊に同盟軍は撤収、命を落とさずに済んだラインハルトは屈辱に震えヤンへの復讐を誓う。
アスターテ会戦の後、生き延び話題に上げる兵士が多いためウェンリー伯恐るべしと帝国、同盟双方で噂になりヤンはリップシュタット戦役から逃れられなくなる。
> 4万vs2万で包囲網が完成すれば勝ち目もなくなりますし、戦力分散と言う失策をくれた同盟にヤンが食らい付かないとは考え難いです。
むしろ「無駄な包囲でできた間隙か戦力の薄い所を突破してとっとと帰ろう。『倍の戦力で待ち伏せされた』と言えば早々に帰る口実ができてむしろツイてた」というのがヤンらしさでしょう。
危険な敵国領土に侵攻しただけで「給料分の仕事はしてる」んですから。
どうしてもヤンに「2万で4万に勝つ」をやらせるだけの理由は銀英伝1巻の帝国側にはあまり想定しづらいですね。
> ・本陣、片翼を叩き戦意を喪失させる
> 原作と違い姉に負担を掛けたくない位の動機で同盟軍に入ったラインハルトは一方的な敗戦にショックを受ける。ラインハルトは敬愛していたラップの死、失策から学ぼうとしない同盟軍を見て組織改革を志すようになる。
帝国において国家改革に一番手っ取り早かったのが武力だったからラインハルトは軍人になっただけで、同盟に不満なら政治家か実業家になってたんじゃないですかね、彼。
当のアンネローゼだってそっちの方が幾許弟の心配が減るでしょう。
> ・相手が戦意を喪失するぐらいに徹底的に叩いて残存戦力は逃げるに任せるになった場合
> 追撃を掛ける事も降伏勧告もしないヤン艦隊に同盟軍は撤収、命を落とさずに済んだラインハルトは屈辱に震えヤンへの復讐を誓う。
イゼルローン攻略戦で要塞陥落後、ヤンは帝国駐留艦隊に「撤退勧告」出してるんですがお忘れですか?
> アスターテ会戦の後、生き延び話題に上げる兵士が多いためウェンリー伯恐るべしと帝国、同盟双方で噂になりヤンはリップシュタット戦役から逃れられなくなる。
独貧貴族さんは帝国のヤンが軍人になった理由をどう設定されておいでですか?
特段逃げられない柵が帝国中枢になければ、めんどくさい事態になったら領地に引っ込むか亡命した方がヤンらしい反応というものでしょう。
どうでもいい話ですが、ヤンが名字でウェンリーは名前なので「ヤン伯」ないしは「ヤン伯ウェンリー」というのが正しい表記かと。
なるほど、確かに軍以外で手っ取り早く理不尽に異を唱える事が出来ればラインハルトはそうしますね。確かにヤンの性格なら戦わずに済むなら戦いませんね。
・ラインハルトを同盟軍兵士にするには
アッテンボローやポプランと馴染みで気付いたら兵士にされていた(その後ラインハルトはユリアンに何故軍人になったのか問われ、あのバカの所為で気付いたらなりたくも無い兵士になっていたと乾き切った笑みを浮かべる)
グリーンヒル大将の世話になり同盟軍の大人達の影響を受け少年らしい使命感に心を躍らせ志願
・アスターテでヤンを戦わせるには
キルヒアイスが提案した各個撃破に賛同した手柄が欲しい貴族に猪突させヤンに尻拭いをさせる
ぐらいはしないと無理か。
> ・ラインハルトを同盟軍兵士にするには
> アッテンボローやポプランと馴染みで気付いたら兵士にされていた(その後ラインハルトはユリアンに何故軍人になったのか問われ、あのバカの所為で気付いたらなりたくも無い兵士になっていたと乾き切った笑みを浮かべる)
> グリーンヒル大将の世話になり同盟軍の大人達の影響を受け少年らしい使命感に心を躍らせ志願
あれだけ自我が強いと友人といえど流されて将来を決めたりはしないでしょうラインハルト。
「少年らしい使命感」よりはまだ「帝国に勝てない今の同盟への失望」の方がありそうですね。
あと姉が従軍看護婦で前線志願してしまったとか。
> ・アスターテでヤンを戦わせるには
> キルヒアイスが提案した各個撃破に賛同した手柄が欲しい貴族に猪突させヤンに尻拭いをさせる
> ぐらいはしないと無理か。
それでも「交戦中の一個艦隊に打撃を与えつつ同盟艦隊の救援到着前に離脱、同時に功を焦って抗命した分艦隊指揮官を拘禁して処断」で騒動として最大でしょうね。
第一、史実においてラインハルトを嫌いで異論があった幕僚のシュターデン中将でさえ総指揮官たるラインハルトに最終的には従ったのですよ?
「館内にサイオキシン麻薬があふれ出た」とかのアクシデントでもなければそうそう交戦前に軍規が乱れるものでもありません。