はじめまして。ずっとROMってきた者ですが一つ反銀英伝ネタを思いついたので初カキコさせて頂きます。
宇宙交易商人だったヤン・タイロンが宇宙船の反応炉の事故で死亡したのは、彼の息子ウェンリーがまだ3歳の時であった。成功し、それなりに財を築いていたタイロンの遺産には禿鷹の如く親族(を自称する人々)が飛びつき、幼いヤンの手に残されたのは明朝期の壷一つだった。
親戚の家に預けられたヤンは、そこであまり恵まれたとは言えない子供時代を過ごす。一言で言えば厄介者扱いだったのであるが、彼がジュニアスクールに入る直前に転機が訪れた。預けられていた親戚の家の家長、ヤンにとっては養父に当たる人物が出征先で戦死したのであった。
一家の大黒柱を失い、困窮したその親戚の家であったが、戦災孤児を軍人が引き取って養育すると言う法律が成立した事を知り、これ幸いとばかりにヤンをその枠に押し込めてしまった。
これだけなら不幸な話だが…ヤンにとっての幸運はここから始まる。彼を引き取る事になったのは、自由惑星同盟軍でも特に声望の高い名将、アレクサンドル・ビュコック提督だったのである。
子供が出来たビュコックは殊の外ヤンに愛情を注ぎ、かつその資質を見抜くと、ヤンならば自分よりも遥かに優秀な軍人になるかもしれないと予感。己の戦略、戦術論の全てをこの養子に注ぎ込み、ヤンもまたその期待に良く応えた。
ビュコックの薫陶を受けて成長したヤンは当然の如く士官学校に入学。たちまち頭角を現し、士官学校を極めて優秀な成績で卒業。さらに軍大学校を経て将来を嘱望されるエリート軍人になっていく…
この立派な軍人のヤンならば、銀英伝世界に与える影響はどれほどのものでしょう…と言うのが私の思いつきなんですが、ヤン・ビュコック・ウェンリー氏(笑)誕生の可能性まで含めて是非ご意見をお聞かせください。
こんにちは、銀英伝の話題になると出てくるKURと申します。
> はじめまして。ずっとROMってきた者ですが一つ反銀英伝ネタを思いついたので初カキコさせて頂きます。
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> 宇宙交易商人だったヤン・タイロンが宇宙船の反応炉の事故で死亡したのは、彼の息子ウェンリーがまだ3歳の時であった。成功し、それなりに財を築いていたタイロンの遺産には禿鷹の如く親族(を自称する人々)が飛びつき、幼いヤンの手に残されたのは明朝期の壷一つだった。
> 親戚の家に預けられたヤンは、そこであまり恵まれたとは言えない子供時代を過ごす。一言で言えば厄介者扱いだったのであるが、彼がジュニアスクールに入る直前に転機が訪れた。預けられていた親戚の家の家長、ヤンにとっては養父に当たる人物が出征先で戦死したのであった。
> 一家の大黒柱を失い、困窮したその親戚の家であったが、戦災孤児を軍人が引き取って養育すると言う法律が成立した事を知り、これ幸いとばかりにヤンをその枠に押し込めてしまった。
> これだけなら不幸な話だが…ヤンにとっての幸運はここから始まる。彼を引き取る事になったのは、自由惑星同盟軍でも特に声望の高い名将、アレクサンドル・ビュコック提督だったのである。
> 子供が出来たビュコックは殊の外ヤンに愛情を注ぎ、かつその資質を見抜くと、ヤンならば自分よりも遥かに優秀な軍人になるかもしれないと予感。己の戦略、戦術論の全てをこの養子に注ぎ込み、ヤンもまたその期待に良く応えた。
> ビュコックの薫陶を受けて成長したヤンは当然の如く士官学校に入学。たちまち頭角を現し、士官学校を極めて優秀な成績で卒業。さらに軍大学校を経て将来を嘱望されるエリート軍人になっていく…
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> この立派な軍人のヤンならば、銀英伝世界に与える影響はどれほどのものでしょう…と言うのが私の思いつきなんですが、ヤン・ビュコック・ウェンリー氏(笑)誕生の可能性まで含めて是非ご意見をお聞かせください。
つまり、あーだこーだ言わないでヒネずに育ったヤン氏、ということですね。
まず、士官学校を優秀な成績で卒業し、かつヤンが軍人好きのする「さわやか青少年」的な
若者に育ったとすると、危険な可能性が生じます。
エル・ファシルにおいて、リンチに嫌われず、彼とともに捕虜になるという可能性です。
もっとも、精神の基本骨格が変わっていなければ、民間人を捨てるという愚行に付き合えず、
結局英雄になった可能性もあります。その線で話をすすめましょう。
優等生ヤンウェンリー君は、おそらくパエッタ中将から嫌われないでしょうから、
アスターテで同盟軍が敗北しない可能性があります。
となると、かえってヤンの昇進が据え置かれるかもしれません。
(その場合、パエッタが英雄になる可能性が高い)
結果、パエッタにもますます気に入られ、ヤンは第二艦隊参謀長あたりに出世し、
となるとイゼルローン攻略戦も計画されないでしょう。
もちろん、アムリッツァもおこらないでしょうね。
ここらで、帝国において激変が起きます。
皇帝が死ぬわけです。
このとき、アスターテで敗北したラインハルトはいまだ上級大将にとどまっており、
貴族たちと対抗するには権力も実績も足りません。
史実(!?)と同様リヒテンラーデ候と連携するでしょうが、史実のような実質的に対等の関係ではなく
つかいっぱ扱いされる可能性が大です。それに、元帥府を開いていないと幕僚を自由に集められません。
つまり、ラインハルトの力が及ばずに帝国の内乱が長引く可能性があります。
同盟のクーデターが起こるかどうかは微妙です。
このifにおけるラインハルトの立場はかなり弱いため、捕虜交換という
カードを切れるかどうかあやしいからです。
帰還兵がラインハルトの事実上の私兵になりかねないと考え、
貴族連合から妨害を受ける可能性は高いと思います。
同盟が健在なうちに帝国が内乱に突入した場合、
おそらくはこの時点でイゼルローンが失陥することになるでしょう。
攻撃するのはアスターテで英雄となった第二、第四、第六連合艦隊。
総司令官パエッタ大将、そして参謀長はヤン少将です。
要塞の司令室の一角で紅茶の湯気にあごをなでさせながら、ヤンは
満足げに今後の戦略を練ることになるでしょう。
帝国は激しい内乱の真っ最中。自分の力を持ってすれば、煮るなり焼くなり自由自在だ、と。
………
ふう。こんな感じでしょうか。とりあえず、アスターテで状況が変わった結果、
玉突き的に歴史が激しく動いてしまいました。
なんかヤンよりもパエッタが激しく得をしているような…
他の方が考えたifも読んでみたいです。
あと、「軍人的軍人」になったヤンには「ヤン・ファミリー」を統御するのは難しいでしょうね。
シェーンコップなんか、ヤンに出会えずにどこぞの戦場で寝返っているかもしれません(^^;
立派な軍人のヤンですか…
体力面で無理がありそうですな。
士官学校に入れるよりユリアンのように従卒にした方がよさそうです。
ヤンに従卒が出来る甲斐性があるかどうかは置いといて。
こんばんわ、楽描屋と申します。
書き込みに失敗してしまいましたので、再送いたします。
> 立派な軍人のヤンですか…
> 体力面で無理がありそうですな。
> 士官学校に入れるよりユリアンのように従卒にした方がよさそうです。
> ヤンに従卒が出来る甲斐性があるかどうかは置いといて。
ヤンとビュコック元帥のパーソナリティの組み合わせが、ヤンを軍人にする方向性には向かないのではないでしょうか?
ビュコック元帥の性格ならば、ヤンを彼の歴史家志望を無視して無理矢理軍人にするとは考えられませんし。
ここで自分が考えたのは、グリーンヒル大将の養子としてしまうのではどうか、というものですヽ(^∀^)/
つまり、グリーンヒル大将が独身時代に高級軍人の義務としてヤンを養子として迎え入れた、そして、後々原作の婦人と結婚するに至った、という流れです。
これの美味しいところは、比較的ヤンを軍人に押し込めるのに苦労が無い事、後々のフレデリカとの絡みも義理の妹ネタという美味しい・・・ゲフンゲフン(^∀^;)
これはこれで中々に面白い展開に出来るのではないでしょうか?
意見を下さった皆さん、レスが遅れて申し訳ありませんでしたが、どうもありがとうございました。
銀英伝を一回通して読んだだけのビギナーだったので、なんとなくヤン-ビュコックのコンビが最強のような気がしていて、それで早期からこの2人がコンビを組める歴史改変を…と思ったのですが、皆さんのほうが読みが深くて自分の未熟さを思い知らされました。
と言うわけでもう一回銀英伝を読んで出直してきます。