「銀英伝」を読む限り同盟と帝国双方共に
・士官学校は一つしかない
明確な描写はありませんが「○○士官学校」という書き方ではなく、あくまでも「士官学校」としか取り上げられないので一つしか無いと思われます。
軍の規模を考えると一体、何人の士官候補生が勉学に励んでいるのか想像するだに恐ろしい巨大学校です。
・軍人教育の頂点は士官学校であり軍大学、参謀大学と言った高級軍人教育を行う場所は存在しない
つまり士官学校を出て以降、軍の作戦指導などについては経験か独学で学ぶしか無いことになります。
「学歴」による差別が無いのは良いかもしれませんが、艦長に求められる能力と艦隊司令艦に求められる能力のギャップを埋めるところが無いというのは、かなり問題があると思われます。
まあ「小説」としては問題というほどの事でもありません。本当に高級軍人教育を入れたら20代30代で軍の中枢には入れませんから、展開の都合上カットされたのでしょうね。
既出かもしれませんが元帥という地位を単に大将の上、
軍人の最高位として扱っている点だけでも田中芳樹に
そのような軍事的基礎知識を求めるのは間違っていると思います。
(ナポレオンの配下の元帥達の中には中将もいましたよね)
アーシェラ・レヴィンのファンタジーの実験を当てはめれば、
いくつか単語をいじくるだけで銀英伝は舞台設定をローマ時代
だろうとファンタジーだろうと違和感無く変える事ができます。
銀英伝においてSFが雰囲気作りにすぎない以上、
それについて突っ込みをいれても不毛だと思いますがどうでしょう。
> 既出かもしれませんが元帥という地位を単に大将の上、
> 軍人の最高位として扱っている点だけでも田中芳樹に
> そのような軍事的基礎知識を求めるのは間違っていると思います。
> (ナポレオンの配下の元帥達の中には中将もいましたよね)
>
> アーシェラ・レヴィンのファンタジーの実験を当てはめれば、
> いくつか単語をいじくるだけで銀英伝は舞台設定をローマ時代
> だろうとファンタジーだろうと違和感無く変える事ができます。
> 銀英伝においてSFが雰囲気作りにすぎない以上、
> それについて突っ込みをいれても不毛だと思いますがどうでしょう。
だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と将官の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要らないし、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。どんなに作っても4階級までです。
> だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と将官
>の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要らない
>し、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。どんなに作っ
>ても4階級までです。
北朝鮮には元帥と大将の間に「次帥」という独自の階級があったりしま
すから、その辺りは帝国独特の階級制度と言うことにしておきましょう。
多分、貴族達が将官のポストを増やすために無理やり拡大したのではないでしょうか。
> 北朝鮮には元帥と大将の間に「次帥」という独自の階級があったりしま
> すから、その辺りは帝国独特の階級制度と言うことにしておきましょう。
> 多分、貴族達が将官のポストを増やすために無理やり拡大したのではないでしょうか。
たしかイゼルローン要塞が駐留艦隊司令官、要塞防御司令官に分かれいて、この二つに同じ大将の将官をあてた理由の一つがそんな理由でしたよね。
>将官の階級
何せ1艦隊1万隻の世界ですから、戦隊単位を指揮する将官が沢山必要なのかも(笑)。
でも戦艦の艦長も中佐が多いから戦隊指揮官は大佐?
この話題以前にもありましたっけ。
> だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と将官の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要らないし、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。どんなに作っても4階級までです。
海軍はそうでしょうが、帝国のモデルのドイツのなぜか陸軍には元帥と大将の間に階級が1つ挟まるそうで、「上級大将」と訳されます。
まあ、宜しいんじゃないですか。
因みにドイツ陸軍では少佐と大尉の間にも階級が1つ挟まるそうです。
> > だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と将官の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要らないし、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。どんなに作っても4階級までです。
>
> 海軍はそうでしょうが、帝国のモデルのドイツのなぜか陸軍には元帥と大将の間に階級が1つ挟まるそうで、「上級大将」と訳されます。
>
> まあ、宜しいんじゃないですか。
>
> 因みにドイツ陸軍では少佐と大尉の間にも階級が1つ挟まるそうです。
「上級大将」は書いてますけど・・・何か勘違いされてませんか?
准将・少将・中将・大将
少将・中将・大将・上級大将
のどちらかが普通ではないか、と言っているんですが。なお、上級大将があるのは、ソ連もそうでしたけど。
また、「少佐と大尉の間」についは「4階級まででしょう」と言っていますよね?何も将官だけの話でもないつもりなんですけど。中国だったと思いましたが、「少校、中校、大校、上校」と佐官級(校=佐)が4つあるところもありますし。
初めまして。ここは以前から面白く拝見させていただいてます。
ちなみに田中氏の小説でまともに読んだのは銀英伝・アルスラーン・
マヴァール年代記のみです。薬師寺涼子シリーズは立ち読みで
買うのをやめました^^;
> > 既出かもしれませんが元帥という地位を単に大将の上、
> > 軍人の最高位として扱っている点だけでも田中芳樹に
> > そのような軍事的基礎知識を求めるのは間違っていると思います。
イギリスやアメリカには階級として元帥がありませんでした?
フランスや旧日本軍は称号ですけど。
> だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と
> 将官の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要
> らないし、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。ど
> んなに作っても4階級までです。
第二次大戦までのドイツ陸空軍には准将(Brigadegeneral)も
上級大将(Generaloberst)もあったようです。
戦後に上級大将は元帥(Generalfeldmarschall)ともども
廃止になったようですが。
さすがに田中氏は尉官をドイツ風にしてはいないようですが。
> > > だいたい銀河帝国は、准将、少将、中将、大将、上級大将、と将官の階級が多すぎますがな。上級大将を設定するなら准将は要らないし、准将入れるなら上級大将はなし、が普通でしょう。どんなに作っても4階級までです。
これで代将まで入っていたら楽しかったんですが(笑)
正規階級なのか、名誉称号なのかは判然としませんが、ミッターマイヤーが「筆頭元帥」になっていましたね。
これ、ナチスの国家元帥が元ネタだと思います(笑)
あと軍隊の階級って同階級でも格の違いがあったりしますので、未来社会ではそのあたりをちゃんと正規階級で区別しているだけでしょう。
なにしろほんの200年ほど前の軍の階級ですら、現在とはかなり違いますし。
> 「上級大将」は書いてますけど・・・何か勘違いされてませんか?
> 准将・少将・中将・大将
> 少将・中将・大将・上級大将
> のどちらかが普通ではないか、と言っているんですが。
実際、帝国のモデルの戦前・戦時中のドイツの陸軍には元帥と大佐の間に階級が5つ挟まっていました。
田中さんがどういう感想を持ったかはわかりませんが、とりあえず設定を現実のドイツ軍から取って来ただけでしょう。
拙者がこれでいいんじゃないかと思ったのは、帝国のモデルがドイツだから、ドイツ軍の階級を真似るのは別に不自然じゃないという意味です。
> なお、上級大将があるのは、ソ連もそうでしたけど。
ロシア軍・ソ連軍の階級については知りませんでした。
拙者は米国軍・イギリス軍・日本軍・ドイツ軍の階級を聞いたことがあるだけなので。
どのような階級があるか興味が湧いてきました。
> また、「少佐と大尉の間」についは「4階級まででしょう」と言っていますよね?何も将官だけの話でもないつもりなんですけど。中国だったと思いましたが、「少校、中校、大校、上校」と佐官級(校=佐)が4つあるところもありますし。
すげえ。なんか感動しました。国が変わればいろいろありますね。
> > > 既出かもしれませんが元帥という地位を単に大将の上、
> > > 軍人の最高位として扱っている点だけでも田中芳樹に
> > > そのような軍事的基礎知識を求めるのは間違っていると思います。
>
> イギリスやアメリカには階級として元帥がありませんでした?
> フランスや旧日本軍は称号ですけど。
>
米海軍で、戦後元帥を4人とする法案が成立し、キング・レーヒ・ニミッツまでが確定で、あと一人をハルゼーとスプルーアンスのどちらにするか、で結局国民的人気が高いハルゼーをニミッツが選択した、という話を何かで読みましたけど。結局、国と時代によって、扱いが違うということでしょうね。だったら、遙か未来の銀英伝世界では、「元帥は上級大将の上の階級」でも、設定としてはOKでは。
さすがにアメリカは元帥の乱発はやらんですね。やたらと乱発したがるのは、独裁者が多いんですが。ヒトラーもスターリンもそうでしたし、ナポレオンも似たようなものでしょう。誰も彼もと元帥に任じたので、イギリスで「やはり成り上がり者の皇帝だ」と笑われた、のだそうですし。北朝鮮も同じでしょう。
ヤフーで検索したらいろいろ出ましたが、
http://www12.freeweb.ne.jp/diary/paython/fot/sub1-01.html
に
> ドイツ空軍のエース アドルフ・ガーランド准将の愛機
> ガーランドのシンボルマーク 葉巻と手斧と銃斧を持って葉巻を咥えた
> ミッキーマウスが機体に描かれています。
> 最終撃墜数104機は大変な記録です。
とあります。