私は創竜伝をこう読んだ
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創竜伝13巻の読後感想集(1)

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コンテンツの総収録投稿数32件の内、1~32件目の投稿を掲載

収録投稿1件目
board4 - No.4192

創竜伝13巻読みました!

投稿者:八木あつし
2003年06月07日(土) 09時21分

最近の天野さんの絵は分かりにくいなぁ~、が最初の感想です。
副題は「噴火列島」でしたが「列島噴火」ならまるでアルスラーンですね(笑)。

それにしてもさすがは田中大先生! 気づけば創竜伝も作内キャラのセリフから作中時間は「2003年」を突破したらしく、めでたく21世紀に突入していました。アニメ・漫画のドラえもん時間、サザエさん時間を超越した素晴らしい時間の進み方です。
それにしてもやはり批判してきましたね「アフガニスタン」「イラク」問題。イラク・アフガンという形で、湾岸戦争とアフガン制圧を指しているかとも思いましたが、やはり執筆当時にイラク戦争が始まっていたようで、イラク侵略だ、国連決議なしだ!と言ってますね。とことんアメリカが嫌いなようです。さすが田中大先生、最高です。
前半でアメリカ嫌いの田中大先生。無意味に在日米軍兵を終・余の二人でボコボコにしています。しかしどう考えたって目の前に巨大な化け蛇がいたら、軍人なら銃を撃ちますって。自衛隊車両の奪い方といい、竜堂家の理不尽ぶりは遺憾なく発揮されています。
ところで現在、手元に創竜伝1~12がないので確認がとれないのですが、アメリカのフォレスター大統領は、以前の巻でテキサス生まれになっていましたっけ? あと選挙の投票数疑惑?
それに「ゴッド・ブレス・アメリカ」って「大米帝国万歳」のルビになるんでしょうか? ゴッド・ブレス・アメリカって愛国歌の名前だし、意味も「神よ、アメリカを守りたまえ」だと思いますが・・・。
また厚生省もきちんと厚生労働省に名称が変更し、作中時間のわずか数ヶ月で省庁再編を済ませるとは、さすが創竜伝世界日本です。
あと田中大先生は小泉首相の名(迷)台詞「感動した」には感動しなかったようですね(笑)。森前首相モドキに敢えて言わせようとするぐらいですから。
ところで新しく登場した布施官房副長官ですが、その系譜を見る限りどう見ても安部晋三官房副長官をモデルにしているとしか思えません。田中大先生は、安部官房副長官が嫌いなんですかねぇ。
本当にその場限り、その場しのぎの小説ですね。創竜伝というオハナシは。時事問題を突っ込んで批判し、話の流れを変えて楽しいんでしょうか?
正直な話、東西朝時代「東京の政府」「京都の幕府」という展開は、私の予想を越えていました。この点に関しては、さすが田中芳樹!と唸りました。摂政・関白・太政大臣・征夷大将軍小早川奈津子。素晴らしいです。
その分、社会批評などの部分は、全く持って鼻持ちならなかったですねぇ。

あ、そうそう171P上段4行目に「白色テロリスト」とありますが、「白色」の意味分かりましたか? 普通、伝奇小説なんかにはまず出てこない言葉なんですが(笑)。
日本でよく出るのは、新左翼セクトが敵対セクトのテロを受けると、党派の機関紙上に「○○派の白色テロルを撃退!」とか「白色テロルを粉砕せよ!」なんですが。
一応、政府・体制側が革命的左翼勢力や一般市民に対する襲撃・弾圧が「白色テロ」。逆に革命的左翼勢力が政府・体制側(もしくは敵対セクト)に対しての襲撃が「赤色テロ」です。どっちもテロに変わりなく、巻き込まれる人は迷惑ですが。
国としての白色テロは、台湾国民党政権が台湾人に対して行ったの50年代白色テロが有名です。

収録投稿2件目
board4 - No.4193

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:IK
2003年06月07日(土) 10時30分

反革命派の亡命ロシア人を白系ロシア人なんて言いますな、そういえば。

私も読みましたが、まあ、今はとやかく言う気力さえないですねえ。創竜伝の中でも最悪の出来じゃないかと(これは感想ですけどね)。
政治ネタに完全にのっとられましたな、創竜伝。

収録投稿3件目
board4 - No.4194

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:A.Na
2003年06月07日(土) 17時23分

立ち読みで、ざっと読んだだけですけど、少し気になる所があります。

この巻で、船津老人の孫なる人物が登場し、日本語から漢字を廃止してひらがなとカタカナだけにするべきだ、なる事を口走っていましたが、田中氏はこんな事を言う日本人が現実にいると本気で思っているんでしょうか。

まぁ、この船津老人の孫(名前忘れた)が異常だと言うことを表現したかっただけなんでしょうけど、ギャグと考えてもちっとも面白くないです。

もしかして、田中氏は創竜伝が韓国で読まれた時のことを考えてこういうことを思いついたのでしょうか。

漢字を廃止するなど、普通の日本人にとっては戯言でも、実際に漢字の廃止を実際に行った韓国の人々にとっては、いかにも日本の右翼がやりそうな事だ、とリアルに感じられるのかもしれない、と言うところを見越してこういうキャラを登場させたのなら、田中氏も大したもんですけど。

収録投稿4件目
board4 - No.4195

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:ていわい
2003年06月07日(土) 19時00分

 初めまして、ていわいと申します。
 初めて書き込みします。

> この巻で、船津老人の孫なる人物が登場し、日本語から漢字を廃止してひらがなとカタカナだけにするべきだ、なる事を口走っていましたが、田中氏はこんな事を言う日本人が現実にいると本気で思っているんでしょうか。

 漢字全廃運動なるものは昔日本でありました(今現在はどうかはわかりませんが)。
 動機は、漢字があると日本語の活字の量が膨大になる。そのほか外国に比べて自国語を学ぶ手間がかかる、これは外国との競争に不利だ、などです。
 現在は自動変換ワープロが普及したのでこれらのデメリットは減りましたが。
 あと文章をひらがなやカタカナだけで書くのをギャグに使うのは北杜夫が(たぶん)「さびしい王様」でやってます。

収録投稿5件目
board4 - No.4197

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:モーグリ
2003年06月07日(土) 20時31分

>イラク侵略だ、国連決議なしだ!と言ってますね。とことんアメリカが嫌いなようです。さすが田中大先生、最高です。

もう二の句がつけられません。
後書きで「バグダード博物館の遺跡盗難アメリカ陰謀説」を展開していました。さらに、普通に訳せば「新保守主義」としかならないネオコン(ネオ・コンサヴァティヴ)を「狂信的帝国主義」とまで書いています。何が何でも反米なんですね、田中芳樹先生は。

>摂政・関白・太政大臣・征夷大将軍小早川奈津子。素晴らしいです。

個人的に気になったんですが、現在日本に存在する今上天皇(天皇制)の存在を無視してを摂政や関白や征夷大将軍になっていいんでしょうか?
以前の『創竜伝』でもそうでしたがやっぱり天皇制の問題を避けたのでしょうか?

> その分、社会批評などの部分は、全く持って鼻持ちならなかったですねぇ。

同感です。なんかいつ頃書いたのかすぐ分かる内容でした。横目でTVのワイドショーやイラク戦争を見ながら楽しそうに書いていたんだなあって気がしました。だって社会批評にすっごく力を入れて書きまくっているんですもの。

収録投稿6件目
board4 - No.4198

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:はじめまして
2003年06月07日(土) 21時38分

> この巻で、船津老人の孫なる人物が登場し、日本語から漢字を廃止してひらがなとカタカナだけにするべきだ、なる事を口走っていましたが、田中氏はこんな事を言う日本人が現実にいると本気で思っているんでしょうか。
>
> まぁ、この船津老人の孫(名前忘れた)が異常だと言うことを表現したかっただけなんでしょうけど、ギャグと考えてもちっとも面白くないです。

私はまだ新刊を読んでいないので何とも言えないのですが、それは「日本には固有の文字があるのだからそれを使うべきだ。漢字などという支那の遅れた文明の産物をありがたがるのは嘆かわしい・・・」とでも言いたいのでしょうか。国粋主義者のキャラ立てか何かなのでしょうけれど。

ところで、漢字については高島俊男の「漢字と日本人」に詳しいので、興味がある方は一読をお勧めします。
田中芳樹は「漢字は伝統文化だから大事にしなければ」などと単純に考えて上のようなエピソードを加えた・・・のかどうかまではわかりませんが、「漢字と日本人」は漢字が日本語にとって毒でもあり薬でもあることを、過去における漢字の流入から現代の国語改革に至るまで、例を挙げて具体的に説明しています。
漢字全廃運動についても詳しく、読みやすく面白い本ですよ。

収録投稿7件目
board4 - No.4200

Re:創竜伝13巻読みました!

投稿者:A.Na
2003年06月08日(日) 12時44分

> 私はまだ新刊を読んでいないので何とも言えないのですが、それは「日本には固有の文字があるのだからそれを使うべきだ。漢字などという支那の遅れた文明の産物をありがたがるのは嘆かわしい・・・」とでも言いたいのでしょうか。国粋主義者のキャラ立てか何かなのでしょうけれど。

すみません、その辺りをきちんとかいていませんでしたが、はじめましてさんのおっしゃる様な国粋主義のキャラです。
...というか、実年齢は四十才なのに、精神年齢は四才位しか無いんじゃないか、という国粋主義を云々する以前のキャラクターと言いましょうか。

「漢字と日本人」はまだ読んでいませんが、Yahoo!Japanで、「漢字全廃」をキーワードに検索したところ、明治初期に「漢字の使用は中国崇拝につながる」とした漢字全廃論が提唱された以外には「愛国心云々」といった観点から漢字全廃を唱えるものは殆どいないようですね。

正直言って、漢字全廃論について殆ど知りませんでしたが、こんな嘘臭いキャラを出しておいて、日本の軍国主義化がどうの、米国追従がどうのと言われても説得力の欠片もないですな。

収録投稿8件目
board4 - No.4203

漢字廃止論

投稿者:どーもさん
2003年06月09日(月) 11時00分

> 日本語から漢字を廃止してひらがなとカタカナだけにするべきだ

結論から言うと「存在します」

竹書房から出版された「日本イカイカ雑誌」に取り上げられてます。
http://www.asamiryo.jp/book41.html

この本は出版時点で刊行中の雑誌を取り上げたものですから、
現在もそれなりの人数が存在してると見て良いでしょう。

手持ちがちょっと埋もれちゃってますので詳細はまた後日。

収録投稿9件目
board4 - No.4204

創竜伝の悪役に魅力がない理由

投稿者:KUR
2003年06月09日(月) 16時26分

ちょっと話題が変わってしまいますが、創竜伝の悪役って
どれもこれもぜんぜん魅力がない人が多い気がします。
それゆえ、主人公が今ひとつ引き立たないという部分があるようにも思えます。

で、その理由を考えてみたんですが、創竜伝の悪役は
一言で言うと「自分がかわいい」という人たちばかりなんですよ。
他人には「お国のために」というくせに、自分は一番先に逃げ出すようなタイプといいましょうか……

これは、悪役の卑小さを強調するためだとは思うのですが、
敵の器量があまりに小さすぎて主人公との「対決」が盛り上がらない感じがします。
(器量的に互角の対決にならない)

たとえば、人の命などなんとも思っていない右翼系敵キャラを登場させるとしたら、
「自分の命も含めて」目的のためには平気ですりつぶすようなキャラの方が、
「自分の命だけは特別扱い」のキャラよりも、遥かに冷酷さとか、そらおそろしさとかを強調できるような気がするんですよね。
田中氏の作品にはそういう魅力的な悪役がたくさんいるのに、創竜伝に限って見当たらないのは不思議な気もします。

しかし、ひょっとして「目的のためには自分の命を捨ててでも」って性格をもった敵キャラ、
創竜伝13巻の歴史でひょっとして一人もいないのかな?

収録投稿10件目
board4 - No.4207

Re:創竜伝の悪役に魅力がない理由

投稿者:久しぶりに来たら
2003年06月09日(月) 23時15分

> しかし、ひょっとして「目的のためには自分の命を捨ててでも」って性格をもった敵キャラ、
> 創竜伝13巻の歴史でひょっとして一人もいないのかな?

第一巻の船津老人の部下に、そんなのがいたような・・・

収録投稿11件目
board4 - No.4211

Re:創竜伝の悪役に魅力がない理由

投稿者:八木あつし
2003年06月10日(火) 00時56分

> しかし、ひょっとして「目的のためには自分の命を捨ててでも」って性格をもった敵キャラ、
> 創竜伝13巻の歴史でひょっとして一人もいないのかな?

京都幕府の小早川奈津子摂政・関白・太政大臣・征夷大将軍がいるじゃないですか。竜堂兄弟打倒の為に自分の命を賭けていますし(笑)。

正直なところ、悪の魅力あふれる敵キャラや酷薄な性格の敵キャラが出てきたら、戦闘力ではともかく理論において竜堂兄弟が勝てないからではないでしょうか。

収録投稿12件目
board4 - No.4212

今は何年?

投稿者:蜃気楼
2003年06月10日(火) 18時03分

 12巻までは「20世紀の終わりを数年後にひかえた」の”数年”の解釈を捻じ曲げることで何とか対応できていたんですが。
 とうとう21世紀に突入してしまいました。

収録投稿13件目
board4 - No.4214

創竜伝13巻読む気はもうないですが

投稿者:不沈戦艦
2003年06月10日(火) 19時39分

> 「漢字と日本人」はまだ読んでいませんが、Yahoo!Japanで、「漢字全廃」をキーワードに検索したところ、明治初期に「漢字の使用は中国崇拝につながる」とした漢字全廃論が提唱された以外には「愛国心云々」といった観点から漢字全廃を唱えるものは殆どいないようですね。
>
> 正直言って、漢字全廃論について殆ど知りませんでしたが、こんな嘘臭いキャラを出しておいて、日本の軍国主義化がどうの、米国追従がどうのと言われても説得力の欠片もないですな。

 Web上や活字の世界で見かける「右派・国粋主義者」の傾向は、漢字全廃というより、旧字体・文語体を使用する、という人ばかりですね。少なくとも、私が知っている限りでは。仮名ばかりを使用した小学生が書いたような文章とは対極の、今では教育されない小難しい文章を好む傾向です。

 4203で漢字全廃運動は存在するという投稿をされている方がいらっしゃいますが、そういう人たちが存在するということ自体初耳です。というか、これは私に限った話でもないと思いますけど。ほとんど知られていないのでは(調べてようやくあると解る程度では)、「嘘臭いキャラ」と言われても仕方ないでしょうね。「旧字体・文語体を使用すべきだ!」とでも叫んでいれば、まだリアリティが出たのではないかと思いますけど。

収録投稿14件目
board4 - No.4219

かんじぼくめつれんめいそうさい かつおかかんた について

投稿者:IK
2003年06月11日(水) 09時17分

先のどなたかが挙げられておりましたが、高島俊男氏の言うように、日本語においては抽象語が発達する以前に漢字が流入したので、漢字を排除して現代的な言語生活を送ることは不可能です。
また、音素が絶望的なまでに貧弱な日本語の特性上、同音異義語が増えるのは避けられず、これがかろうじて混乱をきたさないでいられるのは、音を発する時、漢字という「絵」が脳内において直結しているからに他ならず、その点からも漢字を廃止することは限りなく不可能に近いことです。
数々のローマ字表記運動が挫折したのもそのせいですし、情緒的なことしか書いていない「啄木日記」においてさえ、しばしば意味理解の混乱が生じるのもそのせいです。まして抽象的な文章を扱ったならば、表記するのはともかくそれを読み解くのはかなりの修練と想像力が必要になります。
実は、戦後、ほぼハングル表記一本になった韓国でも同様の現象が生じており、戦後世代は抽象表現を苦手とする、ということは抽象思考が出来ないという問題が指摘されています。結果、漢字復興運動がかの国でもそれなりの勢いを持ちつつあるのですが、ひとたび失った漢字教養を取り戻すのはなかなか難しいようです。
韓国語は音素が多い分、日本語よりも完全表音文字化がまだ容易であるにも関わらず、です。

「かんじぼくめつれんめいそうさい」という単語がすべて漢語から構成されていることからも解るとおり、この程度の抽象性さえ、純粋日本語、つまり「大和言葉」で表記するのは困難なのです。
しかし漢字を撲滅しようとすれば「大和言葉」で表記する以外に意味の混乱を避ける方法はなく、その場合、単語は単語ではなく「文章」になってしまうしか、現状では難しいでしょう(仮に出来たとして、ですが)。
「かんじぼくめつれんめいそうさい」を敢えて大和言葉で表記すれば「しなのもじをほろぼすあつまりのかしら」とでもせざるを得ないでしょうが、国粋主義を言うならば、漢字を排斥するだけは不十分で漢語そのものを排斥している分だけこちらの方がまだ筋が通っています。

ただしその場合、膨大な発音処理を強いられます。日本語は、漢字があるおかげで文字にした場合、情報量は圧縮され、例えば同じ本でも英語版と日本語版では日本語版の方がおおむね薄くなります(環境に優しい言語ですね^^)。
しかし母音が多いため、時間的には日本語は同じ情報量を表現しようとすれば英語と比較すれば時間を食います。
シェイクスピア劇で英語で演じれば1時間程度のものが、日本語で演じれば1・5倍から2倍かかるのもざらです。
ほとんど不可能ですが、仮に日本語を完全大和言葉化できたとして、本はとてつもなく分厚くなり、演劇の上演時間は長くなり、映画の字幕は読みきらないうちに切り替わることになるでしょう。

収録投稿15件目
board4 - No.4220

竜堂続は孟子を読むべし。

投稿者:蜃気楼
2003年06月11日(水) 19時05分

 竜堂続が「春秋に義戦なし。」を「正義の戦争などない」という意味で使っていますが、これは間違いです。(同じ間違いを犯している人はいっぱいいます。)

 孟子は春秋時代には義戦がなかった。といっているのですがこれは他の時代には有ったと言っているような物です。
 また、義戦を「正義の戦争」と定義するのも問題です。

 孟子曰く、春秋に義戦なし。
 彼、之より善きは、即ち之有り。
 征とは、上、下を伐つなり。
 敵国は、相征せざるなり、と。

 孟子は「義」という物を明確に定義していませんが、
 上の文章を読む限り、「義戦」=「征」です。
 孟子の言う「義戦」は独立国家間では起こりえません。
 例えそれが「正義の戦争」であってもそれは「義戦」では有りません。
 逆に言えば「不正義」の「義戦」というのも有り得ます。

 PS 孟子による「義」は正義や大義と言うよりも忠義の「義」であると思います。孟子曰く、
 「未だ義にしてその君を後にする者は有らざるなり」
 「義の実は、兄に従うこと是なり。」

収録投稿16件目
board4 - No.4221

読んでないです

投稿者:佐々木公彦
2003年06月12日(木) 03時00分

> もう二の句がつけられません。
> 後書きで「バグダード博物館の遺跡盗難アメリカ陰謀説」を展開していました。さらに、普通に訳せば「新保守主義」としかならないネオコン(ネオ・コンサヴァティヴ)を「狂信的帝国主義」とまで書いています。何が何でも反米なんですね、田中芳樹先生は。

まあ,今更この辺は言ってもネット資源の無駄です・・・

> >摂政・関白・太政大臣・征夷大将軍小早川奈津子。素晴らしいです。
>
> 個人的に気になったんですが、現在日本に存在する今上天皇(天皇制)の存在を無視してを摂政や関白や征夷大将軍になっていいんでしょうか?
> 以前の『創竜伝』でもそうでしたがやっぱり天皇制の問題を避けたのでしょうか?

摂政は,皇室典範によって,明確に資格,順位が決められています。
皇太子,皇太孫(いずれも成人であること,なお天皇,皇太子,皇太孫の成人は18歳)、皇太后,太皇太后,後は皇位継承順のはず。
おそらく女性ですよね。
少なくとも,一度は皇后にならないと,今の日本の摂政にはなれません。

> 同感です。なんかいつ頃書いたのかすぐ分かる内容でした。横目でTVのワイドショーやイラク戦争を見ながら楽しそうに書いていたんだなあって気がしました。だって社会批評にすっごく力を入れて書きまくっているんですもの。

まあ,若王子さんの誘拐は,リクルートが公になるのを防ぐ目的だったという人ですから・・・

収録投稿17件目
board4 - No.4226

創竜伝13巻の内容について

投稿者:北海道在住佐藤
2003年06月13日(金) 01時16分

今回の内容に出てくる「京都幕府」についてですが、SF作家小松左京しの本で、現代に「南朝」の「天皇家」が復活、現代の「日本政府」と「関ヶ原」で決戦を挑み「引き分け」となり、「利根川」を挟んで「東西」に分断、「東西朝」となってしまうとゆう短編があったのを思い出します。
内容を読むと「異星人」が敗れた「南朝」側に同情し、時間が遅く流れる空間を作ってもらい、その中で味方の救援を待ち、再起を図ろうとしたところ、予定が大幅に狂い、現代に復活してしまうとゆうものでえした。
しかも、「異星人」のテクノロジーの産物を使い、その力を見せつけ、民衆を味方にし、自衛隊と一戦交えた後は、既成事実を積み上げ、国家承認にまでこぎつけてしまうから驚きです。
小早川奈津子の場合、そんなことがものがなくても一から十までやってのけるかもしれませんが。
最後に付け加えると、この話の中で、「京都の一部の人々は、未だに日本の首都を京都と考える人がいる」「天皇が東京へ行くとき、暫く離れるが留守をよろしく頼む」とゆう話が真偽はともかくつたわっているとゆう部分がありました。
案外現実に京都が首都になっても抵抗はないような気がします。

収録投稿18件目
board4 - No.4234

Re:読んでないです

投稿者:TAC
2003年06月14日(土) 01時30分

それ以前に、関白と摂政にはその定義からいって同時に就任出来ないんですが。
関白は成人した天皇を後見する役職。
摂政は未成年の天皇を代行する役職。
しかも、どちらも天皇となった時点で任命される役職です。

つまり現在の天皇がお隠れになった時に、新帝陛下の関白というのは可能でしょう。
でも皇太子殿下は成人しておりますので、摂政にはなれません。

また関白、摂政と同時に、太政大臣や征夷大将軍の職は兼ねられません。
というよりも関白、摂政は大元帥としての統帥権を持っているのに、
何故に征夷大将軍という一般制服軍人の最高位職になる必要があるんでしょう?
これは太政大臣も同様です。
関白になった後に、太政大臣や征夷大将軍の役職を空席にしておけば良いのに。

何だかもう、意味も知らずにただ単に偉そうな役職を並べただけですねぇ。

あと、皇室典範に関しては気にするだけ野暮でしょう。
明治以降の皇室には関白なんて役職、存在しませんし。旗もありません。
皇室典範なんて単なる法律ですから、変えてしまえば良いので。

収録投稿19件目
board4 - No.4240

Re:読んでないです

投稿者:久太郎
2003年06月15日(日) 00時22分

> 何だかもう、意味も知らずにただ単に偉そうな役職を並べただけですねぇ。

・・・さすがに、それは分かってやっているギャグだと思いますが。
作者もすでに銀英伝型の「設定かっちり・首尾一貫」ということは放棄してますよね。
物語の内的整合性にはもはやこだわっていないのがアリアリ。
また、大多数の読者も、読んだ瞬間とりあえず違和感なければいいんでしょうね。
それを銀英伝と同じ文体でやられるから、紛らわしいぞ!

収録投稿20件目
board4 - No.4242

野暮だとは思ったんですが

投稿者:佐々木公彦
2003年06月15日(日) 02時20分

まあ,一応言っておこうかなって感じで。
で、

> また関白、摂政と同時に、太政大臣や征夷大将軍の職は兼ねられません。
> というよりも関白、摂政は大元帥としての統帥権を持っているのに、
> 何故に征夷大将軍という一般制服軍人の最高位職になる必要があるんでしょう?

武家の棟梁ってだけですからね,征夷大将軍って。

> これは太政大臣も同様です。
> 関白になった後に、太政大臣や征夷大将軍の役職を空席にしておけば良いのに。

秀吉の官位って,関白にして太政大臣じゃありませんでしたっけ?
太政大臣と関白の兼務って無しですか?

> 何だかもう、意味も知らずにただ単に偉そうな役職を並べただけですねぇ。

これは私もギャグだと思います。
ええ、もう、中書令という王太子を補佐する職務を知っていた,同一人物が,関白と,摂政が同時に存在しないことなど知らないはずが無いと思っていますから。

> あと、皇室典範に関しては気にするだけ野暮でしょう。
> 明治以降の皇室には関白なんて役職、存在しませんし。旗もありません。
> 皇室典範なんて単なる法律ですから、変えてしまえば良いので。

いちおう、戦前は憲法と並ぶ最高法規だったので,まあ,それなりに,ほかの法律よりは格が上らしいですが,所詮法律は法律に過ぎないですよね。
小早川さんでしたっけ?
おそらく女性ですよね。
彼女に限って,関白も,摂政も兼ねてもオッケーって改正すれば良いだけですけど,おそらく,国会での改正はされてないですよね。
まあ,勝手に摂政や関白を名乗っちゃいけないって法律も名だろうけど。

そもそも,女の関白ってありなのか?
なぞは尽きないなー

収録投稿21件目
board4 - No.4247

漢字廃止って、むしろ進歩派の運動だったのだが

投稿者:新Q太郎
2003年06月16日(月) 21時51分

漢字廃止を極北としつつ、その前段階として導入されたのが「常用漢字」なわけで。
これに対し独り立ち、孤独なる闘いを続けたのが保守の伝説的人物・福田恆存。
彼の闘いの記録は文芸春秋から出た全集におさめられている。論争相手の中に金田一京介がいたりもして。今でも彼の論争のレトリック、筋道の立った議論、シェイクスピア全作品を翻訳した英語力をも駆使し言語を客観的に見る視野は多くの人の参考になるでしょう。

収録投稿22件目
board4 - No.4248

その話とは別ですが

投稿者:新Q太郎
2003年06月16日(月) 21時55分

>  孟子曰く、春秋に義戦なし。
>  彼、之より善きは、即ち之有り。
>  征とは、上、下を伐つなり。
>  敵国は、相征せざるなり、と。

始さんが言ってる「フランス革命にしても
ロシア革命にしても、民衆から出たと思っている」
とかいうのは(俗な意味での)「義戦」の肯定とちゃうか?

収録投稿23件目
board4 - No.4450

通りすがりですが・・・

投稿者:捲土ー
2003年08月07日(木) 01時14分

すみません初めて書き込みさせて頂きます。捲土ーというものです。
ネット自体もあまりやらない人間で、書き込みなぞは、殆ど行ったことがない人間ですので、拙い文章ですが、お目溢しを願います。
さて、私、このサイトを知ったこと事態が昨日ぐらいなので、少し古い話題になりますが、創竜伝13巻の感想を書かせて頂きます。
私自身、田中芳樹氏の文章を読んだのは、思春期の初め頃です。友人に「銀河英雄伝説」を薦められ読み始めました。その後も一通りの作品を読みましたが、いいおっさんに近づくにつれ、田中芳樹氏の作品を読まなくなっていっておりました。
別に田中芳樹氏の、スタイルや思想に反対した訳でなく、純粋に年を取るにつれ、色んな価値観や考え方(と言えば高尚的ですなぁ、単にもっと楽しいモノが色々あっただけです)が出来上がり、離れていっただけです・
その間も、新刊がでれば目を通すぐらいはしていました。
さて、そんな人間である私が、今回「創竜伝13」を読んだのは、明確な理由がありました。前回12巻がでてからの間(おそらく)に、北朝鮮による日本人拉致事件、があったからです。
それまでの「創竜伝」では、これでもか!というくらい日本人を否定、馬鹿にしてきた田中芳樹氏が、この独裁国家による犯罪をどのように書くのかを、読んでみたいと思ったのです。
ビックリしましたね。
あの人、日本人なんですか?
僅か一行、しかも作品上どうみても、悪役である政治家の一言で終りですよ。
「実は北朝鮮の工作員でした。」と、説明受けた方が納得できます。
ちなみに私は右でも愛国者でもありません。今の日本には言いたい事が、たっぷりあります。
でも、人間ですから最低限のナショナリズムは持っています。それを理論的に書くのは難しいですが(司馬遼太郎先生の作品で、これを書いてる文章があるので参考して頂きたいです)でも、自分が産まれた背景、文化、そして自分が産まれた事を幸福に祝ってくれた両親がいる国を、必要以上に貶すのは、おかしいと考えています。
戦後、日本は自虐史観でそれを無くして来ました。隣の国共が、荒唐無稽な理論と歴史捏造で、一生懸命お金を貪り奪おうとしてるのも「自分達が悪いんだ。」と思わせる教育をしてきました。
それを悲しくは考えております。
話がかなり脱線しました、申し訳ないです。
あの本への感想はそんなものしかないです。田中芳樹氏のスタンスというのが良く解かった本です。その意味では素晴らしいです。
ただ、それを礼賛している人々がいるのにはビックリしました、というか気持ち悪かったです。
ここは田中芳樹氏への批判のサイトで、その理由も読ませて頂きました。特に小説に対する考え方の一つとして、深く共感できましたし、田中芳樹氏の作品中の矛盾を、指摘するのは宜しいと思われます。
しかし、私はそこまで深く考える人間でもないので、はっきりと感情論だけで田中芳樹氏が、嫌いです。
そんなに日本が嫌いなら出て行け!二度と戻ってくるな!
日本の一部が好き、とホザクくなら日本人が被害を受けている事柄もキチンと書け。
貴様は作品中で独裁国家をあんなに否定していたではないか!!!
被害者が日本人ならダンマリか?独裁国家の国民には優しいのにな!

以上、駄文長文を書き、ご迷惑おかけ致しました。(謝)

収録投稿24件目
board4 - No.4464

Re:捲土さんへ

投稿者:坂田火魯志
2003年08月13日(水) 21時58分

 貴方の御意見には僕もおおむね同意いたします。『創竜伝13』は既にあちこちのサイトでその内容の劣悪さが批判されています。最早小説になっていない、という意見まであります。
 僕もヒステリックに日本の悪口を喚くアメリカ政府の要人(この時日本が韓国に経済的に追い抜かれると言っていますが田中芳樹の経済に関する無知さがよく出ています)や捲土さんが怒りを覚えられた北朝鮮への書き込みの少なさ、各国政府の官僚を通して語られる田中芳樹への日本に対する病理の域に達した無知、無学、浅はかに基づく悪意、『かんじぼくめつうんどう』などという失笑さえ出てくる悪役(そもそもこの運動は左翼からでたものです。保守系文化人は反対しておりました。シェークスピアの訳、評論で知られる故福田恒存氏が有名です)、もう読んでいて思考が停止してしまった新政権とその主張(外国人参政権なぞやってはこの世界ではほぼスルーのあの国の工作員のやりたい放題になるでしょうに)、巻末の最早資料にすらなっていない参考文献とやら、相も変わらず自分達の持つ力に基づく一つの『権力』については何の考えも及ばず自分達の敵をまるで日教組の暴力教師(実経験から言わせて頂きますが日教組の勢力が強い学校程暴力は酷くなります)さながらの虐めをしそれが絶対の正義と信じて疑わない主人公達、僕も小説を書いていますがここに述べたことを一つでもすれば作品が酷く穢れたものになってしまいます。
 いずれ『創竜伝13』はこのサイトでも徹底解剖されその出鱈目ぶりが載せられるでしょう(冒険風ライダーさん、期待しています)。あのままいくと田中芳樹は赤いバスもろとも崖に落ちます。今日本の左翼勢力の末期症状が顕著になっていますが彼もその一環です。それは他ならぬ彼自身がこの作品で示してくれました。捲土さんはこれから彼の落ちていく様をゆっくりと御覧になっていればよいのです。
 さて、僕は貴方に一つ忠告したいことがあります。書き込みは感情を抑えあまり過激な表現は控えて下さい。確かに貴方のお怒りは解ります。正直僕もあの作品を読んでいて本を何回も壁に投げつけています。ですが書き込みは感情を抑えて論理的に行って下さい。以上偉そうなことを言って申し訳ありませんでした。

収録投稿25件目
board4 - No.4475

Re:捲土さんへ

投稿者:捲土ー
2003年08月17日(日) 04時08分

>  さて、僕は貴方に一つ忠告したいことがあります。書き込みは感情を抑えあまり過激な表現は控えて下さい。確かに貴方のお怒りは解ります。正直僕もあの作品を読んでいて本を何回も壁に投げつけています。ですが書き込みは感情を抑えて論理的に行って下さい。以上偉そうなことを言って申し訳ありませんでした。

どうも初めまして、ついでにすみません。やはり感情的でダメな表現ですよね。
坂田火魯志さんの書き込みは、全く偉そうな事を言ってるとは思っていませんよ。自分でも前回の書き込みは、このサイトの趣旨には合っていないと思いながら、書いてしまいましたから。
ちょっと酔って書いていた+書き込みに慣れていないので、ご勘弁を(謝)あんまりネット自体をやらない人間なもので・・・
先にも書きましたが、論理的な批判ができるほど、田中芳樹氏の本は今現在、読んでいません。昔読んだ内容もほとんど忘れています。
批判する為に読み返すのもツライので感情論だけで批判しました。正直批判する価値も無いモノですしね、今となっては・・・
今回は、あの国がらみで恨みがある人間が、思わず愚痴っただけです。
わざわざレス付けて頂き、ありがとうございました。
ちなみに私のハンドル、ケンドで無くケンドーなんですよ(笑)某プロレスサイトで使っていたもので、そっちに興味ない人間には全く意味判らないと思いますが、あしからず。

収録投稿26件目
board4 - No.5746

かつおかかん○?

投稿者:平松重之
2004年06月08日(火) 01時16分

 創竜伝13<噴火列島>(講談社ノベルズ)P49上段~下段

<元首相が席を立って迎えたのは男の客だった。紋付羽織袴という服装で、ふんぞりかえって元首相のあいさつを受ける。遠慮もせず上座の肘かけ椅子に着くと、ばかでかい名刺を元首相に突きつけた。
「かんじぼくめつれんめいそうさい かつおかかんた」
 元首相は太い灰色の眉をしかめ、頭のなかで平仮名を漢字に転換した。
「漢字撲滅連盟総裁 勝岡寛太」
 元首相の前にいるのは、四〇歳ぐらいの男だ。背は低い。肥っているというより、いささか病的に膨れている。そのくせ羽織の袖から出ている手首は細い。顔色も不健康にくすんだ黄色で、いかにも度の強そうなメガネの奥から、小さな両眼が偏執的な光を元首相に向けていた。
「こりゃまるで女にもてそうにないな」
 元首相は若いころ女性によくもてた。背が高く、眉が太く、りっぱな形の鼻をしており、おまけに帝国大学のエリート官僚だったのだ。だから女性に不自由しなかった。目の前にいる男とは、較べものにならない。>

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4094023763.html

『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する―歪曲された対日関係史』 小学館文庫 勝岡寛次

<日本の検定を合格した教科書に「歴史を歪曲している」として、多くの修正要求をしてきた韓国と中国。
それでは、韓・中両国は、国定教科書で子供たちに日本との関係をどう教えているのか。
戦後教育の気鋭の研究者である著者が両国の教科書を精査し、徹底検証する。
そこから浮かび上がってきたものは、自国に都合のよい歴史認識であった。
韓国、中国からの批判に耳を傾けるには、両国の教科書についても知っておく必要がある。
両国教科書への逆修正要求を展開し、歴史教科書について考える。>

<勝岡寛次[カツオカカンジ]
昭和32年、広島県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター専任研究員、明星大学講師>

 今更気付いたのですが、「勝岡寛太」の名前のモデルは上記の勝岡寛次氏と考えて間違いないようです。
 ……それにしても、相変わらずですね(^^;)

収録投稿27件目
board4 - No.5748

かんじ ぼくめつ れんめい そうさい

投稿者:太田
2004年06月09日(水) 01時30分

カナモジカイ(日常使う文字としては、漢字を廃止して、
横書きのカタカナを用いることを訴えてる団体)を
おちょくってるんだろうけど、
分かち書きする(単語と単語の間をあける)くらいの工夫はして下さい。

収録投稿28件目
board4 - No.5752

Re:かんじ ぼくめつ れんめい そうさい

投稿者:red star
2004年06月09日(水) 17時21分

いや多分、中国様と朝鮮様に意義を申し立てる不逞の輩をあげつらって
いるだけでしょう。

しかし何とかなんないかなー、この全共闘小説は・・・。

収録投稿29件目
board4 - No.5753

Re:かつおかかん○?

投稿者:不沈戦艦
2004年06月10日(木) 22時23分

> <勝岡寛次[カツオカカンジ]
> 昭和32年、広島県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター専任研究員、明星大学講師>
>
>  今更気付いたのですが、「勝岡寛太」の名前のモデルは上記の勝岡寛次氏と考えて間違いないようです。
>  ……それにしても、相変わらずですね(^^;)

 何だかなぁ~、って気がしますねぇ。そもそも、一々あげつらわねばならん程の「大物」でしょうか?勝岡氏は。藤岡信勝氏はまだ分かりますけど。こうやって名指ししてみせても、「これ、誰?」って程度の反応しかないんじゃないですかね。

収録投稿30件目
board4 - No.5775

あくまで推測ですが

投稿者:平松重之
2004年06月20日(日) 00時42分

<何だかなぁ~、って気がしますねぇ。そもそも、一々あげつらわねばならん程の「大物」でしょうか?勝岡氏は。藤岡信勝氏はまだ分かりますけど。こうやって名指ししてみせても、「これ、誰?」って程度の反応しかないんじゃないですかね。>

<元首相の前にいるのは、四〇歳ぐらいの男だ。背は低い。肥っているというより、いささか病的に膨れている。そのくせ羽織の袖から出ている手首は細い。顔色も不健康にくすんだ黄色で、いかにも度の強そうなメガネの奥から、小さな両眼が偏執的な光を元首相に向けていた。>

 勝岡寛太は船津忠巌の孫で、オバである小早川奈津子からは「トッチャンボーヤ」呼ばわりされています。
『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する―歪曲された対日関係史』を近くの図書館で閲覧したのですが、その折り返しの著者近影では勝岡寛次氏は眼鏡をかけた、やや丸顔の人物で、勝岡寛太の外見上のモデルでもあるみたいです。
 更に穿った見方をすれば、

http://www.tsukurukai.com/15_web_voice/webvoice_vol10.html

 上記の藤岡信勝氏の写真から見て、藤岡氏が勝岡寛太の外見上のモデルである可能性もあります。また、勝岡寛次氏と藤岡信勝氏は姓名上「岡」と「勝」の字が共通しているので、それに引っ掛けて藤岡氏を勝岡寛太の大枠でのモデルにしたという事もあるのかも知れません。

 余談ですが、かの山本弘氏が会長を務める「と学会」の『と学会年鑑BLUE』(太田出版・2003年)という本に収録された「と学会」の例会レポートでは、と学会員の山田高明氏が『わかりやすい中国の歴史』(http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7503-1342-4)という本を紹介し、中国の小学校社会教科書の内容にツッコミを入れています。
 田中芳樹氏はこの事を知っているのでしょうか?知っているとしたら、どのような評価を「と学会」や山田氏に対し下しているのか、ちと興味があります(^^;;)

収録投稿31件目
board4 - No.5780

ふじいげんき?

投稿者:平松重之
2004年06月27日(日) 00時31分

 もう一人、創竜伝のキャラの元ネタとおぼしき人物を見つけました。

 創竜伝13<噴火列島>(講談社ノベルズ)P69上段

<舌打ちまじりの声をあげて、後輩は三人の男を指さした。いずれも迷彩をほどこした戦闘服に身をつつみ、日本刀を手にした兇悪そうな中年男である。
 藤井玄喜、定森経喜、橋詰宗喜。なぜか三人とも名前に「喜」の文字がつくので、「人斬り三喜」と呼ばれている。勝岡寛太ご自慢のトリオだ、と、後輩は説明した。>

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972520730

『アメリカ株急落、日本株急騰する日―なぜ日本が再び復活し、アメリカは沈むか』 藤井 厳喜【著】 日新報道 (1999-06-10出版)

<本書はマクロ的には、現今の混乱の中からどう強く、繁栄した日本を再建すべきかを、ミクロ的には、この混乱と不況の中でどう個人は対処してゆくべきかを論じた本である。

第1章 経済敗戦の後に何が来るか
第2章 自由経済とは弱肉強食経済である
第3章 日本経済再建―本音の話をしよう
第4章 世界経済・21世紀のシナリオはもう見えている―情報力なき国も企業も亡ぶしかない
第5章 ビッグバンという災厄は避けて通れない―日本型ビッグバンは今後どのように展開するか
第6章 アメリカ株暴落近し
第7章 日本は必ず復活する、これだけの理由
第8章 日本経済蘇生幾つかの提言
第9章 予測はどの程度当たったか―ここ十年の世界の動きを回顧する
第10章 国防なくして経済の発展はない>

<藤井厳喜[フジイゲンキ]
国際問題アナリスト。1952年、東京都生まれ。77年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同年から85年までアメリカ留学。クレアモント大学院政治学部を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年以来、近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」を発行。現在、株式会社「ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン」代表取締役、拓殖大学日本文化研究所客員教授、千葉商科大学非常勤講師、モンゴル国際経済商科大学客員教授、日米保守会議理事・事務局長 >

 藤井厳喜氏の主張も田中氏の好みには合いそうにないみたいですし、「藤井玄喜」の名前のモデルも恐らくこの人だと思われます(定森経喜と橋詰宗喜についてはモデルを確認出来ず)。

収録投稿32件目
board4 - No.5784

Re:ふじいげんき?

投稿者:不沈戦艦
2004年06月28日(月) 00時31分

>  藤井厳喜氏の主張も田中氏の好みには合いそうにないみたいですし、「藤井玄喜」の名前のモデルも恐らくこの人だと思われます(定森経喜と橋詰宗喜についてはモデルを確認出来ず)。

 もはやここまで来ると、さすがに私も名前や経歴教えられても、誰なのかさっぱり分かりませんよ。ますます、何の為にモデルにして出しているのか、訳が解りませんねぇ。

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