> と、いうわけで、銀英伝世界でどのように軍艦が発展してきたのかを
> 勝手に考察してみたいと思います(^^;
> できるだけ銀英伝正史と矛盾の無いようまとめたつもりですが、
> 細かいミスなどはご容赦ください。
(速水註 長いので勝手に略)
> ……以上、KURによる捏造軍艦史です(^^;;
> 長文駄文、お付き合いありがとうございました。
間違いとか正しいとか言う以前に、まず提案。
現実の軍艦ももともとは武装商船が特化したものだから、宇宙軍艦発展史の冒頭も、やはりそこから入るのではないか、と。
はじめは各種の輸送船があって、その積み荷を狙う海賊がいたのではないのでしょうか。
はじめに出来た艦は巡航艦というのは、的を得ていますね。輸送艦隊を護衛するために、それ以上の速度を出せる船体に武装を施したのは、辻褄が合う設定です。
もともとの巡洋艦も、デザイン的にはティークリッパーから来ているものですし。高速輸送艦に武装を施したのが、案外、巡航艦の起源なのかも知れません。
ここでもう一点追加。大型輸送船は小回りが利かないから、その内部に遊撃艇を積んでいたのでは? 搭載する遊撃艇を多くしたために生まれたのが空母、ということになるのかな。
とすると、遊撃艇が駆逐艦の本家と言うことでもある。それなら「宇宙海賊を駆逐する」という名目が出来た!(パチパチ)
ちなみに水雷艇による飽和攻撃の話ですが、一八八〇年代のフランスで生まれたのが最初です。またこの思想には、旅順港で戦死したマカロフ提督も強い影響を受けていました。
しかし水雷艇を集団で初めて用いたのは、おそらく日本が最初。日清戦の時です。海戦で運用したのも、日露戦の日本が最初でしょう。
というか、フランスやマカロフの考えは、魚雷を攻撃兵器としてではなく、防御兵器として見ていた観があるようです。また、当時の水雷艇や駆逐艦は、大洋での航海は無理でしたし。
というところで、また仕事に戻ります。
どうもやっちです。
アニメの方は設定が書いてあったのですが、ゲームの方を書いている人がいないので、ロイエンタールで銀河を奪おうとしたものとして、あえて書かせてもらいます。
○駆逐艦
はっきり言います。異常なくらいコストパフォーマンスの高い艦です。
移動が早く、攻撃力は下手すると巡洋艦より高く、とにかく安い。
しかし、それ以上に「とにかくもろい」。
一回の攻撃で1000隻近く蒸発した記憶があります。
○巡洋艦
基本的に普通の船です。
装甲は戦艦ほど厚くなく、駆逐艦に攻撃力で劣ります。
ゲームではほとんど、印象に残らなかったですね。
○戦艦
一応、最強の艦種ですが、防御力では確かに最強と言っていいですが、攻撃力に関しては次に書く空母に大きく水をあけられています。
○空母
最強の攻撃力を誇る艦種。
しかも他の兵器と違い、正面だけではなく、その攻撃半径に入れば、どこにでも攻撃できるという使い勝手の良さ。
もちろん、欠点はいっぱいあります。
「高く(半端じゃなく)」て「もろい」んです。
また、一度、攻撃すると次の攻撃まで、少し、時間がかかりますし、むこうも戦闘機を出してくるとドッグファイトに入って、次の雷撃………じゃなくて、攻撃が不可能になります。
ゲーム的には「攻撃機兼戦闘機」という感じです。
当然、前方になんかおけません(もったいない!)。
ゲームでは他の提督たちと手持ちの空母を奪い合う事になりました。
と、高度な話の合間にいきなり、妙ちきりんな文章を書いてしまいましたが、何かの足しになったなら、うれしいです。
ちなみに僕の書いているのは「銀河英雄伝説3」の話で、それ以前、以降については、こちらはまぁーたくわかりません。
それと、
> まあ、これ以上は、あの世界における駆逐艦やワープ機関の正確なスペックがわからないとどうしようもないような気もしますね(笑)。
ですが、田中氏の性格を考えたら、「宇宙戦艦ヤマト」に準ずるような気がします。
攻撃機ではなく爆撃機でした。
訂正させていただきます。
ただ、現代の戦闘機は、戦闘機と爆撃機とという分け方をせず、兵装によって用途を変える(と思った)ので、スパルタニアン爆装タイプで充分説明できるんじゃないかなぁ。
あ!
ここは戦艦の話するレスだった(笑)。
申し訳ない!
毎度どーもです。
(速水註 上記、勝手に略)
>
> まあ、これ以上は、あの世界における駆逐艦やワープ機関の正確なスペックがわからないとどうしようもないような気もしますね(笑)。
もし低出力のワープ機関があったと仮定すると、海戦=会戦の意味がまったく異なってしまうのですよ。
つまり敵の位置を先に発見して、「ワープ可能なミサイルをぶっ放す」で、カタがついてしまう。これでは艦船どころか、戦術も名将もあったものではありません。
ですから作品世界を守るうえで、
・ある一定の大きさ以上の艦でなければ、ワープ可能なエンジンは積めない
という制約を噛まさないと、非常にまずいことになってしまう……。
しかし難解な物理の話になると、どうもワタクシに林家こん平師匠か、木久蔵師匠が憑依してしまうので、そのあたりは詳しい人たちで、なんとか理由をこねくり回して下さい。ヨロシク!
> 毎度どーもです。
こちらこそどーもです。
> もし低出力のワープ機関があったと仮定すると、海戦=会戦の意味がまったく異なってしまうのですよ。
> つまり敵の位置を先に発見して、「ワープ可能なミサイルをぶっ放す」で、カタがついてしまう。これでは艦船どころか、戦術も名将もあったものではありません。
> ですから作品世界を守るうえで、
>
> ・ある一定の大きさ以上の艦でなければ、ワープ可能なエンジンは積めない
>
> という制約を噛まさないと、非常にまずいことになってしまう……。
私は、ワープ機関はそんなに便利なものじゃないと思っています。劇中でワープを使った戦術がまるで無かった事から考えて、おそらく操作・時間・位置などの制約バリバリの代物なんじゃないでしょうか。
ちなみに、ワープ爆弾については、以前ここで話し合った事があります。ザ・ベストの「銀英伝のSF兵器理論6-E」も参考にしてみてください。
> しかし難解な物理の話になると、どうもワタクシに林家こん平師匠か、木久蔵師匠が憑依してしまうので、そのあたりは詳しい人たちで、なんとか理由をこねくり回して下さい。ヨロシク!
私も、物理的な話になるととんと駄目なんですけどね。私がやっているのは、科学考証じゃなくて、あくまでSF考証ですから(笑)。
>ワープ爆弾
やはりこれは禁じ手にしませんとここまでの話題が崩壊します(笑)。
まあありきたりですが、
1.コストパフォーマンスが悪い
2.ワープ後の座標軸計算など手間・問題がある
ということでいいんじゃないでしょうか。
それから銀英伝に出てくる艦種を抜き出すと、
・戦艦
・砲艦
・ミサイル艦
・高速戦艦
・宇宙空母
・巡航艦
・駆逐艦
・宙雷艇
・戦闘機
・強襲揚陸艦
以上になります。むー、こんなに艦種があったんですね。
どうやって整合性を取ればいいんだろう。
私程度では不可能なので、他の人に任せます(笑)。
それから防御としては中和磁場なるものがあります。
中和磁場<ビームエネルギーとなったとき、
シールドが破られて直撃となるようです。
あと、戦艦がもっともシールド能力が高いとされています。
たぶん、出力に関係するからでしょう。
>宇宙では空気抵抗ないし
大艦巨砲と航空主兵のことで重要なことを忘れていました。
宇宙では空気抵抗が無いから、地上のような航空機と艦船の関係が成り立たないんですよね。(^^;;
そうすると、スパルタニアンやワルキューレの存在理由も考え直さないと・・・。
毎度どーもです。
しかしここに書き込むヒトたちは、なかなか寝させませんな(笑)。
ザ・ベストの「銀英伝のSF兵器理論6-E」、拝見しました。
たしかあそこになかったことを、一つ追加。
大きな問題は、「索敵」でしょう。
宇宙の戦いは、「相手より早く見つけるか否か」でほぼ決定します。
しかし自艦隊から離れるにしたがって、発見できる率は激減してしまうでしょう。たしか『ヤマト』の真田さんが、「太平洋のなかで、ハリを探すようだ」といったセリフがあったと思いますが。
仮に偵察艦が敵艦隊を発見出たとしても、「超高速通信」で味方艦隊に報告するよりさきに、敵に傍受されてしまう! これでは意味なんか、ありませんね。
要塞攻撃については「ザ・ベスト」で書かれているので触れませんが、艦隊戦において、ワープ爆弾=ミサイルは「出来たかも知れないが、使えなかった」ということにしておいたほうがいいと思います。
しかし「駆逐艦」がワープ航法が可能だとすると、やはり敵艦隊の後ろに回り込んでの攻撃が可能になってしまいます。この部分にも、なんとか制約を加えないと。
個人的には「両艦隊が会敵した程度の距離では、ワープ航法は不可能である」で納得できるのですが、それなら小型艦の意味が完全に喪失してしまいますし……ま、それでもいいんですが。
皆さんのツッコミ(爆)、いや、貴重な御意見で、宇宙での戦いの姿がおぼろげに見えてきましたが、この発表はもう少し待って下さい。
ということで、体調が悪いため、今日は寝ます。
> >宇宙では空気抵抗ないし
>
> 大艦巨砲と航空主兵のことで重要なことを忘れていました。
> 宇宙では空気抵抗が無いから、地上のような航空機と艦船の関係が成り立たないんですよね。(^^;;
> そうすると、スパルタニアンやワルキューレの存在理由も考え直さないと・・・。
スパルタニアンやワルキューレは攻撃をかけようにも戦艦に追いつけないのでは?
単座式戦闘艇の推進力を1だとすると戦艦は1000ぐらいありそうですし。
ワルキューレが距離10(単位がわからん)ばかり戦艦に近づこうとすると、戦艦は距離9990先に行ってしまうってな事にはなりませんか?
結論として宇宙では大出力で、それに耐えうる燃料積載できる船が最も建造物の中で速く、遅いミサイルなど回避できるので大型艦が最強・・・なのかな(お
われわれの知っている形の戦闘で使うのでなければ、あり得るのかも知れませんけど。
「ある一定の距離で艦からの攻撃は無効になる」というのがワタクシの説ですが、たとえば正面から双方の艦隊が接近した場合、相手戦艦の(剥き出しの)砲に対し、小型爆弾を取り付ける(撃破は無理でも戦闘力は減殺できる)小型工作艇みたいなのが使えるのでは。だからはじめに、『ガンダム』の『ボール』みたいなのではないか、と書いたのですが。それの援護や駆逐をするための、戦闘機があったと(しかし「絵にならないシーン」だなぁ)。
物理的に可能かどうかは別にして、これぐらいしか思い付かなかったですね。
お役に立てなかったどころか、夢を潰したみたいで、どーもすいません(多謝多謝)。
しかしなにより、「宇宙では海戦が起こる率は格段に低い」と考えるのが一番無難ですね(回廊で衝突したときは、戦力でほぼ勝敗が決定してしまう)。
すると「正面から撃ち合う海戦」をやる提督たちはやっぱり無能だし、ラインハルトにせよヤンにせよ「戦術能力を発揮する段階で戦略的ミスを犯している」ということになってしまいます。
ともかくこの際、ここで証人喚問しましょう(爆)。
今まで一回しか書いたことないんですが、いきなり横レス失礼します。
> スパルタニアンやワルキューレは攻撃をかけようにも戦艦に追いつけないのでは?
> 単座式戦闘艇の推進力を1だとすると戦艦は1000ぐらいありそうですし。
> ワルキューレが距離10(単位がわからん)ばかり戦艦に近づこうとすると、戦艦は距離9990先に行ってしまうってな事にはなりませんか?
高校とかで習うニュートン物理学(空気抵抗とか考えない)の公式にあてはめると
F(出力)=m(質量)×a(加速度)
なので、質量が大きければ大きいほど高い出力が要るというだけで、質量が小さければそれなりに小さい出力でも同じもしくはそれ以上の加速度→速度が得られるはずです。
だから、ワルキューレやスパルタニアンもそれなりに機動性が高いと考えても問題ないと思いますよ。
少なくとも戦闘時は一般相対性理論に反する動きはしないことになってるみたいですからね。
銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
> 銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
>
極端に夢の無い話だが、破片による誘爆を防ぐためにとにかく船と船との間に距離をとって超長距離から、何時間も計算したのちに攻撃する。
そのため距離がありすぎるときは本気で何日たっても戦闘が終了しないことうけあいである。これなら遮蔽装置を搭載した宇宙船で敵の包囲網をかいくぐってでも拠点に決死隊を送り込んだほうが方がマシという気がする。
夢のない話でスミマセンでした。
> 銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
>
正直な話、考えれば考えるほどわからなくなってきた、というところでしょうか。
局面に応じて、われわれの知っている陸戦、海戦(潜水艦戦も含む、索敵や探知などはこれでしょう)、空戦(AEWなども含む)がそれぞれミックスされた形になるものだと思います。ですから「会戦」となることもあり得るでのしょうが、そればかりが続くとも思えないのです。
リアリティを突き詰めると、やっぱり「夢のない戦い」になっちゃうのかなぁ……(かなり残念)。
さて、宇宙戦闘機の用法について、ひとつだけ提案があります。
どなたかからもツッコミがない以上、双方の艦隊が接近しすぎた場合、互いに攻撃できないのではないかという小生からの問題提起は、一応、認められたかと思います。しかし常識的に、戦いの最中、どちらも休戦なんて、悠長なことはしないでしょう。
ここで双方の艦隊がすれ違うとき、小型の爆弾を積んだ工作艇みたいなのを放出する、という案はどうでしょう。
設定上、エンジンは攻撃できないにせよ、剥き出しの砲(の基部)を破壊することはできると思います。無論、撃沈なんかは無理ですが、相手の戦闘力は一時的に減殺されるでしょう。
これを援護する、あるいは攻撃するために、特化した戦闘機ができた……と。もっとも「なぜ有人化したか」などの疑問はありますが。
とにもかくにも、「絵になりません」なぁ。
ども、KURです。
> さて、宇宙戦闘機の用法について、ひとつだけ提案があります。
> どなたかからもツッコミがない以上、双方の艦隊が接近しすぎた場合、互いに攻撃できないのではないかという小生からの問題提起は、一応、認められたかと思います。しかし常識的に、戦いの最中、どちらも休戦なんて、悠長なことはしないでしょう。
> ここで双方の艦隊がすれ違うとき、小型の爆弾を積んだ工作艇みたいなのを放出する、という案はどうでしょう。
銀英伝の戦闘だと、「すれちがう」ということが滅多に起こらないのが問題かと…
基本的に、横列展開して大砲を並べて撃ちあう形式ですので、
反航砲戦なんてまず起こらなさそうな気がします。
あと、アニメの描写を信用すれば、銀英伝の戦艦の主砲には「基部」なんてものがないです(^^;
旋回機構をもたないため、砲身そのものは装甲の内側に隠されています。
つまり、外観上は装甲表面に「孔」があいているようにしか見えません。
防御の観点からはかなり強力だと思われます。
というか、銀英伝世界では接近しようが何しようが撃ちまくるんじゃないでしょうか?
核融合爆発の閃光のなかから敵艦が現れる描写などもありますし、
エネルギー中和磁場の内側まで来られなければ、至近距離で撃破してもかまわないような気がします。
問題は、主砲に旋回機構がないことで、距離が詰まった場合に
敵を照準するのが極めて難しくなるでしょうね。
そういう点から、単座式戦闘艇という発想はそれほどおかしくはないと思うのですが、
あの程度の火力で装甲された軍艦をどうにかできると考えていたとすれば、
やっぱり詰めがあまいですよねえ……
> > さて、宇宙戦闘機の用法について、ひとつだけ提案があります。
> > どなたかからもツッコミがない以上、双方の艦隊が接近しすぎた場合、互いに攻撃できないのではないかという小生からの問題提起は、一応、認められたかと思います。しかし常識的に、戦いの最中、どちらも休戦なんて、悠長なことはしないでしょう。
> > ここで双方の艦隊がすれ違うとき、小型の爆弾を積んだ工作艇みたいなのを放出する、という案はどうでしょう。
>
> 銀英伝の戦闘だと、「すれちがう」ということが滅多に起こらないのが問題かと…
> 基本的に、横列展開して大砲を並べて撃ちあう形式ですので、
> 反航砲戦なんてまず起こらなさそうな気がします。
距離を取りながら、正面から撃ち合うのですか?
なにか根本的に、間違えていると思う(苦笑)。
> あと、アニメの描写を信用すれば、銀英伝の戦艦の主砲には「基部」なんてものがないです(^^;
> 旋回機構をもたないため、砲身そのものは装甲の内側に隠されています。
> つまり、外観上は装甲表面に「孔」があいているようにしか見えません。
> 防御の観点からはかなり強力だと思われます。
それならしょうがない。拙案を撤回します。
> というか、銀英伝世界では接近しようが何しようが撃ちまくるんじゃないでしょうか?
> 核融合爆発の閃光のなかから敵艦が現れる描写などもありますし、
> エネルギー中和磁場の内側まで来られなければ、至近距離で撃破してもかまわないような気がします。
> 問題は、主砲に旋回機構がないことで、距離が詰まった場合に
> 敵を照準するのが極めて難しくなるでしょうね。
>
> そういう点から、単座式戦闘艇という発想はそれほどおかしくはないと思うのですが、
> あの程度の火力で装甲された軍艦をどうにかできると考えていたとすれば、
> やっぱり詰めがあまいですよねえ……
それを言われると、こっちも辛い(爆)。たしかに詰めは甘いんですが、致し方ないという部分もあると思います。
実は私も、ここで皆さんと意見のやり取りをするまで、「宇宙での戦い」について真面目に考えたことがなかったぐらいです。正直な話、はじめは漠然と、宇宙に戦闘機が出ても不思議ではないと考えていたほどですから。
今回、貴兄の問題提起で色々な意見が聞け、また自分でも考えるきっかけとなって、本当に「勉強になりました」(感謝々々)。
ともかく一人の脳味噌で考えられる部分にも限界がありますから、必要以上に芳樹ちゃんを責めることはできないのでは?
とくにアニメやゲームを基に、原作をどうこういうのはちょっと。それらの制作者も、「無理をしてでも」原作に忠実にしようとしているのですから……。
なにか最後は芳樹ちゃんの弁護みたいになっちゃいましたが、登場人物(とくにちょいキャラ)たちが一番可哀想ですよ。まるで作者の都合で必要以上に褒め上げられたり、無能扱いされているだけですからねぇ。
宇宙での戦争を考えると、今日にいたるまでの戦闘体系が通用するかという問題と、科学技術が何処まで発展しているかという問題が持ち上がってきますね
さらに、物語としての面白さというのを加味しなくてはならないし・・・・
自分が宇宙での戦争を考えると、ワープを利用した奇襲攻撃?みたいなものを考えますね
ただ、本音の部分を言うと、宇宙まで来て戦争をする必要があるのかな?
なんて思ったりもしたり・・・
こんにちは、KURです。
> それを言われると、こっちも辛い(爆)。たしかに詰めは甘いんですが、致し方ないという部分もあると思います。
> 実は私も、ここで皆さんと意見のやり取りをするまで、「宇宙での戦い」について真面目に考えたことがなかったぐらいです。正直な話、はじめは漠然と、宇宙に戦闘機が出ても不思議ではないと考えていたほどですから。
> 今回、貴兄の問題提起で色々な意見が聞け、また自分でも考えるきっかけとなって、本当に「勉強になりました」(感謝々々)。
>
> ともかく一人の脳味噌で考えられる部分にも限界がありますから、必要以上に芳樹ちゃんを責めることはできないのでは?
> とくにアニメやゲームを基に、原作をどうこういうのはちょっと。それらの制作者も、「無理をしてでも」原作に忠実にしようとしているのですから……。
> なにか最後は芳樹ちゃんの弁護みたいになっちゃいましたが、登場人物(とくにちょいキャラ)たちが一番可哀想ですよ。まるで作者の都合で必要以上に褒め上げられたり、無能扱いされているだけですからねぇ。
確かに、ひとりの人間が世界観から構築するわけですから、いろいろ矛盾が出るのは仕方ないし、それが普通だと思います。
そういうところをあげつらうようなことは、もちろん私も良くないと思いますよ。
ただ、このサイトの趣旨にはそぐわないかもしれませんが、私はいい年こいて今でも現役のファンなわけで、
あんまり田中氏を「撃つ」という気持ちではないです。
どっちかというと、ツッコミどころをなんとか合理的に説明できないかといろいろ考えてしまうわけです(^^;
いろいろ理屈をこねてつじつまを合わせる作業はなかなか面白いものですし、
その過程でみなさんと意見が交換できるのも楽しいですしね。
ちなみに、私が凄いと思うのはアニメのメカ設定考えた人です。
・武装は前面集中装備。
・旋回機構をもたない大出力主砲。
・装甲も前面重視なので側面や背面に回りこまれるとめちゃくちゃもろい。
・特に大出力かつ脆そうな大型スラスター。
などなど、原作の戦闘シーンな点をメカニズムの点から見事にフォローしています。
この説得力はすんばらしいと思いますよ。
こんにちは、KURと申します。
> 宇宙での戦争を考えると、今日にいたるまでの戦闘体系が通用するかという問題と、科学技術が何処まで発展しているかという問題が持ち上がってきますね
> さらに、物語としての面白さというのを加味しなくてはならないし・・・・
> 自分が宇宙での戦争を考えると、ワープを利用した奇襲攻撃?みたいなものを考えますね
> ただ、本音の部分を言うと、宇宙まで来て戦争をする必要があるのかな?
> なんて思ったりもしたり・・・
そうですね。
現在から遠く離れた未来ですので、どのような文明体系になっているかとか、
説得力のある宇宙船はどんなものかとか、戦術やらなにやら、宇宙モノは作者の趣味や力量が
もろに現れてきます。だから面白いんですけどね。
あと、残念ながら宇宙時代になってもやっぱり戦争はなくならないと思いますよ。
戦争と言うのは自分の意志を相手に強制させる行為なわけで、
二つ以上の集団が対立したとき、強力な第三者の仲裁が無ければ、
やはり戦争の原因は発生すると思います。
問題は、それがどういう形態を取るかですね。
艦隊どうしの決戦と言うのは、非常にダイナミックでロマンをかきたてますが、
実際には超長距離対消滅ミサイルの撃ちあいとか、そんな感じになるかもしれません。
そうすると、現代とあんまり変わらなくて面白みは全然ないですが。
参謀は星の軌道を計算したり、スペース・デブリを見つけうる理系が溢れることは疑いないでしょう。
長距離からの攻撃は軌道を計算し、偽の軌道情報を流しあう中佐殿の大好きな情報戦になると思われる。
宇宙船同士の戦いをするのなら、最低でもバリアを装備して破片を防ぎ、それ自体があまり出ないように武器や艦橋にだけ攻撃を仕掛ける。しかる後に降服を勧告するのがセオリーだろう。
こういった事態に陥るとしたら、遭遇戦という可能性が一番高いだろう。広い宇宙で遭遇するなんてそうそうないだろうが。
また夢のない話でしたね。
> こういった事態に陥るとしたら、遭遇戦という可能性が一番高いだろう。広い宇宙で遭遇するなんてそうそうないだろうが。
いや、結構あると思いますよ。広い宇宙と入っても、実際に宇宙船が行き来するようになった場合、自ずと航路が決定されるでしょうし。地球上の海で遭遇船が起きるのと同じ理屈ですよ。
もっとも、宇宙船の種類にもよるでしょうけどね。亜光速宇宙船での恒星間戦争とかだったら、世紀単位の、とんでもなく悠長な戦争しかできなさそうですし(笑)。
> いや、結構あると思いますよ。広い宇宙と入っても、実際に宇宙船が行き来するようになった場合、自ずと航路が決定されるでしょうし。地球上の海で遭遇船が起きるのと同じ理屈ですよ。
となると、恒星間の距離が比較的近い領域で起こりそうですね。あと、自転や公転で、この時期はどういった経路で行くのが効率がいいのかで航路も決定されそうです。
例えば、重力カタパルト。
> もっとも、宇宙船の種類にもよるでしょうけどね。亜光速宇宙船での恒星間戦争とかだったら、世紀単位の、とんでもなく悠長な戦争しかできなさそうですし(笑)。
悠長どころか国民の士気を維持する事が困難になり、途中で何が目的で相手が何者なのかさえ忘れてしまうのでは? いや、そもそも現在が戦争状態なのかどうさすら眼中からなくなりかねません。
少なくとも超光速宇宙船がないとまともな恒星間戦争など望むべくもありません。
> となると、恒星間の距離が比較的近い領域で起こりそうですね。あと、自転や公転で、この時期はどういった経路で行くのが効率がいいのかで航路も決定されそうです。
> 例えば、重力カタパルト。
あとは、例えば空間が安定している星域とか、障害物が少ない星域なんかも航路に含まれそうですね。逆に、奇襲をかけるために、あえてワープを失敗する可能性がある星域を強行突破する、なんてのもありそうです。
もっとも、これは空間跳躍型のワープ機関という前提ですので、恒星間移動技術次第では、例えば「星界の戦旗」みたいに超空間での開戦があるかもしれませんし、例えば「YAT!安心宇宙旅行」のようなトンネル型の恒星間移動技術の場合は遭遇戦は起こり得ないでしょう。結構考察すると面白そうなネタですね。
> 悠長どころか国民の士気を維持する事が困難になり、途中で何が目的で相手が何者なのかさえ忘れてしまうのでは? いや、そもそも現在が戦争状態なのかどうさすら眼中からなくなりかねません。
> 少なくとも超光速宇宙船がないとまともな恒星間戦争など望むべくもありません。
まともじゃない恒星間戦争ならありそうですね。例えば、どちらの勢力も戦争している事を忘れてしまって、儀式的に恒星間亜光速ミサイルを作っちゃあ打ち上げてる世界、とか(笑)。
久しぶりの投稿となります。
さて今回皆さんに問題提議するのは
銀英伝世界の戦争において、艦艇数さえ揃えればそれが力になりうるのか、という疑問です?
わたしの結論からすれば、「NO」です。
艦種にはそれぞれの能力差が生じます。
戦艦は巡航艦を完全に圧倒し、巡航艦は基本的に駆逐艦を相手にしません。(指揮官によってはその原則を打ち破る事はありますが)
その原則に従えば、駆逐艦と巡航艦を集めた艦隊では戦艦を含めた正規艦隊には勝てぬのが道理のはずです。
ランテマリオ会戦においての同盟側の戦力は公称三万五千隻であっても、実は正規艦隊の第一艦隊の一万五千を除くと第14.15艦隊の各1万隻は正規艦隊の4,5千隻にしか匹敵しなかったのではないでしょうか?
皆さんはどうお考えです?
(本編に依れば、第14.15艦隊の艦船は前年に緊急に編成された小艦隊、星間巡視隊や各星系警備隊の重装部隊からなるモノとの事。
巡視隊や警備隊の「重装部隊」では採用されているのは型落ちの正規艦隊の巡航艦や駆逐艦でしょうから、戦力としては現行の同級艦より一割以上は落ちると考えるべきでしょうし)
はじめまして。
こちらでは初めての投稿となる者です。面白そうなので自分も参加させて下さい。
> 銀英伝世界の戦争において、艦艇数さえ揃えればそれが力になりうるのか、という疑問です?
>
> わたしの結論からすれば、「NO」です。
賛成です。
自分の意見を付け加えるなら、武器(ここでは艦艇ですね)を扱う人間の能力にも左右されるでしょう。単純に訓練度やその日の体調、指揮する司令官の能力なども戦力を計る要素の筈です。
14,15艦隊の場合、これが圧倒的に不足していたと思います。まともな戦力を期待できたのは第1艦隊だけではないでしょうか?
ただ、艦種の違いによる戦闘力の差というのは難しいところだと思います。
聞きかじりの知識ですが、第二次世界大戦頃の海戦では戦艦などが遠距離で砲撃を加えてる間に駆逐艦が高速を利用して相手に接近。近距離から機動力を活かして相手を叩きまくる、という戦法があったとか。これがどの程度信用できるのかは分かりませんが、使い方によれば駆逐艦なども戦力として計上できたのではないでしょうか?
まあ、それも結局指揮官の能力とか、その場の状況などによって左右されるのでしょうが。
> 艦種にはそれぞれの能力差が生じます。
> 戦艦は巡航艦を完全に圧倒し、巡航艦は基本的に駆逐艦を相手にしません。(指揮官によってはその原則を打ち破る事はありますが)
>
> その原則に従えば、駆逐艦と巡航艦を集めた艦隊では戦艦を含めた正規艦隊には勝てぬのが道理のはずです。
> ランテマリオ会戦においての同盟側の戦力は公称三万五千隻であっても、実は正規艦隊の第一艦隊の一万五千を除くと第14.15艦隊の各1万隻は正規艦隊の4,5千隻にしか匹敵しなかったのではないでしょうか?
>
> 皆さんはどうお考えです?
いわゆる大艦巨砲主義が成り立つかどうかということですね。
私も基本的には賛成です。
ただし、前提条件があります。
駆逐艦クラスの小型艦艇に搭載可能な武器で戦艦を撃沈しうる武器がないということです。
昔で言うなら魚雷、今で言うなら対艦ミサイルのことです。
かつての戦艦は魚雷とそのプラットフォームである駆逐艦の発展によって海戦における重要な戦力ではなくなりました。
日本海軍における戦艦は大型駆逐艦である特型駆逐艦の完成で海戦時には駆逐艦が雷撃するまでの間に敵戦艦の砲撃をひきつける囮としての役割しか期待されなくなっています。
第二次大戦時以前の段階でそうなっているのです。
ですからかつての魚雷に匹敵するような武器が存在しなければ大艦巨砲が成り立つ可能性はあると思います。
ちなみにこの駆逐艦の発展による大艦巨砲主義の終焉についてはこのページに詳しく書かれています。
http://www.warbirds.jp/truth/torpedo3.html
> (本編に依れば、第14.15艦隊の艦船は前年に緊急に編成された小艦隊、星間巡視隊や各星系警備隊の重装部隊からなるモノとの事。
> 巡視隊や警備隊の「重装部隊」では採用されているのは型落ちの正規艦隊の巡航艦や駆逐艦でしょうから、戦力としては現行の同級艦より一割以上は落ちると考えるべきでしょうし)
そうとも限らないのではないでしょうか。
かつての日本海軍では旧式戦艦を海防艦という名称で警備用艦艇にしていました。
ですから重装部隊に戦艦がいる可能性もあると思います。
そもそも大艦巨砲主義が成り立つなら最も生存性が高いのは戦艦のはずです。
ですから残って退役する艦にも戦艦がそれなりの数存在していておかしくないはずです。
ただ、正規軍の装備に比べると型落ちなのは変わらないでしょうけどね。
> うーん、あれだけの小型艇の武装を火砲のみにして、爆装させなかった理由がわからない。
> 両国の空母関係者を小一時間くらい問い詰めたくなってきました(^^;
始めまして。
個人的に戦闘描写を読んで得た感想
(といっても既に20年以上前になりますか・・)として、
小説内で明記されたわけではないですが
一世紀半に渡る艦隊戦の末の戦術的洗練で
爆装した戦闘艇での一撃離脱を互いに警戒するあまり
局地的展開の打破以外にその役割を喪失したもの、と
脳内補完しておりました。
要するに質量を揃えた上での艦隊決戦がこの世界の戦術戦闘の
要である以上、ロングレンジでの撃ちあいで
彼我の陣形的優位を形成することが戦術的成功とするなら、
局部的な敵との超密接状態(艦砲の真空地帯)の
制宙権を優位にする以上の役割が単座戦闘艇の
基本的用兵になったのではないかと。
いずれにしても戦場の大局を左右することは
ほぼ無く(絶無とも思えませんが)、
クローズドエリアでの優位確保としての役割しか
機能してないのでしょうね。