「神々の黄昏」作戦で帝国軍がフェザーンに進駐したころ、同盟政府では国家元首のトリューニヒトが行方不明となり、国防委員長のアイランズが実質的に議長職を兼任しました。しかし、帝国の双璧がハイネセンに現われると、トリューニヒトは急に出現し、法律上は自分が国家元首であるとして、バーラトの和約を結んだのでした・・・というのが、銀河英雄伝説の記述でしたが、普通、国家元首が半年間も不在と言うのはあり得ないのではないでしょうか?法律や行政文書には国家元首の署名が必要なものもあるでしょうから、トリューニヒトとの連絡がとれなかった時点で、議長代行をたて、最高でも2・3ヶ月したら、トリューニヒトの議長からの解任、新議長の選出がおこなわれるはずです。(戦時体制化にある同盟では議長にもしものことがおこったときはどうするか明文化されているはずです)あくまでも、後知恵ですが、あのとき、トリューニヒトの解任・新議長選出の手続きがきちんととられていれば、無条件降伏勧告もバーラトの和約もなく、銀河の歴史は大きく変わっていたでしょう。(少なくとも、同盟は滅亡しなかった可能性は高い)
帝国の侵攻で代議員が逃亡し、議会を開催することが出来ず、新議長選出の手続きが出来なかったのでしょうか?
トリューニヒトの件は、あの時点でアイランズが議長職代行を
している事で「議長不在時の対応規定」が有効に動いていたと解釈
出来ます。「議長不在時はxx職が代行し、復帰すれば職権返還」とか。
「何故アイランズが兼任か?」というのは戦時特例とかで・・・
確かに丸4ヶ月以上は長い気もしますが、解任手続きをしなかった
のは、当時状況下で「議長の解任」より「目前の当該諸業務」を優先
させたのかもしれません。
国家存亡の危機状況で悠長に「選挙」などやってる場合ではなかった
のと、トリューニヒトが戻って来ると思ってなかったのでしょうね。
あと、パエッタに対するヤンの対応については、パエッタの本質を
嫌ったのでしょう。例えるなら、後のネグロポンティの土下座位の
胡散臭さを感じ取ったのかもしれません。
戦闘中の献策を何度も退けておいた状況で、決定的といえるラインハルト
の「横断」を見逃した事をロボスに(直接的でないにしろ)叱責され、
「自分の判断が間違っていた」より「後にヤンに吹聴(若しくは告発)される事での自分への不利益(降格とか)」を恐れた結果としての
行為にしか見えません。仮に、ある程度ヤンの能力について評価を
したにしろ、「部下の方が優秀」を自尊心により認められないタイプ
でしょうし(これは、パエッタだけという訳ではないのですが)、
それはヤンに対する姿勢が変わってない「アスターテ」で更に証明
されてます。
「君に含む所がある訳ではない」とか弁明めいたことは言ってましたが。
結局の所、ヤンが「パエッタや軍上層部とのやり取り」より「紅茶」
を選んだのは、そういった軍の体質を嫌った故でしょう。
これは想像なのですが、「上司と積極的にやり取りをしようとした」
選択肢は「ラップ」という形で表現したのではないでしょうか?
> トリューニヒトの件は、あの時点でアイランズが議長職代行を
> している事で「議長不在時の対応規定」が有効に動いていたと解釈
> 出来ます。「議長不在時はxx職が代行し、復帰すれば職権返還」とか。
> 「何故アイランズが兼任か?」というのは戦時特例とかで・・・
> 確かに丸4ヶ月以上は長い気もしますが、解任手続きをしなかった
> のは、当時状況下で「議長の解任」より「目前の当該諸業務」を優先
> させたのかもしれません。
> 国家存亡の危機状況で悠長に「選挙」などやってる場合ではなかった
> のと、トリューニヒトが戻って来ると思ってなかったのでしょうね。
私もこの可能性は考えました。「議長不在時は国防委員長が職務を代行する」というのは、戦時体制下ではありそうな規定です。(これだと、サンフォードが辞任した後、トリューニヒトが暫定政権首班に就任したことも説明がつく)ただ、これだと、ひょっとしたら、国家元首代行に就任するかもしれない重要な職務にアイランズのようなそれほど信用を置いていない政治家をトリューニヒトが就けるだろうかという疑問は残ります。自分が任期途中で辞めるはずがないとトリューニヒトが自信を持っていたのか、それとも自分が何らかの事情で辞任に追い込まれた場合、アイランズなら与しやすく、院政を敷けると考えたのでしょうか?あと、選挙の件ですが、サンフォードのような調整型の政治家が議長になっている点や総選挙の結果を非常に気にしているところから見て、同盟は議院内閣制だと思います。だとするならば、議長選挙は1日もあれば済むような気がするのですが・・・。
> あと、パエッタに対するヤンの対応については、パエッタの本質を
> 嫌ったのでしょう。例えるなら、後のネグロポンティの土下座位の
> 胡散臭さを感じ取ったのかもしれません。
なるほど。確かに前言とは矛盾しますが、私がヤンだったら紅茶を飲みに行くでしょうね。でも、パエッタをおだてて散々ただ酒をおごらせてもらった後に、「私の作戦も閣下あってのものです。閣下のような剛毅な武将でのみ、私の作戦は花開くのです」とでも自尊心をくすぐっておけば少しはパエッタも軟化したかもしれません。そうすれば、アスターテの流れも変わっていたのではないのでは。
>> これは想像なのですが、「上司と積極的にやり取りをしようとした」
> 選択肢は「ラップ」という形で表現したのではないでしょうか?
>
ラップが生きていれば、同盟軍上部とヤンの橋渡しになってくれたかもしれません。惜しい人材を戦死させたものです。
> トリューニヒトの件は、あの時点でアイランズが議長職代行を
> している事で「議長不在時の対応規定」が有効に動いていたと解釈
> 出来ます。「議長不在時はxx職が代行し、復帰すれば職権返還」とか。
> 「何故アイランズが兼任か?」というのは戦時特例とかで・・・
> 確かに丸4ヶ月以上は長い気もしますが、解任手続きをしなかった
> のは、当時状況下で「議長の解任」より「目前の当該諸業務」を優先
> させたのかもしれません。
> 国家存亡の危機状況で悠長に「選挙」などやってる場合ではなかった
> のと、トリューニヒトが戻って来ると思ってなかったのでしょうね。
>
>
2053の補足ですが、トリューニヒトが行方不明となったために、戦時特例法でおもわずアイランズが議長代行に就任し、その責務の重さに直面して、アイランズは政治家としての信念に目覚めたという解釈はどうでしょう?重要な役目を与えられることによって、人間的に成長する人もおりますし、アイランズの豹変の理由がうまく説明できる気がします。
ところで、私はこのアイランズという人物が妙に人間臭くて好きなのですが、もしもバーラトの和約後もこのアイランズが病に倒れず、同盟議長に就任していたら、同盟の運命はどう変わっていたでしょうか。レベロの場合と同じように同盟は崩壊していたでしょうか。それとも、うまく帝国と交渉して、同盟存続に成功していたでしょうか?それとも帝国政府は最後まで徹底抗戦したアイランズの議長就任に反対するでしょうか?ラインハルトだったら、「ほお。同盟にも骨のある政治家がいたとは。面白い」とか言って認めそうな気もするのですが・・・。
> ところで、私はこのアイランズという人物が妙に人間臭くて好きなのですが、もしもバーラトの和約後もこのアイランズが病に倒れず、同盟議長に就任していたら、同盟の運命はどう変わっていたでしょうか。レベロの場合と同じように同盟は崩壊していたでしょうか。それとも、うまく帝国と交渉して、同盟存続に成功していたでしょうか?それとも帝国政府は最後まで徹底抗戦したアイランズの議長就任に反対するでしょうか?ラインハルトだったら、「ほお。同盟にも骨のある政治家がいたとは。面白い」とか言って認めそうな気もするのですが・・・。
交戦時のトップだから、降服後の議長就任は許さん、なんてケチなことラインハルトは言わないと思います。
けど、議長があっぱれなヤツだからという理由だけで、同盟を存続させてくれるとは思いません。
同盟存続の大条件が、イゼルローンの存続条件と同じ、敵はあっぱれなヤツだと認めさせたまま、ラインハルトの病状が進行してヒルダに実権が移る直前まで粘ること、だとすれば……。
そこまで粘るための小条件の中で、一番必要なのはヤンを逃がさないこと。できるなら、現役のまま同盟軍に留まってもらうことでしょうが。
これは格調高い弁舌で、とうとうと民主主義擁護の必要性訴えれば、コロっと転んでくれそうです。ヤンは自分の上に立ってくれるNo.1を求めてましたし。
で、ヤンが留まってくれたとして……そういや、ヤンは帝国打倒のためにいろいろ思慮遠謀してましたっけ。……6巻第2章Vでした。
……計画前提の条件となる、A.理念、権利回復のためにエネルギーを集中させるために必要なもの、それを強く喚起するためには
…………
b.民主共和政治を象徴するカリスマ的存在の犠牲
……アイランズ議長の運命やいかに。
> 交戦時のトップだから、降服後の議長就任は許さん、なんてケチなことラインハルトは言わないと思います。
> けど、議長があっぱれなヤツだからという理由だけで、同盟を存続させてくれるとは思いません。
私が「ラインハルトは許す」と書いたのは、アイランズの議長就任のことです。さすがに、議長の人格で同盟存続を許すほどラインハルトは甘くはないと私も思います。
> 同盟存続の大条件が、イゼルローンの存続条件と同じ、敵はあっぱれなヤツだと認めさせたまま、ラインハルトの病状が進行してヒルダに実権が移る直前まで粘ること、だとすれば……。
>
> そこまで粘るための小条件の中で、一番必要なのはヤンを逃がさないこと。できるなら、現役のまま同盟軍に留まってもらうことでしょうが。
> これは格調高い弁舌で、とうとうと民主主義擁護の必要性訴えれば、コロっと転んでくれそうです。ヤンは自分の上に立ってくれるNo.1を求めてましたし。
「私は今まで最低の人生を送ってきた。しかし、私は目覚めたのだ!今、同盟に必要なものは・・・」とアイランズが切々と訴えれば、ヤンは首をすくめて「年金生活はもう少し後にしようか」とでも言いながら、軍に残留してくれそうです。うまくすればビュコックも残留するでしょう。そうすれば、ビュコック統合作戦本部長・ヤン宇宙艦隊司令長官の最強コンビが誕生し、帝国も一目置かざるを得ないでしょう。(チェンは統合作戦本部次長・アッテンボローが宇宙艦隊総参謀長、フィッシャーかムライが艦隊司令官に昇進)。あとは同盟経済を再建し、国力を回復させることですが、これはレベロやルイに任せれば良いとおもいます。(それにしても、財政再建策として給料カットしか思いつかないレベロって本当に有能なのだろうか?)
> で、ヤンが留まってくれたとして……そういや、ヤンは帝国打倒のためにいろいろ思慮遠謀してましたっけ。……6巻第2章Vでした。
>
> ……計画前提の条件となる、A.理念、権利回復のためにエネルギーを集中させるために必要なもの、それを強く喚起するためには
>
> …………
>
> b.民主共和政治を象徴するカリスマ的存在の犠牲
>
>
> ……アイランズ議長の運命やいかに。
ヤンとビュコックが同盟軍に残留すれば、帝国政府も警戒して、レンネンカンプよりもっとスケールの大きい人物、おそらく当初の予定通り、ロイエンタールを高等弁務官に任命するでしょう。そうすれば、ロイエンタールは無理にことを荒げようとせず、帝国と同盟は小康状態を保つのではないでしょうか。その間にオリジナルどおり、ラインハルトが死んでくれれば、ヒルダと交渉して、帝国と同盟の共存をはかることも可能になります。(そのどさくさにまぎれて、メルカッツらは同盟軍に合流)無理に犠牲者をつくる必要もないでしょう。
もしも、帝国とトラブルが発生したときは、ヤン自ら指揮をとってイゼルローンを再奪取するなり、フェザーンに工作をおこなうなり、同盟軍をフルに使っていくらでも抵抗が出来ます。
最高評議会議長ってどこに対して責任を負っているのでしょう。
アメリカのような大統領制なら、連絡もなく行方不明の時点で前大統領です。
国会に対して責任を負っているのなら、速やかな総辞職の上新たな元首を選任します。戦時だから特別に遅くなったとしても敗戦の責任をとる権利はトリューニヒトにはないはず。
しかしまあ、ヤンにしてもトリューニヒトにしても同盟の公務員には職務専念義務って無いのでしょうか。
軍ナンバー3はやるべき事をやらない、元首は無責任。
ヤンはともかくヨブは国民の意思で首に出来ます。
皆さん選挙にはきちんと行きましょう。
我が行くは星の大海の件
アスターテの時は純粋にヤンの意見を戦術上の理由で否定したと思います。
そもそも言うのが遅い、もっと前の段階で主張できたはず。
あの時点ではもう他の2艦隊に作戦変更を伝えるのは無理だし、伝わっても混乱するか帝国の偽情報扱いが関の山です。
つまり、確執はヤンが一方的に感じただけ。
ただ、自分たちが包囲しているぞって敵に見せつけながら進軍する馬鹿など現実には居ないだろうけど。
(包囲自体が罠か一部隊が敵の総兵力と同等以上にあるときは別)
バーラトの和約
2、フェザーン・イゼルローン両回廊出口周辺の星系は、帝国に割譲。
3、帝国の軍艦・民間船は、同盟領内を自由に行き来できる。
4、安全保障税1兆5000億帝国マルク払う。
5、同盟は主権の象徴として軍備を保持。しかし戦艦と宇宙母艦は持てない。軍事施設の建設・改修には帝国との協議が必要。
6、帝国との友好を損なう活動を禁止する法を作る。
7、高等弁務官府を設置する。その警備の軍を駐留させる。高等弁務官は同盟の各種会議を傍聴できる。
ヤンの帝国打倒計画
A、理念
理念を補強し、民主共和制再建のエネルギーを集中させるのに必要なもの。
a、専制政府の著しい圧政
b、民主共和制のカリスマ的指導者の犠牲
B、政治
・行政の末端レベルで、反帝国グループを組織(特に徴税・治安部門)
・帝国内部・フェザーンに協力者を作る。帝国中枢近くに協力者がいれば最善。
C、経済
・安全保障税のせいで、当分財政状態の回復は望めない。
・フェザーン商人の協力をあおぐ。(高利で借りる。鉱山開発権で釣る。帝国より同盟についた方が得と思わせる)
・帝国が産業国有・物資専売の政策を取れば、協力求めやすくなる。
D、軍事
・反帝国活動の実戦面を担当する部隊
・中核部隊は用意してあるが、さらなる補強が必要。
> 最高評議会議長ってどこに対して責任を負っているのでしょう。
> アメリカのような大統領制なら、連絡もなく行方不明の時点で前大統領です。
>
> 国会に対して責任を負っているのなら、速やかな総辞職の上新たな元首を選任します。戦時だから特別に遅くなったとしても敗戦の責任をとる権利はトリューニヒトにはないはず。
以前、別のスレで考察したように同盟の政治は議院内閣制であると思います。ならば、トリューニヒトが行方不明になった時点で議長代行者はトリューニヒト政権総辞職・新内閣成立の手続きを直ちにとるのが普通です。(小渕首相が死亡したときの対応を思い出しましょう)ですから、私はトリューニヒトが半年間も議長から解任されずにいるのは不自然と思ったのですが・・・。
> 我が行くは星の大海の件
> アスターテの時は純粋にヤンの意見を戦術上の理由で否定したと思います。
> そもそも言うのが遅い、もっと前の段階で主張できたはず。
> あの時点ではもう他の2艦隊に作戦変更を伝えるのは無理だし、伝わっても混乱するか帝国の偽情報扱いが関の山です。
> つまり、確執はヤンが一方的に感じただけ。
ヤンはラインハルトの脅威を同盟軍上層部に具申しておくべきでした。そうすれば、敵の司令官がラインハルトであるとわかった時点で同盟軍も少しはアスターテで戦術を練り直し、ヤンにも意見が求められる余地が出来たと思いますが・・・。
同盟議長にアイランズ就任、ヤン&ビュコック同盟軍重役に就任というところまで、概ね異議ありません。
(ただ、ヤンの権限拡大を、ラインハルトはいいと言っても、オーベルシュタインが駄目言うかもなぁ……というのが引っかかって)
ヤンの計画のB、政治の「帝国中枢近くの協力者」候補・トリューニヒトさんというのはどうでしょう?
トリューニヒトさんが出てきたら、アイランズさんヘコむし駄目でしょうか。
同盟にとっては裏切り者。バレたら政府自体の支持率大幅低下しそうですし。
けど上手いこと味方につければとっても心強いんじゃないかなぁ……。
C、経済の建て直しは……レベロやルイには荷が重過ぎるような…………。
あちこちの鉱山とかの権利、フェザーンに握られてましたし。
安全保障税+莫大な戦没軍人への年金支払い。それを支える労働力不足。これは、日本の未来の方が遥かに明るいです。
帝国の船も自由に入ってくるから、特産品貿易の旨みもなくなるでしょうし。
帝国が産業国有・物資専売の政策取らせて、フェザーンに有無を言わさず協力お願いするしかなさそうです。そうなるとますます、帝国中枢に仲間が必要です。
D、軍事ですが、せっかくヤンを同盟トップに招いても、率いる戦艦がないんですね……あははははは。
原作より有利なのは、トップがヤンなら、メルカッツ部隊への廃棄予定の戦艦の横流しが楽になるかなー、というくらいです。
なるべく帝国と戦闘突入避けて、ラインハルトの死を待って、ヒルダとの交渉の機会待つのが得策でしょうか。
バーラトの和約が結ばれてから、ラインハルトの死まで、約2年。
それだけ耐えれば、あとはヒルダがわざわざ同盟領にこだわることもないでしょうし、共存は十分可能でしょう。
その間に起きうる帝国とのトラブルですが、イッチーさんの説通りロイエンタールが高等弁務官に就任した場合、ロイエンタールが帝国本国へ反乱起こすというのはないでしょうか。
ロイエンタール不利ですが、原作でだって多少はマシ程度です。原作通り謀略に嵌って、原作通り矜持のためにカイザーに反旗翻すかも知れません。
> ヤンの計画のB、政治の「帝国中枢近くの協力者」候補・トリューニヒトさんというのはどうでしょう?
> トリューニヒトさんが出てきたら、アイランズさんヘコむし駄目でしょうか。
> 同盟にとっては裏切り者。バレたら政府自体の支持率大幅低下しそうですし。
> けど上手いこと味方につければとっても心強いんじゃないかなぁ……。
トリューニヒトは帝国では亡命者に過ぎないですし、ラインハルトにも嫌われているので、組んでもあまりメリットはないのでは?アイランズやビュコック、ヤンら同盟幹部もトリューニヒトとの協力は拒絶するでしょう。トリューニヒトにしても、落ち目の同盟と組む必要はないですし・・・。
> C、経済の建て直しは……レベロやルイには荷が重過ぎるような…………。
> あちこちの鉱山とかの権利、フェザーンに握られてましたし。
> 安全保障税+莫大な戦没軍人への年金支払い。それを支える労働力不足。これは、日本の未来の方が遥かに明るいです。
> 帝国の船も自由に入ってくるから、特産品貿易の旨みもなくなるでしょうし。
> 帝国が産業国有・物資専売の政策取らせて、フェザーンに有無を言わさず協力お願いするしかなさそうです。そうなるとますます、帝国中枢に仲間が必要です。
経済再建については当面、同盟には打つ手なしですね。軍縮を実行して、復員兵を元の職場に速やかに復帰させるだけで同盟政府は忙殺されるでしょう。
> D、軍事ですが、せっかくヤンを同盟トップに招いても、率いる戦艦がないんですね……あははははは。
> 原作より有利なのは、トップがヤンなら、メルカッツ部隊への廃棄予定の戦艦の横流しが楽になるかなー、というくらいです。
> なるべく帝国と戦闘突入避けて、ラインハルトの死を待って、ヒルダとの交渉の機会待つのが得策でしょうか。
軍事的にも同盟政府は当分、手も足も出ないでしょうね。おっしゃられているように、廃棄予定の艦船をメルカッツに横流しするのがせいぜいでしょうね。あとは、バグダッシュをフェザーンかオーディンに派遣して、帝国の動きに関して情報を集めるぐらいでしょうか。
> バーラトの和約が結ばれてから、ラインハルトの死まで、約2年。
> それだけ耐えれば、あとはヒルダがわざわざ同盟領にこだわることもないでしょうし、共存は十分可能でしょう。
>
> その間に起きうる帝国とのトラブルですが、イッチーさんの説通りロイエンタールが高等弁務官に就任した場合、ロイエンタールが帝国本国へ反乱起こすというのはないでしょうか。
> ロイエンタール不利ですが、原作でだって多少はマシ程度です。原作通り謀略に嵌って、原作通り矜持のためにカイザーに反旗翻すかも知れません。
ロイエンタールが同盟に駐在すると、ロイエンタールの反乱は起きない可能性が・・・。
ロイエンタールが同盟に駐在→ラングとの衝突は起きない→ロイエンタールに対して謀略をおこなう者がいない
一方、ヤンとフレデリカは結婚(共働き)→傷心(笑)のユリアンは地球に向けて出発→キュンメル事件もオリジナル通り、起こる→ワーレン艦隊による地球討伐→ワーレンに助けられて、ユリアンら地球脱出→ユリアン、地球の情報をヤンにもたらす→ヤン、ロイエンタールを通じて、帝国政府に通報→地球教残党や旧フェザーン政府の残党の取り締まり強化→ルビンスキーはますます動きづらくなる
という流れになると思うので、まったり時間は過ぎながら、ラインハルトは死に、帝国・同盟共存という形に落ち着きそうです。ただ、旧フェザーン政府がダミー会社を通じて同盟本国に持っていた利権は帝国政府に接収されるでしょうから、その一部は地球教に関する情報提供の見返りとして、同盟政府が取り戻せるのではないでしょうか。
もし仮に、ロイエンタールの反乱が起きたとして、ヤンはロイエンタールと協力して、帝国に反抗する道を選ぶでしょうか?ラインハルトを評価しているヤンの性格からして、ロイエンタール説得あるいはロイエンタールと一戦交えるという道を選ぶような気が・・・。
> ロイエンタールが同盟に駐在すると、ロイエンタールの反乱は起きない可能性が・・・。
> ロイエンタールが同盟に駐在→ラングとの衝突は起きない→ロイエンタールに対して謀略をおこなう者がいない
> 一方、ヤンとフレデリカは結婚(共働き)→傷心(笑)のユリアンは地球に向けて出発→キュンメル事件もオリジナル通り、起こる→ワーレン艦隊による地球討伐→ワーレンに助けられて、ユリアンら地球脱出→ユリアン、地球の情報をヤンにもたらす→ヤン、ロイエンタールを通じて、帝国政府に通報→地球教残党や旧フェザーン政府の残党の取り締まり強化→ルビンスキーはますます動きづらくなる
> という流れになると思うので、まったり時間は過ぎながら、ラインハルトは死に、帝国・同盟共存という形に落ち着きそうです。ただ、旧フェザーン政府がダミー会社を通じて同盟本国に持っていた利権は帝国政府に接収されるでしょうから、その一部は地球教に関する情報提供の見返りとして、同盟政府が取り戻せるのではないでしょうか。
なるほど、賛同です。
ヤン一人の機嫌損ねないだけで、同盟の運命はここまで変わるとは。
この条件なら、別に開眼アイランズさんが議長でなくても、レベロさんでも一度ヤンとお茶の機会を設けるなりしておけば、同盟は生き残ったかも……。
> もし仮に、ロイエンタールの反乱が起きたとして、ヤンはロイエンタールと協力して、帝国に反抗する道を選ぶでしょうか?ラインハルトを評価しているヤンの性格からして、ロイエンタール説得あるいはロイエンタールと一戦交えるという道を選ぶような気が・・・。
ヤンの性格というより、アイランズがどうするかが大事だと思います。
ヤンはラインハルトよりシビリアン・コントロールの方に重きを置いてますから、アイランズが「ロイエンタールと一緒にカイザー軍を討て」と言えば、ぐちぐちいいながら、それでも往ってしまうでしょう。
普通に考えると、同盟政府としても、劣勢のロイエンタールに加勢する必要はない。
しかし、真正面から反抗運動なんて起こせば、カイザー軍がくる前に、ロイエンタール軍にボロボロにそれるかも。後背の憂いを絶つとかの理由で……。
かといって、渋々協力なんかした日には、戦後まだまだ元気の残っているラインハルトに、「反乱に加勢し、帝国との友好を損なった」とかいちゃもんつけられて、同盟滅亡を招く危険が。
となると、ロイエンタールを説得するしか道はないのでしょうか……?
しかしミッターマイヤーでさえ説得できなかったものを、同盟首脳が説得したところで……なぁ……。
自分が思うに弁務官になったロイエンタールが反乱するなどと言うのは、
ありえないと思います。
理由としては、弁務官には直接指揮する軍が無い為です。
この当時、同盟内に駐留しているのは、ガンダルヴァ星系に居る、
シュタインメッツ艦隊であり、これは弁務官の指揮下にはありません。
直接指揮する軍が無い以上反乱はありえないと思います。
まあ、これはレンネンカンプが弁務官になった場合ですから、
格上であるロイエンタールの場合は軍が指揮下にある場合も考えられますが、
まがりなりにも同盟が存続していますので、指揮下には1個艦隊しかありません。
この兵力では反乱に踏み切るかは微妙と思います。
なるほど、賛同です。
ヤン一人の機嫌損ねないだけで、同盟の運命はここまで変わるとは。
この条件なら、別に開眼アイランズさんが議長でなくても、レベロさんでも一度ヤンとお茶の機会を設けるなりしておけば、同盟は生き残ったかも……。
レベロもヤンと一緒に食事したりしているのですがね。(笑)要はアイランズかレベロというのが問題ではなく、ヤン一党とビュコックを同盟軍に残留させ、いかに帝国に対する抑止力として使うか否かという問題です。その点、レベロはあまり軍との接触がなかったので軍によって帝国を牽制するという考え方がなかったのでしょうね。
自分が思うに弁務官になったロイエンタールが反乱するなどと言うのは、
ありえないと思います。
理由としては、弁務官には直接指揮する軍が無い為です。
この当時、同盟内に駐留しているのは、ガンダルヴァ星系に居る、
シュタインメッツ艦隊であり、これは弁務官の指揮下にはありません。
直接指揮する軍が無い以上反乱はありえないと思います。
まあ、これはレンネンカンプが弁務官になった場合ですから、
格上であるロイエンタールの場合は軍が指揮下にある場合も考えられますが、
まがりなりにも同盟が存続していますので、指揮下には1個艦隊しかありません。
この兵力では反乱に踏み切るかは微妙と思います。
自分が思うに弁務官になったロイエンタールが反乱するなどと言うのは、
ありえないと思います。
理由としては、弁務官には直接指揮する軍が無い為です。
この当時、同盟内に駐留しているのは、ガンダルヴァ星系に居る、
シュタインメッツ艦隊であり、これは弁務官の指揮下にはありません。
直接指揮する軍が無い以上反乱はありえないと思います。
まあ、これはレンネンカンプが弁務官になった場合ですから、
格上であるロイエンタールの場合は軍が指揮下にある場合も考えられますが、
まがりなりにも同盟が存続していますので、指揮下には1個艦隊しかありません。
この兵力では反乱に踏み切るかは微妙と思います。
自分が思うに弁務官になったロイエンタールが反乱するなどと言うのは、
ありえないと思います。
理由としては、弁務官には直接指揮する軍が無い為です。
この当時、同盟内に駐留しているのは、ガンダルヴァ星系に居る、
シュタインメッツ艦隊であり、これは弁務官の指揮下にはありません。
直接指揮する軍が無い以上反乱はありえないと思います。
まあ、これはレンネンカンプが弁務官になった場合ですから、
格上であるロイエンタールの場合は軍が指揮下にある場合も考えられますが、
まがりなりにも同盟が存続していますので、指揮下には1個艦隊しかありません。
この兵力では反乱に踏み切るかは微妙と思います。
むつのかみさんの意見に全面的に賛成です。新領土総督と高等弁務官では権限がまったくことなりますから、反乱と言うのはありえないですね。
すると、やっぱり、まったりしながら時間を稼いでいくうちにラインハルトが死に、帝国・同盟共存と言う形になりそうです。
> レベロもヤンと一緒に食事したりしているのですがね。(笑)
あ、すみません、言葉足らずでした。
ヤンが退役、レベロが議長になったあとに、お茶の機会を設けておけば……ということです。
けど、ヤンは退役してまで同盟の偉いさんとの神経使うお茶会なんて嫌がるでしょうか。
> むつのかみさんの意見に全面的に賛成です。新領土総督と高等弁務官では権限がまったくことなりますから、反乱と言うのはありえないですね。
私も賛成ではありますが、せっかく反乱が起きたケースを考えた後に、やっぱりそれはなかろうというのは寂しいんで、ちと悪あがきをば。
まず、謀略自体が起きない説ですが、あるオーベルシュタインが強大な権限をもったロイエンタールをほっておくでしょうか。
ロイエンタールの力を削ごうと画策してラングに弱みつかんで来るよう依頼、それが変な風に作用、反乱になってしまう、という可能性はないですか?
あと軍事力ですが、ロイエンタールは元帥だから、「元帥府」っての持ってないんですか?
旧帝国時代、ラインハルトの「元帥府」は、1つで貴族連合へち潰すほどの戦力持ってましたが……?
弁務官のロイエンタールが大きな権限を持っているとは正直言って思えません。
自身の指揮下に軍は無いですし、皇帝の代理と言う権威は有りますが、
仕事は同盟を監視し、帝国の意向を伝えるメッセンジャーボーイのような物ですから。
これならば原作通り統帥本部総長のほうが勢力は大きいです。
なにしろ総長として軍令を司っている上、実戦部隊を預かっているミッターマイヤーとは無二の親友であり、
自身も指揮官として大きな名声があり直接指揮下に無いとは言え艦隊も持っていたわけで。
間接的にとはいえ実戦部隊と軍令の両面に大きな影響力を持っているわけで、性格的なことも有り危険視されても仕様が無いと思います。
一方弁務官の場合、仕事はメッセンジャーであるし、軍事力に対しては同盟に居るので影響力はほぼゼロ、
もし疑惑があった場合召還命令を出せば拒否する事は事実上不可能です。
拒否した場合シュタインメッツに命じて逮捕させれば良いですし、逃れるのは無理でしょう。
これといってオーベルシュタインに目をつけられる条件が無いように思います。
元帥府については、幕僚を自由に任免できる権利であるのでは。
ラインハルトは元帥昇進と同時に、宇宙艦隊副司令官になっており、
これによって艦隊の半分を指揮下に入れていたので戦力があったのではないでしょうか。
ロイエンタール反乱については、むつのかみさまが的確に反論しており、私も同感です。
ところで、5巻第8章に「2年後、バーラト星系動乱終結後」という部分があります。作者はこの時点で同盟を滅亡させ、ロイエンタールに反乱を起こさせるというシナリオを考えていたのでしょうか?
そこで、同盟を滅亡させないで反乱が発生するシナリオを考えてみました。
高等弁務官として同盟に赴任したロイエンタールの手腕はめざましく、すっかり同盟政府や軍首脳ともうちとけ、同盟と帝国の平和共存が実現していた。しかし、帝国軍のなかには長い平和に飽き、同盟との戦争を望む声が高まっていた。そんな折、帝国内部でロイエンタールとヤンが手を組み、帝国打倒を企てているという噂が広まった。ラインハルトはロイエンタールに一時帰国し、申し開きをするよう求めるが、そのとき、ガンダルヴァ星系で兵士の反乱が起き、シュタインメッツ司令官が兵士に惨殺されるという事件が起きる。実は、これはルビンスキーが「ラインハルトの病に乗じて、オーベルシュタインが実権を握り、ロイエンタールを粛清しようとしている」という噂を兵士に流したためであった。兵士たちはロイエンタールへの忠誠を宣言するが、ロイエンタールは部下に兵士たちを帝国に帰順するよう説得するよう命じる。しかし、その部下はなぜかオーディンに直行し、ガンダルヴァの反乱はロイエンタールとヤンによって起こされたものと虚偽の訴えをする。激怒したラインハルトは同盟への宣戦布告とロイエンタール討伐を指示。ヤンとロイエンタールはやむなく戦いの準備を始める。ロイエンタールはガンダルヴァ星系駐留軍を率いてフェザーンを攻略。一方、ヤンはメルカッツに策を授けて、イゼルローン要塞を再奪取させる。宇宙は再び動乱の時代へ・・・。
というのはどうでしょう?(笑)
むつのかみさん
やっぱり駄目でしたか。
元帥府に戦力がついてくるわけではないんですね。
けど、反対に言えば、否定条件である「謀略かけられる理由がない」「戦力がない」の2つがクリアできる条件考えれば、反乱起こり得るんですよね。
優馬さんのご分析では、ロイエンタールが「生まれついての反逆者」が、設定されたとのこと。
多少の困難があっても、ロイエンタールには無事(?)反乱にまでこぎつけて、見事に散って(!?)いただきたいものです。
まず同盟にある戦力ですが、帝国の駐留艦隊が一つ、マル・アデッタ会戦でビュコックが率いた戦力、そしてメルカッツ部隊ですね。
これら全部合わせれば、原作でロイエンタールが率いた戦力ともそうそうひけを取らないんじゃないでしょうか。
まして、考えようによっちゃ、ヤンを味方にできるなら。
高等弁務官には大きな権限がないから謀略かける必要がない、という件は、じゃあなんでオーベルシュタインが最初、ロイエンタールが弁務官になるのに反対して、それより権限の大きい統帥本部総長になるのはOKしたんだって点の説明がつきません。
なんかいかにも腹に一物抱えてそうな重臣が、皇帝の目の届き難い任地に出向く、というだけでも、ちょっと警戒してラングくらい派遣しとこかって動機になると思うんですが……。
同盟首脳部に、ロイエンタール側につこうという気にさせる動機については、「バーラトの和約」がそれにならないでしょうか。
あれだけきつい条件課されては、半植民地も同然です。
ましてあの世界には、国連とか他の第三国みたいに、「まぁまぁ、同盟も大変なんですから、ちょっと条件緩めてあげません?」なんて仲裁してくれる存在がありません。
このまま帝国の現政権が続いては、いつまでも半植民地のまま、安全保障税毟り取られ続けることになる。そこにロイエンタールが、「私なら和約を破棄しますよ」とか言えば……。
イッチーさんの幻のバーラト星系動乱に繋げられませんか?
あと、イッチーさんのシナリオで気になった点が1つ。
同盟が帝国領になってなく、ヤンたちが同盟から追われる理由もない以上、わざわざイゼルローンを奪取する理由はないんでは?
それこそイゼルローンを移動要塞に改造して戦力化する、なんて理由がない限り。
イゼルローン回廊を抑えたところで、帝国軍はフェザーンからいくらでも入ってくるでしょうし。
mnkさま
> 高等弁務官には大きな権限がないから謀略かける必要がない、という件は、じゃあなんでオーベルシュタインが最初、ロイエンタールが弁務官になるのに反対して、それより権限の大きい統帥本部総長になるのはOKしたんだって点の説明がつきません。
> なんかいかにも腹に一物抱えてそうな重臣が、皇帝の目の届き難い任地に出向く、というだけでも、ちょっと警戒してラングくらい派遣しとこかって動機になると思うんですが……。
それは私も思いました。そこで、私のシナリオにつなげて、考えたのが、オーベルシュタインが昇進をえさにグリルパルツァーにロイエンタールの監視を命じ、ガンダルヴァ星系反乱が起きた際調査を命じられたグリルパルツァーがロイエンタールの叛意を言い立てるというのはどうでしょう。(ラインハルトは発熱でうそを見抜けず、ケスラーあたりが不審に思って、調査し、うそに気づき、後の解決につなげる)
> 同盟首脳部に、ロイエンタール側につこうという気にさせる動機については、「バーラトの和約」がそれにならないでしょうか。
> あれだけきつい条件課されては、半植民地も同然です。
> ましてあの世界には、国連とか他の第三国みたいに、「まぁまぁ、同盟も大変なんですから、ちょっと条件緩めてあげません?」なんて仲裁してくれる存在がありません。
> このまま帝国の現政権が続いては、いつまでも半植民地のまま、安全保障税毟り取られ続けることになる。そこにロイエンタールが、「私なら和約を破棄しますよ」とか言えば……。
> イッチーさんの幻のバーラト星系動乱に繋げられませんか?
私がバーラト星系動乱のシナリオを考えたのも、ヤンが「うまくラインハルトを打ち負かせば、帝国と同盟を対等な関係に持っていける」と考えるのではないかと思ったからです。
> あと、イッチーさんのシナリオで気になった点が1つ。
>
> 同盟が帝国領になってなく、ヤンたちが同盟から追われる理由もない以上、わざわざイゼルローンを奪取する理由はないんでは?
> それこそイゼルローンを移動要塞に改造して戦力化する、なんて理由がない限り。
> イゼルローン回廊を抑えたところで、帝国軍はフェザーンからいくらでも入ってくるでしょうし。
私の書き込みをよくごらんください。フェザーンはロイエンタール担当なんです。ロイエンタールとヤンが反乱を起こす際、ロイエンタールは同盟の味方です。ですから、メルカッツがイゼルローンを押さえて、ロイエンタールがフェザーンをおさえてしまえば、帝国軍は同盟に侵入出来ません。あとは回廊を封鎖して、持久戦に持ち込み、ラインハルトの出陣に持ち込み(おそらくイゼルローン方面に)、ラインハルトを打ち負かせば、ラインハルトもバーラトの和約の条件緩和の交渉に応じるのではないでしょうか。両回廊をつい最近まで帝国の軍人だった人物に任せることには、同盟軍内の反対も強いでしょうから、メルカッツにはシェーンコップを同行させて、シェーンコップをイゼルローン要塞司令官、メルカッツを要塞駐留艦隊司令官代理(正式な司令官にするには同盟軍内の反発がつよいであろうから)とします。
ヤンとロイエンタールの二人が司令官として指揮をとるのは指揮系統が混乱する、かといって同盟軍の一司令官になるのはロイエンタールの矜持が許さないでしょう。そこで、まずロイエンタールにガンダルヴァ星系の支配権を与えて、ガンダルヴァ駐留軍をロイエンタール直属の軍とします。次に、同盟軍の一部がロイエンタール軍を補佐する形で同行し、協同して(同盟軍はロイエンタールの指示に従う)フェザーンを攻略、占領します。そして、フェザーンの独立を宣言して、フェザーン人の支持を集めます。ロイエンタールは「フェザーン王国」の国王に就任し、同盟と対等の国家元首として帝国に対抗することとします。(大臣ポストはフェザーン人に振り分け、フェザーン人を味方にする)ロイエンタールに同行した同盟軍はフェザーンにそのまま駐留し、ロイエンタールを監視します。
その間にヤンはバクダッシュに命じてルビンスキー(地球教とフェザーンの秘密は明らかになっているだろうから、ルビンスキーが裏で糸を引いていることは察しがつくだろう)を逮捕させ、事件の発端がルビンスキーにあることをラインハルトに理解させます。
目的はあくまでも、帝国の打倒ではなく、帝国との講和に置き、講和にあまり条件を盛らないこと。
1、帝国・同盟は互いに対等の独立国として、承認する。
2、イゼルローンとフェザーンを両国の中立地帯とすること。
3、ロイエンタールには、事件の真相徹底解明→帝国軍復帰かフェザーン王国国王か好きな方を選んでもらう。
というのはどうでしょう?
> mnkさま
> > 高等弁務官には大きな権限がないから謀略かける必要がない、という件は、じゃあなんでオーベルシュタインが最初、ロイエンタールが弁務官になるのに反対して、それより権限の大きい統帥本部総長になるのはOKしたんだって点の説明がつきません。
> > なんかいかにも腹に一物抱えてそうな重臣が、皇帝の目の届き難い任地に出向く、というだけでも、ちょっと警戒してラングくらい派遣しとこかって動機になると思うんですが……。
>
> それは私も思いました。そこで、私のシナリオにつなげて、考えたのが、オーベルシュタインが昇進をえさにグリルパルツァーにロイエンタールの監視を命じ、ガンダルヴァ星系反乱が起きた際調査を命じられたグリルパルツァーがロイエンタールの叛意を言い立てるというのはどうでしょう。(ラインハルトは発熱でうそを見抜けず、ケスラーあたりが不審に思って、調査し、うそに気づき、後の解決につなげる)
> >
とりあえず気になった所が一点あります。
グリルパルツァーをロイの監視に使うとのことですが、
彼はロイの部下に居ないと思います。
ロイが弁務官になった場合、レンネンカンプは艦隊司令官のままです、
となると、グリルパルツァーはレンネンカンプ艦隊勤務のままです。
原作の記述を見ても弁務官の軍人の部下はせいぜい佐官ですので、
文官である弁務官に大将クラスの部下はつかないと思います。
仮にガンダルヴァで混乱が起こった場合、調査は帝国本土から派遣されるか、
同盟が存続しているので、面子を立てて同盟との合同調査になるのではないでしょうか。
> けど、反対に言えば、否定条件である「謀略かけられる理由がない」「戦力がない」の2つがクリアできる条件考えれば、反乱起こり得るんですよね。
>
> 優馬さんのご分析では、ロイエンタールが「生まれついての反逆者」が、設定されたとのこと。
> 多少の困難があっても、ロイエンタールには無事(?)反乱にまでこぎつけて、見事に散って(!?)いただきたいものです。
確かにロイは「生まれついての反逆者」という設定はあると思います。
ただ、優秀な軍人と言う設定もあるので、これに矛盾しないような非常に有利な状況がないと反乱はありえないと思います。
かれは忠実な廷臣になるのも悪くは無い、とも言っていましたから。
> まず同盟にある戦力ですが、帝国の駐留艦隊が一つ、マル・アデッタ会戦でビュコックが率いた戦力、そしてメルカッツ部隊ですね。
> これら全部合わせれば、原作でロイエンタールが率いた戦力ともそうそうひけを取らないんじゃないでしょうか。
> まして、考えようによっちゃ、ヤンを味方にできるなら。
新領土総督軍と比べて大きく見劣りすると言えるでしょう。
確かに数では匹敵するかもしれませんが、質で大きく劣ります。
総督軍には旧ロイエンタール艦隊があり質はもちろんの事、
忠誠もある中核部隊がありました。
しかし駐留艦隊はシュタインメッツ艦隊であり反乱するなら忠誠は期待できません。
メルカッツ部隊といっても数はせいぜい壱千隻、話になりません。
旧同盟艦隊は時期にも寄りますが、艦隊の中核となる戦艦と宇宙母艦がありません。
数は4万隻ほどあるかもしれませんが、質は信頼できるレベルには無いでしょう。
さらにイゼルローンは帝国の制圧下にあり、反乱となれば駐留艦隊が出てくるのは確実です。
このような状態で最優秀な提督の一人であるロイが勝機を見出せるとは思えません。
> 高等弁務官には大きな権限がないから謀略かける必要がない、という件は、じゃあなんでオーベルシュタインが最初、ロイエンタールが弁務官になるのに反対して、それより権限の大きい統帥本部総長になるのはOKしたんだって点の説明がつきません。
> なんかいかにも腹に一物抱えてそうな重臣が、皇帝の目の届き難い任地に出向く、というだけでも、ちょっと警戒してラングくらい派遣しとこかって動機になると思うんですが……。
これは危険な奴は目のどどく所に置いておく、という事で良いのでは。
それに原作通り実戦部隊の統括にロイが必要であったという事でしょう。
つまり、原作通りロイ統帥本部総長、上級大将の誰かを弁務官と言う方法と、
ロイ弁務官、統帥本部総長ラインハルト兼任あるいは上級大将の誰か、という2つのオプションがあり
ロイは総長に欠かせないと判断したのでは。
> 同盟首脳部に、ロイエンタール側につこうという気にさせる動機については、「バーラトの和約」がそれにならないでしょうか。
> あれだけきつい条件課されては、半植民地も同然です。
> ましてあの世界には、国連とか他の第三国みたいに、「まぁまぁ、同盟も大変なんですから、ちょっと条件緩めてあげません?」なんて仲裁してくれる存在がありません。
> このまま帝国の現政権が続いては、いつまでも半植民地のまま、安全保障税毟り取られ続けることになる。そこにロイエンタールが、「私なら和約を破棄しますよ」とか言えば……。
「バーラトの和約」ですが本当にそれほどきつかったのでしょうか。
仮にそれほど厳しくなかったとしたら、同盟がロイに荷担する必然性が無くなり、
勝機の激減したロイが反乱に踏み切る理由が無くなります。
そこで、同盟にとって最大の重荷であろう安全保障税について考えます。
これさえ重荷でないのなら和約を維持し続け、国内の立て直しを計り第二のフェザーンを目指したほうが有利でしょう。
安全保障税は1兆5千億マルクです。
この1帝国マルクですが、軍曹の1ヶ月の給料が2840マルクと言う記述があります。
大雑把ですが現在日本の曹クラスの給料は18万円前後でした。
物価差は良く分かりませんが、これを当てはめると1帝国マルクは63円前後と仮定できます。
1帝国マルクは63円と仮定すると安全保障税は日本円で94.5兆円になります。
同盟の人口は120億人、大体日本の100倍です。
日本の国家予算を100倍すると8500兆円、歳入だけにしても5000兆円です。
これでいくと、安全保証税は国家予算の2%前後になります。
これなら黙って払ったほうが絶対に得だと思います。
正直これは強引な仮設とは思いますが、
同盟がロイエンタールの反乱に乗らない以上、優秀な軍人であるロイは反乱は起こさないと思います。
むつのかみさま
> とりあえず気になった所が一点あります。
> グリルパルツァーをロイの監視に使うとのことですが、
> 彼はロイの部下に居ないと思います。
> ロイが弁務官になった場合、レンネンカンプは艦隊司令官のままです、
> となると、グリルパルツァーはレンネンカンプ艦隊勤務のままです。
> 原作の記述を見ても弁務官の軍人の部下はせいぜい佐官ですので、
> 文官である弁務官に大将クラスの部下はつかないと思います。
>
> 仮にガンダルヴァで混乱が起こった場合、調査は帝国本土から派遣されるか、
> 同盟が存続しているので、面子を立てて同盟との合同調査になるのではないでしょうか。
グリルパルツァーに関しては、ご指摘の件、自覚しております。少し、強引過ぎました。(苦笑)
調査に関しては、言われてみたら、確かにそうです。ガンダルヴァ星系は帝国領に編入されているし、そのうえフェザーンに近いため、何か事件が起これば、フェザーン駐在の将官クラスの軍人を調査にあたらせるでしょうね。ということは、やはり、反乱も何も起きないまま、まったりと帝国・同盟は平和共存の道を歩むという結果になりそうですね。(私はこういう結果は結構好き)
> 「バーラトの和約」ですが本当にそれほどきつかったのでしょうか。
> 仮にそれほど厳しくなかったとしたら、同盟がロイに荷担する必然性が無くなり、
> 勝機の激減したロイが反乱に踏み切る理由が無くなります。
> そこで、同盟にとって最大の重荷であろう安全保障税について考えます。
> これさえ重荷でないのなら和約を維持し続け、国内の立て直しを計り第二のフェザーンを目指したほうが有利でしょう。
> 安全保障税は1兆5千億マルクです。
> この1帝国マルクですが、軍曹の1ヶ月の給料が2840マルクと言う記述があります。
> 大雑把ですが現在日本の曹クラスの給料は18万円前後でした。
> 物価差は良く分かりませんが、これを当てはめると1帝国マルクは63円前後と仮定できます。
> 1帝国マルクは63円と仮定すると安全保障税は日本円で94.5兆円になります。
> 同盟の人口は120億人、大体日本の100倍です。
> 日本の国家予算を100倍すると8500兆円、歳入だけにしても5000兆円です。
> これでいくと、安全保証税は国家予算の2%前後になります。
> これなら黙って払ったほうが絶対に得だと思います。
>
> 正直これは強引な仮設とは思いますが、
> 同盟がロイエンタールの反乱に乗らない以上、優秀な軍人であるロイは反乱は起こさないと思います。
まさに同盟を第二のフェザーンにしないために導入されたのが、安全保障税だったのですが、それほど負担ではなかったとは・・・。案外、弁務官事務所の経費を肩代わりさせようということだったのかもしれません。
ところで、安全保障税にかかわらず、同盟経済の再建は相当大変です。1つは、旧フェザーン政府がダミー会社を通じて、同盟の利権を買い占めていること。もうひとつは、同盟政府の国債を旧フェザーン政府が大量に買い込んでいることです。フェザーンが帝国に占領されたあと、これらは帝国政府に引き継がれるでしょうから、同盟経済は帝国政府に牛耳られたままでしょう。同盟が債務棒引きと旧フェザーン資本の国有化を実現しない限り、同盟の再建はあり得ません。このことに誰も触れない、同盟の政治家って・・・。
> 以前、別のスレで考察したように同盟の政治は議院内閣制であると思います。ならば、トリューニヒトが行方不明になった時点で議長代行者はトリューニヒト政権総辞職・新内閣成立の手続きを直ちにとるのが普通です。(小渕首相が死亡したときの対応を思い出しましょう)ですから、私はトリューニヒトが半年間も議長から解任されずにいるのは不自然と思ったのですが・・・。
やはり議院内閣制の可能性が高いですよね。
そうするとトリューニヒトの前の議長が辞任したときトリューニヒトが代行をつとめるのって変ですよね。
新内閣の発足までは議長で居続けるはすなのに。
> ヤンはラインハルトの脅威を同盟軍上層部に具申しておくべきでした。そうすれば、敵の司令官がラインハルトであるとわかった時点で同盟軍も少しはアスターテで戦術を練り直し、ヤンにも意見が求められる余地が出来たと思いますが・・・。
会戦の前に3艦隊首脳部による作戦打ち合わせがあったはずであり、第二艦隊ナンバー3のヤン准将にも作戦を提案する権利と義務があったはずなのにその場で言わず開戦直前で言ったのは給料分の働きに足りないのではないでしょうか。
また、ラインハルトが総司令官であることは同盟側は知っていたはずで宇。
ラインハルトの実績は最高司令官としてではなかったので、同盟もあまり驚異と感じなかったのではないでしょうか。
> やはり議院内閣制の可能性が高いですよね。
> そうするとトリューニヒトの前の議長が辞任したときトリューニヒトが代行をつとめるのって変ですよね。
> 新内閣の発足までは議長で居続けるはすなのに。
暫定政権首班というのは、議長代行という意味ではなく、総選挙までのつなぎの議長という意味ではないでしょうか?サンフォードは総選挙での与党の劣勢をはねかえすために帝国領侵攻をおこなってものの見事に失敗しました。その結果、来るべき総選挙で与党が大敗するのは目に見えています。そこで、与党内部で国民的人気の高いトリューニヒトを暫定的に議長とし、総選挙で勝てば、トリューニヒト続投、負ければ、別の議長をたてるという了解が与党内であったのではないでしょうか。ですから、トリューニヒトとしてもなんとか自分の政権を存続させようと帝国との捕虜交換に応じたりしたのでしょう。
ですが、ここで疑問が2つ。
1、サンフォードは戦果があがれば、与党の劣勢をはねかえせると考えていましたが、イゼルローン要塞奪取という大戦果があったばかりなのに、与党の人気があがっていないのはどういうことでしょう?普通だったら、「多少の戦果では、与党の劣勢ははねのけられない」と考えるのが普通では。
2、帝国領侵攻作戦の大失敗があった後では、トリューニヒトが議長になったぐらいでは、与党の劣勢をはねのけられず、反戦派の地すべり的勝利になるのが普通ではないでしょうか。逆に、トリューニヒトが議長になったぐらいで与党が勝てるくらいなら、帝国領侵攻などおこなわず、サンフォードが辞任すればすむ話だったのでは?
普通考えられるシナリオでは、
帝国領侵攻作戦失敗→厭戦感情の高まり→総選挙で反戦派の勝利・与党大敗→トリューニヒト辞任。与党と反戦派の連立政権(首班・レベロあたり)となるのが普通ではないでしょうか。
まあ、それでも(というか、それならばさらに)救国軍事会議のクーデターは発生するでしょうが。(苦笑)
>
> また、ラインハルトが総司令官であることは同盟側は知っていたはずで宇。
> ラインハルトの実績は最高司令官としてではなかったので、同盟もあまり驚異と感じなかったのではないでしょうか。
今度の総司令官がラインハルトだとわかっているのならば、それまでの戦績をもとに戦法などを分析しておくのが普通なのではないでしょうか?それとも、同盟はラインハルトが皇帝の姉に対する寵愛をきっかけに出世したということまで知っていて、大したことないと判断したのでしょうか?(笑)
とりあえず、同盟が生きた状態でロイエンタールの反乱が起こりうるかどうかまで。
ロイエンタールの危険度
> これは危険な奴は目のどどく所に置いておく、という事で良いのでは。
でしたら、多少権限なくても目の届かないところに言ってしまう、ロイエンタール高等弁務官を警戒しよう、という点は問題ありませんね。
監視・調査に関して
> 彼はロイの部下に居ないと思います。
> ロイが弁務官になった場合、レンネンカンプは艦隊司令官のままです、
> となると、グリルパルツァーはレンネンカンプ艦隊勤務のままです。
> 原作の記述を見ても弁務官の軍人の部下はせいぜい佐官ですので、
> 文官である弁務官に大将クラスの部下はつかないと思います。
どうも、“反銀英伝”の成立用件がよくわからないんですが、必ずしもオリジナルでの役者にその役振る必要なんてないんでは?
グリルパルツァーじゃなくても、野心の強い人や、ロイエンタールに恨み持ってる人なら、役は果たせると思いますが……。
特にあの性格のロイエンタールに恨み持ってる人材って、ものすごくたくさんいそうな気がします。
恋人取られた人とか、女房取られた人とか、捨てられた元彼女とか(女関係ばっかり)
バーラトの和約
> これでいくと、安全保証税は国家予算の2%前後になります。
> これなら黙って払ったほうが絶対に得だと思います。
田中芳樹のうそつきーーー!
「首に縄をかけられて、爪先だけ床についてる」状態じゃなかったんかい!
そんなに安全保障税安いですか? 知らない間に通貨切り下げでもやったんと違います?
………と、わめいたところで、保証税が上がるわけではあるまいし。
保証税よりもっと辛い項目があった、考えるのは無理でしょうか?
記述があるのは、8項までで、以下ずらずら続く、でしたし。
No.2131でイッチーさんが指摘された、同盟の経済状態が、自力再建不可能なほどで、しかも帝国が同盟の内部事情に冷淡な態度を取ったとしたら、徳政一揆みたいなの起こす気にならないでしょうか。
> 新領土総督軍と比べて大きく見劣りすると言えるでしょう。
> 確かに数では匹敵するかもしれませんが、質で大きく劣ります。
> 総督軍には旧ロイエンタール艦隊があり質はもちろんの事、
> 忠誠もある中核部隊がありました。
> しかし駐留艦隊はシュタインメッツ艦隊であり反乱するなら忠誠は期待できません。
> メルカッツ部隊といっても数はせいぜい壱千隻、話になりません。
> 旧同盟艦隊は時期にも寄りますが、艦隊の中核となる戦艦と宇宙母艦がありません。
> 数は4万隻ほどあるかもしれませんが、質は信頼できるレベルには無いでしょう。
> さらにイゼルローンは帝国の制圧下にあり、反乱となれば駐留艦隊が出てくるのは確実です。
> このような状態で最優秀な提督の一人であるロイが勝機を見出せるとは思えません。
駐留艦隊に関しては、レンネンカンプより優遇されてて、ロイエンタールが率いてた部隊をロイエンタール自身が指揮していると考えてもいいんでは?
それに、旧同盟軍だって、なんだかんだ言って、マル・アデッタとイゼルローンで、2回もカイザーてこずらせてる精鋭です。
カイザー自身が出馬せず、その部下に蹴散らされた新領土総督軍より強いかも知れません。
それに、そもそもロイエンタールの反乱って勝機、ありましたか?
私には、9巻のロイエンタールのやったことって何万人も巻き込んだ自殺にしか見えなかったんですが……。
敗北率100%の状態で戦争やる人が、敗北率が200%に上がったからやめとこ、なんて思うでしょうか?
> とりあえず、同盟が生きた状態でロイエンタールの反乱が起こりうるかどうかまで。
>
>
> ロイエンタールの危険度
>
> > これは危険な奴は目のどどく所に置いておく、という事で良いのでは。
>
> でしたら、多少権限なくても目の届かないところに言ってしまう、ロイエンタール高等弁務官を警戒しよう、という点は問題ありませんね。
そうですね、ラインハルトはともかく、オーベルシュタインは警戒しているでしょう。
それが讒言と失脚に結び付くかどうかは疑問ですが。
ロイがラングに怨まれる切っ掛けになった、拍手事件は起こりませんし、
攻撃の口実になったエルフリーデ事件も起こらないでしょう。
他の提督の所に行って逮捕されるだけでしょうから。
> 監視・調査に関して
>
> どうも、“反銀英伝”の成立用件がよくわからないんですが、必ずしもオリジナルでの役者にその役振る必要なんてないんでは?
> グリルパルツァーじゃなくても、野心の強い人や、ロイエンタールに恨み持ってる人なら、役は果たせると思いますが……。
> 特にあの性格のロイエンタールに恨み持ってる人材って、ものすごくたくさんいそうな気がします。
> 恋人取られた人とか、女房取られた人とか、捨てられた元彼女とか(女関係ばっかり)
確かにそうですが、そのような告発をラインハルトが採用するかどうかは疑問です。
ケスラーが裏を取れば怨みの有無などすぐ分かるでしょうし、
帝国本土には親友も居ますから、熱心な弁護運動をしてくれるでしょう。
原作ではルッツが皇帝をかばって戦死した為、ルッツを信じロイを疑わざるを得ない状況に追いこまれましたが、
このような強烈なイベントが起こらない限り、ロイへの信頼は覆らないでしょう。
告発があれば、フェザーンからの調査団長にはミッターが就任しそうですし、
下手な謀略は調査の結果、ボロが出て逆効果になる可能性が大と思います。
> バーラトの和約
> 田中芳樹のうそつきーーー!
> 「首に縄をかけられて、爪先だけ床についてる」状態じゃなかったんかい!
> そんなに安全保障税安いですか? 知らない間に通貨切り下げでもやったんと違います?
>
> ………と、わめいたところで、保証税が上がるわけではあるまいし。
> 保証税よりもっと辛い項目があった、考えるのは無理でしょうか?
> 記述があるのは、8項までで、以下ずらずら続く、でしたし。
> No.2131でイッチーさんが指摘された、同盟の経済状態が、自力再建不可能なほどで、しかも帝国が同盟の内部事情に冷淡な態度を取ったとしたら、徳政一揆みたいなの起こす気にならないでしょうか。
経済に付いては専門外なモノで詳しくは分かりませんが、
軍に使われていた膨大な予算と、マンパワーが浮くわけで
経済復興はそう難しくはないと判断しています。
極端な例ですが、戦前の日本は国家予算の50%以上が軍事費に使われていた例があります。
敗戦スパイラル?に陥った国家は、過去の遺産を食いつぶして軍に使っていくものですから、旧日本とそう変わらないのでは?
経済について長いスパンで見れば、帝国のほうが悪化していく可能性があると考えています。
和約によって同盟は軍備を制限されている事により、
軍事に使う予算を大幅に削減が可能です。
一方帝国は仮想敵が無いにもかかわらず、
軍備の維持をしなければなりません。
また安全保証税はそう大きな収入では無さです。
これは冷戦時のアメリカと日本の関係のように思えます。
思いやり予算(安全保証税)をとって日本(同盟)を守るアメリカ(帝国)の図式です。
自国の都合で相手の軍備を制限すると言う図式も同じですね。
同盟もバブル崩壊?さえおこさなければ第二フェザーンとして経済発展も可能でしょう
> 駐留艦隊に関しては、レンネンカンプより優遇されてて、ロイエンタールが率いてた部隊をロイエンタール自身が指揮していると考えてもいいんでは?
考えてみたら弁務官と駐留艦隊指令の兼任は無いと思います。
総督が出来て弁務官に出来ないわけは、同盟があるかないかに尽きるでしょう。
同盟がある場合は艦隊駐留地はガンダルヴァ星系しかありません。
ここは弁務官勤務地のハイネセンから離れすぎていて、物理的に指揮を取るのは不可能です。
総督は艦隊をハイネセンに駐留させることが可能であった為、行政官と艦隊司令を兼任できたのでしょう。
> それに、旧同盟軍だって、なんだかんだ言って、マル・アデッタとイゼルローンで、2回もカイザーてこずらせてる精鋭です。
> カイザー自身が出馬せず、その部下に蹴散らされた新領土総督軍より強いかも知れません。
これは純粋に艦隊の質の問題です。
同盟軍は和約にしたがって戦艦と宇宙母艦を廃棄しなければなりません。
原作では和約の破棄が早すぎ廃棄が十分でなかったと言う記述がありました。
和約が維持されたら当然すべての戦艦、宇宙母艦が破棄されてでしょう。
いくらメルカッツ軍に横流しするとしてもロイが弁務官でしたら、
大した数が渡せるとも思えません。
バーミリオン直後の混乱を利用しても数百隻であったのを考えると、そうだと思います。
> それに、そもそもロイエンタールの反乱って勝機、ありましたか?
> 私には、9巻のロイエンタールのやったことって何万人も巻き込んだ自殺にしか見えなかったんですが……。
> 敗北率100%の状態で戦争やる人が、敗北率が200%に上がったからやめとこ、なんて思うでしょうか?
ただ数%でも勝機があれば、そこに挑む行為自体は分からなくは無いです。
総督としての反乱にはその数%の可能性がありました。
弁務官としての反乱はその数%の可能性も無く失敗は確実です。
そんな行為に挑むのは、ロイの持つ武人の誇りが堪えられないでしょう。
むつのかみさまへ
ロイエンタールに関しては全く異議ないのですが、同盟経済については少し疑問に思った箇所があるので、少し反論を・・・
> 経済に付いては専門外なモノで詳しくは分かりませんが、
> 軍に使われていた膨大な予算と、マンパワーが浮くわけで
> 経済復興はそう難しくはないと判断しています。
>
> 極端な例ですが、戦前の日本は国家予算の50%以上が軍事費に使われていた例があります。
> 敗戦スパイラル?に陥った国家は、過去の遺産を食いつぶして軍に使っていくものですから、旧日本とそう変わらないのでは?
>
> 経済について長いスパンで見れば、帝国のほうが悪化していく可能性があると考えています。
> 和約によって同盟は軍備を制限されている事により、
> 軍事に使う予算を大幅に削減が可能です。
> 一方帝国は仮想敵が無いにもかかわらず、
> 軍備の維持をしなければなりません。
> また安全保証税はそう大きな収入では無さです。
>
> これは冷戦時のアメリカと日本の関係のように思えます。
> 思いやり予算(安全保証税)をとって日本(同盟)を守るアメリカ(帝国)の図式です。
> 自国の都合で相手の軍備を制限すると言う図式も同じですね。
> 同盟もバブル崩壊?さえおこさなければ第二フェザーンとして経済発展も可能でしょう
バーラトの和約後の同盟が経済発展する可能性があったというのは少し疑問です。確かに、安全保障税の負担は大したことないかもしれませんが、それより問題なのは、別のスレでも書きましたが、旧フェザーン政府が購入した同盟国債(いわゆる対外債務)と旧フェザーン政府がダミー会社を通じて獲得した同盟領内のさまざまな利権です。帝国のフェザーン占領に伴って、これらは帝国政府に受け継がれたとものと思われます。すなわち、バーラトの和約後の同盟は帝国に対して膨大な債務を抱えた上に、国内の利権も帝国に握られた形になっているのです。これはもう冷戦体制下におけるアメリカと日本の関係というより、アメリカと南米の衛星国との関係に近いもので、mnkさんが指摘されていたように、同盟は半植民地状態です。これでは100年かかっても経済発展は起こらないでしょう。ここから、同盟が脱するには、帝国に対して独立運動でも起こして帝国を屈服させ、債務と帝国の利権を帳消しにするしかありません。果たして、ヤン宇宙艦隊司令官は「奴隷状態でも平和でありさえすれば良い」と思うでしょうか?(思いそうだ・・・苦笑)
皮肉かもしれませんが、同盟が消滅したことで旧同盟領ははじめて経済発展する好機をつかんだといえます。なぜなら、同盟政府が崩壊したことで対外債務が消滅したからです。帝国政府が握っている旧同盟領の利権も同盟の脅威がなくなったことで、そのうち民間に払い下げられるでしょうから、旧同盟の企業が取り戻すチャンスがあります。同盟軍は解体されますから、軍事費は帝国政府が代わりに負ってくれて、軍事費の重圧からも逃れます。
ただし、バーラト自治区の経済はかなり混乱しそうです。なぜなら、一つの経済単位として成立していた同盟から首都周辺だけを切り取ったのですから、経済の成り立ちようがありません。例えるなら、オーストリア・ハンガリー帝国が崩壊した直後のオーストリア共和国です。オーストリアは一国だけでは経済がなりたたず、ナチス・ドイツによる併合の道を選びました。バーラト自治区でも帝国領編入を求める政治勢力が必ず出現してくるでしょう。(ちなみに現在のオーストリアが成り立っているのは、連合国がドイツとの再合邦を禁止したのとナチス時代にヒトラーが故郷を発展させるために重工業を誘致したため)バーラト自治区に期待できる産業は旧同盟の名所旧跡を売り物にした観光業ぐらいでしょうか。
同盟が存続したより、同盟が崩壊したほうが旧同盟領に経済発展すると言うのは、全くそのとおりだと思います。
この点については完全に同意します。
意見の異なる和約後の同盟経済についてですが、
前提として、私は同盟の状態が太平洋戦争末期の日本のような状態にあると考えています。
つまり、国家予算の50%以上が軍事費に費やされ、過去の経済的遺産を食いつぶしている状態と想定しています。
ですからこの軍事費に食われていた50%以上の予算を債務償還に振り向ければ、経済再建は可能と判断しました。
たしかに今後数十年間は債務返済に費やされるでしょうが、
百年単位で見た場合経済再建は可能なのではと考えました。
この意見の相違は同盟の軍事費が国家予算でどれだけの割合を占めていたか、
この解釈の違いによるのではないでしょうか。
> > この意見の相違は同盟の軍事費が国家予算でどれだけの割合を占めていたか、
> > この解釈の違いによるのではないでしょうか。
>
> この辺は確か明確な記述があったと思います。
> 確か20~30%くらいだったような気がしますが……。
> どなたか覚えてらっしゃいません?
調べてみたら1巻第8章Ⅱに次のような記述がありました。「当初の予定だけでも、必要経費は2000億ディナール、これは今年度国家予算の5.4%、軍事予算の1割以上に相当する」この記述から逆算すると、同盟の国家予算は約3兆7037億ディナールで、国家予算の50%前後が軍事予算に当てられていることがわかります。また、3巻のケッセルリンクがヘンスローにヤンの査問を持ちかける場面で償還期限のきた国債が5000億ディナールあるというセリフがあることから、同盟はフェザーンに対して国家予算の13.5%に相当する未払い対外債務を抱えていることがわかります。そのほかにも同盟国民に購入してもらった国債もあるでしょうから、大雑把に見積もって最低同盟は国家予算の約20%を国債償還にあてないといけないでしょう。仮に軍縮が実行されたとしても、長い戦争で従軍したり人の軍人恩給や戦死した軍人の遺族への年金や一時金は急には減らないこと、広大な同盟領の治安維持のために最低限の軍隊は必要なことを考えれば、国家予算の15~20%はバーラトの和約後も軍事費にあてなくてはいけないでしょう。仮に15%まで軍事費を削減したとしても、浮いた35%のうち20%は国債の償還に消えてしまいますから、経済復興に振り向けられる予算は限られてくるのではないでしょうか。そうでなくても、戦争孤児のための対策費など戦後処理の予算も膨大なものとなるでしょうし・・・。