素晴らしい!めっちゃ面白いです、このサイト。
次の機会にはぜひ「田中芳樹の女の扱いは酷い」をやって頂きたい。
特に銀英伝を読んで頭に来た女性は結構いると思います。
>素晴らしい!めっちゃ面白いです、このサイト。
ありがとうございます。そこまで言って貰えると、やはり正直にうれしいものです。
>次の機会にはぜひ「田中芳樹の女の扱いは酷い」をやって頂きたい。
>特に銀英伝を読んで頭に来た女性は結構いると思います。
こういう見解は初めてです。非常に興味深く思いました。もしよろしければ、具体的に書き込みをお願いします。
銀英の女の書き方が不満だったのは、理想とされているのが古臭い「良妻賢母」だった所です。薄っぺらくて、どの良妻の方々も皆金太郎飴の様にインパクト同じなんですもん。
後は「馬鹿な貴族女」だし。男並みに仕事してる女性は身の回りの事が全くオンチだったり。
男たちに見えていないところに、彼女たちの陰の一面が裏設定であるのかなー?と思うくらいです。だから女の人たちに輝く魅力を感じられないんです。銀英において女性たちは、サンドイッチに添えてあるパセリみたいに思えました。
>銀英の女の書き方が不満だったのは、理想とされているのが古臭い「良妻賢母」だった所です。
>銀英において女性たちは、サンドイッチに添えてあるパセリみたいに思えました。
なるほど、非常に面白いところに目を付けた見解だと思います。
ちょっとラーさんの趣旨からは脱線するのですが、創竜伝の5巻で、レイプされそうになった鳥羽茉理が、
「…あんたたちみたいな連中がいるから、まじめに人権擁護運動をやっている人たちが迷惑するんだからね。他人に迷惑をかけて、責任をとらずにすませようなんて、考えが甘いわよ。そこをおどき、恥知らず」
いうセリフを吐いたとき、開いた口が塞がらなくなった記憶があります。
田中氏は、暴漢に襲われたとき、「…あんたたちみたいな連中がいるから、まじめに人権擁護運動をやっている人たちが迷惑するんだ。他人に迷惑をかけて、責任をとらずにすませようなんて、考えが甘い。そこをどけ、恥知らず」とのたまうのでしょうか。
こんにちは、楽しく拝見しました。
過去ログを読んでいて、何度も皆さんの論理的思考と想像力に感嘆させられました。
あ、陣営を申告しておきます。
「銀英伝」のファンです。
「創竜伝」は私も嫌いです。漠然と思ってた事を書いておられるので、何だかすっきりしました。
本当は女性の書き方とかで「銀英伝」にも不満はあるんですが(過去ログでもちょっと書いておられる方がいらっしゃいましたね)・・・。
まあ、他の部分を読んで気を紛らわせることもできないほどではないので。
かなり前の過去ログ(汗)で、女性人気の話があったので一言。
女性創竜伝ファン(少なくとも私の周りにいる限り)のほぼ100%は文庫本からの読者で、読む動機の半数は挿し絵を書いている漫画家に魅かれて、とのことでした。
現にファン層はぴったり重なりますし。
やおい人気も、内容以前に、ただ単に文庫本の彼らのルックスがカッコよくて、頭が良さそう(良いとは私は思わないので敢えて)だから、という設定だけでウケているみたいです。
あくまで私の周りだけで、全体的な傾向は分かりませんが、現場に直面したことはあるので…。
昔の話を突然出してすみませんでした。
私的な話も入れてしまったし。ある意味田中氏と同じようなことやってたりして…<高校批判
それでは。
>本当は女性の書き方とかで「銀英伝」にも不満はあるんですが(過去ログでもちょっと書いておられる方がいらっしゃいましたね)・・・。
女性の方からはこういう意見が多いですね。(いや、私もそう思う時はありますが・・・)
でも、これについては田中氏も私も男ですから自ずと限界があるんだと思いますよ(^^;;)。
>女性の方からはこういう意見が多いですね。(いや、私もそう思う時はありますが・・・)
でも、これについては田中氏も私も男ですから自ずと限界があるんだと思いますよ(^^;;)。
男性でもそう思われる部分はあるのですね。
でも心理とかの書き込みだけが問題なんじゃなくてですね、ステレオタイプなところが多いでしょう?
政治家の書き方がらみでよく言われていますが、”影響力のある身として”気をつけて欲しかったな、と思うんです。ま・・・「銀英伝」は考えてみたらかなり昔の小説だし、そういう意識が、一般的にあったわけじゃないんでしょうけど。(あ、でも「創竜伝」でも改善されてはいませんね(;^^A))
キャラ目当てだけで読むヤローがいないというのは竜堂四「兄弟」だからで、これが四「姉妹」(当然文庫版の絵で)だったら別な気がしますが。ま、これも一つの見方ということでご勘弁を。
>キャラ目当てだけで読むヤローがいないというのは竜堂四「兄弟」だからで、これが四「姉妹」(当然文庫版の絵で)だったら別な気がしますが。ま、これも一つの見方ということでご勘弁を。
過去ログで、女性の方から「田中作品は女性の書き方が類型的」という指摘がありましたが、私も田中作品の女性には人間としても異性としても魅力を感じません。おそらく、田中氏には4人も女性を描ききれないのではないでしょうか? よくアニメなどにはいるあっち系のオタクですらも、「来夢ちゃん萌え~」「くぅ~アンネローゼいいよぉ」という話はしてないですし。
ただ、人妻から小中学生までそろえて「はいどーぞ」というのは、エロゲーや恋愛ゲームの黄金パターンですね。それが文庫版の絵(CCさくらだもんね~)だったら、絵だけで買う人はいるでしょうね(というか、イメージ壊れるから小説部分を読まないというヤツが出てきそう(^_^;))。
> 過去ログで、女性の方から「田中作品は女性の書き方が類型的」という指摘がありましたが、私も田中作品の女性には人間としても異性としても魅力を感じません。おそらく、田中氏には4人も女性を描ききれないのではないでしょうか? よくアニメなどにはいるあっち系のオタクですらも、「来夢ちゃん萌え~」「くぅ~アンネローゼいいよぉ」という話はしてないですし。
「フレデリカさんって良いよなあ…」と思っていた私は、多分男権主義者のクズ野郎なのでしょう。ま、それは置いといて、確かにこれはありますね。同じ田中ファンの友人と昔話し合った時の結論は、
1、田中芳樹は根本的に女性が描けない。
2、故に彼が書くのは
①男性のような(思考・行動が)女性
②男性と大きくは変わらない(同上)子供
に限られる、と言うものでした。
パートナーが中学生以下、と言うのも単にこの辺が原因だと思います。きちんと結婚してますし(笑)。まあ、個人的には主人公と背中合わせで戦うような、田中芳樹の描く女性キャラ、嫌いじゃないです。(最初に戻る)
けれど、田中作品の女性キャラについては確かに、「こんな彼女欲しい」ではなく、「こんな兄弟欲しい」と考えた方が多かった気が。
あ、でも銀英伝を読んだ後にアルスラーンを読んだりすると、作者が頑張って女性キャラを描こうとしているのが解りますよ。どっかのお姫様は持て余して殺されちゃいましたけど。ちなみにどうでもいいですけど、「来夢ちゃん萌え~」の方には一人心当たりがあったりします。結局、好き好きって事ですかね。(でも多分田中キャラ(女性)が好きって人間(私の事?)は…以下略…)
女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが、
・ルビンスキー、ホワン・ルイ、ヤマムラ軍医少佐(笑)などメインを張るキャラでも女性化されたキャラがある。
・アンネローゼ、フレデリカなどのエピソード、心理描写が書き加えられている。
特に原作ではほとんど理解不能だったアンネローゼの心理を読み解く鍵が散見できるのが興味深い。こと女性キャラの個性に関しては原作者より把握していると思われる。
他にも私としては
・もともとSF漫画が主舞台の作家のため、SF的小道具に対する考察は原典を上回るモノがある。
・トリューニヒトがかっこいい(笑)
を推薦事由にいたします。
# さらりと原作へのアンチテーゼを示したりするあたりもおもしろいと思います。
単発作品の中で、アップフェルラントの次ぎに好きな「カルパチア狂想曲」のアッテンポロー氏の御息女(笑)は、なかなかに書けているとおもいます~。
ワリと、しっかりラブコメアクショだし(笑)
カルパチア~の敵役カップルも田中作品の中では、グウであるとおもいます~。
そもそも、男女肉親関係の愛憎のドラマを田中氏にもとめていないので(笑)(不良中年のことに対するカリンへのポプランのコメントとか、おひ(T_T)だし)「きにしてはならないトコ」(笑)
なのではないでしょうか?(笑)
男勝りの中でも、フレデリカよりファランギースのほうがキャラ的に成功しているような感覚をうけまっす>をひら的に
まあ、某保健の先生(笑)のキャラまんま、とゆーことも言えなくもないですけど(笑)
では。
>過去ログで、女性の方から「田中作品は女性の書き方が類型的」という指摘がありましたが、私も田中作品の女性には人間としても異性としても魅力を感じません。おそらく、田中氏には4人も女性を描ききれないのではないでしょうか? よくアニメなどにはいるあっち系のオタクですらも、「来夢ちゃん萌え~」「くぅ~アンネローゼいいよぉ」という話はしてないですし。
確かにいわれてみればそのような話は聞いたことがないです。世代の変化を考える必要はあるかとは思いますが(銀英伝も10年近く昔の小説ですから)田中作品の女性キャラに現在よく見られる形の男性ファンはいません。
ただ、「女性を書ききれないか否か」という点では別の理由もあるかと考えられます。これは、作品のテーマが政治、軍事的であるためのキャラクターの性格設定があるのではないでしょうか。
つまり、仕事の面を中心にキャラクターの設定を行うため、どうしても、与えられる仕事のこなし方の描写が中心になり、逆にその人物が仕事以外ではどのような生活、思考パターンなのかは主人公級を別にすればあまり触れる機会がなくその必要も大きくありません。作品中、特に銀英伝では、男性、女性を問わず事務方、前線指揮官、参謀タイプなど職能による区別を際立たせるための性格付けがなされています。これは登場人物の性格を政治、軍事的役割の面を基準に設定していくからではないでしょうか。
作品中で活躍、または活躍させようとする女性も当然政治、軍事面での働きが中心です。同様に性格付けを行っていく結果、「同僚や部下には欲しいが女性としての設定が甘い」ということになります。逆にそのような働きがない人物(アンネローゼ等)は見せ場がない分、書き足りない面が出てきます。
これがドロ改さんの出された結論の背景ではないかと思います。男性と大差ない、というか性別差があまり感じられないないキャラ設定というわけです。
ただ、仕事の面での役割を中心にキャラクターの描写を行うというのが悪いというわけでもないでしょう。変に性別にこだわった思考、行動をされてしまうよりは男女の差に関係なく行動してもらう方がいい場合もありますから。好みの問題も大きいように思います。
>女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
> 原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが
興味深い指摘だと思います。
ルビンスカヤみたいなキャラは、二次的著作物ならではでしょう。
>作品のテーマが政治、軍事的であるためのキャラクターの性格設定があるのではないでしょうか。
理論の面では、田中氏はかなり冷徹な男女平等主義者ではないかと推察しています。
つまり、「男がすることは女もする」という形での平等主義で、「女はいつも戦争の被害者」とか「戦争は男社会の論理だから女が社会進出すれば戦争はなくなる」という類の革新主義とは、真っ向から対立するものだと思います。小早川奈津子という破壊衝動の権化のような女性(?)キャラも登場していますしね。
ただ、その割には田中氏の女性の趣味は「変に」良妻賢母ごのみなところがありますよね。鳥羽茉理とかはねぇ…将来、気を付けないと花井夫人になるよ。この人。
>女性キャラ
現役で活躍中の男性作家で女性描写が上手い人ってのはどんな人がいるんでせうかね。
あ、渡辺淳一センセーとかは無しね(読んだコトないけど(^^;;))。
歴史物やSF物の作家で、ってことですけど。
こういう観点でいくと司馬遼太郎なんて田中芳樹以上に酷いかもしれない(笑)。
高橋良輔監督も昔は「女性キャラがイマイチ」って言われてたと思うけど、
「ガサラキ」はいい線いってるような気がする。(惚れたぜ、カブちゃん!)
>コミック版
>女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
> 原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが、
>・ルビンスキー、ホワン・ルイ、ヤマムラ軍医少佐(笑)などメインを張るキャラでも女性化されたキャラがある。
>・アンネローゼ、フレデリカなどのエピソード、心理描写が書き加えられている。
たしかに3極勢力の内1つのドンが女性、というのはお話的には面白いと思います。
ただ、そうなるとケッセルリンクやドミニクとの関係がどうなるのかな、という疑問はありますが(笑)。
ところであのコミック版はもう(原作の)3巻に突入したんでしょうか。
どうもキルヒアイスの死で終わってしまう可能性が高そうに思ったので。
そうなれば前述の問題も関係ないですし(笑)。
小村損三郎さん
>現役で活躍中の男性作家で女性描写が上手い人ってのはどんな人がいるんでせうかね。
>あ、渡辺淳一センセーとかは無しね(読んだコトないけど(^^;;))。
>歴史物やSF物の作家で、ってことですけど。
>こういう観点でいくと司馬遼太郎なんて田中芳樹以上に酷いかもしれない(笑)。
『ブギーポップは笑わない』の上遠野浩平なんてどうですか。自然な自然体(ぬぅ、上手く表現できませんが)での描写が素晴らしいと思います。