駆け出しでごさいます。
私は、田中氏の、いわゆる「社会批判」はページを埋めるためのあがきだと思っています。物語世界だけでは、新書一冊分の原稿用紙のマス目を埋めることができないのです。忌憚なく申せば、田中芳樹という作家の作家としての才能はその程度なのです。
それで、仕方なく、日頃、自分が不満に思っていることなどを「社会批判」という形で書き連ね、どうにか規定の枚数をこなしている、というのが現状なのでしょう。出版社から与えられた規定枚数に達しなかったら、本は出ず、お金ももらえませんから。
ですから、そのあがきに対しては、いささかの同情も覚えています。
本当に関係ない書き込みで、失礼いたしました。
> 駆け出しでごさいます。
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> 私は、田中氏の、いわゆる「社会批判」はページを埋めるためのあがきだと思っています。物語世界だけでは、新書一冊分の原稿用紙のマス目を埋めることができないのです。忌憚なく申せば、田中芳樹という作家の作家としての才能はその程度なのです。
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> それで、仕方なく、日頃、自分が不満に思っていることなどを「社会批判」という形で書き連ね、どうにか規定の枚数をこなしている、というのが現状なのでしょう。出版社から与えられた規定枚数に達しなかったら、本は出ず、お金ももらえませんから。
どうもこんにちは。駆け出しさん。
私はあがきというよりは、社会批判は田中氏の趣味だと思っています。ただ初期の頃の創竜伝は趣味で社会批判を書いていたと思いますが、近年の創竜伝はネタ詰まりと構想破綻を社会批判で誤魔化している気もしますね。そうなったら田中氏もお終いですが……。
別の作品になりますが、栗本薫氏の「グイン・サーガ」というシリーズがあります。このグインですが、最近はセリフだけで全ページの半分以上を埋めているのではないか、と思える巻がよくあります。なんせ文庫の1ページ以上をまるまるセリフだけで埋めることが度々です。1人が息つく暇もなく1ページ全部を使って喋りまくることもよくあります。
個人的には、田中氏が創竜伝の全ページの半分以上を社会批判・評論で埋めたらもの凄く面白いですね。違う意味で田中氏を評価したいと思います。
> ですから、そのあがきに対しては、いささかの同情も覚えています。
同情することはありませんよ。なんと言っても田中氏は「商業」作家なのですから。
まぁ私たちが同情したところで、田中氏は「同情するなら印税をくれ」言うのではないでしょうか(笑)。
> 本当に関係ない書き込みで、失礼いたしました。
あまり返答のレスになっていませんが、これからもよろしくお願いします。
八木さん、こんばんは。
>近年の創竜伝はネタ詰まりと構想破綻を社会批判で誤魔化している気もしますね。そうなったら田中氏もお終いですが……。
まったくおっしゃるとおりですね。最近では作中の「社会批判もどき」以外の部分は、担当編集者が考えているという噂もありますから。マンガの世界じゃよくあることなんですけど・・・まさか小説家でもそんな御仁がいるとは。
> 別の作品になりますが、栗本薫氏の「グイン・サーガ」というシリーズがあります。このグインですが、最近はセリフだけで全ページの半分以上を埋めているのではないか、と思える巻がよくあります。なんせ文庫の1ページ以上をまるまるセリフだけで埋めることが度々です。1人が息つく暇もなく1ページ全部を使って喋りまくることもよくあります。
最近とんと「グイン」から離れていましたが、そうですか。そんなことになっているんですか。それじゃあ橋田壽賀子の「渡る世間は鬼ばかり」みたいですね。
> 個人的には、田中氏が創竜伝の全ページの半分以上を社会批判・評論で埋めたらもの凄く面白いですね。違う意味で田中氏を評価したいと思います。
でも出版サイドは絶対O.Kしないでしょうね。それでなくとも、売り上げが落ち込んでいるんですから。
> 同情することはありませんよ。なんと言っても田中氏は「商業」作家なのですから。
たしかにそうですね。ですが、同業者のはしくれとしては、やはり、物語で勝負できないのは辛いんじゃないかな、と思ったものですから。
> あまり返答のレスになっていませんが、これからもよろしくお願いします。
とんでもありません。楽しく拝読させていただきました。
こちらこそよろしくお願いいたします。
横レス失敬&初めまして。
駆け出しさんがグインから離れていたというのは幸運です。
決してまた読んでみようなどと思わないことをおすすめします。
それで、栗本薫はもはや小説家とは言えないので、
彼女と比べてはいくらなんでも田中芳樹が可哀想過ぎます。
> 駆け出しさんがグインから離れていたというのは幸運です。
> 決してまた読んでみようなどと思わないことをおすすめします。
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> それで、栗本薫はもはや小説家とは言えないので、
> 彼女と比べてはいくらなんでも田中芳樹が可哀想過ぎます。
続きが書けない作家に比べれば、執筆マシーンの栗本薫氏の方が上ですよ。
確かにグインの質は下がり続けていますが、数巻に一度は上昇します。それに最低ラインの面白さはまだまだあると思います。
それにしてもアムネリスに続き、アルド・ナリスが死に、グイン・サーガも寂しくなったな。
> 続きが書けない作家に比べれば、執筆マシーンの栗本薫氏の方が上ですよ。
> 確かにグインの質は下がり続けていますが、数巻に一度は上昇します。それに最低ラインの面白さはまだまだあると思います。
ごめんなさい、単に「おタンビヤオイ好き&栗本薫マンセー」信者と
「中国バンジャーイ&田中先生尊敬」ファン層の量とパワーの差という気がします。
余談ですが「男色愛好談義」で「ナリ様もイイけどロイエンタールもス・テ・キ」とかいう主張の方を「田中芳樹氏的同性愛否定」に基づく論理的説得で翻心させた方いらっしゃいませんか?
経験談の御教示を依頼したいです。
> それにしてもアムネリスに続き、アルド・ナリスが死に、グイン・サーガも寂しくなったな。
何故「馬鹿女」や「御姫様」になる前に死んでくれなかったのかと血の涙が出そうです。
これからまだしもマトモな行動をとる人物は多分栗本薫氏が全く理解できてないキャラクターであるスカール黒太子くらいだろうと予言してみます。
> ごめんなさい、単に「おタンビヤオイ好き&栗本薫マンセー」信者と
> 「中国バンジャーイ&田中先生尊敬」ファン層の量とパワーの差という気がします。
違います。栗本薫はグイン一冊を4日で書きます。タイピングが速いというのもありますが、彼女は推敲をしません。自分の文章を見直す事さえしません。その結果が八木さんの言う「台詞ばかり」現象です。
> これからまだしもマトモな行動をとる人物は多分栗本薫氏が全く理解できてないキャラクターであるスカール黒太子くらいだろうと予言してみます。
残念ですがこれも非常に危惧されるところです。栗本薫の手法は「自分のお気に入りをヨイショするために、他のキャラを貶める」ですから。
八木さんにお聞きしたいのは、八木さんは僕が次に上げる事項のうち幾つを知ったうえでの発言なのかですが。半分以上知ったうえでのことなら本気でうらやましいです。全然知らなかったのならご愁傷様です。
・夜光塗料(homepage2.nifty.com/kaguraclub/kurimoto3.htm)
・衝撃の500円発言(http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/kosinnote.htm#note10-24)
・グリーンマイル5巻の解説
・ローデスサーガ&マルガサーガ(本人自ら書いたグイン世界の同人誌。問題はその内容)
・「誤字はワープロソフトのせい」発言(ソースはど忘れ)
・グインサーガへの手紙(http://www.h2.dion.ne.jp/%7Epanko/)
・番外編、これってタナ撃つのこと?(http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/2001-3-13.htm)
いいかげんこの掲示板の趣旨と離れかけているとは思うのですが、小説家のあり方を問うということで見逃してもらえるとありがたいです>管理人さん
そういう意味では駆け出しさんの意見をうかがいたい気がします(確か、物書きの駆け出し、が由来のHNでしたよね)
RAMさん、こんばんは。私はグインに関しては、「グインの小部屋」というサイトで感想や問題点についてのレスをよくしています。
> 八木さんにお聞きしたいのは、八木さんは僕が次に上げる事項のうち幾つを知ったうえでの発言なのかですが。半分以上知ったうえでのことなら本気でうらやましいです。全然知らなかったのならご愁傷様です。
>
> ・夜光塗料(homepage2.nifty.com/kaguraclub/kurimoto3.htm)
> ・衝撃の500円発言(http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/kosinnote.htm#note10-24)
> ・グリーンマイル5巻の解説
> ・ローデスサーガ&マルガサーガ(本人自ら書いたグイン世界の同人誌。問題はその内容)
> ・「誤字はワープロソフトのせい」発言(ソースはど忘れ)
> ・グインサーガへの手紙(http://www.h2.dion.ne.jp/%7Epanko/)
> ・番外編、これってタナ撃つのこと?(http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/2001-3-13.htm)
私へのご質問ですが、私が知らなかったのは「グリーンマイル5巻の解説」と不覚にも「タナ撃つ示唆」の2件ですね。
実はローデス・サーガとマルガ・サーガは持っていたりします。( ̄~ ̄;)
RAMさんが栗本薫を嫌うのは分かりますよ。私も結構むかついていますから。まず作品のあとがきであれだけ好き勝手に書いている作家はいないですね。私もよく呆れてしまいます。
栗本薫のHP神楽坂倶楽部にある日記やコラムなどは、見られる人と見られない人がいるのに、ネタばらしなど色々と書きすぎな気もします。WEB上だということをもう少し考えて文章を置いて欲しいですね。お金を取らないタダだからいいんじゃないの、とでも思っているんでしょうかね。
最近では神楽坂の日記に北朝鮮拉致事件のことを不用意に書いて、それでバッシングを受けて開き直ったりしていましたが…。
(;´ー`)y-~~~ ハァ
確かにグイン・サーガはどんどん劣化していっている作品です。それでも新刊が出れば週刊文庫1位に躍り出て(順位は持続しませんが……)、だいたい20万冊は刷られています。これはやはり作品にまだ力があるということではないでしょうか?
ただ栗本薫が日本にファンタジー戦記小説(昔はヒロイックファンタジーでしたが)と言える分野を生み出したのことは、素直に評価してもよいと思います。もしグインがなかったら、後のアルスラーン戦記やデルフィニア戦記は生まれなかったかもしれません。(これは言い過ぎだな(笑))
しかし田中芳樹も栗本薫の10分の1でもWEB上に登場して欲しいですね。個人HPを持って遅筆日記でも書くとか。田中芳樹は批判を黙殺ですが(多分)、栗本薫は興味を引けば反応を示すだけマシかと。ただ、過剰反応なのは問題ですが……。
栗本薫と田中芳樹って同い年(学年は一緒)なんですよね。
丁度外伝の話になっていますが、田中氏がタイタニア4巻を書くと宣言しているとかしないとか。
このままいろいろと未完のまま終わるのかな?
少なくとも、中身はどうあれ死病の渕にあって最後まで3ヶ月に一冊は「グイン・サーガ」を出し続けた栗本薫先生は偉かったと思います。
菊地秀行著「妖神グルメ」の求道者的主人公が、その若さから才能を危ぶまれた時に返した科白
「無駄に歳を重ねるだけの能無しもいるよ」
まあせめて未完シリーズについては、信頼の置ける後進に筆を委ねて、せいぜい今までついてきてくれた「らいとすたっふ」に「事後」を安心させてやる位の事は期待したい所であります。
今日の読売新聞朝刊の文化欄で田中氏の栗本氏への追悼文が掲載されていました。二人は小説雑誌「幻影城」の新人賞の祝いの席で知り合ってから30年以上の付き合いだったとの事です。
栗本氏の方がデビューが一年早く、田中氏は
「こういう人にはとてもかなわない」
「偉大な先輩」
「本当に一つの時代が終わってしまった」
と栗本氏の逝去を惜しんでいました。
> 少なくとも、中身はどうあれ死病の渕にあって最後まで
> 3ヶ月に一冊は「グイン・サーガ」を出し続けた栗本薫先生は
> 偉かったと思います。
外伝は無いとしても最長でタイタニアの18年ですからね。
> まあせめて未完シリーズについては、信頼の置ける後進に筆を
> 委ねて、せいぜい今までついてきてくれた「らいとすたっふ」
> に「事後」を安心させてやる位の事は期待したい所であります。
七都市物語みたいに誰かに委ねるのもありですねぇ。
後進にプロットを示す必要があるとは思いますが。
ムダが無くなる分「創竜伝」は面白くなったりして。
> 栗本氏の方がデビューが一年早く、田中氏は
> 「こういう人にはとてもかなわない」
> 「偉大な先輩」
> 「本当に一つの時代が終わってしまった」
> と栗本氏の逝去を惜しんでいました。
まさに爪の垢を煎じて飲めですねぇ。