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投稿ログ32 (No.719 - No.744)

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board3 - No.719

Re: 私なりの創竜伝(12巻)の魅力推論(私見)

投稿者:てんてんdwp
2001年02月26日(月) 12時43分

てんてんdwpです。

実は私が銀英伝を読んだのは、S氏という奇人がおりまして。
この男は、ボードSLGやれば私と6:4くらいの割合で勝ち、マルチプレイゲームをやればまっさきに潰される(次が私)という男で、戦略・戦術を扱った本は論理的にその破綻を見つけずには、いられないという人物です。
銀英伝を読んだのはそのS氏が私に薦めたからなんですね。
で、読んでみてその戦略、戦術のあまりの酷さになんでS氏がこれを薦める?と思いながら最後まで読んでしまったわけです。そして面白いと思ってしまった。
これは恵さんと同じで、戦略・戦術重視で読めば銀英伝はどうしようもない駄作に映るかもしれませんが、キャラクターの魅力やその落ち(いまさらネタばらしにはならないでしょう。ヤンとユリアンのめざしていた職業のこと)の見事さを考えると、これは傑作なんだと思います。
だから、当時考えたのは田中芳樹氏はもしかして、当時流行っていた精密なようで穴だらけな戦略物SFのアンチテーゼとしてわざと稚拙な戦略・戦術を描き、それでもストーリだけで読ませるものはできる、と証明するつもりだったのではないか、ということです。
さすがに創竜伝ではわざと稚拙な・・・とは思いませんが(笑)。
結局創竜伝もそうですが、氏はキャラクターの魅力で充分読ませるだけのものが書けるのだから、思想なんざ適当でいい、と考えているのかもしれませんね。

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board3 - No.720

Re: 掲示板の感想

投稿者:モトラ
2001年02月26日(月) 13時17分

私も、振ったもののそのまま反応無しという話題は結構有ります。私の場合はそれ以上に、話題が高度過ぎて付いて行けず、傍聴に徹する場合の方が多いですけど(いえ、私が脇から参加させて頂いてる話題のレベルが低いということではなくてゴニョゴニョ)。この辺りは、やはりてんてんdwpさんのおっしゃられるとおり、レスが付けにくい、雰囲気にそぐわないということと、他には
・その時点で、ある話題に関して重要な議論が進行中で、並列して取り上げる余裕が無い
・興味はあるけれど、今は話題に乗る気分じゃない

なんて場合もあるでしょう。振るにあたって個人的に気をつけたいのは…
・はっきり言ってつまらない(うぎゃー、イタイ!)

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board3 - No.721

Re^2: 私なりの創竜伝(12巻)の魅力推論(私見)

投稿者:
2001年02月26日(月) 13時23分

てんてんさん、レスありがとうございます♪

> 結局創竜伝もそうですが、氏はキャラクターの魅力で充分読ませるだけのものが書けるのだから、思想なんざ適当でいい、と考えているのかもしれませんね。

創竜伝に関しては、そうかもしれませんね。はっきり言って、左寄りの思想(社会評論)がその場の思いつきにしか見えない代物だと感じるのは、きっと私だけじゃないはずです(笑)。
でも、私が銀英伝を初めて読んだとき、「民主主義VS専制政治」の構図と田中氏の歴史観はすごく新鮮に映りました。キャラクターの魅力とともに、政治や思想について、私自身が初めて真剣に考えさせられた小説だったと思います。
「思想が適当でいい」と感じてしまうのは、やっぱり近年の作品に見られる悪い傾向なんでしょうね…。

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board3 - No.722

Re: もう僕、日本人じゃない。

投稿者:モトラ
2001年02月26日(月) 13時31分

↑てなわけで、遅くなりましたが、太郎さん、はじめまして。

ネタ、大笑いさせてもらいました。新庄の場合、「おめーは日本人じゃなくて宇宙人だろーがよ」ってカンジですが。どうにも人と違ったことをすればエライと思っている輩はスキになれません。大リーグを引退し(あるいは最悪解雇され)たら、どのツラ下げて日本に帰るつもりなんだか。日本人じゃなけりゃアメリカに永住かの。

中国はムリかもしれませんが、香港や台湾の大陸系出版界のツテで「良心的日本人作家」として売り出しが可能か田中芳樹?

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board3 - No.723

Re^3: 無知の質問

投稿者:今日
2001年02月26日(月) 14時07分

> 自己レスです。私はこのサイトの管理者ではありませんが・・・。
>
> 著作権法第三十二条(読み下してあります)。
> 公表された著作物は引用して利用することができる。
> その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究
> その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
>
> さて、ここでは田中芳樹氏の作品に対して批評や研究を行っております。
> よって、目的としては正当な範囲であると考えられます。
> また、ここでよく問題にされる公正な慣行ですが、これは定量的な解釈は
> 難しいのですが、一般的には、引用が従であること、と言われています。
> 引用元が主で、そこに数行だけコメントを入れたなんてのは引用とみなさ
> れないことがあるということです。その点でもこのサイトは充分主従を満
> たしていると考えられます。
> また、この第三十二条は第四十八条、「出所の明示」を満たす必要があり
> ますが、この点でもこのサイトに問題はないと考えられます。
>
> 今日さんがこのサイトの文章を「転載」する場合は特に第二章を熟読され、
> その上で行われるほうがよろしいかと思います。引用に関しても上記条文
> をよく読まれた上で行われたほうがいいでしょう。
>
> てんてん dance with penguin
馬鹿ですみませんが転載と引用どこがちがうんですか。

board3 - No.724

創竜伝

投稿者:詩聖杜甫
2001年02月26日(月) 15時00分

この本すごくうちの学校の図書室でかりられてる。そのかりられてるのは図書室で一番である。比較するととすぐとなりにあるぼくらシリーズはすごくかりられてない。田中芳樹の中国ものはなにもかりられてなかった。

board3 - No.725

無題

投稿者:S.Inoue
2001年02月26日(月) 15時39分

> 中国はムリかもしれませんが、香港や台湾の大陸系出版界のツテで
> 「良心的日本人作家」として売り出しが可能か田中芳樹?

中国系のウェンリーが大活躍だからかどうかは知りませんが、香港だか台湾だかにファンはいるようです。

ttp://yangjr.uhome.net/

拙者は銀河英雄伝説は大好きです。

厳密に考えたら、あんな2次元的な戦術は大した威力を発揮しないかも知れませんが、兵器の威力に頼らない戦争ものは大好きです。

宇宙戦争の時代の超戦術って一体どんなんでしょうか?
多分、2001年の人には見当もつかない凄い戦術なんでしょうね。
(しかも、亜空間も出て来るし・・・)

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board3 - No.726

創竜伝が売れるわけ。

投稿者:KEN
2001年02月26日(月) 15時58分

> てんてんdwpです。
> これは恵さんと同じで、戦略・戦術重視で読めば銀英伝はどうしようもない駄作に映るかもしれませんが、キャラクターの魅力やその落ち(いまさらネタばらしにはならないでしょう。ヤンとユリアンのめざしていた職業のこと)の見事さを考えると、これは傑作なんだと思います。

銀英伝は、その主軸となる主張(思想)の対立がはっきりしてましたから、多少不備な点があっても何の問題もなく傑作といえると思います。戦略・戦術は場を盛り上げるための殺陣みたいなもんだと思いますから。

さて、問題は創竜伝の方なんですが、こちらで展開される思想って、
簡単に言ってしまえば、「マルクスかぶれの大学生」ぐらいのレベルしかないんですよね。企業献金に対する考え方とか、まんまそのままです。
良い悪いはともかく、わかりやすいんですよね。そして賢くなった気がする。
実際私自身もそんな気がしてましたし。(笑)
恐らくその点こそが創竜伝の売れる理由の一つではないかと思うんですよね。
キャラクタの魅力や作者の筆力ってのもあると思いますが、
あえてその社会批判に注目してみれば、その「単純さ」が
売れる理由ではないでしょうか?

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board3 - No.727

Re^2: もう僕、日本人じゃない。

投稿者:KEN
2001年02月26日(月) 16時08分

> ネタ、大笑いさせてもらいました。新庄の場合、「おめーは日本人じゃなくて宇宙人だろーがよ」ってカンジですが。どうにも人と違ったことをすればエライと思っている輩はスキになれません。大リーグを引退し(あるいは最悪解雇され)たら、どのツラ下げて日本に帰るつもりなんだか。日本人じゃなけりゃアメリカに永住かの。

あのCM、私的には大笑いでした。なんか新庄だから許せるって感じです。
今度帰ってくるときは、アメリカの市民権とって、逆輸入で阪神の外国人枠に入ってたりして・・・。
そんなアホな事考えてました。
ただ大リーグってそんなに凄いんですかね。私は野球に詳しくないんで
わかりませんが、バスケほどに日米にレベルの差があるとは思えないんですが?

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board3 - No.728

Re: 私なりの創竜伝(12巻)の魅力推論(私見)

投稿者:日傘
2001年02月26日(月) 16時25分

 どうも、日傘です。少々感想をば。

 自分は単純に11巻を読んだファンの人たちが、そのまま12巻に流れているものと思いました。ミュージシャンなどと同様、田中氏には固定ファン層が割ときっちり存在しますし、私も経験がありますが、「好きな歌手(作家)が歌っているものはとりあえず抑えておく」という心理は無視できないと思います。ラブリーな動物が出ていようがいまいが、田中氏の書いたものなら固定層は購入するのではないでしょうか? 12巻だけが特別売れたわけでもないでしょうし。

 「ストーリーや社会評論の破綻を、ファンは気にしていない」という部分に関しては賛同します。恵さんが仰るとおり、ファンのニーズがそんなところにあるとは思えません。破綻に関しては、大方のファンは気づかない振りをしているのではないでしょうか? プロレスの八百長論みたいなものです。外部から見れば決定的に崩壊しているものでも、好きだからこそ目をつぶって騙されてあげる。まあ、中には本気で信じ込んでいる人もいますが。

 なにがそこまでファンを魅了するのか。無論、様々な要因が考えられます。キャラクターや挿絵も肯けますが、私自身の経験では恵さんが挙げられた2や3よりも、
> 1:「田中節」とも呼べる田中氏の独特な文体
 と、もう一つ
  4:勧善懲悪に徹したエンターテイメント性
 にあると思います。
 前者は田中氏の構成要素中もっとも独特のパーソナリティです。皮肉や毒舌のセンス、多少強引な比喩表現等は他の作家に真似のできない田中氏の個性と言えるでしょう。ここの辺りは好みの問題ですが。
 後者に関しては、どうも善悪の定義がころころ変わっていますが、少なくとも主人公の陣営は最終的な必勝を義務付けられていますしね。言い換えれば、主人公に感情移入する際に、敗北や挫折を考慮すること無しに読めるという、安心感を持つことができます。「創竜伝」は特にこの部分が肥大化し、プロットや評論がそれに従属するものに過ぎなくなっているからこそ、必然的に破綻をきたしている作品だと思います。活劇作品に安心感を求めている読者は、目をつぶる事ができる範囲なのではないでしょうか?

 ドタバタ芳樹の冒険活劇が大好きだったもので、やはりもう少しドキドキハラハラする田中作品が読みたい今日この頃……

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board3 - No.729

Re: 告

投稿者:平松重之
2001年02月26日(月) 16時52分

このたびは、御父様の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

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board3 - No.730

Re^2: もう僕、日本人じゃない。(あるいはレスへのお礼と余計ながら所信表明めいたもの)

投稿者:太郎
2001年02月26日(月) 16時56分

あのようなネタに対してレスありがとうございます。>モトラさん

あれはテレビを見ててほとんど脊髄反射的に思いついてしまったものでして…

ただ念のために申し上げておきますと、私は別に新庄選手が嫌いなわけではありません。
マスコミなどで報道される新庄選手の言動に対しては失笑はしますが、野球選手としての可能性(あるいはメジャー選手としての可能性と言い換えてもいいですが)に対しては本当にメジャーの力があるの?という思いと、馬鹿にされているが(というのは私の主観かもしれませんが)もしかしたらそこそこはやれるんではないか?という思いが半々といったところです。(ちなみに私は「国民新聞」をバックに持った某在京球団のファンであります。m(__)m)

また田中芳樹氏に対しても実のところそれほど悪感情を持っておりません。
(ですからあのネタは明らかにこのページの影響です。(笑))
実際、私は別に「田中芳樹を撃つ!」気はあまりありません。
といいますのは私にとって田中芳樹氏はあくまで物語作家でしかなく、その作品はフィクションでありますから、自分にとって面白いと感じられれば別にいいと思っているからです。
(ただしここ最近の作品に対しては時間つぶし以上には感じられないのも悲しいかな事実です。)
ただ「フィクションだから何を書いても許されるか?」という問題に対しては私の答えも「NO」です。
というのはその問題に対して以下のように考えるからです。
(別に私のオリジナルな考えではないと思いますが)

1.原則として「フィクション」はあくまで「フィクション」である。
2.だから「フィクション」の記述を鵜呑みにするのは、それは読者の責任である。
3.ただ「フィクション」とはいっても現実問題として影響力は皆無ではない。
4.であれば責任ある人間としてはその影響力を考えてしかるべきである。

それから言えば3.ないし4.の点で田中芳樹氏は明らかに失格していると思います。ですからその点で彼が批判されるのはある意味当然だと思いますし、このページの存在もその点で非常に意義があると考えています。
ただ、自分の中では、やや理想論的ではありますが、2.の点を重要視したい気持ちがありますので、無責任なようですが、自ら「田中芳樹を撃つ!」というところまでは結びつかないのです。それだけなのです。

ではそれなのに何故「田中芳樹を撃つ!」ことを目的としたこのページを覗かせて頂いているかというと、それはやはり面白いからということに尽きます。
(別にこのページがフィクションであるといっているのではありません。念のため。)
「何故田中芳樹の作品はここまでつまらなくなってしまったのか?」
「つまらなく感じる理由はどこか?」
「こういったところが面白い」
「ここをこうすれば面白くなるのに」
「こんな見方もできる」
「ここの記述内容は事実とは異なる」
等等
という風に否定的、肯定的、いろいろな意見が、単なる感情論で述べられているのではないという点が非常に興味深くかつ勉強にもなるということなのです。ですから以前も書き込んだように「このページが長く続いて欲しいし、田中芳樹氏も面白い(と私が感じられる)作品を書いて欲しいし」ということになってしまうのです。
(あるいは、これはこのページを「皮肉な見方をするファンサイト」みたいな捉え方をしているということなのかもしれません)

……ああ、なんかとりとめもなくだらだらと書いてしまいましたが、これは「このページを覗かせていただいて以来このようなことをつらつらと考えておりましたよ」ということでしかありません。まあ、このように考えている人間もいるのだと思ってくれれば、それでよいという代物です。思いもかけず長文になってしまいましたが、これはここまでということで失礼させていただきます。それではまた。(笑)

追伸
以前のネタで訂正がありました。
「もう僕、日本人じゃない」(誤)→「僕、もう日本人じゃない」(正)
ああ恥ずかしい。(ー_ー;)

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board3 - No.731

Re: 創竜伝

投稿者:日傘
2001年02月26日(月) 16時57分

 そうなんですか? 私の母校では銀英伝に一歩及ばずでした。結構田中作品流行ってましたね。
 宗田氏が人気ないのは時代の差かもしれません。SFとジョブナイルは一概には比べられないのですが。それに田中氏は時代とともに進化(過激化?)していますが、宗田氏は馬場のごとく持ち場を堅持していますから。
 中国ものの人気がないのは、学校内の流行りもあるでしょうね。横山三国志や水滸伝が流行っている学校ならば、それなりに回転率はいいはずです。

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board3 - No.732

勧善懲悪もどきの創竜伝

投稿者:
2001年02月26日(月) 17時13分

レスありがとうございます、日傘さん♪

>  自分は単純に11巻を読んだファンの人たちが、そのまま12巻に流れているものと思いました。ミュージシャンなどと同様、田中氏には固定ファン層が割ときっちり存在しますし、私も経験がありますが、「好きな歌手(作家)が歌っているものはとりあえず抑えておく」という心理は無視できないと思います。ラブリーな動物が出ていようがいまいが、田中氏の書いたものなら固定層は購入するのではないでしょうか? 12巻だけが特別売れたわけでもないでしょうし。

そうですね、ここは日傘さんのおっしゃる通りだと思います。ただ、今回の推論は冒険風ライダーさんの考察Act.35を読んで12巻の破綻を再確認してから、という動機がありましたから。別に、全巻を通じて12巻が特別売れた謎を解こう、というつもりはありませんでした。

>   4:勧善懲悪に徹したエンターテイメント性

日傘さん、創竜伝は勧善懲悪に徹しきれていないと私は思います。また、善悪がころころ変わるというよりも、「兄弟が無事に暮らせたらいい」というような主張したり、その自己保身の発想を全うするでもなく「50億人抹殺計画(でしたっけ?)」を感情論で阻止しようとしたりと、言っていることとやっていることの矛盾もかなり大きいです。(この辺の認識は、冒険風ライダーさんの受け売りですけど(^^;;)

購買層にもよるのかなぁ、とも思います。いろんな意味で、創竜伝の「単純さ」を純粋に信じ込めるのは中・高校生くらいじゃないんでしょうか?それより上の世代だと、とてもそんなにすんなり受け入れられる内容のストーリーや社会批判だとも思えないから、自分なりに「魅力推論」を書いてみたのですけど。
No.715の「魅力推論」を書いた動機の一つに、中・高校生層だけではとても創竜伝がベストセラーにならないんじゃないかなぁという思いがありました。さすがに、あのプロット無視のストーリー構成と破綻した社会評論だけではね…(^-^;;)

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board3 - No.733

Re^4: 無知の質問

投稿者:てんてんdwp
2001年02月26日(月) 22時37分

>馬鹿ですみませんが転載と引用どこがちがうんですか。
検索サイトなどを使えば幾らでも出てきます。
人に聞く前にまず自分で調べるのが当たり前だと思いますが。

てんてん dance with penguin

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board3 - No.734

創竜伝とファンタジーRPG

投稿者:てんてんdwp
2001年02月26日(月) 22時58分

> >   4:勧善懲悪に徹したエンターテイメント性
>
> 日傘さん、創竜伝は勧善懲悪に徹しきれていないと私は思います。また、善悪がころころ変わるというよりも、「兄弟が無事に暮らせたらいい」というような主張したり、その自己保身の発想を全うするでもなく「50億人抹殺計画(でしたっけ?)」を感情論で阻止しようとしたりと、言っていることとやっていることの矛盾もかなり大きいです。(この辺の認識は、冒険風ライダーさんの受け売りですけど(^^;;)
>
> 購買層にもよるのかなぁ、とも思います。いろんな意味で、創竜伝の「単純さ」を純粋に信じ込めるのは中・高校生くらいじゃないんでしょうか?それより上の世代だと、とてもそんなにすんなり受け入れられる内容のストーリーや社会批判だとも思えないから、自分なりに「魅力推論」を書いてみたのですけど。
> No.715の「魅力推論」を書いた動機の一つに、中・高校生層だけではとても創竜伝がベストセラーにならないんじゃないかなぁという思いがありました。さすがに、あのプロット無視のストーリー構成と破綻した社会評論だけではね…(^-^;;)
これ読んでふと思ったんですが。
たしかザベストの中で銀英伝の構図と似ているゲームの話ってのがあったじゃないですか。
創竜伝はもっと幅広く、実は量産コンピュータファンタジーRPGに似ているんですよ、そのプロットが。
不完全な勧善懲悪とか、主人公絶対無敵なんてのはもろにファイナルと言いながら10本も作っちゃうあれに似てるし(笑)。
竜堂家の食卓に
>竜堂始 知的ハンサム。落ち着いた大人の魅力。家長の威厳。
>竜堂続 超絶ハンサム。貴族的な皮肉屋。始以外の権威は認めない。
>竜堂終 ショタコン・キャラ。超絶元気食欲魔人。
>竜堂余 最年少で「守ってあげたい」健気ショタコン・キャラ。
ってのがありましたが、これを無理矢理ファンタジーRPGに当てはめると、かなり歪んだ主観ではありますが
竜堂始  魔法使い
竜堂続  騎士
竜堂終  戦士
竜堂余  遊び人
鳥羽茉理 僧侶
ほーら、パーティが組める(笑)。

てんてん dance with penguin

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board3 - No.735

Re: 掲示板の感想

投稿者:本ページ管理人
2001年02月26日(月) 23時15分

> ここに書き込み始めてから思ったんですが。
> ここの掲示板って議論の参加者が常連だけになってませんか。
> 私、何度か書き込んだんですが全然返事が返ってこないんですが。
> 返ってきても一人か二人で返事の書きようが無い書き込みだし。
> こういう態度は問題ではないでしょうか。
> これじゃ新規の参加者が増えませんよ。
> 別に増えなくていい気心の知れた常連だけで議論すると言うなら何も言いませんがここはそうじゃないでしょう。
> 常連の皆さんどうなんですか。

確かに新規の方が書き込みがたい雰囲気になっているのは、管理人として私が反省すべき事だと思います。
ただ、常連だから相手をする、一見さんだから無視する、ということはしていないつもりです。

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board3 - No.736

Re^2: 掲示板の感想

投稿者:てんてんdwp
2001年02月27日(火) 01時25分

補足です。
レスがつきやすいのは「掲示板の感想」のようにQがあるものなんです。
個人的にですが倉本さんの書き込みって、「同感」としか書きようがないんですよね(^^;「同感」とだけ書くのもスレッド汚すだけですし。「いやそれは違う」とか「そういえば」が私のような無知蒙昧な人間には出ないんです。
例えば最近の「Re^3: 無知の質問」なんて、「うむ、そのとおり」と思いますし、「Re: 陛下と殿下」も同様。
逆に突っ込みしやすそうな「Re: 「かってに創竜」(かってに改蔵外伝) 」ではレスがありましたし、「Re^5: 逆撃と同じか? 」もツリーが続きましたよね。
もっとも、倉本さんが自分のことを指しているのではなく、他の(私を含めた)新人さんの気持ちを代弁されているのであれば、また話しは変わってきます。
その場合は、No.718で書いたのが私の気持ちです。

てんてん dance with penguin

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board3 - No.737

Re: 創竜伝とファンタジーRPG

投稿者:
2001年02月27日(火) 03時18分

> 創竜伝はもっと幅広く、実は量産コンピュータファンタジーRPGに似ているんですよ、そのプロットが。
> 不完全な勧善懲悪とか、主人公絶対無敵なんてのはもろにファイナルと言いながら10本も作っちゃうあれに似てるし(笑)。
> 竜堂家の食卓に
> >竜堂始 知的ハンサム。落ち着いた大人の魅力。家長の威厳。
> >竜堂続 超絶ハンサム。貴族的な皮肉屋。始以外の権威は認めない。
> >竜堂終 ショタコン・キャラ。超絶元気食欲魔人。
> >竜堂余 最年少で「守ってあげたい」健気ショタコン・キャラ。
> ってのがありましたが、これを無理矢理ファンタジーRPGに当てはめると、かなり歪んだ主観ではありますが
> 竜堂始  魔法使い
> 竜堂続  騎士
> 竜堂終  戦士
> 竜堂余  遊び人
> 鳥羽茉理 僧侶
> ほーら、パーティが組める(笑)。

ファンタジーRPGというと、私はずいぶん前によく読んだスニーカー文庫を思い出しちゃいます(ロードス島戦記とか)。
逆に、創竜伝はその手の純粋なファンタジー小説やRPGゲームとは違う種類のカタルシスがあると私は思っていましたので、てんてんさんのご意見には少し驚きました。やはり、人によって受け取り方は様々、ということなんでしょうね(^-^)。

あと、RPG設定なら、私としては

竜堂始  賢者
竜堂続  聖騎士(潔癖な?(笑))
竜堂終  遊び人(こっちでしょうね、性格的には)
竜堂余  勇者(見習い)
鳥羽茉理 女戦士

というキャストにして欲しいです♪

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board3 - No.738

Re^2: 創竜伝

投稿者:詩聖杜甫
2001年02月27日(火) 06時47分

>  そうなんですか? 私の母校では銀英伝に一歩及ばずでした。結構田中作品流行ってましたね。
>  宗田氏が人気ないのは時代の差かもしれません。SFとジョブナイルは一概には比べられないのですが。それに田中氏は時代とともに進化(過激化?)していますが、宗田氏は馬場のごとく持ち場を堅持していますから。
>  中国ものの人気がないのは、学校内の流行りもあるでしょうね。横山三国志や水滸伝が流行っている学校ならば、それなりに回転率はいいはずです。一応史記とか三国志ははやってるみたいです。
しかし田中芳樹の中国ものははやっていません。
イラストの影響も創竜伝はつよかったです。あのキャラクターがよいというのもありますが。

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board3 - No.740

Re: 私なりの創竜伝(12巻)の魅力推論(私見)

投稿者:モトラ
2001年02月27日(火) 07時38分

>キャラクターの魅力
以前どなたかが同じようなことを言っていたような気もしますが、ファンの女子中高生にとっては、まずアイドルグループ「ドラゴンブラザーズ」としての竜堂4兄弟が存在し、「創竜伝」という「ドラマ」に、彼らが主役として出演している…みたいな構図もあるのでは。ストーリーの展開は二次的なもので、多少の破綻も「竜堂兄弟に責任は無いもん。それにあたしは○くんが活躍してくれればいいの☆」でチョン。
それと社会評論&中国史については、「勉強になりました」と作品内のそれだけで納得してしまい、向上心を持ってその先の知識を得よう(本当にそうなのか確かめよう)とは思わない。また親や先生に「そんなのばかり読んでないで、漱石や川端を手に取れ」と言われたとき「ちゃんと社会勉強にもなるんです!」と反論する材料になるという点も(たとえそれが噴飯モノでも、彼女らは真剣。また、サヨクにかぶれた教師なら説得されてしまったり^^;)
男性の場合…オイラのように、サヨク価値観の持ち主である手前のパーソナリティーを慰撫してくれる存在として(だからもう、自虐告白はヤメロって^^;)。

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board3 - No.741

Re715: 田中作品が売れる理由

投稿者:冒険風ライダー
2001年02月27日(火) 08時40分

> とりあえず、ストーリー以外の要因で考えられる創竜伝の魅力は
>
> 1:「田中節」とも呼べる田中氏の独特な文体
> 2:登場するキャラクターたちの魅力
> 3:天野喜孝氏のイラスト
>
> と、こんなところでしょうか?

 実は私が初めて田中作品(アルスラーン戦記)を買ったきっかけというのが「3」でしてね。約10年ぐらい前、当時あまりメジャーではなかったFFシリーズから天野氏を知り、その関連で買ってみたら面白かったので、1年ぐらいかけてほとんどの小説を買いあさったというのが、私の田中作品閲読の歴史です。
 私は今でも「イラスト」を元にしてゲームや小説を買うということをよくやっています。この手のエンターテイメント作品に入りこむ最初のきっかけとして「イラスト」は結構重要な役割を持っていますからね。他の人達の購入動機を見ても、小説を読むきっかけが「イラスト」だったというケースはかなり多そうですし、やはり「イラスト」がダメだとその時点で引いてしまいますから(^^;;)。
 また、田中作品全般に見られる傾向として、メディアミックス展開や小説の再販を行う際に、妙に女性読者を意識したイラストレーターを起用するというのがありますね。マンガ版および再販版「銀英伝」の道原かつみ氏、マンガ版「アルスラーン戦記」の中村地里氏、そして創竜伝文庫本のCLUMPと、全て少女マンガ系雑誌で活躍している人達ばかりです。
 田中作品にはどうも女性読者が多いようなのですが、その原因のひとつに、上記のイラスト関連で女性読者が作品に入りやすい環境があることは間違いないでしょう。

 そして上記の「イラスト」関連その他のきっかけで田中作品に入ってきた読者が次に引きつけられるのが、やはり田中芳樹の文体と作中に出てくるキャラクターの「魅力」なのでしょうね。ただ最近は文体もキャラクター性も昔とは明らかに異なるスタイルで描いているように思うのですけど。
 上記の「イラスト」やメディアミックス展開でもそうなのですが、どうも最近の田中作品は明らかに女性読者をターゲットにして、小説の執筆や販売戦略が行われているように見えます。年を追うに従って作中にある女性描写の数が増えていますし、文体も銀英伝の頃と比べるとかなり女性を意識した柔らかい文体に変わってきています。つまり田中作品それ自体が女性読者に迎合するようになってきているわけです。このあたりにも創竜伝が爆発的に売れる理由が隠れているような気がします。

 それとストーリーの流れや作中の政治思想・主義主張などロクに読まず、キャラクターの魅力にのみ惹かれる読者が多いのは、別に田中作品に限らず、また小説に限定されるものでもなく、エンターテイメント作品全体に対して多かれ少なかれ当てはまる傾向のように思いますね。
 ネット上に存在する色々な作品や作家のファンサイトの掲示板などを見ていると、そこで主に出てくる話題というのは主にキャラクターの魅力や「キャラ萌え」についての雑談であって、ストーリー内容に関する話題や疑問が出てくるようなことはめったにないのですよ、これが。
 結局のところ、ストーリーをひたすら追いかけるよりも好きなキャラクターだけを語っていた方が「楽」なのですから、これはある程度必然的に起こる現象ではあるのでしょうが、田中作品の場合、この傾向がメディアミックス展開や女性読者に対する販売戦略、それに「田中芳樹」というブランド名と合わさって、最悪の化学反応を引き起こしているというのが実状なのではないでしょうか。

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board3 - No.742

Re: 勧善懲悪もどきの創竜伝

投稿者:日傘
2001年02月27日(火) 15時24分

 ご丁寧にレスして頂いて有難うございます。しかし、いま少し解かりづらい点がありますので、再びお付き合い頂ければ有難いです。

> そうですね、ここは日傘さんのおっしゃる通りだと思います。ただ、今回の推論は冒険風ライダーさんの考察Act.35を読んで12巻の破綻を再確認してから、という動機がありましたから。別に、全巻を通じて12巻が特別売れた謎を解こう、というつもりはありませんでした。

 なるほど。私も冒険風ライダーさんの考察には唸らされました。しかし恵さんが、矛盾や破綻は今にはじまったことではない(にもかかわらず毎巻ベスト1)創竜伝の魅力を論じるにあたって、敢えて12巻に限定された理由がいまいち呑み込めなかったのです。

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> >   4:勧善懲悪に徹したエンターテイメント性
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> 日傘さん、創竜伝は勧善懲悪に徹しきれていないと私は思います。また、善悪がころころ変わるというよりも、「兄弟が無事に暮らせたらいい」というような主張したり、その自己保身の発想を全うするでもなく「50億人抹殺計画(でしたっけ?)」を感情論で阻止しようとしたりと、言っていることとやっていることの矛盾もかなり大きいです。(この辺の認識は、冒険風ライダーさんの受け売りですけど(^^;;)

 まあ、客観的に見れば確かにそうなんですが、構造的にはまぎれも無い勧善懲悪作品ではないでしょうか? 以前恵さんも仰られていた通り、竜堂兄弟の言動は連中が何を言おうとも、内心では自分の正義を疑ってはいません。それこそ悪の定義は「俺たちに逆らうやつだ!」です。そして、善たる竜堂兄弟が敗れることはまずありえないことですから、勧善懲悪だと思ったわけでして。多少(?)言動が矛盾していようが、竜堂兄弟が勝利すること自体が人気の秘密ではないかと思ったわけです。逆説的に、勝つことによって竜堂兄弟の、ひいては思想を同じくする読者の正当性を認識できると言う背景もあるかもしれません。「正義は勝つ」ってのはエンターテイメントの王道ですからね。
 田中作品自体が元々そういった傾向にあるのですが、近年は感情を是とする主人公の正当性に固執する余り、理屈を歪めているだけの話で、田中氏のファンには十分許容範囲なのではないかと思います。

board3 - No.743

こんなラインハルトは嫌だ!

投稿者:優馬
2001年02月27日(火) 16時46分

優馬です。
すでにご存知の向きもございましょうが、2ちゃんねるSF板にて「こんなラインハルトは嫌だ!」というスレッドが立っています。下品です(下ネタ多し)が、オカシイ。
ttp://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sf&key=976376510&ls=100

ちなみに、ライバルは「こんなユリアンは嫌だ!」スレッド。
愛されてますなぁ、銀英伝キャラ。
(ちなみに「こんな竜堂続は嫌だ!」スレッドはアッという間に沈んで消えてしまった。)

なお、「こんなHAL9000は嫌だ!」と「こんなUSSエンタープライズは嫌だ!」と合わせて4スレッドが四巴でバトル中。オカシイです。でも下品よ(笑)。

親記事No.715スレッドの返信投稿
board3 - No.744

Re^2: 創竜伝とファンタジーRPG

投稿者:てんてんdwp
2001年02月27日(火) 20時47分

> ファンタジーRPGというと、私はずいぶん前によく読んだスニーカー文庫を思い出しちゃいます(ロードス島戦記とか)。
> 逆に、創竜伝はその手の純粋なファンタジー小説やRPGゲームとは違う種類のカタルシスがあると私は思っていましたので、てんてんさんのご意見には少し驚きました。やはり、人によって受け取り方は様々、ということなんでしょうね(^-^)。
えーと、例えばファンタジーRPGで遊んだ人間が、もろそのままのロードス島を読むでしょうか?
初めは読まれるでしょうが、RPGが量産されれば読まなくなりますよね。
となると欲しくなるのは「根底に流れているのは自分が親しんだ価値観」だけど「外面はまったく違ったように見える」本でしょう。
そういうニーズ(ようは隙間産業)にマッチしたのが創竜伝です。

> 竜堂始  賢者
> 竜堂続  聖騎士(潔癖な?(笑))
> 竜堂終  遊び人(こっちでしょうね、性格的には)
> 竜堂余  勇者(見習い)
> 鳥羽茉理 女戦士
これは、私も悩んだです(^^;;特に余君の扱いが・・・。

てんてん dance with penguin

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