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- board4 - No.5381
補足
- 投稿者:通りすがり
- 2004年03月03日(水) 06時58分
通りすがりです。
> この内、官僚が無力化したというところです。私の見解では、最後に残っていた大貴族であるリヒテンラーデ一族を潰したことで、ゴールデンバウム王朝の旧貴族制度は終焉を迎えたという認識です。
この部分の言葉が足らないので補足します。
私は、リップシュタット戦役の終結というのは、見方によって二つの時期があると考えています。一つ目は、貴族連合軍が壊滅し、皇帝派の勝利が確定したとき。二つ目は、リヒテンラーデ一族が処刑され、ラインハルトの覇権が確定したときです。
和尚その2様は、この内、前者の前提で話を進めているように思われます。この二つの時期の前後では明確に政治状況が異なっています。
確かに、リヒテンラーデ一族が処刑される前の政治体制が、バーミリオン後の政治体制であったなら、和尚その2様の言うように宮廷陰謀劇の可能性はあるでしょう。しかし、ラインハルトが覇権を獲得した結果、ゴールデンバウム王朝の統治構造は大きく変化しているのです。
順を追って説明します。まず、皇帝派が勝利した直後の状況です。この時は、ゴールデンバウム王朝における貴族体制は維持されていました。従って、リヒテンラーデ一族とそれに連なる貴族、公文書によって保障されたマリーンドルフ家の貴族の特権は維持されていたはずです。
この状況が続いたならば(ラインハルトはゴールデンバウム王朝を潰そうとしているのだから無理でしょうが……)、ゴールデンバウム王朝の政治方針は、保守ないしは緩やかな改革であったでしょう。ということは、リップシュタット戦役を勝ち残った貴族には、経済力とそこから生まれる私兵という軍事力が備わっていることになります。
また、ブラウンシュバイク、リッテンハイム両家は間違いなく取り潰しとなるでしょうが、他の貴族はどうでしょう? 貴族達は家門が途絶えることを一番嫌うと思います。
そうした状況を見て、勝者の一人であるリヒテンラーデは今後のラインハルト陣営との政争のために、処断に手心を加える条件で、工作を行っていたのでしょう。つまり、リヒテンラーデには、ラインハルトに対抗するための経済力と権力があり、貴族達をまとめ上げれば、差し当たってラインハルトに抵抗可能な武力も持てるという彼なりの勝算があったのでしょう。
しかし、帝国本土は和尚その2様が言われるような謀略を実行できる環境なのでしょうか?
私は違うと思います。
なぜなら、その後、リヒテンラーデ一族が処刑されると、旧貴族体制を保持しようとするものはいなくなりました。ラインハルトが覇権を握った結果、マリーンドルフ伯爵家といったラインハルトが認めたごくわずかな例外を除いて貴族特権は悉く廃止されたのです。広大な領地や豊富な資産に巨額の税金がかかることになり、おそらく、同時に私兵の解散や領主権の剥奪、能力主義による人材登用など貴族が反抗できなくなるような政策も数多く採られたでしょう。これらの政策によって、ゴールデンバウム王朝の貴族体制は崩壊したのです。
バーミリオン後の帝国は、この様な体制下にあるのです。また、イッチー様のレスで以下のように考察されています。
> 和尚その2さまがおっしゃるような反ロイエンタール体制を成立させるためには、ペクニッツ子爵を抱きこんだとしても不可能だと思います。なぜなら、ペクニッツ子爵は皇帝の父親というだけで、公的な地位にはないからです。もしも、ペクニッツ子爵が、形だけでも摂政などの地位にあるなら、言葉を発することも出来ない皇帝の代わりに「勅命」を発することも出来るでしょうが、ペクニッツ子爵はそのような地位にはありません。ペクニッツ子爵は皇帝である娘とペアで初めて権力を持つことが出来るのです。
> しかし、皇帝カザリン・ケートヘン1世はラインハルト派の軍人によって厳重な監視下におかれ、父親であったとしても面会すら出来ないでしょう。皇帝警護の軍人が反旗を翻さない限り、「勅命」を発することは出来ません。
私も同意します。ペグニッツ子爵には名誉があるだけで権力は伴っていませんし、遠ざけられています。皇帝の実父と言うことから品位を保つために、お金には困らないような配慮があるとは思います。しかし、蓄財は絶対に許さないように注意が払われるでしょう。(例えば、必要なものを請求すれば、宮内省あたりが子爵の代わりに調達し手に入るようにしておくとか)
同じく、イッチー様の考察ですが
> ただ、ペクニッツ子爵一派がしぶとく生き残って各地で散発的な抵抗を続ければ、ロイエンタールも同盟には簡単に侵攻できず、同盟は再建のための時間を稼ぐことが出来ます。ただ、帝国が四分五裂といった状況にはならないでしょう。
これだけは疑問です。貴族の経済力と軍事力を支えていた特権に立脚した貴族体制が崩壊してしまった以上、帝国内においてペクニッツ子爵一派がしぶとく抵抗するために必要な資金源はどこにあるのでしょうか?
お金もなければ武力もない。そんなものがいくら集まっても烏合の衆に過ぎない気がします。
やはり、分裂するなら提督達の間というのが妥当ですし、命令違反を犯したとはいえ、残った提督達の中でやはり一段上の存在であるロイエンタールとミッターマイヤーがラインハルトの敵討ちを旗印にすれば、妥協が生まれて帝国は早期にまとまってしまうと思います。
閑話休題
ヤン・トリューニヒト同盟の可能性に戻します。
トリューニヒトは、アムリッツァ後に、帝国がイゼルローン回廊を突破すれば、後は実質的に無抵抗な国土が広がっているだけであることを国防委員長を務めていたことから知っていたのでしょう。
万一、そんな事態になってしまったときに徹底抗戦を叫ぶ者が最高評議会議長だと負けないかも知れないが同盟領が焦土と化してしまう。これでは、戦後に自分が権力の座についても、国力が疲弊しすぎていて旨みは少ないし、リスクは大きい。ならば、自分が最高評議会議長になり、帝国が攻めてこないならば、国力を回復する努力を行いつつ同盟の利権を漁り、帝国が回廊を突破した場合には何とかして保身を図りつつ同盟の被害を最小限に抑えて終戦を迎え、戦後の世界で権力を握ることに望みを賭ける。
こんなことを彼が考えたのなら、あの時、国家元首に就いたのはある種の必然だったのかも知れませんね。
- 親記事No.5089スレッドの返信投稿
- board4 - No.5382
常識と偏見
- 投稿者:dagger
- 2004年03月03日(水) 11時57分
古いスレッドを引っ張り上げてしまって申し訳ないのですが、
対になるタイトルを思いついたモノですから。
常識と言うモノを引き合いに出して私の意見を批判してきた人物がいましたが、
私は常識というのは有る時代、有る地域で多数意見となった偏見に過ぎないのではないかと考えています。
だからこそ、常識は時代や場所が変わると変化してしまう訳です。
さてこれで終るとこのHPの話題としては不適当でしょうから、本題に入ります。
私は田中芳樹を「常識の逆転」をテーマとして持つ作家だと評価していたのです。
「銀英伝」では帝位を簒奪する宰相を主人公にして、
「簒奪」と言うモノの是非を問うています。
「アル戦」もほぼ同テーマですが、あれは簒奪者の息子を主人公にして捻りを加えています。
これとは別の視点で「人類の敵」である怪物を主人公に据えたシリーズが「創竜伝」であり「~薔薇」に成ります。
確か「クラン」も(連載で読んだだけなので記憶が曖昧なのですが)この系統の話だったと思います。
ご意見、ご感想をお待ちしています。
- 親記事No.5097スレッドの返信投稿
- board4 - No.5383
Re:冬眠から目覚めた…
- 投稿者:よりこ
- 2004年03月03日(水) 22時24分
はじめまして、十さん。よろしくお願いします。
冬眠から目覚めた熊みたいに今さらのこのこ出て来てしまいました…十さんとならきっと建設的なやり取りができるんじゃないかと思っての横レスです…
そして申し訳ないんですけど、ななえさんは7日の日曜日にまた我が家にやってきますので、それまでレスは待っててあげて欲しいんですm(_ _)m
でも、どうして今までななえさんのレスが遅くなるって事情を、私が書き込んでお知らせしたらいいってことに気づかなかったんでしょ…(馬鹿丸出しですね…)
*「彼女の味方は私一人しかいない」について
「彼女の味方は私一人しかいない」ってななえさんは言いますけど、私にとってななえさん一人の助力は千人の援軍にも勝り、敵に回すと恐ろしすぎる、そう前々から思ってました。
そう前々から思ってましたけど、5275のIKさん猛攻撃のログやこれまでのななえさんとS.Kさんや十さんとのやり取りを読んでてますます実感してしまいした。
何だか回を重ねるごとにパワーアップしてるような気が……
*「恵さんとふみ女さんのやり取り」について。
< 読ませていただきました。確かに建設的なやり取りですね。
こちらのやり取りは見ていてつらくなかったです。というか、むしろ楽しかったです。
きっと私は『建設的でお互いの意見をすり合わせ、共通認識を持つための手段』は見るのが楽しくて、『言語でもって闘争』という男性的な他人に噛みついてする議論を見るのは辛いんでしょうね。 >
分かります、凄く分かります、「楽しかった」って十さんのお気持ちは本当に!
私も恵さんとふみ女さんのやり取りを、ななえさんに教えてもらって読んだ時にそう思いました。
國臣さんの時には『言語でもって闘争』の議論を覚悟してましたから前もって備えてましたけど、IKさんの時は初期対応を間違ってしまいました。
でも次こそは『建設的でお互いの意見をすり合わせ、共通認識を持つための手段』の議論をしたいですね! (懲りない奴)
*「よりこが早々と撤退した理由」について
< ただ、よりこさんが「徹底交戦するには自分が力不足」だったのではなく、あれ以上するだけ無駄だったという感じがしましたが。(どこまで議論しても噛み付かれるだけな気がするので) >
ありがとうございます、十さん。
でも、間違いなく力不足です、断言できます。
その証拠に、新参者さんのご解説とななえさんの説明がなかったら、IKさんの詭弁や言い掛かりの詳細すら私は分かってませんでしたもの。
徹底交戦するためには、何よりもまず詭弁や言い掛かりのカラクリを見破れないことには、どうしようもないと思いますから。
ななえさんが私のことを「力不足」と言うのも「カラクリを見破る力」つまり『洞察力の無さ』を指しているんだと思います。
もうへこむのにも飽きたので、今回の経験をバネにして修行に励みます!
*ななえさんという人について
< 十分適切な応答だと思いましたし、反論するところがなかったので、つまらないレスですが、このへんにしておきます。
もっと長々と書いても良いのですが、私が横からいらないことを言っただけなのに、ななえさんに余計な手間をかけさせるのは申し訳ないので、なるべく短くなるようにしたつもりです。 >
お気になさらなくて良いと私は思います。
ななえさんて、この人にはちゃんと理解して欲しいって見込んだ人に対して、説明とか議論する時間や手間を惜しんだりしませんから。
つまり、ななえさんは十さんに理解して欲しいって見込んだ、ってことなんです。
その代わり、言うだけ時間と労力の無駄だと思った人に対してはめちゃくちゃ惜しむ、またはTPOによって「撃破」しますけど……ななえさんて極端から極端に走る人なんです……(凄く細かく説明するかと思えば、全然説明しない、とか)もうちょっと間を取った方が…とも私は思うんですけど(^-^;)
少しでもななえさんをフォローしようと思ったんですけど、全然フォローになってないですね…
やっぱり私にはななえさんの真似は無理だったみたいです。
すみませんけど、ななえさん本人のレスを待ってあげてください。
では、そろそろ失礼します。
-
- board4 - No.5384
アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:ナマケモノ4世
- 2004年03月04日(木) 08時17分
はじめまして、新参者のナマケモノ4世です。よろしくお願いします。さて、ゲーム版の銀河英雄伝説のシナリオから思いついたのですがもし帝国領侵攻作戦で同盟艦隊が最小限の犠牲での撤退に成功していたらその後の歴史はどうなっていたでしょうか?まず問題は作戦の後の人事です。フォーク准将やロボス司令長官は辞職として作戦に反対していたシトレ本部長は留任という可能性もないでしょうか?また、シトレ元帥もやはり辞めるとしてその後任は誰になるでしょうか。統合作戦本部長は史実と同じでクブルスリーがなると思いますが宇宙艦隊司令長官はおそらくビュコックではなくウランフ提督、ボロディン提督あたりが有力だと思うのですが。また、救国軍事会議のクーデターについても史実とだいぶ変わると思います。問題はアムリッツアで死んでいたはずの提督達の動向でしょう。また、ラグナロック作戦も、史実と比べ強力な同盟艦隊が相手ではそう易々とはうまくいかないと思います。なんだか収拾をつけるのが難しそうですが誰かおねがいします。
-
- board4 - No.5386
管理人さんのプロフィールを見て一言
- 投稿者: ペッチョ・チョチョチョ・ロドリゲス・アンネナプ・タンポポホフ・ジョナサン・ポナパルトⅢ世
- 2004年03月04日(木) 14時31分
古田義国、、、、、、、、
「脇役に入れこむ者はその人生においても脇役を演じることしかできない」という言葉を思いだした。悪役に入れこむ人は
人生負け犬だろう。
- 親記事No.4971スレッドの返信投稿
- board4 - No.5387
Re:補足
- 投稿者:イッチー
- 2004年03月04日(木) 14時50分
> 同じく、イッチー様の考察ですが
>
> > ただ、ペクニッツ子爵一派がしぶとく生き残って各地で散発的な抵抗を続ければ、ロイエンタールも同盟には簡単に侵攻できず、同盟は再建のための時間を稼ぐことが出来ます。ただ、帝国が四分五裂といった状況にはならないでしょう。
>
> これだけは疑問です。貴族の経済力と軍事力を支えていた特権に立脚した貴族体制が崩壊してしまった以上、帝国内においてペクニッツ子爵一派がしぶとく抵抗するために必要な資金源はどこにあるのでしょうか?
> お金もなければ武力もない。そんなものがいくら集まっても烏合の衆に過ぎない気がします。
> やはり、分裂するなら提督達の間というのが妥当ですし、命令違反を犯したとはいえ、残った提督達の中でやはり一段上の存在であるロイエンタールとミッターマイヤーがラインハルトの敵討ちを旗印にすれば、妥協が生まれて帝国は早期にまとまってしまうと思います。
ペクニッツ子爵を支援する勢力として、同盟を想定していました。以前のスレで、ラインハルトがバーミリオンで戦死していたらというのがあって、そこでは、ビッテンフェルトとファーレンハイトがロイエンタール体制を認めず、叛乱を起こすというのがあったので、もしそうなった場合、ヤンはロイエンタールがビッテンフェルト・ファイレンハイトの乱を鎮圧している間に、イゼルローンを再奪取。その後、同盟全軍をフェザーン回廊に集結させて、防衛体制を整える。その間の時間稼ぎとして、同盟がこっそりペクニッツ子爵と皇帝をロイエンタール入城までに首都から脱出させ、各地を転戦させる。ロイエンタールは皇帝が首都から逃げ出した段階で、「ゴールデンバウム家は政務を放棄した」と宣言して、ゴールデンバウム王朝の廃絶を宣言。自ら皇帝になるでしょうが(貴族会議による推戴→人民投票という形をとって、全国民の支持を受けたと言う形をとるかもしれませんが)やはりゴールデンバウム家の血を引くものを見過ごすことが出来ず(徳川家が関が原の合戦以後も豊臣家の血筋を絶つのに躍起になったように)ペクニッツ一派(同盟が支援)を討伐。その間に、同盟は防衛体制を整え、完了と同時にペクニッツを見捨てる。ぐらいの展開にならないと、同盟は生き残れないかなあと考えまして・・・。どうせ、何もしなくても帝国に攻められるのは目に見えているんだし。
>
> 閑話休題
>
> ヤン・トリューニヒト同盟の可能性に戻します。
> トリューニヒトは、アムリッツァ後に、帝国がイゼルローン回廊を突破すれば、後は実質的に無抵抗な国土が広がっているだけであることを国防委員長を務めていたことから知っていたのでしょう。
> 万一、そんな事態になってしまったときに徹底抗戦を叫ぶ者が最高評議会議長だと負けないかも知れないが同盟領が焦土と化してしまう。これでは、戦後に自分が権力の座についても、国力が疲弊しすぎていて旨みは少ないし、リスクは大きい。ならば、自分が最高評議会議長になり、帝国が攻めてこないならば、国力を回復する努力を行いつつ同盟の利権を漁り、帝国が回廊を突破した場合には何とかして保身を図りつつ同盟の被害を最小限に抑えて終戦を迎え、戦後の世界で権力を握ることに望みを賭ける。
> こんなことを彼が考えたのなら、あの時、国家元首に就いたのはある種の必然だったのかも知れませんね。
リヒテンラーデ公の思惑とかトリューニヒトの思惑とか目からうろこが落ちる考察でした。
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5388
もう来ないんじゃなかったんですか?
- 投稿者:イッチー
- 2004年03月04日(木) 14時56分
ハンドルネーム変えても、正体がばればれだって、みなさんに指摘されていたでしょ、道之介さん。
「もう来ない」とおっしゃったんだから、来なければいいじゃないですか。あなたがそのような行為を続けられることが、あなたがお仕えする神様を貶めることになるとは思いませんか?
- 親記事No.4971スレッドの返信投稿
- board4 - No.5389
Re:補足
- 投稿者:不沈戦艦
- 2004年03月04日(木) 15時21分
> ペクニッツ子爵を支援する勢力として、同盟を想定していました。以前のスレで、ラインハルトがバーミリオンで戦死していたらというのがあって、そこでは、ビッテンフェルトとファーレンハイトがロイエンタール体制を認めず、叛乱を起こすというのがあったので、もしそうなった場合、ヤンはロイエンタールがビッテンフェルト・ファイレンハイトの乱を鎮圧している間に、イゼルローンを再奪取。その後、同盟全軍をフェザーン回廊に集結させて、防衛体制を整える。その間の時間稼ぎとして、同盟がこっそりペクニッツ子爵と皇帝をロイエンタール入城までに首都から脱出させ、各地を転戦させる。ロイエンタールは皇帝が首都から逃げ出した段階で、「ゴールデンバウム家は政務を放棄した」と宣言して、ゴールデンバウム王朝の廃絶を宣言。自ら皇帝になるでしょうが(貴族会議による推戴→人民投票という形をとって、全国民の支持を受けたと言う形をとるかもしれませんが)やはりゴールデンバウム家の血を引くものを見過ごすことが出来ず(徳川家が関が原の合戦以後も豊臣家の血筋を絶つのに躍起になったように)ペクニッツ一派(同盟が支援)を討伐。その間に、同盟は防衛体制を整え、完了と同時にペクニッツを見捨てる。ぐらいの展開にならないと、同盟は生き残れないかなあと考えまして・・・。どうせ、何もしなくても帝国に攻められるのは目に見えているんだし。
かなり昔のネタですけど、「バーミリオンでブリュンヒルトがヤン艦隊の砲火に撃沈され、ラインハルトとオーベルシュタインが戦死」した場合、その後の帝国を、「同盟が立ち直れる時間がある程度の長期間、内紛に明け暮れさせる」には、ロイエンタールとミッターマイヤーが袂を分かって抗争を始めなきゃ駄目でしょう。他の提督たちも、ロイエンタール派とミッターマイヤー派に真っ二つに分裂し、内戦が始まるということで。いくら二人が個人的に相手を信用していたところで、幕僚までそういう訳ではなかったですよね。バイエルラインあたりは、本編銀英伝でもかなりの不信感をロイエンタールに持っていましたし。ペクニッツ子爵を持ち出すのなら、この二人の不和を徹底的に育て上げるように立ち回らせては(ペクニッツの意図は「漁夫の利」ということ)どうでしょうか。
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5390
まぁ、判断はおまかせしますが
- 投稿者:本ページ管理人
- 2004年03月04日(木) 16時02分
前に紹介したネチケットのサイトは見て貰えなかったようですね。
こちらはどうですか?
はっちゃけるのも要領・用法をよく守って行いましょう。
道之介さんの加入しているプロバイダOCNのサイトから抜粋
ttp://www.ocn.ne.jp/info/rules/rule/
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-以下引用-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
また一部の方の迷惑行為によりOCNのお客様全体のイメージが悪くなることを避けるため、この度、OCNご利用時の禁止事項を定めさせていただきました。
禁止事項に該当する行為が行われたことを確認した場合、その行為を行ったお客様には、「警告」、「OCNのご利用の停止」、「OCNのご契約の廃止」、「その行為に使用したOCN契約以外にそのお客様が保有する全てのご契約を含めたご利用の停止・ご契約の廃止」といった対処をとらせていただきますので予めご了承ください。また、その後のOCNサービスの新規お申込みをお断りする場合もございます。
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5391
Re: 管理人さんのプロフィールを見て一言
- 投稿者:モトラ
- 2004年03月04日(木) 16時04分
> 古田義国、、、、、、、、
> 「脇役に入れこむ者はその人生においても脇役を演じることしかできない」という言葉を思いだした。悪役に入れこむ人は
> 人生負け犬だろう。
失せろよ、道之介の低脳クズ野郎が。
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5392
Re:アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:菅根
- 2004年03月04日(木) 16時45分
同盟軍の人事ですが
シトレ元帥は、当人の言葉通り引責辞任でしょうから、
統合作戦本部長は史実通りクブルスリー大将になるのですはないでしょうか
宇宙艦隊総司令長官には、艦隊司令官の中で先任者がなる気がします。そう考えると、ビュコック提督がなる可能性は大かと思いますが。(宇宙艦隊の再編という大事業ですから、人望のあるビュコックを担ぎ出すのでは?)
イゼルローン方面艦隊司令長官はたぶんウランフになるもしれません。(同盟きっての勇将ですし)
ヤンは元々が参謀畑の出身ですし、ビュコックに請われて宇宙艦隊総参謀長の可能性が大かと
たぶん、第10,13艦隊を統合した艦隊が新イゼルローン駐留艦隊になるかもしれませんね
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5393
続き
- 投稿者:菅根
- 2004年03月04日(木) 17時07分
戦死していたはずの提督の動向ですが
どうも偏見かもしれませんが、第5,10,13以外は艦隊にそれなりの損害を受けていたと想像されます。よって、良くて留任では?
救国軍事会議のクーデターは
起こらない可能性が高いかと思われます
ラグナロック作戦は起こったとしても失敗していた可能性が高いかもしれませんね。
何しろ補給というネックを今度は帝国軍が抱える事になるでしょうから。
補給線破壊専属艦隊(たぶんアッテンボロー少将指揮)の捻出する余裕がある分同盟にも付けいる隙がありそうですからね
- 親記事No.5097スレッドの返信投稿
- board4 - No.5394
よりこさんへ
- 投稿者:十
- 2004年03月04日(木) 17時54分
はじめまして、こちらこそよろしくお願いします。
丁寧な説明ありがとうございます。
書き込みがよりこさん宅というのは前に掲示板で拝見しましたし、レスはいつになってもお待ちしているつもりだったのですが、説明頂けて嬉しかったです。
よりこさんやななえさんの書き込みに比べて、私の書き込みは中身もなくて、要領も悪くて、お手数おかけするのが本当に恐縮なのですが、< 理解して欲しいって見込んだ >すごく嬉しい言葉でした。建設的なやり取りが出来るよう頑張ります。
文字でニュアンスをお伝えするのが難しくて、固い文章を書くことにも慣れてないのできちんとしたレスにならなくて申し訳ないです。(個々に細かいレスをつけるべきなのですが、いらないことしか書けなさそうなので)
それと、(これはななえさんへ、になるのでしょうが)8日からしばらくパソコンが使えない生活になりますので、13日を過ぎるまでお返事できないかと思います。すみません。
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5396
Re:アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:イッチー
- 2004年03月04日(木) 18時19分
ナマケモノ4世さん、はじめまして。
アムリッツアで同盟軍が最小限の犠牲で撤退した場合、アスターテ会戦のときと同じ様に、同盟軍の勝利と喧伝されるのではないでしょうか。すなわち、「同盟軍は勝利していたが、ロボス元帥とフォーク准将の不手際により、撤退せざるを得なかった」ということになり、フォーク・ロボス・そして菅根さんが指摘されているとおり、シトレの3人に責任が全部おしつけられて、3人は引退に追い込まれるでしょう。ただし、それ以外の責任はあいまいになり、ヤン・ビュコック・ウランフといった功績があったり、勇猛な戦いをした提督が英雄扱いにして、政府はお茶を濁すのではないでしょうか。
その後の人事ですが、シトレの後任にはクブルスリーで決まりでしょうが、ロボスの後任はビュコックにならないと思います。なぜなら、ビュコックは士官学校を出ておらず、彼が宇宙艦隊司令長官になれたのは、同盟軍が記録的な大敗を喫し、ライバルたちが戦死したり、左遷されたりしたからです。おそらく、宇宙艦隊司令長官にはグリーンヒルが昇格するのではないでしょうか。その場合、グリーンヒルはヤンを総参謀長にスカウトしてくると思います。もしも、仮にグリーンヒルがロボスとともに責任をとらされて左遷された場合は、ウランフが就任するでしょう。ビュコックにはイゼルローン要塞司令官の座があてがわれると思います。ウランフが宇宙艦隊司令長官となった場合、ヤンはイゼルローン要塞駐留艦隊司令官といったところではないでしょうか。
アムリッツアでの同盟軍の善戦はむしろ、同盟・帝国・フェザーンの政界にこそ大きな影響を与えるでしょう。まず、同盟ではサンフォードの責任がうやむやになり、サンフォード政権が継続する可能性があります。逆に、トリューニヒトは好戦派の支持を失って苦境にたたされる可能性があります。まあ、トリューニヒトのことですから、フォーク重用の責任を追及して、サンフォードを失脚させて、望みどおり議長の座を手に入れるでしょうが。ただし、軍内部では反トリューニヒト派が勢力を維持するため、トリューニヒトも勝手なことは出来ず、クーデターは発生しないでしょう。
帝国では、もっとも打撃を受けるのはラインハルトでしょう。彼の計画では同盟が打撃をうけて、帝国に侵攻できないようにし、その隙に門閥貴族を打倒するはずだったのが、同盟軍の勢力が温存されたため、やむなくラインハルトはブラウンシュヴァイクまたはリッテンハイムのどちらかと組まざるを得なくなるでしょう。和尚その2さんが想定されたように、リヒテンラーデ・ラインハルト同盟とリッテンハイムまたはブラウンシュヴァイクのどちらかと妥協が成立し、エルウィン・ヨーゼフを皇帝とし、リッテンハイムまたはブラウンシュヴァイクのどちからかの娘を皇妃に迎えるということで妥協が成立するかもしれません。その場合、ラインハルトは宇宙艦隊司令長官ぐらいにはなれるでしょうが、国政の最高責任者となるには至らず不本意な政局運営を強いられるでしょう。ラグナロック作戦など夢のまた夢です。
フェザーンでは帝国・同盟共倒れ派が勢力を保ち、ルビンスキーはラインハルトによる銀河統一案を放棄して、両者の勢力均衡につとめるでしょう。
結果として、帝国・同盟の並立状態が続くと言う物語としてはかなりつまらない結果に終るのではないでしょうか。(笑)
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5397
Re:アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:ナマケモノ4世
- 2004年03月05日(金) 01時34分
菅根さん、イッチーさん、ありがとうございます。とくにイッチーさんの意見はとても納得がいきました。。
ただ一つ、作戦後の人事ではグリーンヒル大将が責任を問われるかが問題だと思います。グリーンヒル大将は総参謀長だった訳ですから責任なしとはいえません。私はやはり史実どおり左遷されると考えていたのですが、確かに史実のような大敗でなければ左遷されない可能性もありますね。ただグリーンヒル大将はその場合、すでに大将であるということから考えると宇宙艦隊司令長官
ではなく統合作戦本部長に就任するのではと思います。
そして宇宙艦隊司令長官にクブルスリー提督が就任するのではないでしょうか。
私は救国軍事会議によるクーデターは発生すると思っていました。それはヤンが自分がいなかった場合を想像する場面で、この場合帝国領侵攻作戦は行われず、当然同盟艦隊は壊滅しませんがそれでもクーデターは発生すると考えていました。しかし確かに
イッチーさんの意見のようにクーデターに至らない可能性が高そうですね。確かにかなりつまらない結果になりそうです。
もうすこし面白い展開を考えると史実と逆に同盟のクーデターが先に発生してそれをきっかけとして帝国での対立が激化し内戦に突入するというシナリオはどうでしょう。
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5399
Re:アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:SAI
- 2004年03月05日(金) 12時56分
はじめまして。
クーデターですが、まあ善戦した場合はおきないでしょう。
原作でクーデターを起こした人間はアムリッツア大敗後の
同盟の現状を憂い、このままではだめだ、なんとかしなくては
行けないと考えてた人間達です。それをラインハルトがそそのかした
のです。が、善戦した場合はいわばクーデターを起こさねばならない
状況はないのであり、仮に原作とまったく同じ人間にクーデターを
そそのかしても乗らないでしょう。
が帝国同盟の並立状況がずっと続くかというとそれは違うでしょう。
同盟はながきにわたる戦争によって崩壊寸前であり、いつまでも
戦時体制は続けれない。何が何でも和平と軍縮そして経済再建を
しないとたとえ帝国に勝っても戦争には勝ちました、国家は崩壊しま
したという本末転倒の事態になるとおもいます。
同盟のクーデターが起きなくても帝国での対立が激化し内戦に
突入するという事態はおこるかもしれません。その場合
同盟は下手に介入できない。裏から劣勢なほうに援助することは
できるでしょうが、直接介入となると帝国の一致団結をうながす
しょうから。内戦から、侵略者同盟を追い払う祖国防衛戦争に
変わってしまう。貴族達はラインハルトは嫌いですが同盟は
もっと嫌いですからね。
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5400
なぜ神主になれたんだか…
- 投稿者:isao
- 2004年03月05日(金) 14時51分
あなたも神主なら、なぜきちんと議論しないのですか。
なぜ議論することをやめて嫌がらせをするのですか。
議論できない人が、他人を正しい方向へ教え導くことなんて出来るのですか。
議論では自分の思いどおりにならないからって嫌がらせをする精神構造は、まるで某宗教の教祖のようだね。
もしこれ読んで反省もしないような人なら、世のため人のために神主をやめるように。
そんな人に教え導かれた人たちがどうなっていくか心配ですから。
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5401
このままでは神職の皆さんへの反感が広まりそうですので
- 投稿者:菅根
- 2004年03月05日(金) 17時28分
H.Nから連想できる人もいるかもしれませんが、私菅根もきちんと神職階位身分をもった現役神主です。
道ノ介氏が神主の代表かと思われますと非常に不快です。
おそらくは神職界でも干されて人物ではないでしょうか。
少なくとも礼儀作法にはうるさい世界ですから、ここでの態度を見ている限りではどれほど良い血筋の御仁でも影では馬鹿にされているのでは?
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- board4 - No.5402
Re:このままでは神職の皆さんへの反感が広まりそうですので
- 投稿者:菅根
- 2004年03月05日(金) 17時58分
たぶん道之介氏が神職階位明階を受けたのは國學院大學の専攻科で大学卒業後の1年課程かと思います。
でなければ、國學院本科でしょうが、それにしてもたぶん4年間対人関係での経験を積んでいなかったんでしょうね。
神主の最低条件として、まず人の話を聞く事が有ると思いますが。
老人の繰り言であっても笑顔で聞けなくては、神主を名乗る資格はないと思います。
神主は地域の名士と期待されているモノなのですから
すみません。関係ない人にとってはお目汚しの発言だったかもしれませんね(陳謝)
- 親記事No.5386スレッドの返信投稿
- board4 - No.5403
それは大丈夫でしょう
- 投稿者:S.K
- 2004年03月05日(金) 19時49分
> たぶん道之介氏が神職階位明階を受けたのは國學院大學の専攻科で大学卒業後の1年課程かと思います。
> でなければ、國學院本科でしょうが、それにしてもたぶん4年間対人関係での経験を積んでいなかったんでしょうね。
>
> 神主の最低条件として、まず人の話を聞く事が有ると思いますが。
> 老人の繰り言であっても笑顔で聞けなくては、神主を名乗る資格はないと思います。
> 神主は地域の名士と期待されているモノなのですから
>
>
>
>
> すみません。関係ない人にとってはお目汚しの発言だったかもしれませんね(陳謝)
菅根さんご心配なく。
少なくとも私は、頭のおかしい半可通の人が『忍者』よりは幾分説得力ある職業として神主を騙っているのだと思っております。
あの奇天烈な改行や日本語から一部では「脳を患っている田中芳樹愛好家の在日外国人」という噂さえあるくらいですから。
たとえ本物であろうが「何かの間違い」とは常に存在するものですからあまりお気落としなきようお過ごし下さい。
- 親記事No.5384スレッドの返信投稿
- board4 - No.5405
Re:アムリッツアで同盟軍が壊滅しなかったら?
- 投稿者:イッチー
- 2004年03月05日(金) 20時38分
SAIさんや菅根さん・ナマケモノ4世さん・和尚その2さんの考察を総合して、こんなシナリオを考えてみました。
アムリッツア会戦は事実上、同盟軍の敗北だったが、ヤン・ビュコック・ウランフの活躍によって、同盟軍は崩壊を免れた。同盟政府は「アムリッツア会戦は同盟軍優勢にすすんだものの、作戦参謀のフォーク准将が精神に変調を来たし、また総司令官のロボス元帥の不手際により、同盟軍の一部部隊が甚大な被害を被ったため、態勢立て直しのために一時撤退した」と発表した。フォーク准将は精神病院に強制入院させられ、ロボス・シトレの両元帥は引退を勧告された。
統合作戦本部長グリーンヒル大将、宇宙艦隊司令長官クブルスリー大将、イゼルローン要塞司令官ビュコック大将の新体制が発足した。ヤンはグリーンヒルの口利きで、統合作戦本部次長に就任した。同盟国民は、アムリッツア会戦によって、同盟軍はかえって強化されたと噂した。
政府内では、トリューニヒトが、サンフォードが個人的なコネでフォークを重用したというスキャンダルを暴露してサンフォードを攻撃して退陣に追い込み、議長のイスを手に入れた。
帝国ではフリードリヒ4世が崩御した。リヒテンラーデ候はラインハルトと手を組み、エルウィン・ヨーゼフ2世を擁立するが、貴族たちの反発を恐れたリヒテンラーデはブラウンシュヴァイク公を抱きこみ、その娘エリザベートを皇妃に迎えることで妥協した。門閥貴族との内戦の最中に、同盟軍が侵攻してくることを恐れたラインハルトもこれを認めざるを得なかった。ここに、リヒテンラーデ公を摂政、ブラウンシュヴァイク公を帝国宰相、ラインハルトを宇宙艦隊司令長官とする新体制が発足した。(この時点でヒルダがラインハルト陣営に合流)リッテハイム候は反逆罪により一族全員が処刑された。
リヒテンラーデ候はラインハルトとブラウンシュヴァイクを争わせることによって、自分の地位の安泰をはかろうとした。そこで、オーベルシュタインはリヒテンラーデの下位に置かれて不満を募らせていたブラウンシュヴァイク公を挑発し、暴走させた。ブラウンシュヴァイクは門閥貴族を糾合してリップシュタット同盟を結成し、自ら盟主の地位についた。自らを脅かす貴族が同盟内に存在しないブラウンシュヴァイク公は自ら軍を指揮することを宣言した。一方、ラインハルトは中立派で名将の誉れの高いメルカッツ・ファーレンハイトをも自らの陣営に加え、勢力の強化をはかった。
フェルナー大佐の暴走によって、オーディン離脱を余儀なくされたブラウンシュヴァイク公はガイエスブルク要塞に立てこもった。リヒテンラーデ公はラインハルトを帝国軍最高司令官とし、賊軍討伐を命ずる一方、内戦のどさくさにまぎれての同盟侵攻を恐れ、同盟に対して和平を呼びかけた。
同盟内では、軍部が和平受諾を主張した。軍部はアムリッツアが実は敗北であることを知っていたからであった。内戦に介入しても、かえってあい争う両者を団結させる。ここは時間を稼いで、同盟の国力を回復させるとき・・・。トリューニヒトは和平に同意した。
1、帝国は同盟を、同盟は帝国を独立国として認める。
2、帝国は同盟にイゼルローン要塞を譲渡する代わりに、同盟はフェザーンにおける帝国の統治権を承認する。
3、相手国軍の捕虜はただちに返還する。
イゼルローン要塞において、帝国全権リヒテンラーデ公と同盟全権トリューニヒト議長の間で和平が成立した。ラインハルトは早速、同盟から返還された捕虜を自分の軍に編入した。
門閥貴族軍はラインハルト軍の敵ではなくたちまち打ち破られた。アンスバッハは戦勝式典において、ラインハルト暗殺を試みるが、キルヒアイスによって射殺された。
ラインハルトは早速首都に帰還し、国政の乗っ取りをはかったという理由でリヒテンラーデ公一族を粛清した。ここに、ラインハルトを帝国宰相・キルヒアイスを軍務尚書・オーベルシュタインを統帥本部総長・メルカッツを宇宙艦隊司令長官とする新体制が発足した。メルカッツの重用は、キルヒアイスを牽制するためにオーベルシュタインが進言したものだった。帝国宰相ラインハルトは同盟政府に対して、和平の継続を約束した。しかし、それはラインハルトが己の権力基盤を固めるための時間稼ぎに過ぎなかった。ラインハルトは着々と同盟侵攻の準備をすすめていたのである。一方、同盟でも休戦によって経済は急速に回復し、トリューニヒトは帝国打倒の妄想を膨らませていた。そして、ルビンスキーは帝国・同盟相打ちのための策を練り始めていた・・・。
おお!話が動き始めました。