- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4455
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:Ken
- 2003年08月10日(日) 13時49分
>それとも、負け戦のときには民衆の目をそらために英雄が必要という話は昔から言われているのでしょうか?
昔から言われているかどうかは存じませんが、古くは木口ラッパ手、最近ではジェシカ・リンチの例がありますので、勝ち負けに関係なく英雄は作られるのではないでしょうか?
銀英伝を読んでいて、以前に見たことがある表現を見つけるのは楽しい作業ですね。
ロイエンタールの「野に獣がいなくなれば猟犬は無用になる」(風雲篇第二章-5)はあまりにも有名ですが、その他にも、ヒルダがマリンドルフ伯に、門閥貴族よりラインハルトに加担すべく挙げた4つの理由(野望篇第二章-3)を見たとき、「あ、そっくりなのを三国志で見たことがある」と思いましたよ。
それは、魏の曹操(ラインハルトのモデルの一人ですね)が大敵の袁紹と戦って勝てるか迷っているとき、部下の郭嘉が「勝てます」と言い、10の理由を挙げる場面です。曹操が漢の天子を擁していること、門閥貴族の袁紹は家柄で人を登用するが曹操は能力主義であること、袁紹の陣営にはまとまりがないことなどを挙げてゆきます。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4456
Re:あのね
- 投稿者:蜃気楼
- 2003年08月11日(月) 12時05分
この話題は終わっているので蒸し返す気はありませんが、前回の投稿で上手く伝わっていなかったので、補足します。
>私自身は、9・11テロに触れるのが偏向かな?とも思いますが、きっと蜃気楼さんは、私などよりもずっと「戦争反対!」の意識が強い方なのでしょうね。
何でこんなことを言われるのか心外でしたが、元になった私の投稿自体が言葉足らずでした。(汗
私の拙い文章で書き直すよりもちゃんとした物をコピーした方がいいと思うので張ります。
>【ロンドン1日共同】一日付の英紙ガーディアンは米CNNテレビが現場の記者らに、米軍のアフガニスタン空爆による民間人の犠牲などを米視聴者に伝える報告の最後には”毎回”、米中枢同時テロで多数の米市民が犠牲になったことを「たとえ機械的に響いても」繰り返すよう指示した、と報じた。
「9・11テロに触れる」こと自体は当然のことですが、「毎回」「たとえ機械的に響いても」繰り返すのは偏向以外の何物でもないと考えます。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4457
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:どーもさん
- 2003年08月11日(月) 19時31分
>「あ、そっくりなのを三国志で見たことがある」と思いましたよ。
ヤボで申し訳ありませんが、銀英=宇宙三国志はディフォルトでは・・・。
出来ましたらもう少し違う所から来ているのを。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4458
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:イッチー
- 2003年08月12日(火) 14時23分
レス、ありがとうございます。
> 昔から言われているかどうかは存じませんが、古くは木口ラッパ手、最近ではジェシカ・リンチの例がありますので、勝ち負けに関係なく英雄は作られるのではないでしょうか?
>
ジェシカ・リンチの件は、アメリカの戦況不利が伝えられていたころなので、ヤンのように負け戦をごまかす要素が強かったような・・・。日本の軍国美談にも実質的に負け戦に近かった日露戦争後の民衆の不満をそらし、慢性的な兵役忌避を回避する目的があったと思います。逆に、勝ち戦の場合は政治指導者が手柄を独り占めしてしまうのではないでしょうか。ダゴン星域会戦の功労者であるリン・パオもユースフ・トパロウルも晩年は恵まれなかったようですし・・・。
ところで、自由惑星同盟の道徳の教科書には「ヤン・ウェンリー中尉は一人、踏みとどまり、悪逆非道な帝国軍から無事に民間人を救出しました」とか書かれているのでしょうか。(笑)
-
- board4 - No.4459
ドラゴン・ロアーズ
- 投稿者:カン
- 2003年08月12日(火) 16時04分
岳飛伝のイラストを描いています伊藤勢さんのマンガです。
帯に、
古代ペルシャの邪龍を倒すため、竜使い劉飛鳳(リウ・フェイフォン)は、
最強の竜・銭塘君を目覚めさせた!!
中国とペルシャを舞台に、
東洋の龍と西洋の竜が、今対峙する!!
なんて書いてあります。
ジャムシードにザッハーク、西海竜王といったニヤリとさせられる人物(?)も登場する良作です。
一番の目玉は最強の竜・銭塘君ですね。
裏設定によりますと、四海竜王の讒訴!にあって、黄帝に敵対することに。で、シユウに与せざるをえなくなったという経緯があるそうで。
そんな事もあり、けっこう楽しく読めました。
創竜伝13巻を読んだあと、どうせなら銭塘君をだせばいいのに、なんておもいましたね。
田中芳樹は中国を、特に神話を知っているのか?という疑問も湧きました。
ちょっと変な話を、
竜族の小水は換骨奪胎、不老長生の妙薬だそうで、
まさか、竜種のも?
竜黄を食べると寿命が100年延びるそうで、
まさか、竜種のも?
いや、人中黄というのもあるそうだし。う~ん、、
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4460
自由惑星同盟 道徳教科書 小学校6年用(人的資源委員会検定済)
- 投稿者:イッチー
- 2003年08月12日(火) 17時34分
第7課 信念の力
宇宙暦788年、エル・ファシル星系に悪逆非道なる帝国軍が攻めてきました。このとき、エル・ファシル星系には十分な守備兵力がおらず、帝国軍が攻めてきた場合、星系全体が帝国軍の手に落ちるのは必至と思われていました。守備司令官リンチ少将をはじめ、多くの将兵たちは浮き足立ち、アーレ・ハイネセンの教えも民主主義の理念も忘れて、我先にと逃げ出そうとしました。
このとき、星系警備の任にあったヤン・ウェンリー中尉は一人反対しました。「私達、同盟軍の第一の任務は民間人を守ることにあります。もし、帝国軍がこの地を占領すれば、悪逆非道なる帝国軍は老人・子どもを虐殺し、成年男子を奴隷として連れ去るでしょう。たとえ、味方の数が少なくても、民間人を救出する手段はあるはずです。国父アーレ・ハイネセンをはじめとする人々は少ない人数で帝国軍の追跡を離れ、わが国を建国することに成功したではありませんか!」ヤン中尉がそう言うと、兵士達は「ヤン中尉の言うとおりだ!私達は卑怯な真似など出来ない」と口々に叫びました。
卑怯者のリンチ少将は「ならば、勝手にするがいい。私達は先に戦線を離脱する」と叫んで、星系から逃亡をはかりましたが、彼に従う者はほとんどいませんでした。案の定、リンチ少将が逃亡をはかると、帝国軍は司令官を捕まえる好機とばかりにリンチ少将一行に襲い掛かり、彼らを捕虜にしてしまいました。
そのころ、ヤン中尉は冷静に民間人を説得し、脱出の好機を待っていました。兵士達は黙々と任務に励み、民間人たちもヤン中尉の指示に従いました。彼らは怖くはありませんでした。みんなで一丸となって、民主主義に対する信頼を持ち続けていれば、アーレ・ハイネセンのように悪逆非道な帝国軍の手から逃れることが出来ると信じていたからです。ヤン中尉は帝国軍がリンチ少将らを捕まえるのに躍起になっているのを見て取ると、整然と兵士および民間人をエル・ファシルから脱出させました。愚かな帝国軍は、整然と脱出する同盟人を小惑星の一群かなにかと勘違いし、エル・ファシルの住民は悪逆非道な帝国軍の魔の手から逃げ出すことに成功したのです。
リンチ少将はいまだ、帝国軍の捕虜であり、一方、ヤン中尉はいまや同盟軍の若き指導者として、常に帝国軍を打ち破る活躍をしています。このような違いが生じたのはひとえに、民主主義に対する強固な信頼を持ち、国父アーレ・ハイネセンの思想を自分のものにしているかどうかによって生じた違いなのです。悪逆非道な帝国軍を打ち破るためにも私達、同盟国民は常に民主主義に対する信頼を忘れてはいけないのです。
このとき、現場にいあわせたフレデリカ・グリーンヒルさんの作文(自由惑星同盟中学生作文コンクール1位入選)の抜粋
そのとき、ヤン・ウェンリー中尉は常に沈着冷静で、不安に怯える老人や子ども達一人一人に励ましの言葉をかけておいででした。私が「何か、私に出来ることはありませんか」と尋ねると、「すまないが、紅茶を一杯いれてくれないか」とおっしゃいました。私が紅茶をおいれすると、ヤン中尉はおいしそうにそれをお飲みになり、「ありがとう。おいしかったよ。これで僕は再び仕事に取り掛かれる。これから、君はエル・ファシルでヤン中尉をお助けしたのは私だと言いなさい」と優しい笑顔でおっしゃいました。そのとき、私は将来、自分も軍人になって、ヤン中尉のようにかよわき人々を助けようと決意しました。
-
- board4 - No.4461
捲土さんへ
- 投稿者:坂田火魯志
- 2003年08月12日(火) 18時11分
貴方の御意見には僕もおおむね同意いたします。『創竜伝13』は既にあちこちのサイトでその内容の劣悪さが批判されています。最早小説になっていない、という意見まであります。僕もヒステリックに日本の悪口を喚くアメリカ政府の要人(この時日本が韓国に経済的に追い抜かれると言っていますが田中芳樹の経済に関する無知さがよく出ています)や捲土さんが怒りを覚えられた北朝鮮への書き込みの少なさ、各国政府の官僚を通して語られる田中芳樹への日本に対する病理の域に達した無知、無学、浅はかに基づく悪意、
『かんじぼくめつうんどう』などという失笑さえ出てくる悪役(そもそもこの運動は左翼からでたものです。保守系文化人は反対しておりました。シェークスピアの訳、評論で知られる故福田恒存氏が有名です)、もう読んでいて思考が停止してしまった新政権とその主張(外国人参政権なぞやってはこの世界ではほぼスルーのあの国の工作員のやりたい放題になるでしょうに)、巻末の最早資料にすらなっていない参考文献とやら、相も変わらず自分達の持つ力に基づく一つの『権力』については何の考えも及ばず自分達の敵をまるで日教組の暴力教師(実経験から言わせて頂きますが日教組の勢力が強い学校程暴力は酷くなります)さながらの虐めをしそれが絶対の正義と信じて疑わない主人公達、僕も小説を書いていますがここに述べたことを一つでもすれば作品が酷く穢れたものになってしまいます。
いずれ『創竜伝13』はこのサイトでも徹底解剖されその出鱈目べりが載せられるでしょう(冒険風ライターさん、期待しています)。あのままいくと田中芳樹は赤いバもろとも崖に落ちます。今日本の左翼勢力の末期症状が顕著になっていますが彼もその一環です。それは他ならぬ彼自身がこの作品で示してくれました。捲土さんはこれから彼の落ちていく様をゆっくりと御覧になっていればよいのです。
さて、僕は貴方に一つ忠告したいことがあります。書き込みは感情を抑えあまり過激な表現は控えて下さい。確かに貴方のお怒りは解ります。正直僕もあの作品を読んでいて本を何回も壁に投げつけています。ですが書き込みは感情を抑えて論理的に行って下さい。以上偉そうなことを言って申し訳ありませんでした。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4462
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:カッツ
- 2003年08月13日(水) 02時18分
カッツです。お久しぶりです。
> 「そう、同盟軍は敗れた。よって英雄をぜひとも必要とするん だ。大勝利ならあえてそれを必要とせんがね。敗れたときは民 衆の視線を大局からそらさなくてはならんからな。エル・ファ シルのときもそうだったろうが」(徳間文庫版1巻・138頁)
>
> それとも、負け戦のときには民衆の目をそらために英雄が必要という話は昔から言われているのでしょうか?
…「英雄」と同じニュアンスで、旧大日本帝国陸海軍は、「軍神」を量産しましたよね。しかもそれは、勝利に終わった日清戦争、日露戦争の際よりも、苦戦を続けた日中戦争、敗戦に終わった太平洋戦争時の方がはるかに多く生み出されました。
ただ、これは敗戦する前の話ですから、厳密には、国民の視線を逸らすためというより、「劣勢というケースも含め、国民の戦意を高揚する必要に差し迫られている時に、軍神(英雄)は必要とされる」と解釈するのが正解かもしれません。
田中氏は博識ですから、旧日本軍のケースを知っていたのでしょう。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4463
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:倉本
- 2003年08月13日(水) 03時01分
> ロイエンタールの「野に獣がいなくなれば猟犬は無用になる」(風雲篇第二章-5)はあまりにも有名ですが、その他にも、ヒルダがマリンドルフ伯に、門閥貴族よりラインハルトに加担すべく挙げた4つの理由(野望篇第二章-3)を見たとき、「あ、そっくりなのを三国志で見たことがある」と思いましたよ。
>
> それは、魏の曹操(ラインハルトのモデルの一人ですね)が大敵の袁紹と戦って勝てるか迷っているとき、部下の郭嘉が「勝てます」と言い、10の理由を挙げる場面です。曹操が漢の天子を擁していること、門閥貴族の袁紹は家柄で人を登用するが曹操は能力主義であること、袁紹の陣営にはまとまりがないことなどを挙げてゆきます。
このシーンの元ネタは三国志でもそこじゃないと思います。
話の流れからいって張繍が袁紹と曹操のどちらに味方するか迷ったときに夏くが曹操の利点を三つ挙げて曹操に味方する方をすすめるシーンでしょう。
また四つという数を重視するなら郭嘉の後で曹操に相談を受けたじゅんいくが曹操が袁紹に勝る点を四つ挙げています。
どちらにしろ元ネタはそのシーンではないと思います。
- 親記事No.4461スレッドの返信投稿
- board4 - No.4464
Re:捲土さんへ
- 投稿者:坂田火魯志
- 2003年08月13日(水) 12時58分
> 貴方の御意見には僕もおおむね同意いたします。『創竜伝13』は既にあちこちのサイトでその内容の劣悪さが批判されています。最早小説になっていない、という意見まであります。僕もヒステリックに日本の悪口を喚くアメリカ政府の要人(この時日本が韓国に経済的に追い抜かれると言っていますが田中芳樹の経済に関する無知さがよく出ています)や捲土さんが怒りを覚えられた北朝鮮への書き込みの少なさ、各国政府の官僚を通して語られる田中芳樹への日本に対する病理の域に達した無知、無学、浅はかに基づく悪意、
> 『かんじぼくめつうんどう』などという失笑さえ出てくる悪役(そもそもこの運動は左翼からでたものです。保守系文化人は反対しておりました。シェークスピアの訳、評論で知られる故福田恒存氏が有名です)、もう読んでいて思考が停止してしまった新政権とその主張(外国人参政権なぞやってはこの世界ではほぼスルーのあの国の工作員のやりたい放題になるでしょうに)、巻末の最早資料にすらなっていない参考文献とやら、相も変わらず自分達の持つ力に基づく一つの『権力』については何の考えも及ばず自分達の敵をまるで日教組の暴力教師(実経験から言わせて頂きますが日教組の勢力が強い学校程暴力は酷くなります)さながらの虐めをしそれが絶対の正義と信じて疑わない主人公達、僕も小説を書いていますがここに述べたことを一つでもすれば作品が酷く穢れたものになってしまいます。
> いずれ『創竜伝13』はこのサイトでも徹底解剖されその出鱈目ぶりが載せられるでしょう(冒険風ライターさん、期待しています)。あのままいくと田中芳樹は赤いバもろとも崖に落ちます。今日本の左翼勢力の末期症状が顕著になっていますが彼もその一環です。それは他ならぬ彼自身がこの作品で示してくれました。捲土さんはこれから彼の落ちていく様をゆっくりと御覧になっていればよいのです。
> さて、僕は貴方に一つ忠告したいことがあります。書き込みは感情を抑えあまり過激な表現は控えて下さい。確かに貴方のお怒りは解ります。正直僕もあの作品を読んでいて本を何回も壁に投げつけています。ですが書き込みは感情を抑えて論理的に行って下さい。以上偉そうなことを言って申し訳ありませんでした。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4466
Re:自由惑星同盟 道徳教科書 小学校6年用(人的資源委員会検定済)
- 投稿者:Ken
- 2003年08月13日(水) 13時51分
イッチーさん、
なんだか、人的資源委員会よりは国防委員会の検定を通りそうな教科書ですが、3方面から抗議を受けるのではありませんか?
1.勝手に登場させないでくれ、というヤンの抗議
2.自分も登場させろ、というトリューニヒトの抗議
それと、
3.事実を曲げないでくれ、というフレデリカの抗議
ところで、現実世界の倫理の教科書もこういう筆致で書かれているのでしょうか?つまり、非常に単純な善と悪の対比、という意味ですが。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4467
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:Ken
- 2003年08月13日(水) 13時58分
>ヤボで申し訳ありませんが、銀英=宇宙三国志はディフォルトでは・・・。
>出来ましたらもう少し違う所から来ているのを。
銀英伝は宇宙三国志ですか・・・
ラインハルト=曹操
ヤン=諸葛孔明
という連想が働くので、そう考える人がいるかもしれません。二人ともそれぞれ複数のモデルを元に創造されているはずですが、曹操と孔明はそれぞれ入っているでしょうね。
ただ、銀英伝と三国志は、やはり全然別の話でしょう。
三国志には、物語のキーとなる場面がいくつもあります。桃園の誓い、三顧の礼、赤壁の戦い、出師の表、五丈原・・・どれが欠けても三国志は三国志でなくなりますが、これらに相当する部分は、銀英伝にはないでしょう。(あるいは少年時代のラインハルトとキルヒアイスは「桃園の誓い」を結んだといえるかもしれませんが、それでも意義が異なります。キルヒアイスがライハルトに尽くすのは、アンネローゼのためなのですから。)
一方、銀英伝の最大のテーマは、専制政治・人治主義VSデモクラシー・法治主義の戦いではないでしょうか?ラインハルトとヤンが戦う理由はそれしかありません。性格的には互いを尊敬しているし、ヤンが宇宙の覇権をラインハルトト争わない以上、利害の対立があるわけでもないのです。
そしてそこには、デモクラシー・法治主義の正当性には、専制政治・人治主義は、結局は対抗し得ない、という作者のメッセージがある、というのが私の解釈です。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4468
Re:要するに
- 投稿者:モトラ
- 2003年08月13日(水) 16時34分
田中芳樹の話題から派生した議論とはいえ、大幅に逸脱してしまった場合、より適した場所に移動したり、メールなどの手段を用いるべきだということでしょう。私も気をつけないと。
ところで、件の掲示板には参加されないのでしょうか。期待しております。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4469
Re:銀英伝・元ネタ
- 投稿者:イッチー
- 2003年08月13日(水) 17時09分
お久しぶりです。
Kenさんも勝ち戦でも負け戦でも英雄は必要とされるとおっしゃっておられましたが、カッツさんの書き込みと合わせて考えると、軍神や英雄は総力戦体制がとられるような近代の産物なのかもしれません。古代ローマでも市民による義勇兵中心の戦いだった時期だったからこそ、英雄が必要になったわけで、傭兵中心の戦いになれば、英雄は必要ありませんものね。そうすると、キャゼルヌのセリフは少し的外れとなりますね。
ヤンの「エル・ファシルの美談」を聞いて、私は戦前の軍神のほかに、ジョン・F・ケネディが第二次大戦に海軍士官として参加したときに、部下の兵士を抱えながら漂流したという美談を思い出しました。
- 親記事No.4449スレッドの返信投稿
- board4 - No.4470
Re:自由惑星同盟 道徳教科書 小学校6年用(人的資源委員会検定済)
- 投稿者:イッチー
- 2003年08月13日(水) 17時19分
自由惑星同盟の道徳教科書は、戦前の日本の修身の教科書を真似てふざけて作ったもので、わざと単純な話にしてあります。木口小平や広瀬中佐の話にしても、教科書作成者は政府に都合の良いように実話をねじまげており、木口ラッパ手に関しては別の人物が本当のモデルだという論争が起きました。実話をねじまげているというヤンやフレデリカの抗議は「戦時下である」の一言で却下されるでしょうし、政府の教科書作成者は戦意高揚のために平気でお話を創作するでしょう。トリューニヒトはちゃっかり別のところで自分専門の美談をでっちあげて登場しているような気がします。
-
- board4 - No.4471
田中さんと私(愚痴)
- 投稿者:如雲斎
- 2003年08月16日(土) 11時06分
はじめまして如雲斎と申します
田中さんの本を読みはじめて早10数年
最近特に面白く無くなくなってきてますかね
自分が歳をとったのか、待たされているうちに浮気した方が面白かったのか良く分かりませんが。
なんだか異様に青臭いな~、中身がうすいな~と最近特に感じています。
また一読者として許せなく思うのが待たせたあげくに他の作者に丸投げで書かせると言う暴挙(私の感覚です)、クランやレッドホッドですか。全く持って読者嘗めてんだな~と感じ、読む気が一気に失せました。作品に対する愛情が田中さんにはないんですかね?
創竜伝13も今まで買ってるてまえ、買ってしまいましたが全く面白いとは思えず失望しました。アルスラーンの「妖雲なんたら」(すでに題名も忘れた)からずっと失望しっぱなしです、その前まではそれなりに読めていたんですがね。
聞いた所によるとアルスラ-ンをノベルズ化するとかで来年だかに新作出すとか言ってたかと思いますが、まず新作だろ!そんでもってノベル化するから最初からも出します位の配慮が必要ではないのかと思いますよ読者を大事に思っているならね。
商売優先じゃ田中さんの嫌いな資本主義そのまんまじゃないですか。
今日本屋に行ったら岳飛伝が置いてありました。うすっぺらな本でしたね。それで700円代だったな~。
隣に置いてあった「陰摩羅鬼の瑕」の厚い事、厚い事少しは見習えと言いたいです。京極さんも結構待たせましたがまあ賛否両論ですが納得できました。
読者を満足させられないし(私の感覚)、異様に長い間待たせるし、その間に出す本は全く持ってつまらないし(私の感覚)、どうにかならんのかと思います。
昔の本を読み返すと結構面白く読めるんだから、もう作家としてのスキルが底付いちゃったのかなと悲しいですね。
実はタイタニアの続きが、私は読みたいんですよ、でも今の田中さんだったら書かない方がいいかな~とも思います。昔の田中さんに戻っていただきたいです。かなり諦め入ってますけどね。
長々と愚痴ってしまって申し訳ございませんでした。
でも愚痴の一つも言いたくなる気持ちここの方なら分かってもらえそうだったんでつい書き込みをしてしまいました。
長文、駄文失礼しました。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4472
Re:要するに
- 投稿者:Ken
- 2003年08月16日(土) 14時42分
>田中芳樹の話題から派生した議論とはいえ、大幅に逸脱してしまった場合、
論争している時は深くは考えず、単純に「掲示板での批判には掲示板で反論できる」とだけ思っておりましたが。
今、考えると、そもそも「大幅に逸脱」というのは、明確な定義が難しいのではないでしょうか。
例えば、今年の4月頃、山本弘氏への批判が本掲示板に投稿され、それが「ファンタジー論」へと発展し、管理人氏も参加されて、議論が盛り上がりました。でも、あの時に議論の題材になっていたのは、山本氏の発言や作品であり、その他のファンタジー作品であって、田中芳樹の作品ではないでしょう。
それでも「板違い」等の異議が出なかったのは、要するに田中芳樹がファンタジー作品を書いているから、ファンタジー一般を論じてもよい、という判断がされたのではありませんか?
そう考えると、本掲示板で田中氏が批判される理由の一つは、氏が日本の汚点を描く点にあるのですから、作家であれマスメディアであれ、自国を悪しざまに書くことの是非を論じてもよい、という考えも成り立つのでは?想像ですが、この掲示板で朝日新聞を批判する人の多くは、朝日と田中芳樹を、ある種の「同じ勢力」に属する存在とみているのではありませんか?
今回のメディア論争を管理人氏がどう考えられたかは、コメントがないので分かりません。ただ、最近、管理人氏は、無関係の投稿を直ちに削除されますが、私たちのメディア論争には何も言われませんでした。
すくなくとも現時点では、これが一つの回答かもしれませんよ。
-
- board4 - No.4473
ども~
- 投稿者:サト
- 2003年08月16日(土) 16時06分
はじめまして
いつも楽しく拝見させてもらっております。
ちょっと愚痴りたいので、あまり文章の中身は気にしないでください。
先日面白いものを発見したのですが
それは、15年ほど前の小学校卒業のときの文集なのですが
そうじしてる最中に見つけて
懐かしさのあまり読みふけっておりました。
私はどうやら卒業文集の編集長だったらしく、
編集後記なるものを書いておりました。
ところがそこには、何の前触れもなく
「創竜伝を読みなさい(命令調)」
の一文字が・・・・・・・
そのあとは200文字すべてに創竜伝の社会批判の内容があたかも自分の言葉のように書かれていて・・(ああ・・・同級生の皆さん御免なさい。)
そのころの私は田中芳樹教にどっぷりはまっていて
大切な文集にわけのわからんことをいろいろ書いてしまったのです。
(クラスのことや先生のことは一切かかれていなかった。先生に【ありがとうございました】ぐらい書いとけよ、はぁ。。。)
ちなみに、そのときの記憶は今、一切ありません。。
その他に思い出すことといえば
小学生のとき図書委員長だったので、図書館には江戸川乱歩の全集買う予定だったのに委員長権限でをむりやり田中芳樹さんの本をすべて買い揃えたり(小、中、高すべてやりました。あはは。。。)
学際の壁新聞に創竜伝の文章をアレンジして載せたり、
体育祭の応援旗にアルスラーンが馬に乗った絵を書いたり
(写真が残っておりました。かなり大変だった記憶が・・・・天野さんむずかしいし)
歴史の先生と喧嘩するし(非国民だったので(笑)
ボランティアでやった、銀河鉄道777の人形劇を銀英伝に無理やり変えたり(哲郎→ヤンと名前を変えた程度でストリーは一緒)
きわめつけ、
創竜伝が1~8巻まですべて3冊以上もってる(3巻なんて5冊ある)
う~ん、ただのオタっきーかも。。。。
今思う。
田中芳樹さんよ、私の青春の半分くらいを占めてしまったあんたって、なんて恐ろしい人なのさ・・・・・
そして、やっぱしどっぷしつかってしまった私も悪いのであろうか?
そしてそして、今現在私の曲がった思想を継いでしまった従姉妹(中学2年生)に創竜伝文庫版を読むのをやめさせたほうが良いのだろうか。。。。。(モォー遅いような気もするけど)
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4474
Re:要するに
- 投稿者:モトラ
- 2003年08月16日(土) 17時01分
それで、こちらの掲示板に参加される予定はないのでしょうか。
期待しておりますので。
ttp://258.teacup.com/NOASAHI/bbs
- 親記事No.4461スレッドの返信投稿
- board4 - No.4475
Re:捲土さんへ
- 投稿者:捲土ー
- 2003年08月16日(土) 19時08分
> > さて、僕は貴方に一つ忠告したいことがあります。書き込みは感情を抑えあまり過激な表現は控えて下さい。確かに貴方のお怒りは解ります。正直僕もあの作品を読んでいて本を何回も壁に投げつけています。ですが書き込みは感情を抑えて論理的に行って下さい。以上偉そうなことを言って申し訳ありませんでした。
どうも初めまして、ついでにすみません。やはり感情的でダメな表現ですよね。
坂田火魯志さんの書き込みは、全く偉そうな事を言ってるとは思っていませんよ。自分でも前回の書き込みは、このサイトの趣旨には合っていないと思いながら、書いてしまいましたから。
ちょっと酔って書いていた+書き込みに慣れていないので、ご勘弁を(謝)あんまりネット自体をやらない人間なもので・・・
先にも書きましたが、論理的な批判ができるほど、田中芳樹氏の本は今現在、読んでいません。昔読んだ内容もほとんど忘れています。
批判する為に読み返すのもツライので感情論だけで批判しました。正直批判する価値も無いモノですしね、今となっては・・・
今回は、あの国がらみで恨みがある人間が、思わず愚痴っただけです。
わざわざレス付けて頂き、ありがとうございました。
ちなみに私のハンドル、ケンドで無くケンドーなんですよ(笑)某プロレスサイトで使っていたもので、そっちに興味ない人間には全く意味判らないと思いますが、あしからず。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4476
Re:要するに
- 投稿者:Ken
- 2003年08月17日(日) 14時21分
> それで、こちらの掲示板に参加される予定はないのでしょうか。
> 期待しておりますので。
>
> ttp://258.teacup.com/NOASAHI/bbs
面白そうな掲示板を紹介いただいたことには感謝しますが、上のような書き込みはやはり不適当であると思います。
私の投稿に一切コメントせず、スレッドと無関係に、別の掲示板をみることのみ勧めるのでは、「在宅のお仕事をしませんか?」という書き込みと、かわるところがありません。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4477
Re:要するに
- 投稿者:モトラ
- 2003年08月17日(日) 15時07分
> > それで、こちらの掲示板に参加される予定はないのでしょうか。
> > 期待しておりますので。
> >
> > ttp://258.teacup.com/NOASAHI/bbs
>
>
> 面白そうな掲示板を紹介いただいたことには感謝しますが、上のような書き込みはやはり不適当であると思います。
>
> 私の投稿に一切コメントせず、スレッドと無関係に、別の掲示板をみることのみ勧めるのでは、「在宅のお仕事をしませんか?」という書き込みと、かわるところがありません。
4468番は、主文は不沈戦艦さんの書き込み内容へのレスであり(だからこそ「私も気をつけないと。」と自制の一言をつけてあります)、Kenさんに向けたものではありません。よって私にコメントを求められても困ります。繰り返しリンクを貼ったのは、田中芳樹を撃つ!掲示板における朝日新聞批判に徹底反論されるあなたが、ズバリ朝日新聞を徹底批判、もしくは口汚い罵倒を垂れ流すこの掲示板に対して、なぜノーリアクションでいられるのか、不思議に思ったまでです。三度繰り返し問われても答える気がないのでしたら、それはそれでかまいません。では、さようなら。
- 親記事No.4343スレッドの返信投稿
- board4 - No.4478
Re:これ以上続けませんが
- 投稿者:不沈戦艦
- 2003年08月17日(日) 15時54分
> > > それで、こちらの掲示板に参加される予定はないのでしょうか。
> > > 期待しておりますので。
> > >
> > > ttp://258.teacup.com/NOASAHI/bbs
> >
> >
> > 面白そうな掲示板を紹介いただいたことには感謝しますが、上のような書き込みはやはり不適当であると思います。
> >
> > 私の投稿に一切コメントせず、スレッドと無関係に、別の掲示板をみることのみ勧めるのでは、「在宅のお仕事をしませんか?」という書き込みと、かわるところがありません。
>
> 4468番は、主文は不沈戦艦さんの書き込み内容へのレスであり(だからこそ「私も気をつけないと。」と自制の一言をつけてあります)、Kenさんに向けたものではありません。よって私にコメントを求められても困ります。繰り返しリンクを貼ったのは、田中芳樹を撃つ!掲示板における朝日新聞批判に徹底反論されるあなたが、ズバリ朝日新聞を徹底批判、もしくは口汚い罵倒を垂れ流すこの掲示板に対して、なぜノーリアクションでいられるのか、不思議に思ったまでです。三度繰り返し問われても答える気がないのでしたら、それはそれでかまいません。では、さようなら。
私が最初に「朝日新聞をみんなで叩き潰す掲示板」をKen氏に紹介したのは、Ken氏が下の引用(↓)のように主張していたからです。
>特定の対象への非難が繰り返し行われ、しかも掲示板の管理者がそれを注意しないのであれば、同じ掲示板で反論してもよいと思います。
>
>>貴方が朝日の代弁を行うことは、私が誰かに非難されてそれに自分で反論するのとは、全然構造が違います。
>
>どこが違うのです。
>
>非難の内容が不当なら、当事者であろうとなかろうと、反論することに問題はないでしょう。あなたは、掲示板で非難された他者の代わりに反論したことがないのですか?
何しろ、Ken氏は「自分とは直接関係ないマスメディアである朝日新聞の為に、その代弁者となって反論を行うことは当然である」と考えている程、義侠心の篤い方ですからねぇ。だったら、その義侠心は「田中芳樹を撃つ!」だけではなく、別の場所であっても思う存分発揮されるがよろしいのでは、と当然の如く私は考えましたので、私が知っている限り一番口汚く朝日新聞が罵られている掲示板を、ご紹介したまでです。何しろ、上のKen氏の論法なら、「田中芳樹を撃つ!」掲示板だけに拘って「不当な朝日非難に反論」しなければならない理由は、全くありませんからね。Ken氏の意志としては、朝日新聞が不当な非難を受けている場所があれば、どこにでも乗り込んで行って反論するのが当然ということになる筈です。
せっかく紹介したにも関わらず、義侠心が篤い筈のKen氏が、「朝日新聞をみんなで叩き潰す掲示板」で不当に朝日を罵る連中を、片っ端から論破して下さらないので、少々がっかりはしましたが。
なお、じゃあアンタはどうなの、とお考えになられる方もいらっしゃるでしょうが、私は自分や友人の為にどこかに乗り込んで行ってでも反論することはあるかも知れませんが、自分と直接関係がないマスコミの為に、その代弁者となって反論するほど義侠心が篤くないので、そういう挙に出ることはないです。Ken氏ほど義侠心が篤い方は滅多なことではいらっしゃらないので、是非その義侠心の厚さの真髄を見せていただこうと期待していたのですが、期待外れに終わってしまったようで残念ですわ。
ま、私もこの件をこれ以上続ける気はありませんので、以後スルーで結構です。この件にKen氏がどういう対処をされ、それが何を意味していたのかは、ご覧になっている方々には分かったでしょうから。