4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ307 (No.5099 - No.5138)

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board4 - No.5099

Re:チキン!

投稿者:倉本
2004年01月24日(土) 00時58分

私も石田三成は嫌いです。
あの人は近視眼的で戦略眼がなくて徳川家康の敵ではないと思います。
まあこれは私が徳川家康が好きだからそれゆえのひいきも入ってますけど。
ですから田中芳樹の言ってることもわかるし共感します。
でもこれは読み方の違いだと思いますよ。
原文とその前後の文章を見ないとはっきりしたことはいえませんが。
私はこれは司馬遼太郎を褒めてる文章だと思います。
実際の石田三成はくだらない人物だけど「関ヶ原」の石田三成は魅力的だ。
小説というのは虚像を書くものだから魅力的な石田三成を書いた司馬遼太郎の「関ヶ原」はいいものだと言ってると解釈することもできます。
私はそう解釈しました。
というよりも書かれてる文章からではそう解釈するのが妥当だと思うのですが。

ついでに司馬遼太郎の話が出てきたので前から思っていたことを言わせてもらいます。
司馬遼太郎と田中芳樹って実は似てますよね。
たくさんの作品を書いているけどどれも初期の大ヒット作品を超えられていないところとか。
司馬遼太郎なら「竜馬が行く」、田中芳樹なら「銀河英雄伝説」のことです。
自分の作品内に自分の思想を盛り込むところとか。
司馬遼太郎の司馬史観のことです。
田中芳樹の場合はここの閲覧者なら言うまでもないですよね。
実際に司馬遼太郎の後期の作品は司馬史観を盛り込んだものが多いです。
こういうところはこの二人は似てると思います。

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board4 - No.5100

Re:チキン!

投稿者:國臣
2004年01月24日(土) 02時12分

こんにちは、倉本さん。
さて、わたしはここで、田中氏や司馬氏の歴史観自体を問題にしているのではありません。
巧妙に議論の次元を変えることで責任を回避している田中氏の姿勢を問題としているのです。

石田三成に関して言えば、たとえば豊臣秀次切腹とその後の虐殺に加担した、ということが「たいしたことない」という評価を与える一因となっています。
しかしこれだって秀吉への絶対的忠誠の現れととる事だって出来るし、また事件後、路頭に迷った浪人を各家に世話し、自らの家にはもっとも多くを引き取るなど、評価できる部分もあります。
また秀吉が創始し、その後の江戸時代を通じて続いた大坂を中心とする流通経済の実質的設計者は石田三成であったとして彼を高く評価することも決して的外れだとは思いません。
つまり三成が「風紀委員みたいな嫌な奴で、全然たいしたことない」というのは田中氏個人の評価であり、別に歴史的な定説というわけではない。
例えば諸葛孔明が赤壁の戦いにおいて果たした役割の正史と演義における違い、といったような、実像と虚像がはっきりしている場合とは違うのです。
それをあたかも自らの評価が完全無欠の事実で、「関ヶ原」が事実に反しているかのように書き、しかもそれに対する反論を巧妙に回避している。それは卑怯だ、と言っているのです。
そもそも小説に描かれるキャラクター像が全て虚像で、一切が自由であるとするならば、田中氏が三国志演義の「曹操悪玉論」に文句をつけたり、某女流作家が武則天を全肯定したことに対して反論したりするのも全部無効ではありませんか。
わたしは歴史小説のキャラクター造詣には多かれ少なかれ作者の歴史観というものが投影されているものであり、それについて議論をすることは決して無駄ではない、と思っています。
しかし田中氏は一方で個人的な歴史観を確定済みの事実であるかのようにミスリードし、正面から「歴史観論議」をすることからは逃げています。だからわたしは批判したのです。

それに。
司馬遼太郎は晩年になっても「韃靼疾風録」や「草原の記」のような優れた小説やエッセイを多く残しました。
まだまだ現役バリバリのはずなのにどうしようもない愚作しか作れなくなっている田中氏と比較するのは司馬遼太郎に対して失礼だと思います。

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board4 - No.5101

Re:どうも

投稿者:ホスロ
2004年01月24日(土) 13時03分

初レスです。
とりあえずあなたの意見の全てに言わせていただきたいので一つだけ。
<オマエモナー

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board4 - No.5102

Re:May the

投稿者:モトラ
2004年01月24日(土) 13時14分

>  もし、十代の女の子(田中先生の作品が好き)が、「え~、変な思想に影響なんか、されませんよ。」って、いわれたら、このホームページ存在価値がなくなるんですよね。

なくなりませんよ。「自分は変な思想に影響なんかされない」てのは洗脳されてる人間の常套句ですから。実際「尊敬する田中芳樹先生の悪口を言うなんて許せない」程度の動機で、感情的な反発を書き捨てて行くファンはザラにいますし。

board4 - No.5103

昔は面白かったのに

投稿者:dagger
2004年01月24日(土) 14時27分

二度目です。

「銀英伝」も「アル戦」もそこそこには好きですが、
一番面白かったのは「ウェディングドレスに紅いバラ」でした。
基本構造は「創竜伝」とほぼ同じなのに余計なモノが無い所為で非常にすっきりとした完成度ですね。
雑誌掲載の短編二編を一冊の本として出すために足りない分を中編で書き下ろすと言う、今では考えられない勤勉振りです。
こちらがきちんと売れていれば、こんな頁で”撃たれる”事もなかっただろうに。

親記事No.5094スレッドの返信投稿
board4 - No.5104

Re:May the

投稿者:十代の女の子(銀河英雄伝説が好き)
2004年01月25日(日) 07時04分

洗脳なんてされませんよ(笑)むしろおかしいだろうってつっこみまくりで。登場人物の頭が悪いのはいくら10代だからって分かりますしね。
でもこのページ見てると面白いし、私が見つけるおかしいところなんてここに書かれてることに比べたら少ししかないので、見てると面白いですよ。ちょっと熱くなりすぎですけど。
悪意に満ちた描き方してるところは反発覚えるでしょうから洗脳は無理なんじゃないでしょうか?むしろ反発しちゃうところに洗脳があるとか??

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board4 - No.5105

Re:チキン!

投稿者:倉本
2004年01月25日(日) 07時56分

前半部ですが私はそうは思いません。
石田三成が人望がなかったことは関ヶ原の戦い前に大谷吉継が言っていることですし。
島左近も直江兼続も戦局には何の影響も与えていないというのも歴史的事実です。
ですから田中芳樹が言ってることが間違ってるとは思いません。
しかしそれとは別に司馬遼太郎が「関ヶ原」でこの三人を魅力的に書いているのは小説として間違ったことではない。
むしろ大いに推奨されるべきことであると田中芳樹は言いたいのでしょう。
そしてそれは正しいと私は思います。

後半部についてですが司馬遼太郎の後期の作品にも優れたものがあるのは私も認めます。
でもそれらは世間的に「竜馬が行く」を超える評価を得られましたか。
得られていないでしょう。
ですから「竜馬が行く」を超えられていないと言ってるんです。
あなたがそれらの作品を評価することと世間の評価は違います。
世間の評価するところの司馬遼太郎の代表作は「竜馬が行く」なのです。
そして田中芳樹の代表作は「銀河英雄伝説」なのです。
この二作品はどちらも作家の初期の作品です。
それでありながら二人ともこの作品を超える評価を得る作品を書けていません。
それにプラスして作品内に自分の思想が入ってるところもこの二人は似ています。
ですから私はこの二人は似ているというのです。
ただこれはあくまでも私の私観ですからあなたがそうは思わないと言うのならそれはそれで結構です。
そういう考えの人もいるんだなくらいに心の片隅にでも止めといてください。

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board4 - No.5107

Re:チキン!

投稿者:國臣
2004年01月25日(日) 09時20分

うーん、どうも分かってもらえないみたいですね。
わたしは「石田三成は優れた人物だ!!それをたいしたことないなんていう田中芳樹は許せん!!」と言っているのではないのです。
三成の評価にはまだまだ議論の余地があり、田中氏の「嫌な奴でたいしたことない」というのは決定的な事実ではないのにそうであるように思わせている、というところを批判しているのです。
それに、三成に人望がないのも、島左近の奮戦にもかかわらず関ヶ原が西軍の敗北に終ったこともきちんと司馬遼太郎が「関ヶ原」の中で書いています。敗者を魅力的に描いたら全部「虚像」なんですか?
田中氏が「虚像」だと言っているのは歴史的事実で簡単に判断できるようなものではなく、作者の歴史観まで踏む込む重要な問題です。
だから偉そうに高みにたって判定役のようなことを言うのではなく、異論があるならきちんと批判しろ、と言っているのです。

作家司馬遼太郎と田中芳樹についての比較ですが相変わらず無理があるとしかいいようがありません。
司馬に関していえば、「竜馬がゆく」以外にも「坂の上の雲」「燃えよ剣」「関ヶ原」など代表作と言えるものがたくさんあります。
事実、文藝春秋のアンケートでも司馬の作品として1位になったのは「竜馬がゆく」ではなく「坂の上の雲」でした。
司馬を「竜馬がゆく」だけの一発屋作家とする人はわたしは寡聞にして知りません。
しかるに田中氏はどうでしょうか。
田中芳樹を「銀英伝」だけの一発屋と言ってしまうのは少々酷かもしれませんが、作品の完成度からして「銀英伝」とその他の作品において天地の差がある、というのはこのサイトでも既に結論が出ていると言っていいでしょう。
わたしの主観ではなく、世間的な評価においてもこの両者には格段の違いがあり、「似ている」というのはあなたの誤解です。
思想云々にしても既存の思想(戦後民主主義の絶対肯定)から演繹される記述しかできない田中氏とイデオロギーというものに終生懐疑的だった司馬を同列に語るべきではない、と思います。

board4 - No.5108

どうでもええやん

投稿者:ケロっち
2004年01月25日(日) 10時52分

おもろければどうでもええやん
本は娯楽のためのもんやんか
いちいち考えんでもエエと思うけどな
小説っつーのはマンガと一緒、一過性のもんやろ
二度三度と読み返すやつの方が珍しいっちゅーしろもんやし
深くうがつなんて、あんたら暇人なんやな
忙しい身としてはうらやましい限りやわ

親記事No.5108スレッドの返信投稿
board4 - No.5109

Re:いつものことなんだけど

投稿者:不沈戦艦
2004年01月25日(日) 11時54分

> おもろければどうでもええやん
> 本は娯楽のためのもんやんか
> いちいち考えんでもエエと思うけどな
> 小説っつーのはマンガと一緒、一過性のもんやろ
> 二度三度と読み返すやつの方が珍しいっちゅーしろもんやし
> 深くうがつなんて、あんたら暇人なんやな
> 忙しい身としてはうらやましい限りやわ

 本当に「忙しい身」だというのなら「暇人」なんぞに一々文句つけず、放っておきゃ良さそうなもんですけどね。

 何で一々構いに来るんですかね?本当は「暇人」を「うらやましい限り」と思っているんじゃなくて、田中芳樹が非難されていることが気に食わないんでしょ。だったら、「自分は局外の立場からの物言いをしているんだが」というように誤魔化すのを止めて、最初からそうはっきり書けばよろしかろ。

 こういうくさし方は、非常にみっともないですねぇ。それこそ、やめておいた方がいいですよ。

board4 - No.5110

削除のお知らせ

投稿者:本ページ管理人
2004年01月25日(日) 14時04分

5098、5106の投稿は掲示板の趣旨と無関係な為、削除しました。
…しかし、こんな荒らし同然の宣伝をして健康食品が売れると思ってんでしょうか。
自分だったら気持ち悪くて口に入れたくないですね。
頭悪すぎ…

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board4 - No.5111

激しく同意

投稿者:青木2号
2004年01月25日(日) 23時37分

本当に批判するだけなら簡単だよ。
俺もモノを創る側の仕事だが、このサイトを見ていると呆れるよ。
小説家は職人とは違って考えてる事や感じたことも自由に表現できる職業だろ。
それを「撃つ!」とか言ってる時点で終わってるね。

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board4 - No.5112

Re:激しく同意

投稿者:モトラ
2004年01月26日(月) 02時40分

> 本当に批判するだけなら簡単だよ。
> 俺もモノを創る側の仕事だが、このサイトを見ていると呆れるよ。
> 小説家は職人とは違って考えてる事や感じたことも自由に表現できる職業だろ。
> それを「撃つ!」とか言ってる時点で終わってるね。

何度同じことを書いたか知れませんが。
「創竜伝」実在の政治家や経済人に文化人を匿名(すぐに特定できる)で登場させて、実際のそれより卑小に描写して徹底的にこき下ろし、最後に「この小説はフィクションです」と逃げを打つという、卑怯なマネを繰り返す田中芳樹を「撃つ」ことは、別にかまわないと思います。田中芳樹は何があっても批判の対象にしてはならぬ、神聖不可侵の存在だとでもおっしゃるのでしょうか。まさに「尊敬する田中芳樹を批判されたことが許せない」信者の典型ですね。

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board4 - No.5113

レスありがとうございました

投稿者:火燐
2004年01月26日(月) 03時38分

まさかレスがつくとは思ってもいませんでした(苦笑)

青木2号さん>
>本当に批判するだけなら簡単だよ。
私もそう思います。創ることって難しい。
このサイトの初めの頃は「なるほど、こういう角度から感じる人もいるんだな」と楽しんでいましたが、最近はただのこき下ろしっぽくて残念な気がします。
で、思い余って投稿したわけですが。

モトラさん>
>田中芳樹は何があっても批判の対象にしてはならぬ、神聖不可侵の存在だとでもおっしゃるのでしょうか。
とでも言っているようには私は感じませんが?
逆にこのサイトの批判は決してしてはならいということでしょうか?

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board4 - No.5114

Re:レスありがとうございました

投稿者:モトラ
2004年01月26日(月) 04時10分

> >田中芳樹は何があっても批判の対象にしてはならぬ、神聖不可侵の存在だとでもおっしゃるのでしょうか。
> とでも言っているようには私は感じませんが?
> 逆にこのサイトの批判は決してしてはならいということでしょうか?

管理人さんのご意見や、掲示板の書き込みに異論がおありでしたら、曖昧に印象を述べるでなく、具体的にどの意見がおかしいと思われるのかをきちんと指摘した上で、反論をなさってください。明らかな事実誤認や、それこそ元ファンの「坊主憎けりゃ袈裟まで」な部分があれば、受け入れて訂正する用意はありますので。

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board4 - No.5115

じゃぁ、言います

投稿者:火燐
2004年01月26日(月) 05時21分

そもそも趣旨が気に入らなくなりました。

「当サイトでは、現在の創竜伝や薬師寺シリーズ等の現代物小説に見られるような「作家個人のストレス解消小説」にすぎない駄作品を書き散らしている」
という決め付けから入り(この辺でカチンとくる人もいそうですが)
「かつての銀英伝を執筆していた頃の田中芳樹に戻ってくれることを願い、批判活動を行っています。」
と管理人さんは仰ってますよね。

それはそれで良いと思います。
私も田中芳樹の作品を読みましたが、個人的にはどれも好きなものではなかったですし。(むしろ嫌いかも)
批判なら山ほどあります。批判したくてこのサイトを知ったのですが。

でも、例えば漫画家や画家にもあることですが、画風や作風が変わるというのは仕方ないことだと思います。
ましてや「戻って欲しい」なんて言ってるのも、漫画家さんに「自分は1巻の頃の絵が好きだった。今のようなサッパリとしたくだらない作風を辞め昔に戻して欲しい」と主張しているのと大差なく感るのですよ。

表現は誰だって自由でしょ?
いつまでも「銀英伝の頃は」と執着しないで、今の作品が嫌ならさっさとファン離れしたっていいのにな、と思います。


…といったところでしょうか。
モトラさんのお嫌いそうな曖昧な表現で申し訳ないですが、これが私の意見です。
それにしても、ここに対する様々な批判カキコに対するレスを読ませてもらいましたが、なんだか一種の「アンチ信者」みたいなのがありますね。門前払いなレスにはちょっと苦笑。
サイト趣旨を読まない「田中信者」もどうかと思いますが、まずは公平に意見を言い合える雰囲気が欲しいです。

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board4 - No.5116

Re:昔は面白かったのに

投稿者:あき
2004年01月26日(月) 07時53分

> 一番面白かったのは「ウェディングドレスに紅いバラ」でした。
> 基本構造は「創竜伝」とほぼ同じなのに余計なモノが無い所為で非常にすっきりとした完成度ですね。

氷室冴子さんの「少女小説家は死なない!」を思い出しました。
確か普段は装飾過剰で不評な作家が、書く時間が足りなかったら、装飾過剰なところがないすばらしい作品になったって言う^^;

田中芳樹さんも、「創竜伝」は、時間や枚数がある程度わがまま効くから、余計な部分が多いのかも?

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board4 - No.5117

Re:激しく同意

投稿者:あき
2004年01月26日(月) 08時06分

> 本当に批判するだけなら簡単だよ。
> 俺もモノを創る側の仕事だが、このサイトを見ていると呆れるよ。
> 小説家は職人とは違って考えてる事や感じたことも自由に表現できる職業だろ。
> それを「撃つ!」とか言ってる時点で終わってるね。

考えや感じた事を自由に表現できるのは、誰だってできますよ?
文筆業の人たちは、幸運にも、自分の書いた文を、お金を払って見てくれる人がいるから、それで暮らしていける、と言うだけであって。
青木2号さんの言い方は、小説家を批判するなって言われてるように感じました。

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board4 - No.5118

Re:じゃぁ、言います

投稿者:あき
2004年01月26日(月) 08時33分

> でも、例えば漫画家や画家にもあることですが、画風や作風が変わるというのは仕方ないことだと思います。
> ましてや「戻って欲しい」なんて言ってるのも、漫画家さんに「自分は1巻の頃の絵が好きだった。今のようなサッパリとしたくだらない作風を辞め昔に戻して欲しい」と主張しているのと大差なく感るのですよ。

単なる作風の変化と思えないからじゃないでしょうか?
うーん、運動選手なら、成績が全てで、誰の目にもはっきり成績落ちたなとかわかるんですが。小説は、人によっていろんなものさしがあって、批判する人にとっては、成績落ちたと見えるんだと思います。
絵画の世界でも、作風変わったら、批判というか、評価が落ちたって例ありますし。
あと、ここでは、作品含めた行動がしばしば批判されてますね。これは、もう作品の出来とは別物だとは思います。

> 表現は誰だって自由でしょ?
> いつまでも「銀英伝の頃は」と執着しないで、今の作品が嫌ならさっさとファン離れしたっていいのにな、と思います。

批評・批判も表現のうちで、自由だと思います^^;
他の人は知りませんが、私個人は中国系の小説、別に面白いと思うので、ファンやめる気ないし、ちゃんといい小説書けるんだから「創竜伝」ちゃんとしろ~って思っちゃいます^^;

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board4 - No.5119

創竜伝の構造的な問題

投稿者:dagger
2004年01月26日(月) 13時27分

あきさん
先ずははじめまして。

> 氷室冴子さんの「少女小説家は死なない!」を思い出しました。
> 確か普段は装飾過剰で不評な作家が、書く時間が足りなかったら、装飾過剰なところがないすばらしい作品になったって言う^^;
>
> 田中芳樹さんも、「創竜伝」は、時間や枚数がある程度わがまま効くから、余計な部分が多いのかも?

有りそうな話です。

本題に入ります。
「創竜伝」と「ウェディングドレスに紅いバラ」(以下「バラ」と略します)を比較すると、問題点が見えてきます。

「バラ」の主人公達は先天性吸血鬼です。
彼らは人類を糧として生きているので人類社会から見れば明確に敵と見なせる存在なのですが、彼らにしてみれば
<吸血鬼がいなくても人類社会はやっていけるが、人類社会が存在しなければ吸血鬼はいけていけない。(P152)>
ので、自己保存と人類社会の安定と言う二つの命題が無理なく一致します。
また、その活動も人類との共存を危うくする後天性吸血鬼(一般的にイメージされる吸血鬼)の排除という一点に絞られます。

対して「創竜伝」では、竜堂兄弟があまりに人類社会から孤立しすぎていて共存が望めそうもない。と言うか、共存なんて発想がそもそも見られない。
更に、彼らの能力が強力すぎて自己保存のための戦いが必然的に人類社会にダメージを与えずに置かないと言うのも問題です。
極めつけが、戦うべき敵が明確でないと言う点です。より正確には彼らの敵は権力という実体の無いものでした。
権力という”社会的な力”を”物理的な力”で粉砕すると言うのは派手で見栄えがするかも知れませんが、やはり収拾がつきません。力の質が違うので妥協点が見出し得ないのです。

どの様に設定すれば良かったのか、自分なりの答えはあるのですが今回はこの辺にしておきます。

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board4 - No.5120

Re:じゃぁ、言います

投稿者:國臣
2004年01月26日(月) 13時43分

えーと、作品の批判はOKだが変化した作風を批判することはNGということですか?
申し訳ありませんが完全無欠に意味不明です。
そうするとかつて面白い作品を書いていた作家が、愚劣な作品しか書けなくなったという場合、読者は批判することが許されないわけですか。
なんとも理解に苦しむ見解ですねえ。
もしかしたら「愚劣だ、というのはあなたたちの主観だ」とお考えなのかもしれません。
しかしこのサイトでは「世界観をぶち壊す社会批評」「フィクションに名を借りた個人攻撃」など、田中氏の近作(特に創竜伝)の問題点を具体的に指摘しています。
漫画の絵のような、あいまいで個人の好みに由来するような批判はほとんどないはずです。

あと「嫌なら読まなきゃいい」というお勧めには「大きなお世話です」とお答えします。

board4 - No.5121

ロイエンタールの叛乱について

投稿者:火山十三
2004年01月26日(月) 14時21分

ロイエンタールの叛乱についての考察を読ませていただきました。
若輩者の私が言うのもなんですが、ロイエンタールがオーベルシュタインに頭を下げる、と思考をしたのは彼が『軍人』であるからではないでしょうか。
ロイエンタールはノイエ・ラント総督として位は各尚書と同格ですが、軍人をやめたわけではありません。軍の最高司令官は皇帝ラインハルトですが、軍務全般は軍務尚書であるオーベルシュタインが行っています。つまり、軍のトップはラインハルトで、ナンバー2は軍務尚書オーベルシュタインということです。
ここでロイエンタールの役職を整理すると『ノイエ・ラント総督兼銀河帝国軍元帥』となります。つまり、軍人としてはただの『元帥』であり、軍の内部では同じ元帥である、オーベルシュタイン、宇宙艦隊司令長官のミッターマイヤーの更に下と言う事になります。
何か問題を起こした場合、その上の上司に頭を下げるのは当然のことです。つまり、ロイエンタールは軍の上司であるオーベルシュタインに頭を下げることになり、このことがロイエンタールをしてオーベルシュタインに頭を下げる、と思考したのではないでしょうか。

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board4 - No.5122

Re:激しく同意

投稿者:青木2号
2004年01月26日(月) 14時36分

> 青木2号さんの言い方は、小説家を批判するなって言われてるように感じました。

言葉足らずですまない。

ただ俺が言いたかった事は
批 判 す る な ら 誰 に で も で き る
てこと。

批判するのが悪なんて思ってない。
作り手には生みの苦しみがあると批判する前に少しだけでも思って欲しいだけだ。

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board4 - No.5124

Re:激しく同意

投稿者:國臣
2004年01月26日(月) 15時17分

> ただ俺が言いたかった事は
> 批 判 す る な ら 誰 に で も で き る
> てこと。

ガキの言い訳じゃないんだから(苦笑)
何を「創」ってらっしゃるのか知りませんが、あなた自分の作品が批判されたら「批判するなら誰にでもできる!!」って開き直るつもりですか?
だとしたらまあ、ずいぶんと幸せな世界にお住まいのようで。
でもご安心ください。我々が田中氏を批判するのは、彼にはその価値がある、と認めているからでありまして(笑)

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board4 - No.5125

Re:じゃぁ、言います

投稿者:十
2004年01月26日(月) 17時46分

> でも、例えば漫画家や画家にもあることですが、画風や作風が変わるというのは仕方ないことだと思います。
> 表現は誰だって自由でしょ?
> いつまでも「銀英伝の頃は」と執着しないで、今の作品が嫌ならさっさとファン離れしたっていいのにな、と思います。

昔の作品は好きで、昔のような作品が読みたいという人がいるからこのサイトがあるんじゃないでしょうか?もうどうでもいいやって思うならわざわざこんなサイト運営したりしないでしょうし…
私はそんなに読んでないのですが、やはり銀英伝の頃の作風の方が創龍伝の作風より好きですし、また銀英伝のような作品が出来たら読みたいとも思ってます。といっても、嫌いな作品を読み続ける気はなかったので批判できるほど読んでもいませんが。


> それにしても、ここに対する様々な批判カキコに対するレスを読ませてもらいましたが、なんだか一種の「アンチ信者」みたいなのがありますね。門前払いなレスにはちょっと苦笑。
> サイト趣旨を読まない「田中信者」もどうかと思いますが、まずは公平に意見を言い合える雰囲気が欲しいです。

まぁこのサイトは基本がアンチだからしょうがないんじゃないでしょうか?ファンの方が反論できる余地があればよいとは私も思いますが、門前払いでもしないとなんだか違う趣旨になりそうですし…
確かにちょっとアンチ信者っぽいところはありますが…。今の作品のファンの方が見たらカチンと来るでしょうね。

なんだか言葉で喧嘩してるような文章になってしまって申し訳ないです。火燐さんのご意見に同意するところもあるので、全否定するつもりは全然ないのですが、一応思ったことだけ書いておこうと思って…。

board4 - No.5128

作家の夢

投稿者:ドミニオン
2004年01月27日(火) 12時20分

最近の田中先生の作品について、友人と話していたら、それは作家の夢だと言われました。
つまり売上などその他の制約に関係なく、自己の作品を自由に表現できることは、まさに作家の夢だということらしいです。
なんとなく、納得してしまいましたが、それは出来ることなら同人誌でやってほしいことだと思います。
それにしても、作家の夢はこういうものなのでしょうか?

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board4 - No.5129

Re:罪刑法定主義以前に

投稿者:D
2004年01月27日(火) 14時35分

> いままでの話や、このフェザーン事件だけなら「銀英伝世界はそーゆーもんなの」ですみますが、つぎ。創竜伝。
>
> 「逮捕礼状抜きで貴様らぶちこんだるー。ドラマでも令状なんかださねーだろ」と竜堂四兄弟に言ってのけた公安刑事がいましたが、まぁこれは「踊る大捜査線」によって見事にぶちこわされましたわな。

 念のために申し上げたいのですが、戦前ですら、被疑者の拘引には、今日の逮捕状に相当する拘引状を提示しなければなりませんでした。参考人として同行させる場合ならともかく、ドラマのように特高や憲兵がいきなり現れてアカを連れて行くなんてことはできませんでした。特高も、逮捕する場合には、例え社会主義者でも一応相手の体面くらいは配慮したそうです。
 田中よしきんは知らないかも知れませんが……

board4 - No.5130

更新のお知らせ

投稿者:本ページ管理人
2004年01月27日(火) 15時12分

いつものコンテンツ追加および「田中作品刊行履歴」の追加を行いました。毎度の事ながら、冒険風ライダーさんの助力に感謝します。
「田中作品刊行履歴」は、田中芳樹が西暦何年にどのような作品を何本出したのか」という情報が一目で分かるようになっています。

また、今回の更新と前後して、冒険風ライダーさんの主宰するサイト「過去ログ資料館」の更新も行われる模様です。

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board4 - No.5131

感謝です

投稿者:本ページ管理人
2004年01月27日(火) 15時19分

青木2号さんの当サイトへの「批判」を読み、「有効な批判っていうのは誰にでもできる訳じゃないんだなぁ」という感慨を覚えました。
能力のない人には批判にもならない批判もどきしかできない良い見本でした。見本の提供、感謝致します。


> > 青木2号さんの言い方は、小説家を批判するなって言われてるように感じました。
>
> 言葉足らずですまない。
>
> ただ俺が言いたかった事は
> 批 判 す る な ら 誰 に で も で き る
> てこと。
>
> 批判するのが悪なんて思ってない。
> 作り手には生みの苦しみがあると批判する前に少しだけでも思って欲しいだけだ。

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board4 - No.5132

Re:罪刑法定主義以前に

投稿者:佐々木公彦
2004年01月27日(火) 16時27分

> 「逮捕礼状抜きで貴様らぶちこんだるー。ドラマでも令状なんかださねーだろ」と竜堂四兄弟に言ってのけた公安刑事がいましたが、まぁこれは「踊る大捜査線」によって見事にぶちこわされましたわな。
> べつに警察が全て法令に従い公平中立不偏不党に活動しているとは言いませんが、今時「令状なしで逮捕」なんて起こりえないですよ。

ドラマでも、刑事の必死の捜査の結果、明らかになる犯人。
そして、突きつける逮捕状。
少なくとも20年くらい前のドラマでも、現行犯(か自主)以外では、逮捕状突きつけますよね。

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board4 - No.5133

Re:チキン!

投稿者:倉本
2004年01月28日(水) 03時07分

私は石田三成がたいしたことがない奴だと言うのは歴史的事実だと思います。
そこが私とあなたの違いなのでしょう。
味方をしてくれた友人からも人望がないと言われるような人間がたいした奴だとは思えません。
これが敵からも智勇兼備の勇士とはこういう人間だと言われた楠木正成とかならたいした奴だと言えるのですが。
石田三成はそういう人間ではないと思います。
ですから私は田中芳樹の言ってることに共感を覚えあなたは反感を抱くということでしょう。
同じ文章を読んでも感じることは人それぞれということでしょう。
ですからこの話題はもうやめましょう。
これ以上続けても水掛け論だと思います。

ちなみに田中芳樹と司馬遼太郎の比較についてですが。
私はもう個人的な考えだと断りました。
こういったら私は考えを変えることはありません。
あなたが何と言おうと私にとってこの二人は似ているのです。

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board4 - No.5134

Re:チキン!

投稿者:國臣
2004年01月28日(水) 05時28分

つまりおっしゃりたいことは
「石田三成は誰がなんと言おうとも大したことがなく、司馬遼太郎と田中芳樹は誰がなんと言おうとも似てるのだ。いちいち反論するな!!」
ということですね?
それでしたらお心を傷つけてしまい、どうも申し訳ありませんでした。
ただ今後そういったことは公開のBBSではなく、ご自分の日記にでもしたためられるのがよいかと思います。

board4 - No.5135

皆様の意見

投稿者:ぬーとりあ
2004年01月28日(水) 06時38分

 こんにちわ、はじめまして。
 私は田中先生の作品が好きで、銀英伝だけではなく、創竜伝も薬師寺シリーズも好きなファンの一人です。
 皆様の意見、とても興味深かったです。目からウロコ、というのかな、「ああ、こういう見方もあるんだな」と考えさせられました。
 銀英伝の中でヒルダが、ある集団の中で異種の思考法を持つ者の存在は不可欠である、と考えていますが、本当、そうですね。
私自身は盲目的ファンのつもりはなかったのですが、ここの掲示板を見て、はっとさせられました。
 私は創竜伝や薬師寺がそんなにひどい作品だとは思わないのですが、こちらのような意見に目を向けるのも大切ですね。
 田中先生及び創竜伝に批判的な人ばかりではなく、創竜伝が好きだと言う人にも、こちらの掲示板の意見を見た方が、いいかもしれないと感じました。
 本当、考えさせられますから。

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board4 - No.5136

Re:チキン!

投稿者:川上
2004年01月28日(水) 13時07分

かみ合ってないですね。
まず。誰がどうした、とか何が起こった、と言うのは誰から見ても同じな「客観的な事実」ですね?
それを元にあいつはたいしたやつだ、いや違う、と言うのは人それぞれ異なる事がありうる解釈であり、主観です。

國臣さんは、田中芳樹氏が彼の主観である事を、いかにも客観的な事実のように言うのはいかがなものかと言ってるわけで。
また、自分で三成弁護派だと名言している司馬氏が、三成を評価してないように取れる言い方はいけないんじゃないかと。

ちなみに、江戸初期までの三成の評価はけして低いものではありませんでした。敵であった徳川氏の中にさえ、「三成を見習え」と言う人がいたほどで。
世に流布されるイメージと、専門の学者の見解が違うのはままある事ですが、明治維新以後の歴史研究では、むしろ三成の評価は右肩上がりと言っていいかと。それ以前の江戸期に落とされすぎたと言うのはもちろんありますが。

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board4 - No.5137

Re:じゃぁ、言います

投稿者:Corvus
2004年01月28日(水) 14時16分

皆さん、どうもはじめまして。
ずっとROMだったんですが、この度初めて書き込ませていただくことにしました。
宜しくお願いいたします。

…で、いきなり突っ込みになるんですが…

> そもそも趣旨が気に入らなくなりました。

…と言いつつ…

> 表現は誰だって自由でしょ?
> いつまでも「銀英伝の頃は」と執着しないで、今の作品が嫌ならさっさとファン離れしたっていいのにな、と思います。

と主張するのは、矛盾では?
貴方の後の発言が、貴方の行動の規範なのであれば、「そもそも趣旨が気に入らなくなった」のであれば、さっさとその現実を受け入れてこちらのウェブサイトに来るのをやめればよいだけの話であると考えられますが。

人の行動を批判しておいて、その同じ行動を自分がやっていては説得力も何もあったものではありますまい。

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board4 - No.5138

Re:チキン!

投稿者:Corvus
2004年01月28日(水) 14時36分

> ちなみに田中芳樹と司馬遼太郎の比較についてですが。
> 私はもう個人的な考えだと断りました。
> こういったら私は考えを変えることはありません。
> あなたが何と言おうと私にとってこの二人は似ているのです。

「これは誰にも影響されない確固たる信念である。君たち、私の信念を聞きたまえ」ということでしたら、どうか最初の発言の際にそう書いていただけないでしょうか。

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