- 親記事No.4693スレッドの返信投稿
- board4 - No.4775
Re:フォーク准将の専横
- 投稿者:S.K
- 2003年10月30日(木) 09時48分
>佐々木 公彦さん
> はい、シトレ元帥でしたね。ともあれ、ビュコック提督は本来かわいそうな人ではありません(あの状況では)
> 行けと言われたわけでもないのに、勝手に進んで(行くなとも言わなかった総司令部の責任はもちろんあるのですけど)補給物資がって言われても、総司令部も困るでしょう。
> (総司令部にそういうことを言う資格はないけど)
> 帝国軍の戦略意図が分かった時点で、手近な星系2,3つ占領して、プロパガンダをすれば良かっただけの話なんですよ。
>
> そうすれば慌ててでてきた、帝国軍を有利な場所で待ちかまえることが可能だったのです。
>
あのですね、フォーク准将のプランが「帝国大侵攻」である事に異論はありますか(当人「大壮挙」とか飾ってますが。
それで堅実な穴熊戦術を取れば「サボタージュ」と呼ばれるに決まってるじゃありませんか。
馬鹿じゃないんですから同盟軍艦隊司令官各位だってその意を受けて積極的にせよ嫌々にせよ政府とフォークの共通目的「版図拡大」に向けて行動せざるを得なかったに決まっているでしょう。
第一佐々木さんの仰る2つ3つの星系だってラインハルトが物資引き上げをやっていた事はまず間違いないんですから補給の安全性が多少ましになったかもしれないくらいのメリットで何なら何年か待てば同盟に過重負担になった事は疑念の余地がありませんね。
前線指揮官の有能無能は確かにあったでしょうが一番無能かつ全責任があるのは総司令部である事は明白です。
あくまでそうではないと強弁したければ総司令部には「同盟新領土運営計画」及び「以後の対帝国妥当戦略」を作中で読者と実働部隊指揮官全員に説明する義務があったのです。
まああれです、「義務感や責任感を持って業務を遂行するなぞ愚直の極み、馬鹿の所業」とのご主張でしたら言われるとおりで結構です。
個人的にそういう人間と仕事をしたり仕事およびその従事者について語って欲しくはありませんが。
- 親記事No.4773スレッドの返信投稿
- board4 - No.4776
Re:バーミリオン会戦の停戦命令
- 投稿者:ケイ
- 2003年10月30日(木) 10時56分
> 首都が先に攻略されるというケースをヤンは事前に推測していなか
> ったのでしょうか?
> 帝国にしてみれば神出鬼没の一個艦隊よりろくに防衛システムもも
> たない首都のほうが攻略しやすいわけですし、首都が攻略された場
> 合にゲリラ活動を続けるか否かは考慮すべき事案だったと思います。
> 同明領全域を防衛する軍事力はあの時点でなかったわけですから。
首都星陥落については、考えついても正直手を打てませんね。
ハイネセン防衛に備えようにもヤン艦隊以外に戦力は残ってないわけです。いくらヤンが神算鬼謀であったとしても単純な数の力には勝利できませんし。ラインハルトのような戦争に私情を持ち込む指揮官でなければ全軍でハイネセンに攻め入るでしょう。
しかもヤンには民主主義の精神を守るという信念(本人は否定している言葉ですが)がありますから、ハイネセンが落ちた後に、
「オーベルシュタインの草刈り」をやられたら無視して潜伏してはいられないでしょう。また首都が落ちた後にゲリラ活動するとしても、私なら即帝国軍全軍で補給基地を接収もしくは破壊します。無論帝国軍もヤンによる各個撃破で犠牲はでますが、例えば極論ですが84(だったかな)の補給基地を一斉に抑えに動けば
(戦力の許す限りの速度で)圧倒的に帝国側の占領数が多いわけで、無論いくつかはヤン艦隊で接収して物資確保もできるでしょうが、帝国軍は次々と基地を押さえにまわるわけですから、いずれ確保した物資が尽きればその後には艦隊を維持するのは困難(というか無理)。
もうひとつだけ、ミッターマイヤーが言ってたようにハイネセン占領して帝国軍が去った後ヤンが同盟再建しても、これはある程度予想は立ちますから同盟に駐留軍を置いて対応、もしくはわざと再起させた後に速攻で攻めれば逃げ場なしで艦隊決戦に引きずりこめると思います。再起させたのに不利だから逃げるとも言えないでしょうし。予め極秘で軍に動員かけておけばいくら再起した同盟でも、艦船再建・軍再編が間に合うはずもありえないと思います。
-
- board4 - No.4777
銀英伝DVD一般販売開始しましたね
- 投稿者:八木あつし
- 2003年10月30日(木) 16時49分
皆様。お久しぶりです。私はまだ消えていません(笑)。
銀英伝をDVDで久々に見ましたが、やっぱアニメ版もよいですね。小説ではない楽しさがあって。
ところでアニメ銀英伝の字幕です。アニメの一つウリはこの字幕ですが、その中でフェザーン自治領の字幕です。小説では「Phezzan Land」と書かれ、確かOVA版でも「Phezzan Land」だったと思います。(手元にビデオがないから判りませんが)
それがDVDでは「Fezzan Land」になっていたんですね。最初は気づかなかったのですが。原作者田中芳樹の綴りとは違いますが、果てさてどっちが正しいのでしょう。
- 親記事No.4693スレッドの返信投稿
- board4 - No.4778
Re:フォーク准将の専横
- 投稿者:佐々木公彦
- 2003年10月30日(木) 17時00分
結局、時の政権が帝国領を占領し、抑圧された(ラインハルトが誰の目にも明らかなように、飾り立ててくれた)人民を解放したって言うのを、前線での結果として認めなかった、この点が、まったくもって、おかしい。
戦えば、死者が出るわけで、その遺族は反対派に回ると考えるべき。
常識で考えたら失敗するに決まっている行為を相手がそれ以上の失敗をするという前提で進めたら、その通りになったという。
あの世界で勝利するのに必要な物は、数でも戦略でもなく、ただ大神オーディーン(またの名を作者)の加護のみであるっていう、いつものパターンといってしまえばそれまでですが。
それじゃあ、悲しすぎる。
> >佐々木 公彦さん
> > はい、シトレ元帥でしたね。ともあれ、ビュコック提督は本来かわいそうな人ではありません(あの状況では)
> > 行けと言われたわけでもないのに、勝手に進んで(行くなとも言わなかった総司令部の責任はもちろんあるのですけど)補給物資がって言われても、総司令部も困るでしょう。
> > (総司令部にそういうことを言う資格はないけど)
> > 帝国軍の戦略意図が分かった時点で、手近な星系2,3つ占領して、プロパガンダをすれば良かっただけの話なんですよ。
> >
> > そうすれば慌ててでてきた、帝国軍を有利な場所で待ちかまえることが可能だったのです。
> >
> あのですね、フォーク准将のプランが「帝国大侵攻」である事に異論はありますか(当人「大壮挙」とか飾ってますが。
> それで堅実な穴熊戦術を取れば「サボタージュ」と呼ばれるに決まってるじゃありませんか。
行けと言われていったのなら、総司令部の責任です。
その際には、そんな事したら補給が持たないと言えばいい話です。
(それが通らなければ前線部隊に責任はない)
けど、キャゼルヌがこっちの苦労も知らないでといっていたように、
あのときは、前線部隊がかってに、前進していったのも事実ですよ。
(前にも言ったけど、止めなかった総司令部の責任も当然あります)
> 馬鹿じゃないんですから同盟軍艦隊司令官各位だってその意を受けて積極的にせよ嫌々にせよ政府とフォークの共通目的「版図拡大」に向けて行動せざるを得なかったに決まっているでしょう。
占領した星系の、治安維持を理由にしばらく動かないってのはありだと思う。
だいたい、補給物資が少ないから、前にでられないと言う報告はする義務があるだろうし。
> 第一佐々木さんの仰る2つ3つの星系だってラインハルトが物資引き上げをやっていた事はまず間違いないんですから補給の安全性が多少ましになったかもしれないくらいのメリットで何なら何年か待てば同盟に過重負担になった事は疑念の余地がありませんね。
自給(可能なら、艦隊に補給も)できるようにすればいい話であって、永遠にハイネセンが支えなければならない訳じゃありません。
まさか、それまでオーディーンが支えてたわけじゃないでしょう。
年単位で待たなければならないわけでもなし。
仮に待たなければならないなら、全軍張り付ける必要もないし。
> 前線指揮官の有能無能は確かにあったでしょうが一番無能かつ全責任があるのは総司令部である事は明白です。
少なくとも作戦主任参謀が一番無能であったことは、同意します。
>あくまでそうではないと強弁したければ総司令部には「同盟新領土運営計画」及び「以後の対帝国妥当戦略」を作中で読者と実働部隊指揮官全員に説明する義務があったのです。
強弁する気はありません。
一応言っておくと、新領土は、敵反攻時には最悪放棄も可。(維持できるならそれに越したことはないけどまず無理)
そうすれば、物資を持っていった、帝国と与えてくれた同盟という状況下での、帝国支配はかなりの不安定要因になるでしょう。
対帝国戦略は、政治的プロパガンダを進めれば、遠からず帝国軍がでてくるのは、明らか。
明確な勝利以外では、上記の不安定要因は消せません。
帝国が全軍あげて打って出るなら、引けばいいし、
遠からず、再び解放すると約束しても良いし、何なら住民は同盟に移住させてもよし。
(約束して、それが無理なら逆効果なのでその点はよく考える必要がある)
ラインハルト旗下の部隊だけなら、数に物を言わせて正面決戦をすればいい。
「大軍に、区々たる戦術は無用」です。
>
> まああれです、「義務感や責任感を持って業務を遂行するなぞ愚直の極み、馬鹿の所業」とのご主張でしたら言われるとおりで結構です。
義務感や責任感があれば、昼寝してると聞いてあきれて物も言わないなんて事はしないでしょうね。
たたき起こさせて、総司令官に意見具申をするでしょう。
> 個人的にそういう人間と仕事をしたり仕事およびその従事者について語って欲しくはありませんが。
>
うんうん。
- 親記事No.4759スレッドの返信投稿
- board4 - No.4779
Re:私なりに田中芳樹を撃つ
- 投稿者:カン
- 2003年10月30日(木) 17時11分
これが私が田中芳樹を見限った理由です。
田中芳樹を撃つ!の趣旨とは異なる部分もありますので一言だけ、
山本弘に「レッドホットドラグーン」をかいてもらうというのはどうですか?
実現したら、私的には、最悪ですけど。
- 親記事No.4751スレッドの返信投稿
- board4 - No.4781
Re:田中芳樹と彼のキャラクターの善悪の観念を漫画と比較してみると2
- 投稿者:トマト
- 2003年10月31日(金) 03時20分
> 本来田中芳樹の作品は絶対的な正義も悪も無いし反権力である筈なのですが何故か絶対的な『正義』である竜堂兄弟や『権力者』薬師寺涼子が出てきます。まことに不思議です。
弱い者を彼らは攻撃しません・・・
権力をもっている者。他者を傷つける者・・・などを攻撃します。
何よりも弱い者いじめというのにはあてはまらないと思います。
彼らはのんびりと暮らしたい・・・、竜堂兄弟は思っています。
それを脅かされたから、戦ったまでです。
人体実験に応じろとでもいうのですか?
正義と言ってはいないではないですか
彼らは普通に生活したい。
それを踏みにじろうとするそんな相手と戦っているまでです
> 仮面ライダーSPIRITSの五巻でライダー達が一斉に世界を脅かす魔法陣に攻撃を仕掛ける場面がありました。その魔法陣を牛種、いや竜堂兄弟と替えても何ら違和感はありません。島村ジョー達が薬師寺涼子をどう評するか、ひっぱたくでしょうね、おそらく。
> 仮面ライダーのラストの一つに成井紀郎氏の書いたものでライダー達が生身の人間に戻る話があります。彼等は改造人間でなくなり、力がなくなりました。しかし彼等はその心は残っていました。人としての優しく、慈しみを知る心が残っていたのです。しかし竜堂兄弟や薬師寺涼子が力を失くしたら・・・。後には愚劣で人として何の優しさも慈しみも無い閉鎖的な選民思想の持ち主がいるだけです。これは結局石ノ森章太郎氏と田中芳樹の差なのでしょうか。 優しさを失わない、子供に言うべき言葉ですがそれを忘れた時人は終わってしまうのでしょ
きちんと反論できない自分がなさけないですが・・・
戦争をすれば誰かが傷つくことでしょう・・・
正義の戦争はない。
それと同じように戦えば仮面ライダーにしろ・・・
誰かを傷つけるのと一緒ではないですか?
藤子不二夫の短編で面白い物がありました。
題名はわすれましたが、スターウォーズのパロディのようなもので、敵の側から書かれたものでした。
人のためといって戦う者の皮肉ったものでした。
どれだけきれい事を言っても戦いは戦い・・・
傷つくものはいるし。
選民思想とも思わないし
愚劣とも思いません
それに彼らは弱い人間を攻撃しません。
戦うのは権力を持った人間です。
やさしさを彼らは持っていると思いますが?
どうなんですか?
何よりも自分の身を守るために戦っているとは思います。
それをそう言うのは違うと思いますが?
それに違いと言われましたが・・・
こんな反論しかできませんが・・・
あなたの意見はどうも納得できません。
- 親記事No.4751スレッドの返信投稿
- board4 - No.4782
Re:田中芳樹と彼のキャラクターの善悪の観念を漫画と比較してみると1
- 投稿者:モーグリ
- 2003年10月31日(金) 13時45分
坂田火魯志さんの車田正美氏の話題を読んで、ふと以前も触れたことのある児童文学作家の那須正幹氏のエピソードを思い出しました。
那須正幹氏は人気シリーズの『ズッコケ三人組』シリーズの執筆中に、自分の息子が非行に走り家庭内暴力を起こすという出来事に遭遇しました。一時期は相当ひどかったそうで、作品の執筆にも影響を与えかねない程だったそうです。
それでも那須氏はこんな苦しい時期でも「楽しみにしている読者のため」に年二回のペースを守り続けズッコケシリーズを書き続けました。そして遂には「児童文学の最高峰」と呼ばれる野間児童文学賞を受賞するに至りました。
プロ意識という面では田中芳樹氏と雲泥の差だと思います。
もっとも作家としての能力が違う那須正幹氏と比較する事自体が酷なのかも知れませんが。
- 親記事No.4693スレッドの返信投稿
- board4 - No.4783
Re:フォーク准将の専横
- 投稿者:S.K
- 2003年10月31日(金) 15時26分
>佐々木 公彦さん
> 結局、時の政権が帝国領を占領し、抑圧された(ラインハルトが誰の目にも明らかなように、飾り立ててくれた)人民を解放したって言うのを、前線での結果として認めなかった、この点が、まったくもって、おかしい。
> 戦えば、死者が出るわけで、その遺族は反対派に回ると考えるべき。
>
> 常識で考えたら失敗するに決まっている行為を相手がそれ以上の失敗をするという前提で進めたら、その通りになったという。
> あの世界で勝利するのに必要な物は、数でも戦略でもなく、ただ大神オーディーン(またの名を作者)の加護のみであるっていう、いつものパターンといってしまえばそれまでですが。
> それじゃあ、悲しすぎる。
>
> > >佐々木 公彦さん
> > > はい、シトレ元帥でしたね。ともあれ、ビュコック提督は本来かわいそうな人ではありません(あの状況では)
> > > 行けと言われたわけでもないのに、勝手に進んで(行くなとも言わなかった総司令部の責任はもちろんあるのですけど)補給物資がって言われても、総司令部も困るでしょう。
> > > (総司令部にそういうことを言う資格はないけど)
> > > 帝国軍の戦略意図が分かった時点で、手近な星系2,3つ占領して、プロパガンダをすれば良かっただけの話なんですよ。
> > >
> > > そうすれば慌ててでてきた、帝国軍を有利な場所で待ちかまえることが可能だったのです。
> > >
> > あのですね、フォーク准将のプランが「帝国大侵攻」である事に異論はありますか(当人「大壮挙」とか飾ってますが。
> > それで堅実な穴熊戦術を取れば「サボタージュ」と呼ばれるに決まってるじゃありませんか。
>
> 行けと言われていったのなら、総司令部の責任です。
> その際には、そんな事したら補給が持たないと言えばいい話です。
> (それが通らなければ前線部隊に責任はない)
もとより大戦果を上げなくては(選挙のために)意味がない現政権とフォークの功利心で行った進行で戦線の遅滞が許されるわけがないでしょう。
漫画版だとその類の抗議にフォークがごく無責任に「補給をまわす」と言っておしまいでした。
無論その補給艦隊は撃沈されました。
> けど、キャゼルヌがこっちの苦労も知らないでといっていたように、
> あのときは、前線部隊がかってに、前進していったのも事実ですよ。
> (前にも言ったけど、止めなかった総司令部の責任も当然あります)
>
あれは侵攻の結果もそれによる補給計画も考えていない司令部への罵倒です。
もう一度1巻の読み直しをおすすめします。
> > 馬鹿じゃないんですから同盟軍艦隊司令官各位だってその意を受けて積極的にせよ嫌々にせよ政府とフォークの共通目的「版図拡大」に向けて行動せざるを得なかったに決まっているでしょう。
>
> 占領した星系の、治安維持を理由にしばらく動かないってのはありだと思う。
ない(前述の政府とフォークの都合が理由)。
正確には「許されない」ですね。
> だいたい、補給物資が少ないから、前にでられないと言う報告はする義務があるだろうし。
>
くどいようですが「補給はする」でキルヒアイスに撃破されて終わりです。
> > 第一佐々木さんの仰る2つ3つの星系だってラインハルトが物資引き上げをやっていた事はまず間違いないんですから補給の安全性が多少ましになったかもしれないくらいのメリットで何なら何年か待てば同盟に過重負担になった事は疑念の余地がありませんね。
>
> 自給(可能なら、艦隊に補給も)できるようにすればいい話であって、永遠にハイネセンが支えなければならない訳じゃありません。
アニメ版では農業指導を行う兵士と住民の交流などもありましたが、結果は収穫まで炊き出しが持たず暴動と帝国軍の逆襲が連動して発生して終わりです。
「自立しろ」で金と物を与えて方法を提示して終わりなら日本の中国へのODAもきっと前世紀中に終わっていたでしょう。
> まさか、それまでオーディーンが支えてたわけじゃないでしょう。
> 年単位で待たなければならないわけでもなし。
反乱防止に必ず軍や領主の所有する補給艦により輸入する必需物資は惑星ごとに設定されていた可能性は否定できません。
少なくとも極短期間でラインハルトが簡単に「焦土化」出来る程度の備蓄しかなかったのは作中事実ですし。
> 仮に待たなければならないなら、全軍張り付ける必要もないし。
>
貴重な艦隊戦力をむざむざ各個撃破されるだけです、「敵領土内」なんですよ?
> > 前線指揮官の有能無能は確かにあったでしょうが一番無能かつ全責任があるのは総司令部である事は明白です。
>
> 少なくとも作戦主任参謀が一番無能であったことは、同意します。
>
> >あくまでそうではないと強弁したければ総司令部には「同盟新領土運営計画」及び「以後の対帝国妥当戦略」を作中で読者と実働部隊指揮官全員に説明する義務があったのです。
>
> 強弁する気はありません。
> 一応言っておくと、新領土は、敵反攻時には最悪放棄も可。(維持できるならそれに越したことはないけどまず無理)
前述の政府とフォークの都合で絶対に許可はおりません。
> そうすれば、物資を持っていった、帝国と与えてくれた同盟という状況下での、帝国支配はかなりの不安定要因になるでしょう。
>
そもそも同盟がこなければきちんとパンだけは帝国が与えてくれていたのにと恨まれるでしょうね、作中の史実どおりに。
> 対帝国戦略は、政治的プロパガンダを進めれば、遠からず帝国軍がでてくるのは、明らか。
> 明確な勝利以外では、上記の不安定要因は消せません。
> 帝国が全軍あげて打って出るなら、引けばいいし、
だから政府とフォークの都合で大規模占領か帝国軍への大打撃が確定するまで撤退は許されないんです。
> 遠からず、再び解放すると約束しても良いし、何なら住民は同盟に移住させてもよし。
> (約束して、それが無理なら逆効果なのでその点はよく考える必要がある)
>
> ラインハルト旗下の部隊だけなら、数に物を言わせて正面決戦をすればいい。
> 「大軍に、区々たる戦術は無用」です。
>
で、周到な準備と戦略戦術練り上げ地の利を持ったラインハルトに「原作どおり」ボロ負けしますね。
悪いことはいいませんからもう一度1巻読みましょうよ。
> >
> > まああれです、「義務感や責任感を持って業務を遂行するなぞ愚直の極み、馬鹿の所業」とのご主張でしたら言われるとおりで結構です。
>
> 義務感や責任感があれば、昼寝してると聞いてあきれて物も言わないなんて事はしないでしょうね。
> たたき起こさせて、総司令官に意見具申をするでしょう。
「言っても無駄」という絶望感を味わったことのない佐々木さんの周囲は世界的レベルで幸運です。
おめでとう。
>> > 個人的にそういう人間と仕事をしたり仕事およびその従事者について語って欲しくはありませんが。
> >
>
> うんうん。
>
いや「苦労知らず」の幸せな方に同意していただいても。
-
- board4 - No.4785
帝国領侵攻作戦は必然だったか?
- 投稿者:イッチー
- 2003年10月31日(金) 19時16分
同盟政府が帝国領侵攻作戦を承認したのは、来るべき選挙で支持率を上げるためには「戦果」が必要ということでした。でも、直前に戦果は十分上げてますよね。ヤン・ウェンリーがイゼルローン要塞奪取という戦果を上げても。それでもサンフォード政権の支持率が上がらなかったとしたら、それはサンフォード個人の魅力のなさに原因があると普通、思われるのではないですか?帝国領侵攻作戦が起きるのをまたなくても、トリューニヒトは与党反主流派の議員を煽って、「選挙で勝てない」という理由でサンフォードを辞任に追い込み、その後釜に座れば、容易に議長のイスを手に入れられるでしょう。フォークはトリューニヒトにコネはないでしょうから(トリューニヒトならむしろ、ヤンを取り込む方法を考えるでしょう)、帝国領侵攻作戦をおこなわず、同盟は国力を温存出来る。
むしろ、帝国内では弔い合戦の声が高くなり、ラインハルトにイゼルローン奪還の命がくだり、ラインハルトが窮地に追い込まれるのでは?この場合、ラインハルトは皇帝崩御まで時間を稼ぎ、皇帝崩御後はエジプト遠征のときのナポレオンのように、急遽、首都に舞い戻って、クーデター敢行ということになるのでしょうか。ただし、帝国を内戦状態に置くわけにはいかないので、リッテンハイムかブラウンシュヴァイクのどちらかと結びついて分裂を最小限に食い止めると思いますが。
こうして、同盟・帝国の国力さが縮んでいく中、フェザーンはどのような動きをみせるでしょうか。
- 親記事No.4785スレッドの返信投稿
- board4 - No.4786
Re:帝国領侵攻作戦は必然だったか?
- 投稿者:SAI
- 2003年10月31日(金) 23時53分
どちらかというと帝国領侵攻作戦は軍が望んだものだと思います。
同盟軍創設以来の悲願であったがゆえにあんな杜撰極まりない
計画が通ったし、軍人達も熱狂したと。
サンフォートは軍の意向を汲んだのでしょう。軍に逆らうと
失脚しますから。戦争が長く続き、軍に国力の大半を裂くと、
軍は国家の中の国家と化して、時の政府は軍の意向に逆らえなくな
ります。文民統制はあまりにもそういう事が起こるので禁止せざるを
えなくなったのであり、禁止されてることは現実には何が横行してい
るかを教えてくれます。
であの状況では正直帝国領侵攻作戦をとめるのは困難極まりない
としか。流れとしか言いようが無い。もちろんいきつく先は破滅
ですが、流れに逆らえば逆らった人間が真っ先に破滅する。
国力に関しては縮まらないでしょう。同盟も帝国も国力の大半を
戦争という非効率極まりないことに使っている以上、イッチーさんの
状況でも帝国も減りますが、同盟も減るので相対的国力差は変わらない
と思います。アムリッツアが無くてもあの状況をそのまま続ければ
先に同盟が死ぬ。銀河連邦から続く蓄えがある帝国と蓄えがすくない
新興国家同盟が我慢比べやれば先に死ぬのは同盟ですので。
もっともその場合、先に同盟が死ぬだけで、帝国も死ぬんですがね。
イッチーさんの状況でリップシュタットがおきれば、同盟は貴族側に
援助するでしょうが、正直あの体たらくでは援助があっても展開は
たいして変わらないような気がします。
かといって同盟軍の直接介入はまずいです。ラインハルトと貴族の
内戦から、侵略者同盟から祖国帝国を守る防衛戦争に代わってしまう。
貴族達は同盟を叛徒と呼んでます。同盟軍と組むぐらいならラインハルトにつくという貴族もでるでしょうし、国民もラインハルトと貴族の
内戦なら勝手にしろという人間も侵略者から故郷を守る、となれば
積極的に協力するでしょう。
-
- board4 - No.4787
キャゼルヌ? スタッフ? どっちの間違い?
- 投稿者:竹原 幸雄
- 2003年11月01日(土) 06時43分
皆さん、こんにちは。 竹原幸雄といいます。
私は原作小説に劣らず、アニメ版の銀英伝も大好きなのですが、
先日「要塞対要塞」を見ていて、おや? と首を傾げることがありました。
既出かもしれませんが、ご意見いただけますでしょうか?
オペレータ「敵要塞の流体金属装甲が厚くなっていきます!」
キャゼルヌ「なにぃ? そんなことが…」
オペレータ「司令官代理! トゥールハンマーが水没します!!」
キャゼルヌ「何だと!?」
ムライ「どういうことだ!」
オペレータ「敵要塞、さらに接近!」
オペレータ「映像出します!」
キャゼルヌ「…これは…!」
ムライ「……ああっ! 引力か!」
キャゼルヌ「なにっ!?」
シェーンコップ「満ち潮というわけか!」
ムライ「敵の狙いはこれだったのか! ガイエスブルグ要塞の巨大な質量そのものを利用してこちらの主砲を封じると同時に、自らの装甲を強化するとは…!」
キャゼルヌ「しまった! 後ろだ!!」
オペレータ「敵艦隊!急速接近!!」
(衝撃音と振動)
キャゼルヌ「…うわっ!…くっ、やられた!」
今まではこのシーンも何の疑問も持たずに見ていたのですが、よく考えるとキャゼルヌのセリフがおかしいと思えるのです。
私は文系なので詳しいことはわかりませんが、小学生のときに読んだ(笑)学研マンガ「宇宙のひみつ」では地球で起こる潮の干満は月の引力と公転運動によって起こるものでした。
その時、地球の潮の干満状態は月のある方向で潮が満ちると同時に、地球を挟んで反対側の海も満潮になると説明されていたのです。
その本には何故そうなるのかは書かれていませんでしたが、後日、他の本では
「海水が月に引っ張られると同時に地球自身も月に引っ張られている。この場合、質量の大きいものほど引力は強く働き、また距離の遠いものほど引力は小さくなる。地球をはさんで反対側にある海水を引っ張る月の引力は、地球に対するものより小さくなり、海水はそこに取り残される形で満潮になる」
と書いてありました。←それでもいまいちよくわかりませんが(
苦笑)
つまりキャゼルヌは敵の攻撃ポイントは「後ろだ!」といいましたが、そこは満潮なので艦砲どころか要塞主砲でも傷すらつかないのではないかとおもうのです。
ということはミュラーが攻撃したのは干潮となる位置。ガイエスブルグ要塞の反対側ではなく、ガイエスブルグ要塞の方向を12時方向と呼んでいいのなら、3時もしくは9時方向だったのではないでしょうか。
- 親記事No.4785スレッドの返信投稿
- board4 - No.4788
Re:帝国領侵攻作戦は必然だったか?
- 投稿者:イッチー
- 2003年11月01日(土) 11時14分
> どちらかというと帝国領侵攻作戦は軍が望んだものだと思います。
> 同盟軍創設以来の悲願であったがゆえにあんな杜撰極まりない
> 計画が通ったし、軍人達も熱狂したと。
> サンフォートは軍の意向を汲んだのでしょう。軍に逆らうと
> 失脚しますから。戦争が長く続き、軍に国力の大半を裂くと、
> 軍は国家の中の国家と化して、時の政府は軍の意向に逆らえなくな
> ります。文民統制はあまりにもそういう事が起こるので禁止せざるを
> えなくなったのであり、禁止されてることは現実には何が横行してい
> るかを教えてくれます。
> であの状況では正直帝国領侵攻作戦をとめるのは困難極まりない
> としか。流れとしか言いようが無い。もちろんいきつく先は破滅
> ですが、流れに逆らえば逆らった人間が真っ先に破滅する。
>
なるほど、そうなると、こんな感じでことはすすんだのでしょうね。
ヤンがイゼルローン要塞奪取→同盟軍の意気上がる→軍が帝国領侵攻を希望→どうせ、侵攻せざるを得ないのなら、サンフォードにやらせて、引導を渡し、その後釜に自分が座ろう、とトリュニヒトが考える→サンフォードに、戦果があれば、支持率が上がるという偽情報を流す→帝国領侵攻作戦
> 国力に関しては縮まらないでしょう。同盟も帝国も国力の大半を
> 戦争という非効率極まりないことに使っている以上、イッチーさんの
> 状況でも帝国も減りますが、同盟も減るので相対的国力差は変わらない
> と思います。アムリッツアが無くてもあの状況をそのまま続ければ
> 先に同盟が死ぬ。銀河連邦から続く蓄えがある帝国と蓄えがすくない
> 新興国家同盟が我慢比べやれば先に死ぬのは同盟ですので。
> もっともその場合、先に同盟が死ぬだけで、帝国も死ぬんですがね。
同盟にとって、最善策は帝国との間に講和を結んで、帝国・同盟の並存状況を作り上げることしかないようですね。そうなると、同盟にとって最大の敵は「全宇宙を統一する」とか寝ぼけたことを言っているラインハルトと同盟・帝国の提携を恐れるフェザーンの2つを倒さないといけませんね。
-
- board4 - No.4789
銀英伝の陸戦
- 投稿者:石田
- 2003年11月01日(土) 14時41分
こんばんは、盛り上がってますね。
質問ばかりで恐縮ですが、銀英伝の世界では陸戦隊は存在するのでしょうか。小説には装甲歩兵しか登場しませんが、普通にかんがえると惑星制圧のためには、強襲降下師団や大気圏内航空師団(まさかスパルタニアンやワルキューレが飛べるとは思えないので)や機甲師団などを相当数、有機的に統合運用しなければならないと思うんですが
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- board4 - No.4790
政治ネタについて
- 投稿者:遠見 肇
- 2003年11月01日(土) 14時44分
はじめまして、このサイトを見てなかなか面白いなと思いました。
本件に入ります。
私自身は、政治ネタは、物語の世界に、現実味を持たせる為に持ち込んだ、外部(現実)であると認識しております。現代を舞台にした話にリアルティーを持たせる手法としては、やや安直ではあるかもしれませんが、効果的だといえると思います。
確かに、物語の中に、外部のものが入り込んでくることに、違和感は否めません。特に、話が盛り上がってきたところで、首相がどうしたなんて話が出てくると、そんなことより、本筋を進めて欲しいと思うことが多々あります。が、それでも、私は面白いと感じてしまうので、特に不満を感じていません。エンターテーメントは、面白いと思わせた者の勝ち。そういう意味では、作者(田中芳樹氏)の勝ちでしょう。ちょっと、話がずれてしまったかな?
現代を舞台とする小説で一番苦労すると思われるのは、やはり、現実味を持たせることではないでしょうか?そして、最も簡単なのは、現実を物語の中に導入することではないでしょうか?
例えば、現実の機構、事件、地名、あるいは自分が、見たもの感じたことを使って読者のイメージを膨らませ易くすると言ったことです。その際に、書いた者の一番関心のあることや、風化しにくいものを選ぶのは、自明の理ではないでしょうか?
この何年かを振り返ると、新聞に政治家のスキャンダルが載らなかった年がありましたか?残念ながら、政治ネタは、政治家自身(色々な意味で)が、風化しにくいものにしているようです。
また、これは昔の中国の話ですが、講談師が、『封神演義』の一場面、殷王を罵る処では、聞いている者が口をそろえて、罵っていたそうです。この場合、殷王を罵っている振りをして、権力者(もしくは有力者)を罵っていたという解釈があり、昔から、政治に対する不平や不満はあり、権力者を罵る快感は、知られていたと言うことでしょう。と言うことで、政治ネタと言うものは、風化しにくい物のひとつに上げられるのではないかと、私は思います。
管理人の方の言う田中芳樹氏が政治的に云々と言うのは、私にはどうかと思います。私は田中芳樹氏は、不平屋だと思っています。と言うのも、作品を読む限りは、そのように、読み取れます。又、氏の作品の中に、時折、不平屋という言葉が登場し、その言葉が、なんとなく、心に残ってしまったからそのように思うのかもしれません。
最後に、私は、田中芳樹氏の作品をよく読み、面白いと感じますが、ファンと言うほどのものではありません。というのも、氏の作品すべてに目を通しているわけではなく、また、全ての作品を面白いと評価しているわけでもないからです。
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- board4 - No.4791
今日買った本
- 投稿者:カン
- 2003年11月01日(土) 16時07分
本日、11/1、田中芳樹の新刊、黒蜘蛛島をかいました。
一緒に「風雲児たち」18巻も購入。
この二つを並べていて思うこと、
田中芳樹は「風雲児たち」をちゃんと読んでいるのかな?
読んでいたら書けないような事を書いているし、
読んでいるなら書かなきゃいけない事を書いていない。
帯に推薦文書いているのに。
よく考えたら一番短いような気がしてきた。
天皇制に対する無言及について。
書かなきゃいけない事の一つでしょう。
「風雲児たち」には天皇家について身分証明書発行所なんてかいてますから。
創竜伝13巻でも気になった部分です。
日本の首都が東京と定められた法令は無い、と竜堂続と三人組が話していたシーンですが。
この部分を読んだ時私が思ったことは、
「?天皇陛下のおわす所が日本の首都でいいじゃないか、
自分がいる所が玉座だと言った皇帝だっているし。」
無学な私は冒険風ライダーさんの 私の創竜伝考察38-3 を読むまで首都を定めた法律について知りませんでした。