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投稿ログ404 (No.7503 - No.7534)

親記事No.7416スレッドの返信投稿
board4 - No.7503

Re:要するに

投稿者:たかし
2007年03月28日(水) 12時23分

> たかし様
> はじめまして。レス有難う御座います
>
> うーん……、立論の順序を間違えたかもしれません。
> ①~③の問題というのは、要するに、⑤の問題、つまり作戦の効果と
> 成算を客観的に立証することが出来れば自動的のクリアする性質
> のものです。つまり、『焦土作戦』が、同盟軍の行動の如何に
> 関わらず『確実に、かつ期待したら期間』効果を発揮することを他人に
> 納得できるような根拠を示して説明できれば良い訳なんですが…、
> それが可能でしょうか?

納得させる必要なんてありません。
ラインハルトにやりたいようにやらせるということで一致していたはずです。

> ⑤で列挙したような行動を同盟軍が採らない保障はどこにあるのでしょうか?

私の意見は述べた通りです。
どの辺りが納得出来なかったのでしょうか?

> ④、に関しては…、艦隊への補給とは別立てで、5000万人分の
> 諸々の物資を一旦住民から徴発し、輸送船で別の場所に運んで
> 保管し、さらにまたもとの星に戻して配給するコストは莫大な
> ものになるのでは? ということです。

なると思いますが、実際にやってる以上可能だったと言えます。
この論法は卑怯ですけどね。

親記事No.7416スレッドの返信投稿
board4 - No.7504

Re:要するに

投稿者:S.K
2007年03月28日(水) 13時14分

> > それが可能でしょうか?
>
> 納得させる必要なんてありません。
> ラインハルトにやりたいようにやらせるということで一致していたはずです。
>
> > ⑤で列挙したような行動を同盟軍が採らない保障はどこにあるのでしょうか?

 まだ「納得してない」だったのか(笑)。
 たかしさん、お疲れ様ですがお相手は小学生よりゆとり脳みたい
ですのでご用心。
 ちなみに『とらない保証』なんか、言い出した頭の悪い人が
レベロやシトレの堅実策「帝国からの侵攻の心配が激減した今
こそ回廊の防備のみ固めてマンパワーを軍から民間に戻し国力
の安定・拡充を図るべき時、投機的戦略行為に手を出すべき時
ではない」という主張を「1巻でやっていない証明」か「この
主張自体間違っている」証明を珍迷怪さんがやってからまた
妄言を続けるなり過ちを悟るなりすべきじゃなんですかね。

>
> 私の意見は述べた通りです。
> どの辺りが納得出来なかったのでしょうか?
>
> > ④、に関しては…、艦隊への補給とは別立てで、5000万人分の
> > 諸々の物資を一旦住民から徴発し、輸送船で別の場所に運んで
> > 保管し、さらにまたもとの星に戻して配給するコストは莫大な
> > ものになるのでは? ということです。
>
> なると思いますが、実際にやってる以上可能だったと言えます。
> この論法は卑怯ですけどね。

 逆に言えば「できた」事で「元々反乱防止用に辺境のライフ
ラインは干しやすく設置してあった」と考えるのも合理的ですね。

 で頭の悪い珍迷怪さんはいつになったら自分の妄言の根拠として
私が7483で求めた『自己解釈による正史』を提示するんでしょうねえ。
 いかに自分が知力の低い人間か顕示したい羞恥プレイなのかも
しれませんが、そんな変態行為をまともに取り合うたかしさんが
お気の毒というかたかしさんにはエンガチョ切る事をお勧めしたく
なります。

親記事No.7416スレッドの返信投稿
board4 - No.7505

Re:要するに

投稿者:珍迷怪
2007年03月28日(水) 13時40分

S.K様

>  で頭の悪い珍迷怪さんはいつになったら自分の妄言の根拠として
> 私が7483で求めた『自己解釈による正史』を提示するんでしょうねえ。
>  いかに自分が知力の低い人間か顕示したい羞恥プレイなのかも
> しれませんが、そんな変態行為をまともに取り合うたかしさんが
> お気の毒というかたかしさんにはエンガチョ切る事をお勧めしたく
> なります。

……叩き台としての、私版銀英伝1巻後半の事ですか?
イゼルローン陥落後の、同盟政府の出兵決定…は、まあいいとして、
フォークのあの“作戦”が、何の修正も受けずにスルーされる
ことが有りえず、その為その後の状況想定もまるっとかわる可能性
が大なので、そもそも作りようが無いんですが。

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board4 - No.7506

Re:要するに

投稿者:珍迷怪
2007年03月28日(水) 13時54分

たかし様

> 納得させる必要なんてありません。
> ラインハルトにやりたいようにやらせるということで一致していたはずです。

ですから、可能かどうかだけいえば、仰せの如く『可能』です。
が、それが成功するかどうかはまた別のハナシです。

> 私の意見は述べた通りです。
> どの辺りが納得出来なかったのでしょうか?

いえ、私が『このような行動を採る可能性は無いのか?その根拠は?』
と提示しているのですが。それについてのお考えは?

> なると思いますが、実際にやってる以上可能だったと言えます。
> この論法は卑怯ですけどね。

まあ仰せの如く、実際にやったんだから可能でしょう(笑)
手間暇かけて、リスクを背負ってやるほどの価値があるかどうか
の評価論とは別問題ですが。

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board4 - No.7507

Re:文句くらいは珍迷怪さんでも言える

投稿者:S.K
2007年03月28日(水) 15時29分

> ……叩き台としての、私版銀英伝1巻後半の事ですか?
> イゼルローン陥落後の、同盟政府の出兵決定…は、まあいいとして、
> フォークのあの“作戦”が、何の修正も受けずにスルーされる
> ことが有りえず、その為その後の状況想定もまるっとかわる可能性
> が大なので、そもそも作りようが無いんですが。

 珍迷怪さんの理解が及ばないという阿呆な理由で宇宙は終わった
りしないので
「同盟は遠征にどんな修正をかけて帝国はどうそれを迎撃して、
それでその展開が『どう面白いのか?』」
を説明してごらんなさいと申しております。
 最後の『金取れるレベルの妄想』という点だけ容赦して
さしあげますので概要くらい五行で出来るでしょう。

 もう少し上等な問題提示をやっていただけませんかね?
「ボキアタマわるいけどタナカヨチキはつまんないとおもうな
グヘヘ」と涎垂らした気持ち悪い人の物言い以上の物では
ないですよ今の所珍迷怪さんが『帝国領侵攻→アムリッツァ
会戦』に至る流れで垂れ流されている妄言は。

board4 - No.7508

『銀英伝』第1巻、P.214

投稿者:ろくでん
2007年03月30日(金) 12時12分

> 遅まきながら兵力分散の愚に気づいたと見えます
 兵力分散はラインハルトも同じだろ?いくら補給
不足で衰弱しているとはいえ、同盟が動員した八個
艦隊各艦隊に対して、バカ正直に配下の九個艦隊を
一個艦隊ずつぶつけてどうする?先鋒の第5、第10、
第13艦隊に対して三個艦隊ずつ割り振った方が効率
がよかろうに。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7509

Re:『銀英伝』第6巻、P.174

投稿者:ろくでん
2007年03月30日(金) 12時14分

S.Kさん、ろくでんです。

> 救国軍事会議にヤンは協力して
> やらなかったのだ」と疑問を抱くべきだと思います。
 同盟130億個人の人権が脅かされたからでしょう。
本末が転倒しています。ただし最善を尽くしたとは
言いがたいですね。先ずは広く軍内外にクーデター
の危険性とそれが帝国にもたらす恩恵を説いて回る
行為があっても良かったでしょうし、軍事会議と徹
底抗戦するのではなく条件闘争で協力する手もあっ
たでしょう。バカ正直に第11艦隊と正面衝突して同
盟を弱体化させるなんてのは愚の骨頂です。さらに
積極的に帝国の内戦に介入する計画を上級司令部に
提案しても良かったでしょう。民主国家の一軍人が
作戦を立案して上に提出するのは民主共和制の理想
になんら反するものではありません。ていうか、そ
れも仕事のうち。

> 「民主制国家は必要になった時また作れば良いが、
 簡単に言いますね。帝国は体制維持のために40億
を殺した歴史があります。そしてハイネセンは民主
共和制再興のために仲間の過半数を失うほどの苦労
をしています。

> 継戦して
> ハイネセンへの報復を皮切りにこれから殺される同盟130億
> 市民は死んでしまえばもう生き返らない」というのは極めて
> 妥当な判断ではないでしょうか。
 130億殺すだけの物資を帝国軍は持ってきて
いるのですかね?200万でがたがたぬかした連
中が130億を殺す。疑問を持つ兵も多いのでは?

> 「絶対降伏しない130億人の狂人の群れ」と思われたら
> 帝国は同盟の処遇に人道を考慮しませんよ,
 いや、革命フランス軍と戦ったプロイセンのホー
エンローエ公と一緒で「気違いどもには勝てない」
とさじを投げるかもしれませんよ。

> 「帝国が無条件降伏
> するまで赤子に爆弾仕込んででも戦争を続行する」と宣言して
> いるのに等しいんですから。
 民主主義にはそれだけの価値があると私は考えます。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7510

Re:どういたしまして

投稿者:ろくでん
2007年03月30日(金) 12時18分

清涼銀河さん、ろくでんです。

> そういう観点から見ても、皇帝の命は保障されていたと考えるべきでしょう。
 「利用できる間は」という限定の下でしか保障されていません。
同盟であれば利用価値がなくなっても命までとろうとはしないで
しょう。

> なんら実権のない、すでに打倒された王朝の皇帝に対して、そこまでやっていれば充分でしょう。
 同盟で通る道理ではありません。中華人民共和国が
ラストエンペラーに対して行ったように、身柄を解放
して世間並みの教育を与えてやるべきです。

> 翻って、歴史を汚したくない、という考えは、本当は歴史学者になりたかったヤンの偽らざる本心です。
 汚したくないのは自分の手でしょ。「歴史に関わりたくない」
「観察者の状態でいたい」というのが本心です。いわゆる「ピー
ターパンシンドローム」というやつですね。それで民主共和制を
語るとは…。

> と述べておられますが、その結果がこれじゃ、信義も道義もあったもんじゃないですよ。
 これは先に清涼銀河さんが「正統政府が信義を破ったときには
どうするのか?」とお尋ねになったので対策を例示しただけなの
ですが。

> それに、もし帝国に残った臣民が帝国正当政府側につく事を拒否したとしても、それがそのまま同盟政府側につくという事にはならないと思いますよ。
 その可能性はありますね。ただ、それだと帝国臣民は「救いよう
のない阿呆だ」ということになりますが。「ヴェスターラントの惨
劇」も元をただせば戦争狂の覇権争いが原因の一つ。貴族たちがオ
ーディンにいるうちに叩いておけばこれほどの犠牲者は出なかった
はず。それを「改革者ラインハルト」「解放者ラインハルト」と、
はしゃいで回るとは。

親記事No.7416スレッドの返信投稿
board4 - No.7511

Re:『焦土作戦』は可能か?

投稿者:たかし
2007年03月30日(金) 12時22分

> この作戦の前提は『同盟側は自軍の兵站能力に負担をかけてでも帝国人民を救うために物資を輸送し、且つその方針をどんなことがあっても変えない』というものです。そうでなければリスクが大きすぎて発動できたものじゃ有りません。……こんな自分に都合のいい前提が成り立つものでしょうか?
> 同盟側が帝国側の意図に気付き進撃を停止した場合は?

様子見でしょうか。

> 防衛責任を放棄したラインハルトを政治的に追い詰めるために辺境星区住民を利用することは無いのか?

具体的にはどういうことでしょう?
どんな内容にしても致命傷にはならないと思います。
帝国貴族たちはごく一部の例外を除いて平民を家畜程度にしか思っていませんし、例外は権勢から遠い位置にいます。

> イゼルローン失陥を知らないらしい帝国人民が動揺する可能性は?

うすうす感づいているようだと一巻に書いてありますが。

> そもそも、同盟側の意図は帝国宇宙機動戦力の漸減に有り、辺境星区の占領など考えず、作戦そのものが不発に終わる事は無いのか?
これは勘違いされていませんか?
同盟軍の目的は帝国打倒と市民の救済・解放です。
『我々は解放軍なのだ』という言葉に心情が表れていると思います。

> もし諜報活動によって同盟の意図が辺境星区の占領にあることが判ったとして、それが途中で変更されない保障は?
上に書いた通り同盟軍は帝国の打倒と市民の解放・救済を主旨としています。
自分達の正しさを証明するためには帝国の市民を見捨てるわけにはいかず、また途中で見捨てるわけにはいかないのです。
自分達の正義を否定することになりますから。

>失われる地勢的優勢(回廊出口の制宙権を敵に委ねてしまうこと)をどのように回復するつもりなのか?
同盟軍を撃退・撃破すれば自ずと取り戻せます。

> 回廊出口を同盟に渡してしまい、そこから大量の仮装巡航艦を投入されるなどして帝国領内全域で通商破壊作戦などされたらどうするのか?
敵国内を巡航艦でウロつくのは無謀すぎませんか?

>また、工作員が入り込む心配は?
どんな工作をするんです?

ラインハルトの作戦が的中する根拠は同盟軍の主旨であり、出兵してきた時期だと私は思います。
『人民の救済と解放を旨とする以上効果的だ』と言われてますよね。
これでもまだ納得出来ませんか?

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board4 - No.7512

Re:要するに

投稿者:たかし
2007年03月30日(金) 12時50分

S.Kさん、初めまして。

>  逆に言えば「できた」事で「元々反乱防止用に辺境のライフ
> ラインは干しやすく設置してあった」と考えるのも合理的ですね。
言われてみればそうですね。
平民達への食糧供給を断つくらいは簡単なのかもしれません。
某大貴族の核攻撃が印象的だったので、気付きませんでした。

board4 - No.7513

『銀英伝』第2巻、P.179

投稿者:ろくでん
2007年03月30日(金) 12時59分

> 「この戦略思想を、さしあたってヤンは『宙域管制』と名づけ、
> それまでの艦隊決戦によるものを『宙域支配』として、それより
> 一段と柔軟で合理的な戦略思想として体系化してみたいとも思っ
> ているのだ。」
 そんなもんヤン独自の発想でもなんでもないがな。バトル
・オブ・ブリテンやガダルカナル攻防戦や、イラク戦争でも似
たような状況が生まれています。この戦略の実現には高度な
情報システムが必要です。ヤンには敵の心を読む魔力がある
からいいですが、ジャミングで無線交信もままならず、日露
戦争がごとき通報艦が活躍するような有様では体系化は夢の
また夢です。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7514

Re:どういたしまして

投稿者:清涼銀河
2007年03月30日(金) 13時36分

どうも、清涼銀河です。

>「利用できる間は」という限定の下でしか保障されていません。
ところがこれは、ろくでんさまが「教育」の部分で例に挙げている、新書版第三巻P.101で否定されています。

ここでラインハルトはヒルダに対して、「私も幼児殺害者になるのは嫌だ。皇帝は殺さぬ。あなたが言ったように、私には敵が必要だ。そして私としては、敵より寛大で、なるべく正しくありたいと思っているのだから……」と述べています。
オーベルシュタインに対しては政治利用的観点から幼帝殺害を否定し、ヒルダに対しては感情的な面から否定する、つまり、理性においても感情においても、幼帝の殺害は否定され、その生命は保障されるわけです。

それは幼児の頃の話で、成長してからの皇帝の命は保障されてない、なんてのはナシですよ。

>同盟で通る道理ではありません。
身柄を解放するも何も、あの時点でエルウィン=ヨーゼフ2世は銀河帝国ゴールデンバウム王朝の皇帝であり、ラインハルト=フォン=ローエングラムはその下僕であるところの帝国宰相ですよ?
実質がどうであろうと、形式として、その部分はきちんと成立していました。

なんで宰相が主人である皇帝を庶民の身分に落とさなきゃならないんでしょうか。

また、躾の点で云々述べておられますが、そもそも帝国での躾が成功していたかどうかなんてのは語るべきではないでしょう。
なぜなら、それが実を結ぶだけの時間を待たずに、皇帝は誘拐されていってしまったんですから。

>「正統政府が信義を破ったときにはどうするのか?」
その場合でも、民主主義を旗印として掲げる自由惑星同盟が、帝国正統政府の元から皇帝を奪って自らの後ろ盾とする、その行為が許される訳ではないでしょう。
また、ろくでんさまの案だと、帝国正統政府の裏切りを防止するために、事前に皇帝を帝国正統政府の手元から奪っておくことになっていますね。

>療養名目で皇帝の身柄を確保し、正統政府に裏切りの予兆
>あるときには勅命を持って対処すればよろしいかと存じます。

もちろん、政治の世界ではそういった予防的措置も必要でしょうが、その方法に問題アリです。
ラインハルトに対して「わずか七歳の皇帝を虐待し」云々と非難を浴びせていたトリューニヒト氏を代表とする自由惑星同盟が、その皇帝を道具として利用するのはいかがなものでしょう。

>帝国臣民は「救いようのない阿呆だ」ということになりますが。
大貴族たちがオーディンにいた時は、彼らは別に一箇所に集結していたわけではないので、叩くというのは現実的な選択ではありませんでした。
ブラウンシュバイク公らがオーディンを脱出し、その勢力をまとめてくれたからこそ、大貴族打倒というのが現実的な選択として浮かび上がったわけです。
それこそ、貴族たちがオーディンにいる間、バラバラだったその勢力をそれぞれ叩き潰すなんて事をやっていたら、戦火はドンドン拡大して、一般臣民もエライ目にあっていたでしょうね。
それに、せっかくラインハルトがタネをまいた同盟でのクーデターも、オーディン騒乱の決着がつく前に終ってしまい、同盟領からの侵攻の危機にもさらされていたでしょう。

>汚したくないのは自分の手でしょ。
ヤンに関しては正直、悪意のみで語られても議論にはなり得ませんので、ここで打ち切らせていただきます。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7515

Re:『銀英伝』第6巻、P.174

投稿者:S.K
2007年03月30日(金) 13時47分

ろくでんさん、レスどうもです。
>
> > 救国軍事会議にヤンは協力して
> > やらなかったのだ」と疑問を抱くべきだと思います。
>  同盟130億個人の人権が脅かされたからでしょう。
> 本末が転倒しています。ただし最善を尽くしたとは
> 言いがたいですね。先ずは広く軍内外にクーデター
> の危険性とそれが帝国にもたらす恩恵を説いて回る
> 行為があっても良かったでしょうし、軍事会議と徹
> 底抗戦するのではなく条件闘争で協力する手もあっ
> たでしょう。バカ正直に第11艦隊と正面衝突して同
> 盟を弱体化させるなんてのは愚の骨頂です。さらに
> 積極的に帝国の内戦に介入する計画を上級司令部に
> 提案しても良かったでしょう。民主国家の一軍人が
> 作戦を立案して上に提出するのは民主共和制の理想
> になんら反するものではありません。ていうか、そ
> れも仕事のうち。
>
 いや全くその通りです。
 ところで「人権の為に働くならエルウィン・ヨーゼフ
の帝位を帝国に返上して一人の子供の命を救いつつ同盟
の国益になる条件をラインハルトから取り付けるべく
努める、政治的に徹するなら内紛は帝国領内でやって
もらう」で上記の正論に何か支障はありますか?
『民主共和制の理念』に対してさえ『ゴールデンバウム
王朝存続の為に改革に成功しつつある解放者を潰す』
よりは言い訳が立つのではないかと思います。


> > 「民主制国家は必要になった時また作れば良いが、
>  簡単に言いますね。帝国は体制維持のために40億
> を殺した歴史があります。そしてハイネセンは民主
> 共和制再興のために仲間の過半数を失うほどの苦労
> をしています。

 第二次大戦でドイツの占領下に置かれたフランスも
スイスも再興しましたし当のドイツも東西分割占領から
再統一されましたが『死者の蘇生例』は人ならぬ神の子
で一件あるだけですから「どちらが容易か」と聞かれれば
「特定政治思想・政治体制の復元」と答えざるを得ません。

>
>  130億殺すだけの物資を帝国軍は持ってきて
> いるのですかね?200万でがたがたぬかした連
> 中が130億を殺す。疑問を持つ兵も多いのでは?

 あの時点で対宇宙艦隊戦力はほぼ全てヤンがバーミリオンで
使用中なので衛星軌道からミサイルを撃たれれば終わりです。
『アルテミスの首飾り』全十個でさえ第十三艦隊の救援なしには
ハイネセン本土ではなす術がなかったという事実を考えれば
物理的には可能でしょうし、兵にしても「折角400年我慢して
ましになった暮らし向きを逃げ出した連中が悪あがきで台無しに
しようとしている」と言われれば大気圏外から顔の見えない
同盟市民に砲火を浴びせるのもそこまで抵抗はないのではないか
と考えます。

>
>  いや、革命フランス軍と戦ったプロイセンのホー
> エンローエ公と一緒で「気違いどもには勝てない」
> とさじを投げるかもしれませんよ。
>
 宇宙開拓時代とフランス革命時の兵器効率の差でしょうね。
 事実ブラウンシュバイク公は「親戚を殺されたのは悔しい
がいちいち200万人殺しては歩けない」と言わずに核兵器
を使用して、結果とにかくヴェスターラントの惑星上の大半
の領民の虐殺には成功した訳です。

> > 「帝国が無条件降伏
> > するまで赤子に爆弾仕込んででも戦争を続行する」と宣言して
> > いるのに等しいんですから。
>  民主主義にはそれだけの価値があると私は考えます。
>
 ろくでんさんの様に考えてくれる人間が当座絶滅してしまうと
その『民主主義』自体の復元が甚だ困難になります。
 それに民主主義にした所で『350億人を殺した30億人の
満足』よりは『専制統治下において120億人が250億人を
根気よく啓蒙し続ける』の方がよりその理念に適うあり方では
ないでしょうか。
 あと1巻P214につきまして
> > 遅まきながら兵力分散の愚に気づいたと見えます
>  兵力分散はラインハルトも同じだろ?いくら補給
> 不足で衰弱しているとはいえ、同盟が動員した八個
> 艦隊各艦隊に対して、バカ正直に配下の九個艦隊を
> 一個艦隊ずつぶつけてどうする?先鋒の第5、第10、
> 第13艦隊に対して三個艦隊ずつ割り振った方が効率
> がよかろうに。

 まあ時と場合によりけりという所ですね。
「相手の突破を許さない布陣と兵力比」があれば必ずしも
『包囲戦術』が通用しない訳ではないですし、1巻のあの
時点で同盟の消耗が明らかなら奇襲というアドバンテージ
もありますし『各個無理のすぎない程度に前面攻撃』と
いうのは有効だった状況ともとれます。
 同盟軍が『一点突破での離脱であれば容易』という状況
になかった例として、ヤンがウランフと並べて賞賛する
同盟の将帥ボロディン率いる第十二艦隊はルッツ艦隊相手
に7隻残してこの世から消滅という羽目になってますし
ビュコックでさえアムリッツァ集結時には第五艦隊を半減
させている事からも証明されているのではないでしょうか。
 3万5千隻を潰した後6万隻余に集結されるのもあまり
得策とも言い切れませんし。

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board4 - No.7516

Re:『銀英伝』第1巻、P.214

投稿者:えむけい
2007年03月30日(金) 15時00分

> > 遅まきながら兵力分散の愚に気づいたと見えます
>  兵力分散はラインハルトも同じだろ?いくら補給
> 不足で衰弱しているとはいえ、同盟が動員した八個
> 艦隊各艦隊に対して、バカ正直に配下の九個艦隊を
> 一個艦隊ずつぶつけてどうする?先鋒の第5、第10、
> 第13艦隊に対して三個艦隊ずつ割り振った方が効率
> がよかろうに。

このときの帝国の1個艦隊と同盟の1個艦隊が総合力で同じ戦力であるのでしょうか?
敵地で補給に苦しみ、さらには後退は占領地の放棄に繋がるため安易な後退は不可能で(政治的にマイナスポイントですから難しい)、おそらくは奇襲を受ける可能性の高い同盟軍が、ようやくの反撃による戦意の上がった(現実でもそうなるケースは多い)、補給を潤沢に受け、休養も十分な、さらにはホームグラウンドで地の利があり、先制攻撃を掛けれる可能性の高い帝国軍を同列に並べるのは、無茶でありません?

ろくでんさんの話は、毎回反論する事が目的のための話にしか見えないのですが、それは正直どうかと思うのです。もう少し、客観的な話を振っていただけると助かります。

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board4 - No.7517

Re:『銀英伝』第2巻、P.179

投稿者:えむけい
2007年03月30日(金) 15時11分

> > 「この戦略思想を、さしあたってヤンは『宙域管制』と名づけ、
> > それまでの艦隊決戦によるものを『宙域支配』として、それより
> > 一段と柔軟で合理的な戦略思想として体系化してみたいとも思っ
> > ているのだ。」
>  そんなもんヤン独自の発想でもなんでもないがな。バトル
> ・オブ・ブリテンやガダルカナル攻防戦や、イラク戦争でも似
> たような状況が生まれています。この戦略の実現には高度な
> 情報システムが必要です。ヤンには敵の心を読む魔力がある
> からいいですが、ジャミングで無線交信もままならず、日露
> 戦争がごとき通報艦が活躍するような有様では体系化は夢の
> また夢です。

ヤンの考えてることは、「紀元前以上も昔、人類が戦争を知ってから連綿と続く普遍的な原則を、今の技術力で体系化したらどうなるか」という話でしょう。なにも妙なことを言ってるとも思えませんが。

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board4 - No.7520

Re:『銀英伝』第1巻、P.214

投稿者:旭和
2007年04月06日(金) 11時59分

> > 遅まきながら兵力分散の愚に気づいたと見えます
>  兵力分散はラインハルトも同じだろ?いくら補給
> 不足で衰弱しているとはいえ、同盟が動員した八個
> 艦隊各艦隊に対して、バカ正直に配下の九個艦隊を
> 一個艦隊ずつぶつけてどうする?
前提条件がクリアされていません。
戦力分散とは決して文字通りというわけではなく、
各戦力が完全にバラバラになっていて、
全体の作戦の連携が満足に取れない状態を指します。

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board4 - No.7521

Re:『銀英伝』第2巻、P.179

投稿者:へんな人
2007年04月06日(金) 23時09分

> > 「この戦略思想を、さしあたってヤンは『宙域管制』と名づけ、
> > それまでの艦隊決戦によるものを『宙域支配』として、それより
> > 一段と柔軟で合理的な戦略思想として体系化してみたいとも思っ
> > ているのだ。」
>  そんなもんヤン独自の発想でもなんでもないがな。

独自の発想云々を言い出すと、極論を言えば「孫子以降の兵法とか戦略論と称する代物は全部孫子の焼き直し(終了)」になってしまうんですが。

> バトル
> ・オブ・ブリテンやガダルカナル攻防戦や、イラク戦争でも似
> たような状況が生まれています。この戦略の実現には高度な
> 情報システムが必要です。ヤンには敵の心を読む魔力がある
> からいいですが、ジャミングで無線交信もままならず、日露
> 戦争がごとき通報艦が活躍するような有様では体系化は夢の
> また夢です。

何か、体系化という言葉をご理解頂けていないような……
この手の運用理論は
「現在の技術水準で実行するにはこのような運用が必要……」という視点(当然、現在では実行困難あるいは不可能、という結論もあり得ます)と、
「この理論を理想的に運用できるにはこのような技術・機材が必要」という視点、双方が必要なわけで。

要は、技術的に可能性が見えていれば軍事理論というものは十分理論化可能です。
銀英伝世界でも、おっしゃるところの「高度な情報システム」はたとえ作中の年代では存在しないと仮定しても、夢想すらできない未来の技術ではなく、過去にそのようなシステムが存在しえた時代(要は十三日戦争直前の地球)があった、復活を期待できる(いつとは確言できないにせよ)存在です。
たとえヤンの生きている時代に「高度な情報システム」がないにせよ、その欠落をカバーするにはどうする、くらいは(ヤンでなくとも)考えるのが当然というものでしょう。考えた結果として現時点では実行不可能、という結論がでるかもしれませんが、それはまた別の話、というもので。

それを「「高度な情報システム」がないから体系化など夢のまた夢」というのはちと早とちりか、あるいは現実的なつもりで視野狭窄になっているか、ではないかと思われても仕方ないと思いますが……

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board4 - No.7526

Re:宇宙艦隊司令長官てホントに偉いの?

投稿者:三毛招き
2007年04月16日(月) 11時45分

このへんは寧ろ旧日本海軍に近いのかもしれません。
帝国海軍も「海軍大臣・軍令部総長・連合艦隊司令長官」は参顕職と呼ばれていましたし。
「軍政・軍令・実行部隊」で分けるなら実行部隊の長というのは必要だと思いますし。

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board4 - No.7527

Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。

投稿者:金太
2007年04月18日(水) 04時58分

さらに念のため。

アンドレ→プリンツ・アレク(アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム)

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board4 - No.7528

Re:ゴールデンバウム朝逆転計画

投稿者:S.K
2007年04月18日(水) 19時06分

流石にそろそろスレッドタイトルも修正したいと思い。

あと蛇足ながらロイエンタールの息子(ミッターマイヤーの養子)も

×フェリック→○フェリックス

という事で。

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board4 - No.7531

Re:『銀英伝』第6巻、P.174

投稿者:ろくでん
2007年04月25日(水) 11時15分

S.Kさん、亀レス失礼しますろくでんです。

> で上記の正論に何か支障はありますか?
 現実問題として権力を握った後、先ずラ
インハルトが手を付けたのがガイエスブル
クによるイゼルローン攻撃です。方や、正
統政府は和平を望む。どちらをとるかは自
明かと。

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board4 - No.7532

Re:どういたしまして

投稿者:ろくでん
2007年04月25日(水) 11時16分

清涼銀河さん、ろくでんです。

> それは幼児の頃の話で、成長してからの皇帝の命は保障されてない、なんてのはナシですよ。
 そうですか、残念。

> なんで宰相が主人である皇帝を庶民の身分に落とさなきゃならないんでしょうか。
 帝位を簒奪した上で、人道を口にするのであれば
かくあるべきかと思います。

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board4 - No.7533

Re:『銀英伝』第1巻、P.214

投稿者:ろくでん
2007年04月25日(水) 11時18分

えむけいさん、ろくでんです。

> おそらくは奇襲を受ける可能性の高い同盟軍が、
 帝国領奥深く侵攻した同盟軍が警戒を解くとは
思えません。奇襲を受ける可能性は低いのではな
いでしょうか?

> さらにはホームグラウンドで地の利があり、
 地理に関しても同盟はイゼルローンを無傷で
手に入れたのですから帝国の地理情報は完全に
同盟側に渡っていると考えるのが自然でしょう。

> 同列に並べるのは、無茶でありません?
 各個撃破を行わないのであれば「兵力分
散の愚」というのはあまり適切な表現では
ないように思われます。ランチェスターの
N二乗則によれば九個艦隊で三個艦隊を攻
撃した場合、同列に並べてみても

(3^2-1^2)^0.5*3≒8.5

8.5個艦隊を持って残り五個艦隊と戦うと

(8.5^2-5^2)^0.5≒6.9

同盟艦隊は全滅し、帝国軍は約七個艦隊が
生還する計算です。

> 客観的な話を振っていただけると助かります。
 不沈戦艦さんに続きまたも忠告を受けてしまい
ました。忠告は忠告として謙虚に受け入れたいと
思います。

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board4 - No.7534

Re:『銀英伝』第6巻、P.174

投稿者:S.K
2007年04月25日(水) 13時10分

> > で上記の正論に何か支障はありますか?
>  現実問題として権力を握った後、先ずラ
> インハルトが手を付けたのがガイエスブル
> クによるイゼルローン攻撃です。方や、正
> 統政府は和平を望む。どちらをとるかは自
> 明かと。

 帝国と同盟が交戦中なのは作中事実ですから。
 その敵側の主導権を握っている人間に恩を売れるのと
自分が負け犬である自覚も無い馬鹿の甘言に乗るのと
どちらが利口かは自明です。

 ろくでんさんが「思い込み」について割と懲りない人で
あるのは間違いないみたいなので遠慮してた「宿題」、
いってみましょうか。

>
> 銀英伝:第1巻、P.77
> > 自分の脚で歩くこともかなわぬ者が、巨大な帝国を肩の上に載せることができるだろうか?
>  「流血帝アウグスト」は明らかに皇帝としての資格を欠いているように思えるのですが…。(^_^;

 歴史的に『支えてない』からラインハルトとヤンが
ゴールデンバウム王朝にダメ出しをする訳です。
 短期的には『致命傷にはならずに済んだ』からゴールデン
バウム王朝は続いた訳です。
>
> 銀英伝:第1巻、P.140
>  元帥府を開き質量ともに十分な前線指揮官をそろえたラインハルトも参謀役の人材の収集には不満を感じていたといいます。「軍事能力は学校教育で育つものではないことを彼は知っていた」……、なんか私の聞いた話とちがいますね。(^_^; ドイツ参謀本部で参謀将校の養成が盛んに行われた時期、逆に前線指揮官の教育が不十分であったと聞きます。戦場でのリーダーと違って「参謀のほうは、それ程の才能のない軍人でも、戦争術の天才にいくらかはあやかることができた」とWWI最後の独参謀総長ゼークトは指摘しています。
>  逆に同盟では最前線にある有能な指揮官ヤン・ウェンリーが軍閥化しないよう、あの手この手でその力を削ごうという努力が注がれましたが、WWIIの時、マッカーサー元帥はノルマンディ上陸作戦の指揮官として最適と判断されていたマーシャル参謀総長の後任として最有力の人物と目されながら「政治的野心が強すぎる」との理由でその活躍の場は太平洋地域に限定され、ワシントンに召還されることはありませんでした。前線指揮官の軍閥化なんていってみれば『三国志』世界のものであって近代的な軍隊においてはむしろ中央に置くほうが政官界とのコネクションを作りやすく、現政権にとっての脅威になるようです。

『自給できる自国最大最優秀の戦力が人質に使える人間まで
 引き連れて手の届かない場所にいる』
 なかなか怖いシチュエーションではあります。
>
> 銀英伝:第2巻、P.107
>  ラインハルトたちは装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将のことを「石器人」呼ばわりしていますが、ゼッフル粒子の登場によって白兵戦が陸戦において重要な位置を占めるようになった時代にあっては彼は十分に「近代的な勇者」と言うことができるのではないでしょうか?腕力ひとつで下級貴族から上級大将にまで上り詰めた勇者です。
>
 ヤンは『勇者』のカテゴライズを『酒場に大量発生して
歯医者の待合で絶滅する類』と規定しているのでそれで
賛同されるでしょう。
 ラインハルトと双璧は『勇者』という単語に
『友に持つが幸い、敵と競うが誉れ』という『高貴なる幻想』
を抱いているので『強いだけの裸の猿に未だに遠慮してたら
プロメテウス神に火を与えてもらった身として恥ずかしい』
と思う訳です。

> 銀英伝:第3巻P.132
> > 人間は国家なしでも生きられますが、人間なくして国家は存立しえません
>  う~ん、どうかな?果たして国家ないし、何らかの権力機構なしに個人の安全や権利が保障されるのかどうか、もちろん国家があっても保障されない場合はありますが、国家なしにこれらの権利が保障されることは「絶対にありえない」と言っても過言ではないでしょう。国家と個人の関係は鶏と卵のような関係に過ぎないような気がします。20世紀後半から21世紀初頭にかけての国民国家の時代に国家を持たぬ民族がどのような悲惨な目にあったか?ユダヤ、パレスチナ、クルド、etc.歴史をかじっただけでちゃんと学んでいないアマチュア歴史家だからこういう寝言が吐けるんでしょうな。(ーー;
>
 リアリティとして国は再建できても死人の蘇生はできません。
 ヤンはそういう事を『お人よしに命を消費しかねない兵隊さん』に伝えたいんでしょう。


> 銀英伝:V巻P.244
> > 私は地上で最大の権力をえたはずなのに、会いたくもない男と会わねばならないのか
>  そりゃそうでしょ。自力で勝ち取ったわけじゃなく、ヒルダのお膳立てでヤンとヨビー閣下から譲り受けただけの権力なんですから。ある意味ヨビー閣下はラインハルトの命の恩人でもあります(笑)。
>
 史実としてラインハルトは『会いたくもない男』に会わずに
すませましたが。
『良い部下を取り立てた』のもラインハルトの器量ですから
別に勝ったと思える部分は思っていいんです。
 むしろ「ああヤンに勝てなかった」とまだ思うあたりは
謙虚なんだか強欲なんだか、見る人が見ると可愛げに
なるんじゃないですかね。

> 銀英伝:第6巻、P.145
> > 着ている服は違っても、権力者の本質は変わらない
>  おいおい、見てきたような嘘をつくな。「おれは命令するのは好きだが、命令されるのはきらいでね」なんて言い出す人物を基準に他人を判断されてはたまりません。ヤン艦隊では戦死した者はいても過労死した人間は一人もいません。祖国と最前線で戦う兵士のために身を粉にして働き、過労死した権力者の数は決して少ないものではありません。過労以外にも権力者は暗殺の脅威にもさらされていて、前線で戦う兵士よりもお気楽であるとは必ずしも言い切れないのではないでしょうか?WWIIでは独将官の1割が戦死、ないし行方不明となっていますし。
>
『建前で偉い立場の人間は概ね威張る』くらいの法則は
成立してますよ。

> 銀英伝:第9巻、P.211
> > 「不名誉な所業を、おれにさせてくれたものだ」
>  ……、事実を指摘されて逆切れしただけのくせによう言うわ。だれも「元帥閣下、どうか私を撃ち殺しておくんなまし」などと一言も頼んではいないのですが。「エゴイズム」という点においてラインハルトとヨビー閣下との間にさしたる違いがあるようには感じられません。政権の維持のために民衆の人気取りをせざるをえない点においても両者は同一ですし、ヨビー閣下が同盟市民の愛国心を鼓舞したのも民衆自身がそれを欲していたからに他なりません。閣下から見ればラインハルトの天才ぶりも「お子様にしては良くやる」程度のものでしかありません。笑っちゃうのも当然でしょう。ラインハルトはその程度の存在にすぎません、ロイエンタールはラインハルトを買いかぶりしすぎです(ついで言うと自分自身も)。ヨビー閣下から見ればローエングラム朝の権力構造など飯事レベルといったところでしょうか?(東方先生、一発ガツンと「だからお前はアホなのだ!」とやっちゃってください)
>
「訳のわからない個人的拘泥で尊敬する上司に逆らい
慕ってくれる兵数万を殺してしまうような男はならず者
であり、帝国元帥に任じられる男には『お前は未熟な
青二才以下の負け犬だ』という婉曲な嫌味を解する知性が
あり、ならず者は腹の立つ悪口を言われた程度で平然と人を
殺し死者さえ貶し捨てるものだ」くらいは機嫌が良ければ
ロイエンタールも説明しくれるでしょう。

 意味不明もいい所なロイエンタールの反乱中唯一論旨の
成立する行動だったと思っています。
 ついでにトリューニヒトの行動自体も理解します。
 嘘だけついてる人間はたまに後腐れなく本当に思う所の事を
誰かに喋りたい衝動にかられるんでしょう。

> 銀英伝:第10巻、P.150
> > ローエングラム王朝あるかぎり、銀河帝国の軍隊は、皇帝がかならず陣頭に立つ
>  あれあれ、僅か二代で早くもこの宣言は怪しいものになってしまいましたね。首も据わらない赤子を旗艦のブリッジに立たせるとでも言うんでしょうか?よしんばアレクが立てるようになったとして、同盟亡き後の帝国軍の敵は神出鬼没の宇宙海賊です。内政そっちのけで海賊狩りにばかり精を出す皇帝というのも困り者です。その辺よく考えてもらわないと華麗なる戦争の天才がただの馬鹿に見えてしまいます(などと病人に言ってみたところで詮無い事なのかもしれませんが (^_^;)。
>
「言葉足らずが厄介な言質を残した」のは事実として、
言いたい事は「人死にを出してまでやりたい事には
俺の子孫なら命を賭けろ。できないなら戦乱の必要のない
平和で豊かな社会を作れ、そうできた段階で俺より偉いから」
でしょう。

> 銀英伝:第10巻、P.198
> > 「民主主義って素敵ね」「だって伍長が中尉さんに命令できるんだもの、専制政治だったらこうはいかないわ」
>  いや、専制政治でも伯爵夫人が皇帝陛下に対して無理難題を吹っかけるということも全く不可能というわけではないのですが。(^_^; 満二十歳の上級大将なんてのはどう考えても無茶な話でしょう。惚れたものの弱みってやつは社会制度とは関係なく、どんな時代にもありうる話なんですよ。
>
 大事な人を大勢死なせてまで社会的成果を挙げた
ハイティーンの浮かれ言葉にまで言葉狩りを適用
しようとは思いません。

> 銀英伝:第10巻、P.217
> > ユリアンの想像世界に住むアッテンボローの姿は、つねに野党の席にいる。
>  結構ですな、自らは責任を問われることのない立場から権力者の非をあげつらって日を暮らす、無責任な話です。対案なき反対論など糞の役にも立ちません。「つねに野党の席にいる」ということはアッテンボローは自分が提案した案が採択されるや否や反対派へと鞍替えするのでしょうか?散々「打倒帝国」を叫びながら真っ先に降伏してしまったヨビー閣下とどこが違うんでしょうね?(^_^; どっちかっていうと野党というよりはマスコミに近いのでは?
>
『主義信条によらず常に社会的弱者の補償を考えてやりたい人間』は必要じゃないですか?
 とはいえアッテンボローには『弱者が助からない事態で助かるは
ずの大勢の強者まで殺す』的危うさはあるなとは思います。

> 銀英伝:第10巻、P.231
> > 「皇帝アレク陛下に忠誠を誓約しなさい」
>  人の話を聞け~!だれが「息子に臣下を与えたい」と言った?「対等な友人が欲しい」というのが先帝陛下の御意ぞ。

 人格も何もこれからの話の赤子に言うなら「一生好意的に振舞え」と言うより「袂を分かつその瞬間
まで至誠を尽くして接してくれ」と言う方が現実的でしょう。

> 追加レスです。
>
> 銀英伝:歴史から何を学んだ?
>  ヤンは歴史家を志し、多くの歴史書に親しんできた訳ですが、戦略上の誤りを戦術で覆すのが至難の業であるのと同じように、外交で失敗した国家が戦略で事態を打開できることがありえない事は当然、熟知していたはずです。にもかかわらず軍人として戦術レベルでの活動に終始し、外交に資する行動が全く見られないのはいったいどういうわけなのでしょうか?誤った外交政策の下、戦術レベルで善戦すればするほど、軍事国家銀河帝国の反応は硬化するばかりだと思うのですが。ヤンの対帝国外交に関する考察は十分、的を得たものといえるのですが、それを実現に移す為の行動が全く見られないのが不思議です。ヨビー閣下に期待しないというのはまだわかるとしても、同盟市民、民主共和制に迫る危機に対して鈍感すぎるような気がします。本気で民主共和制を守る意思があるのでしょうか?

 パイロットになれないとして空を飛ぶ事が好きな近視の人間も
いていんじゃないですか。

>
> 銀英伝:パウル対ルドルフ
>  オーベルシュタインは「その権力を利用して私服を肥やすような人物ではなかった」とされていますが、これって別に彼が個人的欲求を持たなかったということではないですよね?オーベルシュタインはゴールデンバウム朝を滅ぼして自らが思い描く理想郷を打ち立てたいという個人的な欲求に従って行動しているだけで、しかもその理想の実現のためには自分を含めて何人の人が命を落とそうと何ら良心の痛みを感じないという危険思想というか危険思考の持ち主です。さらにその理想郷が賢明にして偉大なる唯一絶対の指導者に導かれた健全で活力ある社会というのではルドルフが当初、思い描いていたであろう社会とそうベクトルが違っているようには見えないんですが。(^_^; おまけに権力の委譲に際して血統以上のものを考案できず、ラインハルトに「世継ぎをお設けください」などと言い出す始末では何をか言わんやですな~こりゃ。
>
「全人類に救済を請われたので『皆俺になれ、大抵の苦難は
平気になるから」と弾丸、機関車、高層ビルに挑戦させて
しまったクラーク・ケント」がルドルフ・フォン・
ゴールデンバウム、社会の理不尽を心底憎むが故に『冷たい方式』
を全銀河に遂行しようとした孤独のアストロノーツが
オーベルシュタイン、とも思えます。

> 銀英伝:二種類の暴力
>  ヤンによれば国家の軍隊というのは本質的に「支配し、抑圧するための暴力」の組織だそうですが、宇宙暦8世紀の時点ではどうだか知りませんが、西暦20世紀の歴史を振り返ってみると先進国ではそもそも権力者と市民が対立すること自体が稀な例ですし、ましてや軍隊が市民に敵対するなんてことはもっと少なかったのではないでしょうか?あのソ連ですら最後には軍が市民の側に立ってクーデターを失敗に追い込んだのですから。「抑圧のための暴力」という言葉は軍隊よりもゲシュタポ、KGB、特高警察といった秘密警察にこそふさわしい言葉だと思います。ただ、ヨビー閣下お気に入りの憂国騎士団なんかもナチのSSと同じでやはり「抑圧のための暴力」に分類せざるを得ませんが、その悪行を隠蔽し続けることが出来るヨビー閣下の政治的手腕には危険な魅力を感じずにはいられません。(^_^;

 ヤンは明らかな偏見持ちです。
 ただ「目的と手段の逆転」なんてざらにありますが。
>
> 銀英伝:民主共和制は正しいのか?
>  民主主義は道義的に優れているから近代社会において広く採用されているのでしょうか?ただ単に、近代社会を運営するのに効率的であるというだけなのではないでしょうか。産業の生産性が低く、全ての国民に教育を施す余力のない社会で、ただ形式的に民主主義を導入してもうまくいかないような気がします。明治の日本、革命直後のソ連や戦後のアジアの開発独裁国の発展を見ると、必ずしも民主共和制が最善の政体であえるとは思えません。もちろん、いつまでも古い体制のままでは社会は停滞します。ある程度産業が発展した後には、民主制へと移行する必要が出てくるのでしょう。日本が、韓国が、ソ連がそうだったように。ただ、これは善悪の問題ではなく単なる必然であるように思えます。

「偉い人が幸せにしてくれるから俺達民草は馬鹿でいいんだ」
と言う言い分はなしにしてくれという主張はありなんじゃ
ないですか。

>
> 銀英伝:シリウスのどこに住む?
>  西暦27世紀、シリウスは地球にとって憎むべき存在となっていたわけですが、青白色巨星と白色矮星からなるシリウス星系のどこに人類は居住していたのでしょう?誕生して僅か3億年以内という若い恒星系(おまけに連星!!)では惑星が存在する可能性は皆無です。

「テラニアンヒューマノイドとしての水星人はありえないから
キャプテン・フューチャーは駄作」と断言できるのは勇気ですね、私は尊敬しませんが。

>民主共和国を専制主義に売り渡した時点で、そこに暮らす国民130億の権利も風前の灯であると判断しました。

「国は再建できるが死人は生き返らない」という見解は
それはそれで正当です、130億人燃やしてまで
ラインハルトに死んで欲しいろくでさんの言よりは確実に。

> そんなつもりはありません。士官学校は大学相当の高等教育機関です。論文くらい書けて当たり前。名文である必要はありません。ただ論理が一貫していれば良いのです。

「腕が二本付いてるデブは皆世界ヘビー級チャンピオン」ですか、とことん勇敢なご主張です。

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