- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7370
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:珍迷怪
- 2007年01月25日(木) 13時24分
独貧貴族さま レス有難う御座います。
> 確かに同盟軍をあの時点で殲滅させるのは得策とは言い難いです。
> 貴族達が優秀過ぎる将軍(ラインハルト)の排除に乗出すのは目に見えています。オーベルシュタインは事を指摘しなかったのは考えられる点として
> 1.貴族の派閥を利用してラインハルトの居場所を確保していた
> 2.貴族のラインハルト排除を期にしたクーデターによる帝国崩壊を目論んでいた(結果ラインハルトが失脚しても帝国さえ滅ぼせれば良い)
> 3.ラインハルトの激昂し易い欠点を過大に流し、貴族達にラインハルトの制御は可能と錯覚させた(平民、下級貴族とラインハルトを侮る所の多い貴族にそう錯覚させるのは容易いかも?)
> 4.その他
> かもしれません。
1が最も同意できるんですが……、作中にそれと解釈できる部分が無いのが、どうも…。
2、だと、オーベルシュタインはとんでもないアナーキストとなってしまいます。地球教徒よりも性質が悪い…。
3は、むしろ逆効果ではないでしょうか? 怒りっぽく、何をしでかすか分からないような人は誰にとってもコントロールは難しいような気が…
- 親記事No.7332スレッドの返信投稿
- board4 - No.7371
Re:ヤンが女だったら
- 投稿者:珍迷怪
- 2007年01月25日(木) 13時43分
ヤ、ヤンが帝国皇妃!?
そ、それは確かに物凄い展開ですが……。 やー、それにしても皇帝陛下は以外に年増好き……エフン!エフン!
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7372
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年01月26日(金) 07時20分
> 3は、むしろ逆効果ではないでしょうか? 怒りっぽく、何をしでかすか分からないような人は誰にとってもコントロールは難しいような気が…
むっ、確かにそうです。1.と3.(ちょっと変更)の合わせ技で、
ラインハルトは知れ渡っているように重度のシスコンです。ラインハルトはお姉さんを握っている限り従順で制御が効く、お姉さんは皇帝を誑かすほどの傾城の美女で利用価値は高いと思い込ませれば、武権を持たない官僚派貴族と軍閥派貴族の対立に上手く乗る事が出来るかもしれません。
ps.
珍迷怪さま、返信ありがとう御座います。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7373
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:珍迷怪
- 2007年01月26日(金) 12時07分
> むっ、確かにそうです。1.と3.(ちょっと変更)の合わせ技で、
> ラインハルトは知れ渡っているように重度のシスコンです。ラインハルトはお姉さんを握っている限り従順で制御が効く、お姉さんは皇帝を誑かすほどの傾城の美女で利用価値は高いと思い込ませれば、武権を持たない官僚派貴族と軍閥派貴族の対立に上手く乗る事が出来るかもしれません。
そうでした……。ラインハルトは姉(と、キルヒアイス)の事となると理も非もなくなる性格の持ち主でしたっけね……。
キルヒアイスは、まあ自分の手元にいるからいいとして、姉の身柄を押さえないことにはなんら決定的行動を取れないんでした……。
皇帝があのタイミングで死に、なんだかゴタゴタしてる間にうまい事身柄を確保したから良いようなものの、もう少し早死にしたり長生きしていたらどうなっていたんでしょう?
> ps.
> 珍迷怪さま、返信ありがとう御座います。
いえいえ、こちらこそ有難う御座います。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7376
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:ろくでん
- 2007年01月28日(日) 07時50分
珍迷怪さん、ろくでんです。
私としては全力ともいえる同盟軍の大攻勢に対して、戦争大好き全開少年の血が騒ぎ、政略レベルのことは「戦争ができる嬉しさ」のあまり飛び去っていたのではないかと思えます。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7379
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年01月30日(火) 04時37分
> 私としては全力ともいえる同盟軍の大攻勢に対して、戦争大好き全開少年の血が騒ぎ、政略レベルのことは「戦争ができる嬉しさ」のあまり飛び去っていたのではないかと思えます。
>ラインハルトがこの事に気付かなかったとしても、誰か指摘しなかったんでしょうか?これはオーベルシュタインが考えるべきことだったと思うのですが……。(by 珍迷怪氏)
ラインハルト(戦争狂)はそれで済んでもオーベルシュタインかロイエンタール辺りが政略面の拙さを指摘しないのはどうかと思います。
ロイエンタールもオーベルシュタインもラインハルトが失脚した時は所詮はこの程度と見限るつもりだったとか。
ps.
ラインハルトはキルヒアイスとアンネローゼが居なかったらヘルシングの少佐殿化していたかも。
ヤンとラインハルトは戦争のための大義名分を考える黒い兄弟的な面がありますし。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7380
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:ろくでん
- 2007年01月30日(火) 11時29分
独貧貴族さん、ろくでんです。
2.はありえないと思うんですよ。ただ帝国を滅ぼすだけであればイゼルローン失陥のときに同盟に亡命してその軍事的才能を発揮した方が建設的です。オーベルシュタインには彼なりの理想の国家像があって、その実現のための駒としてラインハルト(ヒルダ言うところの「絵筆」)を利用しているのですから。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7381
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:流浪の狂戦士
- 2007年01月30日(火) 11時34分
始めまして、いつもこの掲示板を拝見させていただいています。
初めての書き込み失礼します。
私の考えでは、4その他 ですね。
怒ってしまう必要があった。
戦いに淡白な人物ならともかく、ラインハルトがあの場面で冷静だったら不自然ですよ。
「何らかの理由で手を抜いていたのではないか」
「止めを刺さなかったのは、同盟に通じているのではないか」
等といったことを、いいだしかねない貴族が何人もいたとか。
しかしラインハルトが怒りを表せば、一生懸命に戦ったが取り逃がしてしまったということになり。
このことを材料にしておとしいれようとするものがいなくなりますし。ラインハルトに反感を持ってる貴族にしたところで、悔しがっているのを見て「ざまあみろ」とガス抜きになるしで、オーベルシュタインにとっては却って好都合だったと思いますよ。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7382
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月01日(木) 03時51分
> このことを材料にしておとしいれようとするものがいなくなりますし。ラインハルトに反感を持ってる貴族にしたところで、悔しがっているのを見て「ざまあみろ」とガス抜きになるしで、オーベルシュタインにとっては却って好都合だったと思いますよ。
それだと、
同盟軍ほぼ壊滅で狡兎死して走狗煮られる、飛鳥尽きて良弓蔵さる。皇帝の寵姫の弟なので殺されはしなくても冷飯を食わされる事になるのはほぼ確実。同盟軍が壊滅しなかったらラインハルトの手抜き、同盟との内通の嫌疑を掛けられる。
アムリッツァで司令官を命じられた時点でラインハルトに逃げ場が無くなっていたと考えられます。クーデター起こす時に不敗の名将の箔が有れば兵の集まりが違うと思いますので、オーベルシュタインはアムリッツァでラインハルトの出征が決まった時点でクーデターを覚悟していたのでは、史実では皇帝が良いタイミングで死んでくれたので起こすには至りませんでしたが。アムリッツァの同盟の帝国侵攻はオーベルシュタインにとって予定外の事件だったかもしれません。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7383
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月01日(木) 06時24分
> 独貧貴族さん、ろくでんです。
>
> 2.はありえないと思うんですよ。ただ帝国を滅ぼすだけであればイゼルローン失陥のときに同盟に亡命してその軍事的才能を発揮した方が建設的です。オーベルシュタインには彼なりの理想の国家像があって、その実現のための駒としてラインハルト(ヒルダ言うところの「絵筆」)を利用しているのですから。
>
オーベルシュタインも同盟に対する情報は集めていたと思います。
同盟の疲弊度(ライン作業の小さな事故でさえ大惨事に繋がる)から同盟はどう梃入れしても帝国を滅ぼすのは不可能と見切りを付けていたのではないでしょうか。国家として夕暮れに達し疲弊した同盟より若くて野心も有り性格にやや難が有るけど才能溢れるラインハルトに夢を託したとも考えられます。
その後も考えると彼の夢は帝国滅ぼせれば良いやとかの刹那的なものじゃなかったのは証明されています。第一に理想境の実現、それが叶わなかったら現体勢だけでも崩しておくと考えていたかもしれません。
ps.
もし、オーベルシュタインが同盟に出奔していたらヤンファミリーが790年マフィアと化していたかも。
- 親記事No.7332スレッドの返信投稿
- board4 - No.7384
Re:ヤンが女だったら
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月01日(木) 06時52分
> ヤ、ヤンが帝国皇妃!?
> そ、それは確かに物凄い展開ですが……。 やー、それにしても皇帝陛下は以外に年増好き……エフン!エフン!
ヤンの才能に惚れ込んだラインハルトがヤンを皇妃には有り得ると思います。ラインハルトが罹った熱病がヤンが死んだショックによる失恋熱って噂が立ちそうです。後にヤンは同盟を滅ぼし死して後にローレングラム朝の始祖を死に至らしめた人類最大の傾城の美女の通説が真しやかに流れるとか。
-
- board4 - No.7386
ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月09日(金) 01時53分
銀河英雄伝説終了後にゴールデンバウズ王朝が再び
過去の栄光を取り戻すことはあるのでしょうか。まあ
可能性はほぼゼロでしょうが。
最終巻以降生き残っている可能性が高い人物は
エルウィン・ヨーゼフ2世
カザリン・ケートヘン1世
ですね。フードリッヒ4世の皇女アマリーエとクリスティーヌ
は門閥貴族連合の首脳、ブラウンシュヴァイク公爵、リッテンハイム侯爵の夫人のため処刑になっている可能性が高いでしょう。
エリザベート・フォン・ブラウンシュヴァイク(フードリッヒ4世
の孫)
サビーネ・フォン・リッテンハイム(フードリッヒ4世の孫)
も同様の観点から死刑になっている可能性が高いと思われます。
昔のよくあるファンタジーならエルウィン・ヨーゼフ2世が
宇宙海賊(義賊)を率いてアンドレ帝を倒すという展開になりそうなものですが。エルウィン・ヨーゼフ2世を名乗る海賊団が増えそうな可能性がありますね。
あと次の可能性はカザリン・ケートヘン1世が物凄い妖艶な
女性に成長してローエンブルグ朝の貴族やアンドレ帝を手玉に
にとりローエンブルグ朝を崩壊させるとかですね。
-
- board4 - No.7387
書いていいのでしょうか…?
- 投稿者:栞
- 2007年02月09日(金) 02時29分
初めまして、初めてこのサイトを見せて頂きました。
一応田中芳樹の一ファンです。
周りの書き込みがこういった感想とか意見類でなくて、書いていいのかと迷ったのですが、書かせて頂きますね。
問題があれば、お手数ですが削除の方、よろしくお願い致します。
とても内容の充実したサイト様で要所ざっと目を通すだけでも一苦労でした。
でも、とても読んでいて興味深く、面白いものでした。
というのは、私自身は田中芳樹のファンとして彼の小説を読んでいるので、どうしても肯定的な見方になってしまいます。なので、このサイトのコンテンツを拝見して、「あぁ、こういう風にも受け取れるんだな」と感心して見させて頂きました。
ただ、彼の小説を楽しんで読んでいる身としては、多少辛い言葉もありましたけれど。
まぁ、私自身気に入らない相手に文句を言う時は、気をつけていても口汚くなってしまいますし、田中氏や彼の小説の登場人物に至ってもそうだと思うので、受け止めるべきことなのだと思います。
私自身自分が正しいとも、田中氏が正しいとも、管理人様が正しいとも思っておらず、色々な見方があるのだなということに尽きるのですが、お目汚しながら少し私の意見も述べさせて頂きますね。
まず、「創竜伝」に関する批判がかなり多いのですが、この作品はここでも述べられているように、作者の趣味、もしくはストレス解消だと私も思います。
あの作者さんですから、書きたいものを書きたいように書いて、それを面白いと喜んでくれる人が読んでくれれば、それでいい。といった感覚で書かれているかもしれませんね。
まぁ、私はその面白いと読んでいる人の一人なわけで、あまりそういう著作姿勢には罪悪を感じません。
また、確かに政治批判に関しては、
「言いたいことはわかるが、そこまで酷くないだろう、日本も」
と、ファンの立場からでも思います。
ただ、これはあくまで政治の腐敗傾向をデフォルメして、よりわかりやすく、面白おかしく書いているだけではないかなと感じます。
だから、「評論もどき自己主張」とか「毒害」とか、そこまで大袈裟に捉えなくても、あくまで「毒舌家の冗談」ぐらいの感覚で読んでもいいんじゃないかなと思います。
また、田中氏がご自分の言論に責任を取っていないという意見が見られましたが、私はそうは思っていません。
田中氏はきちんとペンネームを公開して出版社を通して本を出版していらっしゃいます。彼の作品や彼に対する批判もちゃんと手紙や読者カードを通して彼に届く状態で、彼もそれを受け止めています。匿名で無責任なことを喚いているわけではありませんし、責任は持たれているのではないでしょうか。
さらに、そういった感想や意見類とは別に、
『田中芳樹が書く現代物に多く見られる、「作者が色濃く投影された主人公(当然、美化されている)と、それに付き随う副主人公である中学生前後の少女」のパ夕ーンである。
どうしてかなぁ? なぜかなぁ? 作者が投影される主人公だと一緒にいるのがいつも中学生の少女なのは? 実に不思議だ。
しかし、まあ、今回話題にしたいのはこんなことではない。こんな謎の答えは誰にでも分かることだから。』
この表記はどうかと思います。
明らかにサイトの趣旨からはずれていると思いますし、故意か過失かはともかくとして、読み手に下世話な想像を促しているように思えます。
このサイトの趣旨や基本的な内容に感心しただけに、正直この発言は残念でした。
私とは別の立場ではありますが、管理人さんも根本的な意味で田中芳樹さんが好きなのだなと勝手に思っています(笑)
好きの対義語は無関心とよくいいますし。
確かに、好きだからといって賛同するばかりでなくこういって厳しい意見も必要だと思います。
これからも、頑張って下さい。
拙い文章でのお目汚し失礼致しました。
それでは、失礼させて頂きます。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7388
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月09日(金) 09時17分
> 銀河英雄伝説終了後にゴールデンバウズ王朝が再び
> 過去の栄光を取り戻すことはあるのでしょうか。まあ
> 可能性はほぼゼロでしょうが。
それより、ロイエンタールの子供(ミッターマイヤーの養子)がアンドレ帝の妃に手を出して、その子供がローエングラム朝の皇帝になっている可能性の方が高い気がします。
ローエングラム朝の直系が実質二代で途絶えていたら運命の皮肉を感じますね。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7390
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月09日(金) 11時35分
> それより、ロイエンタールの子供(ミッターマイヤーの養子)がアンドレ帝の妃に手を出して、その子供がローエングラム朝の皇帝になっている可能性の方が高い気がします。
> ローエングラム朝の直系が実質二代で途絶えていたら運命の皮肉を感じますね。
王朝復活的なシナリオですとカザリン・ケートヘン1世とアンドレが結婚して、フェリック(ローアンタールの息子)が手をだし
その子が皇帝へ、ってこのシナリオじゃ別にアンドレ帝との
間で子が生まれてもあまりかわらないような。
フェリックがらみならカザリンが真相を教え、フェリックを
誘惑し反乱を起こさせ王朝奪回というのを考えましたね。まあ
それにはフェリックのかなりの用兵力がそなわっていることが
条件になりますが。
実際のところ国民の人気が地に落ちているゴールデンバウズ
朝の残党が叛旗を翻したところで誰もついてこないですよね。
国民がゴールデンバウズ朝を支持するといったらアンドレ帝が
物凄い暗愚の暴君で虐殺ばかりくりかすといった極端の状況だ
けですね。そのような状況な場合でもエルウィン・ヨーゼフ2世
の能力が高くないと意味がないのですが。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7391
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月09日(金) 12時00分
> 王朝復活的なシナリオ
カザリン・ケートヘン1世が侍女としてにアンドレに仕える
アンドレが適当な誰かと結婚、
フェリックが手をだし、その子が皇太子に
事の真相を掴んだカザリンが噂を流し、事の真相をアンドレの手で解明させるように仕向ける
フェリックと皇太子を追い詰め動乱を起こさせる
アンドレ側にフェリック派の対抗馬として覇王ラインハルトの落胤と称する人間を立てさせる
適当な所で事の真相を世間にバラしローレングラム朝の信任を失墜させ象徴皇帝議会制へもって行く
その後、皇帝制を廃し世襲議会制にし、何十年も掛け議会を骨抜きにした後、カザリンが自分の血縁者を皇帝に立てる
なんてのはどうですか?
- 親記事No.7387スレッドの返信投稿
- board4 - No.7392
Re:書いていいのでしょうか…?
- 投稿者:盗塁王赤星
- 2007年02月09日(金) 12時08分
はじめまして、栞さん。
ファンの立場からの冷静かつ真摯なご意見に感服しました。
本来管理人氏がお答えになるところでしょうが、かつての田中ファンのひとりとして、すこしばかり思ったことを書かせていただきます。
>私はその面白いと読んでいる人の一人なわけで、あまりそういう著作姿勢には罪悪を感じません。
そうですね。
私の尊敬する藤子・F・不二雄先生の傑作「エスパー魔美」のなかに「心血を注いでも駄作は駄作、鼻歌まじりで作っても傑作は傑作」という名言がありまして、作者の創作姿勢なんてものは受け手には関係ないものだ、と私も思います。
ただですね、このサイトで批判されているのは田中氏が現実にストレス解消を目的として趣味として書いているかどうか、ということではないのだと思います。
出来上がった作品そのものが、批判する側からしてみれば、大した労力もかけずにテキトーに書き流したお粗末な3級品にしか思えない、ということをそのような表現で書き表したものなのでしょう。
だから実際には田中氏が「創竜伝」を寝食を忘れ死に物狂いで書いていたことが判明したとしても、「単なるストレス解消小説」という評価は揺るがないと思われるのです。
>あくまで政治の腐敗傾向をデフォルメして、よりわかりやすく、面白おかしく書いているだけではないか
それが私にとってはちっとも面白おかしくないし、腹立たしいだけなんですね(笑)
事実誤認と二重基準に満ち溢れた悪意あるデマゴーグというのが「創竜伝」における田中氏に対する私の評価です。
「あれはフィクションなんだから現実とごっちゃにするな」という反批判もよく見受けられますが、「創竜伝」を普通に読んで「これはすべて架空の日本社会に対する批判で作者はこんなことちっとも信じてない」と思える人が本当にいるとはとても信じられないですね。
>田中氏がご自分の言論に責任を取っていないという意見が見られましたが、私はそうは思っていません。
うん、私もそう思います。
ただですね、田中氏を擁護するひとは必ずと言っていいほど前述の「現実とフィクションを~」の理論で田中氏を免罪しようとするんですね。
「創竜伝」中の変な社会批判もどきが全部架空の社会に対する架空の批判なのか、現実の日本社会を批判したものなのか、ま、前者ってことはありえないと思いますが、田中氏がはっきりさせずに逃げ道を用意していることが「責任を回避している」と言う表現につながっているんではないかな、と思います。
こんなところです。
栞さんの現役田中ファンの立場からすれば不快な表現もあるかもしれませんが、元田中ファンとして、現在の作家田中芳樹の堕落に痛切の念を禁じえないものとしての率直な心情としてご理解いただければ幸いです。
では。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7393
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月09日(金) 12時25分
> > 王朝復活的なシナリオ
> カザリン・ケートヘン1世が侍女としてにアンドレに仕える
問題は前皇帝が侍女になるかってことですね。おそらく扱い
大公妃、もしくは女大公でしょうから。なるんだったらその時点
で確信犯ですね。
> アンドレが適当な誰かと結婚、
> フェリックが手をだし、その子が皇太子に
> 事の真相を掴んだカザリンが噂を流し、事の真相をアンドレの手で解明させるように仕向ける
> フェリックと皇太子を追い詰め動乱を起こさせる
> アンドレ側にフェリック派の対抗馬として覇王ラインハルトの落胤と称する人間を立てさせる
> 適当な所で事の真相を世間にバラしローレングラム朝の信任を失墜させ象徴皇帝議会制へもって行く
> その後、皇帝制を廃し世襲議会制にし、何十年も掛け議会を骨抜きにした後、カザリンが自分の血縁者を皇帝に立てる
ああこういうがあるんだなと感服しました。しかしこれは大変
な労力ですね、カザリンは。果たしてカザリンがここまでの政治
力があるのかが問題ですね。ただカザリンは作中でほとんど言及
されていませんからどんな謀略家にすることがせきますね。エルウィン・ヨーゼフ2世 の方はどうでしょうか。やはり彼には脈は
ありませんかね。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7394
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月10日(土) 09時09分
エルウィン・ヨーゼフ2世 の方はどうでしょうか。やはり彼には脈はありませんかね。
絡ませるとしたら、カザリンがダメ男エルウィンに惚れて男にしようと燃上り、天性の謀略能力が開花と覚醒の切っ掛けにするのはどうでしょう。原作のあの末路だと単体では見込みなしだと思います。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7395
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月10日(土) 12時01分
カザリンとエルウィンは物凄く血が離れていますからね・
(先々帝ルードヴィヒ3世の第三皇女の孫といわれていますが
性格にはオトフリート5世 の第三皇女の孫らしいですね。)
問題はないでしょう。
たぶんどっかの辺境惑星の領主かなんかになっていているカザリンが領内を遊覧中、偶然自分と雰囲気が似ている浮浪者を
見つけ、興味がわいたので屋敷につれて来たらエルヴィンで
この人をもう一度皇帝にしようと奮闘する姿が目にうかび
ますね。でエルヴィンはカザリンにいつも
「しっかりしなさい。それでも皇帝でしょうが」
といつも罵倒されているんでしょう。
エルヴィンの王朝復活のシナリオで思いついたのはシャアみたいに経歴を詐称して軍にはいり出世してクーデターをすることですが。問題はエルヴィンが士官学校にはいれる学力をどこでみに
つけるのか。(その時点かい)。また士官学校に入れても有事が
ないのに大出世ができるのかということですね。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7396
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月10日(土) 12時35分
> エルヴィンの王朝復活のシナリオで思いついたのはシャアみたいに経歴を詐称して軍にはいり出世してクーデターをすることですが。問題はエルヴィンが士官学校にはいれる学力をどこでみに
> つけるのか。(その時点かい)。また士官学校に入れても有事が
> ないのに大出世ができるのかということですね。
カザリンの口利きである程度の地位と職場は用意できると思います。その前にエルヴィンを士官学校に似合うだけの男に鍛える必要がありますね。
原作のあのエルヴィンをカザリンがどう鍛え直すか。王朝復活よりカザリンのエルヴィン再教育奮闘記の方が面白いかも。
- 親記事No.7387スレッドの返信投稿
- board4 - No.7397
Re:書いていいのでしょうか…?
- 投稿者:三毛招き
- 2007年02月10日(土) 22時38分
> > また、確かに政治批判に関しては、
> 「言いたいことはわかるが、そこまで酷くないだろう、日本も」
> と、ファンの立場からでも思います。
> ただ、これはあくまで政治の腐敗傾向をデフォルメして、よりわかりやすく、面白おかしく書いているだけではないかなと感じます。
> だから、「評論もどき自己主張」とか「毒害」とか、そこまで大袈裟に捉えなくても、あくまで「毒舌家の冗談」ぐらいの感覚で読んでもいいんじゃないかなと思います。
たしかに言わんとすることは分かりますけどしかし「おい、おい、そうじゃないだろ」みたいなことは結構言われますよね。
彼の文章でたびたび出てくる「軍隊は人を守るためにあるんじゃない」理論は軍人(日本で言えば自衛官)から見れば侮辱以外の何者でもないですし。
彼が責められているのはこういうところだと思いますけど。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7399
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:たかし
- 2007年02月12日(月) 13時40分
ローエングラム王朝が衰え、ゴールデンバウムへの恨みが忘れられるまで待つ、というのが現実的だと思います。
少なくともヒルダやミッターマイヤーが健在な間は逆転するのは難しいかと。
贔屓かもしれませんが。
- 親記事No.7362スレッドの返信投稿
- board4 - No.7400
Re:『殲滅』は必要か?
- 投稿者:たかし
- 2007年02月12日(月) 14時04分
貴族達を侮っていたのではないかと思います。
アンネローゼを人質に取られるのは恐れていても、他の状況なら打破する自信があったのでは?
元々はクーデターで皇帝を殺すつもりのようでしたし。
あるいは皇帝が後継者を定めない間は大丈夫だと考えていたのかもしれません。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7401
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月12日(月) 14時59分
カザリン「それでも直系ですか。エルヴィン、しっかり
しなさい」
びしばし、びしばし。
エルヴィン「ああ、こんなにもしかってくれる人が
いるなんて」
とわけがわからないものを妄想します。
しかし、もし独貧貴族さんのような感じでゴールデンバウズ家
が政権をとりもどしたら
「ゴールデンバウズ家は民主主義を嫌うが
民主的手段で権力をとろうとする」
とかと言われそうですね。
ふと思いついたのですが作中にでてくる以外のゴールデンバウズ家の人間ているんでしょうか。カザリンは先々皇帝の第三皇女
のまごなのですから、第一皇女、第二皇女がいてもおかしくは
ありません。彼女達の子供はどうなったのでしょうか。やはり
ラインハルトに殺されたのでしょうか。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7402
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:幽斎
- 2007年02月12日(月) 15時04分
ありがとうございます。
この案ですと、銀河英雄伝説から100年後、
衰えはじめ、国政が混乱したローエンブルグ朝
を若き青年将校であるぺクニッツ公爵[カザリンの曾孫]
が倒す、なんてものを妄想します。
- 親記事No.7386スレッドの返信投稿
- board4 - No.7403
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:独貧貴族
- 2007年02月13日(火) 08時48分
> しかし、もし独貧貴族さんのような感じでゴールデンバウズ家
> が政権をとりもどしたら
> 「ゴールデンバウズ家は民主主義を嫌うが
> 民主的手段で権力をとろうとする」
> とかと言われそうですね。
> ふと思いついたのですが作中にでてくる以外のゴールデンバウズ家の人間ているんでしょうか。カザリンは先々皇帝の第三皇女
> のまごなのですから、第一皇女、第二皇女がいてもおかしくは
> ありません。彼女達の子供はどうなったのでしょうか。やはり
> ラインハルトに殺されたのでしょうか。
民主的手段で権力を握るのはルドルフ帝も行った手段です。原作では愚民教育が行われた節は見えませんし権力・財力・権威は皇帝と貴族が一手に握っているので分散政策と言う訳でも無いです。それらから歴史教育を行わず道徳教育か何かで庶民に訳も分らさず皇帝+貴族を崇めさせていたと考えました。
朝鮮式で歴史を教えず「崇めろ崇めろ」でやっていれば百年後には「ゴールデンバウズ家は民主主義を嫌うが民主的手段で権力をとろうとする」と言うのが少数意見か消滅しているかもしれません。
カザリン以外の皇女は
政権争いで死んだか、死産か病死で育たなかった。ラインハルトに都合が合わせられなかったのでほったらかしのまま何処かで慎ましく暮らしている。のどれかだと私は思います。
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- board4 - No.7405
Re:ゴールデンバウズ朝逆転計画。
- 投稿者:モトラ
- 2007年02月18日(日) 01時37分
ゴールデンバウズ>ゴールデンバウム
ローエンブルグ>ローエングラム
念のため。
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- board4 - No.7407
始めまして
- 投稿者:初めての人
- 2007年02月19日(月) 11時45分
はじめて書き込みします。初めての人と申します。
このサイトに来て思ったのは、
「皆さんレベルたかいなあ。よくこんな事知ってるよ」
と少しあきれつつ(誉め言葉)関心しきりです。
田中芳樹さんに関してはこのサイトに来ている皆さんといっしょで銀英伝がすきだけど創竜伝は・・・という感じです。
創竜伝その他の田中芳樹作品の問題は社会批評ですが、正直てにあまるので、作品自体を改めて見てみると「奥行きが無いなあ」という感じをうけました。奥行きとは「作品を建設的に批評できるか」という事です。「創竜伝が批判しか出来ないけど、銀英伝にはできる」というのが田中芳樹の作家としての衰弱だと思います。
なんかまとめきれず申し訳ありません。
機会があればまた書き込みします。では
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- board4 - No.7409
皇帝と提督の扱いの違い
- 投稿者:ろくでん
- 2007年03月02日(金) 09時12分
マキャベリズムに鑑み「幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世は帝国へ送り返したほうがよい」と言い放つヤンがどうしてメルカッツ提督の引渡しには同意しないのでしょう?全面降伏したのですからメルカッツでもヤンでも帝国の要求するものは全て差し出すのが同盟評議会議長の下した決断のはずですが。
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- board4 - No.7410
Re:皇帝と提督の扱いの違い
- 投稿者:ろくでん
- 2007年03月06日(火) 09時20分
少々訂正します。
同盟評議会議長が下し、ヤン自身が追認した決断のはずですが。
- 親記事No.7409スレッドの返信投稿
- board4 - No.7411
Re:違って当たり前です
- 投稿者:S.K
- 2007年03月06日(火) 20時55分
> マキャベリズムに鑑み「幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世は帝国へ送り返したほうがよい」と言い放つヤンがどうしてメルカッツ提督の引渡しには同意しないのでしょう?全面降伏したのですからメルカッツでもヤンでも帝国の要求するものは全て差し出すのが同盟評議会議長の下した決断のはずですが。
>
そのうち『あれこれ』他にもお返事しようと思っておりました
が手近な所でちょっと。
1.敵からさえ評価される名提督たる老将の行動は『確固たる
自己の決断』であり民主主義社会はそれを容認すべきである。
しかし著しく他者との意思疎通能力が未熟な幼児を前面に
立てての誘拐行為の容認は法治国家としてすべきではない。
2.メルカッツはゴールデンバウム王朝体制の為に最善を
尽くし終えた敗将であり、尊敬に値する人物である旨無視
しても既に追及すべき価値も道理もない(あまりに苛烈な
敗者の糾弾は最終的に『徹底抗戦』という形で我が身に
返る不利益も生じる)。
しかしエルウィン・ヨーゼフは『銀河帝国今上皇帝』であり、
「退位書を残して来た。可能なら亡命ならびに人民と自由の
為に戦う義勇兵としての参戦をご許可いただきたい」と自ら
理と意を尽くすのとは全く逆方向の経緯であったから、帝国
が「皇帝の最低限の義務(退位および譲位)を果たしていただく」
と要求するなら道理は帝国の主張にある。
> 少々訂正します。
>
> 同盟評議会議長が下し、ヤン自身が追認した決断のはずですが。
実際「処刑するからメルカッツを差し出せ」とは誰も主張
していません。
6巻のレンネンカンプでさえ「あの統制のとれた海賊艦隊は
メルカッツの指揮に違いない。しかし立証できないので腹が
立つから『ヤン・ウェンリーの使走』という事にしてあの
憎たらしいぐうたらを始末してしまおう。何、どうせ何か
我が帝国に良からぬ事はしているに決まっておる」と
ターゲットを早々にヤンに変更しています。
翻って4巻、一応生活に不自由はさせていなかったラインハルト
が表向き慮外な誘拐犯に「我が主君を返されよ。私は帝国武力の
最高責任者として陛下の身柄と臣民の心の平穏に責任を持つ立場
より要求する」というのはこの上なく道義的主張です。
そのですね、そろそろあまりに無茶な前提での銀英批判は考え
直しませんか?
「擁護じゃ通じないから今度はデタラメの羅列で『銀英伝批判』
など皆あんなような難癖レベル』という認識を一般化させたい
ヨシキの手先のせこいやり口」とは言われたくないでしょう?
- 親記事No.7122スレッドの返信投稿
- board4 - No.7412
Re:巡洋艦の効用
- 投稿者:S.K
- 2007年03月06日(火) 21時22分
不沈戦艦さん
> 巡航艦が戦艦や駆逐艦に比べて航続距離が長いのであれば確かに価値はあるでしょうけど、「銀英伝世界」ではどうなんでしょうね?そのあたりがどうなのか分からないので、これについては何とも言えないと思いますわ。戦艦や駆逐艦と航続距離に差がない場合は、存在価値がなくなってしまいますから。
>
>
これについては「巡航艦」なる字面があるのならどういう概念がそれにふさわしいかという話です。
SLGの話もあったので「バランス良くというならこう」という推定なので「本編では?」という
ご質問なら「それはわからない。しかしこういう存在なら無意味無価値という事にはならないのでは」
という答えになります。
> それとですが、艦載機が活躍するという現実があるのに、防空艦がないというのもどんなもんでしょうかねぇ。少なくとも、駆逐艦や巡航艦、宇宙母艦にとっては脅威になる艦載機なんですから、それを迎撃するための防空巡航艦・防空駆逐艦などがあってもおかしくはないのではないかと。現実世界でも、第二次大戦の米海軍のアトランタ級防空巡洋艦やら、日本海軍の秋月級防空駆逐艦などがあった訳ですし。
「出てないよね?」という話の後で本当に銀英伝に登場していないメカの話とはなかなかやり難い
話題選択をしてくださる(笑)。
ということで「銀英伝には未搭乗の艦種ですね」という回答を前提として推測でよければという
事で以下になります。
1.3次元的武装が可能な銀英伝艦艇は専門の対空艦が不要なほど対空火器が充実している。
2.出てはいないが実際存在して戦功もあった。ただ艦隊戦がメインで『エースの活躍』くらい
しか戦闘艇の出番もなかったので必然的に注目の外に外れた。
3.どうあれゴールデンバウム王朝という人類統一政体が数世紀続くに及んで『トロイの木馬』
の故事のような戦術知識などとならんで『遺失知識』化した概念のひとつだった。
4.3にかぶるが作者の知識不足(※なおこれについては私に責める資格はありません。
選挙権持つまで『艦体の半分とか砲塔とか艦橋がミサイルになってない『実在ミサイル艦』
を知らなかった身の上ですので)
ろくでんさん
>
> > 巡航艦が戦艦や駆逐艦に比べて航続距離が長いのであれば確かに価値はあるでしょうけど、「銀英伝世界」ではどうなんでしょうね?そのあたりがどうなのか分からないので、これについては何とも言えないと思いますわ。戦艦や駆逐艦と航続距離に差がない場合は、存在価値がなくなってしまいますから。
> そもそも物語の中で艦艇の種別、編成が話題に上ったのってリップシュタット戦役でのリッテンハイム艦隊対キルヒアイス艦隊のときぐらいしかないはずです。あとは数で戦力が表現されるだけで駆逐艦が一万隻なのか戦艦が一万隻なのか明記されていません。
>
8巻回廊の戦いにおけるビッテンフェルド3度目の正直「もうとにかく俺はヤンに殴られたら
終わりなのだ」と割り切って『そこそこの火力を叩き付けて早々に走り去れる艦種」として
『駆逐艦』『高速砲艦』『ミサイル艦』で機動強襲艦隊を編成しました。
結果がアッテンボローだってメルカッツだってフォローしていたはずの『ヤン艦隊の運動中枢、
フィッシャー中将の戦死』なんですからこの3艦種は「船足と火力が取り柄の艦」で良いんじゃ
ないですかね。
- 親記事No.7409スレッドの返信投稿
- board4 - No.7413
Re:違って当たり前かな?
- 投稿者:ろくでん
- 2007年03月08日(木) 07時47分
S.Kさん、ろくでんです。
> しかし著しく他者との意思疎通能力が未熟な幼児を前面に
> 立てての誘拐行為の容認は法治国家としてすべきではない。
その通り。エルウィン・ヨーゼフ二世の宮廷への移送は、本人や両親の意思とは無関係な独裁者ラインハルトの都合に基づく誘拐と言っても過言ではないでしょう。ラインハルトはかつてフリードリッヒ四世がミューゼル家に対して行ったのと同じことをしているのです。ひとたび権力を手にしたのなら、体裁など気にせずエルウィンを親元に帰して、自ら戴冠すれば良かったんですよ。そうすれば私ももう少しラインハルトを人道的な権力者として認めることができるのですが。
> 実際「処刑するからメルカッツを差し出せ」とは誰も主張
> していません。
ならばメルカッツの引渡しに何の問題もないはず。
> 翻って4巻、一応生活に不自由はさせていなかったラインハルト
> が表向き慮外な誘拐犯に「我が主君を返されよ。私は帝国武力の
> 最高責任者として陛下の身柄と臣民の心の平穏に責任を持つ立場
> より要求する」というのはこの上なく道義的主張です。
してますよ。ちゃんとした教育を受けられなかったためにエルウィン・ヨーゼフの人格は非常に歪んでしまいました。ラインハルトの行為は道義的に許されません。そして帝国正統政府は憲法の制定と議会の開設を同盟に対し誓約しています。独裁より遥かにましです。