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投稿ログ413 (No.7700 - No.7721)

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7700

Re:最適有効戦術

投稿者:清涼銀河
2007年05月28日(月) 12時20分

> S.Kさん、ろくでん改め、投稿野郎Aチームです。
>
> > 割と私も暇人だったようで。
>  ようこそ、ご同輩。
>
> > >  「ラインハルト様、万歳!」な人間ばかりになった未来に
> > > 何の希望も見出せません。
> >
> >  参考までにパウル・フォン・オーベルシュタインという男を
> > ご存知ですか?
>  もちろん存じ上げておりますが、それが何か?
>
> >  どこかろくでんさんのご指定の現存する国が布告から
> > 24時間以内に球から消滅していればこの件についてはろくでん
> > さんが正しい可能性があると認めようと思うのですがおひとつ
> > やってみていただけませんか?
>  「滅んでも(個人的には)構わない」と言っているだけで
> 「滅ぼしてやる」とは一言も言っていませんよ。
>
> > ろくでんさんが「お勉強すると頭が痛くなる」体質の人だから
> > といって「努力すれば成果が揚がる」というのは当たり前の
> > 話です。
>  揚がらない場合もあるんだな、これが。オーバートレー
> ニングで体を壊す。オーバーワークで精神に不調をきたす。
> どこにでも転がってるような話じゃないですか。「そんな
> 話聞いたこともない」とおっしゃるのであれば、よほど恵
> まれた職場にお勤めなのでしょうね。
>
> > 「勉強なんてくだらねえぜ!」とロックンロールの世界に
> > 居住されるのはご自由ですが「怠惰を廃し勤勉を奨励する」
> > というのは明らかにリアリズムに基づく真理の一種なので
> > どんなにがなっても否定されませんよ?
> ヤン・ウェンリーは自分の才能にアグラをかいて、
> 「勤勉」とは無縁の存在のように見えますが。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7701

Re:最適有効戦術

投稿者:清涼銀河
2007年05月28日(月) 12時38分

>>7700は書き込みミスです、申し訳ありません。

ろくでんさま改め、投稿野郎Aチームさま。

> ヤン・ウェンリーは自分の才能にアグラをかいて、
> 「勤勉」とは無縁の存在のように見えますが。

とありますが、ヤンは元々歴史学者を志していただけあって、過去の歴史を学ぶ事に関しては貪欲で、それが軍人としての任務における、戦略・戦術面での卓越した能力に繋がっています。

もちろん、ヤン個人の生来の才能もなくはないのでしょうが、作中で発揮された部分はむしろ、努力の末に得られた結果によるところが大きいと思われます。

親記事No.7694スレッドの返信投稿
board4 - No.7702

Re7695:続巻凍結の真相は如何に?

投稿者:冒険風ライダー
2007年05月29日(火) 13時41分

<安達氏の言動を見ていると、私が昔書いた、管理人の本論「小説だったら許される?」を思い出してしまいました。>

 まあ今回の件に関しては、やはり田中芳樹自身の意向によって創竜伝の続巻凍結に至った、と見るのが自然でしょうね。元々「らいとすたっふ」側の当初スケジュールとしては創竜伝が優先だったのですし、内容を抜きにして単純に「売り上げ」だけを見るのであれば、新規に立ち上げる「月蝕島の魔物」シリーズよりも、既存シリーズで知名度が高く固定ファンもついている創竜伝の方が利益は見込めるわけですし。
 あるいは「らいとすたっふ」と講談社の間で何か版権を巡ったトラブルでも発生したのかな、とも考えてもみたのですけど、それなら創竜伝13巻文庫版が講談社から出るわけがありませんし、最悪、講談社から他の出版社へ版権を移動させる、という切り札を持つ「らいとすたっふ」がそれを使わないわけがないですからね~(現に他のシリーズ作品は頻繁に版権移動していますし(-_-;;))。
 ちなみに、理論社ミステリーYA!のサイトで定期連載されている田中芳樹インタビューシリーズ「とっぴんぱらりのぷぅ」の連載第9回↓

ttp://www.rironsha.co.jp/Mystery_YA/tanaka/index.html
の「連載第9回(07/05/10)」の記事

によると、「月蝕島の魔物」を執筆する企画が舞い込んできたのは2005年の秋頃だったとか。例の当初スケジュールがブログ上で公開されたのは2006年初頭ですから、実はこの企画は当初スケジュールに組み込まれることなく1年以上も放置されていたことになるわけです。
 にもかかわらず、アルスラーン戦記12巻執筆後、如何なる理由から放置されていた「月蝕島の魔物」シリーズの企画を復活させ、逆に創竜伝14巻を凍結する方向へ旋回するに至ったのか、一読者としてはやはり「らいとすたっふ」側の公式発表から知りたかったところなのですけどね~。


<まぁ、彼は自分から修羅の道に入っている訳だから自業自得以外の何者でもないですが、それでもこんな答弁をしなければならない心情を思うと惻隠の情を覚えてしまいますね(苦笑)>

 「自社の情報公開の不備」「説明なしの突然の方針転換」という「身から出た錆」な状況を収拾する際にああいう官僚答弁などをやっていたら、自社および自社お抱えの作家の信用が失墜するという発想はなかったのですかね、あの社長氏には。
 「発掘あるある大事典2」の納豆騒動の際には、以下の記事で責任を曖昧にごまかすことを批判していたというのに↓

ttp://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2007/01/post_9962.html

 今回の社長氏の対応および責任のごまかし方は、どう見てもこの時の関西テレビ以下なのですが。
 まあ、真相を下手に公開しようものなら更なる非難と信用失墜が待ち構えている、という保身的な打算もあったのかもしれませんが、あの官僚答弁でも充分に致命傷たりえるのではないかと思えてならないのですけどね、私は。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7704

Re:バカにつける薬

投稿者:S.K
2007年06月01日(金) 13時19分

> S.Kさん、一身上の都合により「ろくでん」改め「投稿野郎
> Aチーム」を名乗ります。「投稿野郎」「Aチーム」どちら
> でお呼びいただいても構いません。

 ご丁寧にどうも。
>
> >  毎回無駄なご高察ご苦労さまです。
>  いえいえ、道楽でやっておりますのでご心配なく。

 前にも言った通り『田中芳樹批判=電波の与太』に
なるのが鬱陶しいだけなのでお気遣いなく。
>
>  相手の二倍、三倍の兵力で戦うのがモンゴメリーやヤンの
> 必勝法ではなかったでしょうか?「遊軍」とは他の部隊が闘
> っている時に戦闘に参加していない部隊のことです。ケンプ
> はヤン怖さに手をこまねいて撤退していくさまを見守ってい
> ただけです。これが「遊軍」です。
>
『遊軍』というよりは『勢子』で良かった、というのが
最初の全方位攻撃の正確な所でしたかね。
 要するに『折角指向性ゼッフル粒子があって、それを使えば
ありえない宙域からの奇襲が可能になるので決戦場は
アムリッツァで良い。どの道補給物資を受け取り損ねた同盟軍
の選択肢は『無謀な進軍』か『撤退』以外に無い上、いつまでも
占領惑星近辺でくすぶっているならまず『撤退』と見て良い。
と、いう訳でより消耗した状態の相手の集結タイミングを
帝国軍が誘導する形を取らせる為に全艦隊分散して敵艦隊を
奇襲して追い立てて来い。ただし敵に対しては弾薬を消費
させるだけでも構わないが本番はあくまでアムリッツァなので
兵の損耗の回避の方を優先する事。もちろん無理なく挙げられる
戦果は挙げてくれれば評価する」
くらいの重要度でしょう。
 アスターテ会戦でヤンが立証した通り『航宙図を把握した
自国で敵より少数の艦隊は、敵より素早い艦隊行動が可能』
なので万一逆襲されても大した被害のないうちに撤退して
ラインハルトと合流する事はどの提督にもさほど困難は
なかったでしょうし、どの道そこで頑張っても同盟艦隊に
補給はこないんですから結局は逃げるしかないですし。

 翻って3倍の戦力で3個艦隊を襲った所でみすみす
ノーマークで五個艦隊を逃がしてやるだけの話です。
 これでフォークが健在で『現在の占領地には陸戦部隊を
駐屯させ物資の調達を兼ねて更なる侵攻を開始する』みたいな
指示にそった動きがあれば、その時こそ『撤退も合流も困難』
という事でラインハルトとキルヒアイスが兵を二分して一個
艦隊ずつ前後から挟み撃ちという手も使えたでしょうが、
この最辺境星域でノーマークの艦隊を作るという事は逃がして
やるのに等しい距離だったんでしょう。

> >  急襲されてピンキリの能力差の指揮官の各艦隊を追撃して
>  その通り、ピンのほうを相手にしたケンプはヤン艦隊を
> 叩くどころか無視できないレベルの損害を出しています。
>
 ただしヤンを持ってさえ『逃げる以上の展望はなかった』ので
『帝国軍反攻開始』を知らしめただけでケンプの役目は完了
でいいんです。
 むしろ直後にキルヒアイス艦隊と遭遇したのがヤンには不運
だっただけで。

 と言うよりこの段階で遠征軍艦隊の指揮官が半減するほどの
打撃を受けたあたりが同盟軍の侵攻計画の杜撰さを露呈して
いるだけで別段帝国軍が妙な術策で軍功にがっついた訳では
ないですよ。

> >  そんな中ででありながら『同時攻撃、同盟軍への大打撃、
>  これもどうかと思いますよ。まずは威力偵察を行って
> 相手の戦闘力を確認してから全力攻撃に移るのが定石だ
> と思います。ラインハルトの手も奇襲効果はあるのです
> が、統帥の常道からは外れるでしょう。
>
 まさかあの時点でラインハルトに各艦隊の戦果報告が届いて
いない訳はないですよ。
 つまり威力偵察も終わっているんです。

>  戦場で『臨機応変』な対応が取れないような軍隊はアスターテ
> で壊滅した同盟第4、第6艦隊と同じ運命を辿りますよ。一個艦隊
> に対し、一個艦隊しか用意しない。総攻撃を行うのに予備兵力を
> 用意しない。これらは『魔術的機略』でも何でもありません。用
> 兵の初歩の初歩です。そんな作戦が失敗したからといって責任を
> ビッテンフェルトになすりつけようとするとはラインハルトは実
> に卑怯な人間ですね。
>
 あの敗走状態で一個艦隊相当の戦闘力を保持した集団が
名戦術家の指揮の下艦隊運営の達人に指揮されて冷静に
戦局を見据え対応してくるとはちょっと普通の人間には無理
でしょう。
 せいぜいキルヒアイスかロイエンタールが応対していれば
ミスなく無駄なく第十三艦隊にあと千隻ちょっとのダメージ
をささやかな被害との交換で付け加えて会戦終了、になれば
御の字だったでしょう。
 それにたまたまビッテンフェルトだったのはいかにもで
気の毒ですが『勇み足の失敗』なのは事実ですから。


>
> > というよりこんなモン始末
> > しないで勝てる気ならラインハルトとオーベルシュタインは
> > 同盟軍と言うより人生をナメ過ぎ』と考えております。
>  すみません、この「モン」というのは何をさすのでしょうか?
>
それは『無為に部下の帝国兵を殺したい気違いか同盟軍のスパイなので死刑が妥当な短慮で軍略と陣形を乱そうとしている
ろくでん閣下(現Aチーム閣下)』です。

> > 『ケンプはちゃんと第十三艦隊に打撃を与えて指示された宙域航路
> > を外さずアムリッツァへの再集結を果たした』
>  打撃を与えたのはヤンの4倍もの兵力を与えられていた
> キルヒアイスです。ケンプはかなりの出血をしています。
> お間違えのないように。
>
 ああ、その点は失礼。
 しかし『ケンプの役目は果たされた』主張は変更の要を
認めませんが。

> > (本来のラインハルトの目的は再終結後の志向性
> > ゼッフル粒子を用いた奇襲に呼応して、打撃を受けたまま集結した
> > 事で指揮系統の再編成も消耗も著しい上に『的』として集約して
> > しまった同盟残存艦隊への総攻撃)
>  そこまでの深読みはできないでしょう。そのままイゼルローンに
> 逃げ込まれて殲滅に失敗する可能性も大です。

まあ『殲滅』とやらには成功しないならしないで良かったん
でしょうけど、とにかくもう一打撃加えるために先の『全方位
攻撃』で同盟軍の集結タイミングをラインハルトは自分で設定
したという事です。
 同盟軍にした所でたとえ追撃されていると判っていても
再編して指揮系統を回復させないと『残存艦隊』から『残存艦艇』
群に各落ちして被害を増やすだけです。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7705

Re:バカにつける薬

投稿者:海淵
2007年06月01日(金) 16時40分

S.Kさん、初めまして。海淵と申します。
貴方の批評や評論を毎回楽しみに見ている者です。

ですが、このスレに限っては貴方を支持出来ません。
ろくでんさん(Aチームさん)に対しての罵詈雑言は
見ていて気分の良い物ではありません。

例え気に入らない投稿であっても、それが見当違いなもので
あっても、それに対して誹謗や中傷を返したらダメだと思います。

> 電波の与太

> それは『無為に部下の帝国兵を殺したい気違いか同盟軍のスパイなので死刑が妥当な短慮で軍略と陣形を乱そうとしている
> ろくでん閣下(現Aチーム閣下)』です。

とか

>鬱陶しいだけなので

等は反論文の中に入れるのはやめて頂きたいと思います。
せっかくの理路整然とした反論が台無しです。

駄文でえらそうな事を言って申し訳ありません。
これからも応援してます。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7707

Re:バカにつける薬

投稿者:モトラ
2007年06月01日(金) 16時53分

> S.Kさん、初めまして。海淵と申します。
> 貴方の批評や評論を毎回楽しみに見ている者です。
>
> ですが、このスレに限っては貴方を支持出来ません。
> ろくでんさん(Aチームさん)に対しての罵詈雑言は
> 見ていて気分の良い物ではありません。
>
> 例え気に入らない投稿であっても、それが見当違いなもので
> あっても、それに対して誹謗や中傷を返したらダメだと思います。
>
> > 電波の与太
>
> > それは『無為に部下の帝国兵を殺したい気違いか同盟軍のスパイなので死刑が妥当な短慮で軍略と陣形を乱そうとしている
> > ろくでん閣下(現Aチーム閣下)』です。
>
> とか
>
> >鬱陶しいだけなので
>
> 等は反論文の中に入れるのはやめて頂きたいと思います。
> せっかくの理路整然とした反論が台無しです。
>
> 駄文でえらそうな事を言って申し訳ありません。
> これからも応援してます。

罵詈雑言を叩き付けざるを得ないほど、独りよがりで聴く耳を持たず、ただの難癖を延々投稿し続ける人の非こそ大きいのではないかと。ろくでん氏はこれ以上他人の庭を荒らすことなく、、自ブログでも設置の上、独自に銀英伝への批判を展開されたほうがよろしいかと。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7708

Re:バカにつける薬

投稿者:海淵
2007年06月01日(金) 17時20分

モトラさん、初めまして。

> 罵詈雑言を叩き付けざるを得ないほど、独りよがりで聴く耳を持たず、ただの難癖を延々投稿し続ける人の非こそ大きいのではないかと。ろくでん氏はこれ以上他人の庭を荒らすことなく、、自ブログでも設置の上、独自に銀英伝への批判を展開されたほうがよろしいかと。

たたきつけたくなる気持ちは分からないでもないですが、
そういうのはスルーが正しい対処の仕方かと。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7709

Re:バカにつける薬

投稿者:モトラ
2007年06月01日(金) 17時42分

> モトラさん、初めまして。
>
> > 罵詈雑言を叩き付けざるを得ないほど、独りよがりで聴く耳を持たず、ただの難癖を延々投稿し続ける人の非こそ大きいのではないかと。ろくでん氏はこれ以上他人の庭を荒らすことなく、、自ブログでも設置の上、独自に銀英伝への批判を展開されたほうがよろしいかと。
>
> たたきつけたくなる気持ちは分からないでもないですが、
> そういうのはスルーが正しい対処の仕方かと。
>

スルーしようがレスを返そうがお構いなしに、原作の数行を切り取ってはケチを付ける、の繰り返しですからねぇ。本当にろくでもないと言うか度し難いと言うか。

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board4 - No.7711

Re:最適有効戦術

投稿者:投稿野郎Aチーム
2007年06月02日(土) 08時25分

清涼銀河さん、投稿野郎Aチームです。

> とありますが、ヤンは元々歴史学者を志していただけあって、過去の歴史を学ぶ事に関しては貪欲で、それが軍人としての任務における、戦略・戦術面での卓越した能力に繋がっています。
 歴史を学んだのであれば、戦略の失敗を戦術で正すこと、
政略の失敗を戦略で正すことの難しさを当然知っているはず
です。ところが将官としてこれらを正そうという姿勢がヤン
には一向に見られません。どちらも将官として当然の務めで
す。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7712

Re:最適有効戦術

投稿者:清涼銀河
2007年06月02日(土) 15時32分

> 清涼銀河さん、投稿野郎Aチームです。
>
> > とありますが、ヤンは元々歴史学者を志していただけあって、過去の歴史を学ぶ事に関しては貪欲で、それが軍人としての任務における、戦略・戦術面での卓越した能力に繋がっています。
>  歴史を学んだのであれば、戦略の失敗を戦術で正すこと、
> 政略の失敗を戦略で正すことの難しさを当然知っているはず
> です。ところが将官としてこれらを正そうという姿勢がヤン
> には一向に見られません。どちらも将官として当然の務めで
> す。
将官として当然の勤めなのは、あくまで実戦での任務遂行や、非実戦時の、官位に応じた事務仕事です。

ヤン・ウェンリーが戦略や政略をどうこうできるだけの立場にいたならば別ですが(例えば統合作戦本部長、最高評議会議員など)、作中でのヤンはあくまで一軍人、最終的な同盟軍での階級は、イゼルローン要塞司令官、ならびに、駐留艦隊司令官に過ぎません。
同盟が帝国に征服された後、エル・ファシル革命政府の際も、決して多数とはいえない艦隊を率いるだけの立場に過ぎませんでした。

またヤンは、戦場においては、自分の手が届く範囲では、できるだけ戦果を挙げるよう、事態を改善しようと任務に務めています。

投稿野郎Aチームさまのおっしゃりようは、才能のある将官であれば、上が間違っていると確信した時にはクーデターも辞さずに改革を行わねばならない、というようなものです。
言うまでもないことですが、それは『当然の務め』などではなく、単なる危険思想です。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7713

Re:失礼しました

投稿者:S.K
2007年06月03日(日) 10時22分

 海淵さん、モトラさん、忠告と応援に感謝いたします。
 自分で見返しても確かにひどい力技で押してるなとは
思いました。
『田中ファンに誹謗中傷と思われない』為に『素の誹謗
中傷』を用いるというのは悪い冗談なので以後重ねて
努力します。

 しかし、批判サイトでここまでのアムリッツァ会戦の
擁護的解説ってなかなかないとは思うんですが(笑)。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7714

Re:心配御無用

投稿者:S.K
2007年06月03日(日) 10時52分

> S.Kさん、ろくでん改め、投稿野郎Aチームです。
>
 まあ改めまして宜しくです。
>
> >  参考までにパウル・フォン・オーベルシュタインという男を
> > ご存知ですか?
>  もちろん存じ上げておりますが、それが何か?
>
「誰からも正しいと認められつつ好かれた事など一度もない
にも関らず最も多くの公益のための進言をラインハルトに
聞き入れさせた男」の存在は充分『何の希望も見出せない
「ラインハルト様、万歳!」な人間ばかりになった未来』と
やらを作中事実として否定していませんかね?
 しかもオーベルシュタインは帝国側の人間なんですから。

>  「滅んでも(個人的には)構わない」と言っているだけで
> 「滅ぼしてやる」とは一言も言っていませんよ。
>
 道理も実効も伴わない発言は『妄言』と評される事が多いので
あまり公言なさらない事をお勧めします。
 もしくは正直に行きましょう。
「滅んでも(個人的には)構わない」というのは「滅ばなくても
まあおめでたい話なんじゃない?」という寛容さをちゃんと含ん
でいますか?
「滅べばいいと思っている」という内容に誤魔化しの余地を
残しただけではないと断言できますか?

>  揚がらない場合もあるんだな、これが。

 とはいえ「戦後の同盟のお役所仕事の能率が上がった」のは
作中の記述ですしその『揚がらない場合』には該当しないんじゃ
ないですかね。
 Aチームさんの仰る「無理がたたっての事故」も記述があるのは
よりによって1巻同盟のイゼルローン奪取直後のレベロの報告
くらいですし。


>オーバートレーニングで体を壊す。
>オーバーワークで精神に不調をきたす。
> どこにでも転がってるような話じゃないですか。

確かによくある話です、普遍性としては『実りある努力』
より1ランクほど落ちますが。

>「そんな話聞いたこともない」とおっしゃるのであれば、よほど恵まれた職場にお勤めなのでしょうね。
>
 いや「やらないよりマシだった成果」「やらないよりマシだった
自分」があると思える図太さに恵まれております。
 図太いついでに言うと「事実結構その通り」なんじゃないのかと
思っていますよ。

> ヤン・ウェンリーは自分の才能にアグラをかいて、
> 「勤勉」とは無縁の存在のように見えますが。

「一種」と申し上げた通り美徳は他にもありますし、ヤン・
ウェンリーは勤勉の有難さを熟知していると思いますよ。
 だからキャゼルヌを尊敬してムライを招聘してフレデリカに
感謝して家でユリアンに頭が上がらない訳で。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7717

Re:バカにつける薬

投稿者:投稿野郎Aチーム
2007年06月05日(火) 11時46分

S.Kさん、投稿野郎Aチームです。

> 『遊軍』というよりは『勢子』で良かった、というのが
> 最初の全方位攻撃の正確な所でしたかね。
 それだと逆にケンプは頑張りすぎでは?

>  要するに『折角指向性ゼッフル粒子があって、それを使えば
> ありえない宙域からの奇襲が可能になるので
 そうするとラインハルトの戦略は「想像を絶する新兵器=指向性
ゼッフル粒子」に負うところ大なり。ということですよね。ヤン言
うところの「ラインハルトの軍事的天才」関係ないやん。

> 決戦場は
> アムリッツァで良い。どの道補給物資を受け取り損ねた同盟軍
> の選択肢は『無謀な進軍』か『撤退』以外に無い上、いつまでも
> 占領惑星近辺でくすぶっているならまず『撤退』と見て良い。
> と、いう訳でより消耗した状態の相手の集結タイミングを
> 帝国軍が誘導する形を取らせる為に全艦隊分散して敵艦隊を
> 奇襲して追い立てて来い。ただし敵に対しては弾薬を消費
> させるだけでも構わないが本番はあくまでアムリッツァなので
> 兵の損耗の回避の方を優先する事。もちろん無理なく挙げられる
> 戦果は挙げてくれれば評価する」
> くらいの重要度でしょう。
 S.Kさんの説によると「全てはアムリッツァでの包囲殲滅のため」
となるようですが、同盟が遁走せず、途中で戦力の再編を行うとい
う確証がどこにあるのでしょう?イゼルローンに逃げ込まれたら、
さすがのラインハルトもお手上げでしょう。

>  翻って3倍の戦力で3個艦隊を襲った所でみすみす
> ノーマークで五個艦隊を逃がしてやるだけの話です。
>  これでフォークが健在で『現在の占領地には陸戦部隊を
> 駐屯させ物資の調達を兼ねて更なる侵攻を開始する』みたいな
> 指示にそった動きがあれば、その時こそ『撤退も合流も困難』
> という事でラインハルトとキルヒアイスが兵を二分して一個
> 艦隊ずつ前後から挟み撃ちという手も使えたでしょうが、
> この最辺境星域でノーマークの艦隊を作るという事は逃がして
> やるのに等しい距離だったんでしょう。
 ここが私と見解の異なる点で、三倍の戦力で戦えばまず確実に
三個艦隊を殲滅できる。味方の犠牲も最小限に抑えられる。しか
し、全同盟軍を相手にした場合、逃走をいかにして防ぐのか?味
方の損失をいかにして防ぐのか?という点で大いに疑問が残るの
です。

> >  その通り、ピンのほうを相手にしたケンプはヤン艦隊を
> > 叩くどころか無視できないレベルの損害を出しています。
> >
>  ただしヤンを持ってさえ『逃げる以上の展望はなかった』ので
> 『帝国軍反攻開始』を知らしめただけでケンプの役目は完了
> でいいんです。
 無用な犠牲のような気がしますが。

>  まさかあの時点でラインハルトに各艦隊の戦果報告が届いて
> いない訳はないですよ。
>  つまり威力偵察も終わっているんです。
 「時点」が違ってますよ~。私が言っているのは「アムリッ
ツァ」の時点ではなく「補給途絶」の時点です。この時点では
同盟の士気は計りようがありません。そこに一個艦隊ずつぶつ
けていくのはリスクが高いと言いたいのです。

>  あの敗走状態で一個艦隊相当の戦闘力を保持した集団が
> 名戦術家の指揮の下艦隊運営の達人に指揮されて冷静に
> 戦局を見据え対応してくるとはちょっと普通の人間には無理
> でしょう。
 将官は普通の人間ではありません。博士よりも教授よりも
少なく、閣僚並みに「閣下」と称される貴重な人材です。

> それは『無為に部下の帝国兵を殺したい気違いか同盟軍のスパイなので死刑が妥当な短慮で軍略と陣形を乱そうとしている
> ろくでん閣下(現Aチーム閣下)』です。
 私は私なりに兵の命を心配して統帥の常道に従い「衆を持って
寡を撃つべし」と申し上げているのですが、ご理解いただけませ
んか。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7718

Re:最適有効戦術

投稿者:投稿野郎Aチーム
2007年06月05日(火) 11時48分

清涼銀河さん、投稿野郎Aチームです。

> 将官として当然の勤めなのは、あくまで実戦での任務遂行や、非実戦時の、官位に応じた事務仕事です。
 「意見具申」という言葉があるでしょう。

> またヤンは、戦場においては、自分の手が届く範囲では、できるだけ戦果を挙げるよう、事態を改善しようと任務に務めています。
 誤った戦略の下で戦術的に健闘すればするほど、敵の態度は硬化
して和平は遠のき、敵味方の犠牲も無為に増えます。大佐までなら
それも仕方ありませんが、将官ともなればそこまで考えて戦わなく
てはいけません。

> 投稿野郎Aチームさまのおっしゃりようは、才能のある将官であれば、上が間違っていると確信した時にはクーデターも辞さずに改革を行わねばならない、というようなものです。
 クーデターはやりすぎです。しかし、意見書で理路整然と国家の
現状を元に採るべき政策を提示し、政府の政戦両略立案に寄与する
のは将官の任務のうちです。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7719

Re:心配御無用

投稿者:投稿野郎Aチーム
2007年06月05日(火) 11時51分

S.Kさん、投稿野郎Aチームです。

> 「誰からも正しいと認められつつ好かれた事など一度もない
> にも関らず最も多くの公益のための進言をラインハルトに
> 聞き入れさせた男」の存在は充分『何の希望も見出せない
> 「ラインハルト様、万歳!」な人間ばかりになった未来』と
> やらを作中事実として否定していませんかね?
>  しかもオーベルシュタインは帝国側の人間なんですから。
 「どうだ、俺が見込んだ男はすごいだろう?俺様最高!」
やっぱり希望は見出せません。ヴェスターラントでラインハ
ルトとキルヒアイスの仲を裂き、要らぬ「No.2不要論」でキ
ルヒアイスを殺し、シャフトの浅知恵にほいほいと乗っかっ
て、ガイエスブルクとケンプを失い、(中略)ラングを出汁
にロイエンタールとの間で内戦をおっ始め、法治国家ならぬ
徳治国家であるローエングラム朝において君主の名誉を汚し、
トリューニヒトの黒幕を血眼になって探し回る阿呆でしょ。

> 「滅んでも(個人的には)構わない」というのは「滅ばなくても
> まあおめでたい話なんじゃない?」という寛容さをちゃんと含ん
> でいますか?
 かまいませんよ。そんなバカばかりの未来、どうなろうと
知ったこっちゃありません。ゴールデンバウム朝にも名君は
皆無ではありませんでした。それでも帝政の下で人口は3000
億から250億へと順調に減少していきました。これに対し、
民主共和制国家である同盟は16万から130億という驚異的な
人口増を果たしています。私が何かしなくても帝政が続けば
勝手に滅ぶでしょ。

> 確かによくある話です、普遍性としては『実りある努力』
> より1ランクほど落ちますが。
 それは私の感覚からは遠いですね。酔ってくだまくサラリー
マンなんてそれこそ掃いて捨てるほどいるじゃないですか。

> > ヤン・ウェンリーは自分の才能にアグラをかいて、
> > 「勤勉」とは無縁の存在のように見えますが。
>
> 「一種」と申し上げた通り美徳は他にもありますし、ヤン・
> ウェンリーは勤勉の有難さを熟知していると思いますよ。
 「美徳?」「真理」ではありませんでしたか?そして必ず
しも「真理」ではないことを上のやり取りでS.Kさんも認め
ているではありませんか。

親記事No.7508スレッドの返信投稿
board4 - No.7720

Re:アムリッツァ会戦

投稿者:S.K
2007年06月05日(火) 15時45分

>  それだと逆にケンプは頑張りすぎでは?
>
 3巻を読めばケンプが頑張りすぎで自信過剰なのは明白ですが。
「できる」と思って本気でかかった、予想外に第十三艦隊が
手ごわかったので手を引いた、当座アムリッツァ会戦での帝国軍
提督としては合格点じゃないですかね、後々祟る短所の萌芽が
垣間見えてもここで開花はしていない訳ですし。


>  そうするとラインハルトの戦略は「想像を絶する新兵器=指向性
> ゼッフル粒子」に負うところ大なり。ということですよね。ヤン言
> うところの「ラインハルトの軍事的天才」関係ないやん。
>
 何によらず新発見を有効に使って成果を挙げられる人間を
人は有能と呼びます。
 万一指向性ゼッフル粒子なしで名案も特にない場合でも
『回廊帝国側出口の封鎖』という堅実策を提案してくれている
部下もいるので最低限『将として不足』と言えば言いがかり
になりますね。

>  S.Kさんの説によると「全てはアムリッツァでの包囲殲滅のため」
> となるようですが、同盟が遁走せず、途中で戦力の再編を行うとい
> う確証がどこにあるのでしょう?イゼルローンに逃げ込まれたら、
> さすがのラインハルトもお手上げでしょう。
>
『アムリッツァ宙域』という場所の指定は作中の結果から逆算
して「あそこに集結したんだからあそこしか追撃方向が限定
できて万単位の艦船が集結できる最至近地点がなかったんだろう」
という予測です。
『集結する必要』ですが、「まともな指揮系統(頭)もなしに
逃げたってしらみ潰されて被害が拡大するだけ」と言っている
んですがね。
 事実上キルヒアイス艦隊は先回りまでやってのけている訳です
し、この会戦で『疾風ウォルフ』の武名が成立したと言えば
ただ逃げて逃げおおせた確率は著しく低いんじゃないですか。
 付け加えると、占領星域とイゼルローンはアムリッツァを
間に置いて『ここさえ乗り切れば逃げ込める』程度の距離が
あったんでしょう。
 いかなフォークでも「ほんの一跳びの距離です」という地点
から補給要請があれば他艦隊との連携と哨戒の手はずを整えて
順番に取りに来てもらう手順を整えたと思いますよ。
 一応敵地なんですから正規艦隊が要塞に航行するのと補給艦隊
が形ばかりの護衛で補給して回るのとどちらが安全で確実かくらい
は明白でしょう?


>  ここが私と見解の異なる点で、三倍の戦力で戦えばまず確実に
> 三個艦隊を殲滅できる。味方の犠牲も最小限に抑えられる。しか
> し、全同盟軍を相手にした場合、逃走をいかにして防ぐのか?味
> 方の損失をいかにして防ぐのか?という点で大いに疑問が残るの
> です。
>
「逃走をいかにして防ぐのか」って航行できる航路は決まってるん
ですからそこで戦えば奇襲された側は回避できないので最低で
足は止まりますよ。
 で、ろくでん案ですが「『もう帰りたい』と挫けてる同盟軍
を一部(三個艦隊)とはいえ『味方(五個艦隊)を逃がす為』
という理由を与えて手ごわい死兵にするだけですね。
 五個艦隊に逃げられる、三個艦隊からは痛い目に遭わされる、
作中の『ヘバッて痛めつけた敗残兵に駄目押しの奇襲、そして
それに連動した強襲』と比べるにも値しない愚策じゃないですか。

> >  ただしヤンを持ってさえ『逃げる以上の展望はなかった』ので
> > 『帝国軍反攻開始』を知らしめただけでケンプの役目は完了
> > でいいんです。
>  無用な犠牲のような気がしますが。

 どちらかといえばケンプが『しくじった方』なのは事実でしょう
が、奇襲であれ艦隊戦で犠牲がでるのは当たり前で、単に「第十二
艦隊壊滅の金星に恵まれたルッツよりはついてなかった」だけの話
でしょう。
>


>  「時点」が違ってますよ~。私が言っているのは「アムリッ
> ツァ」の時点ではなく「補給途絶」の時点です。この時点では
> 同盟の士気は計りようがありません。そこに一個艦隊ずつぶつ
> けていくのはリスクが高いと言いたいのです。

「飯は食えない、住民は冷たい、しかも『解放の英雄様』だと
思っていた俺達は侵略者でした」と思い知っている真っ最中の
敵兵の士気がわからないならそれはラインハルトは馬鹿でしょう。
 もっとも『馬鹿ではない証左』に「奇襲を食らわせてその対応
で『いける』か『一撃くらわせて引く』か対応しろ」と、間違っ
てもここで無駄に兵隊を損耗させない方針の指示を出した訳
ですが。

> >  あの敗走状態で一個艦隊相当の戦闘力を保持した集団が
> > 名戦術家の指揮の下艦隊運営の達人に指揮されて冷静に
> > 戦局を見据え対応してくるとはちょっと普通の人間には無理
> > でしょう。

>  将官は普通の人間ではありません。博士よりも教授よりも
> 少なく、閣僚並みに「閣下」と称される貴重な人材です。

 名人強豪程度で『論外中の論外』に正確に対応するのは至難
だと言っているんです。
 ロイエンタールは自尊心と性分から、キルヒアイスはとかく
高みを目指して足元が怪しくなりやすい親友の補佐のため
「不可能はあっても失敗はない」タイプの才能家だから
『論外中の論外』と相対してさえ怪我はしても大怪我は
しないでしょうが、ある意味この二人も『論外』ですから。
「粒ぞろい」と言って多少の差が出るのは後に『同格の筈』の
ケンプやレンネンカンプが双璧を過剰に意識して大失敗を
しでかした事からも理解できますね?
>
> > それは『無為に部下の帝国兵を殺したい気違いか同盟軍のスパイなので死刑が妥当な短慮で軍略と陣形を乱そうとしている
> > ろくでん閣下(現Aチーム閣下)』です。
>  私は私なりに兵の命を心配して統帥の常道に従い「衆を持って
> 寡を撃つべし」と申し上げているのですが、ご理解いただけませ
> んか。

 原作を遥かに下回る自殺行為まがいの愚策を提言されたとお認め
いただければ、『帝国兵の生命に対する誠意』だけは理解いたしましょう。

親記事No.7409スレッドの返信投稿
board4 - No.7721

Re:Aチームさんは心配しなさい、自分の為に

投稿者:S.K
2007年06月05日(火) 18時36分

> > 「誰からも正しいと認められつつ好かれた事など一度もない
> > にも関らず最も多くの公益のための進言をラインハルトに
> > 聞き入れさせた男」の存在は充分『何の希望も見出せない
> > 「ラインハルト様、万歳!」な人間ばかりになった未来』と
> > やらを作中事実として否定していませんかね?
> >  しかもオーベルシュタインは帝国側の人間なんですから。
>  「どうだ、俺が見込んだ男はすごいだろう?俺様最高!」

「余はあれを好いた事は一度もないのだ」とは10巻で言って
ますが、その科白もしくはそういう態度はラインハルトは
どこで示していましたか?

> やっぱり希望は見出せません。ヴェスターラントでラインハ
> ルトとキルヒアイスの仲を裂き、

 まあ9巻でオーベルシュタインがラインハルト暗殺未遂犯に
言った科白を再読する事です。

>要らぬ「No.2不要論」でキルヒアイスを殺し、

 ラインハルトとキルヒアイスが不老不死か『皇帝が友情を
抱く人間が常に真人間の鑑という鉄則が成立している』なら
No.2不要論はともかく「キルヒアイスと距離を置け」とは
言わなかったでしょうね。
『無謬の決定の絶対化』を考えていた節のある男がその
『無謬の決定』に異論を唱えられる立場が公的に設立
されかねない事態を看過したとは思いませんが。

 キルヒアイスが死んだのはアンスバッハ准将の『自己の
生涯に対する弔いも兼ねたブラウンシュバイク公への忠誠』
に相対し自己の意思で『ラインハルト姉弟への友愛と誠実』
を貫いた結果ですのでお間違えなきように。
 牽強付会で言えばあの直後にリヒテンラーデ公失脚の謀略
を一人セッティングしてのけたのはオーベルシュタインの
キルヒアイスに対する『無駄にはしない』という弔意であり
誠意の要素もあったでしょう、勿論まず『必要』だった訳
ですがあれでラインハルトが『嘆き悲しむ暇』が与えられた
のも事実です。



>シャフトの浅知恵にほいほいと乗っかって、
>ガイエスブルクとケンプを失い、

『移動要塞』自体は名案なので冒険風ライダーさんの考察
読みましょうね。
 それに『天才軍略家』ラインハルトが「勝機あり」と判断
して、ここで双璧以外の提督が『イゼルローン攻略』を成功
させれば双璧の『No.2』化を予防できるんですから止める
理由はないでしょう。

>(中略)


『(全略)』で良いですよ、多分どの道「休むに似たり」より
マシな説はAチームさんから出て来やしません。

>ラングを出汁にロイエンタールとの間で内戦をおっ始め、
>法治国家ならぬ徳治国家であるローエングラム朝において
>君主の名誉を汚し、

「ラングを出汁に」って眼中外の、しかも直接の部下でさえ
ない小物の役人であるラングが極めて不幸な方向に意外な
ツキを持って破滅に邁進しただけでしょう。
「世の人がAチームさんの読解力の無さに対して持つべき責任」
くらい知った所ではないです。

大体『ウルヴァシー事件』で新領土総督の要職にありながら
管轄区のしかも皇帝を迎える軍施設の『異変』に気づき損ね
皇帝暗殺未遂に僚友ルッツの殉職と大事に対する釈明を
拘泥し、常に忠誠を尽くしてくれたベルゲングリューンの
諫言を聞き入れないばかりか乱に際し利を望むグリルパルツァー
のウルヴァシー調査報告(地球教の関与を隠匿)を疑いも
せず『双璧の争覇戦』に挙兵する、『悪い』と言えば他にも
いますがミッターマイヤーの言う通り「莫迦だ!」といえば
この件の一等賞は全銀河一致でロイエンタールでしょう。
 あれでルッツが死んでなくて挙兵理由を「冗談だ。今から我が
皇帝を始め全帝国民に謝罪に行く」とか言っていれば『宇宙最高
の冗談を聞いた』と全帝国軍関係者が大爆笑したでしょう。
「『君側の奸を討つ』って卿、『あの』軍務尚書が皇帝陛下を
蔑ろにして恣って、『税率の公正化』をするのか『学習教育の
機会の均等化』でもやるのか『治安の一層の安定化』に励むのか。
断っておくが別に陛下もやる事かうっかりしていたが気づけば
やる事『だけ』だぞそれ」とか言われて。

 さてオーベルシュタインですがこの件についてやった事と
言えば「まあロイエンタールも陛下の暗殺については無罪
だったろうから『挙兵のけじめ』を陛下がルッツの死の憤り
のままに親制してつけてしまえば『あたら有為の男を誤解で
死なせた』と嘆いただろうから、それなら自分が親友と殺し
合う心痛に耐えようなどと考えるミッターマイヤーは立派
な男だな」というニュアンスのコメントをフェルナー大佐
との世間話でちょっと喋っただけじゃなかったですか?
 ああラングに「新領土総督は私に苦情があるらしいので
聞きにいく。同道せよ」とロイエンタールが嫌いでかつ
軽蔑している人間にどれだけ圭角が立った男か知りつつ
しれっと業務命令もしてましたね、治安が乱れている地域に
内務治安局という役所の役人が行くのは別に当然ですが。

 まあ珍しくオーベルシュタインとロイエンタールは『才能が
ある癖に本気で自虐的な奴というのはどうしようもないな』と
互いを思う感情で一致していた気はしますがね。

> トリューニヒトの黒幕を血眼になって探し回る阿呆でしょ。
>
 そりゃ帝国安泰の現在最後の不安ですからルビンスキー一党と
地球教徒残党の摘発もするでしょうが「トリューニヒトの黒幕」
って何です?『黒い幽霊団』?『ゴルゴム』?『アマルガム』?
 私は当人の申告通りトリューニヒトは自己の才能で他者を
利用し自己の福祉に有意義に人生を謳歌していただけではない
のかと思いますけどね。
 で、オーベルシュタインがテロ集団撲滅に本腰をいれた頃には
単なる死体なので、流石にオーベルシュタインもゾンビ対策とか
呪術師狩りとかはしていなかった筈だよなあと思いますが、
『アルスラーン戦記第2部』じゃあるまいし。

 海淵さんには大変申し訳ないんですがちょっとだけNo.7713
に抵触する質問がしたいです。
 オーベルシュタインに関する評価とか好悪でなしに『判断』が
No.7719の人の頭はおかしいんじゃないかとどうしても思えて
ならないんですが。

>  かまいませんよ。そんなバカばかりの未来、どうなろうと
> 知ったこっちゃありません。

 まあAチームさん曰くの「バカ」がホンモノかAチーム色眼鏡
フィルターを通した「どこにでもいるAチームさんよりは上出来な
普通人」かはなかなか怪しいものですが。
>ゴールデンバウム朝にも名君は皆無ではありませんでした。
>それでも帝政の下で人口は3000億から250億へと順調に減少
>していきました。

 とっぱじめの大帝ルドルフの『全人類超人化政策』から2~3代
で激減したじゃなかったでしたっけ?
 本気で優生保護法をやらかして特権階級まで設立すれば元々
救世主の到来を希うほど行き詰っていた社会なんですから人口が
減らない方が異常だったでしょう。

 で、『そういう社会』に色々否定されて「ふざけるな」と
蹴り飛ばしたラインハルトとオーベルシュタインは『貧民の
救済』とか『社会の公正』とかを己が事の様に真剣に取り組む
支配層になった訳ですが。
『王朝』なのは他の政体なんざ知らないし、たまに聞く他国
(民主主義)は『100年かけても忌々しい現王朝を打倒できない
役立たず』という評価だったとして、ま、自然なんじゃないです
かね。
『時間をかけるのが民主主義の意義』という側面もあるので
今苦しんでいる人間に『役に立たない』という判断をされる
のは心苦しくもやむを得ない事実もありますし。

>これに対し、民主共和制国家である同盟は16万から130億という
>驚異的な人口増を果たしています。

 歴史的に見て、どんな社会体制でもその集団が『貧しい』なら
『生めよ増やせよ地に満てよ』はほとんど必然です。
『食い扶持』が増える心配より『生産者の増加』の方が優先
されるからです。

 それよりはむしろ『よくもまあ極寒の流刑星から家畜のゲノム
持って逃げ出したもんだ』と『最低限豚肉料理が実在する同盟』
に変に感心しましたが。
 余談ですが流石に軍用食は『グルテンカツ』とか『大豆タンパク
チューブ』とか『植物→家畜』の手間をかけない農耕生産品が多い
みたいですね、作中の描写だと。
 3巻査問会のヤンの『うまい肉料理があるとすぐ転向する菜食
主義者』という与太は意外や真実だったのかもしれません、本当
の菜食主義者の軍人以外の全実戦部隊の軍人と同じ立場として。


>私が何かしなくても帝政が続けば勝手に滅ぶでしょ。

 Aチームさんが『社会に関る重大事』に何か携わる方が
帝政どころか全面核戦争より人類が滅びそうですけどね。
 しかし「帝政が続けば」ねぇ、悪いけどAチームさんが
イギリス人に殴られていたら「まあ何です、うちの国語圏
のモンがどえらい失礼を」と謝って加勢しようと思います、
Aチームさんが『王制』に対するがごとく『理由を問わず』。

>
>  それは私の感覚からは遠いですね。酔ってくだまくサラリー
> マンなんてそれこそ掃いて捨てるほどいるじゃないですか。
>
 あらかたの世の労働者は浮世の憂さを酒で晴らして明日を
頑張るもんです。
 ひがむだけの酒は体に悪いしみっともないからやめといたら
どうです?

>  「美徳?」「真理」ではありませんでしたか?

「怠惰を廃し勤勉を奨励する」、いや明らかにリアリズムに
基づく真理の一種ですよ。
 で、ヤンがその「真理」にそぐっていないから『無価値』
『悪』とは断じないという事です。
 ヤン本人も「頼むから余りご大層な評価をしてくれるな」
とか言いそうな人間なので『真理』とか『法則』とか『必然』
とかを避けて「美徳の持ち主」という評価に落ち着いた訳ですが。
 まあ「世界中の酒飲みは皆己が身上を僻み呪っている」などと
妄想する方に『表現の妙とか機微』を理解しろとは、いや、
しましょうよ、私の駄文は良いから酒場でのお父さん方の
「今にみていろチックショウ」くらいのささやかで尊い奮起は。


> そして必ずしも「真理」ではないことを上のやり取りで
>S.Kさんも認めているではありませんか。

 別段唯一絶対の世界基準=真理と言った覚えはありませんし
Aチームさんがそういう妄想にとらわれているとして私の知った
事ではありませんが、今迷惑しましたので次の投稿までには
その妄想から抜け出しておいて下さい。
「マグロは美味い」と言ったからといって「じゃあお前は一生
ステーキは食うなよ。美味いのはマグロで牛肉は違うんだろ?」
なんぞと言いがかられてもねえ。
 ケリを入れれば良い話ですが靴だって傷みもすれば汚れも
しますから勿体なくて。

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