- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8524
Re:Re8522:IFのレス4
- 投稿者:S.K
- 2010年09月08日(水) 18時00分
> レンネンカンプが「忠言」などという芸当ができる人間なら、そもそも史実のような暴走行為自体やらかしていないのでは? 何しろ、史実のラインハルト相手にすら「ヤンは帝国にとって危険だから殺せ」と「忠言」することすらできなかったくらいなのですし。
事実として負けた僻みに解釈される可能性が
ラインハルトの心性を鑑みて高かったからでしょう。
> オーベルシュタインばりに自己を犠牲にして事を為そうと考えられるような人物でもありません。
こう言われる人でかつそれが事実でありまうし。
> 帝国の体制が変わったところで、レンネンカンプと帝国政府の関係は全く変わりようがないわけですし、ラインハルトと同様に「忠言」なんてできないのではないかと。
上記の様にラインハルト個人を相手にするのと違い
一応同格の面々との合議議題の提出ですから、もう少し
心理的負担は軽く目算の目途も立ちやすいのでは
ないでしょうか。
> <「先輩(トリューニヒト)に相談する」というのはひとつの
> 手段ではないでしょうか。
> 少なくともその利の聡さと行動力は間違いない物ですし
> 「利用価値」さえ手土産に持参できれば粗略にはされないかと。>
>
> そういえば、キュンメル事件時、トリューニヒトはケスラーによって警護と称して軟禁されていたはずですが、ラインハルトが暗殺された場合、彼の身柄は保証されるのでしょうか?
> 下手すると、地球教の一味として有無をも言わさず殺されてしまう可能性も否定できないのではないでしょうか。トリューニヒトがいかに抗弁しようが、地球教とトリューニヒトが提携していたのは事実なのですし。
>
否定はできませんが、「私は利用されていた」と主張
すればそれは満更嘘でもなく、であれば一度容認した
亡命者の根拠薄弱な処刑というのは帝国の内情不安を
わざわざ宣伝するようなものなのではないでしょうか。
> あと、レンネンカンプの暴走にはオーベルシュタインの煽りも一要素として存在するのですが、ラインハルト暗殺後にオーベルシュタインがレンネンカンプを煽る余裕などあるのでしょうか?
> こちらはこちらで、暗殺後のゴタゴタを収拾するだけで手一杯になってしまうのではないかと。
オーベルシュタインの唆しは最後の一押しのレベルで、
それ以前にレンネンカンプが自分の価値観と真逆なヤン
に悪感情を抱いて部下に内偵させていましたので、
「ラインハルト暗殺」そのものがオーベルシュタインの唆しの
代役を務めるのではないかと推察しております。
無論史実のお膳立てのあった状態とは違い、自身で
それなりの疑惑と傍証を掴んだ上でなくては話にならない
のは言うまでもありませんが。
- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8525
Re8524:IFのレス5
- 投稿者:冒険風ライダー(管理人)
- 2010年09月09日(木) 10時23分
<事実として負けた僻みに解釈される可能性が
ラインハルトの心性を鑑みて高かったからでしょう。>
<上記の様にラインハルト個人を相手にするのと違い
一応同格の面々との合議議題の提出ですから、もう少し
心理的負担は軽く目算の目途も立ちやすいのでは
ないでしょうか。>
ヤンについては、ラインハルト死後に軍事部門の頂点に立ちそうなミッターマイヤーやロイエンタールもラインハルトと同じ考えでしょうし、特に後者とレンネンカンプは「神々の黄昏」作戦時に少なからぬ衝突もやらかしていますから、やはりラインハルトと同様に「忠言」しにくい環境に変わりはないのでは?
<否定はできませんが、「私は利用されていた」と主張
すればそれは満更嘘でもなく、であれば一度容認した
亡命者の根拠薄弱な処刑というのは帝国の内情不安を
わざわざ宣伝するようなものなのではないでしょうか。>
史実のキュンメル事件後における帝国側の地球教への対処からして相当なまでに感情的でしたし、ましてやラインハルトが暗殺されてしまったら、トリューニヒトは「地球教への協力者」として充分に私刑で殺されそうな状況にありますけどね。ケスラーがトリューニヒトを軟禁したのも、間違いなく「いつでも殺せる」ようにするためなのですから。
トリューニヒトの処刑理由は「地球教に協力した」の一事で充分なのではないでしょうか。ラインハルト暗殺という状況下では、法や理性よりも復讐心的な感情の方が優先されそうですし。
- 親記事No.8498スレッドの返信投稿
- board4 - No.8526
Re:どこが下劣なのですか?
- 投稿者:神崎 智徳
- 2010年09月09日(木) 14時21分
前提として――私はゴシップそのものが惡趣味で下劣なものであると考へてゐます。それを悦んで見てゐる人がゐることも知つてゐます。さう云つた人達の期待に應へて書いたり放送したりすることを否定はしませんが、ゴシップが惡趣味で下劣なものであることには變りなく、決して高尚なものにはならないでせう。
> 田中芳樹が結婚しているというのは田中芳樹本人から出された公式情報ですし、奥さんの存在についてインタビュー記事やコラムで言及していたのもこれまた田中芳樹自身の手によるものです。
> そして一方、21世紀に入ってその奥さんについて全く言及されていないという事実も「らいとすたっふ」社長氏の公式ブログから読み取れる情報です。
> その2つの「確定している事実」を元に「何故かくのごとき『気味の悪いミステリー的な』ことが起こっているのか?」と疑問を提議する行為が、それほどまでに悪趣味かつ下劣なことなのでしょうか?
> 確かにネタがゴシップ的なものであることは否定しませんが、今回の件について憶測でものを書いてなど私は全くしていませんけどね。
疑問を提議していることを「憶測」と書いたつもりですが、私の文章では分り難いですね。「事實から得られた憶測を竝べ立て、個人的なことをネタにしてゐる」としたら通じますか。「憶測」が氣に入らなければ、そこは「疑問」とでも讀替へてください。
「『気味の悪いミステリー的な』こと」とは、田中 芳樹の奥さんに係ることでせうが、田中 芳樹の「作品」と田中 芳樹の「奥さんの存在」にどう因果關係があるのでせうか。因みに以前私が例にあげた樣なことは證明不可能なことでせう。田中 芳樹の奥さんが云々と云ふことの疑問を提議することは御自由ですが、それと作品との因果關係がない以上、所詮ゴシップです。
一寸意地惡な讀方かもしれませんが、あの記事は「奥さんのことが記事から消えた」と云ふ事實をミステリーと稱し、最後に疑問を提議すると云ふ書方で「奥さんの存在が消えた」と讀者に想像させてゐます(さう云ふ書方でないと記事としては「面白く」ないですし)。「記者は事實と記者本人の疑問を書いてゐるだけで、讀者がどう思はうと勝手だ」と言ふこともできますが、「讀者のミスリードを誘ひながら、讀者に責任を投げつける記者」をどう思ひますか。
> それに田中芳樹は、創竜伝12巻でこんなことを書いていたりするのですけどね↓
>
> 創竜伝12巻 P228上段~P229下段
> (省略)
>
> これから考えれば、かつての自身の病状について、ただ「体調不良」としか発表せず「入院先も病状も明らかにしない」田中芳樹もまた「いっそ一〇〇〇年前の中国か。二千年紀とも思えん話」なことを堂々とやらかしていることになりますし、ましてや、他ならぬ自分自身の奥さん(しかも自分の仕事に直接関わっていた経歴もある人物)のことについて、存在すらもなかったかのような扱いをしているのは奇妙奇天烈もいいところではありませんか。
高校を卒業して(約20年前)から「田中 芳樹」を讀んでゐないので知りませんが、引用部は小渕首相から森首相への流を揶揄したものですか。相變らず世間知らずの中高生が喜びさうな書きつぷりですね。
閑話休題。田中 芳樹の書いてゐることは非常に稚拙ですが、取敢ず一國の代表の動向について書いてゐます。一國の代表と一作家は同列に扱はれるものでせうか。「一國の代表は○○であるべきだ」と書いた作家が、一國の代表と全く同じことをしなければならないなんてことはありません。一作家の動向なんて、讀者(ファン?)には重要でも、國(民)にとつては重要ではありません。ましてや「一作家の奥さんの存在」と「一國の代表の病状」は竝べる樣なものではありません。なほ、「奥さん(しかも自分の仕事に直接関わっていた経歴もある人物)」につきまして、( )は意味がありません。作家のスタッフが一人ゐなくなつたとしても(事件性がない限り)誰も興味を持ちませんから。「奥さん」であることが興味を掻立てるのです。そして「奇妙奇天烈」と感じるのはそんなことに興味がある讀者だけでせう。「作品」そのものから見ればどうでもいゝことです。
> しかも、田中芳樹の病状や動向は、読者側からの視点で見れば、作品の「執筆スケジュール」に確実な影響を与えている極めて重要な事項です。実際、1999年と2009年に「体調不良」が遅筆の言い訳に使用された事例もあるのですから、その動向を調べて悪いことなどあるはずがないでしょう。それがイヤであれば、そもそも「個人のプライバシー」に基づいた情報を遅筆の言い訳などに使用すべきではありません。
> 田中芳樹サイドがこういうスタンスを貫き通している以上、公式情報を元に田中芳樹個人の動向に疑問を呈する行為は読者として当然の権利であり、またそういう公式情報を「権利として」発信した作者側はそういうリスクを考慮し受け入れる「義務」があると私は断定します。
> これに何か問題でもあるというのでしょうか?
作家である以上、私達一般人とは違ふのですから、その動向に注目が集るのはある意味當然でせう(所謂「有名税」ですね。冒険風ライダーさんはそれを「義務」と表現してゐるのでせうが)。動向を調べることが一概に惡いとは申しません。たゞ「奥さんの存在」が田中 芳樹の「作品」にどう關係があるのですか。「體調不良」は「書けなくなつた」理由になりますが、「奥さんの存在」は直接「書けなくなつた」理由になりません。「(例へば)奥さんと別れた」→「精神疾患に罹患した」→「書けなくなつた」と云つた具合に、間に別の理由がないと繋がらないのです。一般人は「別の理由」まで調査する力は無いでせう。調査できるのなら「別の理由」も書いてもらひたいものです。<
それがイヤであれば、そもそも「個人のプライバシー」に基づいた情報を遅筆の言い訳などに使用すべきではありません。」に至つては酷いものです。「有名人は動向を調べられるのは當り前だから、『個人のプライヴァシー』なんて全くない。」或は「『個人のプライヴァシー』を言訣に使つた有名人は、全ての動向を調べられ、晒されなければならない」とでも言ふのでせうか。「體調不良は公開する」が、「家族のことは公開しない」と云ふ姿勢に問題はありませんし、過去に公開してゐたことを未來永劫公開しなければならないと云ふこともありません。<
者の「權利」であつても、興味本位だけで個人的なことを書立てることが惡趣味で下劣な行爲であることに變りありません。ちやんと批評してゐる(と私が思ひ込んでゐるだけか)サイトの掲示板に、管理人があゝ云ふ批評になつてゐない記事を悦んで書込むのは殘念なことです。尤も殘念に思ふのは私の感想でしかありませんから、「問題」はありません。
- 親記事No.8498スレッドの返信投稿
- board4 - No.8527
Re8526:ゴシップの前提と発言責任
- 投稿者:冒険風ライダー(管理人)
- 2010年09月09日(木) 17時31分
<前提として――私はゴシップそのものが惡趣味で下劣なものであると考へてゐます。それを悦んで見てゐる人がゐることも知つてゐます。さう云つた人達の期待に應へて書いたり放送したりすることを否定はしませんが、ゴシップが惡趣味で下劣なものであることには變りなく、決して高尚なものにはならないでせう。>
<讀者の「權利」であつても、興味本位だけで個人的なことを書立てることが惡趣味で下劣な行爲であることに變りありません。ちやんと批評してゐる(と私が思ひ込んでゐるだけか)サイトの掲示板に、管理人があゝ云ふ批評になつてゐない記事を悦んで書込むのは殘念なことです。尤も殘念に思ふのは私の感想でしかありませんから、「問題」はありません。>
この時点ですでに互いの前提が全く異なりますね。私は「ゴシップ」というものを「エンターテイメントの一変種」であると考えています。
芸能人や作家・漫画家、その他諸々の「公の場で活動している人々」にファンやウォッチャーが付くことは別に珍しいことではありませんし、そういったファンやウォッチャーが、興味の対象に関するゴシップ的な話を聞きたい&知りたいと考えるのは、当然とまでは言わなくてもごく自然な考え方です。そして、その欲求を満たすネタを提供する存在として、芸能系の雑誌・新聞・テレビ番組はひとつのメディア媒体として成立しているわけです。
そして、その手のメディア媒体に取材される「公の場で活動している人々」もまた、そのことは承知の上で「有名税」としてネタを提供していることがほとんどです。たまに非合法的な取材方法や、取材相手からの承諾を得ていない記事が発表されて事件になることもありますが、それは「ゴシップ」自体の存在意義とは全く別の問題です。
悪趣味で下劣な「ゴシップ話」というのは確かにあるが、「ゴシップ」それ自体は全否定されるべきものではない。それが私の考えです。
<「『気味の悪いミステリー的な』こと」とは、田中 芳樹の奥さんに係ることでせうが、田中 芳樹の「作品」と田中 芳樹の「奥さんの存在」にどう因果關係があるのでせうか。因みに以前私が例にあげた樣なことは證明不可能なことでせう。田中 芳樹の奥さんが云々と云ふことの疑問を提議することは御自由ですが、それと作品との因果關係がない以上、所詮ゴシップです。>
別に誰に強要されたわけでもないのに、作品のあとがきやインタビュー記事、そしてブログに、それこそ「作品」とは何の関係もないプライベートな話を「最初に」書き綴っているのは田中芳樹や「らいとすたっふ」ですし、彼らはそれを公の媒体に掲載してカネを稼いだり集客したりしているわけです。田中芳樹サイドがそれを「権利」として行使している以上、「権利」と表裏一体の「責任と義務」を彼らは負うべきでしょう。
また、タナウツというサイト自体、作品検証「だけ」をやっているわけではなく、作者自身にまつわる問題やファン・出版社の事情などについても過去に議論されていますし、私自身、サイン会やコミケにオフラインで参加して田中芳樹サイドに直接挨拶したことをネタにしていたりします。「作品」を抜きにした田中芳樹それ自体もタナウツの検証対象に含まれているのですから、その問題を取り上げて悪いことはありますまい。
<一寸意地惡な讀方かもしれませんが、あの記事は「奥さんのことが記事から消えた」と云ふ事實をミステリーと稱し、最後に疑問を提議すると云ふ書方で「奥さんの存在が消えた」と讀者に想像させてゐます(さう云ふ書方でないと記事としては「面白く」ないですし)。「記者は事實と記者本人の疑問を書いてゐるだけで、讀者がどう思はうと勝手だ」と言ふこともできますが、「讀者のミスリードを誘ひながら、讀者に責任を投げつける記者」をどう思ひますか。>
私の意図としては、「何故最近の田中芳樹サイドは奥さんのことについて全く言及しないの?」というところにあるのですが。昔はきちんと言及していたのですし、あんなおかしな徹底無視ぶりを田中芳樹サイドが披露していなければ今回の疑問自体がなかったわけですから。率直な疑問を具体的な根拠を挙げて提起する、という手法が悪いとは思えませんが。
それと、私がいつ「讀者に責任を投げつける」ようなことをしていますか? 本当に責任を投げているのであれば、そもそも私はあなたの投稿にレスを返すこと自体最初からしていないと思うのですけど。
<田中 芳樹の書いてゐることは非常に稚拙ですが、取敢ず一國の代表の動向について書いてゐます。一國の代表と一作家は同列に扱はれるものでせうか。「一國の代表は○○であるべきだ」と書いた作家が、一國の代表と全く同じことをしなければならないなんてことはありません。一作家の動向なんて、讀者(ファン?)には重要でも、國(民)にとつては重要ではありません。ましてや「一作家の奥さんの存在」と「一國の代表の病状」は竝べる樣なものではありません。なほ、「奥さん(しかも自分の仕事に直接関わっていた経歴もある人物)」につきまして、( )は意味がありません。作家のスタッフが一人ゐなくなつたとしても(事件性がない限り)誰も興味を持ちませんから。「奥さん」であることが興味を掻立てるのです。そして「奇妙奇天烈」と感じるのはそんなことに興味がある讀者だけでせう。「作品」そのものから見ればどうでもいゝことです。>
「一國の代表の病状」というのは、個人的なプライバシーであると同時に国家機密として扱われる場合も多々あります。だからこそ、その公開については慎重に取り扱わなければならないし、公開時期までは「非公開」に徹することがあっても不思議でも何でもありません。
それについて「無条件で公開しなければ民主主義ではない」と言わんばかりなタワゴトを吹聴しているのですから、「じゃあ国家機密でも何でもないお前のプライバシーな病状は、カネを払って著書を購入している自分の読者に対して当然細部に至るまで公開されて然るべきだよな?」的な返しは、すくなくとも創竜伝の作中キャラクターおよび田中芳樹については有効でしょう。
また、上でも述べましたが、私が挙げている田中芳樹絡みの情報は、全て田中芳樹および「らいとすたっふ」関係者が公の媒体で公開しているものですし、田中芳樹サイドはそれを使ってカネを貰ったり集客したりしています。そうである以上、その手の情報は「作品」と並ぶ検証対象たりえますし、ゴシップ的に取り上げられるリスクと責任を田中芳樹サイドは背負うべきです。
あと、私は田中作品と同じくらいに田中芳樹そのものについても興味を持っていますし、その動向も検証対象になると考えるからこそ今回の提議を行ったわけですが、それのどこが悪いのでしょうか? 私と同じように考える人は他にもいるのではないかと思うのですが。
<作家である以上、私達一般人とは違ふのですから、その動向に注目が集るのはある意味當然でせう(所謂「有名税」ですね。冒険風ライダーさんはそれを「義務」と表現してゐるのでせうが)。動向を調べることが一概に惡いとは申しません。たゞ「奥さんの存在」が田中 芳樹の「作品」にどう關係があるのですか。「體調不良」は「書けなくなつた」理由になりますが、「奥さんの存在」は直接「書けなくなつた」理由になりません。「(例へば)奥さんと別れた」→「精神疾患に罹患した」→「書けなくなつた」と云つた具合に、間に別の理由がないと繋がらないのです。一般人は「別の理由」まで調査する力は無いでせう。調査できるのなら「別の理由」も書いてもらひたいものです。<
それがイヤであれば、そもそも「個人のプライバシー」に基づいた情報を遅筆の言い訳などに使用すべきではありません。」に至つては酷いものです。「有名人は動向を調べられるのは當り前だから、『個人のプライヴァシー』なんて全くない。」或は「『個人のプライヴァシー』を言訣に使つた有名人は、全ての動向を調べられ、晒されなければならない」とでも言ふのでせうか。「體調不良は公開する」が、「家族のことは公開しない」と云ふ姿勢に問題はありませんし、過去に公開してゐたことを未來永劫公開しなければならないと云ふこともありません。><
別に私は田中芳樹に対して「自身のプライバシー情報を積極的に公開しろ」と要求しているわけではありませんよ。ただ、頼まれもしないのに自身のプライバシー情報を率先して公開し、公の媒体に掲載している以上、それを読んだ他者からゴシップ的なツッコミが行われるのは当然だし、そのリスクと責任を発言者は自覚すべきである、と言っているのです。<
そういうことを他者からやられたくないのであれば、そもそも自分のプライバシー情報そのものを一切公開しなければ良いのですよ。有名人でも実際にそうしている人はいますし、田中芳樹の遅筆ぶりは「体調不良」があろうがなかろうが「常態」として存在するものなのですから(苦笑)、それは決して不可能なことではなかったはずです。<
特に「体調不良」なんて、プライバシー情報の中でもトップシークレットの部類に入るものでしょう。下手すれば作家としてのキャリアにも傷が付きかねませんし。<
奥さんの話に「体調不良」や遅筆を引き合いに出しているのは「これ(体調不良)を【たかが遅筆の口実】として公開できるのであれば、それよりは機密のレベルが低いであろう(しかもかつてはきちんと言及していた)奥さんの話も充分に公開できるのでは? 何故それをしないのだろう?」という意味合いで使っているだけです。
- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8528
Re:Re8524:IFのレス5
- 投稿者:S.K
- 2010年09月09日(木) 19時26分
> ヤンについては、ラインハルト死後に軍事部門の頂点に立ちそうなミッターマイヤーやロイエンタールもラインハルトと同じ考えでしょうし、特に後者とレンネンカンプは「神々の黄昏」作戦時に少なからぬ衝突もやらかしていますから、やはりラインハルトと同様に「忠言」しにくい環境に変わりはないのでは?
>
ミッターマイヤーについては疑念に一応の根拠があれば
調査してくれるだけの公正さは期待して良いでしょう、
史実でも「疑わしい」というだけでルッツのフェザーン
夜会爆破事件の詳細調査をケスラーが引き受けてくれたと
いう事例もありますし、史実のレンネンカンプの横死に
ついても部下への聞き取り調査などをきちんと行ってから
「レンネンカンプと同盟政府の低劣な謀略」と結論した慎重さ
がミッターマイヤーにはありましたし。。
ロイエンタールについては「有能ではあるが毒舌が過ぎる」
という共通認識はあるでしょうから、「それが暫定とはいえ
帝国最高責任者の器量か」と問えば、幾分ロイエンタールの
方がこの提議の扱いを慎重にする必要を認めるでしょうし、
ラングの時の様に切って捨てればその時はロイエンタールこそ
が「この危急の時期に好んで乱を引き起こす男」と評価を
下げ、結果として「この事態を取りまとめうる人材=自身の
脱落」という混乱を招く事にならないでしょうか。
>
> 史実のキュンメル事件後における帝国側の地球教への対処からして相当なまでに感情的でしたし、ましてやラインハルトが暗殺されてしまったら、トリューニヒトは「地球教への協力者」として充分に私刑で殺されそうな状況にありますけどね。ケスラーがトリューニヒトを軟禁したのも、間違いなく「いつでも殺せる」ようにするためなのですから。
> トリューニヒトの処刑理由は「地球教に協力した」の一事で充分なのではないでしょうか。ラインハルト暗殺という状況下では、法や理性よりも復讐心的な感情の方が優先されそうですし。
そこまでやってしまえば「帝国の気に入らない相手は全て
『地球教徒』らしい。おそらく民主共和制も『共存価値を
認める』という流れにはなるまい。こんな状況が『長征一万
光年』の頃のゴールデンバウム王朝と何の違いがある?」
と、同盟の燻る火種が発火点に上昇する、まさに「避けたい
面倒」が勃発するのではないでしょうか。
- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8529
Re8528:IFのレス6
- 投稿者:冒険風ライダー(管理人)
- 2010年09月10日(金) 18時49分
<ミッターマイヤーについては疑念に一応の根拠があれば
調査してくれるだけの公正さは期待して良いでしょう、
史実でも「疑わしい」というだけでルッツのフェザーン
夜会爆破事件の詳細調査をケスラーが引き受けてくれたと
いう事例もありますし、史実のレンネンカンプの横死に
ついても部下への聞き取り調査などをきちんと行ってから
「レンネンカンプと同盟政府の低劣な謀略」と結論した慎重さ
がミッターマイヤーにはありましたし。。>
その「一応の根拠」なるものをレンネンカンプが自前で用意できるくらいなら、史実における暴走自体がありえなかったのでは?
ただでさえミッターマイヤーはヤンに敬意を表しているのですから、その彼にヤンに対する疑念を植え付けるというのであれば、相応の根拠は絶対的に必要になりますよ。すくなくとも、「ヤンは帝国にとって危険な人物だから殺せ」とがなりたてるだけでは、却ってレンネンカンプの方が不興を買うだけですね。
<ロイエンタールについては「有能ではあるが毒舌が過ぎる」
という共通認識はあるでしょうから、「それが暫定とはいえ
帝国最高責任者の器量か」と問えば、幾分ロイエンタールの
方がこの提議の扱いを慎重にする必要を認めるでしょうし、
ラングの時の様に切って捨てればその時はロイエンタールこそ
が「この危急の時期に好んで乱を引き起こす男」と評価を
下げ、結果として「この事態を取りまとめうる人材=自身の
脱落」という混乱を招く事にならないでしょうか。>
こちらもミッターマイヤーと同じことが言えます。
加えて、ここで「一応の根拠」なるものをレンネンカンプが提示できない場合、緊急時であろうがなかろうがレンネンカンプを罷免することに文句を言う人間はいないでしょう。史実でさえロクな評価を受けていないというのに。
<そこまでやってしまえば「帝国の気に入らない相手は全て
『地球教徒』らしい。おそらく民主共和制も『共存価値を
認める』という流れにはなるまい。こんな状況が『長征一万
光年』の頃のゴールデンバウム王朝と何の違いがある?」
と、同盟の燻る火種が発火点に上昇する、まさに「避けたい
面倒」が勃発するのではないでしょうか。>
いや、史実の帝国政府および帝国軍からして、キュンメル事件後の地球教に対してはまさに感情的な対応に終始していたでしょう。何かテロがあればすぐさま地球教の陰謀を疑ったり、単なる刑事犯罪者やその集団が、地球教を名乗ったばかりに問答無用で射殺されたり獄死したりした、という記述もありますし。
暗殺未遂でさえそうなのですから、ましてや暗殺成功ともなればなおさら、帝国がより一層感情的な復讐心に駆られてトリューニヒトを「地球教の協力者」として殺害することは充分にありえる話ですよ。ヤンを実際に暗殺されてしまったイゼルローンのお歴々が、地球教をどのように扱っていたかを考えれば、帝国も同じような対応を取る可能性が極めて高いと言わざるをえないのですけど。
それに無条件停戦命令を受諾し帝国に降伏した後のトリューニヒトって、一般の同盟市民から何らかの尊敬の念を受けていましたっけ? どう見ても同盟内でさえ「売国奴」の扱いだったと思うのですけど。
- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8530
Re:Re8528:IFのレス6
- 投稿者:S.K
- 2010年09月10日(金) 20時55分
> その「一応の根拠」なるものをレンネンカンプが自前で用意できるくらいなら、史実における暴走自体がありえなかったのでは?
「ヤンの手はかならずしも白くないからもし万一
レンネンカンプが『当たり』を引いたら」という
前提の話ですので、そうでない場合「自滅やむなし」
とは以前お話したかとは思います。
>史実でさえロクな評価を受けていないというのに。
史実こそが『あれはない暴挙』をしでかしているの
ですから評価が下落して当然でしょう。
むしろ平時の評価というならオーベルシュタイン、
ロイエンタール、ビッテンフェルトの御三家より
毀誉褒貶の激しい帝国幕僚はいないのでは?
> いや、史実の帝国政府および帝国軍からして、キュンメル事件後の地球教に対してはまさに感情的な対応に終始していたでしょう。何かテロがあればすぐさま地球教の陰謀を疑ったり、単なる刑事犯罪者やその集団が、地球教を名乗ったばかりに問答無用で射殺されたり獄死したりした、という記述もありますし。
思えばそれはそうですか。
> それに無条件停戦命令を受諾し帝国に降伏した後のトリューニヒトって、一般の同盟市民から何らかの尊敬の念を受けていましたっけ? どう見ても同盟内でさえ「売国奴」の扱いだったと思うのですけど。
「国を売っても死ぬんならもう最初から『殲滅』一択
なんじゃないか」と帝国を疑う人は少なくないでしょう。
トリューニヒトを『売国奴』として帝国は未だ『敵国』
なんですから。
- 親記事No.8499スレッドの返信投稿
- board4 - No.8531
Re8530:レンネンカンプの非協調性とトリューニヒトの処遇
- 投稿者:冒険風ライダー(管理人)
- 2010年09月11日(土) 14時29分
<「ヤンの手はかならずしも白くないからもし万一
レンネンカンプが『当たり』を引いたら」という
前提の話ですので、そうでない場合「自滅やむなし」
とは以前お話したかとは思います。>
<史実こそが『あれはない暴挙』をしでかしているの
ですから評価が下落して当然でしょう。>
レンネンカンプにちゃんとヤンの陰謀の証拠が挙げられるというのであれば、そもそも史実の暴走自体なかったはずでしょう。アレだって、普通にシュタインメッツに協力を仰いだり、それとなく同盟政府に無言の圧力をかけたりしていれば、すぐにとは言わなくても確実な証拠が挙がってきて「合法的に」ヤンを追い詰められた可能性があったにもかかわらず、己の功名心から独断専行に出ていたわけですし。
原作の行動を見る限り、レンネンカンプにその手の「根回し」的な協調性はまずないとしか言いようがないのですが。
<「国を売っても死ぬんならもう最初から『殲滅』一択
なんじゃないか」と帝国を疑う人は少なくないでしょう。
トリューニヒトを『売国奴』として帝国は未だ『敵国』
なんですから。>
原作7巻で帝国が同盟を併合した直後に発生したハイネセンの失火後、帝国軍は治安維持の理由から憂国騎士団を証拠もなしに犯人として勝手にでっち上げた挙句、地球教と関係があった過去を知るや、「反帝国の英雄として象徴化される可能性」をも踏みつけてまで徹底的に殲滅していましたよね。帝国の「反地球教」的な感情は、史実でさえここまでひどいのです。
ましてや、ラインハルトが暗殺されようものなら、トリューニヒトが旧同盟の人間だろうが何だろうが、帝国側はそんなものを考慮することなくすぐさま殺しにかかるでしょうね。そして同盟市民の大多数も「あいつを殺してくれて清々した」と言わんばかりの喝采を帝国に送るのではないでしょうか。
-
- board4 - No.8532
前管理人様、及び原管理人様へ
- 投稿者:別の通りすがり
- 2010年09月11日(土) 15時53分
「妄文 1990年代の全共闘」を拝読しましたが
「幻影城」を出していた絃映社でオカルト雑誌「地球ロマン」を編集していたのが武田洋一氏。
その後白馬書房で「迷宮」を編集した後、オカルト出版社八幡書店を立ち上げ、雑誌「ムー」の編集顧問兼主要広告主となり、本人は武田崇元と名を改めています。
オカルト思想や陰謀論の世界では大物であり、「ムー」などで麻原彰晃を売り出した張本人としても知られてますね。
その武田氏は、東大在籍時代は共産主義者同盟に属していますし、後に極右に転向。
さらに大本教とも関係を持っています。
また元SFマガジン編集長南山宏氏、元学生運動家でユダヤ院ボロ運社である故太田龍氏とも強い親交がある(あった)ようです。
武田氏は1977年に絃映社を退社。田中芳樹は翌1978年に幻影城新人賞を受賞と時期こそずれてますが、両者が親交をもっていた=武田氏が田中芳樹に革命思想を吹き込んだという可能性も否定できません。
人脈という方向からの追求も、「あり」だと思われます。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%B4%87%E5%85%83
なお檜山良昭氏は「迷宮」に寄稿しており、檜山氏と武田氏と関係があることは間違いありません。
そのうえ
・大本教は終末思想に偏っている部分もあるとともに、武田氏は海外、とくに反ユダヤ主義、米キリスト教右派系が刊行している陰謀論と関与している可能性が高い
・架空戦記を出している作家の森詠は、南山氏の実弟
・八幡書店は、戦記出版社の今日の話題社を吸収合併している
・荒巻義雄の「帝国の光」で使われている古文書「秀真伝」の刊行元は八幡書店で、架空戦記を出している古代史研究家の佐治芳彦も「秀真伝」の解説書を出している
などから、架空戦記も武田氏との思想が反映されているのではないかとも勘ぐれます。
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- board4 - No.8533
Re:Re8530:レンネンカンプの非協調性とトリューニヒトの処遇
- 投稿者:S.K
- 2010年09月11日(土) 21時05分
> <「ヤンの手はかならずしも白くないからもし万一
> レンネンカンプにちゃんとヤンの陰謀の証拠が挙げられるというのであれば、そもそも史実の暴走自体なかったはずでしょう。アレだって、普通にシュタインメッツに協力を仰いだり、それとなく同盟政府に無言の圧力をかけたりしていれば、すぐにとは言わなくても確実な証拠が挙がってきて「合法的に」ヤンを追い詰められた可能性があったにもかかわらず、己の功名心から独断専行に出ていたわけですし。
あれは確率論の問題で、ヤンが上手くやりレンネンカンプに
ツキがなかった、それだけの話ではないでしょうか。
> 原作の行動を見る限り、レンネンカンプにその手の「根回し」的な協調性はまずないとしか言いようがないのですが。
>
「一枚上手のオーベルシュタインのそういう使嗾にまんまと
のった」という理由で「レンネンカンプの非協調性」とする
のは気の毒ではないですか?
仮にもその公正にして謹直なるをラインハルトに認められて
登用された人なのも事実ですよ。
> ましてや、ラインハルトが暗殺されようものなら、トリューニヒトが旧同盟の人間だろうが何だろうが、帝国側はそんなものを考慮することなくすぐさま殺しにかかるでしょうね。そして同盟市民の大多数も「あいつを殺してくれて清々した」と言わんばかりの喝采を帝国に送るのではないでしょうか。
「トリューニヒトが一人で国を売れば選んだ責任を棚上げして
地団駄をふみヤンが蜂起して横死すれば帝国に尻尾を振り直す」
そういう浮薄な大多数は鼻で笑うとして、「当座の静穏」を
切に望むのであれば暫定帝国指導部はシヴァ会戦に臨んだ
イゼルローン側1万隻弱の構成員の様な少数派同盟市民にこそ
配慮すべきではないでしょうか。
まあその少数派も「トリューニヒト処刑」というニュース
自体には喜ぶでしょうが。