2代目掲示板過去ログ

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投稿ログ18 (No.359 - No.379)

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board2 - No.359

だといいけどね…

投稿者:heinkel
1999年12月02日(木) 16時17分

90210さん、早速使用させていただきます。

> 市場で文学作品が商業的に成功するにはセックスや暴力を題材にすることが有効であることを理解し、おもに、後者を重視。
> 主人公(読者に感情移入させる人物)に暴力をふるわせるための理屈付けとして思想を使用。
> 故に思想上の矛盾は(ない方がいいにせよ)軽視されるべき問題。

> 手品の種をあかすようではエンターテイナーとして失格なので対(鼎)談やインタビューでもその事実には触れず、正面からの反論もせず受け流すことに専念。

田中芳樹
「ほとんどが想像の世界の産物です。エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…」

 種明かしは最初からしていますね。ただ「暴力をふるわせるための理屈付けとして思想を使用」するにしても、当人が理屈として正当に思わないものを使いますかね。

田中芳樹
「僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。やたらと校則を作り、履いた靴下の端は三つ折りにとか、下着の色は白と決めてあるからと、教師たちが女生徒のスカートを脱がせてパンティーの色を確かめるというようなことが現実にある。これは怒りをぶつける相手だと思うんです。それで、その辺はそれなりに書きこんであるわけです」

 あんまり受け流してはないですね・・・。この辺などは当人の思想なのでしょうね。管理人さんの本論5で引用しているところなどをみると、エンターテイメント性とは無縁です(それにしても、上のお言葉・・・いや、ここではふれないでおこう)。

> ただし、良心が咎めるために遅筆。

 だったらいいんですけどねぇ。創竜伝文庫版10巻のあとがきを見ると・・・。
 タイタニアも、灼熱の竜騎兵も、良心が咎めてるんですかね(なんの?)。


 あ、そうそう。前の投稿で恐縮ですが、匿名希望さんに質問です。

> 奪おうとしているのは佐藤大輔氏を挙げます。

 これ、どういう意味で使ったのでしょう。佐藤氏が、タナカ朝ノベルズ帝国を簒奪しようとしている?(笑)
 だとすれば楽しいのですけど、今のところ佐藤氏は仮想戦記星系の王者に留まってますね。匿名希望さんには何らかの将来予測があるとか?私的には「地球連邦の興亡」などに期待するところ大です。

board2 - No.360

9条

投稿者:ABA2
1999年12月02日(木) 20時32分

反銀英伝を読んでいて思ったのですが、皆さんは、憲法第9条についてどう考えていますか?

自分は、昔は、戦争の無い世界がすばらしいと考えていました。今でもそれがいいとは思いますが、現実にそくして考えるとそれは、実現不能ですし、「戦争の無い世界」=「進歩、発展の無い世界」になるのではと考えます。動物の
ように本能によって欲を制御できればすばらしい生態系ができるのでしょうが、(必要以上に求めないという意味)、人間は、その制御が出来ない故に、今までの発展と戦争の歴史を作り上げてきました。今、この現状、今までの歴史を否定するという考えもあるでしょう、確かに人間無しの生態系を考えた時それは、とてもすばらしく人間など不要なように感じます、しかし現実には、人間、自分というものはこの世に存在します。そのことから考えると、人間もこの世に必要な存在なのでしょう。

ですから、自分の9条に対する考え方は、憲法改正して自衛隊を軍隊として認め、米軍基地は
すぐには無理でもゆくゆくは全て撤退してもらう。そして、9条の理念を残すためにスイスの様に永世中立国の立場をとるです。
とりあえずは、今のこの中途半端な現状(日本的ではあるが・・・)をきっちりとするべきだとは考えます。改正しようとしまいと。
「よくこれからあなた達若い人達が考えなければならない問題よ」とか偉そうに言うけど、おまえ等が、ただ解決せずに先送りにしただけだろうがと思ってしまう。愚痴ってもしゃあないんだけど・・・。自分だけは、そんな人間にはなりたくないんだけど・・・。やっぱり、自分も日本人かな。(爆)

いろんな人のいろんな意見聞きたいんでよろしくお願いします。
では。

親記事No.332スレッドの返信投稿
board2 - No.361

確かに

投稿者:本ページ管理人
1999年12月03日(金) 03時35分

 ご指摘ありがとうございました。
 私も本論3で取り上げていたのですが、確かに第一巻「超能力四兄弟」が発行されたのは一九八七年八月五日ですね。すっかり失念して創竜伝以前のものだと先入観で判断してしまいました。
 ちなみに、余談ながら3巻のタンク・チェイスは、3巻の奥付が一九八九年四月ですから、あの戦車は九〇式戦車かどうか怪しくなってきましたね。はっきり言って世の中変わりすぎてる(笑)。今の中学生ら(来年になると一巻の時に産まれた子供が余君と同年齢ですか……………)が文庫本で読んでいくとどう思うのでしょうね。
 とりあえず、田中芳樹の信念を田中芳樹自身が裏切っている(信念を持つ人間はろくなモンじゃないってか? それよりも、自分の言葉を裏切るくらい信念を持たない人間がどれだけ醜悪で見苦しいかは「誰か」を見ているとよくわかるが)ことを指摘する意味において、あの文の有効性は損なわれていないと思うので(むしろ強化される)、そのようにご理解ください。

親記事No.332スレッドの返信投稿
board2 - No.362

Re: 確かに

投稿者:トンボ
1999年12月03日(金) 03時55分

 コメントありがとうございます。
 まあ、あの文章が創竜伝の作者となった人から出るとは、普通考えませんよね(笑)。

 正直なところ、銀英伝4巻以降をリアルタイムで読んでいた私には、88年頃っての
はそろそろ田中に見切りをつけようかと思ってた頃なので、良く覚えてるんですよ。
#個人的には銀英伝も本当に面白いと思ったのは6~7巻ぐらいまでだった。

 いやーもう10年以上前の話なのか・・・・

親記事No.302スレッドの返信投稿
board2 - No.363

久々のスバラシイ田中節

投稿者:本ページ管理人
1999年12月03日(金) 05時00分

毎回資料の紹介ありがとうございます。お疲れさまです。

 さて…… 正直、トンボさんに指摘されていなかったら、こちらの方(No.356)が以前の方(No.330)より後に書かれていると先入観で思ってしまいますね。簡単に田中芳樹の腐敗で片づけられないところでしょう。

>エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。

 はい、残念でした。基本姿勢に反してます。ってこのサイトでは何回も述べてきましたね。ただ、あえて数ピコグラム分の酌量の余地を汲めば、読者が「作者としては、成功したのかどうか、身の縮む思いで読者の判定を待っているところです」という最初の判定をパスさせてしまったことが後々までの方向を決定させてしまったとも言えるのでしょうけどね。


>もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…」
>具体的には、その違いとはどんなことですか。
>「僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。

 「歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない」って、その手段が創竜伝? わはははは! これはフィクション(虚偽)をもって世の中を変える社会運動家そのものですね。いつからセンセはマキャベリストになったんでしょうか?
 本当に世の中を変えるつもりなら、この手段が最低最悪の戦術だと気づかないのでしょうかねぇ

親記事No.360スレッドの返信投稿
board2 - No.364

Re: 9条

投稿者:西部
1999年12月03日(金) 09時26分

「戦争のない世界」=「進歩、発展の無い世界」っていうテーゼがどうしようもなく愚劣
ですね。「進歩、発展」という概念も曖昧ですし、なにを持ってよき「発展、進歩」とするかも難しいですね。大体、先の大戦のような帝国主義国家間の覇権抗争と、前近代の戦争とでは
性格に違いがありますしね。
だいたい、これからの「進歩、発展」って一体
なんなんですか?ABA2さんには、そのオルタナティブを提示してもらわないと。

親記事No.348スレッドの返信投稿
board2 - No.366

ふと疑問

投稿者:サンタマリア
1999年12月03日(金) 12時40分

「エレナヴァーク」って、一体何なんでしょうか?。レイラの事?

board2 - No.367

10巻刊行記念?実写版アルスラーン戦記

投稿者:小村損三郎
1999年12月03日(金) 16時28分

例によって日本人キャストによる(爆)、実写版の構想です。
あ、「舞台版」ってことにすりゃいいか(笑)。

アルスラーン・・・・滝沢秀明
ダリューン・・・・・真田広之(シークレットシューズ使用(爆))
ナルサス・・・・・・福山雅治(うわっ、物を投げないでくだされっ、思いつかなかったんだよ~)
ギーヴ・・・・・・・及川光博(笑)
ファランギース・・・江角マキコ
エラム・・・・・・・中村七之助
アルフリード・・・・島袋寛子
ジャスワント・・・・赤井英和
ジムサ・・・・・・・高橋克典
クバード・・・・・・渡辺謙(←安直)
キシュワード・・・・20年前の加藤剛
アンドラゴラス3世・原田芳雄
タハミーネ・・・・・吉永小百合
ヒルメス・・・・・・中井貴一
イノケンティス7世・北村聡一郎
ギスカール・・・・・松平健
ボダン・・・・・・・故・西村晃(この人昔は悪役が多かった)
ラジェンドラ・・・・陣内孝則
グラーゼ・・・・・・岸谷悟朗
マルヤムの姫(名前忘れた)・桜井幸子
エステル・・・・・・前田愛

え~、見てお分りの通り、ちょっと『元禄繚乱』が入ってます(笑)。
でも、その線でいくなら
ダリューン=アベちゃんでも良かったかな?
ご意見ちょうだ~い。

親記事No.302スレッドの返信投稿
board2 - No.368

セガ話

投稿者:heinkel
1999年12月03日(金) 16時35分

> ちなみに、余談ながら3巻のタンク・チェイスは、3巻の奥付が一九八九年四月ですから、あの戦車は九〇式戦車かどうか怪しくなってきましたね。

 そのころにはスペックも分かっていたと思いますよ。
 89年頃発売されたメガドライブの「スーパー大戦略」にも「八九式戦車」なる名前で登場してました。他にも「EFA」とか「Su-27」とか「ギャラクシーフォース」とか(笑)
 「忍部隊」なんてのもいたな(霧島那智?)。

*動作確認

 ドリームキャスト(ドリームパスポート2)でここを見てみました。コンテンツも掲示板も問題なく見られましたか、やっぱあの解像度でフレーム表示はつらいっすね。もちろん過去ログは見られません。

親記事No.360スレッドの返信投稿
board2 - No.369

黙っている訳にもいかんでしょうから、憲法第9条について

投稿者:不沈戦艦
1999年12月03日(金) 17時16分

>No. 360
>9条
>ABA2 1999/12/03
>05:32:17
>反銀英伝を読んでいて思ったのですが、皆さんは、憲法第9条についてどう考えていますか?

>自分は、昔は、戦争の無い世界がすばらしいと考えていました。今でもそれがいいとは思いま
>すが、現実にそくして考えるとそれは、実現不能ですし、「戦争の無い世界」=「進歩、発展
>の無い世界」になるのではと考えます。動物のように本能によって欲を制御できればすばらし
>い生態系ができるのでしょうが、(必要以上に求めないという意味)、人間は、その制御が出
>来ない故に、今までの発展と戦争の歴史を作り上げてきました。今、この現状、今までの歴史
>を否定するという考えもあるでしょう、確かに人間無しの生態系を考えた時それは、とてもす
>ばらしく人間など不要なように感じます、しかし現実には、人間、自分というものはこの世に
>存在します。そのことから考えると、人間もこの世に必要な存在なのでしょう。


「反銀英伝」ではだいぶあれこれ言っていた者です。読まれたのならばご存じでしょう。

ふむ、一応私見を申し上げますが、私は改憲論者です。憲法九条は直ちに改正し、国軍の保持を明確に宣言すべきだと思います。そもそもは占領軍によって、「日本を再び軍事的脅威にさせない為」、設定されたものですから。「神風特別攻撃隊」や「玉砕」まで編み出した「降伏を知らない日本軍」と、もう一度戦うのは真っ平ゴメンだ、というアメリカ合衆国の心情がよく現れている条項なんですよね。「日本の防衛はアメリカ軍が引き受けるから、日本人は大人しくしていろ!」というもので。

 ところが、制定してしばらくした後、朝鮮半島で戦争が始まってしまい、日本周辺に軍事的安定が無い事に、ようやくアメリカも気付きます。朝鮮を敵対的勢力に押さえられる事は、日本の防衛にとっては極めて危険な事なのだ、ということに。アメリカの日本駐留軍を朝鮮半島に投入してしまうと、日本本土が無防備になってしまいますしね。そこから警察予備隊→保安隊→自衛隊、と日本人を使った日本防衛軍を組織する羽目に陥る訳です。結局アメリカとしては失敗してしまった訳です。死ぬまで戦う日本軍が嫌だからと言って、軍隊まで解体してしまうのは間違いだった、と言うことに。

 という背景がありますので、本来はとっくに憲法改正して再軍備宣言しておくべきで、有事立法も当然やってあるべきなのですが、ご覧のていたらく。「平和主義」を声高に叫べば平和が来る、と本気で信じていた人がかなりいましたので。結局そんな話はテポドン騒ぎを見れば解る通り、幻想でしかないのですが。いくら日本人が戦争など絶対に嫌だとしても、攻撃を掛けてくる側(あるいは軍事力を背景とした威嚇を行う側)にとっては、他国の国内事情など知った事ではないのですから。却って平和主義に毒されてきてくれれば、こんなに好都合なことはありません。軍事的威嚇だけで、何でも相手が言うことを聞く、となりますので。それが嫌なら(私は嫌ですね)、こっちもある程度実力を持つしかない、という事です。軍事的威嚇を実力で排除できる力を。

 戦争など絶対に起こりそうにない地域(どうやってそれを保証できるか、という問題はありますが)であるのならともかく、冷戦終結後も軍事的緊張に変化がない東アジアでは、平和主義は無理です。ソ連の脅威が無くなったのは、日本やアメリカだけではなく、中国もそうですので。当然対ソビエト防衛用に必要だった軍事力を他に転用できますから。それが台湾に対する威嚇だったり、南沙諸島の領有宣言をして軍を駐留させたりする行動に表れているのでしょう。

 まあ、現実の自衛隊が無力な訳ではありません。戦力的には悪くはないです。しかし、実際に「いざ鎌倉」という時の有事法制がありません。馬鹿馬鹿しい話ですが、戦車が道路を走っていたら、目の前に敵がいても赤信号の時は止まらないと道路交通法違反になって、警察に反則切符を切られる羽目になったり、陣地を作ろうとしても、他人の土地なら地権者の了承を得ないと入れません。あるいは夜間に船から弾薬を陸揚げしようとすると、火薬類取締法違反だから、陸揚げできない(夜間は禁止されている)とか、こんな話ばかりです。憲法改正とともに、有事法制の整備も必然でしょうね。

 結局、人間などそんなに美しいものではない、ということですね。平和を保つには、軍事バランスを調整して、お互い戦争できないようにする、しかないのですから。理想主義の為に命を捨てられる人は、滅多にいるものではありあせんので。結局そういうことです。

 しかし、「戦争の無い世界」=「進歩、発展の無い世界」は言い過ぎでしょう。「戦争があると、科学技術が発達する傾向はある」なら正しいと思いますけど。昭和20年以降、日本は戦争していませんけど、「進歩、発展のない世界」ではなかったでしょう?その主張は実例が否定していますよ。


>ですから、自分の9条に対する考え方は、憲法改正して自衛隊を軍隊として認め、米軍基地は
>すぐには無理でもゆくゆくは全て撤退してもらう。そして、9条の理念を残すためにスイスの
>様に永世中立国の立場をとるです。

 それはかなり重武装路線を取る、という事ですけど、理解されていますか?「国民皆兵」ぐらいの覚悟が必要ですよ。「中立国」は唱えていればなれるものではなくて、「他国に利用されるのを排除できる実力」が必要です。例えばベルギーは一次大戦でも二次大戦でも中立宣言していましたが、どちらでもドイツ軍に踏みにじられています。ドイツ軍を排除できる「実力」に欠けていましたので。カイゼル(皇帝)もフューラー(ヒトラー)も、ベルギーの中立希望などは完全に無視していました。これに懲りて、ベルギーは戦後NATOに加わりましたけどね。私は、ある程度は集団安全保障体制の方がいいと思います。今の米軍に指図されて動くような状況は問題だと思いますので、自主防衛する努力も必要ではありますが。NATOとアメリカぐらいの関係を維持できた方がいいと思います。



>Re: 9条
>西部 1999/12/03
>18:26:46
>「戦争のない世界」=「進歩、発展の無い世
界」っていうテーゼがどうしようもなく愚劣
>ですね。「進歩、発展」という概念も曖昧ですし、なにを持ってよき「発展、進歩」とするか
>も難しいですね。大体、先の大戦のような帝国主義国家間の覇権抗争と、前近代の戦争とでは
>性格に違いがありますしね。
>だいたい、これからの「進歩、発展」って一体
なんなんですか?ABA2さんには、そのオル
>タナティブを提示してもらわないと


 うーん、西部氏は主張してる事は特にない、ということですか?ABA2氏にもうちょっと考えをちゃんと説明しろ、と言っているだけで。しかし、一応憲法9条に対する西部氏の考え方を示されても良かったのではないかな、とは思いました。

board2 - No.370

田中芳樹ネタサイト

投稿者:本ページ管理人
1999年12月03日(金) 18時25分

ttp://www.secret-dan.com/members/oosawa/kyodo5.htm
の「田中(1999/11/30)」の項で田中芳樹の中国(三国志)についての知識について触れられています。
 とりあえず、やはりいかがわしかったんだわい、という感があります。今更ながら。

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board2 - No.371

Re: 黙っている訳にもいかんでしょうから、憲法第9条について

投稿者:ABA2
1999年12月03日(金) 18時41分

>  しかし、「戦争の無い世界」=「進歩、発展の無い世界」は言い過ぎでしょう。「戦争があると、科学技術が発達する傾向はある」なら正しいと思いますけど。昭和20年以降、日本は戦争していませんけど、「進歩、発展のない世界」ではなかったでしょう?その主張は実例が否定していますよ。


日本は、戦争していないけど世界的にみた場合
日本と関係のある国々において戦争が起きてるのでなんとも言えないと思います。

どこかの原住民なんかを考えた場合、戦争、争いの類は、起こらずに今も生活 しています。その人達は、進歩が無いとはいいませんが、進歩が遅いと思います。遅いというのは、こちらの世界に比べてなので実は、そっちの方が自然なのかもしれませんが。でも、時間が過ぎればいつかは、今のレベルまで追いつけるんだろうか?


>  それはかなり重武装路線を取る、という事ですけど、理解されていますか?「国民皆兵」ぐらいの覚悟が必要ですよ。「中立国」は唱えていればなれるものではなくて、「他国に利用されるのを排除できる実力」が必要です。例えばベルギーは一次大戦でも二次大戦でも中立宣言していましたが、どちらでもドイツ軍に踏みにじられています。ドイツ軍を排除できる「実力」に欠けていましたので。カイゼル(皇帝)もフューラー(ヒトラー)も、ベルギーの中立希望などは完全に無視していました。これに懲りて、ベルギーは戦後NATOに加わりましたけどね。私は、ある程度は集団安全保障体制の方がいいと思います。今の米軍に指図されて動くような状況は問題だと思いますので、自主防衛する努力も必要ではありますが。NATOとアメリカぐらいの関係を維持できた方がいいと思います。


徴兵は嫌ですが、いたしかたない部分だと考えます。今の他人任せの現状よりは、こっちの方向性のほうが断然いいと自分は考えています。


書くときは、あえて極端な書き方をしています
そっちの方が、自分の方向性をはっきり示せると思うので。実際、誤解されやすくなりそうなのが気になるんで、どういう風な書き方がいいんでしょうか?

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board2 - No.372

Re: 9条

投稿者:ABA2
1999年12月03日(金) 19時18分

>「進歩、発展」という概念も曖昧ですし、なにを持ってよき「発展、進歩」とするかも難しいですね。


それは、その通りです。人それぞれでしょう。
とりあえず、今、この世界は、正しく発展、進歩してきたと考え、今までの発展、進歩を正と考えています、自分は。良い面、悪い面、たくさんあると思いますが、全体的には、正という
ことにしてます。


>大体、先の大戦のような帝国主義国家間の覇権抗争と、前近代の戦争とでは 性格に違いがありますしね。


性格の違いとは、自分では武器が大きく違うと
いう解釈ですが、西部さんの言う違いはなんですか?
無知なもんではずかしいこといってるかも。

どんな戦争も、根は同じだと思いますが。欲
欲にも良い面と悪い面があるし。


>だいたい、これからの「進歩、発展」って一体 なんなんですか?ABA2さんには、そのオルタナティブを提示してもらわないと。


さあ、何でしょう。
全学問の完成ですか?
そんなもん永遠に終わらない気がしますね。

西部さんはなんだと考えます?
あと、9条についてはどう考えているんでしょうか?

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board2 - No.373

Re: 田中芳樹ネタサイト

投稿者:仕立て屋
1999年12月04日(土) 04時04分

本ページ管理人さんは書きました
> ttp://www.secret-dan.com/members/oosawa/kyodo5.htm
> の「田中(1999/11/30)」の項で田中芳樹の中国(三国志)についての知識について触れられています。
>  とりあえず、やはりいかがわしかったんだわい、という感があります。今更ながら。


毎度、仕立て屋です。

ところで件の日記の主は誰ですか?
なかなかゆかいな人っぽいですけど。

>  とりあえず、やはりいかがわしかったんだわい、という感があります。今更ながら。

 田中センセに関して、過去(銀英伝)の
栄光と現在(中国物)の鈍物様(ちょと
言い過ぎか?)あたりの対比は、違いが
鮮明なだけに、見比べる側からすると
ある種面白みに欠ける部分があるのかも
しれませんが、実際、ちょっとでも中国
史をかじったことのある人からすると指摘
するにも値しないような頓ちき度満点、
テント張り、元へ、てんこ盛り状態なの
かもしれませんね。(われながら強烈な
混文だわい)。中国史にまったく興味の
ないわたしには、あーそうなの?って
感じなんですけど。

 アル戦、手に入らないっす(泣)

親記事No.370スレッドの返信投稿
board2 - No.374

田中芳樹ネタサイトについてなど

投稿者:本ページ管理人
1999年12月04日(土) 16時25分

> 毎度、仕立て屋です。
>
> ところで件の日記の主は誰ですか?
> なかなかゆかいな人っぽいですけど。

昔ログインの編集者をされていた方みたいです。たまに田中芳樹批判をやっていて、以前は創竜伝をトンデモ本に引きつけてと学会批判していました。
 いちおうトップページを挙げておきます。
ttp://www.secret-dan.com/members/oosawa/overload.htm


>  田中センセに関して、過去(銀英伝)の
> 栄光と現在(中国物)の鈍物様(ちょと
> 言い過ぎか?)あたりの対比は、違いが
> 鮮明なだけに、見比べる側からすると
> ある種面白みに欠ける部分があるのかも
> しれませんが、実際、ちょっとでも中国
> 史をかじったことのある人からすると指摘
> するにも値しないような頓ちき度満点、
> テント張り、元へ、てんこ盛り状態なの
> かもしれませんね。(われながら強烈な
> 混文だわい)。中国史にまったく興味の
> ないわたしには、あーそうなの?って
> 感じなんですけど。

 田中芳樹の中国モノをと学会的な読み方で芸にする方とか出てこないですかね。残念ながら、私には中国史一般に関してそこまでの知識はないですからね。
 宣和堂さんの「大罪」のサイトがそれに一番近かったでしょうか。

>  アル戦、手に入らないっす(泣)

 私もまだ実物を見てないです。もうそろそろ入ってるかな?

親記事No.367スレッドの返信投稿
board2 - No.375

Re: 10巻刊行記念?実写版アルスラーン戦記

投稿者:平成の一軍人
1999年12月05日(日) 11時05分

小村損三郎さんは書きました
> 例によって日本人キャストによる(爆)、実写版の構想です。
> あ、「舞台版」ってことにすりゃいいか(笑)。

> ファランギース・・・江角マキコ

> アルフリード・・・・島袋寛子
 ぶわはははは。
 賛成というか、反対というか。
 小生意気さという点で、なんつーか、アルフリードには今井絵里子を押しますね。TVドラマでも、はしたないシーンは見事にはまっていましたから、適していると思います。拙者は。江角は拙者も好きですが、ショムニの「ちなみ」の感じでやってもらうわけでしょうか。
 なお、江角がバツ1だったのは最近知りました。
 伊武雅刀も出して欲しいですね。万騎長クラスで。

親記事No.370スレッドの返信投稿
board2 - No.376

Re: 田中芳樹ネタサイトについてなど

投稿者:小村損三郎
1999年12月05日(日) 12時59分

田中芳樹の三国志に関する文章や発言ははっきり言ってファンの人でも鼻白んでしまうような酷いものが多いんですけど、やはり付け焼き刃の知識でもって「三国志に興味の偏った日本人」をあげつらって得意になってたんでしょうね。
例えばこんなの

“三国志の時代ということで、他の人についてもいくらか話していきますけど、やっぱりこのリストを見て、何で諸葛孔明が入っていないんだという声は当然ありました。
『三国志演義』のつくりあげた虚像の魔力とはおそろしいもので、実際には天下取りに失敗した地方政権の宰相にすぎない人を、中国史上最高最大の軍師だと信じこんでいる日本人がたくさんいますね。それについては、この人は文官としての評価のほうが高いから、ということで、「私撰中国歴代名将百人」の文章に書いておきましたけどね。
まあここで。あんまり史実とフィクションを区別するのも野暮かと思いますけども、史実について申しあげておきますと、諸葛孔明という人は、そもそも劉備の本営で作戦指導にあたったということは一度もありません。だいたい劉備軍団とでもいうべき組織ができあがったのは赤壁の戦い以後なんですけども、それ以来、劉備の本営で作戦指揮にあたったのはホウ統です。西暦208年からですね。そのホウ統が、214年に戦死すると、それ以後214年から220年までは法正が本営で作戦指導にあたります。で、このふたりが死んでから、劉備はぱたっと勝てなくなるんです。”(『中国武将列伝』)

と、まあ自慢気に正史の蘊蓄をたれて“『三国志演義』の虚像”に惑わされている日本人を啓蒙してくれているつもりらしいのですが、件のサイトの文章を読んでからだと失笑を禁じ得ませんね。
まあ何故か三国志に関してだけは病的なまでに「史実」と「虚像」のギャップを言い立てることに執心しているにも関わらず、そのご当人が『演義』の設定に基づいて読者にエラソーに講釈を垂れていたなんて・・・ププッ・・・。

なお、この『中国武将列伝』は、文体を見ても分かる通り、明らかに口頭で語りちらしたインタビューをまんまテープから文章におこしただけという、「カゲッキー方式」のふざけた本です。脚注とイラスト目当てで買っちゃったけど・・・。

あと、こんなのもある

“(孔明が司馬懿もろとも魏延を焼き殺そうとして失敗し、責任を馬岱になすりつけた件について)
本文の説明によると、孔明は司馬懿とともに魏延をも片づけてしまうつもりだったけど失敗したので、馬岱に一時濡れ衣を着てもらって言い逃れをしたんだというんですけど、ぼくはこれを最初に読んだとき、ひどいことするなあと思ったんですね。三国志に出てくる策略のなかでも、これが一番汚いやり方じゃないかと思って、それ以後どうも孔明-フィクションの中の孔明ですけどね-に対して好意的になれない。ですから『三国志演義』を読んで孔明を持ち上げている人は、こういう話を読んでも孔明を尊敬するのかなあ、と不思議な気がします。”

・・・・・。

あのなー、一々こんな1エピソードを持ち出してまで巷の三国志ファンにケチをつけるこたーないだろ。
大体この程度で「アンフェア」だなんて言ってたら『水滸伝』の宋江なんてどうすんじゃい(^^;;)。

他にも、あちこちでNHKの『人形劇・三国志』を口を極めて罵倒してますが、いくつかの欠点があってもあの作品があればこそ若い世代に中国の固有名詞が受け入れられるようになったと思うんですけど。

田中芳樹と取巻き連中は自分達の布教と著作が市場に受入れられないのを、己の非力は棚に上げて「日本人の興味が偏っているのが悪い」なんて言ってますが、そーゆータワゴトはせめて『韃靼疾風録』の半分程度でも面白いものを書いてから言ってほしいものです。

親記事No.370スレッドの返信投稿
board2 - No.377

Re: 田中芳樹ネタサイトについてなど

投稿者:ちょっと、おじゃまします
1999年12月05日(日) 19時43分

でも、ここのサイトもたいしたことないですよ
……。田中芳樹の知識はいい加減ですがね。
このくらい知ってる研究者はたくさんいます。
だいたい、三国時代の人口について書いてるのは大昔の初期作品でじゃなかったかな。
人物評も口ほどになく凡庸ですよ。三国時代の
資料は『正史』が中心ですしね。
これで、専門らしいですから、退屈です。
管理人さんや小村さんには、このようなページ
の駄文に引きずられないようにお願いします。

親記事No.370スレッドの返信投稿
board2 - No.378

Re: 田中ネタサイト-人口から歴史を読む苦労

投稿者:新Q太郎
1999年12月05日(日) 20時03分

> ttp://www.secret-dan.com/members/oosawa/overload.htm


の「挙動不信」中にある田中批判から、少し興味をもったことを。
―――――引用―――――――――

何度も小説の中で「漢の時代には人口が約5000万人もいたが、漢末から三国時代にかけての混乱で約500万人までに減っている。人間とは凄まじいまでに殺し合うものだ」みたいな事を書いてますわな。
 けどこれって、戸籍に登録されている人口をただ読んだだけなんですわ。当時は、戦乱で流民が大発生して戸籍に登録されている人口や激減したという事情があった上に、魏呉蜀ともに民に捨てられて空いた土地を別な流民に与えて耕作せるっていう"屯田"を盛んに行なっていたわけだ。この屯田の民もまた戸籍には登録されず、魏などはそんな屯田の民が人口の半分を占めたっていうわけさ。ようするにスゲー的外れな言説なわけ。いくら戦乱の時代だからって、そんなに人死なないって、もー。

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この問題は前にもここで論議されたけど、まあ十分の一、というのはいかにも極端だからこの通りなのでしょうな。
しかしそれはそれとして、「人口増加」とその社会の関係は、はたしてどのような関係・法則があるのか。

おそらく基本的には、食うものが保証されている時代ほど多くなるのでしょう。
日本の場合、江戸時代初期にはやはり、かなりの人口増加がみられたらしい。爆発、といってもいいくらい。それはあれだけ新田が開発され、元名エン武によって平和が到来すれば増えるだろうとは思う。
だからといって、平和が一番かといえばそうでもないらしい、
少なくとも、日本は戦国時代にもそれほど人口減少があったわけではない
(むしろ増えている?)。
江戸でも、藩ごとによって違うな。名君保科正之が「社倉制」(飢饉対策)を整備した直後の会津藩の人口増加は凄かったらしい(中村彰彦「名君の礎」より)。


教科書的知識でいうと、二毛作が広まったことや鉄器の普及で、生産力は戦乱にも関わらず上がったためか?
このへんは大陸における「戦国時代」も同様、らしい。食客、思想家、遊侠の徒を養えるようになっていったわけだし。

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仮説である。
日本では戦国時代に入って、土地の支配者に「領国経営」という概念が発生したという。百姓の生活を成り立たせて、彼らのご機嫌をある意味伺うようにならねば、隣国のライバルに勝てないからだ。室町戦国を通じて、農民の地位はたしかに向上している。

中国では?
ひとつには、遊牧民族との抗争において、庶民に至るまでの略奪・抹殺が(日本と比べて)徹底していたのではないか、という気がする。
また、流民の発生するような大範囲の大飢饉が気候・環境的に発生しやすい、ということもあるだろう。
さらに他地域の民族の大移動(征服者としてでも難民としてでも)、によっての増減が日本と異なり、あるはずだ。

また…いくつかあるが、書くのがしんどくなったので省略する。

ところで、歴史学では昔の国や地域の人数は、どう把握するのであろうか。
中国などでがっちりした統一王朝が成立すると税収・徴兵の関係上戸籍を整備するのであろう。
日本も、江戸時代とかは信用できそうだな。
しかしこれが流民が発生すると、把握できなくなると。
また、都市なら食糧、衣服の消費量や貿易量、排泄物の処理量などから割り出しているのか?

ヨーロッパは…?ペストの発生などもあるね。教科書的知識だと、これによる耕作者の減少が、農民の地位を高めたらしいが、人口が減少すれば庶民の立場がつよくなるのか?
マヴァールの後書きにもあったが、ジャガイモがなければ欧州の人口増加スピードは大きく変わっていたらしい

・・・えー無理やりまとめますと、「人口増減」のよって歴史上のいろんな地域、国家の安定度や生産力や民生の善し悪し、社会の安定度などを推定するのは大変面白そうで、また有効な手段だろう。

しかし、環境、気候、農耕技術、新品種、地形、民族移動、戸籍などの信用度、都市の形態などの差異を変数として考慮しないと、事実と異なった結論が出かねないな、
大変だな、ということです。

オチなし。

board2 - No.379

ちょっと質問

投稿者:風来坊
1999年12月06日(月) 09時39分

 水を差すようで申し訳ないのですが気になったので答えていただけると幸いです。
 ここにいらっしゃる一部の方が批判をするために田中芳樹氏の小説を読んでいるように感じるのですがどうなのでしょうか?
 小説を楽しんだ後に疑問を感じた、というのなら良いのですが・・・

 この文章はこのページの趣旨から外れていると思いますので削除パスワードを記入しておきます。不快に感じたり論ずるに値しないと思われたならお手数ではありますが削除してください。(PASS 1111)

 書き込みは初めてしたので礼を失する点があったらすいません。

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