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- board2 - No.733
内容が古いのですが..
- 投稿者:デスクリムゾン
- 2000年03月22日(水) 18時28分
初めてお目にかかります。デスと申します。「ザ・ベスト」の秦檜についての書き込みをみて共感を覚えたので書き込みます。私は大学で中国史を専門としているのですが、周りにいる友人のほとんどが秦檜よりも岳飛の方を支持しており、秦檜派の私としては大変肩身が狭いです。岳飛がいれば旧領は奪回できた、などと言われ、当時の南宋の軍事力じゃ無理じゃないのか、と言っても誰も聞いてくれません。中でももっとも熱烈な岳飛ファンの友人は実際に岳飛廟までいき、秦檜夫妻像に唾を吐きかけてきたそうです。別に田中芳樹氏の本は嫌いではないのですが、「紅塵」はちょっと....。
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- board2 - No.734
マハティールについて
- 投稿者:新Q太郎
- 2000年03月22日(水) 19時13分
冒険風ライダーさんは書きました
> > P135下段~P136下段
> <一九九四年、日本の首相がマレーシアを訪問し、第二次大戦中の日本軍の侵略行為について謝罪した。するとマレーシア首相は「なぜ日本が五○年も昔のことを謝罪するのか理解できない」といった。日本のマスコミは騒ぎ、 一部の新聞や雑誌は「それ見ろ、謝罪などする必要はないのだ」と放言した。
> だが、このマレーシア首相は、「国家に害を与える」という理由で、平和的な街頭デモでさえ禁止し、野党や新聞社への弾圧をつづける非民主的な権力者である。為政者がテロを禁止するのは当然だが、平和的なデモまで禁じるというのは、民意を代表していない証拠であろう。
-----------------
一応マハティール与党は前回の選挙で、第一党の座を保ったわな。選挙が公正ではない、御用マスコミの偏向、野党の制限、買収……などなどがあったことは勿論だが、それでも「全く民意を反映していない!」と言えるのか。言いきったら凄いけど。
----------------------
そして、マレーシアの野党や新聞、台湾やフイリビンや香港などの、マレーシア首相発言を批判する声は、日本ではほとんど報道されなかった。
---------------
されたよねえ。
--------------
そもそも、その発言の直後、マレーシア副首相が日本を訪れ、「首相の発言の真意は、日本の罪を赦すものでも認めるものでも……まともで常識的な意見は無視し、特異な意見だけ取りあげて大さわぎするのだ。>
---------------------
単純な疑問だけど、この人も、その強権的政府の一員でしょ?後に政敵になったとはいえ。こっちは「まとも」なの?
------------------------------->
と言いつつも、冒険風氏にも異論有り。
> それにマレーシアのマハティール首相を「非民主的な権力者」などと弾劾するのもいかがなものか。「平和的な街頭デモでさえ禁止し、野党や新聞社への弾圧をつづける」って言っても、東南アジアの国情から考えると「弾圧対象」が華僑中心であるというのは容易に想像がつきます
マハティール体制の歴史を見ると、確かにマレー人優先の政策を取ったことで一時的に華僑とは対決してきたが、むしろ今はマハティールの同盟者という感が強い。
これは彼の政敵アンワルが(西洋にも受けはいいものの)、イスラム運動を支持基盤としているため、非宗教的政策を推進するマハティールが相対的に支持されたかららしい。
実際、マハティール時代は、反華人暴動・民族対立は他の東南アジア諸国と比べて各段に少なかった。つうわけで華僑云々は違うのでは?
以下資料。
ttp://www.sfc.keio.ac.jp/~s97752sh/sougouseisaku/minzokumondai.html
(マハティールの改革・民族問題への取り組み)
「彼は伝統的特権層の代表である国王をはじめとするスルタンの権限縮小を求めた。これまで、伝統的特権層に批判的な声が聞かれなかったのはこれまでの首相が全員、マハティールと違って伝統的特権層の出身であったからだ。権限の縮小は結局、妥協が図られる結果となったが、これによってマレー社会でもスルタン制の在り方を考え直そうという動きが出始め、それまで完全なマレー・ナショナリストだと思われていたマハティールは非マレー系社会でも、認識を改めようとする空気が広がった。」
-------------------------
しかしマレーシアという国を大雑把に、民主主義か非民主主義かといえば、やっぱ非民主主義、と言っていい。台湾や韓国と同じようには扱えない。
しかし、自由が全くないかといえばそれも違う。アジアでいえばまあまあ、少なくとも属しているSEATO内部で見れば、上から数えられる程度には市民的自由が存在してるぞ。中国はいうに及ばず、シンガポールや(スハルト時代の)インドネシアと比べても。
----------------
これは、「半分自由な国」の持つジレンマみたいなとこがあって、そういう所で曲がりなりにも野党が活動してると、与党は必死になって野党を抑えこみ、選挙で第一党になる。マスコミを発禁にする、デモを抑えこむ。そうすると完全な民主国家からは批判される。
…が、確かに非難されるべきとはいえ、一方には
それ以前に野党がない、新聞は1紙しかない、デモは始まる前に逮捕される(笑)という国々もある。そんな国は目立たず余り非難を浴びないというジレンマ(70年代の南北朝鮮報道を見よ!)
そういう国よりは、イゼルローン政府ではないが民主主義という木が後に育つ「種」が保存されやすい、といえよう。
マハティールはそういう点で、
”まあ、彼の評価には今後50年かかるだろうな”(爆笑)
と思うんだが。これは権威主義体制、開発独裁をどう評価するかという話だけど。
-------------------------
以下資料
ttp://www01.netweb.ne.jp/~kimura/meikyu/a028.html
(これはちょっと一面的)
-----------------------------------
ttp://pps.asahi-np.co.jp/span/briefing/441.htm
ttp://member.nifty.ne.jp/~demsoc/opinion/LKS.html
ttp://www.mapro.or.jp/~araitaku/seijo.htm
ttp://www.sankei.co.jp/databox/paper/9811/18/paper/today/internat/18int001.htm
(アンワル副首相兼蔵相解任・逮捕事件資料)
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ttp://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/maha/000215.html
どくとるマハティールの世界診断(彼自身の文章)
--------------------------------
ttp://www.niji.or.jp/home/yasunao/time/9810/blackest.html
「TIME」記事の翻訳
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ttp://www.sankei.co.jp/databox/paper/9809/28/paper/today/internat/28int002.htm
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- board2 - No.735
Re729:消費税の税収システムの欠陥
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2000年03月22日(水) 19時47分
<脱税というのは、法を犯して納税を免れる犯罪行為のこと
です。世の中、そういうことがまかり通っているというのでしょうか?
また、本来の税収の半分が脱税されているということですが、それは
何を根拠にしたものなのでしょう?>
これについては消費税の税収方法から説明することにしましょう。
まず、消費税を納めるのは事業者ですが、その際事業者は、売上高に課された税額から仕入に負担した税額を控除され、その残りを税額として算出します。これを「前段階税額控除方式」といいます。
この「前段階税額控除方式」の控除額の算出方法には、仕入先の発行するインボイス(税抜きの売上金額と税額を明記した税額票)の税額から計算する「インボイス方式」と、事業者の帳簿に記載された税額から計算する「帳簿方式」の2種類があり、西ヨーロッパ諸国は前者、日本は後者を採用しています。実はこの違いこそが、日本の消費税に脱税が発生しやすい最大の原因になっているのです。
「インボイス方式」は、最終小売価格により税額全体が一定化するため、一方の当事者間の税額負担軽減が他方の負担増額になることから、取引当事者同士の相互牽制によるインボイスによって正確な税額が把握でき、また複数の税率(たとえば生活必需品を非課税にしたり、ある商品の税率を低減するなど)を設定しても対応しやすいという特徴があります。反対に事業者の納税負担が大きいという欠陥がありますが。
これに対して「帳簿方式」は「インボイス方式」と比べて制度が簡略であり、事業者の行政の納税負担が少ないという利点があるのですが、同時に片方の取引当事者のみの視点から帳簿が書かれる事になるために事業者の恣意が入りこみやすく、構造的に脱税がしやすいという欠陥があるのです。
このため、消費税の税収には不透明な部分が多く、税金の4割~5割ほどが事業者によって脱税されていると言われているのです。何しろ制度の構造的な欠陥のために脱税がバレにくいものですから、多かれ少なかれ「帳簿のごまかし」による脱税が行われているという訳です。
消費税のさらに詳しい内容については、小室直樹氏の著書「消費税の呪い」「悪魔の消費税」を参照する事をお勧めします。
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- board2 - No.736
Re730/731:私にも分からなくなってきた(T_T)
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2000年03月22日(水) 19時49分
>Merkatzさん
<そうだとしたら青田買いも甚だしいです。
第一、佐官クラスなら不沈戦艦さんの指摘によると「艦長職だけで10万人以上いる」訳ですから、あえて首席卒業に肩入れする必要はないのでは?
アッテンボローのように成績が中の上程度の人間でも、実戦で頭角を現すことがあるわけですから、実力主義を徹底しても何ら不都合はないはずです。実際、アッテンボローの昇進は紛れもなく実力によるものですね。
ですから「士官学校を首席ないしはそれに近い成績で卒業すると、佐官になるまでは特に功績がなくても毎年昇進することができる制度がある」というのは疑問です。>
これは同盟軍の階級システムからある程度説明できるのではないでしょうか?
同盟に限らず帝国もですが、いくら実力主義で昇進するといっても、艦長ないしはそれなりの要職につくことができる佐官級ならばともかく、戦艦や駆逐艦の一構成員ぐらいにしかなれない尉官級レベルの階級では、そもそも実力主義に必要である肝心の「戦功をたてること」それ自体が全く不可能です。たとえば「通信オペレーター」とか「航法士」などになって、一体どうやって「戦功」をたてる事ができるというのでしょうか? 「将来有望な士官学校の優等生」を、そこら辺の地位でくすぶらせていても何の意味もありません。だから「佐官までは速く昇進させて、そこからは実力主義」というシステムにでもなっているのではないでしょうか?
こうでも考えないと、同盟軍に20代の佐官級士官がたくさんいることが全く説明できないんですよね(スーン・スール少佐、ラップ少佐など)。いくら同盟軍に佐官級の人間が多いからといって、20代は速すぎますからね~。そんなわけで「彼らの士官学校当時の成績は皆優秀であった」という前提の元にこの設定を思いついたのですが。実際、ヤンを除く20代佐官級士官は全員成績優秀者のようですしね。
しかしアッテンボローの士官学校当時の成績が「中の上」というのははじめて聞いたような気がします。キャゼルヌの成績が「上の中」というのは知っていましたが、アッテンボローの成績の出典はどこでしょうか? これが事実だと私が考えた設定が完全に破綻してしまうので(T_T)、ぜひ教えてください。
それから平時の同盟軍の将官クラスの階級別構成は、
統合作戦本部長・宇宙艦隊司令長官------元帥
宇宙艦隊総参謀長------------------------------大将
艦隊司令官---------------------------------------中将
1000隻単位の戦隊司令官---------------少将
100隻単位の戦隊司令官------------------准将
とこうなっているようですね。それから艦隊の中に艦隊司令官と同格の人間はいません。第9艦隊アル・サレム「中将」の艦隊副司令官はモートン「少将」でしたし、アムリッツァ会戦の際にウランフ中将の指揮権を引き継いだのはアッテンボロー「准将」といったような展開でしたから、中将よりも上の人間は艦隊内にまずいなかったと考えてよいでしょう。
>不沈戦艦さん
<そうだとすると、同盟軍は、膨大なポストがある佐官から、あまりにも数が少ない将官ポストに出世するのは、極めて困難である、ということにはなるでしょうか。一般の会社で、役付きの取締役になるより難しいかも。何だか、こんな状況では、出世するのは難しいから、覇気のない職業軍人ばかり士官学校で生産されそうです。ヤンの成績じゃ普通は無理ですね。帝国軍はもっと人事が滅茶苦茶(恣意が入りまくる大貴族支配下では)でしょうから、想像するだに恐ろしいですね。ミッターマイヤーやロイエンタールが、ロクに後ろ盾も無くよく30代そこそこで、将官にまで出世できたもんだ。>
ミッターマイヤーやロイエンタールの場合は、前にも言ったように第二次ティアマト会戦の影響が大きかったのでしょう。あの戦いで帝国側の貴族仕官が大量に戦死してしまい、貴族士官のなり手があまりいなくなってしまったので、平民の士官をある程度出世させるようにした、というわけで。
帝国の場合、「元帥」と「大将」の間に「上級大将」があり、艦隊司令官が「大将」ですからね。少将ぐらいまでは出世させても支障はなかったのではないでしょうか?
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- board2 - No.737
あたしゃ、キレました(笑)。
- 投稿者:速水右近
- 2000年03月23日(木) 12時12分
書評家喜多哲士氏の伝言板に、そぅ、あのっ(いしいひさいち氏の
『地底人』の真似)架空戦記界の巨匠、霧島那智氏の片割れが、
あまりにも不用意な発言を載せたため、久々にキレちゃいました。
興味のある方は、霧島那智氏のホームページをご覧下さい。
- 親記事No.677スレッドの返信投稿
- board2 - No.738
Re:結論、恣意的すぎて説明不可というのはどう?(笑)
- 投稿者:Merkatz
- 2000年03月23日(木) 13時15分
>不沈戦艦さん
>うーん、纏めるのは難しいですけど、日本海軍と比べられますかね?
>日本海軍には「軍令承行令」が有った訳で・・・(中略)・・・陸軍の
>師団編成なら、尚更のことではないでしょうか。大将の麾下に大将とか、中将の部下に
>中将とか、ほとんど聞きませんよ。
こりゃ申し訳ない。確かに日本海軍はそうでしたね。
ついドイツ陸軍を念頭に置いてしまった。
あと同盟軍もはっきりとは記述がありませんが、どうも日本海軍に近い雰囲気です。
余談ながら、ドイツ軍は軍集団麾下の軍に同じ階級の将官を当てることをしていますけど、一応、先任とか考慮しているんでしょうか?
例えばB軍集団、司令官ボック上級大将麾下、第6軍司令官ライヘナウ上級大将とかあります。ドイツ軍だけ特殊なのかな?(マンシュタイン上級大将に至っては更に下の軍団長をしているし)
>冒険風ライダーさん
>艦長ないしはそれなりの要職につくことができる佐官級ならばともかく、
>戦艦や駆逐艦の一構成員ぐらいにしかなれない尉官級レベルの階級では、
>そもそも実力主義に必要である肝心の「戦功をたてること」それ自体が全く不可能です。
>たとえば「通信オペレーター」とか「航法士」などになって、
>一体どうやって「戦功」をたてる事ができるというのでしょうか?
>「将来有望な士官学校の優等生」を、そこら辺の地位でくすぶらせていても
>何の意味もありません。だから「佐官までは速く昇進させて、そこからは実力主義」という
>システムにでもなっているのではないでしょうか?
気が付いたんですが、「士官学校卒」という大枠で区切るのはおかしいですよね。
だって士官学校と一口に言っても、戦史研究科もあれば戦略研究科あるし、砲術科や航法科もあるでしょう。
出身科によって配属先が違うのは当然でしょうし、また、そもそも士官学校に入ってくる人間すべてが、
軍人としての成功を志向しているわけではありませんし。
したがって戦略研究科出身とかのエリートが、速い昇進を遂げるのは官僚主義で説明がつくと思います。
問題は傍流の科を出た人間まで異常な早さで昇進していることですね。
>こうでも考えないと、同盟軍に20代の佐官級士官がたくさんいることが
>全く説明できないんですよね(スーン・スール少佐、ラップ少佐など)。
>いくら同盟軍に佐官級の人間が多いからといって、20代は速すぎますからね~。
ラップは確かヤンと同じ戦略研究科転属組でしたね。スールは何科出身なのでしょうか?
何にしても「士官学校卒の通信オペレーターや航法士」まで(いろんな科があるのだから当然存在する)ひっくるめて、システム的に速く昇進させる必然性がどうもピンときません。
ようは戦略研究科出身のようなエリートだけ速く昇進させれば事足りるはずですから。
>しかしアッテンボローの士官学校当時の成績が「中の上」というのははじめて聞いたような気がします。
>キャゼルヌの成績が「上の中」というのは知っていましたが、アッテンボローの成績の出典はどこでしょうか?
>これが事実だと私が考えた設定が完全に破綻してしまうので(T_T)、ぜひ教えてください。
すいません、勘違いしていました。「中の上」はヤンの成績でした。(^^;;
で、探したんですが、「準優等生といってよい」というのを見つけました(外伝4巻)。
でもこれじゃ具体的にどの程度か分からないな・・・。
まあ「上の中」は優等生だろうから(キャゼルヌがそういう設定なのだから)、「上の下」くらいかな?
>それから艦隊の中に艦隊司令官と同格の人間はいません。
>第9艦隊アル・サレム「中将」の艦隊副司令官はモートン「少将」でしたし、
>アムリッツァ会戦の際にウランフ中将の指揮権を引き継いだのはアッテンボロー「准将」と
>いったような展開でしたから、中将よりも上の人間は艦隊内にまずいなかったと考えてよいでしょう。
不沈戦艦さんも書かれていましたが、どうもそのようです。
しかし中将以上は異常に少なくなりますが、少将以下はけっこう居そうです。
一個艦隊一万五千隻として、
准将=150人
少将=15人
12個艦隊分は
准将=1800人
少将=180人
これに参謀長とか補給艦隊司令官とかその他役職があるわけですから、准将・少将に限っては一万人くらいは居そうですね。
ところでアッテンボローの初登場はいつだかご存じですか?
実は2巻、名前のみのたった一行!
第11艦隊と戦うときの布陣説明の時に出てくるのです。
初のセリフは3巻から。
彼の後年の重用具合から考えると意外なことです。
- 親記事No.737スレッドの返信投稿
- board2 - No.739
おいおい、「なっちゃん」・・・
- 投稿者:小村損三郎
- 2000年03月23日(木) 15時52分
速水右近さんは書きました
> 書評家喜多哲士氏の伝言板に、そぅ、あのっ(いしいひさいち氏の
> 『地底人』の真似)架空戦記界の巨匠、霧島那智氏の片割れが、
> あまりにも不用意な発言を載せたため、久々にキレちゃいました。
>
> 興味のある方は、霧島那智氏のホームページをご覧下さい。
早速見てきました(^^;)。
> 書評家喜多哲士氏の伝言板
の方は見つけられなかったんですが。
それにしてもやっぱりアノ人はこのジャンルを「潰す」つもりで書いていたのか。
納得(爆)。
ジュニア小説のジャンル崩壊について「日記」とやらに書いていたけど、アンタ自分の足元見てから物を言えよ(^^;;)。
まるで雑誌の対談で
「主役だけじゃあダメなんだ。バランスの取れたオーダーがあって、一、二番、あるいは下位がクリーンアップをきちんとサポートしながら、生かしてくれる。お互いを生かし、また、生かされるという……」
と堂々とのたまったという某YG軍のN嶋S雄監督のようだ・・・(^^;;;)。
たしか『トンデモ本の世界』か何かにも書いてあったけど、こと架空戦記の世界って、むしろ若手の作品の方がある程度まともで(若い人は軍事マニアが多いから。)、ブームに便乗して参入した中堅?作家の作品は粗悪な物が大半を占めているというのが大まかな現状ですな。
で、そういう状況下においては、彼の言う「ジャンル潰れをもたらす技量未熟な新人」のポジションに位置してるのが他でもない自分自身だということ。少なくとも多くの読み手の間でそれが共通認識になっているという現実がまるで見えていない(それとも見て見ぬフリをしてるのか?)まま、あのような文章をHPに書きちらして平然としている様はあまりに滑稽です。
まあ、架空戦記しか書けないマニア上がりの若手には他ジャンルへのつぶしがきかないという弱点があります。
その点S茂田K樹やTK生、そして件のNKといった連中は1つのジャンルを枯死させるとまるで悪性腫瘍(または某星間国家の元首)のように別のジャンルに転移して寄生しながら何だかんだで生き延びていくのかもしれませんが・・・。
しっかし、あのHPを読む限りではこのお方って、ホント「悪い意味でのプロ」の典型ですね。
もっともその割には、書き手の層の厚みが架空戦記とは比較にならない時代小説の世界で自分の本が
「売れないかもしれない」
という心配はこれっぽっちもしてなさそうな所が凄すぎるけど(爆)。
尚、NK印の書評はこちらのHP↓がオススメです。
ttp://www02.so-net.ne.jp/~muraji/
- 親記事No.737スレッドの返信投稿
- board2 - No.740
ザ・ベストに「他の作家論」を
- 投稿者:新Q太郎
- 2000年03月23日(木) 17時10分
霧島那智氏
という存在を、私はいまさっき知ったのですがそれはおいといて。
私が、ザ・ベストを編集しようと過去ログを順に見ていくと、田中氏から派生して、他作家と比較したり互いの影響を論じたりする文章が数多く見つかりました。夢枕獏、佐藤大輔、宮城谷、司馬遼太郎、陳舜臣、酒見賢一……。それぞれ面白い考察がある。
心当たりの有る人は編集して、「他の作家について」というザ・ベストを作ってくれまいか。
- 親記事No.717スレッドの返信投稿
- board2 - No.741
Re734:短レス
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2000年03月23日(木) 18時17分
<マハティール体制の歴史を見ると、確かにマレー人優先の政策を取ったことで一時的に華僑とは対決してきたが、むしろ今はマハティールの同盟者という感が強い。
これは彼の政敵アンワルが(西洋にも受けはいいものの)、イスラム運動を支持基盤としているため、非宗教的政策を推進するマハティールが相対的に支持されたかららしい。
実際、マハティール時代は、反華人暴動・民族対立は他の東南アジア諸国と比べて各段に少なかった。つうわけで華僑云々は違うのでは?>
う~ん、これは私の検証不足でしたね。あの評論ではマハティール首相の擁護と謝罪外交の愚行ぶりの強調に重点をおいていたために、マレーシアの内政状況にまで手が回りませんでした。それにマレーシアの反華僑感情はインドネシアと同レベルだと考えていたもので。
引用された部分については新Q太郎さんの反論を受けいれておく事にしましょう。御指摘ありがとうございます。
<マハティールはそういう点で、
"まあ、彼の評価には今後50年かかるだろうな"(爆笑)
と思うんだが。これは権威主義体制、開発独裁をどう評価するかという話だけど。>
たとえ開発独裁によるものであっても、それがもたらした経済発展とある程度の政治的自由を獲得した事については、「政治は結果が全て」という観点から見ても充分に評価されて然るべきであると思いますけど。
すくなくとも、どこぞの某作家が礼賛している文革時代の毛沢東などよりもはるかに賞賛に値する事は間違いないでしょうね(笑)。
- 親記事No.677スレッドの返信投稿
- board2 - No.742
Re738:本当に説明不可能になってきた……
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2000年03月23日(木) 18時19分
<気が付いたんですが、「士官学校卒」という大枠で区切るのはおかしいですよね。
だって士官学校と一口に言っても、戦史研究科もあれば戦略研究科あるし、砲術科や航法科もあるでしょう。
出身科によって配属先が違うのは当然でしょうし、また、そもそも士官学校に入ってくる人間すべてが、
軍人としての成功を志向しているわけではありませんし。>
私も言われてみて始めて気づいた(笑)。
そうなると、いよいよもって説明不可能なまでに難易度が高くなってしまいますね(T_T)。そもそも「士官学校首席卒業」というのは一体何を基準にしたものであるのかという疑問すらわいてきます。
違う学科であれば当然勉強すべき教科自体も全く違ってきますし、成績を決めるテスト内容も全く違ってくるのですから、それで「士官学校の首席」を決めるのは難しいでしょう。戦史を研究する学科と、航法を専門とする学科とが比較できるわけがないですし。
しかもヤンとラップを除き、昇進速度の速い人間の誰ひとりとしてどこの学科出身であるかが全く分かりませんから、追跡はほぼ不可能であると言うしかありませんね(T_T)。
<したがって戦略研究科出身とかのエリートが、速い昇進を遂げるのは官僚主義で説明がつくと思います。
問題は傍流の科を出た人間まで異常な早さで昇進していることですね。>
まあここまで設定が複雑になってしまうと、その説明の方が簡単に謎を解明する事ができますから、それで良いかもしれませんね。
あと出身学科の方は、どうせ誰ひとりとして出身学科は分からないのですから、速い昇進をしている軍人は皆ある程度のエリート学科出身であるとしておけば良いのではないでしょうか。具体的なエリート学科としては「戦略研究科」と「後方補給部門専門の学科」といったところでしょうか。
<ところでアッテンボローの初登場はいつだかご存じですか?
実は2巻、名前のみのたった一行!
第11艦隊と戦うときの布陣説明の時に出てくるのです。
初のセリフは3巻から。
彼の後年の重用具合から考えると意外なことです。>
アッテンボローの設定は多分ストーリー延長の際の後出しでしょう(笑)。
銀英伝は当初1巻か2巻かで終わるとか言われていましたからね~。
- 親記事No.737スレッドの返信投稿
- board2 - No.743
Re: 739 ♪「なっちゃん」はね……って
- 投稿者:速水右近
- 2000年03月24日(金) 12時38分
小村損三郎さんは書きました
> 早速見てきました(^^;)。
有り難うごぜえますだ(多謝多謝)。
>
> それにしてもやっぱりアノ人はこのジャンルを「潰す」つもりで書いていたのか。
> 納得(爆)。
自分から「潰す」って、アンタは番場蛮かって言いたいですよ。少なくとも、自分がいままで稼いだジャンルに対してここまで書くって、どのような感性をされているのでしょうね。
> たしか『トンデモ本の世界』か何かにも書いてあったけど、こと架空戦記の世界って、むしろ若手の作品の方がある程度まともで(若い人は軍事マニアが多いから。)、ブームに便乗して参入した中堅?作家の作品は粗悪な物が大半を占めているというのが大まかな現状ですな。
> で、そういう状況下においては、彼の言う「ジャンル潰れをもたらす技量未熟な新人」のポジションに位置してるのが他でもない自分自身だということ。少なくとも多くの読み手の間でそれが共通認識になっているという現実がまるで見えていない(それとも見て見ぬフリをしてるのか?)まま、あのような文章をHPに書きちらして平然としている様はあまりに滑稽です。
誰も内容を信じない「東スポ」的な意味もあって、霧島那智氏の作品には、それなりの「存在価値」はあると小生は思っております。どれだけかは知りませんが読者もいて、継続的に原稿依頼も来るのですから。
ただ、氏の弁護はあまりにも自己ちゅーで、自分の読者に対する配慮が完全に欠落しています。一人でも読者がいれば、「ジャンルが潰れ」て
欲しい的発言は、出来ないはずなのですけど。
>
> まあ、架空戦記しか書けないマニア上がりの若手には他ジャンルへのつぶしがきかないという弱点があります。
> その点S茂田K樹やTK生、そして件のNKといった連中は1つのジャンルを枯死させるとまるで悪性腫瘍(または某星間国家の元首)のように別のジャンルに転移して寄生しながら何だかんだで生き延びていくのかもしれませんが・・・。
>
打ち合わせで編集者とも話していますが、架空戦記というジャンルがもし潰れた後、つぶしの効かない作家たちはどこへいくんだろう、と。
マニア受けしかしない小説を書き続けるのは、四〇過ぎたら辛いですよ。作品で「戦略が云々」と書く暇があったら、「自分の小説家としての戦略」をまず考えるべきだと思いますけど。この件に関しては、田中芳樹氏も同罪ですか。
無論、反対に小器用な作家は残るでしょうね。単に作家として「残る」
というだけで、「いい作品を書けるか」どうかは別として。
なお志M田景K氏は、御自分で出版社を立ち上げられ、現在は社長兼「昔から書きたかった」絵本作家として活躍されているとのことです。
“伝家の宝刀”テープレコーダーを手放し、うっとりと鏡を見ながら、升目を埋めていると……(NHK『誰もいない部屋』最終回より)。
うっ、うっ、うっ(この映像は、えずきしまたよ)。
>
> しっかし、あのHPを読む限りではこのお方って、ホント「悪い意味でのプロ」の典型ですね。
> もっともその割には、書き手の層の厚みが架空戦記とは比較にならない時代小説の世界で自分の本が
> 「売れないかもしれない」
> という心配はこれっぽっちもしてなさそうな所が凄すぎるけど(爆)。
>
書き手の層も厚い反面、読者の層も厚いはずです。
それこそ、自分の時代小説に自信があれば、そこで勝負されてはいかがかと思いますね。作家として、いい意味での「思い上がり」があれば、読者が味方になってくれるのですから。
つまり「いちばん書きたい」ところで勝負できない作家なんて、所詮は二流ということですよ。やれやれ。
ちなみに「なっちゃん」、いや、若桜木虔氏は小説学校の講師や「小説入門」なども書かれているそうです。いったい、なにを教えているんでしょうかね?
テクニック的な面は教えられても、作家として一番重要な部分は、あれでは教えられないでしょう。それとも「そういうものは、各自で磨くものだ」と転嫁するのかなぁ。
まぁ小生の通っていたところも、そうでしたから……。
ともかく先方の反論がプロらしくないというより稚拙、オグリバンビ(=ウマ&シカ)的なので、そろそろ手を引こうとも考えております。
なお喜多氏の書評ですが、「てなもんや伝言板」もしくは、「ぼやいたるねん」で検索されては?
すいませんね。小生はネット初心者のため、細かいことは書けずに。
追伸 管理人氏、引っ越し作業は進まれていますか?
ところで、「ネット論争入門」って企画は売れると思うのですが、どのようにお考えでしょうか。
- 親記事No.677スレッドの返信投稿
- board2 - No.745
Re:結論、恣意的すぎて説明不可というのはどう?(笑)
- 投稿者:チャバティー中山
- 2000年03月24日(金) 22時10分
皆さん初めまして
Merkatzさんは書きました
> 気が付いたんですが、「士官学校卒」という大枠で区切るのはおかしいですよね。
> だって士官学校と一口に言っても、戦史研究科もあれば戦略研究科あるし、砲術科や航法科もあるでしょう。
> 出身科によって配属先が違うのは当然でしょうし、また、そもそも士官学校に入ってくる人間すべてが、
> 軍人としての成功を志向しているわけではありませんし。
> したがって戦略研究科出身とかのエリートが、速い昇進を遂げるのは官僚主義で説明がつくと思います。
> 問題は傍流の科を出た人間まで異常な早さで昇進していることですね。
>
銀英伝の記述が、どうなっているのか忘れましたが
士官学校と言うのは、士官としての基本等を学ぶ学校であって(防大が、それにあたる)専門の砲術科や航法科などは無いはずです
その手の専門の学校は、自衛隊の場合『術科学校』と呼ばれ
陸海空自衛隊それぞれ設置されています