4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ1 (No.3 - No.25)

board4 - No.3

新掲示板立ち上げです

投稿者:本ページ管理人
2001年04月14日(土) 13時15分

度々の掲示版移動申し訳ありません。
以降、この掲示版にてよろしくお願いします。

board4 - No.4

邪コラム~私はこうして成功した~ (転載)

投稿者:V/C
2001年04月14日(土) 13時26分

~前略~

 私の作家としての才能は1980年代の中頃にはすでに尽き果てていた。少なくとも、私はそう判断していた。 しかし、私にはそれまでの著作で得た多数のファンがついているし、ヒット作を出した実績もあるから出版すること自体は簡単だ。
 ならば、田中芳樹というネームバリューを合理的に管理運営することで、作家として生きて行くことは十分に可能ではないのかと考えた。いまさら、作家以外の職業を選択する気にはなれないのだ。私は作家として生きるすべを模索し、成功した。

 まずは顧客としての読者を想定してみた。今までに得たファンを「原資」として運用することになるから、必然的にティーン向けのライトノベルに居続けることになるだろう。当時はいわゆる「フジテレビ的」文化が猖獗を極めていたが、それは私の得意分野ではないからそれに乗ることはできない。しかし、それを苦々しく見る様な層の 「自分はあんな軽薄なのは好みではない」 という自尊心をすくいあげるような作品ならば、私の得意とする分野であり、既存のファンをそのまま運用することができる。一石二鳥だな。
 できれば、本格歴史小説なんか書いて偉そうにしてみたかったが、それは既存読者が大人になる、将来のことになるだろうと考えた。
(実際には読書層のまま大人になった読者は離れてしまうことが多く、これは成功しなかった)

 次に取りかかった作業は、想定した読者が好みそうな小説とはなにか。を分析し、造文システムを構築することだった。
 そもそも商業出版というのは、読者の読みたいものを提供することが第一義であって、それを満たしていれば非生産的であろうが、多少の事実誤認があろうが問題とならない。しかも私の主戦場は未熟な読者が大多数を占めるライトノベルである。思想的にも染まっていないし、知識が少ないから、もっともらしい、青臭い正論を並べていれば、それを真に受けてくれる。作者である私を崇めてくれるかもしれない。

 これに気づいたとき、私は成功を確信することができた。もっともらしいことを並べるのは主観的な記述で十分であり、膨大な労力を要する綿密な取材が不要になる。これなら、私の既存の知識で作品を量産することが可能になる。
 要は、現実を運営している大人や既存権力を、安っぽいが故にわかりやすい理想を持って叩きつづければいいのだ。未熟な彼らは、甘い菓子が大好きでそれを健康と発育に良いと思っている。
 それがいかに非生産的で思考停止的なことか、読者もいつか気づくだろうが、そのころには私も本格歴史小説にシフトしているだろうから、問題はない。

 このころは、読者が大人になるまでが私にとってのモラトリアムだと考えていた。「待ってろよ司馬遼!」と、原稿用紙の隅に殴り書きしたことを覚えている。よもや後発の作家からネタを戴くことになるとは、当時は思いもしなかった。

~中略~

 魅力的なキャラクター造形は私にとって難しくなってしまった。しかし、既存フォーマットにのっとったキャラクター造形ならば才能など要しない。どうせ人気キャラクターの構成要素など十年一日なのだ。少女の好むキャラクター開発に余念のない少女マンガやジャニーズが参考にもなるだろう。
 なにより人気イラストレーターに挿し絵を描いてもらえることが一番重要かもしれないな。

~中略~

 小説家というよりはルーチンワークの事務作業に近いものがあるのは重々承知の上だが、作家として経済的に成功することが最大の目的である以上、最低の目的合理性はあったと今でも思っている。架空歴史作家としてはともかく、純粋作家としてのリソースは銀英伝ですでに使い果たしてしまっていた。

~中略~

 我々の世代にとって背骨であった共産主義の理想社会 (私にとって、それは中共であったが) が否定されてしまったためだ。反動保守になった同世代は数多かったが、私はそれができるほど実社会にもまれていなかった。そのため、新たな資質を獲得することは叶わなかった。純粋小説家としては、資質を使い果たした後も職業作家として安住し得たことが仇となった。

~中略~

 おかげで私は経済的に恵まれた人生を送ることができた。その点には素直に感謝している。
 裏切られた・騙された。好きだったのに。というファンもいるだろうが、若年層の方々にはこれを教訓として欲しい。と言ってはあまりに傲慢だろうか。自分の頭でちゃんと考えることを覚えてもらえたと思うのだが。
 20歳を過ぎても真面目に読んでくれた方々にも感謝の念はもちろんあるが、そういう方のクレームはまじめに聞く気がしない。

~中略~

「冷静で知的な若者はそんな行動をしない」と日本テレビの社長が言ったことがありますが、これは「信じるヤツはバカ」 という意味です。

board4 - No.7

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(58)

投稿者:不沈戦艦
2001年04月14日(土) 13時38分

 タンネンベルク侯爵は、キルヒアイス・ミッターマイヤー両艦隊の撤退を見届けると、麾下艦隊に後退を命じた。

「我が艦隊の将兵諸君、私は総司令官のタンネンベルク元帥である。我々は勝ったのだ!これから、我が軍はオーディンへ凱旋する!!」

 タンネンベルク侯はマイクを取り、全艦に勝利を告げる放送を行う。それと同時に各艦のあちこちで、圧倒的な歓声が起こった。紛れもない大勝利である。喜ぶなと言う方が無理というものだ。やはり、兵士にとっては、主義主張云々言う以前に、戦いに強い司令官が理想なのである。そうでなければ、自分が生き延びられる可能性が低くなってしまう。いかに立派な理想を述べようと、死んでしまっては何にもなりはしないのだ。そういう意味では、兵士というものは正直なものであった。

「酒保を開いてやれ。兵士たちにも、存分に戦勝の喜びを味わわせるのだ。酒と食料をふんだんにな」

 艦隊がヴァルハラ星系内に入り、オーディンに接近したところで、タンネンベルク侯は命じた。侯爵は、兵士の士気の維持を決して軽く見てはいない。規律で押さえつけるだけでは、兵の戦意を昂揚することはできないのだ。飴と鞭の適切な使い分けが必要なのである。

「やれやれ、戦闘自体は勝つには勝ったが、どうも詰めが今ひとつだったな。シュタイナー少将とカーレンベルク大佐がミッターマイヤー艦隊を蹴散らしたところで、相手の戦力はもうなくなったものと早計してしまったが、あれがなければキルヒアイス提督を旗艦ごと葬り去ってしまうことが可能だったかも知れぬ。まあ、仮定の話ではあるが、その可能性は相当高かったと思うぞ」

 従兵が持ってきたワイングラスを傾けながら、タンネンベルク侯はシュリーフェン准将に話しかけた。もちろん、シュリーフェンの手にも同じワインのグラスがある。

「さようですな。理論的にいうのならば、艦隊が潰走状態に陥ったところで、戦力見積もりから除外されるのは当然の話なのです。元の戦力の一部とはいえ、あれだけ早く再編を行い、逆襲してくるなど通常の相手であれば論理的にはあり得ませぬ。小官としては、最後のあれは極めて理不尽な攻撃を受けたような気がしました」

「やはりローエングラム侯とその部下たちは、甘く見てはいけないということなのだろう。今回は、最小限の犠牲でその戦訓を得ることができた訳だから、却って儲けものだったかも知れぬ。勝った上で戦訓も得られる機会など、なかなか無いものだぞ。これは詳細を戦闘レポートの形でまとめ、全員に周知させるようにせねばならぬな。何しろ、ローエングラム侯との戦いの正念場は今後なのだから」

「全く以てその通りでしょう。それにしても常識外の戦法への対処まで考えておかねばならないとは、厄介な敵ではありますな。やり甲斐は確かにありますが」

 シュリーフェンもグラスを傾け、ワインを軽く口に含む。赤ワインの芳香が口中に広がった。

「どうだ。ヨハネスベルガー、薔薇色封タイプの463年ものだ。戦場用に持ってきたものなので、極上という訳ではないが、それでもなかなかのものだろう。ちょうど私が生まれた年のものだが、聞いた話では463年の葡萄のできは、中の上といったところであったそうだ。まあ、私はさほどワインには詳しい方ではないのだが」

「これは・・・・そうですな侯爵閣下。戦場で味わうものとしては、香りも芳醇な味わいも贅沢過ぎるほどです。酒保のワインなどとはレヴェルが違う!」

「まあ、さすがにそういうレヴェルのものとは比べて欲しくない代物だが・・・・」

 しばらく二人は、無言でワインの味と香りを楽しむ。グラスに鼻を寄せて芳香を楽しみ、口の中で転がすように、充分に味わうのだ。

「ところで、先ほどの戦闘でミッターマイヤー提督がこちらの艦隊へ後背から攻撃を加えるのではなく、委細構わずオーディンに直進した場合、我々としては相当困ることになったと思うのですが、彼はなぜそうしなかったのでしょうか?」

 シュリーフェンが疑問を投げかけた。タンネンベルク艦隊はオーディンから全力出撃していたのだから、ミッターマイヤーが再編した戦力でオーディンを突いた場合、無防備な帝都はあっさり陥落してしまうところだった。せっかく人質にしたアンネローゼを奪い返されてしまうばかりか、逆に皇帝サビーネと帝国宰相リッテンハイム公を捕虜にされてしまうだろう。その場合、情勢が完全にひっくり返ってしまうのだ。

「ふむ、その理由は二つある。一つは、ミッターマイヤー提督が、どちらかというと単純な武人だ、ということだ。目の前の戦闘に、どうしても気を取られてしまうタイプのな。もし、ローエングラム侯の陣営でも、ミッターマイヤー提督ではなくロイエンタール提督や参謀長のオーベルシュタイン中将が司令官だった場合は、オーディンを突く方がより望ましい戦略だ、ということを考えてみたことだろうが」

「なるほど。それで、もう一つは?」

「我々が、キルヒアイス艦隊を殲滅しつつあった、ということだろう。あの時、ミッターマイヤー提督が後背から攻撃して来なければ、キルヒアイス提督を旗艦とともに葬り去ることは十分可能だった。そのような事態は、ミッターマイヤー提督としては、到底座視し得ぬ。戦友を助ける為、矢も楯もたまらず突入してきたのだろうな。有力な味方を助けるという観点からは、それはそれで間違った選択をした訳ではないと思うぞ、ミッターマイヤー提督は。おそらくローエングラム侯も、その決断を責めるような真似はすまい」

 もちろん、タンネンベルク侯としては、あの時ミッターマイヤーにオーディンへ急進された場合は、相当困ったことになったであろうことは理解している。後ろから攻撃されたこと自体も、完全に想定外の事態で驚きだったくらいなのだから。むしろ、ミッターマイヤーが単純な武人タイプで助かった、というべきところであろう。

「つまり、我々は相手がミッターマイヤー提督だったから助かった、ということなのですな?楽に勝ったのかと思っていたのですが、実は結構危ない橋を渡っていた訳ですか」

「とはいえ、あそこまでの速さは、『疾風ウォルフ』、ミッターマイヤー提督でなければ為し得ないだろうな。短時間で、潰走したはずの艦隊を建て直して再編成する手腕といい、その後に後背から少数の艦で襲いかかってきた勇気ある決断といい、そしてその際の尋常ならざる移動速度といい。他の提督には、そのようなことをやってのけることはできなかっただろう。あの攻撃は、ミッターマイヤー提督でなければ不可能な彼の優れた能力と、その思考における彼の限界を如実に顕わしていると言えるな。まあ、いずれにしてもこの戦闘のレポートは、後で卿がまとめてくれ。私がチェックした後、皆に配ることとする」

 タンネンベルク侯は、「結果良ければ全て良し」と考えている訳ではない。勝った戦いだろうと負けた戦いだろうと、得られた戦訓は全員に周知し、共通の知識と化すべし、と考えている。本質的に、思いこみや過誤などでいつ何時状況が急変するか解らないものが艦隊戦闘である。敵とはいえ、ミッターマイヤー提督のような優秀な司令官でさえも、その例外ではない事を目の前で見たばかりなのだ。そういう危険は、なるべく潰しておくに越したことはない。その為の戦訓の共通化なのである。

「諒解しました。レポートはなるべく早くまとめ、閣下に提出することとします」

 シュリーフェンの答えに、タンネンベルク侯は頷いた。目の前には、帝都オーディンの姿が見えてきている。旗艦「カール・フォン・クラウゼヴィッツ」は、そのまま味方艦の小集団とともに、オーディンへ降下していった。宇宙港にはリッテンハイム公爵が出迎えに来ることになっている。更に、凱旋する「クラウゼヴィッツ」と、艦から降り立って帝国宰相の祝福を受けるタンネンベルク元帥の姿を収めるべく、テレビクルーが待機しているはずだ。もちろん、これは侯爵が予め連絡し手配しておいたことであった。



「帝国国営放送局より臨時ニュースを申し上げます。帝国軍務省の発表によれば、本日行われたヴァルハラ星系外縁部会戦にて、帝国軍最高司令官タンネンベルク元帥率いる帝国軍艦隊は、賊軍司令官キルヒアイス提督の艦隊戦力を撃破。敵二万隻余りを撃滅し、味方の損害は極めて軽微、大勝利を収めたということです。それでは、帝都宇宙港に凱旋するタンネンベルク元帥と、それを出迎えられた帝国宰相リッテンハイム公爵閣下の模様をご覧下さい」

 アナウンサーが原稿を読み上げている画面が切り替わり、先ずは宇宙港に降下してくるタンネンベルク侯爵の旗艦「カール・フォン・クラウゼヴィッツ」の映像になった。降下して近づいてきた「クラウゼヴィッツ」が、テレビの画面一杯に膨れ上がってゆく姿はさすがに迫力がある。そして、宇宙港に着陸した「クラウゼヴィッツ」からタラップが降り、その上を帝国元帥の軍服を着たタンネンベルク侯爵が、軍楽隊の演奏と拍手で出迎えるリッテンハイム公爵一行に向かって進んで来た。リッテンハイム公の目の前にやってきたタンネンベルク侯は敬礼すると、笑みを浮かべながら手を差し出してきた公爵と固く握手し、二言三言言葉を交わす。

「次に、軍務省報道官による公式発表をお知らせします」

 一旦カメラがアナウンサーの画面に切り替わってから、更に軍務省内の記者会見場にもう一度切り替わる。

「帝国暦488年8月2日、銀河帝国軍務省発表。銀河帝国軍最高司令官エーリッヒ・フォン・タンネンベルク元帥指揮下の銀河帝国軍部隊は、ヴァルハラ星系外縁部宙域で行われた戦闘にて、キルヒアイス上級大将及びミッターマイヤー大将指揮下の賊軍部隊三万八千隻のうち、二万隻余りを撃滅した。タンネンベルク元帥直率の艦隊戦力の被害は一千隻程度と極めて軽微、交換比で二十倍以上の敵を撃滅し、銀河帝国軍部隊の圧勝に終わっている。この戦闘を『ヴァルハラ星系外縁部会戦』と命名する」

 いかつい顔をして、八の字髭をたくわえた恰幅の良い中年の報道官が淡々と原稿を読み上げた。さすがにタンネンベルク艦隊の実戦力を明かしはしないし、キルヒアイス・ミッターマイヤー艦隊に与えた損害は若干水増しし、味方の損害も減らして発表してはいる。しかしそれは宣伝というものであり、報道官が言っていることが大筋で違っている訳ではない。タンネンベルク元帥の艦隊がキルヒアイス提督の艦隊を破った、ということは間違いのない事実であった。

「なお、すでにこの帝国軍の勝利以前から、オーディン近隣の星系の駐屯部隊より、タンネンベルク元帥統帥の帝国軍部隊への参加を希望する者が続出しており、現在オーディンの帝国軍部隊の戦力は日を追うごとに増大している状態である。銀河帝国宰相リッテンハイム公爵閣下及び銀河帝国軍最高司令官タンネンベルク元帥は、駆けつけた帝国軍部隊の勇気と忠誠を賞賛し、麾下部隊への参加を認められた」

 これは実際、近隣の星系へ駐屯していた帝国軍部隊のうち、オーディンに移動しタンネンベルク軍の指揮下に入ろうとする者がじわじわと増えている、という事実を宣伝しているものである。「来る者は拒まず」の姿勢であることを明言しているので、オーディンから近い星系では、タンネンベルク軍に参加した方が有利であるし安全だ、という意識が相当強くなっていた。ヴァルハラ星系外縁部会戦の勝利は、その意識を更に後押しすることだろう。タンネンベルク軍に参加してくる者が、更に増えていくであろうことは疑いのないところだ。



(以下続く)

board4 - No.8

過去ログ更新のお知らせ

投稿者:冒険風ライダー
2001年04月14日(土) 17時26分

HP「過去ログ資料館」に、
「田中芳樹を撃つ!」3代目掲示板の投稿821~1051番
「ノイエ・ラント light board掲示板」の投稿696~768番
までをアップデート致しました。
とりあえず「田中芳樹を撃つ!」3代目掲示板の過去ログはこれでコンプリートです。
過去ログをまとめて閲覧したい方は下のURLからどうぞ。

ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/

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board4 - No.9

Re:新掲示板立ち上げです

投稿者:てんてんdwp
2001年04月14日(土) 17時52分

> 度々の掲示版移動申し訳ありません。
> 以降、この掲示版にてよろしくお願いします。
お疲れ様です。新しい掲示板でもよろしくお願いします。
もし、ここを追い出されるような事態になったときは打ちのサーバ貸しますね(^^;

てんてん dance with penguin ttp://www.tokyo-nazo.net/~tenten/

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board4 - No.10

Re:新掲示板立ち上げです

投稿者:本ページ管理人
2001年04月15日(日) 13時57分

> お疲れ様です。新しい掲示板でもよろしくお願いします。
> もし、ここを追い出されるような事態になったときは打ちのサーバ貸しますね(^^;

こちらこそよろしくお願いします。
また、ご厚意ありがとうございます。
…でもまあ、できればサーバを借りる事態にはならないで欲しいですね(^^;)

board4 - No.11

……

投稿者:魔女
2001年04月15日(日) 15時19分

あたま、わるすぎ。

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board4 - No.12

あえて言いますが

投稿者:本ページ管理人
2001年04月15日(日) 15時57分

> あたま、わるすぎ。

どこがどのように頭が悪いのか言っていただけると大変助かります。

board4 - No.13

新掲示板立ち上げお疲れ様です

投稿者:モトラ
2001年04月15日(日) 16時28分

これからも、身の丈に合わせて参加させていただきます。

>あたま、わるすぎ。
あなたが? 無根拠な物言いは自分の身に跳ね返りますよ。

board4 - No.14

帝国と同盟の共存

投稿者:十月
2001年04月15日(日) 17時07分

こんにちは。田中芳樹ファンというか銀英伝ファンの者です。
よろしくお願いします。
こちらのサイト、ゆっくりじっくり拝見させて頂きました。
特にザ・ベストで銀英伝に関する私の疑問はほとんど討論されてまして、かなりそれ以上の事も議論されていて非常に楽しめました。
田中芳樹の作家としての姿勢に関しては正直よくわかりませんが、これだけ批評の対象になる事はそれだけ面白い作品と思います。

銀英伝に関して私にとって最後に残った疑問が、ローエングラム体制と自由惑星同盟は共存出来たのではないかという事です。
ヤンはユリアンとの会話の中で「自由惑星同盟は銀河帝国に対するアンチテーゼとして出発した。だからルドルフ的なものが一掃されてしまえば、あえて同盟が存続する理由はない。」と言っています。
これはラインハルトによってルドルフ的なものが一掃されてしまったので、帝国と同盟が戦う理由が存在しなくなったと言っていると同じだと思います。
つまり、反ゴールデンバウムという点で、ラインハルトと自由惑星同盟は一致していると思います。
例えばリップシュタット戦役の頃であれば、ラインハルトは同盟と結んで貴族連合軍を共通の敵として戦う事ができたのでは?
成功するかわからないクーデターをたきつけるよりは確実だと思います。
ラインハルトはヤンを一時的でも旗下にできたかも・・・。
同盟側からしても敵中の敵と結ぶのはおいしい話です。
戦後はお互いを正当な国家として承認し、国交を結べば万事解決!

でもこれで困るのはフェザーンで、その危険を察したから皇帝誘拐したりしてました。
ラインハルトもそのあたりは頭にあって、皇帝誘拐の件でボルテックを呼び出した時に「一方が一方と結ぶとして、その一方が必ずしもフェザーンだとは思わない方がよいのではないか?」と言っています。
つまりフェザーンを敵として同盟と結んで共存するか、フェザーンと結んで宇宙統一するかという選択肢があります。
ラインハルトは覇気がありすぎて後者を選びましたが、宇宙統一に意味があるのでしょうか?
そもそもイゼルローン回廊より外側は、アーレハイネセンらが入植するまで全く知られてもいなかった蛮地ともいえる地域です。
帝国ともそれまでの歴史にも何の縁もゆかりもない所に固執するのは疑問です。
あるいはボーア戦争のように入植したところで希少な資源でも見つかったのか?
ロイエンタールのように「旧同盟領など共和主義者どもにくれてやる!!!」の方が普通の感覚のような気がするのです。

ローエングラム体制と自由惑星同盟が手を組むには坂本竜馬的人物が必要だったかもしれません。
これはやはりキルヒアイスの存在か?
ヤンのセリフに「キルヒアイス提督の訃報を知った時、私は長年の友人を失った気がした・・・(中略)・・・彼なら帝国と同盟の修好の掛け橋になってくれるかもしれないと思った。」とあります。
事実ならキルヒアイスの死は人類全体にとっての大事件ですな(笑)

追伸
内容は稚拙ですが「ラインハルト」とかキー叩くのはホント楽しかったです(笑)

親記事No.3スレッドの返信投稿
board4 - No.15

Re:新掲示板立ち上げです

投稿者:
2001年04月16日(月) 02時22分

> 度々の掲示版移動申し訳ありません。
> 以降、この掲示版にてよろしくお願いします。

石井さん、新掲示板の立ち上げ、お疲れ様でした☆そして、今後ともよろしくお願いしま~す!

p.s.
ここのフレームもシンプルで見やすく、いい感じだと思います!(^o^)/

親記事No.11スレッドの返信投稿
board4 - No.16

Re:……

投稿者:
2001年04月16日(月) 02時46分

> あたま、わるすぎ。

一つ、あなたに教えてさしあげます。あなたの書き込みは、まさに根拠のない「誹謗中傷」そのものですね。
思ったことをそのまま書かれるのは素直な行為かもしれませんが、どこがどう「あたま、わるすぎ」なのか、ちゃんと説明して下さらないとわたしたちに対する「批判」にはなりません。
それと、あなたの書き込みは、あまりにも挑発的で無礼すぎます。ここは不特定多数の人々が出入りする公共性の高い掲示板です。もっと「礼節」というものを勉強して出直してきてください。

親記事No.3スレッドの返信投稿
board4 - No.18

Re:新掲示板立ち上げです

投稿者:Merkatz
2001年04月16日(月) 11時22分

> 度々の掲示版移動申し訳ありません。
> 以降、この掲示版にてよろしくお願いします。

立ち上げご苦労様です。
雰囲気としては初期掲示板に近いですね。
これからもよろしくお願いします。

P.S 投稿者名間違ったんで削除したんですが、枝そのものは消えないんですね・・・。

親記事No.3スレッドの返信投稿
board4 - No.19

Re:新掲示板立ち上げです

投稿者:Merkatz
2001年04月16日(月) 11時23分

> > 度々の掲示版移動申し訳ありません。
> > 以降、この掲示版にてよろしくお願いします。
>
> 立ち上げご苦労様です。
> 雰囲気としては初期掲示板に近いですね。
> これからもよろしくお願いします。
>
> P.S 投稿者名間違ったんで削除したんですが、枝そのものは消えないんですね・・・。

新しい投稿をしたら消えました。(^^;;

board4 - No.20

皆様にお聞きしたいのですが

投稿者:魂のよしりん
2001年04月16日(月) 22時55分

 銀英伝はOVAしか見たことがない者ですが、皆様にお聞きしたいこ
とがあります(しょうもない事ですが)。
トールハンマーって何を発射しているのでしょうか?ガイエスブルグ・
ハーケンはガンマ線レーザーだと作品中で言っていましたが(γ線の軌
跡が目で見える?)。

board4 - No.21

悪役列伝(卑怯者という空虚/アーサー・リンチ)

投稿者:優馬
2001年04月17日(火) 03時09分

優馬です。
自分で提案しておきながら、続編が続かなくてすみません。
せっかくレスをいただいておりながら・・・。
一月、ちょっとシャレにならず忙しかったもので、申し訳ありません。
(ザ・ベストに編集していただいているのを見て気づくという不明さ!)
で、遅まきながら第二弾です。

卑怯者という空虚/アーサー・リンチ

 銀英伝を代表する卑怯者、アーサー・リンチ。エル・ファシルで民間人を見
捨てて逃亡し、ヤンが世に出るきっかけを作る。さらには帝国の手先となり、
グリーンヒル大将らのクーデターを使嗾、ヤンのクーデター鎮圧の際、殺され
る。
 この人ってとにかく「ヤンの引き立て役」という人生なんですな(笑)。
 実はリンチ氏のキャラ造形に強烈な違和感を抱いたのは道原さんのマンガ銀英伝の描写からです。

 リンチ登場。(酔っぱらっている。)
 同盟に潜入してクーデターをそそのかすように強要される。(最後まで酔っぱらっている)
 ・・・・・・・・・
 クーデター計画を語らうグリーンヒルたち。(リンチ、その隣で相変わらず酔っぱらい。)
 ・・・・・・・・・
 おいおいおいおいおい! フレデリカの父ちゃん、頼むからこんな情けないヤツに踊らされんでくれー。命がけの陰謀やっとるんとと違うんかー。カンベンしてくれー。

 実際、クーデターとかの陰謀ごとって、仲間内の「信頼関係」がすごく大事ですよね。なんせ、裏切り者が出ればみなクビが飛ぶ。血判とかおどろおどろしいことしたくなるのも当然。私がグリーンヒルなら、「エル・ファシルの卑怯者」と聞いただけで拒絶します。そんな筋金入りの裏切り者を仲間にしていては危なくて仕方ない。(しかも「帝国帰り」!)さらにクーデターが成功した後、こんなヤツが仲間にいたとわかればクーデターの正統性がメチャメチャ傷つきます。例え、潤沢に資金を持っていたのだとしても、それならそれで怪しすぎます。帝国から戻ったリンチが大金をひけらかしたら、こりゃあもう帝国の密偵だと自白しているようなものです。

 実は、この間のリンチの工作というのは具体的にまったく描かれていないんですよね。同盟に帝国内の内戦に乗じられないように、クーデターを起こす。こういう結論が先にあって、そのために帝国と同盟を結ぶキャラクターとして、リンチが使われています。ストーリー展開上の道具として使い捨てにされているわけで、リンチのキャラクターって「卑怯者」の「飲んだくれ」という以外にはまったく与えられていません。人間・リンチの苦悩とか懊悩とか、キャラクターを形作るエピソードは一切なし。道原さん、絵にするときにさぞや困ったことであろうと想像します。このへん、非常に作劇が安易であると思います。「同盟への謀略工作」→汚れ仕事→そう言えば保証書付きの「卑怯者」がいたな→こいつに謀略の汚れ仕事をさせよう。・・・というような心理が、作者の中で無意識のうちになかったとは言えないのではないかと思います。その結果、アーサー・リンチは「卑怯者という空虚」とでも呼ぶしかない、非常に矛盾に満ちた存在になってしまいました。
 ある種の「事件」が起きる必要があるため、「原因」を後から考える、というのは架空歴史譚づくりの手法としてはOKなのでしょうが、ときどき矛盾を来すことがあります。リンチ氏(<ひょっとして「私刑」から命名?)はその典型的な例で、ついに一貫したキャラクターを与えられないまま使い捨てにされてしまいました。

※実は「銀英伝」の原テキストに当たれないまま、この文章を綴っています(<無謀)。記憶違いによる間違い等ございましたらご叱正ください。

親記事No.21スレッドの返信投稿
board4 - No.22

Re:悪役列伝(卑怯者という空虚/アーサー・リンチ)

投稿者:
2001年04月17日(火) 05時32分

こんにちわ、優馬さん☆
悪役列伝の続編、首をながぁくしてお待ちしておりました(笑)

>  リンチ登場。(酔っぱらっている。)
>  同盟に潜入してクーデターをそそのかすように強要される。(最後まで酔っぱらっている)
>  ・・・・・・・・・
>  クーデター計画を語らうグリーンヒルたち。(リンチ、その隣で相変わらず酔っぱらい。)
>  ・・・・・・・・・
>  おいおいおいおいおい! フレデリカの父ちゃん、頼むからこんな情けないヤツに踊らされんでくれー。命がけの陰謀やっとるんとと違うんかー。カンベンしてくれー。

アハハハハハ!(^o^)
漫画版の銀英伝は読んだことありませんが、ここのシーンを想像してみて、とても笑えました。

>  実際、クーデターとかの陰謀ごとって、仲間内の「信頼関係」がすごく大事ですよね。なんせ、裏切り者が出ればみなクビが飛ぶ。血判とかおどろおどろしいことしたくなるのも当然。私がグリーンヒルなら、「エル・ファシルの卑怯者」と聞いただけで拒絶します。そんな筋金入りの裏切り者を仲間にしていては危なくて仕方ない。(しかも「帝国帰り」!)さらにクーデターが成功した後、こんなヤツが仲間にいたとわかればクーデターの正統性がメチャメチャ傷つきます。例え、潤沢に資金を持っていたのだとしても、それならそれで怪しすぎます。帝国から戻ったリンチが大金をひけらかしたら、こりゃあもう帝国の密偵だと自白しているようなものです。

今考えると、確かに滑稽ですよねぇ(^-^;)。
せめて、グリーンヒル大将もリンチが帝国に何らかの関係があるということは感づいていたけど、それを承知の上であえてクーデターを決起し、成功の暁にはリンチを証拠もろとも口封じに殺すつもりだった…という設定ならまだ良かったのかなぁ?、なんて思います。グリーンヒル大将は人格者として描かれていましたが、クーデターに乗っかるほど精神的に追い込まれていたのだから、意外にそこまで非情なことも考えていた、ということで。
でも、わたしも記憶がちょっとあやふやなんですが、最後にリンチが「お前らは帝国(ラインハルト)に踊らされていたんだよ!」というようなことを告白したとき、全員が「な…?!」と素で驚いていたような記憶があります。今にして思えば、リンチの素性を最初からほとんど疑わない素直なクーデター決起者の方々に「ちょっとちょっと、今頃気がついたの?!」と言いたくなるのも仕方ないかもしれませんね(^-^;)。

※ごめんなさい、わたしも自分の記憶にちょっと自信がありません(原本も手元にない状態です)。勘違いしている点がありましたら、ご指摘くださいませ。

親記事No.21スレッドの返信投稿
board4 - No.23

Re:悪役列伝(卑怯者という空虚/アーサー・リンチ)

投稿者:てんてんdwp
2001年04月17日(火) 13時16分

てんてんdwpです。

> せめて、グリーンヒル大将もリンチが帝国に何らかの関係があるということは感づいていたけど、それを承知の上であえてクーデターを決起し、成功の暁にはリンチを証拠もろとも口封じに殺すつもりだった…という設定ならまだ良かったのかなぁ?、なんて思います。グリーンヒル大将は人格者として描かれていましたが、クーデターに乗っかるほど精神的に追い込まれていたのだから、意外にそこまで非情なことも考えていた、ということで。
> でも、わたしも記憶がちょっとあやふやなんですが、最後にリンチが「お前らは帝国(ラインハルト)に踊らされていたんだよ!」というようなことを告白したとき、全員が「な…?!」と素で驚いていたような記憶があります。今にして思えば、リンチの素性を最初からほとんど疑わない素直なクーデター決起者の方々に「ちょっとちょっと、今頃気がついたの?!」と言いたくなるのも仕方ないかもしれませんね(^-^;)。
お二人とも、記憶どおりです(^^;実はちょっとした理由で漫画版銀英伝を読みなおしたばかりで。
ずっと酔っ払ってましたし、素で驚いていました。なんかペンダントみたいなのの中の命令書?を見せられて。
確かに私もあれには「おいおい」と思いましたよ。誰がどう考えたって怪しいに決まってるだろって。

てんてん dance with penguin
#この掲示板ipが丸見えなのね(^^;

board4 - No.24

更新のお知らせ

投稿者:本ページ管理人(管理リモホ)
2001年04月17日(火) 23時18分

ザ・ベストを更新しましたのでご覧下さい。
いつものことですが、冒険風ライダーさんのご協力に感謝します。

親記事No.21スレッドの返信投稿
board4 - No.25

Re:悪役列伝(卑怯者という空虚/アーサー・リンチ)

投稿者:優馬
2001年04月18日(水) 06時32分

優馬です。

ほんと、あのクーデターって絵空事っぽいですよね。
最初に読んだとき「この人たち、なんのためにクーデターとか起こしたの?」ということがどうしても納得できなくて、多少興ざめした覚えがあります。
そもそもクーデターとか命がけでやるんだから、首謀者たちには相当切羽詰まった理由がないとオカシイんですよね。特に同盟は一応民主主義やってるんで、クーデターの大義名分とともに「已むに已まれず非常の手段を取った」という一種追いつめられた心情が必ずあるはずなんですが。二・二六事件の将校たちは、東北の飢餓、兵の幼い妹が女郎に売られるという悲惨、そしてそれらに対する政府の無能、これらに対する正当な怒りに立脚して決起したわけで、その心情は十分に理解できます。(やったことには全然賛成しないけれど。)

というわけで、私の中ではフレデリカの父ちゃんもまた、なんとなくお人形っぽいキャラクターになっちゃってます。リンチと同様、作者の都合でつじつまの合わない行動させられて「キャラ立ち」しそこなった可哀相なキャラクターです。

本来、「銀河一の卑怯者」なんてキャラクター、ある意味おいしいと思うのですが。彼の屈折と葛藤を描くことにより、非常に面白いキャラクターが立ち上がったのではないかと。でも、やっぱり「葛藤」が書けない人なんだなー。

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