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投稿ログ98 (No.1778 - No.1788)

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board4 - No.1778

Re:駄文

投稿者:ビンス・マクマホン三世
2002年04月23日(火) 05時30分

> 「中国は紀元前から謀略を重ねてきた民族だ。それに比べたら貴様ら日本の公安などアマチュアにすぎぬ」
> なんてのはいかがでしょう?

それらを含んで
「貴様らのいる場所は中国が○千年前に通過している」
という言葉になるのです。
というか、竜堂兄弟が信望する民主主義意外なら
たいていは中国に過去存在していたと言い張れますからね。
仙人の宝貝なる反則技がありますから。

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board4 - No.1779

Re:Re1772:それは全然違います

投稿者:陵雲
2002年04月23日(火) 06時52分

 横入り失礼します。
あの・・・もしかして「索敵」と「観測」を一緒にしておられるのでは・・・?
「索敵」はレーダー等を使って未確認の相手を探知すること。
「観測」は望遠鏡等を使って場所があらかじめ分かっている物を見ることで、
比べるのが馬鹿馬鹿しいほど有効範囲が違いますけど・・・

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board4 - No.1780

再変更

投稿者:本ページ管理人
2002年04月23日(火) 15時47分

新Q太郎さんの案(どうもです)に従ってレスのコメントを要約してみました。
前よりはずいぶん良くなった気がしますね。

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board4 - No.1781

Re:駄文

投稿者:優馬
2002年04月23日(火) 15時51分

悪役から散々拷問を受けて。

竜堂始「貴様らの拷問など、夏桀殷紂以来脈々と続く、中国三千年の残虐凄惨の歴史に比べれば、児戯に等しいわ!」

・・あ、中国礼賛になってない・・・


> > 「中国は紀元前から謀略を重ねてきた民族だ。それに比べたら貴様ら日本の公安などアマチュアにすぎぬ」
> > なんてのはいかがでしょう?
>
> それらを含んで
> 「貴様らのいる場所は中国が○千年前に通過している」
> という言葉になるのです。
> というか、竜堂兄弟が信望する民主主義意外なら
> たいていは中国に過去存在していたと言い張れますからね。
> 仙人の宝貝なる反則技がありますから。

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board4 - No.1782

Re1776/1777/1779:移動要塞関連諸々

投稿者:冒険風ライダー
2002年04月23日(火) 16時10分

>平松さん
<また、8巻のP28で4月20日におけるヤン艦隊の艦艇数は28840隻で、その内3割弱(約8000隻)が修理・整備を必要としていたとあります。その10日ほど後の回廊の戦いの序盤においての全戦力は「20000隻以上」(P59)とありますから、10日程度ではほとんど損傷・老朽艦艇の修理・整備が出来なかった事が分かります。これから考えて、イゼルローンは工兵や民間から重用された技術者の数ないし経験が絶対的に不足していたのではないかと考えられ(そう考えないと余りにも修理のペースが遅すぎる)、移動要塞改造に余力を傾ける余裕などなかったでしょうし、仮に数ヶ月要塞改造に工兵や技術者を投入したとすれば、前述の修理・整備のペースから考えて工事も遅れるでしょうし、工事終了後に艦隊の修理・整備を行なえば更に時間がかかり、帝国軍が進入してくるであろう5月初頭に間に合うとは到底思えないのですが。要するに、イゼルローンやエル・ファシルには要塞改造を行なうには熟練の工兵や技術者、及びその絶対数が決定的に不足していたのではないかと。>

 当時のイゼルローン軍の全戦力が2万隻弱でしかなかったのは、艦艇の整備事情だけが理由ではないでしょう。件の記述を完全に引用してみますと、

銀英伝8巻 P28下段~P29上段
<四月二〇日現在で、ヤン・ウェンリーの麾下に集った反帝国陣営の兵力は、艦艇二万八八四〇隻、将兵二五四万七四〇〇名であった。数量だけが問題であるならば、この数字はヤンがこれまで指揮統率してきた兵力のうち最大級のものであった。だが、艦艇は三割弱が修理や整備を必要としており、人員の二割強は同盟政府の末期に徴収された、あるいは志願した新兵たちで、訓練なしに銃をとらせることはできなかった。さらには、エル・ファシル革命政府と合体した後の戦力の急膨張は、軍組織の再編成を不可欠としていた。>

 これを見れば、艦艇の整備事情だけでなく、2割強も存在する新兵の存在と、急激に膨張した軍組織の混雑振りが、戦力編成の著しい妨げとなっていたことが判明するではありませんか。特に「新兵の練度を高める」というのは、艦艇の整備などよりもはるかに時間がかかるものです。言うまでもないことですが、そのような事情を無視して艦艇の整備のみをひたすら最優先して行っても意味がありません。
 むしろ、戦力の充実を図るというのであれば、全技術力を全て移動要塞改造に投入し、工事の完成と要塞の宇宙航行の安全が確認された時点でイゼルローン回廊を離脱して、敵を無制限の持久戦に引きずりこんだ方がはるかに懸命な選択だったことでしょう。新兵の訓練も艦艇の整備もその過程でゆっくりと行うことができますしね。
 そしてこれはMerkatzさん宛てのレスNo.1775でも述べたことですけど、あくまでもイゼルローン要塞改造に時間がかかると言うのであれば、ヤンは自分達の陣営を有利にするためにも、外交や謀略を巧みに駆使した徹底的な時間稼ぎ戦法に打って出るべきだったのではないのですか? あの当時帝国内でイゼルローン遠征をひたすら訴えていたのはラインハルトひとりだけで、しかも穏健派の大半は回廊封鎖を基本とした持久作戦ばかり訴えていたわけですから、ヤンが本気でやろうと思えば簡単に行えたはずでしょう。地球教などとも手を組んで帝国の後方を効果的に揺さぶってしまえばさらに貴重な時間を大いに稼ぐ事すらも可能だったはずです。
 あの当時のヤンがイゼルローン回廊に立て籠もって戦っていれば、余程の奇跡でも起こらない限り、ほぼ確実に敗北することは最初から目に見えていましたし、現にラインハルトの病がなかったら本当にそうなっていたはずでしょう。絶望的なまでに全く勝算のないイゼルローン回廊籠城戦などよりも、イゼルローン要塞を移動要塞に改造して無限の持久作戦を全宇宙規模で展開した方が、ヤンにとっても大きな可能性があったと思うのですけどね~。


<それと「家族と一緒に過ごせる環境」についてですが、家族と一緒に過ごせるのはエル・ファシル出身の兵士だけで、他の星系の兵士達の家族は帝国に生殺与奪を握られているので、全体的に見てあまり意味がないのでは?ラインハルトが人質をとるなどという卑劣な真似をするはずがないという信頼感もあるでしょうし。>

 仮にラインハルト個人が信用できたとしても、帝国全体としてはそれほど信用できるものでもないですよ。帝国内にはオーベルシュタインもいるのですし、また「反逆者の家族」というだけで周囲の社会から排斥されてしまう可能性だって存在します。これでは外部の家族が危険であることに変わりはありません。
 まあ、将兵達の家族は「エル・ファシル政権に自分達の家族の一員(父親とか息子とか)が参加した」と聞いただけで、家族に会いたい一心からも自分達の身の安全のためにも、自分達の方から積極的にイゼルローン回廊へとやって来ざるをえないことでしょうから、将兵の家族に関してはあまり問題は生じないようには思いますけど。


<また、移動要塞に改造した以上、当然政治的にも、自給自足の強化のためにも、エル・ファシルから大量に住民を移住させなければなりませんが、果たしてそれを帝国軍が看過し、かつ要塞の改造や艦隊の修理・整備が間に合うでしょうか?移動要塞をエル・ファシルにワープさせ、民間人をシャトルや民間船で搭乗させるとして、その途中を急襲されたらひとたまりもないのでは?民主主義の軍隊が民間人を放り出して逃げるなど論外ですし、民間人を守りつつ応戦するのも困難と言わねばなりません。>

 エル・ファシルからイゼルローンへの大量移民は、本来ならば移動要塞の有無にかかわらず行われていなければならないことなのですけどね。もし帝国軍が無防備宣言を行っていたエル・ファシルを無血占領したり、完全包囲下に置いたりしたら、ヤンはどうするつもりだったのでしょうか? どう考えてもヤンはエル・ファシルを救援するためにイゼルローン回廊から出撃してこざるをえず、イゼルローン回廊に立て籠もって戦うというヤンの戦略自体が根本から崩れ去ってしまった可能性が極めて高かったのですが。
 それに、民間人の大量移民なんてそんなに難しいことでも何でもないでしょう。すでに銀英伝5巻におけるイゼルローン要塞放棄に伴う500万人もの脱出劇という前例が存在するのですし、第一、仮に帝国側が大量移民を察知したところで、すぐさま帝国軍が妨害しにやってこられるわけでもありません。帝国軍が現場に駆けつけてきたときには、すでに大量移民作業が終了してしまった後でしかないしょう。エル・ファシルの人口は、過去にヤンが引き連れていた民間人の総数から推察して約300万人弱でしょうから、脱出も楽なものですよ。
 これもヤンの軍事行動の際の障害となる可能性はありません。


<それとイゼルローンを「安全な遠距離から監視」するのは不可能ではないらしく、10巻のP46で旧同盟領に常駐していたワーレンは「イゼルローン要塞に不穏の動きあり」と、要塞の動向を察知していますし、P48で索敵艦隊は逆方向の帝国本土に進撃を開始したイゼルローン軍の動きを捉えてもいます。これを考えれば、銀英伝における索敵技術は冒険風ライダーさんのお考えよりもかなり優れていると言えるのでは?>

>陵雲さん
<あの・・・もしかして「索敵」と「観測」を一緒にしておられるのでは・・・?
「索敵」はレーダー等を使って未確認の相手を探知すること。
「観測」は望遠鏡等を使って場所があらかじめ分かっている物を見ることで、
比べるのが馬鹿馬鹿しいほど有効範囲が違いますけど・・・>


 どうも索敵の一切合財を全てまとめて「索敵能力の限界」を語っていることがかなりの混乱を呼んでいるようですので、ここでひとつ銀英伝における「索敵方法」が書かれてある記述を引用してみましょうか。

銀英伝1巻 P22下段~P23上段
<反重力磁場システムをはじめとする各種のレーダー透過装置や妨害電波などの発達、さらにレーダーを無力化する材料の出現により、レーダーが索敵能力として用をなさなくなって数世紀が経過している。索敵は有人偵察機や監視衛星など、古典的な手段に頼るしかない。それらによってえられた情報に、時差や距離的要素を加算して敵の位置を知る。これに熱量や質量の測定を加えれば、不完全ながらも一定の索敵が可能となるのだ。>

 で、私はこの記述を基にして「有人偵察機や監視衛星などの古典的な手段」が持つ「観測能力」を使った索敵圏内を検証し、それが宇宙空間の広大さに比してあまりにも貧弱であると判断した上で、回廊内の内部事情を外部から隠蔽するのは比較的容易であるという結論に至ったわけです。レーダーはあまり役には立たないと言っているですから、索敵に重要となるのは必然的に「観測能力」となってしまうわけです。
 もし、イゼルローン要塞をはるか遠方から監視することができるとなった場合、回廊出口に陣取っている軍は、回廊出口付近にイゼルローン要塞を監視できる観測装置を100台ほども設置して要塞をひたすら監視してさえいれば、常に要塞及び駐留艦隊の動向を把握することが可能となるわけですが、それだと銀英伝3巻冒頭の接近遭遇戦に見られるような、こちらに近づいてきた敵の存在にすら接近するまで気づかないほど「役立たず」な哨戒部隊が何故に存在するのかという疑問がありますし、また、観測装置がイゼルローンのような小惑星クラスの小さな要塞をすらはるか遠方から捕捉する能力を持つのであれば、索敵があくまでも「観測能力重視」である以上、それを宇宙船に積み込んでしまえば、はるかに長射程の索敵圏内を持つ偵察艦を作り出すことも可能となってしまいます。そしてそれは移動要塞と同様、銀英伝の戦争概念を根本から覆してしまいかねないほどに脅威なシロモノです。
 これが私が「要塞の動向を遠方から監視するのは不可能」と述べた理由なのですが、お分かり頂けましたか?

 それで、件の銀英伝10間の話ですけど、元々あの当時のイゼルローン陣営があえて出撃した目的は「帝国軍と一戦して勝利する」ことにあったのですから、自軍に有利なイゼルローン回廊内に敵を引きずりこんで戦うために、あえて「不穏な様子」やら「出撃」やらを敵に見せびらかしていた可能性の方が高いでしょう。
 それに「不穏な様子」と言っても、基本的には出撃の兆候となるような現象は全て「不穏な様子」とみなされるわけですから、たとえばイゼルローン周辺宙域の哨戒活動が活発になってきたとか、大規模な艦隊演習が繰り返されるようになってきたとかいった内容でも、帝国側にとっては充分に「不穏な様子」とみなすことができるわけです。そしてそれに警戒心を抱いた帝国側が哨戒活動を活発に行いだしたところで、これみよがしに「出撃」を見せつけ、帝国側の出動を促したというわけです。
 こんなところで大体の説明はできるのではないでしょうか。



> Zeroさん
<完全にエンジンを連動させる、またそれをさせ続ける運用をしなくては
ならないというシビアな選択をヤンがするかなぁとか思います。
たった一つの「要塞」を実験には使えないでしょう。
やっぱり、あれはいくつも持っている帝国だからこそ打てた手では?>


 その帝国にしてからがその後全く使用してはいないのですけどね。使いどころは非常にたくさん存在したはずなのですが。
 それから平松さんにもMerkatzさんにも述べましたけど、あの銀英伝7巻当時のヤンに、自分達が生き延びるための選択の余地など本来存在しなかったはずなのですよ。あのまま要塞に立て籠もって戦っていたら100%必敗確実なのですから。多少の危険や無理を押してでも、ヤンは移動要塞の無限の可能性に賭けるしかなかったのです。そして失敗したら要塞と共に心中するというほどの「覚悟」がなければ、戦力で圧倒的に劣る自分達が帝国に勝てるわけもないでしょう。
 「使えない」のではなく、たとえどんなに無理をしてでも「使わなければならない」。これがあの当時におけるヤンを取り巻く境遇なのです。

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board4 - No.1783

いわゆるバキネタ(駄文)

投稿者:石井由助
2002年04月23日(火) 16時19分

ちょっと友人と話し合ったネタをとりとめなく挙げてみました。
さすがに管理人として書き込む気にはならないですね(汗)

夜な夜な公安や黒服と闘う終
戦闘シーンはすべてデコピン
「喰いたりねぇな」
当然小早川奈津子のペットの大蛇(ボア)にはスープレックスッッ!!(効いている)
「をーほっほっほ。アンチェインは貴様らだけじゃないのよ」
奈津子に殴られる終。
終「マシンガン喰らった時と同じだ・・・」
だったらイケるぜ!
…史上最強の名に恥じぬ少年!!(ガキ)


続に迫るレディL、しかし始が出てきて「強くなりたくば喰らえ!」
茉理に向かって「キサマなど一山いくらの女子大生に過ぎぬということだ」


終「余の様子がおかしいみたいなんだ」
余「ホギュアァァァァァッッッ!!!」


船津老「ワシが一番悲しんどるんじゃァッ
日本の黒幕のこのワシがッッッ」


「竜堂に流れる血・・・なめてかからぬことだ」
「牛種4000年が終の17年を恐れている」
「ヤクザも!自衛隊も!黒幕も!超能力者も!四人姉妹も!
どれも!!
竜堂を目覚めさせることは出来なかった!」
……さすが巨凶(笑)


「黄河は水たまりをしかりはしない、というが私は違う」
…たぶん竜堂家の家訓。

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board4 - No.1784

Re:Re1743/1744/1746/1748:色々レス

投稿者:優馬
2002年04月23日(火) 16時36分

本論とは関係ないですが、興味がありますのでちょっとレスを。

> あーーーー。どうして話がすれ違うのかわかりました。
> すいません、説明不足でしたが私は「在日米軍基地内に居住する米国民間人」の話をしていたんです。
> 将兵の家族とか、軍に委託された民間施設の勤務者とか、
> 故郷を遠くはなれて異国の軍事基地に居住する人たちのことです。
> イゼルローン居住の民間人に近いのは、おそらくそういう立場の人たちだと思います。
> 「彼らの指揮権は基地司令官に属するんだろうか?」というのが私の疑問だったわけです。
>
> 米軍の将兵が10万人いるわけだから、軍関係の民間人も相当の数が日本の軍事基地内に居住していると思うんですが、
> 彼らの政治的権利やら住民としての権利やらの扱いがどうなっているのか興味あります。

在日米軍基地内には多数の民間人(主として将兵の家族)が居住しています。アメリカでの住環境そのままに、ゆったりした環境で緑の芝生の瀟洒な住宅に住んでいます。どれくらい「米国内そのまま」かというと、例えば三沢基地内には「バーガーキング」のお店があるくらいです。

で、この人たちは「普通の生活」をしています。地方参政権はともかく、国政への在外投票権はありますし、基地司令官による基本的人権の制限とかは基本的にありません。物理的に外界とある程度遮断されてはいますが、なんせ住民の数が多いし、アメリカの生活を可能な限り再現することで、できるだけ住民にストレスをかけないようにできています。

こういうことができるのは、在日米軍基地が基本的に「後方基地」だからです。艦隊や飛行隊が出撃し、帰投して整備補給を行う基地です。ドンパチを実際に行う「前線基地」ではない。当たり前の話ですが、前線基地に非戦闘員たる将兵の家族を置いたりしません。
また、米軍の歴史には少ないことですが、非戦闘員の住む基地が戦闘に突入した場合(そして運悪く非戦闘員を退避させられなかった場合)、非戦闘員も基地司令官の指揮下に入ります。でも戦況が許す限り、第一優先で非戦闘員を逃がすことになります。

実は、イルゼローン要塞に数百万人も人間が住んでするという設定自体が、いささか非現実的な気がしております。いくら巨大でも制御や管理は自動化が可能なんだから、基本的に軍人だけで運用することはできるはず。そのかわり、遠くない安全な場所(ベトナム戦争時のバンコクのように)に補給と将兵の休息のための基地を別途設けて、ローテーションで兵を後方に下げて休息させるのが米軍の用兵思想です。後方基地設営と輸送のコストはかかりますが、こうやって交代させる方が士気や練度を維持するのに有利だということでしょう。家族は後方基地に置いた方が実際に安全ですし、戦う将兵にとっても断然安心田だと思います。また、指揮官も含めて「出し入れ」することで、前線基地の「軍閥化」を防げるという、有史以来の政治的難問も解決できますし。

最前線に大量の非戦闘員を置いて平然としている銀英伝の用兵感覚は、軍隊の後ろから鍋・釜を下げた家族がぞろぞろついてくるという、中国の伝統的軍隊を思い出しますねー。ハードは超ハイテクでも、ソフトがむちゃくちゃ古臭いという・・・まぁそれが銀英伝をすごくわかりやすい物語にしているわけで、個人的にはあまり気にしていないんですが。私は、「上手にだましてくれれば嬉しい」というタイプの読者なもので。つまり、話がおもしろくなるのであれば、多少設定に矛盾が生じても、それがバレバレで興醒めにならない限りOK!なんです。

横レス、失礼しました。ではまた。

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board4 - No.1785

Re:移動要塞関連諸々

投稿者:Zero
2002年04月23日(火) 23時20分

索敵・観測能力に関しては確かに、ヴェスターラントの虐殺状況映像記録の際、オーベルシュタインは高速先行艇を出してますね。
あれがどの距離によって可能かの描写がないので推測しかできないですが、隠密利に作業というのは意外に容易だったかもしれないですね。

ただ、よしんば設置作業が可能だったとしても、やはり運用面での不安要素が多すぎだと思います。

それは、先に記述した「技術面の不安定性」
例えば、昨今話題になっているみずほ銀行の他システムとの連動なども「理論的」には問題なく動作するはずでしたが、実際運用してみると現在のていたらくです。
また、打ち上げ失敗が続いた日本の「ロケット」なども、技術理論は確立しているし、他国で成功している実状がありますが、それは日本より技術的に特別優れているという訳でもないでしょう。下手すると、基礎技術は日本の方が優れて・・・ないのかな?

そして、「要塞を移動させる為のエネルギー消費量と、それを再蓄積できる時間」
大出力であればある程、そのエネルギー消費量が増大しますが、要塞に収容している艦艇(2万位)がほぼ永久に行動できるエネルギーは蓄積出来ても、要塞自体が移動するエネルギーを常に補充しきれるのかという事です。
また、移動速度のやワープ距離の問題もあります。
果たして、戦闘するにしても逃走するにしても満足する数値が得られるのか疑問です。
ただ、これは実数が示されていない訳で、「出来る」「出来ない」は主観によるかもしれません。

ちょっと気になるのが、「要塞を移動させるという構想が現代の何かに置き換えられるレベルなのか?」ということです。
「スパルタニアン・ワルキューレ」は戦闘機、「航宙戦艦」は空母くらいに想定するとして、「要塞」は何でしょう。人工浮島?要塞の移動を、開いた口が塞がらないレベルのばかばかしさと感じていた辺り、こんなイメージでしょうか。
軍事的な話ではないにして、「アメリカの西海岸にディズニーランド島を作って、興行するために東京やヨーロッパに移動させよう」って言われてる様なモノでしょうか。


もしかしたら、「要塞移動構想」自体は選択肢には入ってたかもしれませんが、特に優先順位が高くなかっただけかもしれません。ヤンにしてみれば、「移動要塞」の有用性を示してしまったら(示せるかは別にして)、帝国側でもガイエスブルグ要塞の失敗で二の足を踏んでいる移動要塞を増産する可能性が出てきます。
「長期戦で帝国攪乱」より、短期に局地戦でも戦果をえて、後は外交交渉でなんとか民主共和制が小なりとも残ればよかっただけと考えていたハズです。
ラインハルト政権の確立後は、ヤンとしては彼(帝国)に勝利するより、民主主義の種を残す事に腐心していた感があります。実際、腐敗政権を打倒した後の政権はその腐敗土壌を嫌って綱紀が比較的厳粛で、民心を得て安定する事が多いですし、ラインハルトの人となりから暫くは共存が可能と考えていたのでは?

「作中史実」は、かなり綱渡りでしかも(後で考えれば)その時々で最高とも言うべき結果を都合よく残しています。
一方の雄であるラインハルトはトントン拍子に帝国を覆しましたし、他方のヤンはラインハルトの権力が巨大になった故に直接対決せず、その部下との戦闘をする故に「不敗」でいられる状況を設定出来、それはラインハルトの黒星にもならない。
なかなか考えたバランスですよね。


あ、結構批判的な意見ばかりですが、この様な視点での考えというのは興味深いです。
ちょっと脱線すると、僕が気になったのは、「宗教」の扱い。
たしか、ラインハルトは「宗教に関心がない」とかいう描写があった気がしますし、何か、無宗教感が漂い、未来世界で宗教がなくなってカルトだけが登場している感じの世界設定に見えましたが、帝国側で「大神オーディンの恩寵~」とか「ヴァルハラで~」とか、「宗教心バリバリやんか」と突っ込み所満載(^^;
この辺りは、典型的な戦後日本人が書いた作品だなぁ、と思いました。
#宗教心は否定するのに、宗教感覚はある。

まぁ、どんな素晴らしい作品でも完璧にとはいかないのは当たり前なのでご愛敬(^^
#宗教は扱うの難しいし・・・

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board4 - No.1786

Re:移動要塞関連諸々

投稿者:倉本
2002年04月24日(水) 01時15分

> 理屈では安全と分かっていても、やはりガイエスブルクの悲劇的な最期は感情的に尾を引き、万一の事を考えればやはり将兵は家族を居住させるのはためらうのではないかと個人的には思うのですが、まあ、この辺りは認識の違いでしょう。

同感です。
人間が理屈だけで物事を理解できるなら以前に田中芳樹が書いたように硬式飛行船はもっと発展していると思います。
それから今週号のSPAの空想科学研究所では銀英伝のイゼルローン要塞が取り上げられてました。

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board4 - No.1787

Re:Re1772:それは全然違います

投稿者:Merkatz
2002年04月24日(水) 12時16分

>技術問題

>1.帝国と同盟の技術水準に明確な格差が存在しない

これは同意します。

>2.移動要塞の技術自体が今までのワープ・航行エンジン技術の応用で開発できる

ここは注意すべきでしょう。
「既存の技術の応用である」ということと、「技術の集積体としての完成物(製品)」ということは、イコールではないのですから。
例えば、ソニー製ラジオがコンデンサや可変抵抗などの既存のトランジスタ技術の応用だからといって、
同じ部品を調達したからソニー製とまったく同じラジオが作れるということにはなりません。
個々の技術があるということと、それらを束ねて一つのシステム(製品)として完成させるということは、違う次元の話なのです。

>3.ヤン自身が移動要塞の秘密を完全に掌握できている(これが銀英伝3巻のあの戦術につながった)

逃走する車のタイヤを、警官が銃で打ち抜き首尾よく止める・・・映画などでよくあるワンシーンですが、
ではこの警官は車の原理を完全の掌握できていると言えるのでしょうか?
警官はエンジンの仕組みからサスペンションの動作原理にシャーシ構造に・・・そういうものに通暁していたからタイヤを打ち抜くという戦術に繋がったのでしょうか?
答えは否です。
動いている物体の足を壊せば止まる。こんなことは原理を知らなくても、少しの観察力で誰でも思いつくことです。
ヤンが採った戦術もしかり。
それはタイヤを銃で打ち抜くという話でしかなく、移動要塞の秘密を完全に掌握している証明にはなりません。

どうも私には冒険風ライダーさんが、技術というものに対して非常な思い違いをしているとしか思えません。
既存の技術の応用だから簡単にできると繰り返されますが、ではZeroさんが挙げられたみずほ銀行のトラブルはどう解釈するのでしょう?
自動決済システムなんて既存の技術の応用に過ぎず、しかも合併前の各行で運用されていたものですから、それを繋ぎ合わせて一つにするだけのこと、こんな簡単なことはないはずですね。
にも関わらずこれだけ酷いトラブルが出ています。
冒険風ライダーさんの応用技術論によればあり得ないと思いますが?

>それから、もしあくまでもイゼルローン要塞の改造に時間がかかると言うのであれば、
>かつて私が「銀英伝考察1」のスレッドで論じたように、ヤンが時間稼ぎのための対外外交・謀略活動を帝国に対して行っていけば良いだけの話でしょう。

やはりこれも技術に対する認識の違いから、結論が違うものになる話なので私の結論のみ記しておきますが、いつまでという期限(移動要塞がシステムとして完成する時期)が明確でない時間稼ぎは、ジリ貧に至るだけです。

>工事秘匿の問題

陵雲さん、ご指摘ありがとうございます。
漠然と「索敵」というものを考えていました。確かに(天体)観測と索敵
は違いますね。

陵雲さんの指摘のもと、もう一度論を組み直してみたいと思います。
私が言うところは観測ができれば充分なんですね。
つまり、イゼルローン要塞表面に何らかの異常が見られるかどうかが入手すべき情報であって、
索敵すなわちレーダー等を使って未確認の相手を探知することではないんです。
それはそうでしょう。
イゼルローン要塞は既に両軍にとって周知のものであり、「未確認の相手」ではないんですから。
銀英伝世界の天体望遠鏡がどのくらいの性能を持っているかは分かりませんが、
ハッブル宇宙望遠鏡のようなものを回廊出入口に設置しておけば、
観測できるでしょう。
仮に光学的に捉えることができなくても、電波望遠鏡ならば大規模工事に伴う電波の変化を捉えますから、必要な情報は充分得られます。
さらに先行偵察衛星まであるのですから、観測は可能です。
そして小説中の記述。

この年からヤンが回廊各処に設置した監視衛星郡は、ケンプ艦隊来襲に際してほとんどが破壊されてしまい、予算不足のまま補充されず、索敵に関してはいちじるしい機能低下をきたしていた。
(4巻、194P)

帝国方面へ進出した情報収集衛星が、帝国の民需用通信波をキャッチしたとかで、帝国の国営放送の画像を見ることができた。
(外伝2巻、61P)

つまり、偵察衛星を用いた情報収集がごく当たり前に行われています。
したがって、イゼルローン要塞の工事秘匿は不可能です。

ついでに冒険風ライダーさんから出されているいくつかの疑問点も、簡単に説明できることです。

>たかだか500~1000光秒程度の索敵機能を使って、一体どうやってイゼルローン要塞を「遠距離」から、
>しかも「要塞外面の詳細」を撮影することができるわけなのですか?

これは陵雲さんの指摘の索敵と観測の混同ですね。

>もちろん現実には、派遣した先行偵察衛星なり強行偵察艦なりは、アルテナ星系に到達するどころか、
>その遥か手前で要塞側の哨戒部隊に捕捉され、撃滅されてしまうのがオチでしょう。
>大規模な艦隊派遣でもあれば話は別ですが。

偶発的な接近遭遇戦が起こる程度の索敵能力で、艦船よりも小さい衛星がことごとく捕捉できるはずがありません。
だいいち、原作の記述にあるではないですか。
「不完全ながらも」一定の索敵が可能だと。

>もし、イゼルローン回廊出口付近から直接イゼルローン要塞や駐留艦隊の内情などが正確に掌握できるのであれば、
>あのような偶発的な接近遭遇戦が発生する道理がそもそも存在しえないではありませんか。

イゼルローン表面にどのような変化が現れたかを「観測」することと、
出撃した艦隊がどこをどう通って侵攻してくるか「索敵」することは違います。
そもそも哨戒部隊が存在するのは、監視衛星などの手の届かない範囲をカバーするためでしょう。
これは現代戦に置き換えれば容易に理解できます。
どれだけスパイ衛星や航空写真が高精度でも、地上の偵察部隊は存在しつづけるのと同じ理屈です。
(湾岸戦争の際、スパイ衛星によりイラク軍の部隊単位の動きすら筒抜けでしたが、だからといって地上部隊は索敵をしなかったのですか?)

>また、観測装置がイゼルローンのような小惑星クラスの小さな要塞をすらはるか遠方から捕捉する能力を持つのであれば、索敵があくまでも「観測能力重視」である以上、
>それを宇宙船に積み込んでしまえば、はるかに長射程の索敵圏内を持つ偵察艦を作り出すことも可能となってしまいます。
>そしてそれは移動要塞と同様、銀英伝の戦争概念を根本から覆してしまいかねないほどに脅威なシロモノです。

これも索敵と観測の混同です。
特定座標を観測する能力と、不特定座標から移動物を発見する能力は違います。
天体望遠鏡で星は見られても、移動する艦船が見られるわけないでしょう。


銀英伝世界の索敵事情は、断片的な記述しかないので完全な検証は不可能ですが、しかしそれら記述と現代の索敵事情とを考え合わせれば、おおよそ納得のいくディテールは浮かび上がってきます。
偵察衛星を利用した情報収集と宙域の監視、プラス哨戒部隊による宙域の監視。
それはずばり現代の軍事衛星と地上の偵察任務と同じ関係にあると言えるでしょう。
したがって、

>たかだか500~1000光秒程度の索敵機能を使って、一体どうやってイゼルローン要塞を「遠距離」から、
>しかも「要塞外面の詳細」を撮影することができるわけなのですか?

というような認識は、イージス艦の索敵能力でどうやって隠れた化学兵器工場を遠距離から撮影するのですか、と言っているにも等しいことと思います。

それからもはやこれは枝葉末節のことですが、

>このシャフトの言動を移動要塞の要素を抜きにして普通に解釈すると「イゼルローン要塞および駐留艦隊の索敵圏内、
>下手をすると主砲射程圏内で要塞の建造を始める」と言っているようにしか聞こえないのですけどね。

それは牽強付会に過ぎますね。
いくらシャフトが俗物だといっても、要塞の索敵圏内や主砲射程圏内で悠々工事ができると思うほど馬鹿ではないでしょう。
だいいち、前面がどの程度「前」なのか、特に言及が無い以上、通常の常識で考えられる範囲でしょう。

>シャフトは「要塞の火力と装甲をもって要塞に当たらせる」と言っているのですからなおさらのことです。

違います。
その台詞はケンプ以下に移動要塞の趣旨を説明する際に出たものですから、勝手に「移動要塞の要素を抜きにして」、前面に繋げてはいけません。

>だからこれは索敵云々とは何ら関係ないどころか、むしろ私が主張している
>「イゼルローン要塞に接近してその様子を詳細に撮影するのは無理」の補強にしかなりません。

いいえ。
偵察衛星に関する記述と合わせて、私の説を補強するものになりこそすれ、冒険風ライダーさんの説を補強することにはなりません。

>移動要塞最強論

これについては後ほどまとめます。
とりあえず技術&隠蔽の話が一段落つかないと。
こちらも量的に大きくなりそうですので。

親記事No.1756スレッドの返信投稿
board4 - No.1788

Re:バーラト自治区の政治

投稿者:佐々木公彦
2002年04月24日(水) 17時10分

> 1、帝国領侵攻作戦の失敗以後、ヤンは国内でクーデターが起こる可能性を察知して、ビュコックにそのことを伝えます。しかし、ヤンが本当にクーデターを阻止したいと考えているのなら、ビュコックだけでなく、国家元首のトリューニヒトや国防委員長・統合作戦本部長などもっと影響力のある人々のところにもクーデターの可能性を示唆するべきです。ヤンはこういう人たちに言っても仕方がないと考えたのかもしれませんが、試すこともなく勝手に自分の判断で決めたのは一人よがりです。

独りよがりと言うより、義務の法規です。
イゼルローン方面の総責任者が、敵国の謀略を考えつき、それを固める証拠。(捕虜交換)が有ったにも関わらず戦略レベルではひょっとしたら自分以下の自由度しかない、宇宙艦隊司令にしか言わなかったのだから。
あと、宇宙艦隊司令に反乱討伐の命令を出す権限は絶対ないです。
あくまで、実働部隊のトップです。
あんな命令、ビュコックとヤンが恣意的に利用したら、何でも出来てしまいます。

クーデターなんて、みんなが知っていたら出来ない。
まして、帝国が苦し紛れに謀略を仕掛けているとマスコミにでも言ったら、救国軍事会議とは関係の無い反乱さえ封じ込めることが出来たはずです。

> 2、クーデター勃発後、ヤンは救国軍事会議と話し合うこともいきなり、クーデター討伐に乗り出しています。クーデターがラインハルトの謀略とわかっていた以上、クーデターを鎮圧することは同盟軍の弱体化につながると予想できたはずです、それなら、グリーンヒル大将など良識派と話し合って、平和裏に(ついでに腐敗分子を一掃して)クーデターを収束させたほうが後の同盟のために良かったのではないでしょうか?

クーデター派との話し合いは想像できませんでした。
けど、それが出来るくらいなら、シェーンコップの意見に乗った方がましな気がします。

> 3、バーミリオン星域会戦のときにヤンはブリュンヒルトを攻撃しませんでした。ラインハルト亡き後の帝国のことを考えたのかもしれませんが、(ヤンはユリアンに敵国はどうなってもいいと考えてはいけないと諭している)ならば同盟国民はどうなっても良かったのでしょうか?同盟に進駐する帝国軍が同盟国民に対して略奪暴行の限りを働くかもわからないし、ビュコックらを軍事裁判にかけるかもしれません。あのとき、同盟国民を守る義務を負っていたヤンはビュンヒルトを攻撃するべきでした。それによって、私がこの掲示板のほかのところで考察したように帝国・同盟間に休戦の可能性が出てきたと思います。そうすれば、ヤンの初期の理想に近い状態に持ち込むことは可能でした。ところが、ヤンはシビリアンコントロールに従うという美名のもとに責任を放棄し、民主主義勢力をエル・ファシル、イゼルローン共和政府、バーラト自治区と困難な状況に追い込みました。このような人物が長く旧同盟領で英雄と祭り上げられた理由が私にはまったくわかりません。むしろ、民主主義を守るために絶望的な闘いを試みたビュコックの方がヤンよりも何倍も民主主義の英雄の名にふさわしい感じがします。

帝国兵の略奪等はラインハルトだから大丈夫でOKでしょう。
むしろ、シビリアンコントロールと言っておきながら、艦艇隠す方が問題です。
また、停戦命令も現に戦闘の最中に敵の組織的戦闘能力を残したままの一方的な停戦は、部下の自衛権に関する侵害です。
事実、大戦中(後)の日本も停戦命令は8月14日(15じゃないはず)に出ているけど、ソ連軍が侵攻している地域で戦闘が止んだのは20日過ぎ、それも日本軍の戦闘能力喪失という形ですから、もっと長くなっていた可能性もあります。

つまり、ヤンの戦闘中止命令はは部下に対する義務の放棄なのです。
ヤンこそ、道義的に最大の問題提督でしょう。

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