4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ78 (No.1409 - No.1426)

board4 - No.1409

こんにちは。

投稿者:Geezer
2002年01月20日(日) 09時02分

はじめまして、Geezerといいます。
ずっとROMしていたのですが、みなさんの議論の端に繋がりたくて書き込んでみました。
といっても、あまりの情報量に、とりあえずどこから始めればよいのやら、という感じです。

「竜」に関しては、
「もうどうでもいいやー」と思いつつも田中芳樹の名に釣られつつ買ってしまう、「トンデモ小説の売れる原因」を形成してしまっている私ですが、
(自分では惰性だと思う)
過去ログの中でどなたかがおっしゃておられたように、
かの作品は、ジュブナイルの王道をなぞっているように感じます。
オトナの事情に対して、勧善懲悪的な世界観から「正論」を述べられる、
そういう快感に満ちているモノを目指して書いているように、感じます。
だからこそ、昨今の何が正しくて、何が間違いなのか、
迂闊に書いてしまうとその数ヵ月後にはパラダイムが全くひっくり返ってしまう状況ではいきおい筆が鈍ってしまう御大(←遅筆の一因)ではないかと、
これは意地悪な書き方ですね。
どうでしょう、最近の若い人達は、(年寄り言い方で嫌だな)
御大以外に
例えば公民の先生とか、久米坊(変換失敗してしまいました)とかからのインプットもあるのでしょうか。
御大がファーストインプレッションなのはいいとして、それが唯一では困ると思うのですが。

以上、竜、よりも銀英伝の書き込みをさせていただければよいなとおもう私でありました。

親記事No.1366スレッドの返信投稿
board4 - No.1410

Re:日本は「魔太郎」でいい

投稿者:第10軍団
2002年01月20日(日) 14時41分

> と主張する剛気な政治家はおらんのか

素敵すぎます!イイもん読ませて貰いました!感謝(^_^)

・読みごたえ充分のホームページです。割り込み失礼!

親記事No.1297スレッドの返信投稿
board4 - No.1411

Re:少し横道にそれますが

投稿者:平松重之
2002年01月20日(日) 15時24分

<後のリップシュタット戦役での賊軍(リップシュタット連合軍)総数が正規軍、私兵併せて16万5千隻と推定され>

「16万5千隻」と言う数字はリッテンハイム侯がキフォイザー星域会戦で率いていた五万隻が全兵力の三割(二巻P155上段)である事から割り出した数字だと思うのですが、「全軍」と言うのはキフォイザー星域会戦直前の数字なのか、リップシュタット戦役開始当時の数字なのかは小説中に明記されていません。キフォイザー星域会戦以前に貴族連合軍はアルテナ星域会戦やレンテンベルク攻略戦でかなりの損害を受けていますので、キフォイザー星域会戦直前の数字だとすれば、前の二つの戦いでどれだけの損害を受けたのか不明なので明確な数字は分かりませんが、戦役開始当時の貴族連合軍の艦艇数は「16万5千隻」よりもう少し多いという事になります。
 仮に先鋒であったシュターデン艦隊一万六千隻(P94下段)が全て撃沈・拿捕などで全て失われてしまったとすれば足して約18万隻になります(レンテンベルクの駐留艦隊については、メルカッツの案により実戦機能はガイエスブルクに集中しているはずなので(P90下段)元から大した数ではないと思われる)。
 うーむ、しかし「全兵力」というのどの様に解釈するかで微妙に違いが生じてしまうとは…やはり銀英伝は奥が深い作品ですね。

親記事No.1383スレッドの返信投稿
board4 - No.1412

Re:第三の理由

投稿者:
2002年01月21日(月) 08時25分

>  恵さんがご指摘された「設定面の破綻を多くの読者が気づきにくい理由」に「ナルホド!」と思ったもので、またレスをさせていただきますね。

ありがとうございます。ホント、あれは思いつきで書いたので恐縮ですf(^-^;)

> 「設定面の破綻を多くの読者が気づきにくい理由」
> 1.物語世界の中にもソ連ならびにロシアが存在していながらも、『なぜ創竜伝世界のソ連が崩壊したのか』等の経緯の説明も作中等に一切無く、うやむやな状態でいつの間にか変わっていた
> 2.作中の多数の評論の中に、物語世界の構成を壊すような一部の評論も紛れ込んでいる
> 3.刊行ペースが極端に遅い(要は作者の遅筆が原因(笑))
> 以上の3点

とても上手なまとめですね、感心しました(^-^*)
おっしゃるように、上記3つが大きな理由だとわたしも思います。中でも、1.と3.が一番大きいんじゃないでしょうか。

>  つまり、我らが御大の趣味の評論書き込みと遅筆にたたられて、の事なのですね……はあっ…(深くため息をついてうなだれる)

まさに、そこに尽きますね。しかも、とても残念なのは、実は本来、田中氏はそれほど「遅筆」ではないということ。事実、中国物や薬師寺涼子シリーズなどを含めると、けっこう定期的に作品を刊行されておられるんですよね。問題なのは、ポンポン新シリーズ立ち上げすぎて、進行中の既存シリーズがずっとほったらかしになり、ほったらかしシリーズを待っている人には、結果的に「遅筆」に見えてしまうことでしょう。このあたりは、ちょっと菊池秀行みたいかも?ま、どちらにしろ、ファンにとってはたまったものじゃないし、自業自得なんですけどね…。

>  たまぁに読みながら「オイ! コラ! ちょっと待て!」と彼らに向かってツッコミを入れることも…ありますけど……(^-^;)
>  創竜伝を根底から破綻させた罪は「とーちゃん(田中氏)」にあるのであって、竜堂四兄弟や他の登場人物の所為じゃありませんし。
>  「作者を憎んでキャラを憎まず」というのが、わたしのスタンスですから(笑)

激しく同感です(笑)。実は、ザ・ベスト収録の拙文「わたしなりの創竜伝魅力考察(私見)」でも、今回のあけみさんのご意見とかなり近い趣旨のログが残っていますので、興味がおありなら一度読んでみてください。
そこでも議論されていますけど、創竜伝が売れるのは「リピーターの存在」が大きく、リピーターが根付く理由は、
1.(今でもこれだけは立派に健在な)ちょっと皮肉の効いた田中節文章
2.キャラクターのかけ合いの面白さ
3.天野喜孝氏のイラスト

ではないかなぁ、と、今でも思っています(最近では、ここに“4.創竜伝のジュブナイル性”も入れてもいいかな、と思っていますけど)。

とにもかくも、御大には肝心の「ほったらかし人気シリーズ」(笑)を早く書いていただきたいなぁ、と思う今日この頃(-_-)。

親記事No.1409スレッドの返信投稿
board4 - No.1413

Re:こんにちは。

投稿者:Nobuyoshi
2002年01月21日(月) 14時37分

> 過去ログの中でどなたかがおっしゃておられたように、
> かの作品は、ジュブナイルの王道をなぞっているように感じます。
> オトナの事情に対して、勧善懲悪的な世界観から「正論」を述べられる、
> そういう快感に満ちているモノを目指して書いているように、感じます。

 僕は高校生ですから、若いのかどうか微妙ですが、「日本の青少年たち」をヒットラーの孫と言うのが正論とは到底受け入れられませんね。

> どうでしょう、最近の若い人達は、(年寄り言い方で嫌だな)
> 御大以外に
> 例えば公民の先生とか、久米坊(変換失敗してしまいました)とかからのインプットもあるのでしょうか。
> 御大がファーストインプレッションなのはいいとして、それが唯一では困ると思うのですが。

 ちょっとこの辺の意味がわからないんですが・・・。
 ところで、話はいきなり銀英伝に飛びますが、一般的に銀英伝の中の登場人物で一番人気の高いのは一体誰でしょう?
 僕の周り(高校生)で一番人気の高いのはトリューニヒトなんですよ。これって思いっきりずれてるのでしょうか?(^^;

board4 - No.1414

どうなん?

投稿者:田仲佳樹
2002年01月22日(火) 02時24分

銀河英雄伝説の考え方
ってすべて悪いわけじゃないですよね?
個人的にはなるほどと思った所もあるんですけど・・・・

board4 - No.1415

おいおい・・・

投稿者:鹿角
2002年01月22日(火) 05時20分

中国武将百選」でツッコミたくなった一文があり、元寇のことなんですが、あれは仕方なかったという立場をとっています。中国が日本を攻めるなど一度もなかったからといってます。あのね田中さん・・・一度もない事にちゃんと対処してこその危機管理でしょーが!(最も今でも同じだけど)あれだけ創竜伝では政府のことを罵倒しているのに何故鎌倉幕府にはこんなに優しいのでしょう?

board4 - No.1416

訂正

投稿者:鹿角
2002年01月22日(火) 06時16分

「中国武将百選」じゃなくて中国武将列伝の間違いでしたね。訂正します。(人のこと言えない・・・)

親記事No.1116スレッドの返信投稿
board4 - No.1417

Re:Re1399:参考までに(教科書右傾化論)

投稿者:Merkatz
2002年01月22日(火) 09時36分

>  何を言っているのですか。日本の歴史教科書の実態を何ら調べもせずに「日本の教科書は右傾化している」などと決めつけるような人間が、
>世界における歴史教育の意義など知っているはずがないでしょう。

つい先ごろ、日本の中学校歴史教科書の戦後の記述の変遷を、まとめた本が出ました。
『歴史教科書の歴史』小山常実(草思社)
これによると、昭和53~56年度版から否定的記述が完全に一般化し、教科書誤報事件を経て、平成9~12年度版で反日原理主義の極点に達したとあります。
このように専門の学者が研究した結論が「教科書の左傾化」ですから、
田中芳樹が実物の教科書を一度たりとも読んだことが無いだろうことが推測されます。
おそらく、家永裁判をみて侵略肯定記述を消そうとしている→国家権力の教育への介入という図式を作り出し、
作中で「日本の教科書は右傾化している」と評論をぶったのでしょう。
こんなものは評論とは呼びません。普通、床屋政談と言います。
今度から「作品世界を壊す床屋政談の数々」とした方が適切かもしれません(笑)。

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board4 - No.1418

Re:どうなん?

投稿者:不沈戦艦
2002年01月22日(火) 16時10分

> 銀河英雄伝説の考え方
> ってすべて悪いわけじゃないですよね?
> 個人的にはなるほどと思った所もあるんですけど・・・・
>

 もちろんそうです。管理人さんを始めとして、「銀英伝ファン」は結構いますので。「あの銀英伝を書いた田中芳樹が、創竜伝を書くまでに堕落してしまった事が悲しい」と思っている人が多いんですから。「銀英伝へのツッコミ」は、管理人さん流に言うのなら「シャーロキアン」であって、「作品への愛」をみんな持っているから、ということなんですけど。

「銀英伝」に関しては、ファンサイトみたいなもんですよ。一風変わっているとは思いますけどね。

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board4 - No.1419

Re:おいおい・・・

投稿者:やっち
2002年01月23日(水) 04時36分

> 中国武将百選」でツッコミたくなった一文があり、元寇のことなんですが、あれは仕方なかったという立場をとっています。中国が日本を攻めるなど一度もなかったからといってます。あのね田中さん・・・一度もない事にちゃんと対処してこその危機管理でしょーが!(最も今でも同じだけど)あれだけ創竜伝では政府のことを罵倒しているのに何故鎌倉幕府にはこんなに優しいのでしょう?


理由は鎌倉幕府の相手が「中国(一応、元は中国王朝)」だから!(笑)

まぁ、それは冗談として基本的に田中氏は「歴史上の人物」には優しいです。
彼の書く歴史小説(架空歴史小説も含む)ですべてを完全否定された人物はいなかったと思います(というかおちょくられた人物)。
ここでよく取り上げられている秦檜も「悪は悪でも壮大な悪だった」と書いてますし、ラングのように「私人としては温厚な夫」と書かれた例もあります。
好意的に見ると「完結した人生」の歴史上の人物を批判してもしようがないからと言えますし、「これから」を持つ日本と日本人と政治家どもはいくらでも変えられると考えているのかもしれません(ただ、どう考えてもあんな書かれ方して、真面目になろうと考える人はいないと思うけど………)。

「人間は千年前も殺し合っていた。今も殺し合っている。たぶん、千年後も殺し合っているだろう」と銀英伝で言い切り、「たとえそうでも人間は変わる必要はない」とまで言い切っちゃった人が、歴史上のあらゆる国家で比較的まともな方に入る(今現在と言い換えても言い)日本をあそこまで糞味噌に言うのって、やっぱり、違和感ありますな。

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board4 - No.1420

絵の威力

投稿者:あけみ
2002年01月23日(水) 15時15分

 こんにちは、恵さん。

> >  つまり、我らが御大の趣味の評論書き込みと遅筆にたたられて、の事なのですね……はあっ…(深くため息をついてうなだれる)

> まさに、そこに尽きますね。しかも、とても残念なのは、実は本来、田中氏はそれほど「遅筆」ではないということ。事実、中国物や薬師寺涼子シリーズなどを含めると、けっこう定期的に作品を刊行されておられるんですよね。
問題なのは、ポンポン新シリーズ立ち上げすぎて、進行中の既存シリーズがずっとほったらかしになり、ほったらかしシリーズを待っている人には、結果的に「遅筆」に見えてしまうことでしょう。このあたりは、ちょっと菊池秀行みたいかも?ま、どちらにしろ、ファンにとってはたまったものじゃないし、自業自得なんですけどね…。

 わたしの頭の中では「田中芳樹といえば遅筆」、「遅筆といえば田中芳樹」とインプットされてましたけど、言われてみれば「けっこう定期的に作品を刊行」してますよね。
 わたしも、ずっとほったらかしの既存シリーズ「タイタニア」「灼熱の竜騎兵」「七都市物語」「夏の魔術」etc...を待ち焦がれている一人なのですけどねぇ……はあっ…(深くため息をついてうなだれる)
 銀英伝10巻のあとがきで「未完の小説は屋根がない家も同然」とおっしゃってましたのに、御大は「屋根がない家」を何件建ててまわってらっしゃるのでしょうか?(-_-;)
 「KLAN」は自分で最初は建て始めていながら2巻からは他人(霜越かほる氏)の手に委ねるし…
 やはり小説家・田中芳樹の執筆姿勢重要視派としては、この「新シリーズ乱立と既存人気シリーズほったらかし」は避けては通れない問題でしょうね。
 考察ならび批判はもっと調査と確認作業を十分に行ってからさせていただきます。


> >  たまぁに読みながら「オイ! コラ! ちょっと待て!」と彼らに向かってツッコミを入れることも…ありますけど……(^-^;)
> >  創竜伝を根底から破綻させた罪は「とーちゃん(田中氏)」にあるのであって、竜堂四兄弟や他の登場人物の所為じゃありませんし。
> >  「作者を憎んでキャラを憎まず」というのが、わたしのスタンスですから(笑)

> 激しく同感です(笑)。実は、ザ・ベスト収録の拙文「わたしなりの創竜伝魅力考察(私見)」でも、今回のあけみさんのご意見とかなり近い趣旨のログが残っていますので、興味がおありなら一度読んでみてください。
> そこでも議論されていますけど、創竜伝が売れるのは「リピーターの存在」が大きく、リピーターが根付く理由は、
> 1.(今でもこれだけは立派に健在な)ちょっと皮肉の効いた田中節文章
> 2.キャラクターのかけ合いの面白さ
> 3.天野喜孝氏のイラスト
>
> ではないかなぁ、と、今でも思っています(最近では、ここに“4.創竜伝のジュブナイル性”も入れてもいいかな、と思っていますけど)。

 はい、以前にも拝読させていただきましたけど、また確認のために読み直して来ました。
 それで、恵さんに一つだけお願いが…
 記事を紹介される時はザ・ベストの「○○○の△番」という風に、コンテンツ名と番号も一緒に書いていただけませんでしょうか。
 「見覚えはあるんだけど、どこに収録されてたっけ?」とちょっと探してしまったものですから…(^-^;)
 他の、特に新しく来られた方が記事に興味を持たれて読んでみたい、と思われても解らなくて困られるとも思いますし、よろしくお願いします。
 (恵さんの「わたしなりの創竜伝魅力考察」はザ・ベストの「トンデモ小説が売れる責任の所在 9」に収録されてます)

 話を戻して。
 もちろん1.と2.もありますけど、わたしも3.の「天野喜孝氏のイラスト」が大きいですね。
 余談ですけど、以前「田中芳樹の世界」という田中作品(創竜伝とアルスラーン戦記とマヴァール年代記)のイラストをメインにした天野喜孝氏のリトグラフ展示販売を兼ねた原画展覧会を、親友二人と一緒に見に行った事があり、田中芳樹氏と天野喜孝氏に関する事で「絵の威力」というと、すぐにあの展覧会を思い出してしまいます。
 絵に穴を開けそうなくらいに時間を掛けて熱心に鑑賞してまわっての感想は、天野喜孝氏の絵は一見したら繊細な色使いとタッチで何気なく描かれているようでありながら、見ているわたしにとても力強く訴えてくるものがあるんですよね。
 構図のセンスの秀逸さも他の人に真似が出来るものじゃありませんし。(特にアルスラーンの「王子二人の表紙イラスト」と「風塵乱舞の中にある剣を手にしたダリューン」のカラーイラストが好きです)
 だから「(講談社ノベルズ判)創竜伝が売れる理由に天野喜孝氏のイラストがある」というのはとても納得出来ます。
 更に余談ですが、この「田中芳樹の世界」の展覧会の会場入り口を通り抜けてすぐそこにあったのは、A2ほどの大きさの「小早川奈津子様のご肖像画」(創竜伝10巻のステンドグラス風のアレ)でした……(^-^;)
 (以下それを目の当たりにしたわたしと親友二人の反応)
わたし「うぉっ!? 仏のなっちゃんがお出迎えっ!」
親友N「…天使のなっちゃん、でしょ…」
親友Y「のっけからコレかいっっ!!」
 (と驚愕のち脱力、更に大爆笑…)
わたし「これは推測だけど、(小早川奈津子様のご肖像画を)こんなトコに配置したのは天野喜孝氏自身に違いない!」
親友N「ああ…何かお気に入りらしいって話だよね。あわや表紙イラストになるかも知れなかった、って(巻末)座談会で言ってなかったっけ?」
親友Y「もしそうだとしたら…自分の絵を見に来たお客にいきなりダメージを食らわせるようなマネしてどーすんだ…」
わたし「それはね。その辺りの物陰からダメージを食らったお客の様子を見て楽しむためだよ、きっと」
二人共「なんじゃそりゃぁ~!!」
 さらにその後、会場スタッフのお兄さんに「『のっけからなっちゃん』でダメージを食らった」事を話したら
 「…創竜伝をご存じのお客様は皆さんそうおっしゃいます…(^-^;)」
 「やっぱりねぇ…(-_-;)」
と、これも「絵の威力」をつくづく思い知らされた出来事でした。……別の意味で。


> とにもかくも、御大には肝心の「ほったらかし人気シリーズ」(笑)を早く書いていただきたいな

 「ファンの願いは皆同じ」ですね(笑)

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board4 - No.1421

Re:絵の威力

投稿者:
2002年01月24日(木) 08時17分

恵です。

>  銀英伝10巻のあとがきで「未完の小説は屋根がない家も同然」とおっしゃってましたのに、御大は「屋根がない家」を何件建ててまわってらっしゃるのでしょうか?(-_-;)
>  「KLAN」は自分で最初は建て始めていながら2巻からは他人(霜越かほる氏)の手に委ねるし…
>  やはり小説家・田中芳樹の執筆姿勢重要視派としては、この「新シリーズ乱立と既存人気シリーズほったらかし」は避けては通れない問題でしょうね。
>  考察ならび批判はもっと調査と確認作業を十分に行ってからさせていただきます。

ご多忙かとは思いますけど、とても楽しみにしていますので頑張ってくださいね。
その方面の批判・考察をされる際には、「田中氏の“中国史物の開拓欲求”と“ほったらかし人気シリーズの中断”の矛盾」の問題点も、わたしとしてはけっこう重要なテーマになるかと思いますので、ぜひご考慮してみてくださいね。


>  記事を紹介される時はザ・ベストの「○○○の△番」という風に、コンテンツ名と番号も一緒に書いていただけませんでしょうか。
>  「見覚えはあるんだけど、どこに収録されてたっけ?」とちょっと探してしまったものですから…(^-^;)
>  他の、特に新しく来られた方が記事に興味を持たれて読んでみたい、と思われても解らなくて困られるとも思いますし、よろしくお願いします。
>  (恵さんの「わたしなりの創竜伝魅力考察」はザ・ベストの「トンデモ小説が売れる責任の所在 9」に収録されてます)

確かに、紹介が不十分で不親切でした。以後、過去ログを例に挙げる際には気をつけたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

>  話を戻して。
>  もちろん1.と2.もありますけど、わたしも3.の「天野喜孝氏のイラスト」が大きいですね。

同じご意見、こちらのサイトでもよく聞きます。
アルスラーンを買った人の大半が「天野喜孝氏のイラストに釣られたのでは?」と言ったら言い過ぎでしょうか?(笑)
とにかく、「魅力的なヴィジュアル」なのは間違いないと思います。

P.S.
A2サイズのなっちゃん、わたしも見てみたかったですね(^-^)。

board4 - No.1422

田中芳樹作品に対する私見

投稿者:kage
2002年01月24日(木) 09時55分

はじめましてkageと申します

 過去ログ読ませて頂きました。大変考えされられる内容ですね、トンデモ社会批評は危険だ、されど罪なのか?創竜伝の(社会)批評まさかあれほどとは思いませんでした。それにしても皆さんよく調べてますね。って鵜呑みにせず自らも検証しなくちゃいけませんね。ここの議論はとても興味深いのでたまに書き込みさせて頂きたいと思います。


田中芳樹氏の作品に対する私の経歴と考え
 私は銀英伝で田中芳樹にはまり、アルスラーン、創竜伝と読んでいきました。既に創竜伝も10巻まで出ていたために銀英伝から創竜伝まで一気に読み進み、(このページ的には)堕落していったのに気付きませんでした。創竜伝から入ったら他の作品を読もうと思ったかわかりませんが。
 私が創竜伝(=田中芳樹)を読み始めたのが中学生の時だったのですが、当時は新聞やニュースにほとんど関心がなかったため。日本(日本人)はこんなに酷かったのか日本人嫌いになってました。四人姉妹や牛種が出てきてフィクションなのはしっかりわかっていても作品から日本を嫌いになれと言う電波がでていました(笑)。それと同時に政治への関心を喚起してくれた作品でもありますが、政治に関心を向けさせる力は銀英伝よりかなり強いかと思ってます、銀英伝はそれこそフィクションなので。
私は田中芳樹ファンだったので(今も?)創竜伝の内容は読者に否定させるためにわざとどぎつく書いているのかと勘ぐったりしました以下の様なことを言ってましたので。この考え方は田中芳樹は実は中国が嫌いではないかのか?という疑問にぶち当たり自分で否定してしまいましてが。もしかしたら、ヤンの信念(=何の根拠もない願望の強力なもの)否定論考証するための作品かもしれません。

田中芳樹読本P88
<注意しなきゃならないのは、小説というのは作者のメッセージを伝える手段ではないということです。作者がメッセージを前面に押し出すとエンターテイメントとして成り立たなくなりますし、エンターテイメントとして成り立たなくなりますし、なんにしても押しつけるのはまあ、考えてもらえればうれしいかなという程度だったんですけどね。>

創竜伝の社会批評について
創竜伝において作中にあの社会批評がなかったら。竜堂兄弟はなんの正義もなく、それこそ感情にまかせて暴力をふっるっている様にしか見えなくなります(事実ですが)。竜堂兄弟はは正当防衛を主張するでしょうけどね。そこで、読者が何も考えず簡単に読むためには竜堂兄弟に正義が必要かと思います。竜堂兄弟に正義が無いので、やられ役を徹底的に悪役にして相対的に竜堂兄弟が正義になると言うことで。社会批評と言後ろ盾がるからテロリスト竜堂兄弟行為もファンに認められているのだと思います。社会批評全くないとそれはそれで気持ちの悪い作品になると思います。銀英伝のヒットは社会やイデオロギーの批評が有ったからだと思っていますので、そもそも貴族社会が腐敗していなければラインハルトが台頭する理由がありませんし。
 これは全面的に小説中に社会批評を入れることに対して免罪するというわけでなく創竜伝では一部必要ではないかというものです。創竜伝で無用かつ間違った社会批評が多いというのは賛成です。現実の世界を舞台にするからこんなにたたかれる様な作品になるんですよね、銀英伝の社会批評もかなり極端ですが創竜伝に比べれば皆さんそれほど気にならないようですし。
 この辺管理人さんの主張と同じだと勝手に思います。
 そこで質問したいと思うのですが、創竜伝はどんな社会批評を入れればよかったのでしょうか?それとも全く無しにするべきでしょうか?


 話は変わりますが、ここの掲示板の常連の皆さんは社会に出れば自然と田中芳樹氏の社会批評の間違いに気付くと言われています。(私まだ学生のためその件に関してはよくわからないです。)しかし、中高生程度の年齢ではそれほど氏の作品に疑問を持たないのではないかと思います、自分もそうでした。氏の作品にかかわらず巷にはトンデモ本があふれています、皆様はその見分け方や、はまってしまった人とはどのように付き合っていますか?
そういえば、私は銀英伝を友人に勧められて読んだんですが。この友人は田中芳樹ファンの2代目でした。2代目ファンも結構いると思われます。
 敵側の思想を研究するための本を家に置いていたら子供がその思想にはまってしまって、敵国に亡命。なんて話もあります。身内に過激なファンが生まれるかも。


長文失礼いたしました


追記
田中芳樹氏は良くも悪くも人の意見を作品に反映させないと思います。氏は他人の意見により作品の方向性を決めるのは作家として無責任であり、私はこれをしない。という信念を公表しておりますので。
 しかし、田中芳樹ファンや社会に対してトンデモ社会評論の危険性を訴えるのは木々があることだと思います。管理人さんをはじめ皆さんこれからも田中芳樹(=無責任な作家)を撃つ事をがんばってください。

board4 - No.1423

イゼルローン共和政府についての疑問

投稿者:kage
2002年01月24日(木) 10時06分

 銀英伝について疑問があったので書き込ませてもらいます。

 イゼルローン共和政府発足当時の人口は94万4087人(男61万2906、女33万1181)となっております、そしてシヴァ星域会戦においてイゼルローン軍の戦力は艦艇9800隻,将兵56万7200名です。なんと人口の60%が出撃しています。更に要塞の制御、守備、キャゼルヌ等の事務組を考えれば人口の60%以上が軍人だと言うことになってしまいます。政体もですが経済はいったいどうなっていたんでしょうか。成立当時から政府(イゼルローン共和国ではないためこの様に書かせて頂きます)の危機により総動員態勢で政府が人事と経済を管理していたのでしょうか?

親記事No.1422スレッドの返信投稿
board4 - No.1424

Re:田中芳樹作品に対する私見

投稿者:それは・・・
2002年01月24日(木) 14時55分

> はじめましてkageと申します
>
>  過去ログ読ませて頂きました。大変考えされられる内容ですね、トンデモ社会批評は危険だ、されど罪なのか?創竜伝の(社会)批評まさかあれほどとは思いませんでした。それにしても皆さんよく調べてますね。って鵜呑みにせず自らも検証しなくちゃいけませんね。ここの議論はとても興味深いのでたまに書き込みさせて頂きたいと思います。
>
>
> 田中芳樹氏の作品に対する私の経歴と考え
>  私は銀英伝で田中芳樹にはまり、アルスラーン、創竜伝と読んでいきました。既に創竜伝も10巻まで出ていたために銀英伝から創竜伝まで一気に読み進み、(このページ的には)堕落していったのに気付きませんでした。創竜伝から入ったら他の作品を読もうと思ったかわかりませんが。
>  私が創竜伝(=田中芳樹)を読み始めたのが中学生の時だったのですが、当時は新聞やニュースにほとんど関心がなかったため。日本(日本人)はこんなに酷かったのか日本人嫌いになってました。四人姉妹や牛種が出てきてフィクションなのはしっかりわかっていても作品から日本を嫌いになれと言う電波がでていました(笑)。それと同時に政治への関心を喚起してくれた作品でもありますが、政治に関心を向けさせる力は銀英伝よりかなり強いかと思ってます、銀英伝はそれこそフィクションなので。
> 私は田中芳樹ファンだったので(今も?)創竜伝の内容は読者に否定させるためにわざとどぎつく書いているのかと勘ぐったりしました以下の様なことを言ってましたので。この考え方は田中芳樹は実は中国が嫌いではないかのか?という疑問にぶち当たり自分で否定してしまいましてが。もしかしたら、ヤンの信念(=何の根拠もない願望の強力なもの)否定論考証するための作品かもしれません。
>
> 田中芳樹読本P88
> <注意しなきゃならないのは、小説というのは作者のメッセージを伝える手段ではないということです。作者がメッセージを前面に押し出すとエンターテイメントとして成り立たなくなりますし、エンターテイメントとして成り立たなくなりますし、なんにしても押しつけるのはまあ、考えてもらえればうれしいかなという程度だったんですけどね。>
>
> 創竜伝の社会批評について
> 創竜伝において作中にあの社会批評がなかったら。竜堂兄弟はなんの正義もなく、それこそ感情にまかせて暴力をふっるっている様にしか見えなくなります(事実ですが)。竜堂兄弟はは正当防衛を主張するでしょうけどね。そこで、読者が何も考えず簡単に読むためには竜堂兄弟に正義が必要かと思います。竜堂兄弟に正義が無いので、やられ役を徹底的に悪役にして相対的に竜堂兄弟が正義になると言うことで。社会批評と言後ろ盾がるからテロリスト竜堂兄弟行為もファンに認められているのだと思います。社会批評全くないとそれはそれで気持ちの悪い作品になると思います。銀英伝のヒットは社会やイデオロギーの批評が有ったからだと思っていますので、そもそも貴族社会が腐敗していなければラインハルトが台頭する理由がありませんし。
>  これは全面的に小説中に社会批評を入れることに対して免罪するというわけでなく創竜伝では一部必要ではないかというものです。創竜伝で無用かつ間違った社会批評が多いというのは賛成です。現実の世界を舞台にするからこんなにたたかれる様な作品になるんですよね、銀英伝の社会批評もかなり極端ですが創竜伝に比べれば皆さんそれほど気にならないようですし。
>  この辺管理人さんの主張と同じだと勝手に思います。
>  そこで質問したいと思うのですが、創竜伝はどんな社会批評を入れればよかったのでしょうか?それとも全く無しにするべきでしょうか?
>
>
>  話は変わりますが、ここの掲示板の常連の皆さんは社会に出れば自然と田中芳樹氏の社会批評の間違いに気付くと言われています。(私まだ学生のためその件に関してはよくわからないです。)しかし、中高生程度の年齢ではそれほど氏の作品に疑問を持たないのではないかと思います、自分もそうでした。氏の作品にかかわらず巷にはトンデモ本があふれています、皆様はその見分け方や、はまってしまった人とはどのように付き合っていますか?
> そういえば、私は銀英伝を友人に勧められて読んだんですが。この友人は田中芳樹ファンの2代目でした。2代目ファンも結構いると思われます。
>  敵側の思想を研究するための本を家に置いていたら子供がその思想にはまってしまって、敵国に亡命。なんて話もあります。身内に過激なファンが生まれるかも。
>
>
> 長文失礼いたしました
>
>
> 追記
> 田中芳樹氏は良くも悪くも人の意見を作品に反映させないと思います。氏は他人の意見により作品の方向性を決めるのは作家として無責任であり、私はこれをしない。という信念を公表しておりますので。
>  しかし、田中芳樹ファンや社会に対してトンデモ社会評論の危険性を訴えるのは木々があることだと思います。管理人さんをはじめ皆さんこれからも田中芳樹(=無責任な作家)を撃つ事をがんばってください。
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親記事No.1423スレッドの返信投稿
board4 - No.1425

Re:イゼルローン共和政府についての疑問

投稿者:やっち
2002年01月25日(金) 00時52分

>  銀英伝について疑問があったので書き込ませてもらいます。
>
>  イゼルローン共和政府発足当時の人口は94万4087人(男61万2906、女33万1181)となっております、そしてシヴァ星域会戦においてイゼルローン軍の戦力は艦艇9800隻,将兵56万7200名です。なんと人口の60%が出撃しています。更に要塞の制御、守備、キャゼルヌ等の事務組を考えれば人口の60%以上が軍人だと言うことになってしまいます。政体もですが経済はいったいどうなっていたんでしょうか。成立当時から政府(イゼルローン共和国ではないためこの様に書かせて頂きます)の危機により総動員態勢で政府が人事と経済を管理していたのでしょうか?

これは別に変ではないと思います。
元々、イゼルローンに残っているのは「軍人」さんがほとんどだった訳で…………当然、共和政府といっても内実は「共和政府軍」ともいうべきものだったでしょう。
フレデリカは一応、皇帝(カイザー)への対抗上の「飾り」以上の価値はなかったとおもいます。

「ハイネセン奪回作戦」あるいは「皇帝との和平による自治政府設立」が政治目的だった「共和政府」は「亡命政府」あるいは「レジスタンス政府」というのが一番、実状に近いと思います。

board4 - No.1426

思うに

投稿者:しんのじ
2002年01月25日(金) 01時51分

別段、田中芳樹自身、小説の中でどれほど社会批判しても一向に構いません
善し悪しき関わらず、あくまでも一つの架空の世界の中でのことですから
言い換えれば、ファンタジー小説を読んで魔法を否定するのと同じものですから
されど、一番厄介なのは、前々にも書き込みましたが、田中氏の作品だけ取り上げて政治や軍事の話を知ったかぶりして話す人間です
あくまでも小説の中での話であり、小説用にディフォルメされた理論・理屈を現実社会の成り立ちの中で論ずるのはいかがなものかと思う事もしばしばあります
小説内の話として語り合っていただくには申し分ないのですが・・・・

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