4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ84 (No.1519 - No.1536)

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board4 - No.1519

Re:はじめまして

投稿者:Mills
2002年02月21日(木) 18時53分

かあかさん、はじめまして。
私も言葉足らずではありますが、気になったので書き込みさせていただきます。

> 皆さんの書き込みに比べると稚拙な文章になってしまうのですげど。
> ですが「害毒」「クソ小説」「便所の落書き」などという表現は
> 如何なものでしょうか。表現の端々に悪意が見えます。

とのご指摘は、掲示板に書き込まれる方々全員を指したものですか?
文脈からはむしろ管理人氏個人の発言を対象にしているように読めますが、どちらにしても「この書き込みのこの箇所」という具体的指定がなければどなたも応じようがないと思います。
このサイトには、具体的指定を加える必要がないほど頻繁にそれらの表現が登場しているのでしょうか? 私が今まで見てきた印象ではそんなことはないのですが・・・・。

あと、

> 矢面に立つ覚悟があるからといって、人を中傷したりして良いものでしょうか?

とのことですが、私は反射的に「じゃあ田中芳樹の小説についてはどう思うの?」という疑問が浮かびました。かあかさんも「創竜伝」にいい印象を持たれていないようですが、あえて訊きますね。
あの作品中で田中氏が特定の国家や集団(主に日本、日本人ですね)に対して書き連ねている文句は「中傷」ではないのですか? 中傷とは根拠もなく対象を悪し様に罵ることですよね?

冒険風ライダー氏の創竜伝考察から孫引きさせていただきますと、
2巻
P28下段
<現代の日本では、不正を追及する者は、嘲笑の対象にしかならないのだ。
「世の中なんてそんなものさ」
という、現状肯定、思考停止がはびこり、とくに政治ジャーナリズムの批判精神は、腐りはてて影も形もないありさまだった。>


4巻
P51上段~下段
<警察の「ご協力をお願いいたします」は、「協力しろ、さもないと」という意味である。先進国首脳会議のとき、検問への協力を拒否した人の運転免許証をとりあげ、「非国民!」と書きつけた例もある。女子高校生の通学カバンをあけ、自転車のトランクをあけさせ、捜査令状もなしに市民の部屋に踏みこんで押入れを開く。抗議や苦情はすべて「調べたがそんな事実はなかった」ですませてしまうのだ。>

等々、この手の表現は枚挙に暇がありません。

「矢面に立つ覚悟があるなら人を中傷してもよい」とは私も思いません。しかし、批判対象を匿名でぼかして散々にこき下ろすという田中氏のやり方は「矢面に立つ覚悟もなく人を中傷している」というふうに思えます。かあかさんが田中氏のこういうやり方にどういう考えを持っているのかはぜひ伺いたいところだと思います

> 最終的には、貴方の人格が問われる問題です。自らご自身を貶められるような発言をなさるのは、もったいないことと思います。折角素晴らしい考察をなさっているのですから。
> 生意気を申しました。気を悪くなさらずに、お聞き入れて頂ければ、幸いです。

この部分は、こちらの管理人氏よりも田中芳樹氏へ向けて言うべきではないかと本気で思いました。

かあかさんの提示された問題に対する回答としてはまったく相応しくない意見でしたが、かあかさんの書き込みに対する一個人の感想として捉えていただければ幸いです。

では、失礼致します。

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board4 - No.1520

Re:仮想戦記

投稿者:倉本
2002年02月22日(金) 01時30分

> 下で速水右近さんの書きこみを読みながら思ったのですが、
> ここに来る人達はどんな仮想戦記を読んでいらっしゃるのでしょうか。
>
私は林譲治先生の作品は必ず読んでますね。
兵隊元帥欧州戦記シリーズからファンです。
第一巻の「独立戦車隊、北アフリカ殴り込み!」を本屋で見て当時海軍物ばかりだった中で数少ない陸軍物だったので変わってるなと思いながら手に取ったのが最初の出会いです。
私がはじめて読んだ架空戦記は大多数の人間と同じ「紺碧の艦隊」なんですけどね。
それで林譲治先生の話に戻りますけど。
林先生はよくも悪くも作品の幅が広いんですよね。
1、クレイジーキャッツのメンバーと同じ名前の技術者達がミサイルの開発をする話。
2、常温核融合を海軍が持っている世界で異常に謀略に長けた井上成美が登場人物を手玉に取る話。
3、真珠湾の失敗で太平洋戦争を早期に負けた日本がヨーロッパで独ソと戦う話。
4、一式戦車並みに改造された96式戦車の部隊を持つ機械化部隊が北アフリカでイギリス軍と戦う話。
5、ヨーロッパに行った海軍が戦時に空母に改造することを前提に建造させた貨客船がドイツ軍の空母になって通商破壊戦に従事する話。
6、太平洋でごく普通に日米が戦争する話。
7、第一次世界大戦に日本軍が派遣された世界で完全に史実とは違う歴史を進む話。
8、満州国に既得権を持つ外務省がそれを守るために日米戦を起こそうとして政府と対立を起こしている間にアメリカからの最後通牒を受けて日米戦が起きてしまう話。
これが全部同じ人の作品なんですよ。
信じられますか。
ちなみに作品名はこうなっています。
1、「特型噴進弾奮竜戦記」
2、「連合艦隊秘史、覇龍の戦録」
3、「大日本帝国欧州電撃戦史」
4、5、「兵隊元帥欧州戦記」
6、「焦熱の波涛」
7、「大日本帝国航空隊戦記」
8、「帝国の危機」

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board4 - No.1521

田中病?

投稿者:KUR
2002年02月22日(金) 07時09分

ども、KURです。

> 好きじゃなかったらあそこまで「本歌取り」しませんって!
> ゴジラが好きだからこそ、現代流にリファインした平成ガメラシリーズ。
> そんな感じを受けました(もちろん、彼は銀英伝を超克したいと考えているでしょう)。

うーん確かに。
いわれてみれば結構オマージュがちりばめられていたんですね。
それにしても、私が「皇国」を読んで佐藤氏のうまさを感じたのは、「和風近代ファンタジー」
という絶妙な世界設定ですね。
ファンタジーというと中世ヨーロッパのイメージなのを見事にぶちこわしました。
まー、個人的にはもうちょっと時代が下って蒸気船が「常識」になったあたりが好みなんですが、これはまあいいです(^^;;


> 彼は遅筆というより、もう一つの田中病「また新シリーズかよ!」だと思います(アイデアはあるんだろうな、アイデアは。田中氏もまだ、架空歴史小説のネタがいっぱいあるそうですし)。
> ただ、正直、「征途」以外、あんまり評価していないんですよね。
> 「遙かなる星」は憂鬱になる話ですし、「RSBC」は上に書いた理由であんまり、好きになれない。
> 「信長」は勝家と家康との戦いに忙しく、いつ海外に行くんだかわからない。

「また新シリーズかよ!」……同感ですね。
というか、佐藤氏の場合同シリーズの中でも外伝に逃げようとするので、より根は深いといえましょう。
皇国の守護者も、外伝が出たりしたら完結はあきらめたほうがよさそうです。
もっとも、RSBC外伝の「戦艦播磨の生涯」は楽しみだったんですけどね。
いつのまにか発売予定から消滅したという、いわくつきの作品ですが……
田中氏の場合、出すといったら出すイメージがあるんで、まだましかな。

> 後、2巻で完結しそうなんですけどね~。
> いまだに普通に本屋さんに置いてあるんだから、少しは責任感じて欲しいですよ。
> 「全ての仕事を中止(創竜伝と警察もの、そして中国もの)し、全ての架空歴史物を完結させる」とか言ってくれれば、「マンセー」と叫びながら、田中信者に戻るんだけどな。

そうですね。
というか、タイタニアとアルスラーンさえ完成させてくれれば、もう私は何も言いません。
ただ、もはや私にとって時期は逸してしまいましたが(T_T

というのは、今更新刊が出ても、それに感動するにはもう私は大人になりすぎています。
銀英伝に熱く燃え上がった若かりし頃、私は現実を知らず理想を信じる中学生でございました。
田中作品が一番心に響くのって、そういう年代なんですよね。
あれほど感動した銀英伝でさえ、今読めばいくらでもアラが見つかってしまいます。
もし、今初めて銀英伝を読んだとしたら「ふーん。青いね。」で終わってしまうでしょう。
中学生の時にこの作品に出会ったからこそ、衝撃を感じたのだと思います。

でもまあ、なんだかんだいってもしタイタニア出たら買いますけどね。即。注文してでも。
結局、いろいろ文句はいっても私はファンなんでしょう(苦笑

#それにしても、なぜこう私が少年期にハマった作品はガイバーといい田中系といいFSSといいことごとく……(泣

board4 - No.1522

銀英伝文庫版完結

投稿者:ビンス・マクマホン三世
2002年02月22日(金) 13時47分

銀英伝の文庫版最終刊
後書きが削除されてましたね、


触れられたくなかったのかな……

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board4 - No.1523

Re:はじめまして

投稿者:かあか
2002年02月22日(金) 15時02分

Millsさま
丁寧な書き込み、有難うございました。
ご指摘、仰る通りで、恥ずかしい限りです。

> > ですが「害毒」「クソ小説」「便所の落書き」などという表現は
> > 如何なものでしょうか。表現の端々に悪意が見えます。
>
> とのご指摘は、掲示板に書き込まれる方々全員を指したものですか?
> 文脈からはむしろ管理人氏個人の発言を対象にしているように読めますが、どちらにしても「この書き込みのこの箇所」という具体的指定がなければどなたも応じようがないと思います。
> このサイトには、具体的指定を加える必要がないほど頻繁にそれらの表現が登場しているのでしょうか? 私が今まで見てきた印象ではそんなことはないのですが・・・・。

本当に仰るとおりです。感情的になりすぎました。
管理人様、及び、この書き込みをご覧になった総ての方に
この場をお借りして、心よりお詫び申し上げます。


> 「矢面に立つ覚悟があるなら人を中傷してもよい」とは私も思いません。しかし、批判対象を匿名でぼかして散々にこき下ろすという田中氏のやり方は「矢面に立つ覚悟もなく人を中傷している」というふうに思えます。かあかさんが田中氏のこういうやり方にどういう考えを持っているのかはぜひ伺いたいところだと思います

こちらの意見も、もっともだと思います。
私も田中先生の「創竜伝」でのやり方は「矢面に立つ覚悟も無く人を中傷している」と思います。潔くないですよね。言いたくないですけど、卑怯なことだと思います。もう少しご自分の影響力ですとか、責任ですとかに思いを馳せてくれればなあ、と。新作を心待ちにしているファンのためにも。好きな作家さんの作品がどんどんつまらなくなって、評判も悪くなって、非常に悲しいです。

> > 最終的には、貴方の人格が問われる問題です。自らご自身を貶められるような発言をなさるのは、もったいないことと思います。折角素晴らしい考察をなさっているのですから。
> > 生意気を申しました。気を悪くなさらずに、お聞き入れて頂ければ、幸いです。
>
> この部分は、こちらの管理人氏よりも田中芳樹氏へ向けて言うべきではないかと本気で思いました。

本当に、そうですよね。早く帰ってきてください。と言いたいです。
もちろん、こちらの考察が素晴らしい、と書いたのも、お世辞でも誇張でもなく、本心です。

> かあかさんの提示された問題に対する回答としてはまったく相応しくない意見でしたが、かあかさんの書き込みに対する一個人の感想として捉えていただければ幸いです。

はい、有難うございました。
実は、後から自分でも後悔した書き込みでしたので、皆様に頭を下げるいい機会になりました。以後、気をつけます。

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board4 - No.1524

Re:銀英伝文庫版完結

投稿者:ドミニオン
2002年02月23日(土) 22時30分

> 銀英伝の文庫版最終刊
> 後書きが削除されてましたね、
>
>
> 触れられたくなかったのかな……

外伝は出るんですかね? あと未収録の短編はまとめて出版するつもりはあるのかな?

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board4 - No.1525

自己シミュレート!

投稿者:速水右近
2002年02月25日(月) 01時10分

> たいへん面白かったのですが、同時に運命の不思議というのを感じました。
>
> というのは、もし最初の持込が、二回目の持込み先だったら、最初の薄っぺらい?処女作が「うちのニーズに合ってる」となって逆に順風満帆にデビューされていたのかもしれないわけですから。
>
> まことに人の世の中、何がどうなるかわからないですねえ

お久しぶりです。
うーん。そんなことは、考えてもみなかった(笑)。
ちょぃと、架空戦記風にシミュレートしてみましょうか。

もしもワタクシが、順風満帆にデビューしていたら(あらら。
これじゃ、『ドリフ大爆笑』だよ)。

現在よりも、生活が安定していたのは確実。適度の読者も
ついて、一定の量はこなす中堅作家になっていたでしょう。
しかぁーし。きっと芳樹ちゃんみたいに、テクだけで引き
伸ばす作家になる可能性も充分あった、ということですな。
そして確実なのは、飽きた読者から『○○○○を撃つ!』
というホームページが出来ていた(超猛爆!)。これは
冗談ではなく、ここのHPに書かれていることは理解でき
なかったでしょうね。まず確実に、「芳樹ちゃん擁護」を
していたと思います。

うーん、どーなんでしょー。現在とどっちが幸せかって、
簡単に言えないでしょうね。
それこそもし私の目的が、「小説家になる」だけだったら、
順風満帆なデビューのほうがよかったのでしょう。しかし
「小説を書いてなにかを訴えたい」だったから、現在のよう
にデビューが遅れているのでしょうね。
正直言ってかなり辛い(とくに生活の安定と精神面)ですが、
それなりに現在も幸せだと思ってますよ。
なにか偉そうにふんぞりかえって小説を書いているだけより、
この数年間で、絶対に会えないような人たちとも交際できる
ようになれましたし。その意味で、こっちのほうがはるか
に良かったのは断言できます。

しかしそうなると、その得たものを、「小説」にフィード・
バックできない(厳密に書くなら、書けてもニーズがない)
ことがいちばん辛いことですかねぇ。

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board4 - No.1526

えっ、書いていいの?

投稿者:速水右近
2002年02月25日(月) 01時59分

>  面白かったです。
お久しぶりです。ここの論客二人に、「面白かった」と書かれるのは、なにか変な気分ですね(笑)。
いっそのこと、「私生活切り売り」の純ブンガク作家にでも、転身しますか(爆)。

>「上手過ぎると相手にされない」というのも、酷い話ですねぇ。

ちょっと、言葉不足でしたか。現在の小説(とくにノベルズ)界では、技量はさほど問われない、ということですね。あり過ぎると、まずそこのレーベルの先輩作家が嫉妬するんですよ。
とくにどのレーベルにも、エース級作家がいますよね? その人の器量にも左右されると。その作家の器量が狭いと、それ以上のものを新人が書いても、編集者が認めてくれないみたいですな。
結局、先輩作家は優れた新人を叩くどころか、才能の目まで摘み取ろうとしてしまう。自分の生活までかかっていますからね。彼らには、読者のことなんか考えていないんですよ、本音は。

>それでちょいと思ったのは、O石E司氏あたりはどういう評価なんでしょうか?「新世紀日米決戦」は、あまりにパロディだらけなのと陰々滅々とした未来図に付き合う気が起きなかったので、買っていませんけど、他は大概読んでるもんで。あの人も「いい加減な知識で書いている」という類なんでしょうか?

えーっと、これを書くとワタクシの立場がヒジョーにマズクなりますが、書いちゃいますか。
・学歴にはニ説あり。ひとつは、「慶応大学法学部(通信)政治学専攻」。もうひとつは「防衛大学校中退」。無論、ふたつとも正解ということもありうるのですが。
・「いい加減な知識で書いている」ことは、ありえません。博識ですよ、皮肉抜きで。近現代戦ものを書く作家のなかでは、抜けています。

・ただ私の経験上から述べさせてもらうと、「近現代戦もの」は非常に書くのが難しい。実は私にもよく(強調!)注文は来るのですが、理由をつけて断っています。
まず第一に、「取材」した段階で、現実より遅れてしまいます。そして「執筆」段階で、さらに遅れると。つまり「二段階」遅れてしまうので、「売り」に出る段階で読者が飽きてしまう可能性がある。
第二に、「どうしてそれを、小説にしなければならないのか」という
理由が希薄になってしまう。「著者がしたいから、した」だけのもの
では、プロじゃありません(誰のことかなぁ)。
とくに冷戦が崩壊して以降、「近現代もの」作家は苦労していると思いますよ。ネタはあっても、地域紛争ばかりで派手さがないから。一にも二にも、読者は目先の「派手さ」で買いますからね。

・初期のO石作品は、高く評価していたんですよ。技量はいまと比較するまでもなく稚拙だったのですが、「いったい、どこに連れていくんだぁー」というほどの迫力が全面に出ていましたから。しかし現在では、
手馴れたというか、こじんまりしてきましたな。『対地制圧機』ぐらいからは、読んでいません。

・そぉーかぁー。O石E司も、ついにパロディに走るようになったのかぁー。パロディというのも難しいのですねよ、書いてみると。
理解できる一定の読者は買ってくれる。しかしその読者は、次の作品で「それ以上のもの」を要求してくる。その要求に応じるうちに、作品は自分の手を離れてしまう。そしてそうするうちに、飽きた読者が離れていく可能性が高い。
作家にとって、「禁断の実」のようなものだと思っています。
O石E司かそれに手を出したとなると、ある意味で今後が見物というか、なんというか。

この辺で、勘弁して下さい(っーか、充分だろ!)

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board4 - No.1527

忘れてたっ!

投稿者:速水右近
2002年02月25日(月) 02時23分

O石E司について、ある人から聞いた話。

某所で会ったとき、彼の作品のなかの記述について訂正を求めた。それは(どの作品化は不明)米海軍作戦部長のことを、「米海軍司令長官」とかなにか書いていたらしい。
それについての返答(これもどちらか忘れた)。

「作戦部長より、司令長官のほうが格好いいじゃないですか」
「編集者が『作戦部長より、司令長官のほうがいい』と言っていたので、変えました」

だったとか。

知識に対する考え方にも、個人差というものがあるのでしょうね?
とにかく、量的なものはすごいことは間違いないです。

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board4 - No.1528

Re:同盟の女の扱いはひどい

投稿者:KUR
2002年02月25日(月) 09時37分

ども、はじめまして。KURと申します。

> ・軍の高官に女性がいない。
> ・あっさり結婚退職したジェシカ・エドワーズ(出産退職ですらない。結婚でやめるつもりなら教師なんて職業えらぶな)
> ・ヤンも同じ年金生活者なのにフレデリカにだけ家事をさせてる。

以前、同盟が半分共産主義みたいな「原理民主主義国家」なのではないかという議論がありましたね。
軍事費がGNPの3割を超えているということからも、それをうかがわせるものがあります。
中国や旧ソ連で女性の社会進出が盛んだったという話はあまり聞いたことがないので、
同盟にも同種の問題があるのかもしれませんね。
ただ、国家総力戦態勢の場合、女性を活用できないと人的資源の半分を無駄にすることになるので、
当然その辺も考えてよさそうなものなんですけが。

あと、軍の高官に女性がいないというのは、単にそもそも前線に出る率が低いということがあるかもしれません?
作品中でも「女性兵は後方での勤務が主」というような記述があったような気がします。
あの世界は昇進の条件がなによりも「武勲をたてる」ということなんで、
戦場にいる機会がすくないと当然ながら出世に響くでしょう。

あと、ヤンがフレデリカに家事をさせているのは、単にヤンが生活無能者だからでは?
ヤンのほうが家事ができれば彼が台所に立ちそうなきもしますし。

……思わず、カリンのためにエプロン姿でひたすら家事をするユリアンの姿が浮かんでしまいました(笑
あのカップルなら実際そうなりそうな気がする……

board4 - No.1529

はじめまして。

投稿者:キタムラ
2002年02月25日(月) 10時57分

はじめまして、キタムラと申します。
コチラのサイトには創竜伝で検索し、辿り着きました。
まだすべてのログを拝見したわけではないのですが(すみません)、ちょっと私も意見してみたくなってカキコさせて頂きました。
実はコチラに来る前に、創竜伝をメインに取り扱っているファンサイトさんで、「反創竜伝」「反田中芳樹」というものがあると書かれてるのを見て、「一体どんなん?」と興味を持ちコチラに来るきっかけになりました。
そのサイトさんでの書かれ方が、ちょっと悪意ある(・・・というと言い過ぎですが)ものだったので、かなりキツイことを書かれてるのかなと、正直ドキドキでした。

実際このサイトの色んな方のログなどを拝見したところ、「ちゃんとした良識あるサイトさんじゃないか」と思いました。田中氏の作品は創竜伝とドラよけお涼くらいしか読んでない私なんぞが、えらそうに言えた義理でもないんですが・・・。
「フィクションにノンフィクションを持ち込んでいる」というログが「緒言 関連議論集2」にもあったと思います。私はあくまで小説(おはなし)として読んでいたので、特に洗脳されることはなかったんですが、フィクションに実際の事件等を取り入れてしまう場合、読み手によっては混乱してしまっても仕方ないかも・・・と思うことはあります。「官僚が天下りして・・・云々」というような書き方なら特に問題はないと思うのですが、1つの事件をコト細かく具体的に書かれてる場合、不勉強な私にでも「あのコトか・・・」とわかります。その事件のあらましだけならともかく、そこには必ず「政治評論」じみたコトも書かれてるわけで。読み手は作者の見解を事実として受け取ってしまうコトもあるだろうと。作者としては、登場人物(竜堂兄弟)の言葉、もしくは感想として書いているのかもしれませんが、作者本人の言葉として受け取られても仕方ない書き方かなと思います。
そういった点で、管理人サマや皆サマの意見は納得(賛同)できました。
書き損ねましたが、私は創竜伝という作品がフツーに好きです。
この「フツー」というのは、「ものすっごく熱心なファンではないけれど、結構好きよ」という程度だと思ってくださればいいと思うのですが。でも創竜伝が好きな1人として、1482のゆきサンのカキコはいかがなものかと思ってしまいました。きっと、この方は田中芳樹作品の熱心なファンの方なのかなと思うのですが、そういう方がこんな荒らしのようなカキコをされると、同じようなファンの方にも悪いと思うのです。(ここに書くコトではなかったですね。申し訳ありません)

なんだか長くなってしまった割に、肝心なコトが書けてない気がしてなりませんが、今回こういったサイト(意見)があることを知ることが出来てよかったと思ってます。
本当に長々偉そうに語ってしまって、失礼しました。

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board4 - No.1530

Re:同盟の女の扱いはひどい

投稿者:Merkatz
2002年02月25日(月) 12時59分

> あと、軍の高官に女性がいないというのは、単にそもそも前線に出る率が低いということがあるかもしれません?
> 作品中でも「女性兵は後方での勤務が主」というような記述があったような気がします。
> あの世界は昇進の条件がなによりも「武勲をたてる」ということなんで、
> 戦場にいる機会がすくないと当然ながら出世に響くでしょう。

「女性は後方勤務」なんて、けっこうすごい女性差別が残っている世界ですよね。
フェミニストたちは騒がないのでしょうか?(笑)
私の好きなスタートレックに、女性士官や提督がばんばん出てくるのとは大違いですね。

> あと、ヤンがフレデリカに家事をさせているのは、単にヤンが生活無能者だからでは?
> ヤンのほうが家事ができれば彼が台所に立ちそうなきもしますし。
>
> ……思わず、カリンのためにエプロン姿でひたすら家事をするユリアンの姿が浮かんでしまいました(笑
> あのカップルなら実際そうなりそうな気がする……

それ以前に未来の世界にしては、調理機器が原始的ですよね。
例えばスタートレックには料理名を言えば食器ごと(!)合成する万能フードプロセッサが存在します。
宇宙に戦艦浮かべてドンパチできる世界で、どうして包丁で材料を刻んでいるのか不思議です。

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board4 - No.1531

Re:同盟の女の扱いはひどい

投稿者:KUR
2002年02月25日(月) 13時25分

ども、KURです。

> 「女性は後方勤務」なんて、けっこうすごい女性差別が残っている世界ですよね。
> フェミニストたちは騒がないのでしょうか?(笑)
> 私の好きなスタートレックに、女性士官や提督がばんばん出てくるのとは大違いですね。

女性兵士というのは人口の半分を戦力化できるわけで、軍部にとっては非常に魅力的なプランなんですよね。
ただ、実際にそれを実現しようとすると難しいらしいです。

米軍も、直接敵と殺しあう前線には女性を配属させていないはずです。
イスラエルも女性兵をなんとか戦力化しようとしているようですが、やはり難儀しているらしいです。
どうも、女性が兵士に向かないというよりは、男女混合の軍隊だとひどく扱いにくくなるというのが
女性の前線進出を阻む理由らしいです。

ただまあ、銀英伝の世界では戦争なんて所詮は機械の操作なわけで、
もっと前線に女性がいてもおかしくないとは思いますけどね。
#というか、同盟なんかなりふりかまっていられない状態のはずなんですが…(^^;

> それ以前に未来の世界にしては、調理機器が原始的ですよね。
> 例えばスタートレックには料理名を言えば食器ごと(!)合成する万能フードプロセッサが存在します。
> 宇宙に戦艦浮かべてドンパチできる世界で、どうして包丁で材料を刻んでいるのか不思議です。

銀英伝はだいたい1500年後くらいの未来でしたっけ。
ま、食文化というのはけっこう保守的なので、意外に変わらないかもしれませんよ。
あんな戦争ばっかりの世界では「手で料理を作る」ことが実はとっても贅沢なことなのかもしれません。
それに軍艦の食堂なんかの食事は、それこそ人造蛋白とか使ってるみたいですしね。

board4 - No.1532

似たもの同士、を会わせてみたい

投稿者:佐々木公彦
2002年02月25日(月) 14時45分

同じ人間が書いているので同じようなキャラクターが居るのは当然です。

そこで田中氏の作品でこの二人(以上)を会わせてみたいて何かありませんか

私はナルサスとオーベルシュタインなど是非みてみたいです。
あと、ロイエンタールとベンヅェル
みなさんはどうですか

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board4 - No.1533

Re:O石E司氏のパロディ

投稿者:不沈戦艦
2002年02月25日(月) 15時40分

> ・そぉーかぁー。O石E司も、ついにパロディに走るようになったのかぁー。パロディというのも難しいのですねよ、書いてみると。
> 理解できる一定の読者は買ってくれる。しかしその読者は、次の作品で「それ以上のもの」を要求してくる。その要求に応じるうちに、作品は自分の手を離れてしまう。そしてそうするうちに、飽きた読者が離れていく可能性が高い。
> 作家にとって、「禁断の実」のようなものだと思っています。
> O石E司かそれに手を出したとなると、ある意味で今後が見物というか、なんというか。
>
> この辺で、勘弁して下さい(っーか、充分だろ!)


 日米のステルス艦「ゆきかぜ」Vs「ルー・ゲーリッグ」の戦いで、艦長の名前が、アメリカがジミー・カーク、日本が湖醍鎮(こだいまもる)ですから、こりゃ「スタートレック」VS「宇宙戦艦ヤマト」以外の何でもないですわな。湖醍の上官に、技術者肌の真田弘彦一佐(「お約束」の「こんなこともあろうかと」あり)も出てくるそうですし。また、おしまいの方に出てくる量子コンピューター(日本側)の製作者が、まるっきりエヴァンゲリオンの赤木リツコ博士のようです。

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board4 - No.1534

Re:仮想戦記(マジっスか?)

投稿者:速水右近
2002年02月25日(月) 16時53分

> 下で速水右近さんの書きこみを読みながら思ったのですが、
> ここに来る人達はどんな仮想戦記を読んでいらっしゃるのでしょうか。(中略)
> この際、作品としての完成度とかはどうでもいいです。
> ネット上で仮想戦記物は幾らでも転がっているんですが、
> あまりタイトルでそそられる物が無いんですよね。
> お勧めがありましたら教えてください。

どーもです。
困りましたね。なにかワタクシが書かねばならないようで……。
そこで蔵出しの一冊をお薦めしましょう。
『日本侵攻・昭和20年11月 本土決戦』
ディビッド・ウェストハイマー著 木村譲二訳 早川書房
初版が昭和46年で、文庫化はされていません。
単体ではいまいちですが、檜山良昭氏の『日本本土決戦』と読み比べると面白いですよ。アメリカ人の日本観というものが見えて。
きっと架空戦記ファンは、こういう本を読んでいないのだろうけど(長溜息)。
実はもう一冊、日本本土決戦をテーマにした架空の戦記小説が出ているとの情報です。しかし版元に問い合わせたところ、在庫無しとのこと。
機会があったら、国会図書館でコピーしますが。でもこの書名については、まだ内緒。

しかし小説を書いている者が見ても、そそられる架空戦記はないですな。ちなみに最近では、最初の七~一〇ページ(原稿用紙一〇~一五枚)に「なぜ著者は架空の世界、しかも太平洋戦争時にしなければならなかったのか」、および「なぜそれを小説にしなければならなかったのか」が見つけられないものは買わないことにしています。この一年間、それを満たした作品はなしですが。

架空の戦争なら別にSFでもいいと思うのですけどねぇ。
ちなみにボツを食らった拙作のなかには、SF戦記物もあります。しかもその冒頭が自爆テロ(マジで!)。
たしか編集者は「こんなこと、絶対に起こらないよーっ」と言っておりましたが、昨年のあれを見てびっくり。しかし、「ほら見ろ、当たっただろ」と言う気にはなれませんでしたな。
なぜって? 去年、病気で入院していなかったら、本当はあのUA機に乗ってたところだったから(これもホントの話よ!)。

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board4 - No.1535

Re:同盟の女の扱いはひどい

投稿者:五条
2002年02月25日(月) 18時38分

レスありがとうございます。五条です。

> 以前、同盟が半分共産主義みたいな「原理民主主義国家」なのではないかという議論がありましたね。
> 軍事費がGNPの3割を超えているということからも、それをうかがわせるものがあります。
> 中国や旧ソ連で女性の社会進出が盛んだったという話はあまり聞いたことがないので、
> 同盟にも同種の問題があるのかもしれませんね。

旧ソ連はともかく、中国では毛沢東が男女平等を目標に掲げたので、都市部においては日本よりもよほど男女平等が進んでいると聞きます。
普通、結婚しても仕事はやめないそうですし。

> あと、ヤンがフレデリカに家事をさせているのは、単にヤンが生活無能者だからでは?
> ヤンのほうが家事ができれば彼が台所に立ちそうなきもしますし。

フレデリカも家事は苦手なんです。そこでフレデリカにだけ家事が出来ない罪悪感を持たせることが問題だとおもいます。

> ……思わず、カリンのためにエプロン姿でひたすら家事をするユリアンの姿が浮かんでしまいました(笑
> あのカップルなら実際そうなりそうな気がする……

う~ん、これはたしかに(^^;
そういう夫婦も書いてほしいなあ。
アンネローゼやキャゼルヌ夫人や鳥羽茉里みたいなキャラばっかじゃなくて。(おぉ!ちょっと思い出しただけでこんなに良妻賢母が(笑)

親記事No.1532スレッドの返信投稿
board4 - No.1536

Re:似たもの同士、を会わせてみたい

投稿者:やっち
2002年02月25日(月) 23時56分

> 同じ人間が書いているので同じようなキャラクターが居るのは当然です。
>
> そこで田中氏の作品でこの二人(以上)を会わせてみたいて何かありませんか
>
> 私はナルサスとオーベルシュタインなど是非みてみたいです。
> あと、ロイエンタールとベンヅェル
> みなさんはどうですか

僕はドラゴシュが、全編、暴れ回る作品が読みたいです(1巻だけなんてもったいないよ、このキャラ)。

あ、主旨が違った。
なんか中国ものの短編集に「虚無的じゃないロイエンタール」で揚素がかっこよく書かれていました(一応、ロイエンタールとヴァンツェルといって良いかな)。
こういう梟雄的なキャラクターを万人に受け入れられる形で書くことに関して言えば、田中芳樹は相変わらずうまいです。

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