- 親記事No.1297スレッドの返信投稿
- board4 - No.1359
貴族私兵
- 投稿者:H2
- 2002年01月11日(金) 15時57分
どうも、久しぶりの書き込みです。
> 帝国正規軍で、外征とアムリッツァでラインハルトの麾下にあった艦隊は、十八個艦隊の内の半分、九個艦隊まで。残りの九個艦隊は貴族の私兵で、実際は各貴族の指揮下でバラバラに分散配置されている、ということでは。それで、貴族の私兵側の九個艦隊の方が、ラインハルトの指揮下の正規軍より一個艦隊あたりの艦数が多い、ということです。リップシュタット戦役の時は、分散されていた戦力がガイエスブルグに結集すれば、ラインハルト軍より多い訳で。
それだとアムリッツアのときは、ミュッケンベルガー元帥の手元には
戦力がなかったということになります。貴族がラインハルトの事を
信用していないのにちょっとこれは無理があるのでは。それに正規兵全てを
ラインハルトに預けたというのは無理がありませんか?
とても恐ろしくて出来ないと思います。
貴族軍が計15万隻なので内訳が正規兵10万、私兵5万と言ったところが妥当でしょう。
これだと、ラインハルトが宇宙艦隊副司令官になったとき、
全艦隊を二分したことになりますから。
正規兵の半分が貴族側に走ったのはメルカッツがブラウンシュヴァイク公に
ついたからというのはどうでしょう?
リッテンハイム公の艦隊の編成がぐちゃぐちゃなのも
自分の兵力だけでは不足だから、他の格下の貴族や正規軍から
1+1=2の論理でかき集めたからというのは?
- 親記事No.1281スレッドの返信投稿
- board4 - No.1360
Re:ワープ爆弾は何故作られない?
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年01月11日(金) 18時40分
> > 単純に、「ワープ先における重力の影響の計算が不可能なため、大質量近辺へのワープアウトは危険」で良い様な気もしますが。
> それだとワープ爆弾を作る支障にならないからです。
> しかし、この問題は星系外からの「遠距離攻撃用ワープミサイル」の
> 実現は阻止しませんね。到着時刻を計算して放てば、艦隊で攻めてい
> る最中に予想外の方向からの攻撃は与えられるのではないかと。
確かに…。と、いう訳で、新説!
「ある物体は、その質量に応じて、ワープアウトを妨げる範囲を有している」というのはどうでしょうか?簡単に言うと、要塞や戦艦に対して、一定距離より近くには絶対にワープアウトできない…という仮説です。これだと、「その距離がワープアウト後に迎撃などの対応をするに十分な距離である」という理由から、ワープ爆弾の優位性はほとんどなくなると思いますが。
ちなみに、微小質量の場合は、自分とワープしてくる物体の質量差により、ワープ不能な範囲ごと押しのけられてしまう…という解釈です。突っ込まれる前に説明(笑)。
- 親記事No.1297スレッドの返信投稿
- board4 - No.1361
Re:貴族私兵
- 投稿者:北村賢志
- 2002年01月12日(土) 03時49分
> 貴族軍が計15万隻なので内訳が正規兵10万、私兵5万と言ったところが妥当でしょう。
> これだと、ラインハルトが宇宙艦隊副司令官になったとき、
> 全艦隊を二分したことになりますから。
> 正規兵の半分が貴族側に走ったのはメルカッツがブラウンシュヴァイク公に
> ついたからというのはどうでしょう?
これにもこれで問題が・・・
仮にそれだけ多数の兵力が貴族側に走れば当然、残った兵力も虫食い状態になり、再編成するだけで相当な期間が必要になると思われます。
特にラインハルト麾下の艦隊はアムリッツァで消耗(約半分がビッテンフェルト艦隊とは言え、全体で2個艦隊分程度の兵力を喪失したと思われます)した直後で、そこから更に少なからぬ兵力が裏切ったのであれば、当面は動きがとれないでしょう。
元帥府を開いて僅か一年未満、しかもその間アムリッツァ戦役を挟んでいるのに、麾下の艦隊から門閥貴族出身の指揮官を追放できたとは考えられませんから、ラインハルト麾下の戦力からも裏切りが出たのは間違いないはずです。
いやあ。我ながら「正しくない小説の読み方」をしてますねえ。
> リッテンハイム公の艦隊の編成がぐちゃぐちゃなのも
> 自分の兵力だけでは不足だから、他の格下の貴族や正規軍から
> 1+1=2の論理でかき集めたからというのは?
まあそのあたりが妥当なところかとは思います。
- 親記事No.1297スレッドの返信投稿
- board4 - No.1362
Re:貴族私兵
- 投稿者:H2
- 2002年01月12日(土) 12時00分
> これにもこれで問題が・・・
> 仮にそれだけ多数の兵力が貴族側に走れば当然、残った兵力も虫食い状態になり、再編成するだけで相当な期間が必要になると思われます。
> 特にラインハルト麾下の艦隊はアムリッツァで消耗(約半分がビッテンフェルト艦隊とは言え、全体で2個艦隊分程度の兵力を喪失したと思われます)した直後で、そこから更に少なからぬ兵力が裏切ったのであれば、当面は動きがとれないでしょう。
> 元帥府を開いて僅か一年未満、しかもその間アムリッツァ戦役を挟んでいるのに、麾下の艦隊から門閥貴族出身の指揮官を追放できたとは考えられませんから、ラインハルト麾下の戦力からも裏切りが出たのは間違いないはずです。
> いやあ。我ながら「正しくない小説の読み方」をしてますねえ。
それについては、ラインハルトが元帥になったときにミュッケンベルガー派とローエングラム派に
分かれたとのだとすれば説明はつくかと。わざわざ年下の青二才につきたがる貴族はいませんし。
ミュッケンベルガーとしては実戦経験豊かなメルカッツと彼を慕っているファーレンハイトを取り込んで対抗したのでは?
思えばアムリッツアで帝国軍全軍で迎え撃たなかったのも、水面下の政治闘争があったからではないでしょうか?
貴族側にしては勝てばよし、負けてもめでたし。って駄目ですね。勝ったらラインハルトの権力基盤を強め、負ければ正規軍の半数を
失い、民衆反乱が起こるかもしれませんから。
また、新たな疑問が出てきました。何ででしょう?
- 親記事No.1297スレッドの返信投稿
- board4 - No.1364
Re:帝国軍の謎
- 投稿者:lulu
- 2002年01月12日(土) 16時26分
実家に帰っていたら、話に乗り遅れましたね。
同盟滅亡後、イゼルローンにヤンが引篭っていたとき、
帝国側出口を守るメックリンガー艦隊を全力で攻撃すると見せかけ
後退させ、返す刀で皇帝の先遣艦隊(ビッテンフェルト+ファーレンハイト)
を攻撃する作戦を行いましたが、その時にメックリンガーは、
「帝国本土を守る兵力はかき集めれば10万にはなる。
しかし恒星間移動力がないため各個撃破されるだろう。」
と判断して、後退したという描写がありました。
防衛艦隊には恒星間移動力の無い、廉価な艦種が使用されていた、
と読み取れますね。まさに遠洋航行力の無い海上保安庁の巡視船のごとく。
同盟でも第二次ラグナロクの時などやはり遠洋航行力のないような
船を無理やりかき集めたといったような描写がありました。
この世界でも、一般の防衛用の艦種と機動部隊の艦種の
違いがあるのではないでしょうか。
ならば、軍管区ごとに機動部隊が配属されているのもおかしな話しです。
アメリカも州軍が長距離侵攻能力を持っている訳ではありませんし。
- 親記事No.1281スレッドの返信投稿
- board4 - No.1365
Re:ワープ爆弾は何故作られない?
- 投稿者:lulu
- 2002年01月12日(土) 19時25分
> 「ワープ中、機械は停止する」
> 世の中は神秘に満ち溢れています(笑)。おそらく銀英伝くらいの
> 時代ならコンピュータは量子コンピュータでしょう。量子コンピュー
> タは量子の不確定性を利用していますが、ワープ航法中は不確定性
> が働かないため、コンピュータはその機能を止めてしまうのです。
> そのため、ワープアウトタイミングは手動で行わないと駄目という。
>
> ・・・犬猫か猿でも積め、という反論にはどうしましょう・・・。
犬や猫を積まなくても、普通の旧式なコンピューターを使えば
それで済んでしまいますね。
そこで「惑星など大質量のある空間には、直接ワープアウトは不可能」
をでっち上げる公式を即席で作ってみました。
ある質量mを別の場所にワープさせるために必要なエネルギーEは
G1=ワープさせる質量に現在掛っている(掛けている)重力場合計
(Σ=g((M1+m)/R1^3+(M2+m)/R2^3+(M3+m)/R3^3+…+(Mn+m)/Rn^3)),
G2=ワープさせる質量にワープ先で掛ける(掛ける)重力場合計
(Σ=g((N1+m)/R1^3+(N2+m)/R2^3+(N3+m)/R3^3+…+(Nn+m)/Rn^3)),
とすると
E=tm(G1+G2)^4 (tは定数)
という式で表される。
これならば巨大質量の近くからワープすることもワープしてくることも簡単にはできまい。なんせ乗数は4乗だ(四次元空間通るから(笑))。
莫大なエネルギーを食うのでほぼ不可能。
距離の問題は別の公式にしてしまえばよい。
ついでに銀英伝でサルガッソーが何故存在するかの問題も解けるぞ。
サルガッソーは星が密集しすぎているため、その空間へワープアウトできない
ということでどうでしょう。天の川は渡れないということで。
-
- board4 - No.1366
社民党の辻本氏が
- 投稿者:壇君
- 2002年01月12日(土) 19時48分
社民党の辻本氏が田中氏と似たような事を言っていますね。
アメリカ=ジャイアン、日本=スネオという発想って
何か元ネタでもあるんでしょうか?
「中曽根康弘元首相の世代は敗戦コンプレックスだったと思う。首
相は米国のような大国を夢見る国家主義的。日本はジャイアン(米
国)にいじめられるのび太か、と言えば(ジャイアンにすり寄る)スネ
夫なんです。私は日本はのび太でいいと思う。ドラえもんという憲法9
条があるんだから」
ttp://web.nikkei.co.jp/sp2/nt23/20020110eiii015202.html
- 親記事No.1097スレッドの返信投稿
- board4 - No.1367
Re:「物語世界の構成をブチ壊し」について
- 投稿者:full
- 2002年01月12日(土) 21時40分
こんにちは。
fullです。
> > 「政治評論を(小説に)入れてはいけない」=意見
> > 「反論の場を与えない批判はルール違反である」=理由
>
> 申し訳無いのですが、この話題についてわたしが申し上げる事は一切ありません。
> というのも、この「反論の場を与えない批判はルール違反」の件を重要視されているのはfullさんであってわたしでは無いのですから。
>
という事でしたら私も今までの一連のレスに対して何も言う事はありません。私の意見は正に上記の内容と「摂理」の優先度の話なのですから。これを議論しないのでしたら他の議論は私にとって全て蛇足ですから何も言う事は無いです。
結局あけみさんは何が言いたかったのですか?私は以下のような意見に対しての反論の優先度を決めたかったのです。下手な反論をすると議論が長引き不毛ですので。
「創竜伝に政治評論が入っていても良いじゃん。私は面白く読んでいるよ。」
「創竜伝に政治評論が入っていても良いじゃん。私は洗脳なんてされないよ。」等
私の考えを欠片もご理解頂けない事が残念でした。
それでは。
追記:
> そんなの当然です。
> FAQの
> 『自らの作品および作中の「評論もどきの自己主張」に対してきちんとした「作家としての責任」を取り、かつての銀英伝を執筆していた頃の田中芳樹に戻ってくれること』
> は、このサイト「田中芳樹を撃つ!」の総意であって、先のわたしの例でもそうですが、具体目的なんて人それぞれで違います。
> 何の問題を重要視するかも人それぞれで異なります。
>
具対目標が無いのは当然でしょうか?具対目標が無い事はあけみさんの言っている何の問題を重要視するかも「人それぞれ異なる」事が正に問題になると思うのですけど…。
「作家としての責任」はどこまで求められるのですか?人それぞれ違うのなら田中氏は際限無く要求に答えるか、自分の出来る範囲で答えるぐらいしか無いのではないでしょうか。自分の出来る範囲で答えた結果が今の状態ですと言われたらお終いですね。
あけみさん風に言うと「スローガン」としては良いと思いますが、実際に他人に何かを要求する時はこれでは対応のしようが無いです。
まあ、この件に関しては「田中芳樹を撃つ」の運営姿勢であり主催者の意見が聞けなければ意味が無いので止めます。
- 親記事No.1358スレッドの返信投稿
- board4 - No.1368
Re:「物語世界の構成をブチ壊し」について
- 投稿者:あけみ
- 2002年01月12日(土) 21時51分
こんにちは、fullさん。
では始めさせていただきますね。
まずはこの話から。
> 「政治評論を(小説に)入れてはいけない」=意見
> 「反論の場を与えない批判はルール違反である」=理由
申し訳無いのですが、この話題についてわたしが申し上げる事は一切ありません。
というのも、この「反論の場を与えない批判はルール違反」の件を重要視されているのはfullさんであってわたしでは無いのですから。
実は、fullさんが不沈戦艦さんへのレス(1399番)をされた時から気になっていたのですが、ご自分が「物語世界の構成をブチ壊し」より「反論の場を与えない批判はルール違反」の方が深刻な問題だと思っていらしても、それを不沈戦艦さんやわたしといった他人に「こっちの方を重要視しろ」と言われるというのは、いかがなものでしょうか?
「物語世界の構成をブチ壊し」というのは元々不沈戦艦さんではなく、わたしが最初に言い出したこと(1279番のログ)ですから、わたしが対応するのが当然だと思いましたので拙いながらも回答させていただきましたし、「物語世界の構成をブチ壊し」の話題については、これから先も可能な限り真摯かつ誠実に対応する事をお約束いたします。
ですが、前回も申し上げましたように「物語世界の構成をブチ壊し」と「反論の場を与えない批判はルール違反」とでは問題の種類が異なるものですし、正直に言ってそこまでは付き合い切れません。
という事で「反論の場を与えない批判はルール違反」の話題については辞退いたしますので、ご了承くださいませ。
<「多数の評論の中に物語の世界構成を壊すような一部の評論も紛れ込んでいる」事と、「『なぜ創竜伝世界のソ連が崩壊したのか』等の経緯の説明も作中等に一切無かった」等の事情から、創竜伝の場合は一見しただけではわかりずらいのです。>
> この部分での議論は作品世界(設定)を壊すかどうかであったと思います。それが判別がつき易いかつき難いかの話になると議論のポイントが分からなくなると思います。
あの~~これは創竜伝を読んでらっしゃらないfullさんのために「気づかない人が多いのはこういう事情だ」という説明をしただけのものにしか過ぎませんから、元々議論のポイントにするつもりも無ければ、議論のポイントになりようもありませんけど?
<fullさんは創竜伝をお読みになってないとの事ですから、創竜伝においての「物語の世界構成を壊すような異物(一部の評論)の混入」についてちょっと補足します。>
と一番最初に書いておいたんですけど……(^-^;)
> 「つまらない本を買うな、何故ならお金の無駄だからだ」とか
> 「つまらない本を買うな、何故なら時間の無駄だからだ」
ちょっと揚げ足を取らせていただきますね(邪悪な笑)
「つまらない本を買うな、何故なら時間の無駄だからだ」
では「本は買ったけど読んではいない」というケースもありえますから成立しません。
「つまらない本を読むな、何故なら時間の無駄だからだ」
なら話は通じます(イジワル…)
> のような文になると思います。この文章ですと意見も理由も=では直接結べません。それでも文章は成り立っているかと思います。よって意見≠理由でも文章は成り立ちます。
ああ、なるほど…わたしはfullさんがお書きになったあの図式は一種のスローガンのようなものだと考えてました。
スローガンでは無いのなら、おっしゃる通りですね。
> あけみさんは小説をお書きになるようですが、自分で最高傑作と思っている小説(つまり自分で悪い箇所を自覚していない物)を
> 「設定を壊すような物を入れてはいけないよ、小説の土台が無茶苦茶になるから」
> と、言われて何が設定を壊しているか分かりますか?
> 除こう、設定を壊す物とは小説の土台を無茶苦茶にする物だから…と無限ループを始めませんか?
回答する前に。
わたしが小説を書いている事をご存じなら1279番のログをお読みになったのですよね。
あれではちょっと不正確で不十分なものですから修正を施して再度申し上げます。
『制作者・表現者の堕落や退化を防止し、自身と作品の品質の向上を図るために指摘や批判は必要なもの』です。
他人からの指摘や批判は、制作者・表現者にとって、自分自身では気づかない悪い箇所や弱い箇所を認識し、自分自身の作品が最高傑作では無い事を痛感するために必要な物なのです。
欠点や弱点を自覚しない、あるいは認識しようともしない行為など言い訳にも何にもなりません。
では回答を。
わたしは、この図式
「物語世界の構成を壊すような異物(評論)を混入させてはならない」=意見
「(なぜなら)小説の骨格・土台から滅茶苦茶になってしまうからだ」=理由
を一種のスローガンとして表現しました。
確かに小説の文章なら無限ループはまずいのですけど、スローガンだったら同義のものをそれぞれに入れて互いに補強させあい、より説得力を持たせるために無限ループになって何の不都合があるのでしょうか?
スローガンの中に「物語世界の構成を壊すような異物」や「設定を壊すような物」が何なのかを書き込む必要があるのでしょうか?
お願いですから、スローガンと小説の文章をゴチャマゼにしないでもらえませんでしょうか。
性質が全く違うものなのですから。
そして「物語世界の構成を壊すような異物」や「設定を壊すような物」が何を指し示しているのかを自覚するなり他人の指摘を受けて認識するなりは、スローガンともまた別の話です。
これもゴチャマゼにしないでください。
そして、細かいようですが、わたしが申し上げたのは
「物語世界の構成を壊すような異物(評論)を混入させてはならない」=意見
「(なぜなら)小説の骨格・土台から滅茶苦茶になってしまうからだ」=理由
または
「小説の骨格・土台から滅茶苦茶になってしまうから、物語世界の構成を壊すような異物(評論)を混入させてはならない」
であって
「設定を壊すような物を入れてはいけないよ、小説の土台が無茶苦茶になるから」
ではありません。
他人の文章に対して口を挟まれるなら、正確な引用をお願いします。
> なお、「評論を小説に入れてはいけない訳ではない」という意見は作品世界をぶち壊しにするという理由においては同意します。過去ログにありますように、「小説にはルール(禁忌)はない」のであり、作品世界云々は「摂理」だからです。しかし、「反論の場を与えない批判はルール違反」という理由を持ってきた場合には同意しません。これは意見を述べる者にとっての重大なルールだからです。
すでに申し上げましたように「反論の場を与えない批判はルール違反」について、わたしに言う事は何もありません。
> > 「面白いという点は小説の品質の一要素」というfullさんのお考えに同感です。
> > わたしが考える品質の尺度は、小説に対しては様々な要素をまとめた全体的なバランスとそれを踏まえてのレベルの事を指し、小説家に対しては執筆姿勢についてです。
> > 今回の「物語の世界構成を壊すような異物(この場合は評論)の混入」の件では、小説家の執筆姿勢の方を指してます。
> > つまり、
> > 「物語世界の造物主でもある小説の著作者、しかもプロフェッショナルが、自分の趣味の範疇でしかない異物(この場合は評論)を混入させて自身の小説の骨格・土台から滅茶苦茶にするような事をする」
> >という行為に対して「悪質」だと評価しております。
> 小説家の執筆姿勢に対してですか。しかし、上で述べられています「悪質」は小説家が故意に小説の骨格・土台を滅茶苦茶にしているという「故意」の証明が必要ですよね。下手糞な小説家が一生懸命書いた末、小説の骨格・土台を滅茶苦茶にした場合に執筆姿勢を問われますか?まあ、もっとよく見直せとか推敲しろ等の執筆姿勢を問われるにしても所謂悪質であるという評にはならないと思います。
「故意」を証明する事は出来なくはありませんが非常に面倒な作業です。何しろ他人の内心を周りから証明するのですから。ですので、もっと他の理由を挙げた方が手っ取り早いと思っています。
いいえ。
故意か否かは関係ありませんし、それを証明する必要もありません。
よく熟考して一生懸命に作ろうが、やっつけ仕事であろうがも関係ありません。
出来上がった作品、つまり結果で全てを問われます。
動機や過程は関係無いのです。
上でも申し上げた事の繰り返しになりますが、欠点や弱点を自覚しない、あるいは認識しようともしない行為など言い訳にも何にもなりません。
「物語世界の造物主でもある小説の著作者、しかもプロフェッショナルが、自分の趣味の範疇でしかない異物(この場合は評論)を混入させて自身の小説の骨格・土台から滅茶苦茶にするような事をする」と自覚をしていなければ自覚をしていない事自体が批判の対象になります。
厳し過ぎると思われますか?
厳しいのは当然です。
田中芳樹氏はプロフェッショナルの小説家なのですから。
プロに相応しい執筆姿勢と結果を要求されるのは極めて当然の事です。
> なお、議論を元に戻しますと、「物語世界の構成をブチ壊し」というのは、理論的な観点(出来/不出来)からと品質的にどうかについてであり「面白い/つまらない」とは別物であるという話でした。あけみさんのレスでは割愛されていましたが、私の論(設定の出来/不出来は作品を面白くする一要素、面白いという点は品質の一要素)を認めて下さったとすると「出来/不出来」と「品質」は「面白い/つまらない」と相関関係に有ると言えます。この場では主観論となる「面白い/つまらない」を語らないとしていたので、よって相関関係にある「出来/不出来」&「品質」を論ずる「物語世界の構成をブチ壊し」は意味を成さなくなります(何故なら主観に支配されるから)。まあ、過去ログにある「摂理」という点を認めて下さればこの議論も意味は無くなるのですが。
あのですね、前回に
<「物語の世界構成を壊すような異物(この場合は評論)の混入」の件では、小説家の執筆姿勢の方を指してます。>
ってお断りしているんですけれど……(-_-;)
「物語世界の構成をブチ壊し」での「品質」というのは、「小説家」の事を指しているのであって、「小説」ではありません。
ゴチャマゼにするのは止めていただけませんか。
お願いですから「きちんと読み取って」ください。
> 「田中芳樹を撃つ」の批判の中には様々な批判がありますが、レベルと言いますか強度と言うか強制力が違う批判が同列に並んでいる部分が見受けられます。
>
> 助言と他の批判を同レベルで扱うのは止めたら?と言うのは多くの批判を出すと重要な部分が紛れてしまうからです。ちなみに私は強制力(強度/レベル)が高い批判を重要であると設定しています。
強度/レベルが云々というのは「同じ種類や性質の問題同士を比較した上で、どれを重要視するか」という話ではないのでしょうか。
なぜ種類や性質が異なる問題を比較して、どちらが重要かなんて話になるのでしょうか。
どうして、fullさんはそんなにゴチャマゼにしたがるのでしょうか?
そんな事をすれば、ややこしくなって収拾がつかなくなる結果を招くだけなのに。
> > あのですね、「物語の世界構成を壊す」というのは「小説家としての倫理の問題」で、「反論の場を与えない批判はルール違反」というのは「(反論の場を与えずまたは反論に対してフィクションの小説だという逃げ道を用意し出版という形をとり)公の場での発言行為の問題」だと思うのですが。
> > 問題の種類が異なるものをならべて「こっちの方が強力な理由だ」と言われましてもねぇ……
> >
> 問題の種類が違うという事についてはあけみさんのおっしゃる通りです。しかし、達成目標の一つである「創竜伝から政治評論を抜く」ためには有効な手段(理由)であると思っています。一つの目標に対するアプローチが別なだけです。
いいえ。
少なくとも「創竜伝から政治評論を抜く」なんてわたしの目標ではありません。
他の方にお願いします。
わたしの目標は「田中氏に銀英伝のように良質な小説を早く書いてもらう事」です。
(#とてつもなく難しいのですわ…これが! あまりの難しさにしゃがみ込んで泣きたくなりまする…(ToT))
だから、わたしは「執筆姿勢」に目標を絞って「撃つ」のです。
とりあえずまだ見捨ててはいませんから。
まあ、わたしが見捨てようが見捨てまいがベストセラー作家の田中氏にとって痛くも痒くも無い事ぐらいは百も承知しておりますけどね…
> と思ったら、このwebページの具体目標が書いてないですね。過去ログに紛れているのかな?目標がFAQのような『自らの作品および作中の「評論もどきの自己主張」に対してきちんとした「作家としての責任」を取り、かつての銀英伝を執筆していた頃の田中芳樹に戻ってくれること』
> であるのなら非常に文学的で何時戻ったのか戻っていないのか判断がつき難いですね。
そんなの当然です。
FAQの
『自らの作品および作中の「評論もどきの自己主張」に対してきちんとした「作家としての責任」を取り、かつての銀英伝を執筆していた頃の田中芳樹に戻ってくれること』
は、このサイト「田中芳樹を撃つ!」の総意であって、先のわたしの例でもそうですが、具体目的なんて人それぞれで違います。
何の問題を重要視するかも人それぞれで異なります。
だからこそ、fullさんが「物語世界の構成をブチ壊し」より「反論の場を与えない批判はルール違反」の方が深刻な問題だと思っていらしても、それを不沈戦艦さんやわたしといった他人に「こっちの方を重要視しろ」と言うのはおかしな話ですし、言われる方にしたらとても不愉快で迷惑なワケです。
ですから、そこまでは付き合い切れませんし、「反論の場を与えない批判はルール違反」の話題については辞退いたします、とわたしは申し上げました。
ご納得いただけましたでしょうか?
> 創竜伝に政治評論が入っている事の是否(=気持ちとしては創竜伝から政治評論を抜きたい)に対しては「反論の場を与えない批判はルール違反」というのは有効な理由で有ると思います。
fullさん「ご自身がそうお考えになるのは自由」です。
ですが、わたしも含めて「他人にもそう考えない自由がある」事をお忘れ無く。
それではこの辺で失礼を。
- 親記事No.1366スレッドの返信投稿
- board4 - No.1369
Re:社民党の辻本氏が
- 投稿者:不沈戦艦
- 2002年01月13日(日) 04時39分
> 社民党の辻本氏が田中氏と似たような事を言っていますね。
> アメリカ=ジャイアン、日本=スネオという発想って
> 何か元ネタでもあるんでしょうか?
>
> 「中曽根康弘元首相の世代は敗戦コンプレックスだったと思う。首
> 相は米国のような大国を夢見る国家主義的。日本はジャイアン(米
> 国)にいじめられるのび太か、と言えば(ジャイアンにすり寄る)スネ
> 夫なんです。私は日本はのび太でいいと思う。ドラえもんという憲法9
> 条があるんだから」
>
> ttp://web.nikkei.co.jp/sp2/nt23/20020110eiii015202.html
別の所(朝日新聞をみんなで叩き潰す掲示板 ttp://258.teacup.com/NOASAHI/bbs)の繰り返しになしますけど、別に図ってやっている訳じゃないですよ。
ドラえもんが、「地球破壊爆弾」とか、「鉄筋コンクリートのビルを一瞬で灰にしてしまう熱線銃」とか、「戦車を一撃で破壊するビッグ・ガン」とかの、極めて物騒な兵器まで持っている、ということを知っているんでしょうか。
原作では、ドラえもんは「ネズミが怖くて(そんな物騒な武器でネズミを狩ろうなんて考えるな、っつーの)」そんなものまで使おうとする、ということで、作者が「笑いを取ろうと思って」出しているのでしょうけど。それにのび太じゃ、いつも「ドラえも~ん」とドラえもんに依存しているばかりで、情けないばかりなのでは。確かスネ夫の場合、ジャイアンに「のび太を見つけたら教えろ」と言われたが面従腹背、実は目の前に居るのび太の隠れ場所を知っていたのに知らんふりをして、ジャイアンが居なくなったらすぐにのび太に、「どっちかと言うと僕はのび太の味方。いつもジャイアンには泣かされているから」って言ってたこともあったような記憶がありますね。まあ、それが全てという訳ではありませんが、「スネ夫のしたたかさ」を完全に無視するのもいかがなものかなぁ、とは思います。
「知らないで言うと、実に恥ずかしいものなんだなぁ」と思いました。
えーと、それに使っているのは辻元氏や田中芳樹だけでもないでしょう。結構、色々な人が使っていますよ。
- 親記事No.1366スレッドの返信投稿
- board4 - No.1370
Re:社民党の辻本氏が
- 投稿者:みかん
- 2002年01月13日(日) 07時39分
なぜ第9条がドラえもんになれるんでしようね。
価値観の違う国際社会では、
主義主張なんて、力のバックアツプがないと
通らないでしょうに。
それに、のび太とは………
あの子はADHDな上に学力もボーダーライン。
アメリカなら、治療・特殊教育の対象でしょう……。
日本も治療が必要と考えておられるのかしらん?
突然割り込んですみませんでした。
- 親記事No.1358スレッドの返信投稿
- board4 - No.1371
Re:「物語世界の構成をブチ壊し」について
- 投稿者:本ページ管理人
- 2002年01月13日(日) 08時32分
今年最初の書き込みです。
私事ですが、新年早々転勤引越があったため、年末年始となかなか時間が取れませんでした。
ご了承下さい。
まあ、FAQの2が答えです、というところですが…
> 「作家としての責任」はどこまで求められるのですか?人それぞれ違うのなら田中氏は際限無く要求に答えるか、自分の出来る範囲で答えるぐらいしか無いのではないでしょうか。自分の出来る範囲で答えた結果が今の状態ですと言われたらお終いですね。
判断するのは私でも田中氏でもありません。読者をはじめとする総体が判断することです。
田中氏が「作家としての責任」を要求されているように、このサイトも「批判者としての責任」を要求されているわけです。
>しかし、面白い面白くないというのは非常に主観的なものであると思います。仮に100人中99人つまらないと言っても主観である事には違い
>無いと思います。
>そうでは無く、作家として作品世界を壊す事はルール違反だと言う点での「ルール違反」に重きを置いているとしたら、このルールについては
>作品を面白くするための推奨的な物であって例えるなら刑事罰を貰うような重大な違反と感じ難いです。
>例えば銀英伝で魔法兵器が出てきたとしたら作品世界をぶち壊しですが、その事を理由につまらないとは言えても止めろとは言えません。
>それで本が売れるのなら(売れるとは思いませんが)作家として成功しているからです。本が売れるなら何をしても良いとは言いませんが、
>このルール違反で困る人は読者だけであり、それはつまらないという理由だけであると思います。つまらない本なら世の中に溢れているので
>それを理由には批判しづらいです。
このサイトでは田中芳樹の社会的な責任も追及しています。が、作品を書いている作家を論じているサイトでもあります。つまらないことをつまらないと言えなければ、批判できなければ、意味がありません。
例えば私が本論3で指摘しているようなことが創竜伝の面白さにつながっているのならそのことを指摘し、つまらなくしていると思っている人間と議論すればいいだけの話です(まぁ、相当盲目的なファンの中でも、あれが作品を面白くしている要因だといっている人は寡聞にして知りませんが)。
田中氏がこのルール違反を、「作品が面白くなる」と思ってやっているのなら、それこそ「作家としての責任」に於いてやればいいだけです。そして、その責任の軽重是非を判断するのは田中氏でも私でもありません。
…実際は「作品が面白くなる」どころか、何も考えてないだけでしょうけどね。
つまるところ、作品世界について、このサイトが言っていることは「やめろ」ではなく、「つまらない」であり、「つまらないルール違反は横紙破りでなく愚劣で未熟なだけ」という、小説家に対しての批判です。
あけみさんは「田中芳樹=作家(このサイトは作家批判サイト)」をメインに捉えているのに対し、fullさんは、評論家や知識人に対する批判として捉えていて、それが議論の噛み合わない原因に思えます。