4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ8 (No.146 - No.172)

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board4 - No.146

Re:儒教&販売形態

投稿者:ウシマル
2001年05月23日(水) 03時02分

ウシマルです。すみません。ここに書き込みがあることを知らず、別のとこに書き込みしちゃいました。お調べいただいた儒教の話はゆっくり読ませていただきます。

>はい、わたしはいいと思います。ウシマルさんが、違う角度から反論の根拠を提示されたら別ですけど。

他のところで書きましたが、反論はありません。それより、先日思い出したのですが、大分前に『銀河英雄伝説』外伝の豪華保存版(だったかな?)という立派な装丁のケース入りの本が出てました(皆さんご存知とは思います)。「あれっ、外伝って完結してたっけ?」と思い手に取ると案の定4巻までが収録されていました。「全6巻のはずなのに、いまこんなの出して続きが出たらどうすんだ?」と思ったものです。さすがに、これはちょっと・・・。あっ、でもこんなのはどうですか?田中氏は「作品は完結させてやらねば・・・」と言ってるのだから、完結前にこんなのが出るのは田中氏の発言力が小さい証拠だ、というのはどうでしょうか(ダメですね。笑)。個人的には出版社の独断専行と信じたいウシマルでした。

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board4 - No.147

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:太郎
2001年05月23日(水) 11時22分

> 「好きな歴史上の人物? 言ってもたぶんだれも知りませんょ」

って、捉えようによってはいかにも人を見下したようなずいぶん嫌味な言い方ですね。

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board4 - No.148

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:見学者
2001年05月24日(木) 03時10分

> > 「好きな歴史上の人物? 言ってもたぶんだれも知りませんょ」
>
> って、捉えようによってはいかにも人を見下したようなずいぶん嫌味な言い方ですね。
>
文脈にもよるので、これだけでは即断はできますまい。出典をしっかりと確定しないと。

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board4 - No.149

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:太郎
2001年05月24日(木) 09時43分

> 文脈にもよるので、これだけでは即断はできますまい。出典をしっかりと確定しないと。

ええと、言わずもがななことかも知れませんが、断定はしてませんです。一応「捉えようによっては」とちゃんと断っております。
まあ、でも、実際には田中芳樹氏がどういう文脈で、正確にはなんと言ったかはわからないので、私の感想はあまり意味がないと言われれば、その通りだと思います。

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board4 - No.150

がんばってください

投稿者:きよきよ
2001年05月25日(金) 12時19分

不沈戦艦さんの「大逆転! リップシュタット戦役」をいつも
楽しみにしています。
これからも掲載がんばってください。

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board4 - No.151

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:小村損三郎
2001年05月25日(金) 16時27分

> 田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
> 出来れば教えてください。
>

基本的に善玉役のモデルにしてる人は好きなんじゃないでしょうか?

ラインハルトのモデルはグスタフ・アドルフ、曹操、シェール・シャー等だそうです。

ヤン・ウェンリーのモデルについてはは明言したことはなかったと思いますが、
この掲示板で名前が出たのは大村益次郎、マックス・ホフマン、ヴァルター・モーデル等。

トリューニヒトのモデルは・・・

やっぱり秦檜?

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board4 - No.152

Re:個人的意見(ウシマルさんへ)

投稿者:ウシマル
2001年05月26日(土) 04時00分

ウシマルです。恵さん、ありがとうございます。お手数をかけました。


>>孟子が説くに「中華の王は天が選ぶ、しかし天が(著者注:ユダヤ教のGODの様に預言者を通して意思を伝えたりするように)直接何らかの方法でそれを伝えるわけではない。誰かが王となる、それに対して百姓(民衆)がそれを受け入れて政治がうまくいき、自然現象が順調に回る。これが王が天によって選ばれたことの証明となる。」「徳を失った王は既に資格を失っている。その王は湯武が桀紂を放伐したように打倒して良い。」これが易姓革命論です。
徳を失った王朝は革命によって滅びて異姓に王位が移ります。その方法は武力による放伐と前王朝から平和裏に王位が譲られる禅譲があります。中国の王朝は全て形式的には禅譲の形を取ってはいますがそのほとんどが放伐であったのは御存知の通りです。 易姓革命論は放伐によって成立した王朝にとって都合がいいこともあって中国に広く受け入れられました。

ということだそうです。つまり、孟子を儒教の大家と定義するなら、間違いなく「儒教は体制にとって危険思想」と言えると思いませんか、ウシマルさん?


本当にお手数をおかけしました。ありがとうございます。
そうですか、『論語』ではなくて『孟子』だったんですね。
孟子は確か孔子の正統を継いでいるはずだから、広義で言えばそういえますね。徳なきものは君主たる資格なし、「君君たらざれば臣臣たらざるなり」と言うところですね。君主に徳がなければ「命を革める」こともやむなし、というのは納得いきます。王朝交代期には暴君・暗君がいたのは事実ですから。
まだ考えがまとまらないのでとりあえずこんなところで。


>返事は一つにまとめていいと思います。それぞれ「~さんへ」と区切ってあれば、問題ないんじゃないでしょうか?(わたしはいつもそうしてます)それと、「レス」はレスポンスの略だと思います(たぶん(^_^;)。

ご教授ありがとうございました。


>ただ、批判や意見をするためには、それなりにその対象をよく読んで理解することは最低限、必要なことだとわたしは思いますけどね。

それは確かにそうですが。先を急いで読んではいますが、別に読み飛ばしているわけではないですよ?そこに引っかかってあれこれ考える必要のないものと思っているだけです。

board4 - No.153

過去ログに載ってたらどうしよう。

投稿者:ウェイン姐さん
2001年05月26日(土) 07時10分

ちぃーっす。
ここの先代掲示板のリニューアル寸前に書き込みしたウェイン姐さんです。
覚えてらっしゃる方がいらしたら幸いです。(いるのか、そんな奇特な人)

え~、本題ですが、過去ログが何故か出せないので確認できませんでしたが・・・

「ザ・ベスト」の「田中芳樹の女性描写3 」で竜堂兄弟の父親は名前すら不明とありましたが、確か「竜堂維(つなぐ)」だったと思うのですが・・・
正確にどこで出たかは覚えてませんが、創竜伝内で言われてたと思いますが・・・

そういえば創竜伝内で「生まれ変わりなんてのは有名人の生まれ変わりだというものしか聞いたことがない」等と言っている田中芳樹ですが、
果たして、世の怪奇系の本における生まれ変わりの類を見たらどう言うのでしょうか。(一般人の前世系ばかりで、逆に有名人が前世というのはほとんどない)

では以上、撤収!

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board4 - No.154

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:
2001年05月26日(土) 15時28分

> たしか英国宰相、グラドストンは評価してましたね。
> あと、サラディンとか。
> なんかのインタビューで「好きな歴史上の人物?
> 言ってもたぶんだれも知りませんょ」といって、
> 何人かズラズラ並べていたけど忘れました

返信ありがとうございます。
グラドストンにサラディンですか。

もし、その誰も知りませんよのインタビューでこの二人を上げていたのなら、日本人を馬鹿にしてますね。
少なくとも、高校で真面目に世界史の勉強をしてる人なら誰でも知ってますよ。
多分その時インタビューで上げた時に言ったのでは無いと思いますけど
(そう信じたたい)

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board4 - No.155

解からん

投稿者:
2001年05月26日(土) 15時46分

>
> 基本的に善玉役のモデルにしてる人は好きなんじゃないでしょうか?
>
> ラインハルトのモデルはグスタフ・アドルフ、曹操、シェール・シャー等だそうです。

すみませんシェ-ル・シャーって誰でしょうか(汗)

> ヤン・ウェンリーのモデルについてはは明言したことはなかったと思いますが、
> この掲示板で名前が出たのは大村益次郎、マックス・ホフマン、ヴァルター・モーデル等。


マックス・ホフマン、ヴァルタ-・モーデルって誰(汗)
教えてください(汗)

> トリューニヒトのモデルは・・・
>
> やっぱり秦檜?

田中さんの頭の中ではそうかもしれない。

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board4 - No.156

Re:解からん

投稿者:小村損三郎
2001年05月27日(日) 12時58分

>
> すみませんシェ-ル・シャーって誰でしょうか(汗)


16世紀のインドで活躍した王様で、イスラム王朝のスール朝の始祖。
あのバーブルのムガール帝国を撃破して巨大な版図を獲得した政戦両略の天才。
大貴族たちの力を弱めて軍隊を掌握したり、様々な社会資本を整備したりした“インドのナポレオン”みたいな人。

> マックス・ホフマン、ヴァルタ-・モーデルって誰(汗)
> 教えてください(汗)

マクシミリアン(マックス)・ホフマンは、第1次大戦の東部戦線でアスターテ会戦のモデルとなった「タンネンベルク殲滅戦」を演出した参謀。
5個軍団に及ぶロシア軍を機動力を利して各個撃破しました。
日本海海戦の名参謀・秋山真之みたいな人、でしょうか。
ちなみに日露戦争には観戦武官として従軍していました。


ヴァルター・モーデルは第2次大戦時のドイツの元帥。
攻勢に強い将帥は数あれど、防御戦闘に関しては右に出るもののいない人で、ヒトラーの無茶な命令の尻拭いに奔走。
「総統の火消し」
というあだ名を奉られたそうです。

政治・戦略面の失敗のツケを押し付けられて苦労させられるというのがヤンに似てる、って話になったと思います。

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board4 - No.157

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:見学者
2001年05月28日(月) 09時13分

> > 文脈にもよるので、これだけでは即断はできますまい。出典をしっかりと確定しないと。
>
> ええと、言わずもがななことかも知れませんが、断定はしてませんです。一応「捉えようによっては」とちゃんと断っております。
> まあ、でも、実際には田中芳樹氏がどういう文脈で、正確にはなんと言ったかはわからないので、私の感想はあまり意味がないと言われれば、その通りだと思います。

 そうですね。失礼しました。決め付けたわけではないのですが、不快でしたら申し訳ない。
 だれか。出典を正確に教えてください。

board4 - No.158

反省

投稿者:ジャコー
2001年05月28日(月) 09時48分

 どうも、そのせつは皆さんにはお世話になりました。あのころの私は若かったです。どうも失礼しました。

 さて、ベストに私の投稿に始まる論集がありますが、結構言い足りないこと、言いすぎてるところとうあるので今見ると恥ずかしいですが、いたし方ありません。

 喧嘩腰でなく意味のあるお互い幸せになる議論を思考し、実行しなければなりません。

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board4 - No.159

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:太郎
2001年05月28日(月) 12時05分

>  そうですね。失礼しました。決め付けたわけではないのですが、不快でしたら申し訳ない。

あ、別に不愉快ではありません。もし誤解されているならそれを解いておきたいと思っただけなのです。それとここに入り浸っていると田中芳樹氏に対して、ネタの範囲であれば(あくまで自分の中においてということですが)特に裏づけとなる明確な根拠がなくても発言してもいい、あるいはそれが許される、みたいな甘えが自分の中にあることに気付いたので、自戒の意をこめただけです。
どうかあまりお気にされませんよう。

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board4 - No.160

Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)

投稿者:野次馬
2001年05月28日(月) 13時14分

> そこで皆さんに聞きたいことがあります。
> 田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
> 出来れば教えてください。

槍さん、はじめまして
 1988年11月号のComicboxに田中芳樹氏の
インタビューが掲載されていました。
 その中で歴史上興味のある人物を五人挙げてくださいという
質問に田中氏は夏候覇、バツ、李世民、マリア=パレオロガ
ス、沈活をあげてられました。
 好きな人物という質問の直接の解答ではありませんが
中国人以外という事なのでバツとマリア=パレオロガス
が該当するのではないかと思われます。

 追伸
バツはモンゴルのジンギス=カンの孫でヨーロッパのキエフ公国
を滅ぼした人で、この人のことを小説に書いてみたいとも言ってます

マリア=パレオロガスは東ローマ帝国の王女でモンゴル帝国の
イル=ハン国の国王に政略結婚させられた人だそうです。
 その当時の西アジアの大混乱の歴史の中で生きた人で
数奇な運命をたどったとの事です。

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board4 - No.161

Re:個人的意見(ウシマルさんへ2)

投稿者:
2001年05月28日(月) 14時21分

恵です。お返事遅れてごめんなさい、ウシマルさん。

> ウシマルです。恵さん、ありがとうございます。お手数をかけました。

いえいえ、どういたしまして☆
わたし自身も他人様の知識から結論を出させていただいたので、そのように言われると恐縮しちゃいますf(*^_^*)。

> >ただ、批判や意見をするためには、それなりにその対象をよく読んで理解することは最低限、必要なことだとわたしは思いますけどね。
>
> それは確かにそうですが。先を急いで読んではいますが、別に読み飛ばしているわけではないですよ?そこに引っかかってあれこれ考える必要のないものと思っているだけです。

たぶん、そうおっしゃると思いました。わたしも失礼を承知であえてあのように書いたのは、前回のあなたの書き込みにあった、

>僕は小説を読むときは、先が気になってとにかく先へ先へと読み進んでしまうタイプで、じっくりと読んでないんです。そのせいで、恵さんが言われるようなことをあまり気にしてないだけかもしれませんが(それにそんなに沢山の本を読んでいるわけじゃないし)。

↑という文章を普通に読んだら、あなたの読書スタイルが「本をしっかり読み込んでいないタイプ」という印象を受けたからなんです。わたしが勝手に誤解していた部分もありますが、ウシマルさんもやや言葉足らずっだったのではないでしょうか?

お互い、誤解のない物言いを心がけたいものですね(^_^;)

board4 - No.162

銀河帝国のモデルは帝国ロシア?

投稿者:
2001年05月29日(火) 14時00分

以前どこかの本(確か銀英伝の研究本)で、銀河帝国はロシア帝国のツァーリリズムをイメージして書いたと以前田中さんが語っていたと、書いていました。

たしかに銀河帝国はフランスより、ロシアってイメージが似合っているような気がするのですが。
皆さんはどう思いますか?

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board4 - No.163

夏候覇

投稿者:小村損三郎
2001年05月29日(火) 15時12分

>  その中で歴史上興味のある人物を五人挙げてくださいという
> 質問に田中氏は夏候覇、バツ、李世民、マリア=パレオロガ
> ス、沈活をあげてられました。

実は自分も小学生時分に初めて岩波少年文庫の三国志を読んだときから興味を引かれるキャラだったんですよ、夏侯覇は。
前半では夏侯氏といえば主役の劉備軍団と死闘を繰り広げる曹操軍団の中核的一族(そもそも曹操自身も夏侯氏の血筋)という印象が焼き付いていたところにあの展開ですから。
しかも定軍山で壮烈な最期を遂げた猛将・夏侯淵の長男である彼が、その宿命的敵国に亡命し、故国と戦い、果ては蜀の武将として戦死するに至るまでには一体どんな葛藤があったのか。
子供心にも何やらハードな匂い(笑)が感じられてね。
横山三国志でもサラッと流されてしまったのが残念だったので、『白日、斜めなり』を読んだ時は
「田中芳樹も同じことを考えていたのか」
とちょっと嬉しかったですね。


> バツはモンゴルのジンギス=カンの孫でヨーロッパのキエフ公国
> を滅ぼした人で、この人のことを小説に書いてみたいとも言ってます

あのモンゴル嫌いの田中センセが昔はそんなことを言っていたとは。
ひょっとして
「バツは実はチンギス・ハーンの孫ではない」
という線で来るつもりだったとか?


> マリア=パレオロガスは東ローマ帝国の王女でモンゴル帝国の
> イル=ハン国の国王に政略結婚させられた人だそうです。
>  その当時の西アジアの大混乱の歴史の中で生きた人で
> 数奇な運命をたどったとの事です。

この人は知りません・・・。

board4 - No.164

戦争音痴の田中芳樹

投稿者:加藤伸介
2001年05月30日(水) 11時53分

考えても見れば、戦争に勝つには、兵士一人一人殺していくより、敵の要所を攻撃した方がいいにきまっている。
何百年か後の、宇宙戦争の時代で、何百万人が前線で戦うという、不経済な戦争するとは、ナンセンスである。
前線で何百万の兵が出ているなら、後方にはどれぐらいの人間を配置していいやら。そこんところを理解しているのかな。

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board4 - No.165

Re:戦争音痴の田中芳樹

投稿者:葉藪
2001年05月31日(木) 04時10分

> 考えても見れば、戦争に勝つには、兵士一人一人殺していくより、敵の要所を攻撃した方がいいにきまっている。
> 何百年か後の、宇宙戦争の時代で、何百万人が前線で戦うという、不経済な戦争するとは、ナンセンスである。
> 前線で何百万の兵が出ているなら、後方にはどれぐらいの人間を配置していいやら。そこんところを理解しているのかな。

何百年か後の戦場では、何百年分か戦争技術が進歩しているという考えですか。基本的に田中芳樹はその思想に反発してるんじゃないかと思うんですが。(というより、何百万人も戦えるように舞台設定を無理やりひねり出している気がする。それが妥当かどうかはともかくとして)
ただ、後方支援にあてる人・物量の描き方に不備があるかどうかは、私には判断がつきません。

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board4 - No.166

戦争音痴の田中芳樹??

投稿者:
2001年05月31日(木) 08時37分

恵です☆
はじめまして、そしていらっしゃいませ、加藤伸介さん。

> 考えても見れば、戦争に勝つには、兵士一人一人殺していくより、敵の要所を攻撃した方がいいにきまっている。
> 何百年か後の、宇宙戦争の時代で、何百万人が前線で戦うという、不経済な戦争するとは、ナンセンスである。
> 前線で何百万の兵が出ているなら、後方にはどれぐらいの人間を配置していいやら。そこんところを理解しているのかな。

あなたの意見を読んでいろいろ疑問に思ったのですけど、まず「不経済な戦争」ってどういう意味なんですか?そもそも、戦争というのは経済活動とはまったく対極的な行為だと、わたしは田中作品から学んだ覚えがありますし、時代が何百年進んでも普遍的なもの(戦略や戦術、人間の行動原理)を銀英伝で田中氏は描こうとしたのではないでしょうか。
また、後方の人員配置・物資の調達、情報の重要性は、田中作品で一貫して描かれている思想だとわたしは思っていましたので、加藤伸介さんは、どの部分のどんな描写を見て疑問を持たれたのでしょうか?具体的な引用と考察の根拠を、ぜひ教えてくださいませんか?
全体的に、あなたの文章からは「とにかく田中氏の悪口が言いたい!」という偏見が見受けられます。批判をなさるなら、もっと具体的で説得力のある文章でないと、今度はあなた自身が「根拠のない中傷をしている」という批判の対象になってしまいますよ?

board4 - No.168

楽しく拝見させていただきました

投稿者:masuya
2001年05月31日(木) 22時05分

 みなさまはじめまして。

 先週からいろいろ拝見させていただきました。
 内容は覚えていないとはいえ、田中氏の主張はそれはそれで
ありなのかなとか思っていた自分が少し残っていたようでして
楔を打たれました。(笑)一理はあるんでしたっけ?

 ここに限らずネットというのは多様な意見があり大変興味深い
ですね。ネット歴が長い割に私個人はあまり多くの人と意見を
交流するということがあまりなかったので、自分の考え方などを
見直す契機にできればなどと殊勝な考えを抱いてしまいました。

 ところでここに書き込むどうでもいい派の方がよく所詮小説
だし社会評論なんて読み飛ばすだろという方がいらっしゃるよう
でしたが、私は少なくとも読んでいた時は鵜呑み気味に読んで
いたはずなのでちょっと落ち込みました。(大学の時)

 もちろん田中氏の遅筆のお陰で本をよんでない期間が長くなると
氏の論は読みとばしたも同然の状態になりはしましたが、あんがい
自分の底に脈々と息づいていたらやだなあっていうかないとは
いえませんでした。
 ここ数年は氏の作品を読んではいませんが、たぶんこのサイト
を拝見するまでは氏の主張(?)を鵜呑みにしていたと思います。

 それで、ザ・ベストを読んでいて、ちょっと気になったりする
部分があります、読解力の問題のような気がして尋ねるのは気が
引けていたのですがせっかくなのでお尋ねしますトンデモ小説が
売れるのあたりです。

> ・ストーリー矛盾・社会批評なんてどうでもよい。好きなキャラが活躍すれば面白く感じる。
> ・自分が面白く感じた部分しか印象に残っていない。

 なんですが、私は多分ストーリー矛盾は気づいてない、社会評論は
それこそその内容の良し悪しを判断できないのでそのまま受け取ってい
た的なファンだったように思います。続編がでるころには面白く感じ
る部分しか印象にのこってなかったとは思いますが。(^^;

 なにがいいたいかというと、括りすぎるとそれ以外の人の部分を
おろそかになってしまうんじゃないかと。といってもみなさん多様な
購買層がいるのはちゃんとわかってらっしゃるようなので(そのまえ
みると)ひょっとしたら枝葉の部分でひっかかって疑問をぶつけている
だけとも思いますが。

 こちらの常連の方のが、(おかしな所が多い)社会評論を鵜呑みに
してる人ってそんなにいるのか?というようなことを書いていらした
ようなので、それについて少なくとも鵜呑みにしてたきらいがある
人間がいたといっておきたいとうい気もありますが。

 自己分析だと「一般常識に疎い学生がその劣等感をつかれ、
単純な構造の、やたら断言する社会評論を鵜呑みにした」
なんですけど、ここずっと政治経済に対する知識や姿勢の質の
低下は投票率から言われている通りだと思いますので、つい
鵜呑みにする人は多いと感じます。
 そういう層と読者層が重なるかどうかが問題ですが。

 この自己分析がこちらの掲示板で書く意味があるのか心配
ですがまあこちらの意見を拝見して感じた事としてお許しく
ださい。わかりきっていることでしたら野暮ですが。

 なにより長文すぎですね。

 あと、こちらのベストの書き込みを拝見すると引用が
全文引用にちかいものが多いですがこれは前後の文脈も
おろそかにしない姿勢のあらわれでしょうか?
 それとも引用とはこうあるべきものなのでしょうか?
 パソコン通信の時代から、読みやすく改行するの
は駄目とかおっしゃる方もいるので(意味はわかる)
参考までににお聞きしたいです。

親記事No.168スレッドの返信投稿
board4 - No.169

Re:訂正

投稿者:masuya
2001年05月31日(木) 22時44分

>  あと、こちらのベストの書き込みを拝見すると引用が
> 全文引用にちかいものが多いですがこれは前後の文脈も
> おろそかにしない姿勢のあらわれでしょうか?

 すみません、長文の引用もありますが、必要ないときは一部分だけとちゃんと使い分け
てられていますよね。

 ベストは編集されてるので直後に長い引用があるので気になっただけでした。

 長文引用の使い時については参考までにお尋ねしたいのは変わりませんので
よろしくお願いします。

 #最初の発言で文章でおかしなところありました。すみません。

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board4 - No.170

それを言っちゃあオシマイよん♪

投稿者:日傘
2001年06月01日(金) 04時18分

御無沙汰しております。

> 考えても見れば、戦争に勝つには、兵士一人一人殺していくより、敵の要所を攻撃した方がいいにきまっている。

 加藤さんによれば、宇宙世紀では前線なんてものが形骸化しているということですか? とするならば、スペースオペラの戦記ものは軒並み成立しえなくなりますね。それを成立させるために設定というのがあるんですが……。

> 何百年か後の、宇宙戦争の時代で、何百万人が前線で戦うという、不経済な戦争するとは、ナンセンスである。
> 前線で何百万の兵が出ているなら、後方にはどれぐらいの人間を配置していいやら。そこんところを理解しているのかな。

 一応、ヤンか誰かが「戦争とはいかに味方を効率的に殺すか云々」という意味のことを作中で言ってます。それに何百万と言っても、設定では銀河の人口はそれなりに膨れ上がってるんですから、現在の感覚で論じない方が良いかと存じます。

 そもそもですねえ。センセが戦略に疎かろうが、それで銀英伝の魅力が損なわれる事なんて無いと思いますが。舞台が未来の三国志とでも認識すれば、それほど目くじらを立てるようなことでもないと思いますよ。

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board4 - No.171

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(62)

投稿者:不沈戦艦
2001年06月01日(金) 16時57分

「卿は、戦役勃発時にローエングラム侯に軟禁され、社会秩序維持局も自体も閉鎖されていたのであったな。確かに私が卿らの軟禁を解き、活動再開を許可したが、随分早く成果を上げたものだな」

「いえいえ、社会秩序維持局としての活動が、一時閉鎖前と変更があるわけではございませんので。本当に一時閉鎖されていただけでして、迅速なる活動の再開が可能であったわけです。私どものような仕事は、いつの世も不要になることはございませんので」

 そう言い放ったラングは、不敵な笑みを浮かべる。それを見て、タンネンベルク侯も苦笑した。

「なるほど、それは確かに卿の言う通りだ。『犬の仕事』などと言う者もおるだろうが、気にすることはない。存分に働いて欲しい。私は卿の皇帝陛下への忠誠心と、今後の成果を期待することとしよう」

 それを聞いて、頭を下げるラングである。

「ところで、そのロイエンタールの措置だが・・・・・・・そうだな、しばらくは泳がせておけ。何が目的か、ある程度は推測はつくが、正確に探り出したいところだしな。そして、アジトの監視は重々に行うこととし、何か動きがあったら直ぐに私に連絡して貰おうか。場合によっては、憲兵や装甲擲弾兵を動員して、武力制圧する場合もある得るが、それは構わぬな?その場合でも、功績は卿らのものとちゃんと記録しておく。そんなところでどうか」

「侯爵閣下のご指示、確かに承りました。私としては、何も申し上げることはございません」

 更に、深く頭を下げるラングであった。

「ああ、一々注意しておくまでもないとは思うが、絶対に奴らには監視を悟られぬようにせよ。自分たちが袋の鼠であることが、連中に露見してしまっては何もなりはせぬのでな。それと、帝国宰相閣下だが、この話はまだお耳に入れてはならぬ。このような泥臭い仕事の処置は、最終段階で私からお教えすることで充分だろう。余計なご心労もお掛けしたくない」

「心得ましてございます。では、本日はお忙しい中、私のような者の為に長々と時間を割いていただき、まことにありがとうございました」

 最後に、ラングはもう一度頭を下げ、退出して行く。ラングが出ていったところで、ぼんやりと考えをまとめるタンネンベルク侯であった。

「ロイエンタールがやってきたか・・・・まあ、目的はグリューネワルト伯爵夫人の奪還、で間違いのないところだろう。どのように、あの館の警備を突破、ないしかいくぐるつもりなのかは知らぬが。重火器を使用して正面突破、などの挙に出るやも知れぬから、その前にシュタウフェンベルクに制圧させることも考えておくべきか。しかし、奴はどう思っているのだろうかな。あそこまで姉にこだわるローエングラム侯のことを。『国家の行く末より、そこまで個人的感情を優先する男が、果たして卿の主君に相応しいのか。グリューネワルト伯爵夫人が仮に死んだところで、帝国の覇権を握るの握らないのという話には、まるで関係あるまい。グリューネワルト伯爵夫人の命は、些末事に過ぎないのだ』などのように上手く突いてやれば、案外簡単に転ぶやも知れぬぞ。実戦向きで、使える人材であることに間違いはないのだし・・・・」

「それにしても、現在では事実上帝都への潜入はフリーパスに近いのに、フェザーン工作員潜入監視の網に引っかかったとは、ロイエンタールも何とも運のないことよ。全く、最初は何かの謀略かと思ったが、こんな偶然が左右することもあるのだな・・・・このように運のない男であるのなら、仮にこちらに転んで来たとしても、重用するのは考えものかも知れぬか。かのナポレオンも、人材の登用には運を重視したということだしな」

 さすがのタンネンベルク侯も、「フェザーン自治領(ラント)、ルビンスキーの情報活動を監視している網に、たまたまロイエンタールが引っかかった」ということに関しては、疑問は持ちようもなかったようだ。実際、ラングがやっていたことは、それはそれで間違いはないのであるし、ラング自身も疑問を持ってやっていたわけではない。ルビンスキーが帝国の内戦の情報を収集する為、工作員を帝都に潜入させようとしていたことも事実だった。しかし、ここに想像を絶するほど、より辛辣な仕掛けが隠されているなど、タンネンベルク侯と雖も、万能の存在ではない以上気付くはずもない。



「・・・・・・・・・・・・」

 その男は、無言で帝都宇宙港に降り立った。彼の任務はただ一つ、グリューネワルト伯爵夫人の暗殺である。オーベルシュタインの破壊活動要員であるその男は、万が一の事態に備え、オーディンの近隣星系に待機していた。出番が無ければそれで重畳、といった存在でしかなかった男ではあるのだが、遂に主役を張る場面がやってきたということだ。考え得る限りの事態を想定し、何重もの予防線を張っていたオーベルシュタインだからこそ、帝都が敵に制圧されることも考慮して、暗殺及び破壊活動要員としてこのような男を用意していたわけである。この男をオーディンに貼り付けていなかった理由は、オーベルシュタインの用心深さから来ている、といえるだろう。敵がオーディンを制圧した場合、当然の如く潜伏しているラインハルト陣営の者が狩り出されることになる。その網に引っかかってしまっては、何にもなりはしないからだ。しかし、一旦狩りが行われてしまえば、盲点も生まれようというものだ。もちろん、そのような事態を避ける為に、反復して狩りを行う必要はあるのだが、それでも最初に比べれば狩り出す側に、気の緩みが発生することは否めない。そういうわけで、この男はタンネンベルク侯のオーディン占領からしばらくは動きが取れなかったのではあるが、帝都の入星審査が緩和されたことで、ようやくオーディンへやってくることが可能になった。銃火器までを持ち込めたわけではないが、それは予めオーベルシュタインがオーディンの隠し場所に用意している。あとは、オーベルシュタインが囮に使ったロイエンタールたちが捕らえられ、タンネンベルク侯の警戒が緩むのを待つばかりだ。

 オーベルシュタインの謀略は、今ここに着々と進んでいる。全く以て、オーベルシュタインのやりようは、辛辣という以外には表現のしようがない。ロイエンタールらの潜入を自然な形で偶然を装い、タンネンベルク侯に通報することにより注意を引き付けさせ、その間に隠し球の暗殺者を使い、アンネローゼを葬ってしまおう、というわけであるのだから。目的の為なら手段を選ばず、アンネローゼとロイエンタール、フェルナーを犠牲にしてでも、自軍の優位を確保すべしという思想は、まさしくオーベルシュタインのオーベルシュタインたる所以であろう。すでに、オーベルシュタインは、アンネローゼをラインハルトの覇業の障害としてしか見てはいない。アンネローゼの命を消滅させてしまうことによりラインハルトの決断を促し、自軍の行動の自由を確保しよう、と考えてのこの挙であった。ロイエンタールを囮として捕らえさせるか、あるいは彼を逮捕しにやってくるであろう治安部隊との地上戦で戦死させてしまうことにより、真の目的をカムフラージュしようということが、オーベルシュタインの目論見である。「ロイエンタール」という餌の大きさにタンネンベルク侯が惑わされることは間違いないし、フェザーン工作員の捕獲網に偶然引っかかったという形でタンネンベルク侯にロイエンタールの潜入が告げられるのでは、これも不自然に思う可能性は低い。

 その男の名はオットー・ドレクスラー曹長。叩き上げの装甲擲弾兵、戦斧を使用しての肉弾戦よりは、狙撃手としての腕前によって、二等兵からここまでのし上がってきた男だ。また、狙撃だけではなく、ナイフを使った戦闘や、爆発物や火器の取り扱いにも長けている、というかなり危険な男であった。しかも、降り立つのはドレクスラーだけではない。「ドレクスラーを長とする破壊工作チーム」が、オーベルシュタインの隠し球である。チームの人数は5人、ドレクスラーに続いて、残りの4人も別々に、オーディンへ集結する予定だった。


(以下続く)

board4 - No.172

戦争論

投稿者:ユウ
2001年06月02日(土) 07時06分

おそらく加藤さんは銀河英雄伝説を読んでそう思われたのかもしれませんが、歴史上、少数が多数の攻撃を凌いだ例は少なくおもわれます。少なくとも中世以降、野戦をせずに要塞戦、あるいは攻城戦が行われたれいはありません。(守備と攻撃側の勢力が均衡していた場合)この場合宇宙での戦いは野戦に相当します、クラウセビッツの本を読んではいかがでしょう?

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