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- board4 - No.1068
ヤンを弁護…できるかな?
- 投稿者:クロイツェル
- 2001年10月27日(土) 17時53分
> > 全く…ヤンが軍を退役などするからこんなことになるんですよ。
> > 結局、どのような情勢になろうが彼の無責任さが解消され無い限り
> > なにも変わらないのではないでしょうか。
> > 仮に自分が同盟政府のの高官であると考えると、
> > ヤンは、はっきりいって疫病神にしか見えないですね。
> > エルファシル、アムリッツア、アスターテ、彼の行くところ
> > 同盟の敗北ありです。勝ったのはイゼルローンだけじゃないですか。
> > おまけに最後に帝国軍の介入を招いて去っていきましたし。
> > ヤンにしてみれば自業自得だということになるのでしょうが、
> > 彼が自らの立場に無自覚で、その無責任のために災厄を
> > 周りに振りまいたことは事実ではないでしょうか。
> > ザ・ベストに戦史研究課が廃止されなかったらという
> > ものがありましたが、ヤンが登場しない世界はたしかに
> > みんな幸せになれたようなきがしますね。
>
> 同意。
> ヤンって、益体も無い理念を振りまわした挙句、災厄だけを残した
> 人物として歴史に名を残しそうです。もちろんバーラト自治政府
> では神のごとくあがめられる、と(笑)
などといわれてるヤンが少々気の毒になったんで、弁護になるかどうか判りませんが、少々言い訳を。
そもそも、ヤンは別に高官になりたかったわけでも、責任ある立場につきたかった訳でもありません。それどころか、自分がそういった立場に相応しくない、とすら考えていた節があります。そんな人間に、自分の立場を理解しろだの言ったって無理なんじゃないでしょうかねえ?例えは悪いですが、自分が犯罪者じゃないと思ってる人間に、犯罪者らしく警戒しろ、というのと同じ様なナンセンスさを感じます。
確かに、高官としてのヤンは、はっきり言って無責任です。ですが、それはどう見ても適材適所がなっていないだけ。ヤンを高官にした奴が間違ってるだけですね。イゼルローン共和政府にしても、レンネンカンプ氏がなにもしなかったら、そのまま不発に終わった様な気もします。
そういう訳で、ヤンが疫病神化したのは当人のせいばかりとは言えない気がしますね。まあ同盟の軍人で彼ほどの用兵達者がいなかったのも事実ですから、あながち高官ばかりも責められませんけどね。運命の巡り合わせが、絶望的なまでに悪かった…というのが真相かもしれませんね。
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- board4 - No.1069
Re:横レス失礼します
- 投稿者:クロイツェル
- 2001年10月27日(土) 18時04分
> 勝手に結論を出してしまい、申し訳ありません。
いえいえ、納得できる結論ですし、問題ないでしょう。
> 駆け出しさんのほうでも書きましたが、文学的な評価は可能だが、それを皆が皆出来る訳ではなく、それを出来ない人が判断を下すとトンデモ本の出来上がり、というところでしょうか。やっぱりありがちな結論ですが。
そうですね。手法があっても、それを使いこなせるかどうかはその人の力量次第、ですものね。
> うーん、これについてはですね、自分の中では「後世まで残る傑作」ではなく「現代の人にこそ支持される娯楽」なのでこういう本こそタイムリーに出すべきだと思ったのです。それを情けない理由で出版を禁止したとの事なので・・・ ただ、出版業界については悲観も楽観もしていません。「結局」出版されたと言う事は悲観の理由にも楽観の理由にもならないと思うからです。この本、アイディアはともかく文学的には?マークがつく作品なので(これは当然主観です)、それを理由にするのなら話は分かるのですが。
まあ、私としては出したがらなかった方の気持ちも判るんですけどね。生理的に、どうしても受け付けない類の話なんですよ、あれ。ホラーは平気なんですけどね~(笑)
> 昔はよく読んでいたんですがね。趣向の変化と言うやつでしょう。無論、自分が読まないからといってそれを否定する気は全くありません。現代の多くの本好きにとっての「窓口」である事実は否めませんし、その功績は小さいものではないでしょう。
そうですね。少年少女が、漫画から文字へと入る為の窓口として、大きな役割を担っていると思います。
何はともあれ、おおむね同意に達する事ができた様で。めでたしめでたし?(笑)
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- board4 - No.1070
Re:反銀英伝より:トリューニヒト物語
- 投稿者:涼
- 2001年10月27日(土) 18時59分
> 実はトリューニヒトは私が銀英伝中で一番評価している人物です。
> 少なくとも単なる衆愚政治家ではなかったのではないでしょうか。
オレも、トリューニヒトは銀英伝で最高の政治家だと評価してます。
友人にはしたくないタイプですが、それはどうでもいいことです。
彼は、「私心無き謀略家」オーベルシュタインとは対照的に「私心ある
政略家」ですが、オレは私益を満たす事で公益も満たせればなんの問題
も無い(というか有能であり、正当に評価すべき)と考えていますので。
ヤンが聞いたら顔をしかめそうな意見でしょうが、何の見返りも無い
無償奉仕を政治家に、そして人間に、期待してるヤンが甘いだけです。
luluさんのトリューニヒト物語を元に彼の能力を考察してみますね。
> >憂国騎士団:
> >基本的に犯罪です。もし仮に平和運動が帝国の陰謀によるもの
> >だったとしても国家警察による取締りを行うべきだったでしょう。
> >この件に関しては弁護の余地がありませんね。
> >(でもマフィア雇うくらい何処の政治家もやっていることかも)
この時点では、同盟で権力を握る事が重要でしたから、こういう
裏の汚れ仕事をする集団も抱えておくのにはそれなりに意味があった
のでしょう。
それに、彼の政治権力の基盤は軍産界なので、こういう最強硬派は
そういった人々から評価されているのかもしれません。
ちなみに、ヤンは「愛国者の演技をしてる」なんて嫌悪してましたが、
いい加減に厭戦気分の広がりがある同盟市民の心を一つに纏めるのは
国防委員長として当然の事です。
ジェシカやヤンが言っていた「あなたはどこにいるの?」なんて
意見はお門違い。政治家の責務はそんな所にはありません。
にしても、ジェシカに糾弾された時にそれを公言する訳にもいかない
ですし、あそこは「取り乱してる」ことにしてその場を取り繕うしか
選択肢は無かったのでしょうね。
> >帝国領侵攻作戦:
> >この時点では同盟に正攻法で帝国と戦う力はありませんでした。
> >まあ、トリさんとしても大敗するとは考えていなかったでしょう。
これに関しては、トリューニヒトの軍事能力の欠如がモロに裏目に
でましたね。彼は防衛委員長で、アムリッツアの軍事情報を全て
知ることが出来る立場にいたのですから、軍事能力があれば大敗を
予期出来たかもしれません。
それにしても、誰にとってもアムリッツアは影を落しますねぇ…
> ヤンなどが自分を嫌っているのは
> 知っていたでしょうが、利用することはできると考えたでしょう。
結局、ヤンは最後まで利用されるわけです。クーデターの後なんか
自分のイメージアップに利用してます。トリューニヒトを嫌ってる
ヤンをすら動かす手並みはさすがですね。
> >救国軍事会議クーデター:
> >危うく難は逃れたものの、今後同盟を立て直すことは不可能である
> >と考えたでしょう。では自分の野心、ついでに民主主義を守るため
> >とりえる手段とはなんでしょうか?
>
> トリューニヒトにとって転回点となる事件ですね。
> 地球教徒に対し借りを作ってしまい、利用し合う関係から
> 一蓮托生へと一歩進んでしまいました。
これ以前では、地球教はフェザーン対策として付き合っていた程度
だったのかもしれません。まあ、ここらへんで完全に同盟に見切り
を付けたとオレも思うので、関係が深まってもトリューニヒトは
たいして気にしなかったのでは。
あと、この後でトリューニヒトは徹底的に軍部への支配を強めます。
政治基盤の強化によって人脈を広く確保するのと、同盟を自分の
意図通りに滅ぼすために布石を打ったのでしょう。
> >ゴールデンバウム朝亡命:
> >ヤンが獄中で危惧していた様にトリさんは同盟を裏切り
> >帝国の早期完全勝利のために動き始めます。第一弾がこれ。
> 3者が同盟するメリットは大きいですね。
クーデターの頃からでしょうが、彼は地球教のネットワークと
フェザーンの資金力を利用しようと考えたのでしょう。
この三鼎同盟は、同盟以後を見据えたトリューニヒトの政略家と
しての能力を証明する物かと。
> >ラグナロク作戦:
> >実務は部下に任せて同盟者と共に帝国内の人脈作りに邁進。
> >戦争犯罪者として公職追放処分にはなりたくないので引篭り、
> >惑星ごと民主主義に殉じようとするヒステリーを押さえる
> >こともしましたが。
>
> 一時表面から引っ込んでアイランズを表に出し、
> 同盟指導者としての自分の立場を曖昧にし、
> 印象を薄める効果があったのではないでしょうか。
ベストや考察でもありましたが、ここでバーラトの10億の市民の
生命と財産を保全できたのは、彼が見識ある政治家だったことを
明確に示している証拠ですよね。「国家の生命より一人の生命の
ほうが大事」と言ってるヤンは真っ先に絶賛しなくてはならない
はずです(笑)
ヤンがラインハルトを葬ったとしても同盟はどのみち持たない。
そして、誰が後釜になるのか分からない混乱を招くよりラインハルト
が銀河統一した方が民主主義の維持のために良いというのを、
トリューニヒトは見越していたんでしょう。
ちなみに、アイランズを煙幕に使っていたという説は、新鮮でした。
たしかに、ここで公職追放なんてされたら困りますからね。
> >地球征伐:
> >一通り人脈ができたらもう同盟の意味はありません。
> >三者で帝国をのっとったとしても、所詮は個人であるトリさん&
> >ルビンスキーは結局、巨大組織地球教に押しつぶされるのが
> >目に見えてます。そこで両者は結託して地球教を潰すことで
> >共同戦線を張り、帝国に地球教を密告します。
> >これにより地球教は壊滅、残るライバルは病気持ちの
> >ルビンスキーだけ。トリさんの天下が見えてきましたね。
>
> 地球教の実体を知るにつれて、それに対する恐れも多くなって
> いったことでしょう。フェザーンを支配し、同盟帝国問わずに
> 多くの支持者のいる地球教。彼らを利用しつつも力を
> 削がなくてはならないでしょう。
> この事件後、若手の地球教非主流派が表に出てきて、
> 総大主教に近かった人間が全く活動しなくなります。
> それに三大勢力の上層部にまで食いこんでいたであろう
> 権力を持った大組織ながら、その後にやることがテロレベル
> でしかなく、小規模でせこいことから、権力層に近い主流派組織は
> ルビンスキーとトリューニヒトに潰されたと想像します。
> 構成員はトリューニヒトに吸収され、帝国内の権力基盤と
> なったことでしょう。
いや、ホントに。なんであんなテロ集団が巨大なネットワークを
維持できたのか理解不能ですよ。地球教も、長年の間に動脈硬化
していたのかもしれません。
地球教が急速に弱まったのはルビンスキーとトリューニヒトのおかげ
だったのか…帝国首脳たちも彼らに足を向けて寝れないですね(笑)
実際問題として、地球教でこの二人に対抗できる能力のあるのは
ド・フェリエしかいませんし、その彼が分派行動をしてるうちに
主流派を潰すのは簡単でしょう。
> >再びラグナロク:
> >その内起こることでしたが早まった原因はレベロの自爆ですね。
> >トリさんとしては実に歓迎すべきことでした。
オレ的には、ここがトリューニヒトの「政略家」としての最高の
仕事だと思ってます。
レンネンカンプがムリな逮捕命令をした時に、オリベイラが「ヤンを
謀殺なさい」とレベロに勧めます。もちろん、彼が独自でそんなこと
を言えるだけの責任も能力も何も無いのは査問委員会で明らかです。
じゃあ誰か? もちろん、トリューニヒトが指示したのでしょう。
つまり、レベロの疑心暗鬼とプレッシャーを見切った上で、この謀略を
しかけて彼の自爆と帝国の再出兵、さらにはヤンの抹殺を図ったと。
(ちょっと買いかぶりすぎ?)
> >形骸化した同盟はついに滅び、平和と安定と陰謀の時代が来る
> >はずでしたから。しかし大誤算が一つ、ヤンを中心とする
> >教条的民主主義過激派の離脱、しかもその勢力はかなり大きく、
> >イゼルローンを結果的に確保しています。
> >宇宙の統一と安定を願うトリさんにとっては痛い誤算となりました。
惜しくも(笑)ヤンは逃れてしまいますが、彼を同盟の防衛線から
外せてあっさり帝国が占領してくれたので、トリューニヒトの
計画ではそれほど問題じゃないでしょう。
あと、実はこれも計画の一環だったり(↓)。
> 同盟が滅びれば必然的に軍部の持つ力が減少します。
> もう敵はいないのですから大規模なリストラが始まるでしょう。
> そうすればトリューニヒトの立場は飛躍的に上がります。
> しかしこれまた「疫病神」ヤンの所為でおじゃんです。
> 何処までいってもヤンに祟られますね。
この結果、ラインハルトはイゼルローン侵攻を繰り返すわけです。
これって、オーベルシュタインが言ってるように「無益」でしか
ありませんよね。
つまり、ラインハルトに無意味な出兵を繰り返させる事で、帝国内に
「皇帝権を制限しよう」という認識が高まるのに利用した、と。
その与論の高まりの結果がもたらすのは、立憲君主制です。
さらに、ラインハルトが少年じみた性格の持ち主だと見破った上で、
白々しく求職してます。もちろん、ラインハルトは断るなんてせず
嫌がらせ的に旧同盟領の高等弁務官(でしたっけ?)のポストを
くれました。なんであれ、帝国政治に基盤が出来たわけです。
これも、トリューニヒトの眼力の高さを示すものでしょう。まあ、
これが後で祟るわけですが。
> >ロイエンタールの反乱:
> >トリさんの第2の大誤算ですね。地球教徒にこれだけの力が
> >残っていたとは、思わなかったでしょう。それにロイエンタールが
> >皇帝に反乱するまでに自分のプライドに拘るような我侭者だとも。
まったく、ここで高等弁務官になってなければこんな愚挙に
巻きこまれずにすんだのに。残念無念ですよ。
> >この時点での騒乱は決して好ましいものではありません。
> >ゆっくり菌糸を伸ばそうというときにガラガラと崩れるプランを前に
> >呆然とするトリさんの姿が目に浮かびます。
> >まあロイエンタールには継戦能力がありませんし嵐が収まるのを
> >おとなしく待つつもりが…
> >
> > パン!
>
> ロイエンタールのばかさ加減がなんとも…
> 人の上に立つ人間のすることではないですね、
> 叛乱するなら自分一人でやれとでも言いたくなります。
> 銀英伝通じて、所詮兵士は記号でしかありませんが…
> これはひどい、この戦いで死んだ人間はいい皮の面ですね。
まさか反乱するなんて…バカもここに極まれりってやつじゃん。
と愚痴の一つでも言いたくなる結果でした。
まあ、作中では「最高の謀略家」オーベルシュタインも、この反乱
は想定してませんでしたし、誰にとっても意外だったでしょう。
しかし、こんなムリヤリな設定で反乱させられたロイエンタールも
哀れですし、それに巻きこまれて死んだトリューニヒトはもっと
哀れです。
というわけで、彼は
・大衆の支持を集める
・強力で忠実な支持基盤を確保する
という指導者としては必要不可欠な能力に加えて、
・世論を見極め、必要なら操作する
・現状を正確に分析する
・重要な駒の思想、心理状態、考え方を把握している
という現状分析能力の高さ、そして
・アムリッツアの敗北を予見
・同盟の破滅を予見
といった先見性があり、
・民主主義を生かすためには同盟は必要不可欠ではない
・帝国を民主化するほうが現実的
という柔軟な思考も出来、
・そのために必要な布石を打つ事が出来る
という政略家としての能力もあります。
しかも、彼は議員として、様々な集団の意見を調整するという経験
も豊富ですし、単純に調整型ではなくてそういった集団をうまく
コントロールして自分の意志を通すこともできる能力もあります。
銀英伝の中に彼ほど有能で経験豊富な政治家はいないですし、その
彼が正当な評価が与えられず、活躍も出来なかったのは勿体無いですよ。
余談:
> ジェシカなどによる平和運動は実は帝国の陰謀だったのでは
> ないでしょうか。それくらい運動に必然性がありません。
> そのことについてはここですでに議論されているようですね。
> 国防委員長として危険分子の弾圧は当然かもしれません。
> 同盟が共産主義ならなおのこと、まさに天安門事件のごとく
ジェシカって、ある意味で操縦しやすそうですからねぇ。
そういえば、弾圧したのは救国軍事委員会じゃありませんでしたっけ?
- 親記事No.1025スレッドの返信投稿
- board4 - No.1071
Re:ホワンでもムリかも
- 投稿者:涼
- 2001年10月27日(土) 19時15分
うーん。オレの案は穴だらけでしたね。
> > ・「廃棄予定の」艦艇を全部横流ししたりして軍事力の保持に努め
>
> ただし、問題点として、戦闘艦艇の処分は免れても、
> それを維持できるかどうかは?ですね。
ええ、大問題です^-^;;
バーミリオン直後なら、戦死者リストに人員も紛れ込ませて隠匿
できるんですが。除隊させて、追跡調査が出来ないくらい転勤
させて隠そうか。
もう、そんなことはさっさと放棄して、その分の資金・資源・人員
を国力回復に使った方が現実的か。ビュコックとヤンの支持を得る
方法は他にもあるでしょうし。
> > ただ、ホワンが完全独裁体制を敷いて国民から熱狂的支持を受けた
> > ら、帝国は警戒するかもしれません。即座に再侵攻という可能性も
> > ありえます。そこをどうするかですね。
>
> 一度停戦した以上、それ相応の「幾」となるものがなければ
> 幾ら帝国でも再侵攻は不可能でしょう。
> かつてのソ連のごとく無理難題を押し付けて、その拒否を
> 理由に侵攻するとか、全く関係なく条約破棄して侵攻するか
> どちらもラインハルトはやりそうには思えませんね。
> オーベルシュタインはやりそうですが…
> (ただし、ゴールデンバウム朝を滅ぼした以上、彼が積極的に
> 陰謀を起こして動かなければならない理由はないと思います。
> 原作でも彼は陰謀を企んでいるだろうといわれながらも、
> 自らアクションを起こさなくなりますね。)
ふむ。たしかに、帝国首脳はいわば「義」を重んじますからね。
汚れ役のオーベルシュタイン以外には難癖をつける可能性のある
人はいなさそうです。
> > それでしばらくは国力の回復に努めます。フェザーンとの間の債務
> > も相手が消滅した事で消えましたし、帝国の援助も取りつけられば
> > 財政的にもなんとかやりくりしていくことが出来そうです。
> > あとは帝国に反感があるフェザーン商人の資本と能力を国内に取り
> > 込めば良いでしょう。
>
> フェザーンの持っていた債券は消滅せずに帝国所有に
> なっているものと考えられます。あと帝国の援助の他には、
> 安全保障税の減額などが考えられますね。
> この安全保障税はライヒスマルクで払うことになっていたため、
> 同盟通貨のインフレ起こして実質支払い放棄に持っていけない、
> しかも敗戦国、同盟通貨のインフレは避けがたい。そのため重く
> 同盟経済にのしかかっています。これを何とかしなければ…
安全保証税…すっかり忘れておりました。うーん。
ただ、フェザーンとの債務って、帝国に引き継がれるものなんで
しょうか?そこがちょっと分からないですが。
しょうがない…債務放棄と税の軽減を要請するか(笑)
> ソ連崩壊後、中央アジア諸国でのIMFの行った緊縮財政では
> インフレは食い止められますが、経済の発展にはかなりの
> マイナスでした。しかも同盟は外貨獲得のためになりふりかまわず
> 経済発展の道を進むしかないでしょう…
> その結果弱者切り捨て、社会保障の削減等を行う以外になくなります。
> その結果は、同盟の信頼の更なる失墜、帝国への期待の上昇。
>
> ラインハルトさん、相変わらずえぐい戦略取りますね…
> 相手を追いこんでおいて、その結果に関しては相手を非難するのみ。
> かつてのアメリカのモラル・アプローチそのまんまですね。
ラインハルトがそこまでエグイ戦略を意図的に取ってるなら、
なにを要請しても無駄ですね…
> > そこまでやっても、帝国と同盟の軍事力の差や、破綻した同盟経済
> > を考えると、同盟が復活できるかどうかつらいですよ。
> > まったく、トリューニヒトの命令を無視してブリュンヒルトを撃沈
> > しておけばまだラクそうなのに(苦笑) ついでにトリューニヒトを
> > 政治的に破滅させるというおまけ付きだったのですからねぇ。
>
> もう私ははあきらめます。
> トリューニヒトだって同盟再生の不可能性を見きって
> 同盟を見捨てたんでしょうから。
> あのトリューニヒトにさえできないことを私が考えることなんて…
やっぱり、ホワンでも同盟を救うのはムリか。レベロと違って暴走
はしなかったろうから、せいぜい送らせるくらいが限界でしょうか。
アムリッツアですでに亡国が決まっていたものを今更立てなおそう
なんて、不可能事ですねぇ。
それに、同盟消滅を計画してる三者の陰謀もありますし。彼らが
帝国が再出兵するに足りる理由を引き起こしそうです。
- 親記事No.1025スレッドの返信投稿
- board4 - No.1072
Re:ヤンを弁護…できるかな?
- 投稿者:lulu
- 2001年10月27日(土) 19時16分
> 確かに、高官としてのヤンは、はっきり言って無責任です。ですが、それはどう見ても適材適所がなっていないだけ。ヤンを高官にした奴が間違ってるだけですね。イゼルローン共和政府にしても、レンネンカンプ氏がなにもしなかったら、そのまま不発に終わった様な気もします。
>
> そういう訳で、ヤンが疫病神化したのは当人のせいばかりとは言えない気がしますね。まあ同盟の軍人で彼ほどの用兵達者がいなかったのも事実ですから、あながち高官ばかりも責められませんけどね。運命の巡り合わせが、絶望的なまでに悪かった…というのが真相かもしれませんね。
それを言うのならば、事の始まりは、シトレ元帥の横車によって
第13艦隊の司令官にヤンが就任したことが、そもそもの
間違いの始まりだったと、私は思います。
それまでヤンは小艦隊にしろ自らが指揮したことがあったでしょうか。
ヤンは参謀コースを進んできた人間であって、指揮官コースを
通ってきた人間ではありません。出世するのならば、
第2艦隊参謀の次は中央に栄転といったコースを通る
ことになるのではないかと考えられます。
幾ら参謀として優秀でも、それをいきなり実戦指揮官に任命するなど、
普通はドイツ第六軍のパウルス将軍の悲劇のような事態を
招来することになるだけではないかと思いますが。
彼の性格からしても自ら何かを始めるということができないような
きがします。ただ単に状況に流されつつ目に付いたことをやるだけ。
指揮官としては失格でしょう。
シトレ元帥も彼を評価するのならば、自らの参謀にでも
すればよかったんです。イゼルローンを半個艦隊で攻略させる
計画そのものがそもそも間違いであってそんな計画が実際に会議を
通るわけがありません。更に言えば、ヤンの計画さえあれば
シトレ元帥自らが落としてもよかったんです。
作戦規模を考えれば四個艦隊くらい自ら率いてつれていっても
よかったのではないかと…
そう言えばヤンは作戦実行にあたって、きちんと
統合作戦本部に作戦計画書を提出したのでしょうか?
直前まで味方にも秘密なんて通るわけないです。
しかし、そもそもなんでヤンはそこまで出世できたのでしょうか?
戦場において奇功を立てたと言いますが、奇功を立てるような状況
1:味方が負けている。ただし負けすぎていない。
2:ヤンが作戦に関与でき、奇功を立てられる。それが認められる。
3:ヤンが死亡しない。
これらを全て満たすような状況がいつもいつもあるわけがないです。
だいたい、ヤンがアスターテにおいて第4艦隊に配属されていたら
どうなっていたでしょうね。第6艦隊のラップも死んだことだし…
- 親記事No.1025スレッドの返信投稿
- board4 - No.1073
Re:ヤンを弁護…できるかな?
- 投稿者:クロイツェル
- 2001年10月27日(土) 20時03分
> それを言うのならば、事の始まりは、シトレ元帥の横車によって
> 第13艦隊の司令官にヤンが就任したことが、そもそもの
> 間違いの始まりだったと、私は思います。
> それまでヤンは小艦隊にしろ自らが指揮したことがあったでしょうか。
> ヤンは参謀コースを進んできた人間であって、指揮官コースを
> 通ってきた人間ではありません。出世するのならば、
> 第2艦隊参謀の次は中央に栄転といったコースを通る
> ことになるのではないかと考えられます。
> 幾ら参謀として優秀でも、それをいきなり実戦指揮官に任命するなど、
> 普通はドイツ第六軍のパウルス将軍の悲劇のような事態を
> 招来することになるだけではないかと思いますが。
> 彼の性格からしても自ら何かを始めるということができないような
> きがします。ただ単に状況に流されつつ目に付いたことをやるだけ。
> 指揮官としては失格でしょう。
不勉強な物でパウルス将軍というのがどんな人なのか知りませんが、ヤンが指揮官向きでないというのは同感です。私も、以前からヤンは参謀になってこそその能力を十全に発揮できた人物だと思います。まあ、そんな彼にあれだけのカリスマ性が備わっていたことが、そもそもの不幸の始まりなのかも。
> シトレ元帥も彼を評価するのならば、自らの参謀にでも
> すればよかったんです。イゼルローンを半個艦隊で攻略させる
> 計画そのものがそもそも間違いであってそんな計画が実際に会議を
> 通るわけがありません。更に言えば、ヤンの計画さえあれば
> シトレ元帥自らが落としてもよかったんです。
> 作戦規模を考えれば四個艦隊くらい自ら率いてつれていっても
> よかったのではないかと…
> そう言えばヤンは作戦実行にあたって、きちんと
> 統合作戦本部に作戦計画書を提出したのでしょうか?
> 直前まで味方にも秘密なんて通るわけないです。
まったく、シトレ元帥が何を考えてあんな計画を立てたのか、私にはどうしてもわかりません。ヤンが失敗するか、あわよくば死んで欲しいと思っていた様にしか見えないじゃ無いですか。シトレ元帥って、そんなにヤンのことを嫌ってましたっけ?
まあ、ヤンがこの命令を拒否しなかったのは、イゼルローンを落とせる目算があったからなんでしょうがね。後から考えると、この時ヤンが命令を拒否していれば、彼もあんな死に方をしないですんだんですよねえ…。
> しかし、そもそもなんでヤンはそこまで出世できたのでしょうか?
> 戦場において奇功を立てたと言いますが、奇功を立てるような状況
> 1:味方が負けている。ただし負けすぎていない。
> 2:ヤンが作戦に関与でき、奇功を立てられる。それが認められる。
> 3:ヤンが死亡しない。
> これらを全て満たすような状況がいつもいつもあるわけがないです。
おそらく、実際にヤンが立てた奇功は、エル=ファシル脱出行とアスターテでの全滅回避、それとイゼルローン攻略ぐらいなものでしょう。ただ、同盟にそういった「宣伝になるような奇功」を立てた人物が他にいなかったから、ああいう印象を持たれてるんだと思います。
おや、こうして列挙してみると、ヤンの奇功って指揮官として上げたものばっかりですねえ。ま、実際にはどれも、指揮能力ではなく作戦能力で勝ったものばっかりなんですが。お偉方がヤンの適正を見誤ったのも、無理はないのかな?
> だいたい、ヤンがアスターテにおいて第4艦隊に配属されていたら
> どうなっていたでしょうね。第6艦隊のラップも死んだことだし…
まあ、こればっかりは何とも言えませんね。戦場での生き死には、運不運がかなり絡んできますし…。
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- board4 - No.1074
Re:反銀英伝より:トリューニヒト物語
- 投稿者:lulu
- 2001年10月27日(土) 20時29分
> 彼は、「私心無き謀略家」オーベルシュタインとは対照的に「私心ある
> 政略家」ですが、オレは私益を満たす事で公益も満たせればなんの問題
> も無い(というか有能であり、正当に評価すべき)と考えていますので。
> ヤンが聞いたら顔をしかめそうな意見でしょうが、何の見返りも無い
> 無償奉仕を政治家に、そして人間に、期待してるヤンが甘いだけです。
私もまさにそのとおりであると思います。
政治家に完全な潔白を求めるのは、ある意味勘違いしている、
間違っているとさえ思っています。
公益をもたらす為には超法規的な手段をとらざるを得ない状況
と言うのは誰も否定しないと思うのですが。
> ちなみに、ヤンは「愛国者の演技をしてる」なんて嫌悪してましたが、
> いい加減に厭戦気分の広がりがある同盟市民の心を一つに纏めるのは
> 国防委員長として当然の事です。
> ジェシカやヤンが言っていた「あなたはどこにいるの?」なんて
> 意見はお門違い。政治家の責務はそんな所にはありません。
> にしても、ジェシカに糾弾された時にそれを公言する訳にもいかない
> ですし、あそこは「取り乱してる」ことにしてその場を取り繕うしか
> 選択肢は無かったのでしょうね。
私がテレビでこのシーンを見れば嫌悪感を持つのは
トリューニヒトではなくジェシカの方ですね。
自分一人で肉親を失ったかわいそうな女と言うヒロイズムに
酔いしれているとしか思えません。
他の死んだ兵士の肉親にとってその死んだ肉親の死は
無駄死にであると言っているのに等しいですしね。
> これに関しては、トリューニヒトの軍事能力の欠如がモロに裏目に
> でましたね。彼は防衛委員長で、アムリッツアの軍事情報を全て
> 知ることが出来る立場にいたのですから、軍事能力があれば大敗を
> 予期出来たかもしれません。
軍の作戦行動に口出しできるほどの強力な発言権を
トリューニヒトが持っていたのならば、最後のアムリッツア
における決戦の回避くらいはできたかもしれません。
幾らなんでも、政治家が一々、軍の作戦行動に口出しできるとは
思えないのですが。政治将校のような存在もなかったようですし。
トリューニヒトもジレンマだったでしょう。
今後の政界内部での発言力を考えても、幾らなんでも、
ここで即時撤退賛成、とは言えないでしょうし。
何処かで同盟軍が目に見える形で負けてくれないと
追い落としを図れないと言う事情もあったのではないでしょうか。
> これ以前では、地球教はフェザーン対策として付き合っていた程度
> だったのかもしれません。まあ、ここらへんで完全に同盟に見切り
> を付けたとオレも思うので、関係が深まってもトリューニヒトは
> たいして気にしなかったのでは。
ただし同盟の政治家であったトリューニヒトにとって、
同盟を見捨てると言う踏ん切りをつけた事件でもあったと思います。
以下しばらくの文章については完全に同意です。
> いや、ホントに。なんであんなテロ集団が巨大なネットワークを
> 維持できたのか理解不能ですよ。地球教も、長年の間に動脈硬化
> していたのかもしれません。
私もそう思います。教団成立初期に、動脈硬化を防ぐために
フェザーンを成立させることが考えられたのかもしれません。
基本的に陰謀組織に不足するであろう現金収入源として、
そして硬直化しがちな組織において新しい血を入れるために。
企業共同体という政体は常に生まれる新しい自由な考え方の宝庫の
ようなものとなったでしょう。後から考えれば無理としか
思えないフェザーンの成立の成功といい、
両国政府への浸透といい、レオポルド・ラープを始めとする、
多分、地球連邦の指導者の生き残りの遺志を継いでいたであろう
教団初期の指導者達は最高の能力を持っていたと思いますね。
アシモフの第2ファウンデーションを思い起こさせます。
> 地球教が急速に弱まったのはルビンスキーとトリューニヒトのおかげ
> だったのか…帝国首脳たちも彼らに足を向けて寝れないですね(笑)
> 実際問題として、地球教でこの二人に対抗できる能力のあるのは
> ド・フェリエしかいませんし、その彼が分派行動をしてるうちに
> 主流派を潰すのは簡単でしょう。
地球教の行動を考えるとこうとしか思えないでしょう。
幾らなんでももろ過ぎです。さらにやってることがだめだめです。
> オレ的には、ここがトリューニヒトの「政略家」としての最高の
> 仕事だと思ってます。
>
> レンネンカンプがムリな逮捕命令をした時に、オリベイラが「ヤンを
> 謀殺なさい」とレベロに勧めます。もちろん、彼が独自でそんなこと
> を言えるだけの責任も能力も何も無いのは査問委員会で明らかです。
> じゃあ誰か? もちろん、トリューニヒトが指示したのでしょう。
>
> つまり、レベロの疑心暗鬼とプレッシャーを見切った上で、この謀略を
> しかけて彼の自爆と帝国の再出兵、さらにはヤンの抹殺を図ったと。
> (ちょっと買いかぶりすぎ?)
トリューニヒトならばやりそうですね。
ただし、そのような命令を受けたレベロがオリベイラに相談しに行き、
その場でヤン抹殺のアイディアを受け取っています。
ちょっとトリューニヒトの介入する時間がないと思われます。
その帝国からの命令にせよ、オーベルシュタインから
レンネンカンプヘの非公式のものであり、トリューニヒトが
知る可能性はちょっとないですね。
レベロとの会談の中でオリベイラがちょっと座をはずして、
トリューニヒトへの指示を受けに行ったとは考えられますが。
レベロに不信感を持たれない時間の中でこれだけの考えを
まとめたとしたら、まさに政略家として最高の頭脳を持っている
人間としか言い様がありませんね。
> この結果、ラインハルトはイゼルローン侵攻を繰り返すわけです。
> これって、オーベルシュタインが言ってるように「無益」でしか
> ありませんよね。
>
> つまり、ラインハルトに無意味な出兵を繰り返させる事で、帝国内に
> 「皇帝権を制限しよう」という認識が高まるのに利用した、と。
> その与論の高まりの結果がもたらすのは、立憲君主制です。
>
> さらに、ラインハルトが少年じみた性格の持ち主だと見破った上で、
> 白々しく求職してます。もちろん、ラインハルトは断るなんてせず
> 嫌がらせ的に旧同盟領の高等弁務官(でしたっけ?)のポストを
> くれました。なんであれ、帝国政治に基盤が出来たわけです。
> これも、トリューニヒトの眼力の高さを示すものでしょう。まあ、
> これが後で祟るわけですが。
なるほど、この場合確かに皇帝への不信感を高めることができますね。
ちょっと思いつきませんでした。
しかしそれは
1:ヤンが帝国の攻撃に耐えつづける。
2:帝国が無意味な出兵を繰り返す。
という条件が揃わなくてはなりません。
1はヤンが死んだら元のプランに戻るだけであまり変わりは
無いでしょうが、2はちょっと問題です。
実際、皇帝はフェザーンへ帝都を遷し、イゼルローン無き帝国
を作り上げようとしています。皇帝が出兵を続けるとは
ちょっと考えられないですね。しかも軍の発言力は維持される。
やはりトリさんにとって、最悪の組合せにしか思えませんが。
> まったく、ここで高等弁務官になってなければこんな愚挙に
> 巻きこまれずにすんだのに。残念無念ですよ。
まったくです。しかし避けられないことでもあったでしょう。
トリューニヒトの表舞台の復帰のためによいチャンスであったことも
確かなのですから。
> しかし、こんなムリヤリな設定で反乱させられたロイエンタールも
> 哀れですし、それに巻きこまれて死んだトリューニヒトはもっと
> 哀れです。
これは考察シリーズにありましたね。
まさに作者の暴走に付き合っての無駄死にです。
> というわけで、彼は
> ・大衆の支持を集める
> ・強力で忠実な支持基盤を確保する
> という指導者としては必要不可欠な能力に加えて、
> ・世論を見極め、必要なら操作する
> ・現状を正確に分析する
> ・重要な駒の思想、心理状態、考え方を把握している
> という現状分析能力の高さ、そして
> ・アムリッツアの敗北を予見
> ・同盟の破滅を予見
> といった先見性があり、
> ・民主主義を生かすためには同盟は必要不可欠ではない
> ・帝国を民主化するほうが現実的
> という柔軟な思考も出来、
> ・そのために必要な布石を打つ事が出来る
> という政略家としての能力もあります。
>
> しかも、彼は議員として、様々な集団の意見を調整するという経験
> も豊富ですし、単純に調整型ではなくてそういった集団をうまく
> コントロールして自分の意志を通すこともできる能力もあります。
>
> 銀英伝の中に彼ほど有能で経験豊富な政治家はいないですし、その
> 彼が正当な評価が与えられず、活躍も出来なかったのは勿体無いですよ。
完全に同意します。今、日本の首相になったらどんな政治を
してくれるでしょうか。楽しみなような怖いような…
作者もトリューニヒトがこのような評価を受けるとは
考えていなかったでしょうね。
> ジェシカって、ある意味で操縦しやすそうですからねぇ。
> そういえば、弾圧したのは救国軍事委員会じゃありませんでしたっけ?
アニメでは、その前にジェシカが議員として当選した選挙で、
トリューニヒト派からの執拗な妨害と弾圧を受けています。
- 親記事No.1025スレッドの返信投稿
- board4 - No.1075
Re:ヤンを弁護…できるかな?
- 投稿者:涼
- 2001年10月27日(土) 20時55分
はじめまして、クロイツェルさん。
> そもそも、ヤンは別に高官になりたかったわけでも、責任ある立場につきたかった訳でもありません。それどころか、自分がそういった立場に相応しくない、とすら考えていた節があります。そんな人間に、自分の立場を理解しろだの言ったって無理なんじゃないでしょうかねえ?
それなら何で辞めなかったんでしょう?
イゼルローンを半個艦隊で落すなんで普通は不可能事ですから、
それを拒否して閑職に廻っても良かったはずです。
飯を食うためとユリアンを養育するために軍にいる必要はあった
でしょうから、こうするのが最も現実的でしょう。
問題は、「責任ある立場に付きたくない」自分を理解していながら
そうなってしまう可能性を避けなかった所にあるかと。
まあ、偶然に偶然を重ねて責任ある立場についたならまだ分から
ないでもないですが、半個艦隊でイゼルローンを落したりしたら
自分が否応無く責任ある立場まで引き上げられる事なんて普通に
考えれば分かる事です。
それなのに成功させて、責任ある立場に付いて、「こんなはずじゃ
なかった…」で目を塞いで高官としての責任や責務を直視しようと
しないってのは、とてつもない無責任じゃないでしょうか。
> 例えは悪いですが、自分が犯罪者じゃないと思ってる人間に、犯罪者らしく警戒しろ、というのと同じ様なナンセンスさを感じます。
なので、犯罪行為を犯して、しかもそれを知っていながら、自分で
正当化して誤魔化してるかのような胡散臭さを感じます。
高官たちからの評価に関しては、ヤンが自らの性格に忠実に従って
いれば、そもそもそういう評価を持ちようも無かったのですから、
彼らのせいとは言えないんじゃないかと。