4代目掲示板過去ログ

mixiチェック

投稿ログ17 (No.279 - No.289)

親記事No.259スレッドの返信投稿
board4 - No.279

Re:余談です。

投稿者:古代蓮
2001年06月18日(月) 21時09分

 ポル・ポトに関してなのだが、その思想は確かに良いものだった。農民などの生産者の地位向上、この考えは間違っていないと今でも思っている。

 ただ、それが知識人の虐殺という方向へ向いてしまったのが問題だったのだ。それに気づいて本多勝一氏も日本のマスコミもポル・ポトを支持するのをやめた(とは言っても、虐殺が話にのぼってからもしばらくは、それをデマだと言っていたのだが)。

 という次第であると理解しているのだが?

親記事No.274スレッドの返信投稿
board4 - No.280

Re:小説「掲示板伝」

投稿者:古代蓮
2001年06月18日(月) 21時21分

> まず始めにお断りしたいが、いまいち新掲示板のツリーはわからなくて、適当なとこに付けました。とりあえず下のも読んだはずで、その上でのものです。
>
> なぜ、「創竜伝」のような記述が問題であるのか、について、やや違った形からやってみたいと思います。多少問題ある表記もあると思いますが、あらかじめご寛恕を求めたい。
>
> 「掲示板伝」
>
> 突如、ある掲示板に不思議な人間が訪れた。
> 「ランデル」というHNを持つものである。ネットの特性上、対話しているものはそのものの姿形を知るよしもなかったが、もし見たらそのでっぷり太った体形と、脂ぎっててかてか顔を光らせた醜い姿に吐き気を催したに違いない。
> 「おおおおお、おでの中先生をぶ、ぶ、侮辱するやつは許さねえどおおおお、ココ、殺してやる殺してやる…」そうつぶやき、よだれをたらしながら、彼は一心不乱にキーボードを叩き続けた。
> その「反論」「疑問」と称する書きこみの低劣さに、掲示板の常連達はあきれ果てた。だれもまともに議論しようとも思わなかったが、親切な数人が、「少し疲れ気味では?」と返事を送った。その反応が嬉しく、ランデルはさらに支離滅裂な投稿を続けた。
>
> 「ふふふ、ガンバッているようだね。これ、さし入れだよ」
> ランデルのアパートを、訪れたものがいる。中先生の個人事務所「へびいすのっぶ」の事務員であった。
> 「ううううう、フライドチキンだいしゅき…」
> 差し入れのパックをひったくるようにして、ランデルはチキンをむさぼる。
> 「もっと、根性入れて書きこめよ。あのHPを潰すんだ」
>
> 「へびいすのっぶ」の事務員は、中先生がとうに才能が枯渇している
> ことを知っていた。しかし、その売り上げによって生活する自分を守るため、中先生に批判的な声を消す必要があった。
> そのために、このランデルに金と食い物を与え、書きこみをさせていたのだ……
> そのとき、面倒くさくなったので隣の八百屋の兄ちゃんが突然ドラゴンに返信した。ドラゴンはヌンチャクを振り回して「ランデル」を倒し、地球に平和が戻った。
>
> (続く)
>
> いやー、出来が悪い上に二番せんじ、まるで「魔○楼」だ(笑)。
>
>
>
> あ、そうそう忘れてた、もちろん「これは評論ではなく小説である。よって、この物語はあくまでフィクションであり、現実の事件・団体・個人などとは無関係であることを、とくにお断りしておく」のである(笑)。
>
> さて、これはフィクションだからまったく問題ないだろうか?
> それとも、(実際の)特定人物や、その行動について悪いイメージを与える姑息な手段だろうか?それともただの勧善懲悪ものだろうか?そのへんのことがヒントになると思う。
> ttp://club.pep.ne.jp/~yusuke.i/4.htm
>
> も参照のこと。
>
> 最後にあらためて、もしこれで特定の人が気分を害したら
> 痛惜の念を禁じえない。

 そうなのだ。これで痛惜の念を受けただけで終わってはいけないのだ。それでは批判の意味がない。

 例えば、チキンを貪る姿というのは世間では醜く見えている、と知ったら、それを正すことができるわけだ。
 それは、「もし見たらそのでっぷり太った体形と、脂ぎっててかてか顔を光らせた醜い姿に吐き気を催したに違いない」も同じこと。あとは本人がダイエットできるかどうかだ。

>その「反論」「疑問」と称する書きこみの低劣さに、掲示板の常連達はあきれ果てた。だれもまともに議論しようとも思わなかったが、親切な数人が、「少し疲れ気味では?」と返事を送った。その反応が嬉しく、ランデルはさらに支離滅裂な投稿を続けた。

 これもそうだ。
 これと同じ事を実際にしている人がいたとしたら、これを読んで、なおすことができるのだ。もし、このように批判がなければ、一生気づかないかも知れない(自分も丁寧な口調で書くように、と言われるまで気づいてなかったし)。

 だから、田中芳樹氏の小説を読んでいて、「これにあてはまるかも」と思い、さらに「これって確かに嫌な行動だよね」と気づいたら、なおせばいいのだ。

 批評っていうのは、そもそもがそういうものではないだろうか?

親記事No.259スレッドの返信投稿
board4 - No.281

Re270:教育者としての責任意識

投稿者:冒険風ライダー
2001年06月19日(火) 12時34分

<「カンニングなどで教育が身につく」わけがないとは私も思いますが、それは結局個人の責任です。この場合は厳密にはカンニングというわけではありませんが、カンニングをしてしまったのはカンニングが許される環境だったからだと教師をなじるのは筋違いですし、ましてやそれで実力が身につかなかったと歎くとしたら私には言うべき言葉がありません。「その場凌ぎで外面だけ写してきたものが自分の身につくわけが」なくても、それは自分で選んだ事なのですから誰を責める事もできないでしょう。
 このような試験に臨んで人の文章を丸写しするような人は(別にそれが悪いと言っているわけではありませんが)、おそらく一般的な形式のテストでそれに応じた勉強をしても特には歴史に興味を持たないように思われますし、教師も(この場合は始ですが)それならそれで良いと思っているのではないでしょうか。教育というのは、基本的に受けるものであっても、与えるものではないでしょうから。>


 あのですね、「カンニングの横行」という問題が「生徒個人の責任」だけで簡単に片づけられてしまう問題なのですか? 試験の際にカンニングが横行するようなクラスの存在は学校として問題があると言わざるをえませんし、ましてやそれを容認するかのような教育方針を取る教師は懲戒免職にされても文句は言えません。
 しかもそのような不正なカンニング手段が容認され、それによって好成績が取れてしまう環境下では、いくら真面目に歴史勉強をやっても意味がなくなるため、竜堂始が理想としているであろう「歴史に関心のある若者を増やす」にすら反して、却って本当に歴史知識の高い生徒や歴史に関心を持つ生徒のやる気を削いでしまう危険性もあるのです(非常に笑ってしまうことに、竜堂始が共和学院の講師を辞めさせられるきっかけとなったのが、この教育方針に対する成績優秀者の抗議です)。さらにこの状況が長く続き、カンニング容認の環境が常態化すると、生徒間による競争原理や向上意識が全く働かなくなってきますから、クラス全体の学力も確実に低下します。私立学校(特に進学校)で「カンニングの横行」と「学力の低下」などという評判が立ったらマズイでしょう。
 カンニングの問題は、生徒個人の責任だけでなく、学校の社会責任や教師の教育責任も問われるものなのです。自分が行っている教育方針の致命的欠陥に気づかず、カンニングが行われやすい試験環境を容認している竜堂始は、自らの教師としての社会的責任と教育責任を全く自覚していないと言わざるをえません。


<ところで、始の授業は選択科目だったのではありませんでしたっけ? 今手元に「創竜伝」が見当たらないんで確認しておりませんが、終が「みんな自分が兄の授業を取るものだと思っている」と言う趣旨のぼやきをもらしていた場所があったような気がします。だとすると、その他の科目と比較して世界史の方が好きだ、得意だ、と言う人が授業を取るのではないでしょうか? まあ、あの教師の授業は試験を通りやすい、という理由で選択する生徒が出る可能性もあるでしょうけど。>

 竜堂始が共和学院の講師をしていた頃の担当科目は世界史です。また選択科目というのもその通りです。
 選択科目を選ぶ際の生徒の動機は様々なものがあるでしょう。もちろん、世界史が好きないしは得意という人間もいるでしょうが、「なんとなく選択した」というのもあれば「他の科目が苦手」という消極的な理由もあるでしょうし、ひょっとすると「○○先生の授業が聞ける」とか「好きな子と一緒にいられる」とかいった、勉強とは何ら関係のない理由だってあるかもしれません。
 しかし、動機は何にせよ、結果として自分のところに集まってきた生徒達に対して向学心を持たせ、学力を上げていくことこそが、教育者としての義務であり、また権利でもあるわけでしょう。それをカンニングが横行するような教育方針を取って反対の結果を招来させてしまうのでは教師失格です。

親記事No.259スレッドの返信投稿
board4 - No.282

西郷と征韓論

投稿者:小村損三郎
2001年06月19日(火) 15時04分

>  西郷隆盛は、大使として派遣されて、むこうで殺される気でした。そのことはしっかりと書状にもなっています。

「(自分が殺されれば)戦の名分が立つ」だったか「戦はそれからでも遅くない」だったか正確な文言は忘れましたが、その種の発言をしていますね。板垣宛の書簡でしたか。
西郷を征韓論者と決め付ける人たちが必ず持ち出してくるのがコレ。
ちょっと話題が逸れますが、これについて以下自分の疑問。

なぜか韓国贔屓の人ほど
「征韓派の首魁の西郷は自分が殺されることを口実にして朝鮮侵略を進めることを目論んだ」
と、西郷が行けば朝鮮が彼を殺すのは決まりきったことのように言うんですが(^^;;)、
鎌倉幕府じゃあるまいし仮にも「小中華」で「文治の国」で「文明国」の朝鮮が数年前まで友好国だった国の特命全権大使を殺害するような無茶なことを本当にやる可能性が、現在の視点ではなく当時から見ても考えられたのか。(無論熱狂的攘夷派のテロの可能性も織り込みはできるでしょうが、それこそ不確定な要素)
朝鮮側のこの辺の事情について詳しい人がいたらお聞きしたいのですが、田中芳樹からは外れる話題なのでメールででも・・・。

西郷は幕末にはきわどい交渉を多数まとめた経験があるし、たしか問題の初期には
「外務省の小役人が行ったからなめられたのではないか。自分が出向いて真摯に説いてこそ相手も聞く耳を持つ」
と前向きな姿勢を見せてたはず。
勿論場合によっては戦争だってあくまで選択肢の1つとして想定はしていたに決まってますが、この時代外交上のカードとしてはそれは当然のこと。
そういった諸々の事象を見ていくと、上の発言もむしろ交渉への自信と信念が背景にあった上で、自分に妙な期待をかける征韓派勢力への慰撫・牽制だったという解釈すら可能、といったら小説的に過ぎますかね。
でも前述の通り西郷自身「公式に」征韓を唱えたことはない、
むしろ性急な征韓論を抑える形で大使派遣を言い出した、という事も事実っすよ。しかも公的な。

何にしろこの問題は不可解なこと(それこそあなたの言う「解釈の余地」)や後世・世間の思い込み(大久保・岩倉らによるレッテル貼りも一因)も多く、

>  そして、それを理由に戦争を開始しようというのが征韓論です。

などと単純に片づけてしまえるものではないと思いますね。
「洋行派」帰国後のヘゲモニーをめぐる留守組との軋轢も多分に影を落してるしね。

(なお、念を押しておきますが、不平士族や朝野に湧き起こっていた「征韓論」は別ですよ。以上はあくまで「“政治家たち”が政治的オプションとして議論していた征韓論」に絞っての話。)

親記事No.259スレッドの返信投稿
board4 - No.283

本多氏のポルポトに関する問題は…

投稿者:新Q太郎
2001年06月19日(火) 16時58分

>  ポル・ポトに関してなのだが、その思想は確かに良いものだった。農民などの生産者の地位向上、この考えは間違っていないと今でも思っている。
-----------------------
うーーーん、とても賛成はできませんが
まあ趣旨とズレるのでこれはおいといて。
>
> 知識人の虐殺…本多勝一氏も日本のマスコミもポル・ポトを支持するのをやめた(とは言っても、虐殺が話にのぼってからもしばらくは、それをデマだと言っていたのだが)。
>
>  という次第であると理解しているのだが?

えーとですね、紹介アドレスの1と4でわかると思うのですが、本多氏の場合、短に事実に最初気付いたとか意見を変えたとかいう問題ではなく、この問題が明るみになったとき、さも当初から、自分はポルポトに対し懐疑的だった、評価を留保していたというふうに見せかけようとして、自分の当時の文章がそう誤解されるように手を加えた-……という点が問題になっているのです。

親記事No.7スレッドの返信投稿
board4 - No.284

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(65)

投稿者:不沈戦艦
2001年06月19日(火) 17時06分

 タンネンベルク侯が残留させていたガイエスブルグ組は、シュヴェーリン伯爵、リュトヴィッツ子爵、マントイフェル男爵、エーゼベック男爵の四名である。この四人は、現在のところは新皇帝軍支持者として、公然と活動しているわけではない。表面上は静かに、ブラウンシュヴァイク公の指揮に従うかの如く見せかけていた。しかし、血縁者や親しくしている者たちには盛んに根回しを行っていたし、大広間に貴族たちが多数集まっている時などでは、なるべくオーディンの新皇帝軍に従うことが得策である、という方向に話を持って行くように誘導していた。その影響は徐々にではあるが、貴族連合軍の内部に浸透していたのである。いや、それ以前に、ほとんどの貴族たちが「できればオーディンに行って新皇帝軍に参加したい」という願望を持ってしまっているので、話を誘導していくことは、容易なものでしかなかった。

「ナイペルク伯爵の先走った離脱は予想外だったが、まあ現在のところは予定通りと言ってもよい。タンネンベルク伯爵、いや侯爵の読みの通り事態は進行している。あとはそうだな、侯爵からの親書が届けば・・・・」

 シュヴェーリン伯爵は一人呟いていた。現在のところ、彼らは派手な動きを見せてはいない。下手に目立つことをやって、ブラウンシュヴァイク公らに拘禁されでもしたら、何にもなりはしないからだ。まだ、公然とした動きができる段階ではないのである。

「伯爵」

 エーゼベック男爵がシュヴェーリン伯爵に近寄り、話しかけてきた。二人とも金髪碧眼、身長はシュヴェーリン伯爵の方が若干高く、年齢は33歳と30歳である。顔の造りは明らかに違うが、見た感じに同じような印象を受けるところがあるのは、この二人の曾祖父と曾祖母が兄妹であるから、ということであろう。

「卿か。何か動きでもあったのかな?」

 シュヴェーリン伯爵は、気さくな調子で返答した。年が近い上に血縁関係もあるので、シュヴェーリンにとってはエーゼベックは弟のような存在である。

「いえ。特に目新しいことはありませぬ。ブラウンシュヴァイク公は相変わらず不機嫌で、誰かに当たり散らしているかそうでなければ酒盛りかというところですし、メルカッツ提督は差詰め苦悩の塊といったところ。他の貴族たちは、基本的には新皇帝軍に参加したいという者が多いようですが、それでも、今すぐにはどう振るまったものかと、右往左往の状態のままです。ガイエスブルグ以外では、金髪の孺子の方は動きを見せませぬし、タンネンベルク侯爵からも指示はありませぬな。ですが・・・・・」

「ですが、何だ?」

「ナイペルク伯爵が離脱してからというものの、こちらの要塞内では浮き足立っている者が多いようです。何といったらよいのでしょうか・・・・騒々しいというか、落ち着きがないというか、どうもざわざわとして、良い雰囲気ではありませぬ。私としては、あまりいい気分とは言えませぬのですが」

「それはそうだろうな。ナイペルク伯爵がどうなるか、皆が固唾を呑んで見ている、といったところだろう。先陣を切るのは怖いし、途中のローエングラム侯の戦力はかなり不気味だ。突破できればいいが、失敗した場合は袋叩きにされる可能性があるからな。シュターデン提督の二の舞は御免、と考える者が多かろう」

 シュヴェーリンでなくとも、レンテンベルクに居座っているローエングラム軍は、非常に危険な存在だということは、いかに貴族連合軍と雖も理解しているところだ。シュターデン提督はラインハルトの部下の一人でしかないミッターマイヤーに簡単に撃破され、レンテンベルクもあっさり抜かれ、と今まではタンネンベルク侯爵が指揮した場合を除いて、貴族連合軍にとっては芳しい結果が出ていない。根拠のない自信には満ち溢れている貴族たちではあったが、負けが込むと考えも変わってくるものである。そんな彼らにとっては、タンネンベルク侯爵はまさに希望の星であろう。

「そのようですな。状況が思う通りに展開しないので、苛々している方が多いようです。ナイペルク伯爵に続きたいが、オーディンに到達できなくては意味がありませぬし、とはいえ早くオーディンに行ってリッテンハイム公・タンネンベルク侯の指揮下に入らないと、新体制にて重要な地位を得ることはできませぬ。また、ブラウンシュヴァイク公を見捨てるのにも、多少は良心にもとる行為ではないかと心配する。どうしようと、ジレンマの最たるものですからな。そういう意味では、タンネンベルク侯も、ある意味では罪なことをおやりになられたのかも知れませぬ」

「ふふん、状況が思う通りにならないのでは、それは精神的負荷も大きくはなるだろう。そもそも、我ら貴族階級は、軍に入って前線に出て生き残った者でもなければ、我慢が利かぬ者が多いからな。しかし、我らは違う。今のところは予定通りと言ってもよいし、タンネンベルク侯爵以下、戦火を潜った経験は皆にあるし、忍耐を知らぬ者はおらぬ」

 シュヴェーリンは自信たっぷりに述べた。エーゼベックもそれを聞き、深く頷いている。

「しかし、それもタンネンベルク侯の親書が、このガイエスブルグに届くまでの話だ。メルカッツ提督がタンネンベルク侯に同心なされば、話はほとんど決まるだろう。いかにブラウンシュヴァイク公と雖も、血族以外の全員一致の行動まで律することは出来ぬ」

 シュヴェーリンとしては、今はまだ「待ち」の段階だと考えている。しばらくすれば、タンネンベルク侯の親書を乗せた艦が、ガイエスブルグに到着することになる。動きを見せるのはそれからでよい。



 ガイエスブルグを出たナイペルク伯爵隊は、4日ほどでシャンタウ星系に達していた。敵の迎撃はなく、ここまでは順調にシャンタウに達している。ガイエスブルグを出たばかりのところでは、いつ敵の攻撃があるか、と警戒していたナイペルクだが、4日も経ってしまった今では、その警戒もかなり緩んでしまっている。緊張感が持続しない、という大貴族らしい「我慢が利かない」ところを、如実に示してしまっているようだ。しかし、シャンタウに入ったところで、状況は急変する。

「敵発見!数はおよそ百、前方から接近中!!」

 ナイペルク伯爵の旗艦「インスブルッグ」に、前方に敵が現れたとの報告が入った。

「何だ、僅か百だと?金髪の孺子め、わしを甘く見おって」

 ナイペルク伯爵は鼻で笑うと、攻撃を命じる。

「たかだか百隻、何ほどのものか。蹴散らしてしまえ!!」

 けしかけるような伯爵の命令で、ナイペルク隊は攻撃を開始した。ビームとミサイルが雨霰と撃ちかけられる。程なく、前方の艦隊は徐々に後退し、距離を取ってから反転して逃げ始めた。まともに抵抗しようとする意志は、まるで感じられない。おっかなびっくり戦っただけで、抗戦意欲も薄い、と言いたくなるようなものであった。

「ほれみろ。弱敵のくせに、身の程知らずにも突っかかってきおって。よし、全艦追撃!一気に捻り潰してしまうのだ!!」

 ナイペルク伯爵は、逃げる敵に対し、追撃を命じる。たかだか百隻程度、あっという間に揉み潰してしまうつもりであった。

「閣下、様子がおかしいのではないでしょうか。ここは、賊軍の現在の拠点、レンテンベルク要塞とガイエスブルグの中間の位置にあります。それにも拘わらず、たったあれだけの極めて中途半端な戦力しか出してこない、というのでは。何かの罠を構築している、ということはありませぬか?」

 ナイペルク伯爵の幕僚、トレスコウ中佐が疑問を呈する。

「中佐、あの逃げっぷりをよく見るがよい。金髪の孺子の軍は、タンネンベルク侯爵閣下に惨敗を喫したことで、全軍が浮き足だっておるのだ。交戦意欲が低下しているのに、孺子に命じられて嫌々戦っているから、あのような醜態を見せるのだろう。何も心配することはない」

 ナイペルク伯爵は、トレスコウ中佐の疑念を、全く受け付けなかった。意気消沈しているであろう金髪の孺子の軍など、自分の敵ではない、と本気で信じ込んでいたのである。伯爵のその様子を見て、トレスコウはそれ以上進言することができなくなってしまう。伯爵に聞く耳がないのでは、言っても無駄だと思ったからである。



「やれやれ、この程度で簡単に引っかかるというのも、張り合いがないものだな」

 ミュラーは旗艦「リューベック」の艦橋で、呆れたように呟いていた。百隻程度の囮を出して敵を誘い込み、包囲網の中に引きずり込んだところで、正面から全力で反撃を開始。そして、予め配置されている伏兵が混乱に陥った敵を取り囲み、一気に包囲殲滅する。ミュラーが立てた作戦は単純明快なものであった。少しでも考えてみる頭があるのなら、簡単に露見しそうなものでしかない。しかし、それでもナイペルク伯爵相手なら、充分だったようだ。

「よろしい。囮部隊に命令。反撃開始!本隊も前進し、攻撃する」

 前方から逃げてくる囮の百隻の艦隊が見えたところで、ミュラーは反撃を命じた。それと同時に、麾下の艦隊を前進させる。総数およそ六千の厚みから繰り出す火力をもって、浮かれたように突出してくるナイペルク隊の薄い戦力を叩き、潰走させるつもりだ。



「ぜ、前方に敵!およそ六千!!」

 逃げる弱敵を鼻歌混じりに追い掛けていたと思ったところに、味方の三倍の敵が突然現れたというのでは、驚くなという方が無理な話だ。レーダーオペレーターだけでなく、その驚愕は直ぐに「インスブルッグ」艦橋の全員に伝わった。ナイペルク伯爵自身も、これを聞いて浮き足立ってしまう。

「六千だと?!そ、それではこちらの三倍ではないか!!ぜ、全艦後退、後退して敵と距離を取る、急げ!!」

 泡を食ったようなナイペルク伯爵の指示は、命令を出すまでもなく全艦艇に実行されている。どの艦も、敵多数が突然前方に現れ猛攻撃を開始したことに驚き、勝手に後退を始めていたからだ。その為、ナイペルク隊は、秩序だった艦隊行動など取れず、今や陣型などあって無きが如しものでしかない。

「こ、後方にも敵!右側方、左側方、上も、下も、全方向が敵艦艇によって塞がれています!逃げられません!!」

 反転して後方に逃れようとした「インスブルッグ」だが、程なく後ろも安全ではないことが判明する。いや、それどころではない。全周を敵に囲まれ、逃げることもままならなくなってしまったのだ。

「な、な、な、何がどうなっているのだ!一体なぜ、こんな・・・・・」

 ナイペルクの叫びは、最後まで唱えられることはなかった。白熱した光が「インスブルッグ」を押し包み、艦と乗っていた人員全てを吹き飛ばしてしまったからだ。ナイペルク伯爵の肉体は、一瞬で焼き尽くされ、白い光の中に消える。続いて「インスブルッグ」の周囲にいた艦も、同じようにミュラー艦隊の砲火を受け、爆発四散して行った。

「よいか、容赦はするな。この敵は殲滅してしまうのだ。一隻たりとも逃がすことは許さぬ!!」

 ミュラーの檄は、ラインハルトに命じられた通り、断固たる意志で敵を叩き潰すというものであった。陣型が壊乱して秩序だった動きができなくなったあげく、旗艦も失ってしまったナイペルク隊は、まともに抗戦も行えず、逃げることもならず、ミュラー艦隊に一方的に殲滅されてゆく。それに対し、ミュラー艦隊の損害は微々たるものだ。ほとんど殺戮に近い戦いとなってしまっていたのである。

 小一時間ほどの戦闘で、ナイペルク隊は文字通り全滅してしまった。脱出した艦は一隻もない。降伏する暇もなく、ミュラー艦隊の包囲攻撃で二千隻の戦力が殲滅されてしまったのだ。さすがに、ミュラーとナイペルクでは、あまりに戦力と戦闘指揮能力に差がありすぎたようである。

 ナイペルク隊を殲滅したところで、ミュラーは艦隊に集結を命じ、進路をガイエスブルグに向けさせた。レンテンベルクのラインハルトにも一報を入れ、命令の半分は達成したことを連絡する。あとは残りの半分、ガイエスブルグ前面での偵察行動を行うのみだ。


(以下続く)

親記事No.274スレッドの返信投稿
board4 - No.285

Re:小説「掲示板伝」

投稿者:新Q太郎
2001年06月19日(火) 17時13分

>  例えば、チキンを貪る姿というのは世間では醜く見えている、と知ったら、それを正すことができるわけだ。
>  それは、「もし見たらそのでっぷり太った体形と、脂ぎっててかてか顔を光らせた醜い姿に吐き気を催したに違いない」も同じこと。あとは本人がダイエットできるかどうかだ。

ふむ、そこだ。つまりこれはフィクションではあるが、現実にチキンをむさぼり食う、でっぷり太って脂ぎった(実際の)人への批判という形にもなっているということですね。
もしくは某作家を批判する掲示板に、反論をかく人の レベルについての批判にもなっている。

> >その「反論」「疑問」と称する書きこみの低劣さに、掲示板の常連達はあきれ果てた。だれもまともに議論しようとも思わなかったが、親切な数人が、「少し疲れ気味では?」と返事を送った。その反応が嬉しく、ランデルはさらに支離滅裂な投稿を続けた。
>
>  これもそうだ。
>  これと同じ事を実際にしている人がいたとしたら、これを読んで、なおすことができるのだ。

と同時に、『私は論理的に書いてるつもりですよ』『私は太ってはいないのだが』『カネを「らいとすたっふ」から貰って書きこんでいるんじゃない!』という反論、をすることも出来るだろう。

とくに偶然?HNが似てる人にとっては特に(笑)。
「批評っていうのは、そもそもがそういうものではないだろうか?」ってことです。

そして
「これにあてはまるかも」と思い、それを直そうとするか
「それは違うだろ」と反論するかは、それは単に評価の問題。

ゆえに、田中芳樹氏の小説がフィクションだとしても、そこで現実世界とシンクロさせるようにして描写したり(地の文で)社会批評をしている部分は、本来なら「現実への言及」として評価されるはずのものだが、そこを曖昧にしているってことです。

親記事No.274スレッドの返信投稿
board4 - No.286

Re:小説「掲示板伝」

投稿者:モトラ
2001年06月19日(火) 17時32分

このサイトに限らず、ある特定の事象について評価が定まっている場の参加者に異を唱えようとする者すべて、「ランゼル」という固有名詞を自分に置き換えて、それが自分に当てはまることはないか、そこに鏡に移った自分の姿を見るのか…一度、立ち止まって考えてみるのに適したミニSSですね。

親記事No.259スレッドの返信投稿
board4 - No.287

Re270:教育者としての責任意識

投稿者:机
2001年06月19日(火) 18時21分

> あのですね、「カンニングの横行」という問題が「生徒個人の責任」だけで簡単に片づけられてしまう問題なのですか? 試験の際にカンニングが横行するようなクラスの存在は学校として問題があると言わざるをえませんし、ましてやそれを容認するかのような教育方針を取る教師は懲戒免職にされても文句は言えません。

 なるほど、私は「戸締りをしていなかったから泥棒に入ったのだと居直る泥棒」的な捉え方をしてしまい、そのことに反論したのですが、たしかにカンニングが横行するような環境を作り上げてしまうという管理者側の責任問題に言及するなら、それは大きな問題ですね。ただ、「カンニングの横行」とおっしゃいますが、事前の問題の提示とノートの持込可というのが前提条件となっている以上、それはカンニングにはあたらないと思います。試験前のノート丸写しなどは、賞揚される行為ではありえませんが、不正行為とも言えないと思いますが。

> しかもそのような不正なカンニング手段が容認され、それによって好成績が取れてしまう環境下では、いくら真面目に歴史勉強をやっても意味がなくなるため、竜堂始が理想としているであろう「歴史に関心のある若者を増やす」にすら反して、却って本当に歴史知識の高い生徒や歴史に関心を持つ生徒のやる気を削いでしまう危険性もあるのです(非常に笑ってしまうことに、竜堂始が共和学院の講師を辞めさせられるきっかけとなったのが、この教育方針に対する成績優秀者の抗議です)。

 これは納得しました。最初の冒険風ライダー氏の発言からこの部分が汲み取れなかったのですが、このように説明されると確かにその通りだと思います。自力でコツコツと努力してきた人間よりも、ただ単に要領が良かった者の方が成績が良いと言う事態が起これば(現実にもままある事だと思いますが)、それは面白くないでしょう。個人的には真面目に歴史勉強にいそしめば、それなりの意味はあるのではないかとも考えますし、そもそも高成績をあげる事を勉強の目的とする人間ばかりとも限らないとは思いますが、問題点は理解しました。しかしそれだと、うっかりレポートの提出もさせられませんね。
 ところで、成績優秀者の抗議が始の辞職の原因の一つだったとは、すっかり忘れてました。

1巻・P100・下段
「竜堂講師、君の授業のやりかたに対して、このごろ不満が表面化している。年代もおぼえないし、他大学を受験する成績優秀な生徒から抗議がきておるんだよ」

 というところですね。成績優秀な生徒さんは大学の受験勉強を自力でやるくらいの考え方をしてもいいような気もしますが、受験指導も学校の責任の一環という事でしょうか。

> しかし、動機は何にせよ、結果として自分のところに集まってきた生徒達に対して向学心を持たせ、学力を上げていくことこそが、教育者としての義務であり、また権利でもあるわけでしょう。それをカンニングが横行するような教育方針を取って反対の結果を招来させてしまうのでは教師失格です。

 始の試験方法について不備があるという指摘は否めないということは納得しました。この方法だと、生徒側のある一定以上の倫理的規範が前提になければ成り立たないかもしれません。入学時の選抜を厳しくする事によって、ある程度はカバーできると思いますが根本的な解決ではありませんね。ただし、この件を持って直ちに「バカな教育方」とはやはり断じられないと思います。その実行において不備があっても方針それ自体が全否定されるたぐいのものではないように思えます。
 教育者としての義務・権利、という事に関しては、知識とその使い方の伝達、質問への適切な返答が行なわれれば基本的にはそれでいいと思いますが。
 「反対の結果」云々のあたりに関しては、始がどのような形式で授業を行なっているのか、また全体的な生徒達の反応はどうなのかなどの描写がないので(あったらごめんなさい)、実のところどうなのかは何とも言えませんが。
 あと、私はここまでの発言で、現実的な問題としてはどうなのか、という事と、創竜伝という作品の中での問題としてはどうなのか、という事を、どうもごっちゃにしてしまっているきらいがある事に気付きまして、どうもあまりいい質問ではなかったなと反省しております。にもかかわらず丁寧な返答をくれた冒険風ライダー氏のに感謝します。

親記事No.274スレッドの返信投稿
board4 - No.288

Re:小説「掲示板伝」の感想とか

投稿者:ランゼル
2001年06月19日(火) 18時28分

こんばんわ、ランゼルです。 新Q太郎さん、初めまして。

う~ん、このような書き方をするなら、このHPの姿勢なら、記述内容を評論と捉えることを前提に、

掲示板評論として現実のタナウツ掲示板について語りたいなら、その事について語ればいいだろうに、小説という形にするのは卑怯だ。

とか、

> 「ううううう、フライドチキンだいしゅき…」

に対して、

今時このような物言いをする人物が居るのだろうか?

とか、

> 面倒くさくなったので隣の八百屋の兄ちゃんが突然ドラゴンに返信した。

人を倒す理由が「面倒くさくなった」とは何を考えているのか?この新Q太郎氏は偏っている。

と言った批判が出そうな気もしますが、
それが出てこないと言うことは、それがこの掲示板の姿勢なんですね。

ようやく解りました。ここが本当の意味での「タナウツ」だと言うことが。

創竜伝と同じような形式で書いている、新Q太郎氏に対しては常連さんの批判が出ない(なぜか無条件に作者が説明する「フィクションです」を容認している?)以上、

ここの常連さんは田中芳樹氏の執筆姿勢ではなく、田中芳樹氏だから批判しているわけですね。

極端な話、創竜伝を新Q太郎氏が全く同じに書いたとしても、
ここの常連さんはフィクションと捉える(か無視する?)と言えるわけです。

そしてタナウツが、小説を田中芳樹氏が作者かどうかで批判するか決定している以上、
フィクションであろうが、小説のルールがどうであろうが、重要な問題ではないと言うことにもなります。

キーワードは小説、創竜伝ではなく、小説家、田中芳樹氏だったのですね、ものすごく納得できてしまいました。

さらにオープンサイトとは言え、私のような「感想」を書くべき場所ではありませんでした。

> 中傷に陥らず理論的な批判・討論を目指し、日夜、作品論、ファン論、作家のプロ意識などを論じています。田中芳樹氏の姿勢に疑問を持つ方はもちろん、ファンの方も是非一度ご覧ください。

と言う言葉を真に受けて、ついHPの「感想」を書き込んでしまった私のミスですね。

と言うわけで、場違いである上に、感想から来た疑問の大半は解決したので、私は議論から退くことにします。

お話の途中だった、S.Kさん、オズマさん、恵さん、冒険風ライダーさん。
忙しさから解放されて戻ってきたら、ようやく場違いに気付きました、結果的にお話を一方的に打ち切る形になって申し訳有りません。
その他、感想にレス付けて下さった方、読んで下さった方、ありがとうございました。


ちなみに、小説そのものの感想としては、

勧善懲悪物にしては、誰が主人公か解りにくいですね。
やはり主人公が悪を倒す正当性が「面倒くさくなった」ってのが原因かも。
主人公(多分八百屋の兄ちゃん)が唐突に出てきた以上、人助けとか、解りやすい正当性が欲しいですね。

それに、「ランデル」が悪の下っ端なのか、雑魚なのかも解り辛いですね。
何故「ランデル」を倒して地球に平和が戻ったのでしょうか?これだけでは理由が解りません。
例えば、「ある掲示板」が、人々に正義と真実を説く素晴らしい掲示板であり、
それを「ランデル」がつぶすことが、悪であることをもっと描くとか。
フィクションとして描いた以上、撃つべき悪の描写を手抜きしては、
面白い勧善懲悪小説にはならない例だと思います。

その点、

> ttp://club.pep.ne.jp/~yusuke.i/4.htm

の方が、良くできていました。

もっとも、小説の執筆意図は別にあったのかも知れませんが、
どのように捉えるかは私の自由ですので。
ついでに、似てるHNの悪役が出てくる小説だったので、もっとキャラクターを最後まで目立たせて欲しかったですね(笑)
これも「感想」なので、場違いでしょうけど、ご寛恕下され。

親記事No.274スレッドの返信投稿
board4 - No.289

あいや待たれよ、お帰りになる前に

投稿者:新Q太郎
2001年06月19日(火) 19時04分

> こんばんわ、ランゼルです。 新Q太郎さん、初めまして。
>
> う~ん、このような書き方をするなら、このHPの姿勢なら、記述内容を評論と捉えることを前提に、
>
> 掲示板評論として
「現実のタナウツ掲示板について語りたいなら、その事について語ればいいだろう」
「小説という形にするのは卑怯」だ。
「今時このような物言いをする人物が居るのだろうか」

私は全面的に同意します。
ただ

「それが出てこない」
理由については少々異なりますね。
それはこの小説が「ダメ」であることを皆言うまでもなく
「前提」にしているから、だと思うんですが(笑)。

もう少し説明しましょう。
この掲示板で田中氏の「創竜伝」を批判している人は私ふくめ

A)この小説も、創竜伝もダメ。こういう形式はただのエンターテインメント、勧善懲悪とはいえない

と見なしています、大雑把に言って。

しかし(現実の)ランゼルさんは創竜伝をただのエンターテインメント、勧善懲悪と見なしていたはずです。

なら
B)この小説も、創竜伝もOK。これはただのエンターテインメント、勧善懲悪である

というスタンスが出てくる可能性があると思うのですが。
もしランゼルさんが、悪のランデル(ああややこしい)が跳梁跋扈する「掲示板伝」を、Bのようには見なせないというのなら、それは何ゆえか?というところから、『作品論、ファン論、作家のプロ意識などを論じ』ることが出来ると思うのですよ。

どうでしょう。
刳り返しますが、私は新Q太郎作の「掲示板伝」を

「現実のタナウツ掲示板について語りたいなら、
 その事について語ればいいだろう」
「小説という形にするのは卑怯」だ。
「今時このような物言いをする人物が居るのだろうか」

だと思います、完璧に(笑)。しかし最後に「創竜伝と同様に」と付け加えたいのです。そのへんは如何??

> さらにオープンサイトとは言え、私のような「感想」を書くべき場所ではありませんでした。
>
いや、そういう場所ですよ、遠慮なさらずどんどんどうぞ。
>

さてそれから、エンターテインメントのストーリー・テリングに
関するご高評は、是非とも参考にさせていただきます。

それではお待ちしております。

mixiチェック