- 親記事No.1582スレッドの返信投稿
- board4 - No.1615
Re:ロボットアニメファンとして一言
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年03月12日(火) 16時23分
> いや。ワタクシはロボットアニメやヒーロもの、大好きですよ。むしろ好きだからこそ、貴兄のおっしゃるような描き込みの少ない作品に対して、怒りが倍増するのでしょうけど。
そうですね、描き込みが足りない作品に対しての怒り、というのは判ります。前の書き込みは、うっかり自分が評価している作品に対する否定の様に捕らえてしまったもので、少々感情的になってしまいました。平にご容赦を。
まあ、私の場合は怒りというよりは失望、になるんですけどね。
> もっとも「子供が戦う意味を悟る」のなら、「自分たちは、沢山の(軍人やその他の)犠牲のうえで戦えるのだ」と考えるシーンがあってもいいはずですね。しかしそういうシーンを入れると、「場面が暗くなるからダメ」と言って、横槍を入れてくる上層部やスポンサーだって多いのも、悲しきかな、また事実なのですよ(体験者は語る)。
> もしかすると、クリエーター以上に、そういう人たちに軍隊=自衛隊に対する反感があるのかも知れませんけど。
そうですね。私も少々聞きかじっておりますが、やはり現場から離れるほど、どうでもいい事に文句をつけてくる人が多くなるようですね。言葉狩りなんか、その際たるものだと思います。
インタビュー等を見る限り、主だったクリエイター諸氏は、皆自分の表現する物に責任を持っていると思います。ですから、彼等が単純な軍隊有害論などに組しているとは、やはり私には思えません。しかし、その上は…やっぱり酷いんでしょうねえ(苦笑)。
余談ですが、私が「おそらくこれだろう」と見当をつけた件の作品では、やられ役の兵器は皆無人兵器、という設定になっておりました。その設定の是非はさておくとして、ちゃんとそういった所まで考えているという一例にはなるかと思います。
- 親記事No.1590スレッドの返信投稿
- board4 - No.1617
Re:勝手に捏造(笑)宇宙軍艦発展史 捕捉
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月12日(火) 18時29分
> と、いうわけで、銀英伝世界でどのように軍艦が発展してきたのかを
> 勝手に考察してみたいと思います(^^;
> できるだけ銀英伝正史と矛盾の無いようまとめたつもりですが、
> 細かいミスなどはご容赦ください。
(速水註 長いので勝手に略)
> ……以上、KURによる捏造軍艦史です(^^;;
> 長文駄文、お付き合いありがとうございました。
間違いとか正しいとか言う以前に、まず提案。
現実の軍艦ももともとは武装商船が特化したものだから、宇宙軍艦発展史の冒頭も、やはりそこから入るのではないか、と。
はじめは各種の輸送船があって、その積み荷を狙う海賊がいたのではないのでしょうか。
はじめに出来た艦は巡航艦というのは、的を得ていますね。輸送艦隊を護衛するために、それ以上の速度を出せる船体に武装を施したのは、辻褄が合う設定です。
もともとの巡洋艦も、デザイン的にはティークリッパーから来ているものですし。高速輸送艦に武装を施したのが、案外、巡航艦の起源なのかも知れません。
ここでもう一点追加。大型輸送船は小回りが利かないから、その内部に遊撃艇を積んでいたのでは? 搭載する遊撃艇を多くしたために生まれたのが空母、ということになるのかな。
とすると、遊撃艇が駆逐艦の本家と言うことでもある。それなら「宇宙海賊を駆逐する」という名目が出来た!(パチパチ)
ちなみに水雷艇による飽和攻撃の話ですが、一八八〇年代のフランスで生まれたのが最初です。またこの思想には、旅順港で戦死したマカロフ提督も強い影響を受けていました。
しかし水雷艇を集団で初めて用いたのは、おそらく日本が最初。日清戦の時です。海戦で運用したのも、日露戦の日本が最初でしょう。
というか、フランスやマカロフの考えは、魚雷を攻撃兵器としてではなく、防御兵器として見ていた観があるようです。また、当時の水雷艇や駆逐艦は、大洋での航海は無理でしたし。
というところで、また仕事に戻ります。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1618
ちなみにゲームでは………
- 投稿者:やっち
- 2002年03月13日(水) 01時11分
どうもやっちです。
アニメの方は設定が書いてあったのですが、ゲームの方を書いている人がいないので、ロイエンタールで銀河を奪おうとしたものとして、あえて書かせてもらいます。
○駆逐艦
はっきり言います。異常なくらいコストパフォーマンスの高い艦です。
移動が早く、攻撃力は下手すると巡洋艦より高く、とにかく安い。
しかし、それ以上に「とにかくもろい」。
一回の攻撃で1000隻近く蒸発した記憶があります。
○巡洋艦
基本的に普通の船です。
装甲は戦艦ほど厚くなく、駆逐艦に攻撃力で劣ります。
ゲームではほとんど、印象に残らなかったですね。
○戦艦
一応、最強の艦種ですが、防御力では確かに最強と言っていいですが、攻撃力に関しては次に書く空母に大きく水をあけられています。
○空母
最強の攻撃力を誇る艦種。
しかも他の兵器と違い、正面だけではなく、その攻撃半径に入れば、どこにでも攻撃できるという使い勝手の良さ。
もちろん、欠点はいっぱいあります。
「高く(半端じゃなく)」て「もろい」んです。
また、一度、攻撃すると次の攻撃まで、少し、時間がかかりますし、むこうも戦闘機を出してくるとドッグファイトに入って、次の雷撃………じゃなくて、攻撃が不可能になります。
ゲーム的には「攻撃機兼戦闘機」という感じです。
当然、前方になんかおけません(もったいない!)。
ゲームでは他の提督たちと手持ちの空母を奪い合う事になりました。
と、高度な話の合間にいきなり、妙ちきりんな文章を書いてしまいましたが、何かの足しになったなら、うれしいです。
ちなみに僕の書いているのは「銀河英雄伝説3」の話で、それ以前、以降については、こちらはまぁーたくわかりません。
それと、
> まあ、これ以上は、あの世界における駆逐艦やワープ機関の正確なスペックがわからないとどうしようもないような気もしますね(笑)。
ですが、田中氏の性格を考えたら、「宇宙戦艦ヤマト」に準ずるような気がします。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1619
Re:ちなみにゲームでは………(訂正)
- 投稿者:やっち
- 2002年03月13日(水) 03時36分
攻撃機ではなく爆撃機でした。
訂正させていただきます。
ただ、現代の戦闘機は、戦闘機と爆撃機とという分け方をせず、兵装によって用途を変える(と思った)ので、スパルタニアン爆装タイプで充分説明できるんじゃないかなぁ。
あ!
ここは戦艦の話するレスだった(笑)。
申し訳ない!
- 親記事No.1590スレッドの返信投稿
- board4 - No.1620
同盟軍の指揮系統
- 投稿者:ふらっく
- 2002年03月13日(水) 03時49分
はじめまして、ふらっくといいます。前からここはのぞいてました。
> 突き詰めると「二人が優れていた」のではなく、「前の連中が常軌を逸したほどのバカ揃いだった」になってしまいますけども……。もっともそれは、「硬直化した階級社会の弊害」なのかも知れませんけどね(でも、死んだ兵士は浮かばれんだろうな)。
本当に前線の指揮官が作戦の命令権をもっていたんでしょうか?
銀英伝(特に近代的な軍隊のはずの同盟軍)の軍組織には謎が多いです。
普通、軍隊は<ライン・スタッフ制>というシステムです。
これは指揮官(ライン)と参謀(スタッフ)を分けるという考え方で、
部隊の指揮や命令権は指揮官が持ち、複数いる参謀が指揮官を補佐して
作戦を立案したりアドバイスをしたりします。
ところがアスターテ会戦やアムリッツァを見ると、どうも同盟軍は
指揮官がほとんど作戦に関与せず(ロボス元帥が老齢でダメになった
こともありますが)参謀が勝手に作戦を命令して作戦を発動してるようです。
このへん第一次大戦のドイツ軍や旧日本軍によく似てます。
これは想像ですが、おそらく旧弊な指揮官が戦争の推移に対処できなくなり
代わって参謀の発言権が肥大化したのではないでしょうか?
ただ、その割には参謀が登場する場面が中盤以降ほとんどなかったり
ヤンが指揮官だか参謀だかわからない行動をとってたり、同盟軍の指揮系統は不可思議です。
どなたかわかる人いるでしょうか?
- 親記事No.1590スレッドの返信投稿
- board4 - No.1621
Re:同盟軍の指揮系統
- 投稿者:KUR
- 2002年03月13日(水) 05時14分
ども、最近は銀英伝の話題が多くてしょっちゅう顔を出しているKURです。
> ただ、その割には参謀が登場する場面が中盤以降ほとんどなかったり
> ヤンが指揮官だか参謀だかわからない行動をとってたり、同盟軍の指揮系統は不可思議です。
> どなたかわかる人いるでしょうか?
同盟で詳しく描写されているのはほとんどヤン艦隊のみですのでこれを例にとりますと、
参謀長はムライ中将です。まあ、これはよし。
ただ、副参謀長パトリチェフ少将以下
参謀ブラッドジョー(最終階級准将?)
参謀ラオ(同じく大佐?)
など、既に「どーでもいいや」状態です。
というか、ブラッドジョーなんて二巻の作戦会議で一回だけ顔を出しただけです。
作戦会議に呼ばれるほどの人物でありながら、以後、まったく登場しないと言う影の薄さです。
まあ、ヤンの場合、自分ひとりで作戦立案から戦闘指揮までやってしまうので、
参謀が必要ないのかもしれませんね。
もっとも、アムリッツァ戦以外では参謀の登場頻度が極端に低い気もするので、
よほどの大会戦でもないかぎり、ほとんど指揮官が処理してしまうのが通例なのかも。
蛇足ですが、私は銀英伝における幕僚という言葉の意味がいまだによくわかっていません(^^;;
最初は「次席幕僚」とか、参謀と同義なのかなあと思っていたのですが、
どうも部下一般を幕僚と呼ぶこともあるようで…うーん。
- 親記事No.1590スレッドの返信投稿
- board4 - No.1622
Re:同盟軍の指揮系統
- 投稿者:ふらっく
- 2002年03月13日(水) 13時36分
レスありがとうございました。
もちろんヤン艦隊に参謀がいるのは知ってます。でも、本来参謀の仕事までヤンが果たしているので、それほど活躍してるのか疑問です。
例えば、第3巻の「要塞対要塞」では、ヤンがハイネセンに召喚されたあと、参謀たちはイゼルローンの指揮を任されたキャゼルヌを補佐するのに失敗してます。ヤンが有能すぎたせいもありますが、参謀の存在理由が・・・・
同盟軍でもアムリッツァのイメージが強すぎましたが、よく考えると一時フォーク准将が指揮をとってただけで一般的に参謀の役割はほとんどないようです。アムリッツァで総参謀長だったグリーンヒル大将が具体的に参謀としての役割を果たしていたかというと疑問です。
中盤以降同盟軍に参謀がほとんど活躍しない理由ですが、たぶん2巻のグリーンヒル大将のクーデター失敗後、参謀本部がクーデターの原因とされ機能停止状態になってしまったのではないでしょうか?
どうやら「同盟軍は参謀制度が機能してない」というかなりトンデモな軍隊であるようです。
あくまでIFですが、もしフォーク准将が有能で1巻のアスターテ会戦の後あたりで参謀本部が指揮権を握って作戦を行っていたら、史実より同盟軍は善戦出来たのではないでしょうか?
#軍隊組織が旧日本軍に似てしまいますが。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1623
ツッコミ担当さんへのお願い(笑)
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月13日(水) 14時53分
毎度どーもです。
(速水註 上記、勝手に略)
>
> まあ、これ以上は、あの世界における駆逐艦やワープ機関の正確なスペックがわからないとどうしようもないような気もしますね(笑)。
もし低出力のワープ機関があったと仮定すると、海戦=会戦の意味がまったく異なってしまうのですよ。
つまり敵の位置を先に発見して、「ワープ可能なミサイルをぶっ放す」で、カタがついてしまう。これでは艦船どころか、戦術も名将もあったものではありません。
ですから作品世界を守るうえで、
・ある一定の大きさ以上の艦でなければ、ワープ可能なエンジンは積めない
という制約を噛まさないと、非常にまずいことになってしまう……。
しかし難解な物理の話になると、どうもワタクシに林家こん平師匠か、木久蔵師匠が憑依してしまうので、そのあたりは詳しい人たちで、なんとか理由をこねくり回して下さい。ヨロシク!
- 親記事No.1582スレッドの返信投稿
- board4 - No.1624
Re:ロボットアニメファンとして一言(終結)
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月13日(水) 15時26分
> > いや。ワタクシはロボットアニメやヒーロもの、大好きですよ。むしろ好きだからこそ、貴兄のおっしゃるような描き込みの少ない作品に対して、怒りが倍増するのでしょうけど。
>
> そうですね、描き込みが足りない作品に対しての怒り、というのは判ります。前の書き込みは、うっかり自分が評価している作品に対する否定の様に捕らえてしまったもので、少々感情的になってしまいました。平にご容赦を。
> まあ、私の場合は怒りというよりは失望、になるんですけどね。
いえいえ、こちらこそ誤解を招く表現でした。
>
> > もっとも「子供が戦う意味を悟る」のなら、「自分たちは、沢山の(軍人やその他の)犠牲のうえで戦えるのだ」と考えるシーンがあってもいいはずですね。しかしそういうシーンを入れると、「場面が暗くなるからダメ」と言って、横槍を入れてくる上層部やスポンサーだって多いのも、悲しきかな、また事実なのですよ(体験者は語る)。
> > もしかすると、クリエーター以上に、そういう人たちに軍隊=自衛隊に対する反感があるのかも知れませんけど。
>
> そうですね。私も少々聞きかじっておりますが、やはり現場から離れるほど、どうでもいい事に文句をつけてくる人が多くなるようですね。言葉狩りなんか、その際たるものだと思います。
> インタビュー等を見る限り、主だったクリエイター諸氏は、皆自分の表現する物に責任を持っていると思います。ですから、彼等が単純な軍隊有害論などに組しているとは、やはり私には思えません。しかし、その上は…やっぱり酷いんでしょうねえ(苦笑)。
「地球を守る能力を持つ少年」も、突き詰めれば、「誰かに守られている」のです。本来、制作者は、主人公を通して、この状況を視聴者に説明せねばならんのですよ。しかし、昨今のアニメではそれがない……というか、少な過ぎ。
クリエーターが「描かないのか」「描けないのか」という部分は、双方あるのでしょうけど、それを書き出すと止まらなくなるので、ここらで止めておきます(爆)。
どちらにせよ描き込みが中途半端だと、見ている子供たちは無意識のうちに、「あっ、特殊な能力さえあれば、他の人間がどれだけ犠牲になってもいいんだ」と勘違いしかねます。こういう状況に作品を陥れるなら新作なんて作らず、再放送のほうが有益でしょう。
>
> 余談ですが、私が「おそらくこれだろう」と見当をつけた件の作品では、やられ役の兵器は皆無人兵器、という設定になっておりました。その設定の是非はさておくとして、ちゃんとそういった所まで考えているという一例にはなるかと思います。
題名すら忘れましたが、おもちゃメーカーとタイアップのヤツだったと思います。
ちなみに関東では、現在『ガッチャマン』、『あしたのジョー2』をやっていますが、いま見直すと、どちらもすごい演出ですな。子供にはどぎつすぎるかも知れませんが、大人の視聴にも充分耐えうるし、そのうえ考えさせられます。ワタクシも、よくまぁこんなものを、昔見ていたのだと……(苦笑)。
一時期業界にいたこともありますが、いい作品を作った人って、アニメが好きである反面、ちゃんと自作と距離を置いていましたね。いい意味で醒めてたというか。
しかし最近の制作者はその距離感を逸しており、作品に自分の理想像を過剰投影してしまう。だから同じ価値観を持つオタクしか見れないものができ、一般の視聴者も「アニメなんて……」と敬遠する。でも、そんな状態に自分たちで追い込んでおきながら、「これがわかるオレたちはエリートだ」と勘違いしてしまっている。悪循環ですよ。
ということで、ここでの貴兄とのやり取りは終結。続きは別のところで、ゆっくりやりましょう(爆)。敬礼!
- 親記事No.1582スレッドの返信投稿
- board4 - No.1625
そうですね
- 投稿者:ふらっく
- 2002年03月14日(木) 00時33分
私もそう思いますね。
なんか、最近の作品は新しくなるにつれて、作り手が軍隊を知らないのに、本で読んだ知識で強引にリアリティーを出そうとしてるせいなんでしょうけど、結果として奇妙なシロモノになっているような気がします。
特にアニメがひどい、士官学校出の職業軍人(士官)がやたらと部下を殴るガンダムの地球連邦軍とか、部下のやる気をそぐ発言を平気でやるエリート指揮官の出てくるエヴァンゲリオンとか、自衛隊をこれ以上は無いほど無能扱いしたパトレイバー2とか。
これは仮想戦記ですが、佐藤大輔作品の主人公達(真田・南郷・新城)も無茶苦茶です。参謀を無視して勝手に作戦を立案、実行してしまう。こんな参謀だか指揮官だか判らないような軍人は常識的な評価の対象にはならんでしょう。ああ、言い出したらきりがない。
こういった事象は些細なことですが、気になるんですよね。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1626
Re:ツッコミ担当さんへのお願い(笑)
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年03月14日(木) 00時42分
> 毎度どーもです。
こちらこそどーもです。
> もし低出力のワープ機関があったと仮定すると、海戦=会戦の意味がまったく異なってしまうのですよ。
> つまり敵の位置を先に発見して、「ワープ可能なミサイルをぶっ放す」で、カタがついてしまう。これでは艦船どころか、戦術も名将もあったものではありません。
> ですから作品世界を守るうえで、
>
> ・ある一定の大きさ以上の艦でなければ、ワープ可能なエンジンは積めない
>
> という制約を噛まさないと、非常にまずいことになってしまう……。
私は、ワープ機関はそんなに便利なものじゃないと思っています。劇中でワープを使った戦術がまるで無かった事から考えて、おそらく操作・時間・位置などの制約バリバリの代物なんじゃないでしょうか。
ちなみに、ワープ爆弾については、以前ここで話し合った事があります。ザ・ベストの「銀英伝の軍事理論10」も参考にしてみてください。
> しかし難解な物理の話になると、どうもワタクシに林家こん平師匠か、木久蔵師匠が憑依してしまうので、そのあたりは詳しい人たちで、なんとか理由をこねくり回して下さい。ヨロシク!
私も、物理的な話になるととんと駄目なんですけどね。私がやっているのは、科学考証じゃなくて、あくまでSF考証ですから(笑)。
- 親記事No.1582スレッドの返信投稿
- board4 - No.1627
Re:ロボットアニメファンとして一言(終結)
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年03月14日(木) 01時44分
> 「地球を守る能力を持つ少年」も、突き詰めれば、「誰かに守られている」のです。本来、制作者は、主人公を通して、この状況を視聴者に説明せねばならんのですよ。しかし、昨今のアニメではそれがない……というか、少な過ぎ。
> クリエーターが「描かないのか」「描けないのか」という部分は、双方あるのでしょうけど、それを書き出すと止まらなくなるので、ここらで止めておきます(爆)。
> どちらにせよ描き込みが中途半端だと、見ている子供たちは無意識のうちに、「あっ、特殊な能力さえあれば、他の人間がどれだけ犠牲になってもいいんだ」と勘違いしかねます。こういう状況に作品を陥れるなら新作なんて作らず、再放送のほうが有益でしょう。
そもそも最近は、ロボットものの新作すら作られていないんですけどね(苦笑)。生身の人間が活躍するものか、かわいい女の子を愛でるものか、さもなければ玩具とのタイアップ作品ばかり。たまにあっても、「英雄」ではなく「人間」を描くことを目的とした、見てて鬱々としてくるようなのが大半です。それが悪いとはいいませんが、やはり寂しいものがあります。といいますか…もっと燃える作品が見たいぞ~~!!!(絶叫)
心の叫びはともかく(笑)、最近のロボットアニメの大半が大人の鑑賞を前提にしたものだということにも、速水さんがおっしゃるあたりの描きこみが薄い原因ではないでしょうか。ロボットは、もはや正義を語らないんですねえ…(溜息)
> 題名すら忘れましたが、おもちゃメーカーとタイアップのヤツだったと思います。
大体見当はつくのですが、ここで作品論を打つのは明らかに間違いなので、伏せておきます(笑)。ただ、私が考えている作品だとするなら、速水さんが思っているほどひどくはない、むしろ出来のいい部類に属する作品だとは断言しちゃいますよ。興味があるようなら、メールを下さい。詳しく語らせていただきます(笑)。
> ちなみに関東では、現在『ガッチャマン』、『あしたのジョー2』をやっていますが、いま見直すと、どちらもすごい演出ですな。子供にはどぎつすぎるかも知れませんが、大人の視聴にも充分耐えうるし、そのうえ考えさせられます。ワタクシも、よくまぁこんなものを、昔見ていたのだと……(苦笑)。
確かに、昔の作品では、よく人が死にましたよね。ですが、それが悪の組織が倒されなければならない理由を説明しており、ひいては「悪いことをすれば報いを受ける」という教えになっていたのだと思います。
アニメに限らず、最近の子供向け作品ではその辺の描きこみが薄く、「悪役は悪役だから倒される」ものが多いのは残念です。とはいえ、仮面ライダーや戦隊ものは、ここ数年結構頑張っていますけどね。
> 一時期業界にいたこともありますが、いい作品を作った人って、アニメが好きである反面、ちゃんと自作と距離を置いていましたね。いい意味で醒めてたというか。
> しかし最近の制作者はその距離感を逸しており、作品に自分の理想像を過剰投影してしまう。だから同じ価値観を持つオタクしか見れないものができ、一般の視聴者も「アニメなんて……」と敬遠する。でも、そんな状態に自分たちで追い込んでおきながら、「これがわかるオレたちはエリートだ」と勘違いしてしまっている。悪循環ですよ。
まったく同感です。そうでない作品は、逆に視聴者受けだけを狙った、内容がほとんどないものだったりしますし。まあ見るに値する作品も結構あるのですが、そういった作品が埋もれてしまう現状には、ほとほと困ったものだと思います。
> ということで、ここでの貴兄とのやり取りは終結。続きは別のところで、ゆっくりやりましょう(爆)。敬礼!
そうですね。明らかに掲示板の趣旨と反しますし、同意も得られましたし、ここらがちょうど終わり時でしょう。ありがとうございました。返礼!
- 親記事No.1582スレッドの返信投稿
- board4 - No.1628
Re:そうですね
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年03月14日(木) 01時56分
> 私もそう思いますね。
>
> なんか、最近の作品は新しくなるにつれて、作り手が軍隊を知らないのに、本で読んだ知識で強引にリアリティーを出そうとしてるせいなんでしょうけど、結果として奇妙なシロモノになっているような気がします。
> 特にアニメがひどい、士官学校出の職業軍人(士官)がやたらと部下を殴るガンダムの地球連邦軍とか、部下のやる気をそぐ発言を平気でやるエリート指揮官の出てくるエヴァンゲリオンとか、自衛隊をこれ以上は無いほど無能扱いしたパトレイバー2とか。
> これは仮想戦記ですが、佐藤大輔作品の主人公達(真田・南郷・新城)も無茶苦茶です。参謀を無視して勝手に作戦を立案、実行してしまう。こんな参謀だか指揮官だか判らないような軍人は常識的な評価の対象にはならんでしょう。ああ、言い出したらきりがない。
>
> こういった事象は些細なことですが、気になるんですよね。
どうせなら、ガガガやGRぐらい大嘘をついてくれれば、気にならんのですがね(笑)。中途半端にリアリティを出そうとするから、おかしくなるのでしょう。
しかしそれ以上に、ロボットアニメで哲学「だけ」を語るのは、やめてほしいです。ロボットがいなくても成立するロボットものなんて、何の意味もないでしょうにねえ…。
- 親記事No.1590スレッドの返信投稿
- board4 - No.1629
Re:同盟軍の指揮系統
- 投稿者:クロイツェル
- 2002年03月14日(木) 02時07分
銀英伝の世界では、同盟も帝国も、数世紀にわたって政治・軍事ともに進展のない小競り合いを繰り返してきていますよね。思うに、そうした状況ゆえに軍が腐敗・あるいは硬直化しているのが、指揮系統がはっきりしない事の原因ではないでしょうか。おそらくは両軍とも、前例・慣例・例外・不文律などでがんじがらめになって、まともに軍規が機能しない状況にあるのだと思います。
だからこそ、ラインハルトがちょっと改革してやった程度で、同盟も旧帝国も対応できずにあっさりやられてしまった、という事なんでしょう。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1630
Re:ツッコミ担当さんへのお願い(笑)
- 投稿者:500系
- 2002年03月14日(木) 05時38分
>もし低出力のワープ機関があったと仮定すると、海戦=会戦の意味が>まったく異なってしまうのですよ。
>つまり敵の位置を先に発見して、「ワープ可能なミサイルをぶっ放す」で、カタがついてしまう。
まるで吉岡平の無責任シリーズみたいな・・・
(ヤスダ提督の宙雷戦隊によるタキオン宙雷~!ってな勢いで)
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1631
Re:材料提供
- 投稿者:Merkatz
- 2002年03月14日(木) 11時45分
>ワープ爆弾
やはりこれは禁じ手にしませんとここまでの話題が崩壊します(笑)。
まあありきたりですが、
1.コストパフォーマンスが悪い
2.ワープ後の座標軸計算など手間・問題がある
ということでいいんじゃないでしょうか。
それから銀英伝に出てくる艦種を抜き出すと、
・戦艦
・砲艦
・ミサイル艦
・高速戦艦
・宇宙空母
・巡航艦
・駆逐艦
・宙雷艇
・戦闘機
・強襲揚陸艦
以上になります。むー、こんなに艦種があったんですね。
どうやって整合性を取ればいいんだろう。
私程度では不可能なので、他の人に任せます(笑)。
それから防御としては中和磁場なるものがあります。
中和磁場<ビームエネルギーとなったとき、
シールドが破られて直撃となるようです。
あと、戦艦がもっともシールド能力が高いとされています。
たぶん、出力に関係するからでしょう。
>宇宙では空気抵抗ないし
大艦巨砲と航空主兵のことで重要なことを忘れていました。
宇宙では空気抵抗が無いから、地上のような航空機と艦船の関係が成り立たないんですよね。(^^;;
そうすると、スパルタニアンやワルキューレの存在理由も考え直さないと・・・。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1632
ワープ爆弾=ミサイル
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月14日(木) 14時55分
毎度どーもです。
しかしここに書き込むヒトたちは、なかなか寝させませんな(笑)。
ザ・ベストの「銀英伝の軍事理論10」、拝見しました。
たしかあそこになかったことを、一つ追加。
大きな問題は、「索敵」でしょう。
宇宙の戦いは、「相手より早く見つけるか否か」でほぼ決定します。
しかし自艦隊から離れるにしたがって、発見できる率は激減してしまうでしょう。たしか『ヤマト』の真田さんが、「太平洋のなかで、ハリを探すようだ」といったセリフがあったと思いますが。
仮に偵察艦が敵艦隊を発見出たとしても、「超高速通信」で味方艦隊に報告するよりさきに、敵に傍受されてしまう! これでは意味なんか、ありませんね。
要塞攻撃については「ザ・ベスト」で書かれているので触れませんが、艦隊戦において、ワープ爆弾=ミサイルは「出来たかも知れないが、使えなかった」ということにしておいたほうがいいと思います。
しかし「駆逐艦」がワープ航法が可能だとすると、やはり敵艦隊の後ろに回り込んでの攻撃が可能になってしまいます。この部分にも、なんとか制約を加えないと。
個人的には「両艦隊が会敵した程度の距離では、ワープ航法は不可能である」で納得できるのですが、それなら小型艦の意味が完全に喪失してしまいますし……ま、それでもいいんですが。
皆さんのツッコミ(爆)、いや、貴重な御意見で、宇宙での戦いの姿がおぼろげに見えてきましたが、この発表はもう少し待って下さい。
ということで、体調が悪いため、今日は寝ます。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1633
Re:材料提供
- 投稿者:500系
- 2002年03月15日(金) 07時08分
> >宇宙では空気抵抗ないし
>
> 大艦巨砲と航空主兵のことで重要なことを忘れていました。
> 宇宙では空気抵抗が無いから、地上のような航空機と艦船の関係が成り立たないんですよね。(^^;;
> そうすると、スパルタニアンやワルキューレの存在理由も考え直さないと・・・。
スパルタニアンやワルキューレは攻撃をかけようにも戦艦に追いつけないのでは?
単座式戦闘艇の推進力を1だとすると戦艦は1000ぐらいありそうですし。
ワルキューレが距離10(単位がわからん)ばかり戦艦に近づこうとすると、戦艦は距離9990先に行ってしまうってな事にはなりませんか?
結論として宇宙では大出力で、それに耐えうる燃料積載できる船が最も建造物の中で速く、遅いミサイルなど回避できるので大型艦が最強・・・なのかな(お
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1635
こんなん出ましたけど……
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月15日(金) 09時13分
> 結局、単座式戦闘艇は運動性能で駆逐艦なんかに劣る可能性が高いです…(TT
> ああ、哀れなり戦闘機。
われわれの知っている形の戦闘で使うのでなければ、あり得るのかも知れませんけど。
「ある一定の距離で艦からの攻撃は無効になる」というのがワタクシの説ですが、たとえば正面から双方の艦隊が接近した場合、相手戦艦の(剥き出しの)砲に対し、小型爆弾を取り付ける(撃破は無理でも戦闘力は減殺できる)小型工作艇みたいなのが使えるのでは。だからはじめに、『ガンダム』の『ボール』みたいなのではないか、と書いたのですが。それの援護や駆逐をするための、戦闘機があったと(しかし「絵にならないシーン」だなぁ)。
物理的に可能かどうかは別にして、これぐらいしか思い付かなかったですね。
お役に立てなかったどころか、夢を潰したみたいで、どーもすいません(多謝多謝)。
しかしなにより、「宇宙では海戦が起こる率は格段に低い」と考えるのが一番無難ですね(回廊で衝突したときは、戦力でほぼ勝敗が決定してしまう)。
すると「正面から撃ち合う海戦」をやる提督たちはやっぱり無能だし、ラインハルトにせよヤンにせよ「戦術能力を発揮する段階で戦略的ミスを犯している」ということになってしまいます。
ともかくこの際、ここで証人喚問しましょう(爆)。
- 親記事No.1592スレッドの返信投稿
- board4 - No.1637
Re:材料提供
- 投稿者:テム太郎
- 2002年03月15日(金) 16時42分
今まで一回しか書いたことないんですが、いきなり横レス失礼します。
> スパルタニアンやワルキューレは攻撃をかけようにも戦艦に追いつけないのでは?
> 単座式戦闘艇の推進力を1だとすると戦艦は1000ぐらいありそうですし。
> ワルキューレが距離10(単位がわからん)ばかり戦艦に近づこうとすると、戦艦は距離9990先に行ってしまうってな事にはなりませんか?
高校とかで習うニュートン物理学(空気抵抗とか考えない)の公式にあてはめると
F(出力)=m(質量)×a(加速度)
なので、質量が大きければ大きいほど高い出力が要るというだけで、質量が小さければそれなりに小さい出力でも同じもしくはそれ以上の加速度→速度が得られるはずです。
だから、ワルキューレやスパルタニアンもそれなりに機動性が高いと考えても問題ないと思いますよ。
少なくとも戦闘時は一般相対性理論に反する動きはしないことになってるみたいですからね。
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- board4 - No.1638
皆さんでしたら、どの様な宇宙戦を考えますか
- 投稿者:匿名希望
- 2002年03月17日(日) 12時00分
銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
- 親記事No.1638スレッドの返信投稿
- board4 - No.1639
Re:皆さんでしたら、どの様な宇宙戦を考えますか
- 投稿者:ドミニオン
- 2002年03月17日(日) 14時45分
> 銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
>
極端に夢の無い話だが、破片による誘爆を防ぐためにとにかく船と船との間に距離をとって超長距離から、何時間も計算したのちに攻撃する。
そのため距離がありすぎるときは本気で何日たっても戦闘が終了しないことうけあいである。これなら遮蔽装置を搭載した宇宙船で敵の包囲網をかいくぐってでも拠点に決死隊を送り込んだほうが方がマシという気がする。
夢のない話でスミマセンでした。
- 親記事No.1638スレッドの返信投稿
- board4 - No.1640
Re:皆さんでしたら、どの様な宇宙戦を考えますか
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月17日(日) 18時16分
> 銀英伝は、大艦隊による会戦方式の戦闘を提供しましたが、皆さんでしたらどんな宇宙での戦争方法を考えますか?
>
正直な話、考えれば考えるほどわからなくなってきた、というところでしょうか。
局面に応じて、われわれの知っている陸戦、海戦(潜水艦戦も含む、索敵や探知などはこれでしょう)、空戦(AEWなども含む)がそれぞれミックスされた形になるものだと思います。ですから「会戦」となることもあり得るでのしょうが、そればかりが続くとも思えないのです。
リアリティを突き詰めると、やっぱり「夢のない戦い」になっちゃうのかなぁ……(かなり残念)。
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- board4 - No.1641
宇宙戦闘機について
- 投稿者:速水右近
- 2002年03月17日(日) 18時26分
1634のKURさんの書き込みにレスしたら、なぜか消えていた。
さて、宇宙戦闘機の用法について、ひとつだけ提案があります。
どなたかからもツッコミがない以上、双方の艦隊が接近しすぎた場合、互いに攻撃できないのではないかという小生からの問題提起は、一応、認められたかと思います。しかし常識的に、戦いの最中、どちらも休戦なんて、悠長なことはしないでしょう。
ここで双方の艦隊がすれ違うとき、小型の爆弾を積んだ工作艇みたいなのを放出する、という案はどうでしょう。
設定上、エンジンは攻撃できないにせよ、剥き出しの砲(の基部)を破壊することはできると思います。無論、撃沈なんかは無理ですが、相手の戦闘力は一時的に減殺されるでしょう。
これを援護する、あるいは攻撃するために、特化した戦闘機ができた……と。もっとも「なぜ有人化したか」などの疑問はありますが。
とにもかくにも、「絵になりません」なぁ。