- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3390
批評じゃないです、が…
- 投稿者:石井由助
- 2002年12月21日(土) 17時38分
S.Kさんも指摘されていますが、ロード・レオンさんはちょっとした言葉の使い方で不必要に無礼に見えてしまっていて、物凄く損をしていると思うんですよね。
ご自身も次のように述べられていますし、もう少し気を使った「会話」をされても良いと思います。
>特定の意見を封殺するようなことはしませんよ。ただ、このサイトの主要な目的の一つは、田中作品を批判して、田中氏の執筆スタイルが改まるように働きかける、というものですよね。他人に働きかけたいのであれば、たとえ一読者の意見といえども可能な限り客観性のある(=説得力のある)意見を心がけるのは、当然のことではないでしょうか? 目的に沿った意見でないと意味がないのです(逆効果の場合さえある)。
- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3391
Re:掲示板伝2
- 投稿者:不沈戦艦
- 2002年12月21日(土) 20時45分
> 不沈戦艦さんへ
>
> > 自分でこれ(↑)を書いておいて言うのも酷い話ですけど、こんな「フィクションの表現方法」は、ロクなもんじゃないですねぇ。「書くな」と言われても、仕方ないと思いますよ。本当にね。
>
> まあ、僕の個人的な感想としては、確かに余り品のいい内容とは思えませんでしたけど、評価してくれる読者がいないとも限りませんし、第三者からは「書くな」とまでは言えないでしょうね。
> ただ、自分で『「書くな」と言われても、仕方ないと思います』などと言うくらいであれば、最初から書くべきではなかったのかも知れませんけど。
>
書いた本人が言うのもなんですが、こんなシロモノを評価する読者なんざ居るとは、到底思えませんけど。「フィクション」の名を借りた、個人攻撃でしかないですもんね。もちろん、承知でやってますが。
でも、あなたの理屈だと、「フィクションの名を借りた個人攻撃」でも構わん、「表現」として認めなければならないんだ、ということになってしまいます。書いた本人が、この例の私のように否定的に捉えて居ようと、田中芳樹のように特に自分の書いたものを否定していなかろうと、「フィクションの名を借りた個人攻撃(ナベツネやら海部俊樹首相【当時】を指している場合もあったですからね。まあ、個人攻撃ばかりとも言えませんけど)」なんぞ、肯定できるものとは言えないでしょう。「書くな」という言葉が出てくるのは、「銀英伝を書いた田中芳樹が、こんなものを書くまでに堕落していることが悲しい」という感情があるからなのではありませんかね。「書くな」という言葉尻を捉えて攻撃するのは、あまりいい行為とは思えませんが。
-
- board4 - No.3392
関係なくてすみません
- 投稿者:駆け出し
- 2002年12月22日(日) 19時07分
駆け出しでごさいます。
私は、田中氏の、いわゆる「社会批判」はページを埋めるためのあがきだと思っています。物語世界だけでは、新書一冊分の原稿用紙のマス目を埋めることができないのです。忌憚なく申せば、田中芳樹という作家の作家としての才能はその程度なのです。
それで、仕方なく、日頃、自分が不満に思っていることなどを「社会批判」という形で書き連ね、どうにか規定の枚数をこなしている、というのが現状なのでしょう。出版社から与えられた規定枚数に達しなかったら、本は出ず、お金ももらえませんから。
ですから、そのあがきに対しては、いささかの同情も覚えています。
本当に関係ない書き込みで、失礼いたしました。
- 親記事No.3392スレッドの返信投稿
- board4 - No.3394
Re:関係なくてすみません
- 投稿者:八木あつし
- 2002年12月22日(日) 20時39分
> 駆け出しでごさいます。
>
> 私は、田中氏の、いわゆる「社会批判」はページを埋めるためのあがきだと思っています。物語世界だけでは、新書一冊分の原稿用紙のマス目を埋めることができないのです。忌憚なく申せば、田中芳樹という作家の作家としての才能はその程度なのです。
>
> それで、仕方なく、日頃、自分が不満に思っていることなどを「社会批判」という形で書き連ね、どうにか規定の枚数をこなしている、というのが現状なのでしょう。出版社から与えられた規定枚数に達しなかったら、本は出ず、お金ももらえませんから。
どうもこんにちは。駆け出しさん。
私はあがきというよりは、社会批判は田中氏の趣味だと思っています。ただ初期の頃の創竜伝は趣味で社会批判を書いていたと思いますが、近年の創竜伝はネタ詰まりと構想破綻を社会批判で誤魔化している気もしますね。そうなったら田中氏もお終いですが……。
別の作品になりますが、栗本薫氏の「グイン・サーガ」というシリーズがあります。このグインですが、最近はセリフだけで全ページの半分以上を埋めているのではないか、と思える巻がよくあります。なんせ文庫の1ページ以上をまるまるセリフだけで埋めることが度々です。1人が息つく暇もなく1ページ全部を使って喋りまくることもよくあります。
個人的には、田中氏が創竜伝の全ページの半分以上を社会批判・評論で埋めたらもの凄く面白いですね。違う意味で田中氏を評価したいと思います。
> ですから、そのあがきに対しては、いささかの同情も覚えています。
同情することはありませんよ。なんと言っても田中氏は「商業」作家なのですから。
まぁ私たちが同情したところで、田中氏は「同情するなら印税をくれ」言うのではないでしょうか(笑)。
> 本当に関係ない書き込みで、失礼いたしました。
あまり返答のレスになっていませんが、これからもよろしくお願いします。
- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3395
レスです
- 投稿者:IK
- 2002年12月23日(月) 14時13分
こんにちは、ロード・レオンさん
数が多いから正しい、少ないから間違っているとは思いませんが、タナウツ理論派の面々を向こうに回しての孤軍奮闘には、ある意味、敬服いたします。
この方々はIKの方が貴殿よりも古株なのでそれで加担するようなやわでもなく、甘い人でもないですね。これだけの方々が根拠を示しながら貴殿の誤読を指摘されていることにもっと注意を払うべきではないでしょうか。そうでなければ、砂漠に水を撒いているが如き徒労感をいたずらに募らせるだけでしょう。
貴殿の主張される「客観的」な議論を私は出来える限り心がけて来たつもりです。それに反して、貴殿はしばしば失礼な物言いをしていらっしゃいました。もしあれが「失礼でない」と言うのであれば、貴殿の国語力はかなり低いものであると言わざるを得ません。
だからと言って謝罪して欲しい訳でもなく、ただ貴殿の実際の議論のなさりようは貴殿の主張とは大いにかけ離れているのではありませんか、と指摘しているのです。それでも貴殿が自己統御能力に欠ける人物であると見られることを承知の上ならば発言権そのものは否定しませんがね。
ただしもともと大してありもしない忍耐心をフル稼働させている私が現状の態度を維持するのが難しくなりつつあるのも事実です。貴殿がそうした態度を変えない限り、貴殿との対話には意味がないと考えます。貴殿も先に同じことを私に言いましたが、私の場合は貴殿と一応の対話を試み、何らかの理解が成立できるよう努力したうえでのことですので、貴殿の議論態度を理由とする対話拒否を言いましてもさほど不当なことではなかろうと考えます。
貴殿の先の文章にレスし、それに補足をつけた上で、貴殿への最終返答とさせていただきます。もちろん他の方との論争はどうぞご自由に。
> > 自分では客観的であると思っている、と言明しております。失礼ですが誤読のしようがない部分だと思いますが。
>
> なるほど、「客観的でないと主張されていますが(事実、私もそれには同意しますが)」という文章の対象はIKさんご自身の意見ではない、ということですね。
これも誤読です。いちいち解説する気になれません。よく読んでみなさいとしかここでは言いたくないですが、しかしそれではあんまりだと言われるかも知れませんから、一応述べておきます。私が貴殿の意見に賛同したところで、私は世界の人々から判断権を付与されているわけでもなんでもないので、それは私個人の主観であると申しているのです。過大評価していただいて光栄です、と申し上げるべきでしょうが、当然、別の見方も存在するでしょう。
> 言論の場において妥当性のない主張が(反論されることなどによって)淘汰されていくのは当然のことではないでしょうか? もっとも発言するな、とまでは言えませんけどね。
??? 発言するなとまで言えないというのならばこれ以上の議論は文字通り無意味ですね。なぜならば発言権をめぐり議論がされていた訳ですから。少なくとも当方はそう理解しています。ここでの貴殿の意見は私のものとまったく同じものです。この前提を貴殿が容認されるならば論争は争点がないのですからそもそも不可能です。
あるいは貴殿は貴殿がある種の主張を発言すべきでない、とおっしゃっておられると受け取った私の読み方を誤読と言うかもしれませんが、少なからぬ人たちが私と同様の読み方をしたようです。私には貴殿が途中で自説を修正して論点をずらそうとしているように見えます。
ええ、敢えて言いますが、負けたくないのでむきになっているように見えますよ。もしそうならば論争は勝ち負けではないのでそのような杞憂は抱かれない方がよろしいかと思います。こちらも勝った、勝ったと騒ぎ立てませんしね。
むしろ一定の理解に達したことをことほぎましょう。
> > いえ、少し分からないでもありません。おそらくきっと貴殿は「書くな」ということこそ「抹殺」ではないかと仰りたいのではないでしょうか(違っていたら訂正して下さい)。これについてもこれは何ら物理的強制力を持たないので抹殺には当たらないとの見解を私は示しています。全否定うんぬんはそれぞれの心の中のことですから、討議するに値しません。田中さんは無視すればいいだけのことですよ。
>
> 相手がどう対応したとしても、文章自体の意味することに、そう変りがあるとは思えません。もちろん、心の中だけで思っているのであれば、何も言いませんよ。その考えを公表したからこそ問題にしています。それに相手が無視すればそれで済むというのは「甘え」ではありませんか?
無視すればすむようなことについて「発言しないことを相手に求める」のは甘えではないのでしょうか。意見というのは表明されない限り存在しないのです。ある種の意見の存在そのものを封殺することを要求して当然とする考えは自分のみをスタンダードだとする甘え以外の何物でもないと思いますが。
しかも「作品」に対する発言なのですからなおのことです。
無視しているだけなのが嫌ならば反論すればいいのです。しかし相手の口を塞ぐ権利は誰にもありません。
けれどもここも「発言権そのものは擁護する」というお考えでいらっしゃるならば、そもそも争点になるような部分ではないですね。
> > ある対象を全否定することの危険性は別の問題でしょう。しかし、その種の全否定を全否定されている。まるで冗談のようなこの事実をどうお考えなのでしょうか。
>
> 全否定であろうと何であろうと、僕は根拠・妥当性のない意見に対しては批判いたします。ただ、全否定ということだけで批判している訳ではありません。
とても今までの論争の経過を見ればそうは思えませんが、これも「発言権そのものは擁護する」という前提に立たれるならば争点になる部分ではないですね。
何人かの方々も主張されていますが、議論と批評のありようについての考えそのものは私はロード・レオンさんと非常に近いと思います。
だからと言って、私は自分の考えが絶対だと思っておらず、もちろんロード・レオンさんの考えを絶対視する訳にはいきません。自分の考えですら60億人類のうちのひとりの考えでしかないと考えでいる人がある人の考えを絶対視することが可能でしょうか。
私が貴殿と同じ意見だとしても、60億のうちたったふたりの共通意見でしかないということです。残りの異論を切り捨てる訳にはいかないのです。
どうも私と貴殿との間の齟齬は貴殿が外部に他者というものを認識されていないことにあるように思われます。ひとりがふたりになったところで、他者というのは存在するのですよ。
> > 「がんばってくださいね」という言葉で彼が筆を折るかも知れません。そんなことまで誰が責任を取れますか。取れるというならば思い上がりも甚だしい。田中芳樹さんという一個の人格に対して失礼です。
>
> 「がんばってくださいね」という言葉に対してまで責任を取れなんて言いませんよ。しかし「がんばってくださいね」という言葉と、「書くな」という言葉ではイコールではないのです。
イコールでないからと言ってどうだと言うのでしょう。ある言葉が他人にどういう影響があるかはわからないのです。だからと言って、その発言そのものを封じるというのはおかしいでしょう? それを言うならば誰も何も言えなくなります。はっきり言って、田中さんの著作の影響で人生を踏み外した人がいないとは限らないでしょう? しかしそれは当人の問題ですね。受け手の責任です。
> > ひとつの人格がひとつの作家としての個人を全否定した。そこに何の問題があるでしょう。人はみな違うのです。人それぞれなのですよ。田中芳樹さんは問題が多い作家ではありますが、文章を書く上でそこまで自立していない人だとはまったく思えません。未成年者に言っているのではないのですよ。書くことによって生計を立てているプロフェッショナルに対して言っているのです。
> > 敢えて忠告をさせていただければ、貴殿はプロフェッショナルに対してもっと敬意を払うべきだと思いますね。
>
> ひとつの人格がひとつの作家としての個人を全否定した。その妥当性を問題にしています。相手がプロであれ、アマであれ、妥当性のない否定は単なる言いがかりでしかありません。それとも、プロフェッショナルである以上、いかなる言いがかりであろうとも甘受すべきだとおっしゃるのでしょうか?
言いがかりと言うのも貴殿の主観でしょう? そう発言する人に言いがかりだと思って言っているのかどうか聞いて御覧なさい。それを言うならば田中さんの「フィクション」も随分言いがかりですよ。
ついでに言うならば言いがかりであっても意見であるならばプロフェッショナルは甘受すべきだと思いますよ。書き手としての私の主観で言うならば「大絶賛」以外はすべて言いがかりに聞こえますね(笑)
> > 「書くな」という意見は何度も申していますが私個人の意見ではないので、その妥当性を示すことは出来ません。ただしそういうことを言う人は、過去にも何人かおりましたし、彼らなりの「妥当性」を示しています。
>
> その「妥当性」とはどのようなものでしょう? 実例を挙げていただけませんか? その「妥当性」に納得がいけば、僕もこれまでの主張を撤回するにやぶさかではありません。
> ちなみに『そこも作者の裁量のうちと言うのも分からないではないですが、それならば所詮はその程度の作品ですよ。それに対して消費者として「こんな商品を作るな」というのは当然だと思います(3340)』という文章の中の「こんな商品を作るな」というのはIKさんご自身の意見ではなかった、ということですね。僕はてっきりIKさん自身の意見だと思ってましたよ。ただ、そうであったとしても、なぜ当然だと思ったのかが、気になるところではありますが(「その程度の作品」とは、どの程度の作品なのか?)。
さあ? まず前提として認識して欲しいのは、私が擁護してきたのは「書くな」という発言権であって発言そのものではないということです。
ですからそうした発言の妥当性も分からないでもないというのは枝葉の部分ですね。枝葉の部分として返答します。
これは田中芳樹さんの筆誅をどの程度の事実として認識してくるかに関わってくると思います。私が何度か以前、言及したフジモリ大統領についての「薬師寺涼子の事件簿」での茶化し方というのは少なくとも私には度が過ぎているように思えました。腐敗と汚職を極め、原住民を虐殺し、義弟さえも手にかける人物として明白にフジモリ大統領をモデルとした人物は描かれていましたが、こういうのは人権侵害ではないのでしょうか。人権侵害を承知で作家として面白いことをやるというのは作家としてはありだと思うのですが、一個の法的存在としてはまた別の側面で判断されるのもやむを得ないでしょうね。
それともそれはただのフィクションだとでもおっしゃるのですか。
ご存知のように現在のペルーのトレド政権は反フジモリを掲げて成立したものですが、フジモリ大統領のそうした犯罪の証拠を充分に挙げているとは言えないですね。あれは白人既得権益層がバルガス・リョサをぶつけてもデクエヤルをぶつけてもフジモリを打倒できなかったので、インディオであるトレドをぶつけたものであろう、と私は認識しています。
もっとも現時点での話ですから私としてもフジモリ大統領の擁護には慎重にならざるを得ませんが確かなソースもなしにある個人を貶めたというのは事実でしょう。
そうしたものに対して例えば本人が、あるいは家族が、大統領の信望者が「書くな」というのは当然じゃないですか。物理的にそれを強制しようというのにはあくまで反対しますが。
明確な根拠もなしに「書くな」というのは確かに問題がある議論の仕方だと思います。ただ、明確な根拠を示すというのも能力の問題がありますからね。能力のない人だって自分の思っていることを示す権利はあるのです。ただ、すぐに粉砕されてしまいますがね、現実には。
フジモリ云々の部分は枝葉の部分であり、議論の本筋とは関係がないですね。これを示したのは私の主観で言えば、親切からであり、余計なことです。求められたからしたまでのことです。
最後に主観と客観について補足したいと思います。
人間の行動の基準として、物理的な法則があるわけではありません。人間行動の客観とは、より多数が合意しえるであろう経験から導き出された主観の方法論であるに過ぎません。
そういう限界のあるものとして、その範囲の中で私は客観的であることを尊重しますが、この客観を地動説のように明白に証明可能なものであるとは考えていません。
根本的に「客観」であることをして主観の存在、表明そのものを
粉砕することについては反対です。
独立運動の闘士、革命家はことごとくテロリストでもありました。キャンプデーヴィッド合意をなしたベギンは対英テロの筋金入りの指導者でしたし、彼は英国によるパレスチナ支配を全否定しました。また、現在、インティファーダを続けているパレスチナの民衆はイスラエルの支配を全否定しているようです。
全否定の表明そのもを抜き出して、糾弾するのは人類の歴史のかなりの部分を否定することにもつながります。その全否定の言葉がどういう状況でつむがれたか、その構造を考える必要があろうかと思います。
さて、きっとご不満もあおりでしょうが、これを私のこの論争における最終レスとさせていただきます。長々とお付き合い下さり有難うございました。
- 親記事No.3318スレッドの返信投稿
- board4 - No.3396
Re:灼熱の竜騎兵を撃つPART2
- 投稿者:Ken
- 2002年12月23日(月) 15時35分
八木あつしさん、返事が遅れました。(と、いっても10日ですが。)
ご希望のお仕事ができることを祈っております。今年はだめでも、まだお若いのだから、これからチャンスがありますよね。
>このことから指向性レーザー・ビーム通信網は、各惑星の公転軌道で
>6角形を描くように結ばれているのだと思います。他の軌道の惑星
>に通信を送る場合は、一番距離が近い惑星から惑星に繋いで送信
>するのではないかと。こうすれば、指向性の名前通りに直線的に通信
>が送れます。(辻褄が合うかどうか分かりませんが多分)
おそらく「指向性レーザー・ビーム」が搬送波となるのは、地球上の発信基地から、ザイオン上の受信基地までで、ザイオンの受信基地からは、通常の電波放送が行われるのではないでしょうか。そうでないと、ザイオン上の地球軍が、地球(または最寄の中継惑星)からみて、惑星の反対側にいると、受信ができません。もちろん、受信基地自体もザイオンの自転に伴って(ザイオンにも昼夜はあるのでしょう?)、地球の視界から消え去るので、受信基地は複数必要です。
>しかし、旧版では38個も惑星を造りましたがこれだけ惑星があると、
>どれか2~3個の惑星は常にどこかの惑星の影になってしまい、
>太陽の光を浴びることが出来ない惑星がありそうですね。どうするんでしょう?
この点は、田中氏の記述で問題はないかと思います。おそらく八木さんは、日蝕のようなケースを想像されたのでしょうが、太陽よりはるかに小さい月が、太陽を覆い隠せるのは、圧倒的に近くにあるからです。例えば、金星の軌道を公転する地球大の惑星が、太陽と地球の間に来ても、地球から見れば太陽の直径の30分の1にしか見えません。逆に、金星軌道上の惑星が、地球から見ての皆既日蝕を起こそうとすると、直径40万キロ(地球の直径は1万3千キロ)のサイズが必要になります。
>それでは、今回はここまで! (^_^)/~~~
メリー・クリスマス!
- 親記事No.3392スレッドの返信投稿
- board4 - No.3397
Re:関係なくてすみません
- 投稿者:駆け出し
- 2002年12月23日(月) 16時42分
八木さん、こんばんは。
>近年の創竜伝はネタ詰まりと構想破綻を社会批判で誤魔化している気もしますね。そうなったら田中氏もお終いですが……。
まったくおっしゃるとおりですね。最近では作中の「社会批判もどき」以外の部分は、担当編集者が考えているという噂もありますから。マンガの世界じゃよくあることなんですけど・・・まさか小説家でもそんな御仁がいるとは。
> 別の作品になりますが、栗本薫氏の「グイン・サーガ」というシリーズがあります。このグインですが、最近はセリフだけで全ページの半分以上を埋めているのではないか、と思える巻がよくあります。なんせ文庫の1ページ以上をまるまるセリフだけで埋めることが度々です。1人が息つく暇もなく1ページ全部を使って喋りまくることもよくあります。
最近とんと「グイン」から離れていましたが、そうですか。そんなことになっているんですか。それじゃあ橋田壽賀子の「渡る世間は鬼ばかり」みたいですね。
> 個人的には、田中氏が創竜伝の全ページの半分以上を社会批判・評論で埋めたらもの凄く面白いですね。違う意味で田中氏を評価したいと思います。
でも出版サイドは絶対O.Kしないでしょうね。それでなくとも、売り上げが落ち込んでいるんですから。
> 同情することはありませんよ。なんと言っても田中氏は「商業」作家なのですから。
たしかにそうですね。ですが、同業者のはしくれとしては、やはり、物語で勝負できないのは辛いんじゃないかな、と思ったものですから。
> あまり返答のレスになっていませんが、これからもよろしくお願いします。
とんでもありません。楽しく拝読させていただきました。
こちらこそよろしくお願いいたします。
- 親記事No.3392スレッドの返信投稿
- board4 - No.3399
本当に関係なくてすみません
- 投稿者:八木あつし
- 2002年12月23日(月) 18時23分
我々は一人の作家を失った。これは敗北を意味するのか?
否! 始まりなのだ。
芳樹ファンサイトBBSに比べ、我がタナウツBBSへのレスは、30分の1以下である。
にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!
諸君!我がタナウツの論争目的が正しいからだ!
1人の作家が、全国にまで膨れ上がったファンの期待を創竜伝で踏みにじって10余年。
かつてを懐かしむ我々がスペースオペラを要求して、何度芳樹に踏みにじられたかを思い起こすがいい。
タナウツの掲げる、読者一人一人がかつての作風を求める戦いを、神が見捨てる訳は無い。
銀英伝の作者、諸君らが愛していた田中芳樹は変わった、何故だ!
執筆はかなり落ち込んだ。諸君らはこの遅筆を対岸の火と見過ごしているのではないのか?
それは罪深い過ちである。田中芳樹は聖なる銀英伝を創竜伝で汚して生き残ろうとしている。
我々はその愚かしさを田中芳樹のファン共に教えねばならんのだ。
芳樹は、読者らの甘い歴史観を中国礼讃にさせるために、変わった! 戦いはこれからである。
タナウツのBBSは、ますます復興しつつある。芳樹ファンサイトのBBSとてこのままではあるまい。
諸君の友人も兄弟も、芳樹の無思慮な社会批判の前に脱落していったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない!
それを芳樹は中国礼讃をもって我々に押し付けてきたのだ!
我々は今、この怒りを結集し、芳樹に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。
この勝利こそ、脱落者全てへの最大の慰めとなる。
読者よ立て! 悲しみを怒りに変えて、立てよ読者! タナウツは諸君らの力を欲しているのだ。
ジーク・タナウツ!!
<元ネタ> 機動戦士ガンダム(TV) ガルマ・ザビ国葬時のギレン・ザビ演説
現在勃発中の論戦に全くついていけないために、こんなのを作ってみました。
- 親記事No.3392スレッドの返信投稿
- board4 - No.3400
Re:関係なくてすみません
- 投稿者:RAM
- 2002年12月23日(月) 23時26分
横レス失敬&初めまして。
駆け出しさんがグインから離れていたというのは幸運です。
決してまた読んでみようなどと思わないことをおすすめします。
それで、栗本薫はもはや小説家とは言えないので、
彼女と比べてはいくらなんでも田中芳樹が可哀想過ぎます。
- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3401
ちょっとレオン氏を擁護
- 投稿者:匿名希望「
- 2002年12月24日(火) 03時05分
> S.Kさんも指摘されていますが、ロード・レオンさんはちょっとした言葉の使い方で不必要に無礼に見えてしまっていて、物凄く損をしていると思うんですよね。
>
> ご自身も次のように述べられていますし、もう少し気を使った「会話」をされても良いと思います。
> >特定の意見を封殺するようなことはしませんよ。ただ、このサイトの主要な目的の一つは、田中作品を批判して、田中氏の執筆スタイルが改まるように働きかける、というものですよね。他人に働きかけたいのであれば、たとえ一読者の意見といえども可能な限り客観性のある(=説得力のある)意見を心がけるのは、当然のことではないでしょうか? 目的に沿った意見でないと意味がないのです(逆効果の場合さえある)。
>
言葉の使い方とおっしゃられますが、基本的にこのサイトは、田中氏に批判的な人達が良く書きこんでいるサイトなのだから、そこで数ヶ月も孤軍奮闘を強いられれば誰でも言い方きつくなりますよ。
僕も、数年前に、違うハンドルネームで書きこんでましたが、自分では正しいと思っているし、周囲の友人達(必ずしも、田中氏に肯定的でない、むしろ批判的な連中ばかり)に聞いてもまあそこら辺が落しどころじゃないという意見をかいても、ある程度相手の意見を聞いても、すこし言葉がきつくなると、他の人が無礼だとかつっこんでくるし。
結局、人は人、我は我で、人間は自分の意見と同じ人々と群れて、仲間意識を持ちたがる。(私自身も含めて)そのなかで、職業作家として、完璧ならざる自分の意見を発表できるなんて、なんて自分に過信があるのか、自分の能力もわからない愚か者かどちらかだろうとおもいました。いい勉強をさしてもらい、それ以来、このサイトからは遠のいてきましたが、レオン氏ご苦労お察しします。もちろん、レオン氏が、他者と意見交流する時、目標(この場合、相手の意見との一致点の妥結、かつ自分の意図したところで)のため、我を押さえ、常に自分の発言に最新の注意を払えるならともかく、そんな人は、どこにもいません。ちなみにレオン氏は一人ですが、対応している人は複数で、誰が誰の意見にどこまで賛成していて、ある部分を反対しているのかすべて把握して意見をコントロールできる人なんて、これもいません。このサイトの常連達もそうでしょう。
ちなみに、ここの常連の方で、かつて、人のハンドルネームが侮辱的だと言ってけちをつけ、反対者の人格に問題があるような言い方をした人もいます。もちろん、浮沈戦艦氏にたしなめられていましたが。ちなみに、そのあきらかに「言いがかり」に同意した常連の方までいらっしゃいました。人間なんて、しょせんそんなもんですよ。僕を含めてですが。関係者の方、古傷をつついてもうしわけありません。これとくらべれば、レオンしの態度なんて、少し鼻持ちならない知恵自慢程度のものです。
ちなみに、このサイトの方は断定的に言う人が多いです。
私の田中氏に対する意見は、確かに創竜伝はひどい。作品世界は破綻している。でも、フィクション世界に現実の設定を織り交ぜて、批評らしきものを展開する作品展開そのものは作品構成の一手法として認められるべきもので、それに一作家田中氏が失敗しただけで、田中氏がその手法を使わん方がいい(いい作品がかける。例えばアル戦)が、その作品手法そのものがダメだとは言えないと思うのだがね。というあたりです。そんなこと(小説家の小説を書くにあたる手法の選択を言えるほど、印税払っている読者はえらいのだろうか。田中氏がダメだと思うなら買わなきゃいい、所詮ジュニア作家が書くものが、年齢いってから(ちなみに、僕は25ですが)すんなり読めるわけないのに。批判する時間がもったいない。田中氏を卒業できないかと思うのですが。
ちゃんとして評論が読みたきゃ、ほかの人がいくらでもいるじゃないか。わざわざ、創竜伝なんかに手出すこと無いのに。作品としては、田中氏のカタルシスのいみしかないのに。
レオン氏、孤立無援で大変だと思うけどがんばってね。すべてのあなたの意見に賛成はしないから、各論だと反対の部分もあるけど、大筋はごういいします。けっこう無礼な文、愛をもって関係者に見ていただければと、「甘え」てみます。
- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3402
Re:ちょっとレオン氏を擁護
- 投稿者:3332で投稿した者です
- 2002年12月24日(火) 12時57分
再び、横レスで失礼ですが・・・
>言葉の使い方とおっしゃられますが、基本的にこのサイトは、田中氏に批判的な人達が良く書きこんでいるサイトなのだから、そこで数ヶ月も孤軍奮闘を強いられれば誰でも言い方きつくなりますよ。
この一連のスレについては3365の管理人氏のレスが全てに答えを出していると思うのですが、それには目を通されましたか?
喧嘩腰になったところで、建設的な議論や話し合いにはなりません。管理人氏の言うロード・レオンさんは損をしている、というのはそこにあるのではないでしょうか。加えて、
<ちなみに、このサイトの方は断定的に言う人が多いです。
ということですが、自らの発言に責任を持ち、馴れ合いという「逃げ」を断って、真摯な議論をする事は、常連による馴れ合いに終始している賛美サイトと比べ遥かに健全で前向きな姿勢であると思います。
また、常連達がよってたかってロード・レオンさんを袋叩きにしているというのなら、ロード・レオンさんを含め、ここまでの議論に加わってきた人達に失礼でしょう。管理人氏の「本当に全否定したければ刺しにいく」ではありませんが、ここまでに罵倒のレスがありましたでしょうか?
ところで、匿名希望さんは
<フィクション世界に現実の設定を織り交ぜて、批評らしきものを展開する作品展開そのものは作品構成の一手法として認められるべきもの
との意見をお持ちですが、私はこの話になるといつも思い出すことがあります。
何巻かは忘れましたが、花井婦人が脅迫文書を送ろうとして、しかし手書きだと身元がばれてしまうかもしれないのでワープロを習おう、といったようなエピソードがありましたよね。
花井婦人は物語上の「悪者」で、これも悪者としてのエピソードのひとつなのですが、批判や批評を小説の中の登場人物に言わせる事で、自分の身を安全圏に置こうとする田中氏は、花井夫人とどこが違うというのでしょうか。
作品構成の一手法として認める認めない以前に、田中氏がそこ(横紙破り)から逃げてしまっているではありませんか。
管理人氏の芸の話と重なりますが、何も田中氏の評論など読みたいのではありません。田中氏に「芸人」としての自覚と責任を持ってもらいたいのです。
田中氏はそれで飯を食っているプロなのですから。
ちなみに、ある意味で田中氏を卒業したのでなければ、批判などできないと思うのですが、いかがでしょうか。
-
- board4 - No.3403
過去ログ更新のお知らせ
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2002年12月24日(火) 15時18分
HP「過去ログ資料館」に、
「田中芳樹を撃つ!」4代目掲示板の投稿3101~3400番
までをアップデート致しました。
過去ログをまとめて閲覧したい方は上記URLリンクからどうぞ。
- 親記事No.3325スレッドの返信投稿
- board4 - No.3404
Re:ちょっとレオン氏を擁護
- 投稿者:駆け出し
- 2002年12月24日(火) 15時41分
駆け出しでごさいます。
私も横レスで失礼いたします。
>印税払っている読者はえらいのだろうか
印税ではなく、読者が払っているのは定価です。印税は出版社が作者に払うものです。
読者はえらいんです。ものすごくえらいんです。なぜならお金を出すからです。
「金を出して、あなたの本を買ってくれた読者は、あなたに何を言ってもいいんです」
私はかつて編集者にそう言われました。いまでも真実だと思っています。
もっとも、作者側にも自己防衛の手段はあるんです。
「だったら、あんたが書けば?」
というものです。自分に対する意見や非難を口にする読者に、面と向かって言う人は、さすがにいませんが、作家はだれしも腹の中ではそう考えているものです。田中氏も例外ではないと思います。