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投稿ログ168 (No.3007 - No.3015)

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board4 - No.3007

Re:続・続・経済学的に正しい銀英伝

投稿者:准提督
2002年10月08日(火) 10時43分

3.亡命者人権制限法のその後
さて、SAIさまは「拡張期」がいつ頃に「衰退期」に転ずるか具体的におっしゃっていませんが、2982番の書きこみで
>>わざわざ帝国でのそれよりも低い扱いを受けるために地位をなげうち密航のリスクを犯してまで亡命しようとするでしょうか?そんなわけありませんね。
という、680年頃についての私の分析に対し
>やってきます。この時期においては同盟は拡大期にあたり
とレスしていらっしゃるので、この時期まだ同盟での好況は続いているという見解でよろしいですね。
この点私も同感です。アメリカの西部開拓の例と照合すると好景気は相当長く続いたのではないでしょうか。あ、もちろん地球上の例を恒星間国家に適用する無理は承知しておりますが。
いずれにせよ、680年前後にはまだ「拡張期」が続いていたと判断します。人口が圧倒的に増え、これまで手付かずだった惑星のかなりが大規模開発の対象となったでしょうから、経済規模の爆発はまだ余波が残っているのではないでしょうか。
さて、この時期は、「640年組」の子女の時代です。彼らが徹底した民主主義教育を受けて育った事は、SAIさまも2982番の中段でそれを前提とした書き込みをされていますから、同意してくださったのでしょう。
んで、
>教育されている理想と現実が乖離していればいるほど亡命者の反発は強まり、教育を信じなくなります。
とおっしゃっていますが、私もこう申し上げているわけで、何もキレる必要はありませんよ。落ち着いてください。
そう、教育されている現実とかけ離れていて反発するからこそ、彼らはこの差別立法の撤廃に立ちあがるでしょう。
んで、同盟政府の立法、司法当局はこれを拒否できない。その理由は2978番で主張した通りです。「640年組」にそっぽ向かれたら同盟は滅びます。
ここでSAIさまは
>そう言う状況を同盟が帝国にのっとられたといい、同盟が帝国化してしまします。私は何度同じ事を言えばいいんでしょうね。
とおっしゃられています。こりゃお互い様ですよ。こっちだって何回も同じ事説明しているんだから。
この堂堂巡りの原因は、
「同盟においては『640年組』の子孫が主流化するのは避けられない。いくら『元々の同盟市民』がふんばってもこの流れは阻止できない」
という私の主張に対し
「それを同盟が帝国化した状況という。『元々の同盟市民』はそんなことを許さず、阻止しようとするだろう」
とSAIさまが反論され、それに対し私がまた
「いや、だから『元々の同盟市民』がいくらきばってももそれは阻止できないだろう」
というとSAIさまが
「そのような阻止できなかった状況を『同盟が帝国化』した状態という。『元々の同盟市民』はそれを許さず、阻止しようとするだろう。何度言えばわかるんだ」
と反論される。この無限ループです。
私の表現能力に問題があったことは否定しません。また気付くまで時間が掛かったのは私の読解力の不足ゆえです。以後気をつけます。

で、ここでもう一つ論点。
「640年組の子女が同盟において一定の地位を確保する事と、『同盟が帝国化することはイコールか?」
です。SAIさまはこの点イコールとしていますが、私にはそうは思えません。理由は上で述べたように、640年組の子女が同盟の民主主義礼賛の教育を受けて育つからです。彼らは同盟の価値観(つまり、『元々の同盟市民』の作り上げた価値観)に少なからず染まっているでしょう。我々日本国民がアメリカ的民主主義礼賛教育を受けて少なからずアメリカ的価値観に染まっているように。しかし、親の影響も無視できないわけで、親のもたらす帝国的な一面も彼らは当然持っている。よって、この680年以降の同盟においては、それまでの同盟とも、また帝国とも違う、新たな文化が生じたのではないでしょうか。
1巻17頁下段
「彼らを受け容れ、量的に膨張する過程で、自由惑星同盟が次第に変質していくのは必然的な成り行きであったろう。」
という記述からも、それは裏付けられると考えます。



4.「一旗組の争奪戦」
>フェザーンでは駄目です。そもそも物理的に亡命者を受け容れるスペースが同盟より遥かに小さいんですから。そういう常識以前のことを言わないで下さい。
いやー、常識を疑ってみるのもいいですよ(^^)きっと発見があります。私もついさっきSAIさまに常識を修正されて視野が広がりました。
さて、フェザーンにはスペースがない。うん、なるほど。それはそうですね。
ところで、フェザーンの人口は20億人(795年ごろ)。これ、どっから沸いてきたんでしょうね。
683年にフェザーンは正式建国していますが、少なくとも640年以前にはここには何も無かった(あっても帝国の超辺境ゆえちびっと農民がいるくらい)はずです。同盟の発見と共にフェザーンの興隆が始まります。
で、人口です。帝国領であるフェザーンに同盟から出て行く馬鹿はいませんから(いたとしても憲章擁護庁が阻止する)、帝国から流入した人口ですね。んで、683年までは密貿易で収益を得ていた程度ですが、この建国以降は大手を振って両陣営貿易をするようになります。ここからフェザーンは爆発的に繁栄したことでしょう。つまり、フェザーンの本格的発展は683年以降。あの惑星一つに20億とかいう激しい数字の大部分はこの時点以降の流入であると言えます(自然増加、即ち出産を取りあえず無視すれば、ですが)。
つまり、683年以降795年までの約100年間に億単位で帝国からフェザーンに流入しているのですよ。
さらにいえば、億単位で一旗組をフェザーンに取られたのですよ、同盟は。この時期に。
同盟当局は「法的・政治的差別」をなくし、「社会的差別」をなくす努力をする(努力をする、です。完全になくす、とは言ってませんよ)。さもないと亡命者をフェザーンに取られるどころか、同盟からもフェザーンに流出してしまいます。
もちろん、フェザーンのスペースの許す範囲で、ですが。



5.「元々の同盟市民」に対する差別は発生するか?
>そしてそうなれば今度は大多数の亡命者達が少数の同盟市民を差別する事になります。
ちょっとちょっと、これって大幅な自説の変更ではないですか、SAIさま。
ま、いっか。
これはないでしょう。680年ごろの法改正で640年組の子女は法的地位においては完全に「元々の同盟市民」に並びます。ですが、それまでの「社会的差別」が完全に消え去ったわけではありません。この時点では政治家・官僚・高級将校といった高級公務員は「元々の同盟市民」が独占していたわけですから。彼らが自分の地位をみすみす手放すはずはありません。これはSAIさまのおっしゃるとおりの利己的な人間の性質ゆえです。
地位は手放したくない。しかし今後彼ら(640年組)の支持なくては地位は保てない。
こうなった時彼らが取りうる選択肢はただ一つ、640年組の子女たちに、その今彼らがいる地位を活用して便宜を図る事です。
つまり、今後同盟においては、「元々の同盟市民」である政治家たちが、640年組の子女たちの歓心を買い彼らの票を確保すべく、「反差別法」を制定する。と同時に自分たちと自分たちの子孫が640年組の子孫とうまくやっていけるような配慮も忘れない。完全無欠見事な連携プレー。
>反差別法が制定され、公的に差別を禁じても差別はなくならないと言ったはずですが。
ええ、そうですよ。だから私はこれまで「努力する」という表現を使ってきたでしょ?「これによって差別は完全になくなる」とは一言もいってませんよ。
「元々の同盟市民」出身の政治家によって推進される、亡命者差別撤廃政策。帝国と言う「敵」の存在もありますし、両者は敵対しないでしょう。アメリカとは状況が異なります。人種に差異なし、言語も一緒(教育の賜物)、宗教も差異無し(無宗教時代ですから)、習慣に若干の違いは生ずるでしょうが、職の差は時間が経てば経つほど消えて行く、元々の同盟市民が制定し亡命者に支持された政策によって。同和問題やカーストのような悪しき伝統を形成するには差別が生じている時間が短すぎる。
ちょっと楽観的に過ぎますかな。まぁ、反論が出ればその都度修正して行きましょう。


6.資本主義経済v.s.封建的経済
>資本主義経済も封建的経済に似てくる
ああ・・・。そうですか。ちょっと新鮮です。私の中の常識が覆るかもしれません。この理論を唱えている代表的な学者って誰です?よろしければ私に教えていただけませんか。



さて、最後に一つ、SAIさまにお願いがあります。もし今後も議論を続けるおつもりなら、このあたりでSAIさまの説を、これまでの議論を踏まえた上で提示していただけませんか。私の読解能力はきわめて怪しいものですし、そうしていただければきっとこの板をご覧の皆様にもわかりやすくなるでしょう。議論をより建設的な方向に進めるためにもぜひ、よろしくお願い申し上げます。

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board4 - No.3008

Re:銀英伝第2部・ジーク2世VSユリアン

投稿者:ソルジャー大佐
2002年10月08日(火) 11時28分

ソルジャー大佐です。
またまたレスに参上します。

> > 個人的には、旧フェザーンの秘密工場で造られた地球教団艦隊1万隻と実は生きていたエルウィン・ヨーゼフ2世(性格悪い本編版)が結びつき大謀略が展開される、といった隠し要素が欲しいです。(笑)

小官も、その設定に一口乗せてください(笑)。

> 帝国軍による「ハイネセン大虐殺」(同盟政府・銀河帝国正統政府の要人を殺害した事件)の折、地球教徒の助けで、エルウィン・ヨーゼフ、シュマッハー、ランズベルク伯はハイネセンから逃亡した。フェザーンを失った今、地球はエルウィン・ヨーゼフを擁して、武力による帝国のっとりをたくらむ様になったのである。
>
> ド・ヴィリエ(48歳)…地球教総大主教。独自の武力を蓄え、帝国からの侵攻に備えると同時に、帝国乗っ取りの陰謀をめぐらす。
> エルウィン・ヨーゼフ2世(28歳)…地球内に設けられた銀河帝国正統政府皇帝。銀河帝国乗っ取りのための手ごまとして何不自由ない生活を送る。
> レオポルド・シューマッハー(52歳)…地球教団艦隊司令官。軍事的才能を買われ、地球教では重用されているが、本人の気持ちは複雑。かっての仲間も地球教艦隊に加わっている。
> アルフレット・フォン・ランズベルク(47歳)…銀河帝国正統政府首相。実質的な権限はなにもないが、本人は帝国を乗っ取り、自らが返り咲く日を待っている。

エルウィン・ヨーゼフⅡ世の影武者説、お見事!です(笑)。
たしかに、エルウィン・ヨーゼフⅡ世が「善人」では、謀略など企みませんね。ハイネセンで死亡した人物が「はたして、本物だったのか?」のミステリーが加わると、なお趣が増すのでは?
ド・ヴィリエ地球教総大主教は「地球教法皇」を目指しているはず。
国名はさしずめ「神聖銀河帝国」(もちろん、法皇が皇帝より上位!)になるんでしょうな。

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board4 - No.3009

第3世代戦車てなに?3.5世代戦車てなに?

投稿者:吉良国 育生
2002年10月08日(火) 12時11分

 どうも、簡単に手に入る資料とは、やはりこの程度かと嘆き悲しんでいる吉良国です。

>  すいませんが、この比較手法はそもそも根本から何か間違っているのではないでしょうか?
>  まず、90式戦車が第3世代戦車と定義されているのに対して、その同世代戦車として挙げられている「M1A2」や「レオパルド2A5」は、それぞれ従来の第3世代戦車である「M1A1」「レオパルド2」の改良型で、外見こそよく似ていますが、その戦闘力は従来型とは大きな隔たりがあり、90式戦車と同列に並べられるものではありません。これらの改良型戦車は従来型と区別するために3.5世代戦車と呼ばれています。
>  それに第3世代戦車たる「M1A1」や「レオパルド2」が1980年前後に制式採用されているのに対して、同世代戦車であるはずの90式戦車の制式採用はそれから10年も遅れた1990年で、しかもそれから一度たりとも「M1A2」や「レオパルド2A5」に見られるような改良化がなされてなどいないのです。外国の3.5世代戦車ですら、旧式化しつつある90式戦車と同等ないしはそれ以下の値段しかかからないのですから、いかに90式戦車のコストパフォーマンスが悪すぎるかが分かろうというものではありませんか。
>  いずれにせよ、旧式化しつつある第3世代戦車と最新鋭の3.5世代戦車では、比較対照としてはいささか不適当なのではないかと思うのですが。


 冒険風ライダー様ほどの聡明なお方が、なぜこのような奇妙な考え方を頭から信じてしまうのでしょうか、なぜ先進的な工業国の作る戦車が他国より十年も遅れていると信じられるのでしょうか、なぜ開発に十年の開きが有るのならその分進んでいると考えないのでしょうか、なぜどこかおかしいと思わないのでしょうか。

 「90式戦車はモダンで洗練されている、火器管制装置はレオポルド2A5やM1A2より優れている。ベトロニクス(車載電子機器)も有名な仏のルクレルクやレオポルド2A5およびM1A2より優れている」

 これはアメリカの軍人向け業界誌「アーマーマガジン」の99年7、8月号から抜粋したものです。冒険風ライダー様が紀伊国屋などで手に入れられた本に書いてあることと全く反対の事が書かれています、冒険風ライダー様はどちらを信じますでしょうか。
 残念ですが、私は国内の軍事ライターが書いた記事を無条件で信じる事はできません。
 90式が採用以来、改良を受けていないのは事実です(火器管制のソフトの書き換えなどは行っています、これにどれほどの価値があるのかはお分かりいただけると思います)、しかし旧式化というのはど言う事でしょうか、具体的にどこがどう旧式化していると書かれてありましたでしょうか、私にはどこが旧式化したのかさっぱりわかりません、いったいどこを改良しろと言っているのでしょうか。
 M1A2乗りたちが驚嘆した走行間射撃時の命中率でしょうか、至近距離から打ち込まれた120ミリ砲弾をはじき返す防御力でしょうか、有事の際に米から弾を買うたに採用したラインメタル44口径120ミリ砲でしょうか(と言われていますが、ホントに買う気なのかな劣化ウラン弾)、いまだに90式にしか採用されていない自動目標認識・脅威度識別システムでしょうか、それともM1A2にしか採用されていない車両間情報システムを積んでいないのがいけないのでしょうか、もしくはレオポルド2A5とA6にしか採用されていないショト装甲が付いていないのがいけないのでしょうか、もしお持ちの本に答えが書かれているのならお教えいただけないでしょうか。


>  あのですね、その当時でさえ、本当に兵器について調べようと思うのであれば、紀伊国屋書店などの本屋で兵器関連の最新資料を予約して取り寄せるとか、田中芳樹の立場ならば担当の編集者に頼んで探させるとか、最悪でも図書館に行って資料を漁ってみるとか、兵器について正確な知識を得る方法などいくらでもあったのではありませんか?


 採用された当初の90式の評価は、橋を渡る事も鉄道で運ぶ事もできないので北海道にしか配備できない、他国の戦車に比べ軽いため装甲が薄い、自動装填装置は実用に耐えない、サスペンションはもろく自重を支える事はできないなどで、軍事雑誌にもこのように書かれていました。当時の私はこの事の裏を取るため、基地祭があれば出向き、縁戚の自衛官を訪ね、同人誌即売会で出会った相手が自衛官だと分かれば頭を下げ、事あるごとに、この本の内容は正しいのか、あの記事は間違ってないのかと訪ね歩きました、ほかにも防衛庁の公開情報を閲覧したり、読めもしない洋書を食費を削って買い辞書を片手に読みました。
 そうまでしないと90式の実力を知る事はできませんでした。


 本気で社会評論を展開しようというのであればそれくらいの労は払って然るべきでしょうに。私自身、考察シリーズを展開するようになってからは、ネットの情報だけでは不充分と考えて、様々な書籍や資料を購入するように努めていますけど。


 批評をするなら労を払えと言うのは納得できます、では冒険風ライダー様は田中氏を批判する上で充分な労をとったのでしょうか。
 創竜伝の考察22番№2031において、冒険風ライダー様は海軍のヘリ空母に陸軍のヘリが搭載されているのはおかしいと書きました、ですがあれはホントに陸軍のヘリだったのでしょうか。
 軍事に詳しい者なら、ヘリ空母とは強襲揚陸艦かヘリコプター搭載揚陸母艦の事だと分かります、なぜなら市販の本にそのように書かれてある物がかなり有るからです、あれが揚陸艦なら搭載されているのは海兵隊のヘリです、彼らは攻撃ヘリも運用していますので何の問題もありません。
 それなのに冒険風ライダー様ご自分の中途半端な知識で搭載しているヘリを陸軍のヘリと決めつけ批判しています。
 ですが私はこの事で冒険風ライダー様を批判するつもりはありません、ただ紀伊国屋で買った本からすぐさま得られる知識などその程度だろうと思い、軍事系サイトの掲示板で質問すれば「アメリカ海軍は軽空母など保有していない」「ヘリ空母と言えば揚陸艦の事」とすぐに分かったのにと思ってしまいます。
 もちろんネットが万能だとは言いません、ただこの国で正しい軍事資料を集めるのは大変難しく、市販の資料がアテにできない以上ネットというのは非常にありがたいです。


>  第一、創竜伝で田中芳樹は、自衛隊の兵器の欠陥をあげつらう一方で、「日本は軍事大国化しつつある」などという現実離れしたタワゴトをほざいたり、自分が「道路も走れない欠陥戦車」などと評価していた(創竜伝6巻)はずの90式戦車を、過去の同じ作品のストーリー中で縦横無尽に疾走させたりしているのですから(創竜伝3巻)、これもまた「無用の評論の挿入が作中のストーリーを破綻させている」例のひとつであるわけで、その支離滅裂ぶりは徹底的に批判されて然るべきなのではありませんか?

 その事については特に異論はありませんが、私は日本はすでに軍事大国だと思います(田中氏が述べているのとは少しニュアンスが違いますが)。

親記事No.2978スレッドの返信投稿
board4 - No.3010

Re:続・続・経済学的に正しい銀英伝

投稿者:SAI
2002年10月08日(火) 12時54分

説をまとめるにはちと時間がかかるため、今回は補足だけです。

テロ対策法の内容
ttp://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20011029201.html

テロ対策法原文
ttp://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=107_cong_public_laws&docid=f:publ056.107

一年後の現状および基本的法的権利の変化
ttp://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20020912203.html

移民法のコラム
ttp://www.abctny.com/frame_immigration_news.htm

移民法関連(原文)たくさんあるので注意
ttp://thomas.loc.gov/home/thomas.htmlのページで
immigration actで検索

1997年の改正点(2002年は移民法のコラムに載ってます)
ttp://www.mnllp.com/jpnunlawfulpresence.html

不法移民の生活
映画ブレッド&ローズ

アメリカの話じゃないし、古いけど全世界で今も不法移民はこんな生活しています。
最底辺 : トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ/ギュンタ-・ヴァルラフ, マサコ・シェ-ンエック 岩波書店 1987

米国の人種主義・不寛容・外国人-移民排斥などをめぐるニュース
ttp://www.imadr.org/japan/interview/usa1.html

Kenさんへ
ひとつ訂正。実質的な力は上院が上ですが、制度上の原則としては上院と下院は平等になっております。

それから私もずいぶん感情的になってましたね。すみません。
それでは次回に

親記事No.2986スレッドの返信投稿
board4 - No.3011

Re:人口論議よりはるかに重大

投稿者:Ken
2002年10月08日(火) 13時42分

SAIさま、

長文の回答をいただき、まことにありがとうございます。

実を申せば、今回のご発言は、これまでにいただいたレスの中で、最もよかったと思います。なぜなら、SAIさんのお考えがどういうものであるか、ようやく見えてきた気がするからです。始めに私の想像を申しますと、もしやSAIさんは、ラルフ・ネーダーが主導する運動に参加する人たちと、かなり共通する思想と感覚をもっている方ではありませんか?(私の誤解であれば、謝ります。)私は、サミットやIMFの会場を取り囲んで、放火や投石をしている連中は支持できませんが、(SAIさんが暴徒の同類だと言っているのではありませんよ、念のため、)あの人たちの主張には、頷く点もあるのです。例えば、最貧国の債務を帳消しにせよ、という主張には、問題はあるが、現在のところこれに勝る代替案はないのでは、と考えています。地球環境問題に関しても、少なくとも彼らが、大半の既成政党よりも真剣に考えていることも理解しているつもりです。

そこで、せっかくSAIさんのお考えが分かってきた(つもりでいます)ので、より理解を深めるために、今回は私の意見は述べず、質問だけをさせていただきたいのですが。よろしいでしょうか?

>重要なのは政府の形態ではなく、権力を持つ者がその力を自分や取り巻きのために使うのではなく、公益の実現のために使うことだと思います。

>アメリカ型民主主義がだめなことはわかっております。

最初にこの2つの発言を読んだ時、私は矛盾ではないかと思いました。前者は、政治体制は関係ないといいながら、後者は政治体制の評価をしているように思えるからです。その後に思いついたのですが、SAIさんは、つまり、「権力を公益のために用いる権力者を生み出す上で、アメリカ型民主主義は、不適当である」と言っておられるのではありませんか?そうだとすれば、やはり特定の政治体制を評価されているのだし、政治体制は重要な問題であると言われているのだと思います。

そうであるなら、ぜひお聞きしたいと思います。アメリカ型民主主義に勝る政治形態として、SAIさんはどのようなものを考えておられるのでしょうか?私は、チャーチルという政治家が好きになれませんが、「我々がデモクラシーを支持するのは、それが完全なシステムだからではなく、今のところ代替案がないからである」という彼の発言は、さすがに一方の英傑だけのことはある、と感銘を受けたことがあります。この線に沿って推論を進めると、SAIさんはチャーチルが「ない」と言った代替案が「ある」と言われているのではないでしょうか?それはどういうものでしょうか?

>なぜならばとてつもない経済的不平等を生み出してしまったからです。

MITやスタンフォードの大学院を出て、20代で7万ドル(850万円!)の年収を稼ぐ人間がいる一方で、いわゆる「単純労働」をする人の中には、時給8ドル(途切れずに仕事があったとして、年収200万円)で働く人がいます。(ただし、SAIさんの見解と少し異なるのは、前者の中に非白人の移民もいるし、後者の中に先祖代々アメリカ人の白人もいますが。)

このような富の不均衡を生むシステムを容認する意見の代表は、(とっくにご存知でしょうが)以下のようなものです。曰く、自由競争の経済システムは少数のミリオネアを作るが、同時に経済全体の底上げもし、相対的に貧しい人でも、自由競争を抑制する社会に住む人よりは豊かなのだと。たしかに、時給8ドルの(あるいはそれ以下の)仕事をするために、故郷を捨て、危険を賭して、やってくる不法移民のことを思うと、その見解にも一理があるし、私の考えもそれに近いものです。そこで聞きたいのは、SAIさんはどう思われるか、ということです。非常に単純化した言い方をすれば、「年収200万の人々の中に、少数の年収1億の人がいる社会と、全員が年収50万の社会とどちらがよいか?」というこです。(誤解を避けるために、この場合の「***万」は購買力平価だと考えてください。200万は50万の4倍豊かな買い物ができるのだと。)また、「いや実は、全員が年収600万になれる社会があるのだ」というお考えでしたら、それがどのような社会なのか、ぜひ教えていただけますでしょうか?

>使用者は移民担当官の不意打ち検査があると言って、労働者をおどし、
(中略)
>准提督さんこんな状況が現実にあるんですよ。あなたの好きな法的理論でどうしてこんな事例を引き起こす、移民を不法と決めつけ、権利を制限する移民法が違憲とされないのか

この部分を読んで、「あ、そうだったか!」と思いました。なぜ、これまでSAIさんと准提督さんの議論が噛み合わないのかと思っていたのですが、SAIさんが、「移民への迫害」を言われる時には、いわゆる「不法移民」(正式な労働ビザを持っていれば、移民局を恐れる必要がない)が含まれるわけですね。

不法移民の人権は難しい問題です。もちろん不法移民でも、犯罪の被害者になって殺されたら警察は犯人を追うし、子供が誘拐されたら警察は救出に全力を挙げる、という点では、市民権を持つ人と変わらない人権があります。ただ、彼らがアメリカに滞在すること自体が、厳密にいうとアメリカの国家主権を侵害していますので、見つかればその状態に変更を生じずにはすみません。もしもSAIさんが大統領だったら、300万とも500万ともいわれる不法移民をどのように扱われますか?

>アメリカ建国以来300年、ついに人種同士は交わらず

ここでいう「交わる」という言葉の意味をもう少し詳しく説明していただけませんか?道で会えば挨拶を交わす、という程度の意味でしょうか?同じ職場で働き、上司・部下の関係になる、ということでしょうか?家族ぐるみのつきあいをする、という意味でしょうか?それとも婚姻関係を結ぶということでしょうか?

>今回のような事件で百万ドルの賠償をせよというような場合、払うのはまずもって白人、受け取るのは黒人というケースしか日本にいるためか私は知りません。

この部分は、SAIさんの言わんとされることが、今もって私には分かりません。白人から黒人へ富が移動「しない」ように計らうのが、差別ではありませんか?

>上院議員には黒人は一人もいない、(上院と下院どっちが優先権があるかわかりますよね)

なるほど・・・。(ハワイには日系のイノウエ議員がいますが・・・)上院は人口とは無関係に、一州につき2人ずつしか選ばれませんから、マイノリティが選出されるのは難しいかもしれませんね。この状況を変更するとしたら、どういう方法がよいとSAIさんは思われますか?黒人にあらかじめ議席を割り当てることでしょうか?

board4 - No.3012

簡単な事だと思うのですが・・・

投稿者:なんでもや
2002年10月08日(火) 15時06分

そんなに嫌なら読まなきゃいいんじゃないでしょうか?
別に誰かに強制されてる訳じゃないんですよね?
田中芳樹のくだらない小説を不愉快になりながら時間をとって読む。またその至極腹立たしい小説に自分のいかにもまっとうな意見をつらつらと書く。
あなた一人が胸の内にしまっておきさえすれば、ほかの誰一人として不愉快にはなりません。
私の場合知らずにこのサイトにきてしまい、何ページか読んでやめました。もうここにはきません。
読まなければこんな不愉快な思いをせずに済みますから。
でもあなたは、そういう思いをすることがわかっていて小説を読んでるんですよね?やめればいいじゃなですか。
それとも、田中芳樹の批判を永遠と綴った本を出版してみてはいかがですか?売れるんじゃないかなぁ。
それでも、私が思うに、あなたは田中芳樹より遙かに劣っていると思います。たかが小説を真に受けて自分の意見が田中氏本人の文章に勝ってると思ってらっしゃるように、読んでとれるんですよ。私には。
結論を言えば、あなたは毎日暇なんだろうなぁと、うらやましい限りです。

親記事No.3012スレッドの返信投稿
board4 - No.3013

Re:定期的にこういう人来るね

投稿者:不沈戦艦
2002年10月08日(火) 15時55分

> そんなに嫌なら読まなきゃいいんじゃないでしょうか?
> 別に誰かに強制されてる訳じゃないんですよね?
> 田中芳樹のくだらない小説を不愉快になりながら時間をとって読む。またその至極腹立たしい小説に自分のいかにもまっとうな意見をつらつらと書く。
> あなた一人が胸の内にしまっておきさえすれば、ほかの誰一人として不愉快にはなりません。
> 私の場合知らずにこのサイトにきてしまい、何ページか読んでやめました。もうここにはきません。
> 読まなければこんな不愉快な思いをせずに済みますから。
> でもあなたは、そういう思いをすることがわかっていて小説を読んでるんですよね?やめればいいじゃなですか。
> それとも、田中芳樹の批判を永遠と綴った本を出版してみてはいかがですか?売れるんじゃないかなぁ。
> それでも、私が思うに、あなたは田中芳樹より遙かに劣っていると思います。たかが小説を真に受けて自分の意見が田中氏本人の文章に勝ってると思ってらっしゃるように、読んでとれるんですよ。私には。
> 結論を言えば、あなたは毎日暇なんだろうなぁと、うらやましい限りです。

 コレは、「天に唾する」投稿でしかないんですよね。何しろ、「そんんなに嫌なら読まなきゃいい」のは、あなた本人のことだからです。そんなに不愉快なHPなんぞ、無理に見ないでもいいでしょう。しかも、その上文句を書き込む必要は、もっとない筈です。あなたが、自分で言ったことを、自分で信じているのなら。

 つまり、「そんなに嫌なら読まなきゃいい」と、ここに書き込む行為自体が、激しく自己矛盾しているんです。「天に唾する行為」とは、そういう意味ですね。何でまた、恥かくだけの、こんな書き込みをやらにゃ気が済まん人が、ちょいちょい出るのか不思議ですわ。「自分の言っていることが、そのまま自分に降りかかるのは、かなりみっともない」ということを、冷静にお考えになってみたらどうでしょうか。

親記事No.2944スレッドの返信投稿
board4 - No.3014

Re:銀英伝版「平家物語」&「フランダースの犬」

投稿者:八木あつし
2002年10月08日(火) 17時36分

ソルジャー大佐さん、S.Kさん、イッチーさん、レスを読ませていただきました。(今書いてますが、もちろん直後に読んでいます)
アンネローゼがエルウィン・ヨーゼフ2世の育ての親になる。これは実現しやすいIFです。ただS.Kさんも言われていますが、最後は美談よりも悲劇になる可能性が高いです。アンネローゼが関係する分、ラインハルトが幼児殺しを躊躇しないと思われます。
しかしエルウィン・ヨーゼフ2世は「純心エルウィン」ですから、美談・悲劇どちらでも華となります。(笑)

とりあえず、自分の前のレスのシミュレートの続きを考えみました。
※※※
リップシュタット戦役でキルヒアイスが死に、アンネローゼはラインハルトではなくエルウィン・ヨーゼフと共にいるようになった。ラインハルトは、姉が自分を捨てゴールデンバウム家の皇帝を取るのか、と苦悩するのだった。
その時1つの報告が入る。何とフェザーンが皇帝誘拐を企画していたのだ。ラインハルトは、もはや目障りでしかない皇帝を自分の視界から消しアンネローゼから引き離すべく、そして同盟侵攻の大義名分を得るためにもその行動を黙認にした。
その結果(2つに分岐)
1・新無憂宮でたまたま皇帝に添い寝をしていたアンネローゼまで皇帝を一緒に連れさらわれた。
2・皇帝誘拐事件が起こり、アンネローゼはラインハルトのもとに皇帝を早急に救うように嘆願に行く。その時、ラインハルトのくせからアンネローゼは弟が裏で誘拐事件に関わったことを感じとった。幼い皇帝を自らの野望の為、誘拐事件を起こしてまで利用する弟をアンネローゼは糾弾した。

1・2どちらが起きてもラインハルトの脆弱な精神には、鋭い一撃があびせられた。
1の場合・安易な同盟侵攻を行えばアンネローゼの身に危険が及ぶ可能性が高い。
2の場合・皇帝誘拐の黙認を知ったアンネローゼが自分に向ける視線が痛い。
そしてどちらの場合もアンネローゼの存在が、ゴールデンバウム王朝よりになっているため、皇帝が死んだ場合、また帝位を簒奪した場合に姉との絆が切れる可能性が非常に高い。
シスコン・ラインハルトにとって、キルヒアイスとの絆を失った今、アンネローゼとの絆まで失うことが出来るのか?
※※※
やはり皇帝誘拐事件が、純心エルウィン、ラインハルト、アンネローゼ、この3人にとってその後のキーポイントになると思います。
う~ん、結局エルウィン・ヨーゼフ2世はどんな性格になっても誘拐される運命のようです。むしろ純心な分、どのような死に方になるのかが問題になってきそうです。(⌒~⌒ι)

ところで1つ。
ラインハルトの覇業において軍事的な障害は、数は多いが烏合・無能の貴族連合軍、アムリッツア後弱体化した自由惑星同盟、テロ組織地球教団でした。そして精神的な障害は、シスコン、キルヒアイスの死(ヴェスターランド虐殺はキルヒアイスが死ななければ負担にはならない)ぐらいです。
私としてはキルヒアイスの死以外、ラインハルトにとってあまりにもその覇業の障害が少ないと思っています。もはやラインハルトの軍事面での有利が動かなくなってしまった分、アンネローゼとの対立などで精神面を揺さぶると面白くなったと思います。
キルヒアイス、アンネローゼという精神の枷を乗り越えたとき、ラインハルトは真の成長を果たし偉大な皇帝になるのか。それとも精神のバランスが崩れた欠陥皇帝になるのか。やはり興味はつきないです。
では今回はこのへんで( ^-^)/

親記事No.3012スレッドの返信投稿
board4 - No.3015

Re:定期的にこういう人来るね

投稿者:IK
2002年10月08日(火) 19時58分

> > そんなに嫌なら読まなきゃいいんじゃないでしょうか?
> > 別に誰かに強制されてる訳じゃないんですよね?
> > 田中芳樹のくだらない小説を不愉快になりながら時間をとって読む。またその至極腹立たしい小説に自分のいかにもまっとうな意見をつらつらと書く。
> > あなた一人が胸の内にしまっておきさえすれば、ほかの誰一人として不愉快にはなりません。
> > 私の場合知らずにこのサイトにきてしまい、何ページか読んでやめました。もうここにはきません。
> > 読まなければこんな不愉快な思いをせずに済みますから。
> > でもあなたは、そういう思いをすることがわかっていて小説を読んでるんですよね?やめればいいじゃなですか。
> > それとも、田中芳樹の批判を永遠と綴った本を出版してみてはいかがですか?売れるんじゃないかなぁ。
> > それでも、私が思うに、あなたは田中芳樹より遙かに劣っていると思います。たかが小説を真に受けて自分の意見が田中氏本人の文章に勝ってると思ってらっしゃるように、読んでとれるんですよ。私には。
> > 結論を言えば、あなたは毎日暇なんだろうなぁと、うらやましい限りです。
>
>  コレは、「天に唾する」投稿でしかないんですよね。何しろ、「そんんなに嫌なら読まなきゃいい」のは、あなた本人のことだからです。そんなに不愉快なHPなんぞ、無理に見ないでもいいでしょう。しかも、その上文句を書き込む必要は、もっとない筈です。あなたが、自分で言ったことを、自分で信じているのなら。
>
>  つまり、「そんなに嫌なら読まなきゃいい」と、ここに書き込む行為自体が、激しく自己矛盾しているんです。「天に唾する行為」とは、そういう意味ですね。何でまた、恥かくだけの、こんな書き込みをやらにゃ気が済まん人が、ちょいちょい出るのか不思議ですわ。「自分の言っていることが、そのまま自分に降りかかるのは、かなりみっともない」ということを、冷静にお考えになってみたらどうでしょうか。

まったく不沈戦艦さんのおっしゃるとおりです。この手のカキコは無視すればいいのでしょうが、新しく入ってくる人にスタンスを知らせるために時々はお相手をするのかもいいかと。
批評と非難を取り違え、とにかく瞬間的な自分の感情をぶつける前に、まずは考えて欲しいものですね。
「田中芳樹より遥かに劣っている」云々も、何やらあらゆることに勝ち負けを設定しないと気がすまない偏狭さを感じますね。

まあ、もう来ないということなので、読んでないでしょうが、今回のこれはさすがに程度が低いなあ、と思いました。

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