- 親記事No.2673スレッドの返信投稿
- board4 - No.2751
Re:商業作家に幻想を抱くのは、ほどほどにしましょう。
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月13日(金) 02時21分
私が言いたいのは、商業作家が読者に対して何らかの責任を持っていると思う事が幻想ではないかと言うことです。
読者が「続きを書いてください」とお願いしたり、「続きを書くって言ったじゃないか」という風に文句を言う事は納得できますが、「おまえはプロの作家なんだから話を完結させる責任がある」というのは違うのではないか、そもそも、そんな責任を作家は背負っているのでしょうか。
作家の責任は、代金と引き換えに本を渡した段階で終わっていると思います(本の内容についての社会的責任はまた別の話です)、たとえ話が終わってなくても、その事に対して作家が責任負う必要はないと考えます(そんな作家が高い評価を受けるとは思いませんが)。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2752
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月13日(金) 04時40分
> > 何で無人機は出てこないのでしょうか?パイロットたちが優秀で無人機の出番がないのでしょうか?でも、ポプランが出てくるまで一騎打ちが空戦の基本だったしなあ。
> 「格好よくないから」(笑)という理由もあるんでしょうが・・・・。
それを言ったらおしまいです(笑)。
まぁ田中先生が銀英伝で書きたかったのは人の戦争でしょう、自律兵器を出してしまったらそれが書けなくなりますから仕方ないと思います(と好意的に考えておこう 笑)。
設定としては自律兵器に使えそうなコンピューターが開発できなかったと言ってしまえば簡単ですが、これは無理があると思います、なぜならすでに自律兵器が現実の物になろうとしているからです。
現在、アメリカが開発中の戦闘機F-35は、航空ファンの間で「最後の有人戦闘機」と呼ばれています、それは今世紀後半には無人機が部隊配置されると予測されているからです(この無人機の雛型になる実験機はすでに製作されています)。
ですので自律兵器が実用化できない理由を作る必要があります。
そこでルドルフ大帝です、彼は自動化や機械化が嫌いです、自律兵器の運用や開発など認めるはずもありません、その結果、自律兵器の技術は失われ人間が戦うようになった、というのはどうでしょうか。
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2753
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月13日(金) 04時55分
> 銀英伝は面白かった。(ガンダムもね)
> でもね、田中○樹って阿呆かなって。
> だって ゼッフル粒子 あれ何? 白兵戦無理やりさせる為に考えたんだろうけど、無意味じゃん。
> だって、気体爆弾なんでしょ、敵地行って撒き散らして、自軍撤退後ドカン。 逆に地雷として入り口に撒いといて進入されたらドカン。
> 資源求めての占領戦じゃなければ爆発させない事にこだわる事ないのでは・・・
これはそのまんまですね。
作者もヤンに言わせてるけど、例えば代わりの要塞を持ってこれるなら
イゼルローンはドカンしてしまってかまわないわけで(笑)、
「帝国軍は奪取ではなく破壊を目的とした攻撃を掛ける事が出来る」
と云った性質の事。
ただし、作中では拠点(特に補給基地)としてどうしても要塞を欲しがっていた
両陣営のことが語られているので、制圧戦が必要な領域があると云うのが
前提になっています。
ゼッフル粒子自体はいつもの「科学考証にさほど強くない作者」の弱点を
露呈しているようなところがあるけど、その使い道に関しては、それなりに
考えていると思いますが。
> 更に艦隊戦、宇宙空間には摩擦もないし、重力もわずか、船なんか建造して投入しなくても、適当な隕石に推進力つけて高速で突っ込ませれば惑星は全滅。 更に中で爆発物詰めて、相手艦隊付近で爆発させれば、爆発時の速度で飛びつづける巨大ショットガン。
われわれのテクノロジーのレベルであれば、確かにそうです。
が、銀英伝の世界では、宇宙空間で高機動戦闘を行う艦船を捕捉撃滅するだけの
火力と射撃管制のテクノロジーが、あきらかに存在しています。
(乱戦時やECMを喰らった時は、命中率がえらく落ちる感じですが・・)
あの世界の惑星は、戦闘衛星や恒星系単位の防衛隊で守られています。
(特に首都星には「アルテミスの首飾り」のような強力な戦闘衛星が配置されてるし)。
それに、小さい隕石は大気圏で燃え尽きるし、大型の隕石はあの時代の兵器なら
難なく捕捉粉砕するでしょう。
イゼルローン要塞相手に実体弾を使う場合と違い、惑星には大気圏がありますので、
そこで始末できるサイズまで打ち砕けばいいわけで。
捕捉不能な数や大きさの隕石を多数降らせると言う方法もありますが、前提として
それには制宙権を奪取し、せめて恒星系内で工作艦を動かす必要があると思います。
恒星系外(太陽系で云えば冥王星軌道外)から隕石を投射した場合、光速で接近
したとしても、惑星到達には何十時間も掛かりますし、超光速探知が全く不可能と
云うならともかく、あの世界でも1000光秒くらいの距離なら探知は出来ますし。
(作中で使われた、宇宙船より巨大なサイズの氷塊を光速付近まで加速してぶつける
方法は、バーラト星系の制宙権奪取後に行われている)
艦艇や要塞に関しては、隕石を実体弾として使用する方法は有用でしょう。
実際作中でもたまに使ってましたし(ヤンが隕石を牽引してラインハルト艦隊に
突っ込ませた例がある)。
が、同じ実体弾なら、おそらくはレールガンの方が効率よく、照準も合わせやすい
(前述の射撃管制能力を前提とすれば)と思われますし、艦艇自体がかなりの
高加速を行える場合、隕石は爆発した瞬間から艦隊後方に取り残されてしまいま
すし、使いどころがあまりなかったという考え方も可能です。
> 宇宙という無限の世界を自由に行き来できる技術がある時でさえ、人間は領土を欲しがるのだろうか?
地球型惑星が少ないと云う可能性もありますが、銀英伝は
「人間の愚かさや政治思想は何百年掛かっても大して進歩しなかった」
世界ですし。
まあ、そういうものかも。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2754
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月13日(金) 05時04分
> ですので自律兵器が実用化できない理由を作る必要があります。
> そこでルドルフ大帝です、彼は自動化や機械化が嫌いです、自律兵器の運用や開発など認めるはずもありません、その結果、自律兵器の技術は失われ人間が戦うようになった、というのはどうでしょうか。
・・・・確か彼は自分の宮殿のバカ長い階段をわざわざ足で上り下りする変人だったような記憶がありますが・・・
もしかしたら(笑)。
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2755
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月13日(金) 05時20分
> 更に艦隊戦、宇宙空間には摩擦もないし、重力もわずか、船なんか建造して投入しなくても、適当な隕石に推進力つけて高速で突っ込ませれば惑星は全滅。 更に中で爆発物詰めて、相手艦隊付近で爆発させれば、爆発時の速度で飛びつづける巨大ショットガン。
補足すると、まあ物質としては岩も氷も銀河中どこにでもあるんですが、
隕石はアステロイドベルト、氷塊は多分木星型惑星のリングまで
行かないと手に入りませんし、とにもかくにも探知されずに工作艦を
星系内に送り込み、引っ張るか爆破してショットガン効果が得られる
場所で戦闘を誘発するかしないと、隕石爆弾(仮)の命中率が
落ちてしまうでしょうし。
全ての恒星系、全ての戦場に、都合よく巨大隕石や氷が補給できる
天体があるとは限らない(アステロイドベルトにせよ木星型惑星にせよ、常にあるとは
限らない)ので、
それを頼んだ戦法も地域限定ということで・・・。
ちなみにSF大長編コミック「マップス」には、人工知能を積んだ
亜光速の船を使い捨ての準光速ミサイルとして使うアイディアが登場
します。
着弾まではなんと1000年!
「本来戦争とは、そのくらい気長なものだ」だそうです・・。
・・・発射から300年後に平和条約が結ばれてしまい、
残った船を始末する仕事が主人公たちに・・。
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2756
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月13日(金) 06時26分
はじめまして 古典SFファンさん。
隕石爆弾(仮名)については実は同様の問題も考えました。
宇宙は無限とはいえ、その殆どは真空、物があるところの方が稀少な訳で、人が住める状態とするテラフォーミングなんて事は今なら数世紀単位の計画がいるんですよね。
ただ(揚げ足を取る気はないのですが)あの世界は有視界戦闘(!) 光速に近い状態までの加速(!)ワープが当たり前(!!)な訳であり、適当な流星群見つけて推進力+ステルス機能+ワープ機能を搭載して・・・。
つまり、無人であれば安全装置が要らず、光速でなら有視界迎撃は不可能(?)巨大であれば破壊困難(例:アルテミス対氷隕石、その上破片はその速度で飛びつづける。 おまけでバリアでも付ける?)
攻撃側としては作り貯めして一気に攻撃すれば良いのに対して、防御側は何時起こるか分らない物に神経を尖らせる。 対策費だけでも膨大。
(アメリカのスターウォーズ構想や、ミサイル迎撃システム これらは地球内資源という有限物資が相手だから規模予測可能なのかな?)
何が言いたいのかというと、それぞれの勢力内で自給自足が可能なら、相手の持ち物は最悪全て消滅させれば良い(今の核爆弾思想?)訳で、現在先進国同士の戦争が起こらない?のは、相手の核を防げない=双方消滅があるから(エ ソウナノ?)。
戦争とは狡猾で醜いもの。
無意味な艦隊行動するくらいなら、ワープ爆弾ORバンザイ特攻=数の勝負。
有視界戦闘となった時点で遭遇不可能(1×1光年監視が有人機で可能なのか)特にシュバルツランツェンレンターは・・・みえんぞ(笑)
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2757
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月13日(金) 08時28分
> はじめまして 古典SFファンさん。
あ、はじめまして(^^)。
> ただ(揚げ足を取る気はないのですが)あの世界は有視界戦闘(!) 光速に近い状態までの加速(!)ワープが当たり前(!!)な訳であり、適当な流星群見つけて推進力+ステルス機能+ワープ機能を搭載して・・・。
正直に申しますと、
「その議論を可否で突き詰めるとお手上げ」
です(笑)。
つまり、銀英伝の世界にワープミサイルや大量の隕石ミサイルが
ないのは「作者に都合が悪いから」「艦隊戦と違って陰惨で救いが
なく、残るのは大量の惑星の瓦礫だけ」と云う結論を導く事が
可能です。
但し同様に、
> つまり、無人であれば安全装置が要らず、光速でなら有視界迎撃は不可能(?)巨大であれば破壊困難(例:アルテミス対氷隕石、その上破片はその速度で飛びつづける。 おまけでバリアでも付ける?)
> 攻撃側としては作り貯めして一気に攻撃すれば良いのに対して、防御側は何時起こるか分らない物に神経を尖らせる。 対策費だけでも膨大。
「巨大であればワープ困難、亜光速まで物体を加速すると進路変更が
困難(精密な照準や自己誘導能力が必要、帝国と同盟は距離があり
すぎ、なおかつ作品中盤まで互いの航路データがなかったので
長距離ワープミサイルを作っても重要目標には全然たどり着けなかった(惑星を多少壊しても急所を衝けなければ駄目だった)」
という推論も可能です。
地球上の大陸間弾道弾と違い、恒星間弾道弾の自律誘導や遠距離
誘導は「探知機が貧弱なあの世界では」なかなか面倒な問題を
提起したのでは?とも考えられますし。
> (アメリカのスターウォーズ構想や、ミサイル迎撃システム これらは地球内資源という有限物資が相手だから規模予測可能なのかな?)
>
> 何が言いたいのかというと、それぞれの勢力内で自給自足が可能なら、相手の持ち物は最悪全て消滅させれば良い(今の核爆弾思想?)訳で、現在先進国同士の戦争が起こらない?のは、相手の核を防げない=双方消滅があるから(エ ソウナノ?)。
MAD(相互確証破壊)ですね。
> 戦争とは狡猾で醜いもの。
> 無意味な艦隊行動するくらいなら、ワープ爆弾ORバンザイ特攻=数の勝負。
> 有視界戦闘となった時点で遭遇不可能(1×1光年監視が有人機で可能なのか)特にシュバルツランツェンレンターは・・・みえんぞ(笑)
見えないですな・・・
という事は、逆に、「有視界」といいつつ、その実光の増幅技術が
極められていたとか、妨害されない限り遠くまで探知できたとか、
質量探知(重力技術を持っていればありえるんですが)は妨害でき
なかったとか考えないと、シュワルツ・ランツェンレイターと
射撃戦が出来たということ自体ありえざることになるのでは・・・?
-
- board4 - No.2758
間違いなく
- 投稿者:トキオ
- 2002年09月13日(金) 08時37分
既刊のすべてが完結することはないでしょう。
続きが気になっている読者をどう思っているのかな?
聞いてみたいものです。
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2759
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:深草の少将
- 2002年09月13日(金) 08時50分
> はじめまして 古典SFファンさん。
> 隕石爆弾(仮名)については実は同様の問題も考えました。
> 宇宙は無限とはいえ、その殆どは真空、物があるところの方が稀少な訳で、人が住める状態とするテラフォーミングなんて事は今なら数世紀単位の計画がいるんですよね。
> ただ(揚げ足を取る気はないのですが)あの世界は有視界戦闘(!) 光速に近い状態までの加速(!)ワープが当たり前(!!)な訳であり、適当な流星群見つけて推進力+ステルス機能+ワープ機能を搭載して・・・。
> つまり、無人であれば安全装置が要らず、光速でなら有視界迎撃は不可能(?)巨大であれば破壊困難(例:アルテミス対氷隕石、その上破片はその速度で飛びつづける。 おまけでバリアでも付ける?)
> 攻撃側としては作り貯めして一気に攻撃すれば良いのに対して、防御側は何時起こるか分らない物に神経を尖らせる。 対策費だけでも膨大。
> (アメリカのスターウォーズ構想や、ミサイル迎撃システム これらは地球内資源という有限物資が相手だから規模予測可能なのかな?)
>
> 何が言いたいのかというと、それぞれの勢力内で自給自足が可能なら、相手の持ち物は最悪全て消滅させれば良い(今の核爆弾思想?)訳で、現在先進国同士の戦争が起こらない?のは、相手の核を防げない=双方消滅があるから(エ ソウナノ?)。
> 戦争とは狡猾で醜いもの。
> 無意味な艦隊行動するくらいなら、ワープ爆弾ORバンザイ特攻=数の勝負。
> 有視界戦闘となった時点で遭遇不可能(1×1光年監視が有人機で可能なのか)特にシュバルツランツェンレンターは・・・みえんぞ(笑)
銀英伝世界じゃアクシズ戦法は御法度ということになってるんでしょうかね。
イゼルローン級かそれより大きな小惑星だったら可能なんじゃないかとオレはひそかに思っているんだが。
- 親記事No.2758スレッドの返信投稿
- board4 - No.2760
Re:間違いなく
- 投稿者:深草の少将
- 2002年09月13日(金) 09時00分
> 既刊のすべてが完結することはないでしょう。
> 続きが気になっている読者をどう思っているのかな?
> 聞いてみたいものです。
オレをはむしろそのこと(作品放棄)を半ば当然のことのように思っている読者の方に対して苛立ちを感じるのだが。
みんな解脱しちまっているのか?(特にアル戦ファン)
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2761
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:八木あつし
- 2002年09月13日(金) 10時03分
戦術能力ゼロさん、古典SFファンさん、どうもはじめまして。
宇宙戦について、現在の理論やSF的考証で色々意見が交わされていますが、改めて宇宙戦は難しく厳しいですね。
今思うと宇宙戦艦ヤマトの宇宙戦争は、戦略面こそほとんどないものの、遊星爆弾、宇宙機雷、アステロイドベルト、艦隊戦、艦載機戦、ワープ戦法、移動要塞、ワープミサイル、潜宙艦、白兵戦、強襲揚陸など戦術面においてはとても多彩で派手だったんだ~と感心しています。あ、忘れていました。2つの戦艦が同一地点にワープしてしまいバッシングしたあと、敵艦に乗り移り白兵戦を挑む通称デスラー戦法。(笑)
本当に戦えるかどうかはともかく、この点だけを見れば、ヤマトは銀英伝や他のSF作品を完全に超えていると思います。
ただ松本零士は、思想面が大嫌いですけど。まだ遅筆の田中氏の方がマシですね。
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2762
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月13日(金) 10時35分
まああの世界には「ワープ」「核融合」「荷電粒子ビーム」「レーザー水爆」「エネルギー中和磁場」「重力制御」
など、SF的ギミックは一通り揃っているものの、理論や実践面の
細かいところには拘ってない=書いてないので、
「何が出来て何が出来ないか」
を徹底討論するとなると、論者が補完のためにどんな小道具を持ってくるかで可否の判定が大きく揺れ動いてしまうかと。
ワープがある=ワープミサイルが出来ると考えるのは必然。
ではなぜないのか?
「動力質量比が線形でない」
例えば動かす物体の質量が大きくなると、突然とんでもない動力が
必要になるとか。
「建造できるワープエンジンの出力と移動できる質量・距離の比率が
ワープミサイルに都合良くない」
「大質量のそばにはワープアウトできないし、航路データがないので
長距離攻撃にはあまり効果的でない」
いずれもありそうだが弱い。要塞動かしてるし。
「殲滅戦になるのを恐れて条約を結んだ」
大規模に出てこない理由を求めるとしたら、やはりそれか?
でも確定するには使われている技術や物理法則の辻褄の合わせ方を
きちっとしていかねばならず、それは極限まで行くと技術者の発想で
あって作家の発想ではない、というか整合性のある架空理論で
数字的なことまで全部詰められるのは天才か現役の科学技術者
だと(笑)。
(アメリカには何人か現役の学者で小説家って人が出てますが)
あえて私こと古典SFファンの知る(笑)別作品の例を引き合いに
出してみたいんですが、
・装甲騎兵ボトムズ(アニメ)
アストラギウス銀河を二分するギルガメス連合(資本主義)とバララント連邦(共産主義)
が当初、領土問題で紛糾。
境界を航行する宇宙船を不法侵入者として無警告撃破を許可した事から星雲戦争が勃発。
両陣営が保有する恒星間ミサイルの撃ち合いで、両陣営の可住惑星の
1/3が破壊。
戦闘衛星の進歩とミサイルの枯渇(撃破率が上がったんで多量に作っても間に合わなくなったらしい)、及び価値のある居住惑星で破壊できるところは破壊し尽くしてしまったために、戦争は制圧戦に移行。
残った居住惑星で価値のあるところを艦隊決戦で分捕りあう、本来の
領土の取り合いに戻る。
・・・・ここまでに掛かった歳月約70年、破壊された惑星は万を数え、ギルガメス側は主星を3度破壊されたとか(都度、主星を変えている)。
制圧戦に絶好の兵器として、4つめの主星となった惑星国家メルキアが
開発したのが、「装甲騎兵=アーマード・トルーパー」。
身長4.5mの人型ワンマン・タンク。
艦隊決戦で制宙権を奪った後、都市制圧のために大量降下するか、
艦隊決戦時に敵艦もしくは要塞内に突入して破壊・奪取するのが
主任務。
A.Tの登場で戦場は様変わりしたが、惑星が「使い物になる
形で奪取する」賞品として分捕り対象になったため、主戦場が
惑星上に移り、住民はある意味余計悲惨に。
この世界では、「当初ミサイルが有効だったが、防御システムの
進歩により効果的でなくなった」と云う想定に成っています。
「どうやって防御したか」と云うのは別として、ミサイル戦争が
不可能にならない限り、ショート・レンジの戦争には戻りようが
ないと云うのは真理のようで・・・。
・ペリー・ローダン・シリーズ(世界最長のスペオペ)
日本語版最新刊付近の主兵装は物質転送機の原理を応用した「トランスフォーム砲」。
超光速で敵艦に1000ギガトンの核爆弾を直接転送で送り込むため、
バリアを張っていても無効か、バリアが防いでも1000ギガ核の
直撃を受ける事になるというスグレモノ。
惑星全体を覆うバリア/恒星系全体を覆う空間歪曲バリア/時間バリアなどがあるので、恒星間ミサイルであろうと、地球人を含む強力な種族の主星を直撃するのはほぼ不可能。
ローダンたちの場合、主星を落とす時は大概、工作員を潜入させるか、
大艦隊でバリアの一角を突破してから制圧戦を行うか、核で惑星を
破壊します。
・レンズマン・シリーズ
古典中の古典ですが、惑星攻略や防衛の仕組みは意外としっかりしています。
基本的に、強力な種族の惑星は防御スクリーンと、戦艦には搭載不能なクラスの超強力ビーム砲を備えています。
防空には宇宙戦艦、最終防衛線となるのは防御スクリーンと固定式の超強力型ビーム砲だったはずです。
この武装で宇宙船や、おそらく小惑星級の物体は防げたのですが、
・・シリーズ中盤で惑星を移動させるテクノロジーが可能となったため、
戦争に要塞化した移動惑星が使用されるようになりました。
で、最終防衛兵器として登場したのが「太陽ビーム」です。
これはSF史上有数の兵器で、
「太陽(恒星)に力場を利用したパワーグリッドを遠隔設置し、
巨大な核融合炉として利用する事で、惑星を文字通り蒸発させる
だけの出力を持つエネルギービームを発生させる」
というのがその原理です。
こんなものを使われた場合、照準の問題さえ解決すれば、小惑星で
あろうが惑星であろうが艦隊であろうが、
文字通りティッシュペーパーのようにあっさり焼き尽くされてしまう
でしょう。
・・とまあ、以上のような前例を踏まえますと・・・・
「ワープミサイルは作れるかも知れないが、ワープの妨害技術とか、
惑星全体を覆うバリヤーとか、太陽ビームのような対抗技術を開発
された場合、戦争は本土決戦や遠隔戦争から艦隊決戦に戻る」
「防御技術の方が難しく、資源も無駄になるかも知れないが、
開発できた場合には効果が決定的。
MADが崩壊し、アウトレンジで戦えるようになるため、先に
開発した方が決定的勝利を握れるかも知れない」
とか・・・銀英伝だけに限ると「お手上げ」的状態ですが、
その歴史の先の時点では、また事態が変わっているかも知れません。
- 親記事No.2758スレッドの返信投稿
- board4 - No.2763
Re:間違いなく
- 投稿者:KUR
- 2002年09月13日(金) 11時21分
> 既刊のすべてが完結することはないでしょう。
> 続きが気になっている読者をどう思っているのかな?
> 聞いてみたいものです。
既刊のすべて……
not all なのか not at all なのかで意味が違ってきてしまいますが(^^;
個人的にはタイタニアと銀英伝外伝はもはやあきらめ。
創竜伝とアルスラーンはまだ望みがあるかな、という感じです。
しかし、田中氏は作品の刊行ペースそのものはそれほど遅いわけではないのですよね。
彼の「書きたい」ものと読者が「読みたい」ものが乖離しているから
遅筆と言う罵声をあびるわけで…
- 親記事No.2743スレッドの返信投稿
- board4 - No.2764
Re:宇宙戦は愚か(笑)
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月13日(金) 11時37分
> ワープがある=ワープミサイルが出来ると考えるのは必然。
> ではなぜないのか?
> 「動力質量比が線形でない」
> 例えば動かす物体の質量が大きくなると、突然とんでもない動力が
> 必要になるとか。
> 「建造できるワープエンジンの出力と移動できる質量・距離の比率が
> ワープミサイルに都合良くない」
> 「大質量のそばにはワープアウトできないし、航路データがないので
> 長距離攻撃にはあまり効果的でない」
> いずれもありそうだが弱い。要塞動かしてるし。
> 「殲滅戦になるのを恐れて条約を結んだ」
> 大規模に出てこない理由を求めるとしたら、やはりそれか?
ピンポイントでワープアウト出来ない。
1天文単位位の誤差が出るような代物だと、恒星間ミサイルには使えません。
それに艦隊も密集してワープ出来ないので、ワープによる奇襲という戦術も使用できない、というのはどうでしょうか。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2765
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:Ken
- 2002年09月13日(金) 12時53分
古典SFファン様、
丁寧なレスをいただき、また「ガンダム」や「超人ロック」など、私が見たことがない(と、いうのはひょっとしてすごく恥ずかしいことなのでしょうか)作品の紹介までしていただき、ありがとうございます。
結局この問題は、物語の中でどんなテクノロジーが前提になっているかで、結論がまったく異なるのでしょうね。
以下は、いちSFファン(私が好きなのは、アジモフ、M・クライトン、スタートレック)として、古典SFファン様のいくつかの指摘に、好奇心を刺激された結果のコメントです。こういう議論は実に楽しいですね。
>宇宙戦闘には、海戦と違う部分が幾つもあります。
>まず、次元が一つ多く、3次元戦闘が前提である事。
射撃制御という点では、どちらも3次元ではないでしょうか?海戦では大砲を平面座標上の敵の方角へ向け、さらに着弾距離を合わせるため仰角を調整します。宇宙戦では、射出された砲弾がどこまでも直進するので、距離を考慮する必要がなく、3次元の角度のみの制御となるでしょう。
>視界やレーダーの効力を制限する手段(ステルス技術やECM)
可視光線や電波を吸収したり、逆に強力な光や電波を放出して敵が必要とする光・電波を「埋もれさせてしまう」手段のことですね。その有効性は分かるのですが、ただ、光や電波の信号自体を無力化した場合、機械センサの代わりに人間の搭乗員がいても役に立たないのではないでしょうか?人間だって眼で光を捉えてものを見るのだし、単純な「受光能力」の比較では、人間は機械に敵わないでしょう。古典SFファン様が言われるように、人間が機械よりも優れるのは、「予想を超える事態」に対応する力、言い換えれば情報処理能力のはずですから。
>そして、戦闘する艦艇のベクトルの相違けた違いに大きい事です。
「艦艇のベクトルが大きい」とは、艦艇の数が多いという意味でしょうか?これは、宇宙戦一般というより、銀英伝の特徴ですね。
>(銀英伝には惑星破壊ミサイルはないです)
たしか、オーベルシュタインが最後に地球教徒をおびき出すのに、「地球そのものを破壊する」という偽情報を流さなかったでしょうか?その情報をド・ヴィリエたちが信じたからには、少なくともそういう技術はありそうですね。
>スタートレックで使用された完全なステルス技術である「遮蔽装置」
まってました!大好きなクローキング・デバイス!
鳥を思わせる形状のクリンゴンの戦闘艦が、「ゆらり」と波打って、次の瞬間には見えなくなる。スタートレックの映像の中でも、あれほど「かっこいい」場面はない!
ただ、H・G・ウェルズが「透明人間」を書いて以来ずっと指摘されてきたことですが、光を屈曲させたり、肉体を構成する物質の屈折率を調整して「透明」になると、透明人間自身も周囲が見えなくなるので、結局のところ敵に対する優位にはならないといいます。と、いうより、敵は透明人間以外は見えるが、透明人間は自分以外何も見えないので、圧倒的に不利です。「透明人間になったら何をしたい?」という質問に、公衆浴場の「自分が入れない側」への侵入を挙げる不届者があとを絶ちませんが、侵入したところで、「見たいもの」は見えません。
以上、SFファンの「お遊び」の議論でした。:-)
- 親記事No.2716スレッドの返信投稿
- board4 - No.2766
田中氏は自己の年齢を何歳だと思っているのか(冗談)?
- 投稿者:A.Na
- 2002年09月14日(土) 02時53分
>言ってます(笑)。私はアシモフの熱心な読者ですけど、田中さんのあの解説にはアッタマにきましたね。見方が皮相的過ぎる。だいたい解説でしょ、自説を延々と展開してどうするんじゃい! と。
あぁ、良かった、あの解説に不満を抱いたのは私だけじゃなかったんですね。
先日のアップでは書きませんでしたが、私が一番頭にきたのはイライジャ・ベイリの臨終のシーンにケチをつけたことです。
ガイアを全体主義だと批判するだけなら、まだ見解の相違と言えるのですが、どうして、『この文脈で、かのイライジャ・ベイリの台詞を思いおこすと、ちょっと憂ウツになる』んでしょうね。
イライジャはダニールを案じただけで、別に『人類全体のためなら、一人の人間の命などどうでも良い』などと一言も言ってないはずなのに、この辺りの田中氏が何を考えているのか、さっぱり理解できません。
この、イライジャとダニールの最後の別れは、このシリーズの中でも特に好きなシーンだったのに、こんな意味不明なケチをつけられるとは、思いもしませんでした。
逆に一番笑えたのは、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』を『疑似宗教小説』と決めつけた部分でした。
『(前略)「宇宙意識との融合等による個の喪失こそが進化である」などという、SFの衣をまとった疑似宗教小説はどうも苦手だ。クラークの『幼年期の終わり』は作品としてはとても好きだが、私は「進化」なんぞしたくない。何だって私が巨人ファンやナスビ好きの人たちと意識を共有せねばならんのだ。』
『幼年期の終わり』においては、「進化」することで、人間としてのアイデンティティはすべて失われます。
したがって、意識を共有する相手は巨人ファンでもナスビ好きでもなくなっていますし、そもそも人間ではありません。
第一、この作品では「進化」するのは10歳未満の子供だけで、それ以上の年齢は人類最後の世代として滅びる運命にあるはずですけど。田中氏の様な中年のオッさんは例え「進化」したくてもできません。
「田中さん、あんたは一体、自分自身の年齢を幾つだと思っているんですか?」と思わずツッコミを入れたくなります(笑)。
田中さん、もういいから少年少女達に混じって「長い踊り」でも踊ってらっしゃい(笑)。
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- board4 - No.2767
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月14日(土) 03時16分
こんにちは。
> 射撃制御という点では、どちらも3次元ではないでしょうか?海戦では大砲を平面座標上の敵の方角へ向け、さらに着弾距離を合わせるため仰角を調整します。宇宙戦では、射出された砲弾がどこまでも直進するので、距離を考慮する必要がなく、3次元の角度のみの制御となるでしょう。
>
この辺はベクトルがらみの説明が必要となると思います。
ベクトルは「速度」と「向き」が一体となった数学的概念です。
ベクトルとワールド座標系を使わないと、3次元戦闘を正しく掴むことも、
それに対応する射撃管制システムを開発する事も出来ません。
海戦でもベクトルを意識した射撃管制はやっていると思います(レーダーを使って立体的な位置を掴むことが可能ですので)。
が、砲撃にせよ対空射撃管制にせよ、撃つべき敵と狙いを付ける自分の
位置関係は、平面状でしか移動しない(出来ない)艦艇の場合、
宇宙戦艦と比べて著しくシンプルで、射撃管制の概念も大きく異なるでしょう。
どっちかと言うと宇宙戦闘の射撃管制は空戦に近く、空戦よりも
選択できるベクトルの関係が複雑になり得ると考えます。
> >視界やレーダーの効力を制限する手段(ステルス技術やECM)
>
> 可視光線や電波を吸収したり、逆に強力な光や電波を放出して敵が必要とする光・電波を「埋もれさせてしまう」手段のことですね。その有効性は分かるのですが、ただ、光や電波の信号自体を無力化した場合、機械センサの代わりに人間の搭乗員がいても役に立たないのではないでしょうか?人間だって眼で光を捉えてものを見るのだし、単純な「受光能力」の比較では、人間は機械に敵わないでしょう。古典SFファン様が言われるように、人間が機械よりも優れるのは、「予想を超える事態」に対応する力、言い換えれば情報処理能力のはずですから。
>
「完全に情報が遮断された」状態では、両者(人と機械)に差異はないでしょう。
従って比較すべき点もないと。
「不完全な情報しか届かない」ケースに絞ってみると、受光能力は
光感知素子の方がいいと思います。
しかし、人間の「肉眼」と言っても、視覚補助装置を使う事は容易に
出来ますので(スターライトスコープも高度に発達していると考えら
れますので)大きく受光能力が劣る状況ばかりと考えるのは妥当とは
いえないかと。
さらに、「光を感知する」と「見る」の間には非常に大きな違いがあります。
(物体の外形を判断するために、人間は左右の目で感知した像を脳で
立体化する処理を行っています。)
これは、単純に人間と機械のどちらが優れているという問題ではなく、
その時点の探知技術と妨害技術の狭間で、漏れてくるデータを処理
した結果、人と機械のどちらが上手くやるかというケーススタディの
問題となると思います。
従ってこれも、背景となる技術の水準や方向性で、さいころがどこに
転ぶかが大きく異なる問題ではないでしょうか。
・・人が作るシステムが、最後に人の判断を介入させる傾向があるのは、
そう云う面倒な状況下では、人が結構上手くやるという経験則がある
からという気はしますが(笑)。
> >そして、戦闘する艦艇のベクトルの相違けた違いに大きい事です。
>
> 「艦艇のベクトルが大きい」とは、艦艇の数が多いという意味でしょうか?これは、宇宙戦一般というより、銀英伝の特徴ですね。
>
ベクトルについては前述。
艦隊陣形を組んでいる間はベクトルの関係はシンプルですが、
艦艇の数が多く、位置関係も相対速度もばらばらになってくる乱戦時は
射撃管制が難しくなるのではないかと。
> >(銀英伝には惑星破壊ミサイルはないです)
>
> たしか、オーベルシュタインが最後に地球教徒をおびき出すのに、「地球そのものを破壊する」という偽情報を流さなかったでしょうか?その情報をド・ヴィリエたちが信じたからには、少なくともそういう技術はありそうですね。
反物質爆弾はないようですので、やはりアレではないでしょうか・・
制宙権を奪取した後、小天体や巨大な氷に加速を与えて突っ込ませる
方法を応用できると思います。
比喩的な言い方ですが、「地表」を破壊し尽くすには十分です。
さらに過激な手を云えば、月を地球に落とせば、地球は事実上破壊し
尽くされるでしょう。
月を動かすには他の小天体を衝突させる手が使えます。
・・・洒落にならない手ですが、やりようによっては実行可能かと。
核融合では、地上を焼くには足りますが、惑星破壊にはちょっと
足りないと思いますので。
> ただ、H・G・ウェルズが「透明人間」を書いて以来ずっと指摘されてきたことですが、光を屈曲させたり、肉体を構成する物質の屈折率を調整して「透明」になると、透明人間自身も周囲が見えなくなるので、結局のところ敵に対する優位にはならないといいます。と、いうより、敵は透明人間以外は見えるが、透明人間は自分以外何も見えないので、圧倒的に不利です。「透明人間になったら何をしたい?」という質問に、公衆浴場の「自分が入れない側」への侵入を挙げる不届者があとを絶ちませんが、侵入したところで、「見たいもの」は見えません。
>
「スタートレック科学技術解説」のページによりますと、
遮蔽装置はそのような難点を全て解決しているようです。
遮蔽装置は、非常に精密な重力操作で艦艇の周辺の空間を曲げ、光や
探知波を「滑らかに」屈曲させて、艦艇に当たらぬよう後方に「流して」しまう技術のようです。
それには莫大な動力が必要ですが、連邦艦は反物質から、ロムラン艦は
マイクロ・ブラック・ホールからそれを得ています。
光を屈曲させると周囲のものが見えなくなるという問題には、
「走査は出来ないが、受信する分には問題ない」
と書いてあったので、要するにレーダーは使えないが、完全に光を
屈曲させず、一部をセンサーに受けているのではないかと。
つまり、センサー部はごくごく薄ぼんやりと見える可能性が
あることになりますが、それは探知不能なほど小さくできるのでは
ないでしょうか(例えば数ミリ?・・現代の技術でも、そのような
センサーはありますね)。
特に宇宙空間では、光を反射せず受けるだけの小さなセンサーが、
さらに遮蔽効果の働いた状態でぼんやりとしか見えないとしたら、
まず発見不能と言っても良いでしょう。
この遮蔽効果には、
「光を曲げるために、曲がった後の光にはごく僅かな周波数の変化が生じる」
という固有の弱点があります(それが、あの「ぼうっと外形が見える」
遮蔽解除直前の状況になるものと思われます)。
タキオン・ネットで遮蔽艦を探知する方式は、この周波数の変化を
利用する(ヘテロダイン式のレーダーに似ている)ものとの事です。
光を使ってもいいんでしょうが、超光速探知でないとまず、足の速い
戦闘艇には追いつけないんでしょうな。
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- board4 - No.2768
Re:田中氏は自己の年齢を何歳だと思っているのか(冗談)?
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月14日(土) 03時25分
>
> この、イライジャとダニールの最後の別れは、このシリーズの中でも特に好きなシーンだったのに、こんな意味不明なケチをつけられるとは、思いもしませんでした。
>
人間を大きなタペストリの一部に例えた、イライジャ最後の訥々と
した台詞ですね・・。
>
> 田中さん、もういいから少年少女達に混じって「長い踊り」でも踊ってらっしゃい(笑)。
>
・・意外と取り残されてしまい、
カレルレン司令が、田中さんのために解説をしてくれるんでしょうか・・・(--;;;
「われわれは、あれを”長い踊り”と呼んでいる。意味はまだ分かっていない」