- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2787
Re:主題と関係ないですけど
- 投稿者:不沈戦艦
- 2002年09月15日(日) 15時40分
>
> 余談1 初代ゴジラと戦ったのはF-86「セイバー」です。
> 余談2 F-104Jは「スター・ファイター」ではなく「栄光」と呼んであげて下さい、この自衛官にすら忘れ去られた哀れな正式名称で・・・。
それを言うなら、セイバーも「旭光」と呼んであげて下さい(わはは)。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2788
無人戦闘機は可能でしょ?
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月15日(日) 16時44分
自律と無人は別物じゃないかなっと。
亀レス失礼。
艦艇乗組員は何をしているのか?
この話題も興味深々。
私としても吉良国 育生氏の考えに賛成です。
ただ昔聞いた話に、隔離空間の中で同性同士を長期間拘束すると暴動の要因になるというのがありました。
作中で作戦行動に女性が少なかった事や、駐屯地での兵士の様子から見ても戦闘員以外に従軍慰安婦みたいのが同乗していたりせて・・・(失礼!)
でも 平均値は単純割の結果であって、砲撃艦と情報艦(?)、戦闘機空母等々その役割によって搭乗員数はマチマチなのではないのでしょうか?
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2789
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:Ken
- 2002年09月16日(月) 01時40分
古典SFファン様、
非常に懇切な説明をしていただき、ありがとうございます。数式も図も使えない条件下で、言葉だけで説明するのは大変だと思いますが、おかげで、私の理解も少しずつ進んできました。
>自分の位置を中心とし、例えば有効射程限界を半径とする球体を描いた場合、
そうか。このような球体を想定されていたわけですね。私が考えたのは、もっと単純で、天文台が天体観測のために想定する「天球」のようなものでした。個々の天体までの距離は問題にせず、その方角のみを「赤緯・赤経」で表現する。天文台に相当するのが自分の艦で、各天体に相当するのが他の艦です。「球の内部か外部か」という概念は、はじめから存在しません。基本前提として、「距離など気にせず、敵艦の方角に向かって撃てば、命中する。命中するのが1キロ先か、1万キロ先か、そんなことは問題ではない」と考えました。言い換えれば、砲弾やビームが射出された時点で射線上にある目標には、命中する、ということです。
敵艦が静止しているならそのとおりでしょう。敵艦が移動しても、移動速度が遅く、砲弾到達までの移動距離が小さければ大丈夫です。
問題は、移動速度が大きく、砲弾が到達するまでに、射出時の射線から敵艦がずれてしまう場合ですね。そのために、敵艦の位置と速度とその変化を観測して(古典SFファン様が「ベクトル」と言われるのは、これを指すのだと思います)、砲弾到達時の敵艦の位置を予測し、そこへ向かって射つ必要がある。この「予測」の必要性こそ、古典SFファン様が想定し、私が想定しなかったものです。
その予測が、1次元落とした射影では、正確に行えない。似た例をあげれば、火星や金星など太陽系の他の惑星は、実際には非常に規則的な動きをしていて、数千年未来の位置でも計算できるが、地上から見た天球上に観測される動きは、「惑」星という名前がついたほどに不規則である、というのと同じ原理を述べておられるのだと思います。まして、戦闘中の敵艦は、砲撃を避けるため、「実際にも」不規則な動きをするだろうから、その射影のみ見ていては、正しい予測は到底不可能である、というのがご趣旨であろうと思います。
結局、この問題は、予測が必要か不要かという問題に集約され、それは即ち砲弾が届くまでの時間に、敵艦がどれだけ動けるかという問題に集約されるのでしょう。例えば、砲弾の速度が光速で、敵艦までの距離が10万キロ、敵艦の長さが1キロとすると、敵艦の移動速度の横方向成分が、秒速3.3キロ以上なら(つまり光速の9万分の1より速ければ)、砲弾をかわせるわけですが、この程度の速度なら、銀英伝に登場する艦艇には簡単に出せるはずだから、予測は必要という結論になります。
この問題を論ずるとき、艦対戦において、彼我の距離がどの程度の時に、砲門が開かれるのかが問題になります。地球での戦いには、どんな兵器にも力学的な射程があって、これが彼我の距離の上限になりますが、宇宙を飛ぶ砲弾(ミサイルも中性子もレーザーも、便宜上「砲弾」と呼びます)の射程は、実際的には無限です。(数十光年も飛べば、星間物質との衝突で、勢いが衰えるのでしょうが。)銀英伝には「エネルギー中和磁場」とか称する正体不明のシールドが存在するようですが、このシールドを砲弾が貫通するかどうかを決める因子は、少なくとも距離ではない。「長距離砲」「短距離砲」という区別も、少なくとも地球上の戦いで使われる意味とは異なるはずです。
してみると、砲門を開く距離を決するのは、まさに上述した、敵艦(と自艦)に回避のチャンスがあるかどうかという要素のみになります。こうなると、射撃制御の方式(2次元か3次元か)や精度すらも本質的な問題ではなくなり、要するに手持ちのテクノロジーで命中させられる距離まで近づいて砲門を開くだけのことです。敵のベクトルを3次元で把握する技術があるなら10万キロの距離で砲撃し、2次元なら5万キロまで近づく、といったふうに。はじめに距離を設定して、その時の命中精度を問題にするのではなく、どの程度の命中精度で戦闘を行うかをまず設定し、それによって距離を決めるわけです。
してみると、海戦に比べて宇宙戦の射撃制御が、より複雑かどうかという最初の問題は、答えのない問題になるのではないでしょうか?なぜなら、どれだけ複雑な制御を要する条件下で戦闘を行うかを決めるのは、司令官の主観的な決断しかないからです。
今回の、私の発言の主旨は以上です。
以下は余談ですが、私は、銀英伝に登場する艦艇が、敵の射撃をかわす能力は非常に低く、従って精度の低い射撃でも敵に中てられるのではないかという、疑いをもっています。なぜなら、どの艦船も主砲を射てるのは前方に限られ(むしろワルキューレやスパルタニアンの方が多様な方向への射撃が可能で、我々の知る戦艦と戦闘機とは完全に逆です)、戦闘中は敵の方向を向いていなければならないからです。(その点が明確に描写されているのはアスターテ会戦で、前方以外の方向に敵がいると、まず回頭を行わねばなりません。回頭のタイミングを誤ると、エルラッハ少将のように回頭中にやられてしまいます。)それでは、敵の射線から身を外す「横方向の速度成分」は、ずいぶんと小さくなるように思います。
教えていただいたスタートレックの科学解説サイトを見ました。やはり「重力レンズで光を曲げる」という以上に遮蔽装置の具体的な説明はないようですね。昔購入した、Laurence M. Krauss著の“The Physics of Star Trek”も同様でした。著者は大学教授なのですが・・・
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2791
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月16日(月) 02時57分
>
> してみると、砲門を開く距離を決するのは、まさに上述した、敵艦(と自艦)に回避のチャンスがあるかどうかという要素のみになります。こうなると、射撃制御の方式(2次元か3次元か)や精度すらも本質的な問題ではなくなり、要するに手持ちのテクノロジーで命中させられる距離まで近づいて砲門を開くだけのことです。敵のベクトルを3次元で把握する技術があるなら10万キロの距離で砲撃し、2次元なら5万キロまで近づく、といったふうに。はじめに距離を設定して、その時の命中精度を問題にするのではなく、どの程度の命中精度で戦闘を行うかをまず設定し、それによって距離を決めるわけです。
>
> してみると、海戦に比べて宇宙戦の射撃制御が、より複雑かどうかという最初の問題は、答えのない問題になるのではないでしょうか?なぜなら、どれだけ複雑な制御を要する条件下で戦闘を行うかを決めるのは、司令官の主観的な決断しかないからです。
>
これも、前提となるテクノロジーで答えが変化してしまうケースですね。
想定できるケースが幾つかあって、私は3次元でベクトルがつかめる
事を基礎とした射撃管制や、交戦距離の取り方・艦隊運動にチップを
積む方だったと(笑)。
> 今回の、私の発言の主旨は以上です。
>
> 以下は余談ですが、私は、銀英伝に登場する艦艇が、敵の射撃をかわす能力は非常に低く、従って精度の低い射撃でも敵に中てられるのではないかという、疑いをもっています。なぜなら、どの艦船も主砲を射てるのは前方に限られ(むしろワルキューレやスパルタニアンの方が多様な方向への射撃が可能で、我々の知る戦艦と戦闘機とは完全に逆です)、戦闘中は敵の方向を向いていなければならないからです。(その点が明確に描写されているのはアスターテ会戦で、前方以外の方向に敵がいると、まず回頭を行わねばなりません。回頭のタイミングを誤ると、エルラッハ少将のように回頭中にやられてしまいます。)それでは、敵の射線から身を外す「横方向の速度成分」は、ずいぶんと小さくなるように思います。
>
おそらく、銀英伝の艦艇の回避能力は低いでしょう。
が、実を云うと・・・
わざわざ回頭しなくても、艦を数キロ動かすくらいの手段は、
宇宙船なら標準装備してるはずなのにな、と思った事はあります。
アニメの銀英伝にもありましたが、宇宙船には通常、前後左右上下あらゆる
方向に、姿勢制御のためのノズルが設けられています。
これは、回頭のためにも使えますが、「回頭せずに横に動く」ためにも使えます。
また、前後へのベクトルも変えられます。
それに、通常の艦船ではありえない「上下」へのベクトルも変えられます。
実在のスペースシャトルにも多少の方向制御ノズルがあるんですが、
これは海と違って操舵で方向を変えられない宇宙空間で、進路を変更
するために必須のものです。
メイン・エンジンは宇宙船の推力軸線と一致する方向にあり、最大推力はそこに来るようにされているはずですが、姿勢制御ノズルの出力次第では、秒速数キロ程度の加速は楽に行えるはずです。
(というか、推進材を山ほど注ぎ込み、ノズルが熱と圧力に耐えられる
なら、現在のテクノロジーでもそう云うものは設計できると思います)
銀英伝では重力制御のテクノロジーがあるので、加速度等の問題に対しては
現在のテクノロジーよりも甘く考える事も可能ですし。
にしても・・
射撃に関しても、艦首固定砲で艦全体を砲身かビーム加速器のように
使う(いっそ波動砲)とかなら回頭しないと射界が狭くしか取れない
のは判るんですが、銀英伝の場合、ミサイルもあり、基線が何千・
何万キロもあって、射界が狭くてもちょっとした角度変更だけで
敵を掃射すら出来ようものを、なぜか回頭・・・。
いかに格好良く描くためとはいえ、ちょっと設定がキツすぎるかな・・。
> 教えていただいたスタートレックの科学解説サイトを見ました。やはり「重力レンズで光を曲げる」という以上に遮蔽装置の具体的な説明はないようですね。昔購入した、Laurence M. Krauss著の“The Physics of Star Trek”も同様でした。著者は大学教授なのですが・・・
>
いやあ、最初に読んだ当時書いてない理由想像しちゃったんですが・・・
「今説明できないものをムリして書きたくなかったんでは・・・」
教授なれば、現在のテクノロジーでムリムリなものを、あえてこじつけて精密に
説明するのを嫌って、「重力制御」というギミックである程度説明して
形をつけたんではないかと・・。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2792
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:てんてんdwp
- 2002年09月16日(月) 03時01分
> いつの時代、どこの世界にも、なんの裏付けも無しにものを言う人はいます、しかしF-104とF-35にはこのような背景があることを理解してください。
失礼しました。しかし無人戦闘機にも問題はありますよ。
ラジコンだと、核爆発後の電波遮断で操縦不能に陥るはずです。
結局有人戦闘機が必ず必要になるという・・・。
あれ、銀英伝でもレーザー水爆があると電波遮断が発生するのかな?
もしかして、それが有人の理由だったりして・・・
> 余談1 初代ゴジラと戦ったのはF-86「セイバー」です。
そりゃそうですね。よく考えたら初代ゴジラはスターファイターのロールアウト前(実験飛行自体は終わってる)でした。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2793
負け惜しみ(ああ、話がズレていく・・)
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月16日(月) 05時12分
> それを言うなら、セイバーも「旭光」と呼んであげて下さい(わはは)。
うぉ!しまった、やってもうたぁ・・・いやまてよ、あれは自衛隊の旭光ではない!防衛隊のセイバーだぁ!!(爆)
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2794
Re:無人戦闘機は可能でしょ?
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月16日(月) 06時31分
> 自律と無人は別物じゃないかなっと。
自律という言葉に語弊があったようですね、かっと言ってある程度自分で考え選択しているのも事実なんです、なんと表現したらよいのやら。
> ただ昔聞いた話に、隔離空間の中で同性同士を長期間拘束すると暴動の要因になるというのがありました。
いろいろなストレスがあるのは事実でしょうが、通信という手段で外界とつながっていて(テレビとかは見れるのかな?)任務という明確な目標もある組織化されている集団が、そう簡単に暴徒化することはないでしょう。
アメリカの弾道ミサイル原子力潜水艦は、一度出航すると約二ヶ月間海の中ですごします、銀英伝の宇宙船は今の潜水艦より移住性は良いと思われるので、もう少し長い期間でも問題にならないでしょう。
> でも 平均値は単純割の結果であって、砲撃艦と情報艦(?)、戦闘機空母等々その役割によって搭乗員数はマチマチなのではないのでしょうか?
新書版二巻に、戦艦ユリシーズの乗員数が百四十名と書かれています、当然、巡航艦や駆逐艦の乗員数はこれより少ないでしょうが、空母や工作艦は逆に多くなると思われます。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2795
Re:艦艇乗組員は何をしているのか
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月16日(月) 08時01分
> おそらく、銀英伝の艦艇の回避能力は低いでしょう。
うんうん。 アニメを見る限り(劇場版だけだけど)あれは戦艦というより(移動)砲台という感じがしました。
一つ気になるのは、回避という観念。
物理法則は未来も一緒(のハズ)だから、自分に向かって来る光速体感知=到達時だから感知してから避ける事は不可能。 発射前に狙われにくい移動(回避パターン)によって自艦への命中率は下がっても、衝突回避装置(当然だけど)が必要な程の密集陣形なら直線で打てば何かに当たるはず。 そんな状態では単艦での回避行動はそれ程意味なく、そのスペースもない。
相手の防御能力を超えるよう火力を集中し、同士討ちを避けるために攻撃方向が限定(要回頭)されているのでは。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2796
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月16日(月) 10時12分
> ラジコンだと、核爆発後の電波遮断で操縦不能に陥るはずです。
私の稚拙な文章のせいで誤解してしまったよう申し訳ないです。
ラジオコントロールはあくまでもサブシステムで、今開発しているのは「司令部の示した目標まで飛び、目標の敵味方信号を識別し、目標が複数の場合は列機と相談して役割を決め、ミサイルを撃って帰ってくる」これを自力で出来る飛行機です。
もちろん無線の有無は大きな問題です、これがなければ無人機に指示を伝えられません、的確な指示をもらえない無人機は自機の貧弱なレーダーで敵を探し彷徨うはめになります。
これが有人機であった場合「今戦っている敵はおとりでないのか」とか「戦術に従えば敵は夜明け前に大攻勢をかけるはずだ」などと考えて自分で行動する事が出来ます。
ですがこんな事がうまくいく可能性は万に一つもありません、指揮系統を切断された軍隊が有機的に戦うことなど不可能です、有人機だろうが無人機だろうが最終的結果は同じで、違いは有人機の方が悪あがきが出来る程度です。
無人機に問題がない訳ではありません、むしろ問題があるからこそ、それを取り除くための実験機があるのです。
> あれ、銀英伝でもレーザー水爆があると電波遮断が発生するのかな?
> もしかして、それが有人の理由だったりして・・・
宇宙の場合、距離が離れすぎてラジコンではリアルタイムで操縦できないでしょう。
あと、お天道様もかなり凶悪な電磁波を放出していたはずです、水爆なんかよりも、そっちの方が問題じゃないでしょうか。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2797
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:てんてんdwp
- 2002年09月16日(月) 12時29分
> ラジオコントロールはあくまでもサブシステムで、今開発しているのは「司令部の示した目標まで飛び、目標の敵味方信号を識別し、目標が複数の場合は列機と相談して役割を決め、ミサイルを撃って帰ってくる」これを自力で出来る飛行機です。
> もちろん無線の有無は大きな問題です、これがなければ無人機に指示を伝えられません、的確な指示をもらえない無人機は自機の貧弱なレーダーで敵を探し彷徨うはめになります。
なるほど。それなら納得です。
聞けば聞くほど多弾道ミサイルとの違いが判らなくなりますが・・・
> 宇宙の場合、距離が離れすぎてラジコンではリアルタイムで操縦できないでしょう。
> あと、お天道様もかなり凶悪な電磁波を放出していたはずです、水爆なんかよりも、そっちの方が問題じゃないでしょうか。
電波の届く直近範囲に飛ばしておけば有効な防御手段になると思ったんです。
その距離なら艦隊間通話が可能=天体として電磁波の影響の受けない範囲での活動となるかな、と。
つまり遠距離で直接敵艦を叩く場合は有人で、近距離護衛は無人という発想です。
・・・ってここまで書いて気づいたんですが、これだと遠距離有人機は敵の無人戦闘機群との戦闘という不利な闘いを強いられる予感。そうすると有人機そのものの価値が無くなってしまう・・・。
-
- board4 - No.2798
科学的に正しい銀英伝
- 投稿者:蜃気楼
- 2002年09月16日(月) 12時41分
助手「この絵なんでブリュンヒルトしか描いていないんですか?」
博士「よく見ろ他の艦も描いておるぞ」
助手「ひょっとしてこの虫眼鏡で見ないとわからない2、3個の点のことですか?大体この場面では帝国軍は密集陣形を組んでいるんですよ。」
博士「たかだか、数万隻の軍艦で光秒を距離の単位とする戦闘をするのならば例え『密集陣形』といえども艦の密度はこの程度じゃ」
ふと思いついたネタをそのまま書きました。銀英伝の世界では軍艦を肉眼で目視できるというのはもうニアミスといってもいいくらい近くだと思うんですよ。あくまで戦闘中という何が起こるかわからないときの話ですが。
アニメは演出を優先させているわけですね。実際の空戦も敵機は点に過ぎないそうですし。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2799
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月16日(月) 16時19分
銀英伝における艦隊戦だと
1.目的は相手艦隊の殲滅
2.戦闘宙域に民間人いない
3.退却を異様に嫌う
4.帝国側は矜持を優先
である事が多い。
次のような無人攻撃兵器でも(初期は)有効ではないだろうか
a.第一攻撃目標は、味方識別信号のないもの全て
b.艦を優先(サイズとエネルギー放出量などで判断)
c.行動不能になった時点で自爆
d.攻撃範囲内に敵戦力が無いと判断した場合、攻撃目標は動く物全て に切り替え
e.自分以外の攻撃目標が無くなった場合、一定時間後に自爆
f.ワープ及び大気圏離脱能力は無し(戦闘域を限定する為)
g.自律のみ。生産時以降のプログラム変更不可&電磁波等外的要因対 策済み
通称 バーサーカー(笑)<古典SFファンさん ネタ使わせていただ きます。
有人と無人どっちが有利という問題は、結局(戦闘力が同じ場合ですが)経済性が有利な方だと思います。
(経済活動は戦時中でも両国でやっていたし)
となれば、技術的欠陥がなければ圧倒的に無人。
欠陥に対処しつつ無人化を目指すのが合理的なハズです。
(帝国軍は上層部が貴族ですから矜持が許さないでしょうが、同盟軍までそれに付き合う必要はないし、”首飾り”は無人兵器だったよね)
それにしてもスターウォーズはナゼ クローン兵を採用したのだろうか? エピソード2見てないから分らないのですが、(指令システムさえ十分防御していれば)ジェダイを圧倒していたのに。エピソード4以降だと帝国兵は標的でしかなかったし・・・。
- 親記事No.2798スレッドの返信投稿
- board4 - No.2800
Re:科学的に正しい銀英伝
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月16日(月) 16時23分
> 助手「この絵なんでブリュンヒルトしか描いていないんですか?」
> 博士「よく見ろ他の艦も描いておるぞ」
> 助手「ひょっとしてこの虫眼鏡で見ないとわからない2、3個の点のことですか?大体この場面では帝国軍は密集陣形を組んでいるんですよ。」
> 博士「たかだか、数万隻の軍艦で光秒を距離の単位とする戦闘をするのならば例え『密集陣形』といえども艦の密度はこの程度じゃ」
>
> ふと思いついたネタをそのまま書きました。銀英伝の世界では軍艦を肉眼で目視できるというのはもうニアミスといってもいいくらい近くだと思うんですよ。あくまで戦闘中という何が起こるかわからないときの話ですが。
> アニメは演出を優先させているわけですね。実際の空戦も敵機は点に過ぎないそうですし。
- 親記事No.2758スレッドの返信投稿
- board4 - No.2801
Re:間違いなく
- 投稿者:本ページ管理人
- 2002年09月16日(月) 16時45分
確かに田中芳樹には続巻を書く法的・物理的な義務はないでしょうけど、道義的・倫理的な責任があるはずなんですよね。
なにしろ、銀英伝10巻のあとがきで、あれだけのことを言ったのですから。
続巻を書かないで道義的・倫理的な責任を果たす方法は、「当時の私は青臭いことを言っていて、あの銀英伝のあとがきは間違いでした」と謝罪するか、「私はあれだけのことを言いながら、現実には続巻を果たす能力もプライドもありません」と総括するかしか無いと思うのですが…
#そういえば、銀英伝10巻当時に判っていた誤りについて、「文庫化される際には修正する」とありましたが、その点はどうなったのでしょうか?
大変恥ずかしながらその点は確認していないのですが、誰かご存じの方はいらっしゃいますか?
-
- board4 - No.2803
教えてください!
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月16日(月) 17時09分
どうも田中芳樹は宇宙艦隊戦を 海上艦隊戦として考えているご様子。
どちらかというと宇宙船は潜水艦の方がまだ近いのではと。
そこで、質問。
潜水艦を十二分な数を実戦配備した場合、それは集団で密集して戦闘するのか?です。
戦略的にそんなに潜水艦は必要ないのかもしれませんが・・・。
- 親記事No.2798スレッドの返信投稿
- board4 - No.2804
Re:科学的に正しい銀英伝
- 投稿者:戦術能力ゼロ
- 2002年09月16日(月) 17時19分
ボタン押しまちがえました。
削除キーも未登録だった為消せませんのでついでに・・・。
科学的にと言ってしまえば、その通り。
しかも 物理法則上 光を超える速度はありませんので(私は信じてないけど) 伝令なんかは数時間遅れはあたりまえ。
一度ワープなんかしてまえば次の指令はン十年後。
銀河も公転しながら加速膨張しているから航路データも役立たず。
敵と遭遇する確率なんて、太平洋上に浮かべたスイカが接触するより低く、帰ることすらままならない。
一度亜光速に入ってしまえば目隠し状態の上、あっと言う間に数年経過。
恐らく戦争するのが馬鹿らしくなるでしょう。
兵士A:ただいま索敵任務から帰還いたしました。
敵軍なし!
同盟軍連絡員:え? 戦争なんて40年前に我軍の降伏で終わってるよ。
その上 今じゃ、わが国では軍事力自体違法だよ。
・・・ってどこかの国みたいっす。
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2805
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:古典SFファン
- 2002年09月16日(月) 17時24分
> 次のような無人攻撃兵器でも(初期は)有効ではないだろうか
> a.第一攻撃目標は、味方識別信号のないもの全て
> b.艦を優先(サイズとエネルギー放出量などで判断)
> c.行動不能になった時点で自爆
> d.攻撃範囲内に敵戦力が無いと判断した場合、攻撃目標は動く物全て に切り替え
> e.自分以外の攻撃目標が無くなった場合、一定時間後に自爆
> f.ワープ及び大気圏離脱能力は無し(戦闘域を限定する為)
> g.自律のみ。生産時以降のプログラム変更不可&電磁波等外的要因対 策済み
>
> 通称 バーサーカー(笑)<古典SFファンさん ネタ使わせていただ きます。
呼ばれましたので(笑)。
半自律行動の殺戮マシンにつけられる名称として妥当であります(^^)。
もとい「バーサーカー」とは、フレッド・セイバーヘーゲンの作品に
登場するマシンですが、この設定はもはやSF界の共有財産と言っても
良く、自己改良する自律型の殺戮マシンの設定として随所で使われて
おりますので。
- 親記事No.2798スレッドの返信投稿
- board4 - No.2806
Re:科学的に正しい銀英伝
- 投稿者:竜神
- 2002年09月17日(火) 04時02分
> アニメは演出を優先させているわけですね。実際の空戦も敵機は点に過ぎないそうですし。
>アニメ並に緊密状態で戦闘をしていたら、飽和攻撃を起こしてしまうがな
-
- board4 - No.2807
ヤン提督の勝算(?)
- 投稿者:すたーふぃーるど
- 2002年09月17日(火) 04時44分
はじめまして。いつもROMらせていただいていたものですが、ちょっとお邪魔させていただきます。
先日ザ・ベストを読み返していたら、銀英伝世界でのクローン技術に関する項目がありました。
で、ふと考えたのですが、皆さん非難囂々のwイゼルローン抵抗戦のことについてです。
バーミリオン会戦後の会談の直後、ヤンは自分の服の袖口に一本の毛髪がついていることに気がついた。割と長めで緩いウェーブのかかった金髪である。
黒い軍服の上にこの色では目立ってしょうがないので、ヤンはすぐに払い落とそうとしたが、はたと気づいてその手を止めた。彼にとって、この特徴の金髪を持つ人間は、つい先ほどまで向かい合って話していたあの青年しか思い当たらなかったのである。
「もしかしたら何かの役に立つかもしれない・・・」
ヤンは帝国軍の将帥たちに不器用に礼をしつつ、その金髪をさりげなくベレー帽の折り返しの中に押し込んだ。
で、淡い期待と適当な好奇心をもってそれを遺伝子鑑定にかけてみたところ、期待通りというかなんというか、とにかく彼が代謝異常から致死性の膠原病を数年以内に発病するということをヤンは事前に知ってしまうわけです。
無論皇帝の遺伝子診断ぐらい帝国でもやってるだろうに、ラインハルトにも臣下にもそのことをにおわすような兆しが一切なかったことを見て、彼は帝国ではまだこの類の症例は報告されていないのではないかと推測します。
……はい、そうです。同盟側に皇帝病の症例報告はごく僅かながらも何度かありました。というか、そういうことにしておいてください。長きに渡る両者間の断絶で、そういうことがあってもいいでしょうw
ヤンは退役の直前、皇帝病に関する情報をすべてプロテクトするように言い渡していました。データはヤン自身が所持していますが、このことはわけあって部下たちにも伏せています。
「時間さえ稼ぐことができれば勝機はある」
それがイゼルローンで抵抗を続けることの意義だったとか何とか…
クローン再生は無理でも、このくらいのことはありえていいかな、と思いました。乱文乱筆失礼しました。
- 親記事No.2803スレッドの返信投稿
- board4 - No.2808
Re:教えてください!
- 投稿者:くー
- 2002年09月17日(火) 05時54分
> どうも田中芳樹は宇宙艦隊戦を 海上艦隊戦として考えているご様子。
> どちらかというと宇宙船は潜水艦の方がまだ近いのではと。
> そこで、質問。
> 潜水艦を十二分な数を実戦配備した場合、それは集団で密集して戦闘するのか?です。
> 戦略的にそんなに潜水艦は必要ないのかもしれませんが・・・。
初めまして、くーと申します。
たいした知識は持ち合わせておりませんが書き込ませて頂きます。
まずご質問の「 潜水艦を十二分な数を実戦配備した場合、それは集団で密集して戦闘するのか?」についてですが、結論から言えば「まず起こらない」と思います。「全くありえない」というのではありませんが、かなり特殊な状況でなければ潜水艦による集団で密集しての戦闘(要するに艦隊戦ですね)はないと思います。
理由としては
1.潜水艦の戦略的存在意義はその秘匿性にある
2.潜水艦のみの艦隊を編成するのは戦術上有効ではない
以上2点が主な理由になると思います。
潜水艦(ここでは原子力潜水艦とします)は大別して戦略ミサイル原潜と攻撃型原潜の2つに分類できます。前者は弾道核ミサイル(SLBM)を搭載し、敵国による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の先制攻撃に対する報復攻撃を行います。地上のミサイル基地が全滅したとしても(自国の都市が全て消滅しても・・・)生き残り、敵に対して報復攻撃を行うことが目的とされてる為、核抑止力を前提とした核戦略上非常に重要な存在です。故に決して撃沈される訳にはいかず、「戦闘に参加する」という事自体が「御法度」です。
後者の攻撃型原潜ですが、これは戦闘を目的とした潜水艦ですので魚雷や対艦ミサイル・巡航ミサイルを使い洋上艦・潜水艦を攻撃します。ただしこれは「奇襲」が前提とされます。深海に潜み、敵が気づかずに近づいて来た所を絶好のポジションから攻撃する。これが必勝の戦術でしょう。または友軍が待ち受けるポイントに追い込むというのも有効な戦術でしょうね。
ただし、敵潜水艦とあまりにも接近しすぎると魚雷は撃てないでしょう。水中では衝撃が伝わるのが大きく、爆発の衝撃が自艦にも及ぶからです。友軍同士があまりに密集することも危険です。敵艦の放つ少数の魚雷で多数の友軍が撃沈されると数の優位性が無くなってしまいます。
また潜水艦というのは基本的に対空迎撃能力がありません(最近では対空砲火や対空ミサイル搭載の原潜とかあるのかな?)。対潜哨戒機や対潜ヘリに発見され、魚雷や爆雷を投下されたら打つ手がありません。深海へすたこらさっさでしょうね。洋上艦隊が空母・ミサイル巡洋艦・駆逐艦・潜水艦等をバランスよく配備しているのはお互いの弱点を上手くフォローしあっているからですね。
以上駄文を書き連ねましたがこれはあくまでも地球上の海中における潜水艦の話です。SFの世界ならもっと色々な「潜水艦」があってもいいのではないでしょうか?「亜空間跳躍航法」があるなら「亜空間潜航航法」があってもいいような・・・。
どちらにしても戦闘自体は艦隊決戦に比べると地味なものになりそうですね(苦笑
- 親記事No.2732スレッドの返信投稿
- board4 - No.2809
Re:関係のない話で申し訳ない。
- 投稿者:吉良国 育生
- 2002年09月17日(火) 10時44分
> 聞けば聞くほど多弾道ミサイルとの違いが判らなくなりますが・・・
弾道弾はピンポイント攻撃が出来ない(数十メートルから数百メートルの誤差が生じる、積んでいるのがアレだから問題はない)、巡航ミサイルは戦車などに使うにはお金をかけすぎている(もともとこれもアレの運搬用だった)、対空ミサイルは防空には使えるが制空には使えない、有人機はあらゆる用途に汎用的に使えるが犠牲者の出る恐れがある。
以上の理由から無人機が必要とされています。
> 電波の届く直近範囲に飛ばしておけば有効な防御手段になると思ったんです。
> その距離なら艦隊間通話が可能=天体として電磁波の影響の受けない範囲での活動となるかな、と。
> つまり遠距離で直接敵艦を叩く場合は有人で、近距離護衛は無人という発想です。
> ・・・ってここまで書いて気づいたんですが、これだと遠距離有人機は敵の無人戦闘機群との戦闘という不利な闘いを強いられる予感。そうすると有人機そのものの価値が無くなってしまう・・・。
あの世界で何のために艦載機が必要とされているのか説明されてないので、勝手に想像して書かせてもらいます。
銀英伝の艦載機は戦闘機です、そして戦闘機の仕事は制空権を確保する事です。
問題なのはこの確保した制空権をどう使うかです、普通なら攻撃機を投入して艦隊を蹂躙するところですが、不思議な事に肝心の攻撃機がありません。
そこで何か代わりになる物はないかと探してみたところ、ありましたレーザー水爆ミサイルです。
対艦ミサイルの飽和攻撃、どこか懐かしい香りのする戦術ドクトリンですが、とりあえず艦載機の仕事はミサイルの護衛と阻止という事にさせて頂きます。
さて本題です、まず無人機の活動距離ですが、仮に母艦から半径十万キロを活動限界とします(あくまでも仮の数字です、あんまり詳しくないのでこの辺はフォローお願いします)。
次にミサイルの速度ですが、なんでも地球の重力を脱出するのに必要な速度が秒速11.2キロぐらいだそうです、ためしにこの速度で計算すると、無人機が迎撃に使える時間は二時間半弱といったところです。
これなら余裕で迎撃できそうですが、無人機の加速性能が悪かったり搭載している武器の射程が短かったりすると、反復攻撃する事が出来ませんので最初の一撃を逃すと迎撃に失敗する事になります。
これとは逆に無人機の性能が良くても、ミサイルが秒速1000キロで突っ込んでくるような化物の場合、同じ結果になります。
以上のような理由から、遠距離迎撃が必要になり有人機のみで編成されるようになった、という所でどうでしょうか。
- 親記事No.2803スレッドの返信投稿
- board4 - No.2810
Re:教えてください!
- 投稿者:不沈戦艦
- 2002年09月17日(火) 16時03分
> 以上駄文を書き連ねましたがこれはあくまでも地球上の海中における潜水艦の話です。SFの世界ならもっと色々な「潜水艦」があってもいいのではないでしょうか?「亜空間跳躍航法」があるなら「亜空間潜航航法」があってもいいような・・・。
> どちらにしても戦闘自体は艦隊決戦に比べると地味なものになりそうですね(苦笑
その昔、「宇宙戦艦ヤマト3」で、「次元潜航艇ガルマンウルフ」ってのが出てましたよ。亜空間発振機を作動させて自艦の周囲に亜空間を発生させ、その中に身を潜めて宇宙魚雷(ミサイルですが)で攻撃する、というシロモノでした。何もない空間から突然奇襲攻撃が始まり、ヤマトは大苦戦して最後は敵の宇宙要塞に捕獲されてしまう、ということになってましたけど。
ま、早い話が、宇宙を舞台にした、「戦艦大和 Vs Uボート」ってな話でした。