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投稿ログ154 (No.2769 - No.2786)

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board4 - No.2769

Re:田中氏は自己の年齢を何歳だと思っているのか(冗談)?

投稿者:IK
2002年09月14日(土) 07時24分

> ガイアを全体主義だと批判するだけなら、まだ見解の相違と言えるのですが、どうして、『この文脈で、かのイライジャ・ベイリの台詞を思いおこすと、ちょっと憂ウツになる』んでしょうね。
> イライジャはダニールを案じただけで、別に『人類全体のためなら、一人の人間の命などどうでも良い』などと一言も言ってないはずなのに、この辺りの田中氏が何を考えているのか、さっぱり理解できません。

> この、イライジャとダニールの最後の別れは、このシリーズの中でも特に好きなシーンだったのに、こんな意味不明なケチをつけられるとは、思いもしませんでした。

まったくあれをどう読んだらああなるのか…。ああいう強引な決め付けが可能ならば銀英伝などは「好戦的な軍国主義を賞賛している」とでも言えるではないですか。別に銀英伝だけじゃなくて、なんだってそうなりますね。
例えば、「源氏物語」を「差別主義者による社会的問題意識の欠如した官能小説」ということも出来ますし、「嵐が丘」を「情念の赴くままの暴力を礼賛した陰惨な非理性的な小説」ということさえ可能です。
こういうのは解釈でさえない、インネンというべきでしょう。

> 「田中さん、あんたは一体、自分自身の年齢を幾つだと思っているんですか?」と思わずツッコミを入れたくなります(笑)。

> 田中さん、もういいから少年少女達に混じって「長い踊り」でも踊ってらっしゃい(笑)。

彼の周囲には諫言してくれる編集者などはいないのでしょうか。それはそれで気の毒な話です。私は田中さんを見ているとアメリカ人みたいだなと思うことがありますね。アメリカではどんな意見だろうと自分の意見を持つと言うことが礼賛されるので、取り敢えずとんでもない意見(常識や知識がまったく欠如した)でさえ、言ってみるというか声高に主張するということがありますね。まずは自分の中で咀嚼してみろといいたいです。
別にアシモフを神格化するつもりはありませんが、事実として知の巨人であり、SFの中興の祖のひとりであるアシモフに対して、相応の敬意を払って貰いたいと感じます。
自分の意見を展開するために、アシモフの作品を強引に利用しないで貰いたいです。

親記事No.2732スレッドの返信投稿
board4 - No.2770

Re:艦艇乗組員は何をしているのか

投稿者:Ken
2002年09月14日(土) 11時59分

レスありがとうございます。

まず、海戦と宇宙戦の射撃制御について。

どうも、数学的な検証を行わず、言葉だけで議論しているので、話が正しくかみ合っているか不安があるのですが・・・
私が言いたかったのは、宇宙戦で敵を狙い撃つ場合に、本当に相手の3次元的な位置と速度を把握する必要があるのだろうか?ということでした。ポイントは、宇宙空間を飛ぶ砲弾はどこまでも直進する、という点にあります。よって、射撃する側は、自分の周りに球面を想定し、そこに投影される敵影の赤経赤緯座標へ向けて中性子弾なりビームなりを飛ばせばよく、敵までの実距離が10万キロだろうが20万キロだろうが、砲弾の速度に比べて無視できる違いなら問題にならないのに対し、海戦では砲弾が放物線を描くので、敵までの距離を正しく知る必要がある。つまり、海戦では海面という平面上の座標の把握なのに対して、宇宙戦では、天球面上の赤経赤緯座標の把握であり、次元の数はどちらも「2」ではなかろうか、と考えたのです。

遮蔽装置で自分は姿を消しながら、敵の姿を捉えるトリック、納得しました。

別の問題が頭に浮かびました。一つは光を激しく曲げるほど大きな重力場を作ると、今度はその重力を感知されるのではないか、という点です。

もう一つは、もっとややこしい話になります。重力場を操作して、あたかもそこに巨大質量があるような状態を作り、光を曲げたとき、その光を受けた側にはどのような光景が見えるでしょう?ここで、重力場を操作して光を曲げる艦船をA、その敵側の艦船をBとします。

Aが作る重力場が、あたかも一個の巨大質量があるようなものである場合、遮蔽装置にはなりません。これは、一般相対論を実験的に証明した日蝕の観測と同様、本来Aの背後に位置する物体が、Aの傍らにあるように見えるだけで、A自体は丸見えです。

そこにAがいないように見せるには、次のような重力場が必要でしょう。

まず、Aの背後からきた光がAに達する直前に、Aを避けるようにカーブさせる必要があります。これは光を「外側へ引っ張る」のだから、おそらくBから見てAの周囲に位置するドーナツ型の「質量」になるのでしょうが、あまりにもややこしくなりすぎるので、ここでは「反重力」を認めましょう。Bから見たAの背後には、この「反質量」の塊が存在します。

次に、いったん広がった光が、そのまま広がりっぱなしにならないように、今度は内側へ曲げる「質量」が必要です。これは、A自身が巨大質量になれば(なったような重力場を作れば)、可能でしょう。

そして、内側へ曲げられた光が、AとBの間で収束したとき、再度これを外側へ曲げて、一番初めの軌道とそろえてやる必要があります。外側へ曲げるのだから、やはり「反質量」です。

1番目の反質量と、Aと、2番目の反質量は、AとBを結ぶ軸線上に並ぶ必要があります。

ここで問題です。上のような重力場を作れば、Bから見たAを透明にすることはできるかもしれません。それでは、Aから見てBより15度ずれた方角にいるCには、Aはどう見えるでしょう?上に述べた重力場ではCに対してAを透明にすることはできません。AとCを結ぶ軸線上に、上記とまったく同様の「反質量-質量-反質量」ラインを作らなければ無理です。そして、これと同じ事を、すべての角度に対して、少なくともその戦闘に参加している、すべての敵艦に対して行う必要があります。

問題は、そんなことが技術的にできるかどうかではなく、そもそも幾何学的にそんな形状がありうるか、です。

要するに、どの方向から見てもAを透明にするには、Aの周囲の空間の歪曲形状が、どの方向から見ても同じでなければなりません。3次元空間において、そのような形状は球形だけであり、それでは最初に述べた、太陽の場合と同じになります。

board4 - No.2771

意外なそっくりさん?

投稿者:モトラ
2002年09月14日(土) 12時25分

田中芳樹と宮崎駿。

・本人とファンの関係が擬似宗教化
・周囲への配慮を欠いた発言を場違いな席でもお構いなしに垂れ流す
・進歩的価値観を無条件に信奉している
・自分が「権威」であることに無自覚である

A.NAさんの2766番その他を読んで、田中芳樹の所業が宮崎駿のそれとダブって見えました。
そういえばどちらも徳間系って、これは偶然ですわな。

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board4 - No.2772

Re:田中氏は自己の年齢を何歳だと思っているのか(冗談)?

投稿者:Ken
2002年09月14日(土) 13時36分

IKさんへ、

すみません。全体のご趣旨には賛同した上で、あえて言葉尻のみ捉えさせていただきます。

>アメリカではどんな意見だろうと自分の意見を持つと言うことが
>礼賛されるので、取り敢えずとんでもない意見(常識や知識が
>まったく欠如した)でさえ、言ってみるというか声高に主張する
>ということがありますね。

うーーーーーーむ・・・・・・

私は、通算で5年アメリカで暮らしたことがあり、多くの友人を作ったつもりですが・・・おっしゃるとおりなのでしょうか?

それぞれの社会によって、「常識」の内容に少しずつ違いがあるのはたしかだと思いますが、その社会の常識にはずれた意見が、日本よりもアメリカでより頻繁に出てくる、という印象は、少なくとも私は持ちませんでした。

IKさんが、どのような具体事例を念頭において、アメリカには常識はずれの意見が多い、と言われたのか分かりませんので、勝手に想像するしかありませんが(的外れの想像をしていたら、大変申し訳ありません)、例えば、日米が互いに相手を見て「非常識」と感じることに「差別」の問題があるかもしれません。

日本人が最も敏感になるのは、「障害者」への差別で、おかげて人間の身体的・精神的な障害を表す用語で、公共の場で用いられる語彙から追放されたものが多くあります。しかしアメリカ人が「blind」「deaf」「one-eyed」「epileptic」「schizophrenic」等の言葉で特定の人を表現しても、誰も騒ぎません。(言われた本人は、決していい気持ちはしないにも関わらず、です。)

一方、アメリカの人権感覚から見ると、日本には性別や年齢をベースにした、「常識はずれ」の差別があります。そもそも求人広告に「男、25歳から30歳まで」などと堂々と書いてあるのですから。

>別にアシモフを神格化するつもりはありませんが、事実とし
>て知の巨人であり、SFの中興の祖

私は、高校・大学時代に、ほとんど神格化してました。(笑)

多感な時代に巨大な影響を受けたおかげで、それ以後、読む本といったらSFと歴史ばかり。とんでもない偏向人間になってしまって・・・。(嘆息)

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board4 - No.2773

Re:宇宙戦は愚か(笑)

投稿者:戦術能力ゼロ
2002年09月14日(土) 14時36分

皆様方のレス非常に興味深くて楽しいです!
とはいえ、ここの板は”田中芳樹を撃つ!”・・・どこかSF検証系の板に行け!と怒られたりして・・・。

どんなすごい兵器があっても、その防御方法が見つかり、MADで条約制定というある意味行きついた文明レベルの世界に国家単位の大戦争が起こるという設定・・・当然物語を面白くする為には必要不可欠ですし、否定もしません。 しかし、そんな高度(?)な文明圏で人類同士が大戦争を行うという発想に納得が・・・。
(例えば技術が進みすぎて、全ての快楽が普通になり、他の命を蹂躙する事だけが残った結果 ゲームとしての戦争行為の継続 なら理解できるのですが・・・それに数世紀に渡り戦争していれば、”戦争がある社会”こそが標準でそれが無くなったらそれこそ社会維持が出来なくなるんじゃないかという考えも。ベトナム帰還兵の例もあるし)

犯罪やテロの頻発による国家軍の編成と戦闘はあっても・・・ん?そうか銀英伝は帝国から見れば一地方の反乱だったんだよネ(笑)

それにしても亜光速ってのは反則と思いません? 電子機器は電気で動いている、つまり、どんなに高性能でも光速を超えて反応は出来ないし、それを見て判断する人間は、ディスプレイから発せられた光が網膜で像を結ぶまでにも時間が必要。更に脳の信号伝達から反応までタイムラグがある・・・近接戦闘は目隠し乱打戦やね(笑)

そうなると大量の無人兵器の方が効率的(爆発物に全方位砲台と対遠距離攻撃防衛機構搭載<別に隕石爆弾(仮)にこだわってる訳じゃないよ(笑)とか 小型砲台(通称ファンネル)USAの無人爆撃機とか)

・・・でも兵器が無人化すると益々人の命が軽くなる(殺す方は罪の意識ないだろうし)・・・そのうち遺伝子情報だけ残して人体排除(!)・・・うーんやはり宇宙戦は物語のだけにしてほしいなぁ(笑)

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board4 - No.2774

Re:意外なそっくりさん?

投稿者:てんてんdwp
2002年09月14日(土) 15時28分

> A.NAさんの2766番その他を読んで、田中芳樹の所業が宮崎駿のそれとダブって見えました。
> そういえばどちらも徳間系って、これは偶然ですわな。
宗教化と言えば平井和正氏が有名ですが、彼の場合は権威の自覚がありますね。
・・・そういえば、あの人も徳間だ(笑

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board4 - No.2775

Re:それはナイでしょ(笑)

投稿者:てんてんdwp
2002年09月14日(土) 15時34分

>ラインハルトが予は天才だからヤンを見習えみたいな台詞があったけど、作品描写の中で見ると、ラは単に完璧な正攻法を体現してるだけの秀才で、ヤンの方が戦術レベルでは予想的中率100%のバケモノじゃないのだろうか・・・凡人の作者が天才を表現しようとしての限界を感じました。

戦術研究していると、ヤンの行動も一番まっとうというか、正攻法というのが判ります。
にも関わらず、それが凄かったり奇策に見えるのは、他の登場人物のほとんどが戦術レベルで「やったら負ける」と言われているような愚策を取っているからだったり・・・。

親記事No.2704スレッドの返信投稿
board4 - No.2776

Re:田中先生語るところの

投稿者:てんてんdwp
2002年09月14日(土) 15時36分

> 田中先生が対談集や雑文などで、何度か「中国物を安易なビジネス書として書くのはダメダメ」と言っているのを見かけましたが、これって宮城谷昌光先生のことを指してんでしょうか。中国系の小説を乱読してみて思ったんですが。
孫子の兵法ってのは、割とビジネス書として読まれたりするわけですが、それも「中国物」に含まれるのなら、かなりの人が引っかかるのではないかと。

親記事No.2758スレッドの返信投稿
board4 - No.2777

Re:間違いなく

投稿者:てんてんdwp
2002年09月14日(土) 15時37分

> 既刊のすべてが完結することはないでしょう。
> 続きが気になっている読者をどう思っているのかな?
> 聞いてみたいものです。
もしかして200歳くらいまで生きるつもりなのかも。

親記事No.2673スレッドの返信投稿
board4 - No.2778

幻想でしょうか?

投稿者:Zero
2002年09月14日(土) 15時50分

僕は、「作家側はどのような作品を発表(開始)するかを決められる
権利(自由)」の対として「完結させる責任」が有ると思います。
逆に読者側は「数多くの作家(作品)からの選択する自由(権利)」
を持つ事に対し、対価を払う責務を負っていると思います。
この「発表作品」と「対価」がトレードされると思っているのですが・・・
作者側の「発表の自由」の対になる責任が「読者に(対価を払って
もらって)読ませる事」というのはちょっと違うような気が・・・
読者が作品を購入するのはシリーズのその巻だけを欲しているのでは
なく、ひと纏まりの作品を求めているのではないですか?
#除く「短編」「一巻完結の連作シリーズ」
場合によっては、読者に受け入れられなくて作者の意に染まない結果
を強いられたり、予定外に短くなるとしても「完結する」という暗黙の
了解があったればこそ商業作品は商品足り得るのではないですか?

誰かに強制されたでもない、作家の自由に於いて発表し、読者にも
受け入れられ、続刊を望まれているものを放り出すというのは、
やはり無責任と言えるのではないでしょうか?

勿論、これは法的拘束力を持つ「義務・責任」があるという意味でなく、
読者と作家間の信頼関係の問題です。
吉良国 育生さんも「そんな作家が高い評価を受けるとは思わない」と
書いてらっしゃる、まさにその事なのだと思うのです。

いくら優れた文章を生み出す作家でも、「必ず未完」だと分かって
いれば、読者は(少なくとも僕は)手を出しません。


以前、友人とこんな笑い話をしたことがあります。
「田中芳樹って、もし今死んだら惜しまれるより恨まれるんじゃないか?」

・・・笑い話にならないかもしれない。

親記事No.2758スレッドの返信投稿
board4 - No.2779

Re:間違いなく

投稿者:Zero
2002年09月14日(土) 15時57分

> > 既刊のすべてが完結することはないでしょう。
> > 続きが気になっている読者をどう思っているのかな?
> > 聞いてみたいものです。
> もしかして200歳くらいまで生きるつもりなのかも。

さらに未完シリーズが増えたりして・・・
#言ってて怖くなってきた

親記事No.2732スレッドの返信投稿
board4 - No.2780

Re:艦艇乗組員は何をしているのか

投稿者:古典SFファン
2002年09月14日(土) 17時41分

> どうも、数学的な検証を行わず、言葉だけで議論しているので、話が正しくかみ合っているか不安があるのですが・・・
そうですねえ・・・
> 私が言いたかったのは、宇宙戦で敵を狙い撃つ場合に、本当に相手の3次元的な位置と速度を把握する必要があるのだろうか?ということでした。ポイントは、宇宙空間を飛ぶ砲弾はどこまでも直進する、という点にあります。よって、射撃する側は、自分の周りに球面を想定し、そこに投影される敵影の赤経赤緯座標へ向けて中性子弾なりビームなりを飛ばせばよく、敵までの実距離が10万キロだろうが20万キロだろうが、砲弾の速度に比べて無視できる違いなら問題にならないのに対し、海戦では砲弾が放物線を描くので、敵までの距離を正しく知る必要がある。つまり、海戦では海面という平面上の座標の把握なのに対して、宇宙戦では、天球面上の赤経赤緯座標の把握であり、次元の数はどちらも「2」ではなかろうか、と考えたのです。
宇宙空間に絶対座標はないです・・・
つまり、通常はどのような座標系を取ろうと、
互いの相対位置は
(x1,y1,z1) (x2,y2,z2)
のような二組の三次元座標で現されます。
これにベクトルを加えたものが、互いの位置・速度関係となります。

相対座標システムを取らない場合、周囲に何か、指標となる、位置と
速度がわかっている天体目標などが必要となりますが、これを何に
するかによって、座標系が示す値自体は大きく変わります。
が、通常、どのような天体指標を使おうと、座標系は3次元を必要と
します。

銀河系座標システムはまだないと思うので、地球上での「赤経・赤緯」
に当たる「銀経・銀緯」を使った座標系がどのようなものになるのかは
私にはほとんど想像が出来ないのですが、例えば銀河中心を貫く平面
を銀河赤道とし、それに対して銀経・銀緯を設定したとしても、地球
上と違って、宇宙船は銀河系を取り巻く仮想的な球体の「表面」に
あるわけではなく、銀経・銀緯によって現される位置座標だけでは、
宇宙船がどこに居るかは特定不可能です。
(地球上でそれができるのは、船が地球の「表面」に張り付いており、
潜水艦を除いては表面から「深さ」に当たる座標を持たないからです。
しかし、銀河系の場合、銀経・銀緯の示す球体の内部こそが実体な
訳で・・)

まあこの辺が私の認識なんですが・・。

>
> 遮蔽装置で自分は姿を消しながら、敵の姿を捉えるトリック、納得しました。
>
> 別の問題が頭に浮かびました。一つは光を激しく曲げるほど大きな重力場を作ると、今度はその重力を感知されるのではないか、という点です。
>
このページをご覧下さい。
ttp://www.m-nomura.com/st/cloak.html
直接リンクは問題あるかも知れないので避けるとして・・。

空間歪曲の技術的難点や、そのような幾何学的形状が空間内に
ありえるのかを問うて「否」とするのは、現時点のテクノロジーを
考慮すれば致し方ないとも云えます。
・・その先が発想の遊びや「虚構の楽しみ」な訳でして、それを
さらに追求するのも楽しいことですが、この問題に関しては、
ある程度から先は相対論の世界のはずです(重力による
時空のひずみから、重力レンズ効果を割り出したのは相対論)。

遺憾ながら、私には相対論を取り扱う数学的素養が不足しております
ので(特殊相対論はローレンツ変換からですが、一般相対論は
ベクトル・テンソル解析から先を必要とします)この問題に付いて
精密な予見を行う事は出来ません(笑)。

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board4 - No.2781

Re:艦艇乗組員は何をしているのか

投稿者:てんてんdwp
2002年09月14日(土) 17時50分

>  現在、アメリカが開発中の戦闘機F-35は、航空ファンの間で「最後の有人戦闘機」と呼ばれています、それは今世紀後半には無人機が部隊配置されると予測されているからです(この無人機の雛型になる実験機はすでに製作されています)。

亀レス失礼。
「最後の有人戦闘機」ねぇ・・・。
私が知っているかぎりF-104J(スターファイター。初代ゴジラで落とされてた戦闘機)が最初に言われたのかな?
今から30年以上前の話です。
んで、それ以降、出てくる戦闘機出てくる戦闘機、みんな「最後の友人戦闘機」って言われ続けていることは、航空ファンなら知ってるはずですが。
AIやってると判りますが、ある部分で人間以上に優秀なコンピュータってのは難しいんですよ。特に一番重要な図形認識なんか壊滅的。
#ボルツマンマシンとかフォースフィードバックじゃまるで駄目
私は当分無人戦闘機は無理だと思いますね。
銀英伝の世界まで行けば出来てないことがむしろ不思議ですが・・・。

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board4 - No.2782

Re:艦艇乗組員は何をしているのか

投稿者:古典SFファン
2002年09月14日(土) 18時01分

> > 私が言いたかったのは、宇宙戦で敵を狙い撃つ場合に、本当に相手の3次元的な位置と速度を把握する必要があるのだろうか?ということでした。ポイントは、宇宙空間を飛ぶ砲弾はどこまでも直進する、という点にあります。よって、射撃する側は、自分の周りに球面を想定し、そこに投影される敵影の赤経赤緯座標へ向けて中性子弾なりビームなりを飛ばせばよく、敵までの実距離が10万キロだろうが20万キロだろうが、砲弾の速度に比べて無視できる違いなら問題にならないのに対し、海戦では砲弾が放物線を描くので、敵までの距離を正しく知る必要がある。つまり、海戦では海面という平面上の座標の把握なのに対して、宇宙戦では、天球面上の赤経赤緯座標の把握であり、次元の数はどちらも「2」ではなかろうか、と考えたのです。
補足:
自分の周囲に球面を想定しても、敵はその表面に張り付いている訳
ではないので(地球上では文字通り海面に張り付いている訳ですが)
球面に対して三次元的に串を通すように移動して、球体表面の座標に
収まらぬ位置に移動できます。
(余談ですがその方式で、仮想的な球体表面に三次元座標の陰を落とす
ような操作を、数学的には「射影する」と言ってましたね・・)

砲弾にせよレーザーにせよ、光速は越えられないので、敵艦との距離が
数万キロを越えると、その方式の座標系による射撃には、敵艦の移動
速度にも拠りますが、無視できない誤差が生じてしまいます。
弾にせよビームにせよ、例えば3万キロの移動には0.1秒掛かります
が、敵艦のサイズが数百mだと、敵艦は秒速で数百メートルを越える
ベクトルを横方向に持つだけで、弾をかわす事が出来てしまいます。
亜光速まで物体を加速できる銀英伝の世界では、これはかなり簡単に
到達できる速度です。

このような概念上の相違が生じてしまうのは、宇宙空間で用いられる
速度や距離のスケールが地球上と大きく違うためでしょう。

スタートレックの場合、光子魚雷は、ワープスピードの船から発射
される場合には、超光速を維持でき、亜光速戦闘中でも敵を撃破できます(それなりの推進力を持っているようです)。
フェイザーは光速を越えられないらしいので、通常空間でも零距離射撃
か、ある程度距離が詰まっていないと使えないようです。

銀英伝の場合、長距離砲と短距離砲は違うようなので、長距離砲が
おそらくある程度自己誘導能力を持つ(ロックオンしたものを追う
ミサイル型?)はずで、短距離砲や零距離射撃の場合はビーム砲を
使うんじゃないでしょうか。
長射程のビーム砲がある場合、クラスター・ショット・タイプの
ように、ある程度拡散するか、射線を振って、敵が動いても当たる
ようにしないと当てづらいのでは・・・。

親記事No.2716スレッドの返信投稿
board4 - No.2783

Re:田中氏は自己の年齢を何歳だと思っているのか(冗談)?

投稿者:IK
2002年09月14日(土) 19時42分

> IKさんへ、
>
> すみません。全体のご趣旨には賛同した上で、あえて言葉尻のみ捉えさせていただきます。
>
> >アメリカではどんな意見だろうと自分の意見を持つと言うことが
> >礼賛されるので、取り敢えずとんでもない意見(常識や知識が
> >まったく欠如した)でさえ、言ってみるというか声高に主張する
> >ということがありますね。
>
> うーーーーーーむ・・・・・・
>
> 私は、通算で5年アメリカで暮らしたことがあり、多くの友人を作ったつもりですが・・・おっしゃるとおりなのでしょうか?
>
> それぞれの社会によって、「常識」の内容に少しずつ違いがあるのはたしかだと思いますが、その社会の常識にはずれた意見が、日本よりもアメリカでより頻繁に出てくる、という印象は、少なくとも私は持ちませんでした。
>
> IKさんが、どのような具体事例を念頭において、アメリカには常識はずれの意見が多い、と言われたのか分かりませんので、勝手に想像するしかありませんが(的外れの想像をしていたら、大変申し訳ありません)、例えば、日米が互いに相手を見て「非常識」と感じることに「差別」の問題があるかもしれません。

そこまで大仰な話じゃないです(笑)。ここでいう常識ってのは見解云々じゃなくて主に知識的なものですね。私が接したアメリカ人が悪かったのか(あるいは類友?)。ま、アメリカ人を敵視している訳ではないので。アシモフもチョムスキーもアメリカ人ですからね。
あんまり時間がないので、駆け足になりますが、チョムスキーと言えば、先日、「9・11」が文春文庫に入りました(早いー)。私が言いたいことはだいたいあれに書いてありますので、よかったら読んで見てください。

親記事No.2732スレッドの返信投稿
board4 - No.2784

Re:艦艇乗組員は何をしているのか

投稿者:古典SFファン
2002年09月15日(日) 04時54分

さらに補足:
自分の位置を中心とし、例えば有効射程限界を半径とする球体を描いた場合、標的と成り得る敵艦は全て球体の内部表面に射影できます。
(射程外に出た場合が、「球体を貫いて移動してしまった」ケースか)
実体弾の射程はある意味、宇宙空間では無限であっても、射撃管制のシステムで仮想球体に敵艦の座標を射影したい場合、球体の大きさを制限しなければなりません。
(球体外に出た物体の座標には無効値を与えるような仕組みにしないと、球体内の有効座標と誤認してしまいます)

ミサイルとレールガンの有効射程は、敵艦をロックした後、敵艦がベクトルを変えなければ相当長い。
が、3次元座標を使わず、仮想球体を使って射影する場合、球体の内面に射影される座標は、球体中心から見た敵艦の距離によって、実際の位置と射影に誤差が生じてしまいます。
これは、幾何学的に次元を一つ落として射影する場合、仕方のない事といえます。
球体表面(最遠点)の座標を細かく刻むほど誤差の範囲は狭まりますが、その代わり、球体中心からの見た距離が小さい位置に居る敵艦が射影される範囲が非常に大きく、遠い位置に居る敵艦が射影される範囲が小さくなります。
有効射程が大きくなるほど、この格差は非常に大きくなり、砲手(あるいは自動射撃システム)は、射撃の見越しのやり方を工夫する必要が出てくると思われます。
もっとも、この種の投影技法はレンダリングの方で結構あるようなんで、アルゴリズム的な解決方法が既に出来ていると思いますが。

敵艦と、球体中心に居る自分の位置関係の変化は、球体表面に対する射影の形や大きさの変化として処理できます。
この場合ベクトルの変化も射影の変化として処理できるので、確かに、それで射撃管制が可能ではあるでしょう。
この点に関しては誤認していたかも知れません。

ただし、その種の射撃システムが有効に機能しえるのは、敵艦が仮想球体の表面に、認識可能なサイズで投影でき、なおかつ敵と交差した場合に、有効打を与え得る「爆破範囲」がかなり大きい場合のみなのでは?

座標を一つ減らしてしまうと、敵艦との距離が「射影の大きさ」でしかつかめなくなってしまいます。
つまり、補助的な手段がないと着弾距離と時間を見越せないと
云うことです。
これを見越して標的との交差角を決めないと、射影された的の
「前」を弾が通過してしまう可能性があります。
これは、射影が二次元になってしまうため、弾が打ち出される角度
によっては、着弾時に弾に仮想球体から見て「無視できる」とされる
方向への角度がついてしまうためです。

銀英伝の場合、弾の速度の上限は光速(荷電粒子ビーム砲の場合)ですが、
通常のミサイルやレールガンはその原理上、まず最初から光速では打ち出せず、初速か最終速度で秒速数百~数千キロが限度でしょう。
(重力制御ができる場合、加速度が大きく取れるので変わりますが・・)

例えばビームの着弾時間で「0.1秒」、他の弾の着弾時間で「10秒」くらいとなる3万キロメートルを基準と考えてみましょうか。

この距離で仮想球体を描き、敵をその表面に射影したとします。
敵とは相対的に完全な静止状態である場合、射影と実際の敵の位置に
は誤差が生じないので、弾はヒットします。

ですが、大概の場合、敵はある程度の速度で(艦隊陣形はあまり崩したがらないにしても)動いています。
・・というより、こう考えると、安易に的になるのを嫌って動かしているとも思えます。

もしも敵が相対的に秒速数キロ以上で動いていた場合、・・・相対的に
接近してきていた場合でも、遠ざかっていた場合でも、射影だけ見て
射撃すると、弾が敵艦の「前」か「後ろ」を通過してしまう可能性が
あります。
(0.1秒で艦の全長に当たるだけ動いてしまう)
もちろんその場合でも近接信管を使って敵艦にダメージを与える事は
可能ですが・・・・

この種の「着弾時の敵との交差角」を意識しなければならない状況は、
敵とのベクトルの差、弾丸の速度、敵との距離が絡んで色々と生じると
思います。
射撃管制を単純化させる(砲手の苦労は減る)という点で、仮想球体に射影するタイプの射撃システムも捨てがたいですが、これは、実際に
三次元座標を使うタイプの射撃管制と「作って比較して」みないと、
有効性が割り出せないケースではないでしょうか。

親記事No.2732スレッドの返信投稿
board4 - No.2785

関係のない話で申し訳ない。

投稿者:吉良国 育生
2002年09月15日(日) 06時47分

> 「最後の有人戦闘機」ねぇ・・・。
> 私が知っているかぎりF-104J(スターファイター。初代ゴジラで落とされてた戦闘機)が最初に言われたのかな?

 本ページとは関係のない、戦闘機とミサイルについての話をすることをお許しください。
 1950年代、各種ミサイルの実用化のめどがついた頃ひとつの戦術思想が生まれました「機銃による格闘戦を廃止しミサイルにより遠距離攻撃をおこなう」俗に言うミサイル万能論です。
 アメリカは、この新しい思想に基づき新しい戦闘機を作りました、レーダー基地や早期警戒機から送られてくるデータ-を受け取り、その指示に従ってレーダーに映る的にむかってミサイルを撃つ、そんな任務に適している、高度な電子機器と大量のミサイルそして高速を出すための大型エンジンを搭載した、重くて動きの鈍い戦闘機です。
 もはやこれは戦闘機ではありません、ただのミサイル運搬機です、当然このような機体は古いパイロット達からは好かれませんでした、機械の言いなりになって飛ばすだけの飛行機には、彼らの卓越した技量は必要ありません。
 そんな彼らが愛したのはF-104でした、この戦闘機は決して性格の良い機体ではありません、むしろじゃじゃ馬と評される機体でした、それでも小柄な機体のせいで新しいシステムに対応できないこの戦闘機は、当時、パイロットが自分の意思で飛ばせる唯一の新鋭機でした、つまりF-104が「最後の有人戦闘機」と呼ばれるのはこのような理由からです。
 さて、ミサイル万能論に基づく防空システムが完成した頃、アメリカはベトナム戦争に介入しました。
 アメリカ軍は自慢の新型機を投入します、しかし予想もしない事態が彼らを待っていました、ミサイルの命中率が予想よりも遥かに下回ったのです、当らないミサイルを抱いた鈍重な飛行機、それはソ連製の格闘性能に優れた戦闘機のカモでしかありませんでした。
 この結果を受けアメリカ軍は方針を変更します、そして生まれたのがF-14、F-15などの新しい世代の格闘戦闘機です。
 アメリカ軍は間違いを犯しました、しかしミサイル万能論じたいが間違ってたわけではありません、それを裏付ける技術力が足りなかっただけです、そして技術者たちは地に落ちたミサイルの信頼を取り戻すために長い時間と労力を費やす事になります。
 彼らの努力が形となって現れたのが、先のATF(先進戦術戦闘機)、つまりアメリカ空軍次期主力戦闘機の候補であったYF-23です、本機の特徴はステルス性を優先させるため、格闘性能を低い値にとどめた事です、まさに新世代のミサイル運搬機でした。
 しかしアメリカ空軍は、ベトナムの教訓からより格闘性能に優れているF-22を選びます。
 ですがこれがミサイル万能論の復活の合図には間違いありませんでした、同じころアメリカ軍はNASAと協力していくつかの実験機の計画を立案します、それが無人のミサイル運搬機です。
 この機体に求められるのは、レーダーに映る敵味方識別信号を出していない機体、つまりは敵機にステルス性能でこっそり近寄りミサイルを撃って帰ってくる事だけです、最初から図形認識等の高度な識別能力など求められていません(それに図形認識が必要なときは遠隔操縦が可能なようにカメラも搭載する計画もあります、要するにラジコン)、極めて単純な既存の技術の改良で実現可能な代物です(と言うか実機はすでに完成しており試験の真っ最中)。
 F-35が「最後の有人戦闘機」と呼ばれているのは、このような実験機が存在するからです。

> んで、それ以降、出てくる戦闘機出てくる戦闘機、みんな「最後の友人戦闘機」って言われ続けていることは、航空ファンなら知ってるはずですが。

 いつの時代、どこの世界にも、なんの裏付けも無しにものを言う人はいます、しかしF-104とF-35にはこのような背景があることを理解してください。

 余談1 初代ゴジラと戦ったのはF-86「セイバー」です。
 余談2 F-104Jは「スター・ファイター」ではなく「栄光」と呼んであげて下さい、この自衛官にすら忘れ去られた哀れな正式名称で・・・。

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board4 - No.2786

Re:それはナイでしょ(笑)

投稿者:八木あつし
2002年09月15日(日) 14時48分

マァさんどうも、八木といいます。

シスコンのラインハルトが、例えキルヒアイスといえどもアンネローゼとの結婚を許すかどうかは五分五分な気がします。
キルヒアイスがあのまま生き残った場合、ラインハルトへの忠誠を取るか、アンネローゼへの愛を取るか見たかったですね。
そしてアンネローゼもまた、愛する弟を取るか、愛するキルヒアイスを取るかどちらを選ぶか見たかったです。
そして愛の嵐が・・・。(^^;;)

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