4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ190 (No.3341 - No.3353)

board4 - No.3341

はじめまして

投稿者:悪猫
2002年12月13日(金) 13時32分

はたしてこんなのんきな賢明で始めてしまって言うのか分かりませんが、はじめまして、悪猫です。

え~、田中芳樹さんの作品は、ほとんど全部読みました。
おもしろいじゃないですか(笑)
たぶん皆さんは「ふざけんな、おれたちが長い間議論してることをそんな一言で済ませるきか!!」とか言われるかも知れませんが、いいじゃないですか、そんなに大変なことなんですか?
他人が何読んだっていいじゃないですか。
まさか、押し付けられたりしてるんですか?(笑)

作家の人の思想が反映されている本ていうのも面白いじゃないですか。

親記事No.3325スレッドの返信投稿
board4 - No.3342

Re:今さらですが

投稿者:ロード・レオン
2002年12月13日(金) 15時54分

IKさん、こんにちは。

> ロード・レオンさん、こんにちは。私は「止めるべき」と言っても構わないと思います。物理的に排除しようとするならばともかく、他人をこき下ろすのが表現の自由ならば、「やめるべき」程度は言論の自由ではないですか。

そうですね。その表現が「他人をこき下ろす」だけのものであるならば、確かに「やめるべき」と言ってもかまわないでしょう。しかし、それは『小説中に「個人的な趣味」にすぎない評論を挿入する悪癖を止めるべき』と同じことではありませんよね。それとも作品中の「評論」部分の全てが「他人をこき下ろす」だけのものなんでしょうか?

> 名誉毀損の範囲についても、判定が難しいところです。私は一部についてはおそらく名誉毀損罪が成立するのではないかと思っているのですが、現実に手間隙を考えて立件しようとする人はいないでしょうね。それをいいことに「この程度は許される」というのは違うのではないでしょうか。

名誉毀損に近い表現もあるかも知れませんが、その対象となっている当の本人が問題にしてないのだから、それほど目くじら立てなくてもイイように思いますけど(評論の対象となっているくらいの人だったら、名誉毀損の裁判を起こすくらい、簡単なことですよね)。そして、本人からクレームが全くなければ、「この程度は許される」と判断したとしても無理ないのでは?

> 問題は田中氏が党派的な姿勢で、対象をえり好みしていることですね。いわゆる保守派の人たちは随分、からかわれていますが、左翼でそういう対象になっている人は余りいないですね。

これは仕方ないでしょう。誰and何を「評論」の対象とするかは、(IKさんもおっしゃっているように)それこそ作者が自分の判断に従って決めることです。

> そこも作者の裁量のうちと言うのも分からないではないですが、それならば所詮はその程度の作品ですよ。それに対して消費者として「こんな商品を作るな」というのは当然だと思います。

うーん。。。曲がりなりにもそれを評価して購入している人が少なからず存在する以上、「こんな商品を作るな」というのは言い過ぎではありませんか?

> それはさておき、次の(次があるとしたら)創竜伝が楽しみです。

これについては全く同感です(笑)。

親記事No.3318スレッドの返信投稿
board4 - No.3344

Re:灼熱の竜騎兵を撃つPART2

投稿者:八木あつし
2002年12月13日(金) 16時01分

どうも八木あつしでございます。
最近は時間がとれなくてこちらへの書き込みが出来ませんでした。
まぁ、ないと思いますが危急の連絡の際には、うちのサイトのBBSにでも書込んでください。(露骨な宣伝(笑))

>IKさん
執念と言えば執念ですね(笑)。やはり新・旧を同時に読み進めていくのは辛かったです。見落としがないかどうか気になりました。
兵士の数を「名」から「人」に変更していたのは、最初は見逃していまして、いざ文章を書きこむぞ、という段階で気付きました。どうしても斜め読みになってしまいますから、危なかったですね。
3巻は……。タナウツで絶大な反響が起きたら考えます(笑)。

>管理人さん
どうもありがとうございます。
私もタナウツの住人として、銀英伝ネタ以外で何か田中批判の書き込みをしようと狙っていたわけでした。「灼熱の竜騎兵」を選んだのは、旧新の比較レスに書いたように「大幅な加筆修正」という部分が本当かどうか気になったのもあります。しかしこれなら旧新を読み比べるだけで資料も何も必要ないから、というところも大きいですね(笑)。
ただこれまでのタナウツを議論を見ると、「田中芳樹を撃つ!」というよりも「創竜伝を撃つ!」の方が近いのではないか?と思えてしまう時があります。そのため、それに対するアンチテーゼの部分も少しあります。

>Kenさん
ご無沙汰しております。無事にご出張から戻られたみたいですね。
私は司書になろうとして(公務員)試験に失敗したので、卒業後の身の振り方に悩んでいるところです。(つд`) 多分、内定をもらえた会社のどこかの店舗でPC用品でも売っているのかな。

Kenさんが考えているように、惑星ザイオンは地球から太陽を挟んで向かい側にあります。木星解体で造られた新惑星は、金星・地球・火星の公転軌道に等間隔で並んでいるので、直線で結べば6角形が出来ます。
私は、Kenさんが指摘された通信部分での距離と時間や時差の関係には気付きませんでした。(^^;;) さすがです。
この部分について本編を読んでいる私が、惑星間通信がどうなっているかお答えしときます。推論部分も含みますが。
え~、基本的に「灼熱の竜騎兵」世界における惑星間通信は、地球政府及び地球軍(軍の方が強い)の管理下にあります。これは地球だけでなく各惑星の通信機構も含めてです。作中の描写から、受信は受信機があれば苦労するもののどこでも受信ができます。しかし発信においては、通信施設が必要みたいです。ザイオン独立ゲリラも通信を行う為に、宇宙港を襲撃しました。
惑星ザイオンを地球軍が制圧後、独立ゲリラによって地球軍がかき回されていることは、軍が通信施設を抑えているため地球の軍本部以外は、他の惑星はもちろん地球人も知りませんでした。
また別の惑星ツァーレンで反地球暴動が発生したものの地球軍が通信を抑えたため、紛争中のザイオンには伝わっていません。
このことから指向性レーザー・ビーム通信網は、各惑星の公転軌道で6角形を描くように結ばれているのだと思います。他の軌道の惑星に通信を送る場合は、一番距離が近い惑星から惑星に繋いで送信するのではないかと。こうすれば、指向性の名前通りに直線的に通信が送れます。(辻褄が合うかどうか分かりませんが多分)
ちなみに指向性レーザー・ビーム通信ですが、新版2巻の設定資料だけに載っていたので確実に後付け設定です!(爆)

しかし、旧版では38個も惑星を造りましたがこれだけ惑星があると、どれか2~3個の惑星は常にどこかの惑星の影になってしまい、太陽の光を浴びることが出来ない惑星がありそうですね。どうするんでしょう?
しかし、それでも15個も惑星があれば、頻繁にグランドクロスが起きるなぁ(笑)。
それでは、今回はここまで! (^_^)/~~~

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board4 - No.3345

Re:具体性ではないでしょう

投稿者:ロード・レオン
2002年12月13日(金) 16時04分

> >確かにフィクションとノンフィクションを混同してフィクションで
> >あることを盾に使うのは卑怯といわれても仕方ないですね。

>結局、これに尽きるんですよ。「創竜伝の問題点」とは。

フィクションと(一見)ノンフィクションを混同することは、あくまでも表現方法の一つであって、それ自体を問題にするのは基本的に変だと思いますね。
たとえ「チャップリンが突然映画の中で現実への罵倒を始め」たとしても、それだってあくまでも表現方法の一つでしょう?(効果的and面白いかどうかは別として)。効果的でない(or面白くない)から止めた方が良い、くらいは言えても、止めるべきだ、と言い切ってしまうのは批評の範囲を逸脱していると思います。「~してはいけない,~は止めるべき」というのは、それこそ明確なルールの裏付けがあって、初めて使うことの出来る表現ではありませんか?(これは、このサイトの緒言に対する意見となるのかな?)。

また、「卑怯」と言うことですけど、このような場でその内容について批判することも可能であり、「卑怯」と言うのは、ちょっと言い過ぎなのでは? 出版物という形で万人に公開されているのですから、ある意味、これほど公明正大なことはないと思います(言った/言わない、で争う余地がありません)。
もちろん、『創竜伝の評論に反論した場合「いや、これは小説の世界のことだから」と逃げをうてるから』卑怯だ、としたい気持も分かりますが、その場合は作者本人が、その「評論」部分が現実社会に対して何ら意味・意義のない(現実社会と全く関係がない)ことを認めた、ということでしょう? それならそれで、却ってハッキリしてイイのではありませんか?(ホントは最初から、そう見なすべきなのかも知れないけど)。


TACさん>>

こんにちは。

>この場合のストーリーとの関係が無いというのは、物語世界の人物が物語世界の社会をどうこう言うのではなく、現実世界の社会をどうこう言う事を指しています。

確かに一見するとTACさんのおっしゃるとおりなんですけど、作者にとっては、物語世界の人物が現実世界の社会をどうこう言っているのではなく、あくまでも物語世界の人物が物語世界の社会をどうこう言っている、ということなんでしょう(評論の対象は物語世界の中のパラレルワールド的な擬似地球であり、擬似日本)。ただ、作者の方針として部分的にせよ、物語世界の社会≒現実世界の社会、と設定されているため非常に混同しやすいのだと思います(まあ、設定に矛盾が生じるのは、明らかに作者の不注意・ミスですけど)。
だから、物語世界の設定に矛盾があってはいけない、と主張するのであれば、僕も大いに賛成したいと思います。しかし、それは「フィクションと(一見)ノンフィクションを混同すべきではない」とイコールではないんですよね。

ただし、一つここで確認しておかなければならないのは、たとえ作者が全てフィクションであると主張したとしても、それがあらゆる表現についての免罪を意味するものではない、ということです。当然、内容によっては名誉毀損にもプライバシーの侵害にも問われることがあり得るでしょう。今のところ田中氏の著作には、そこまでの表現が含まれていない、というだけのことです(過去ログでは田中氏が訴えられれば敗訴する、という意見もありましたが、どうでしょうね?)。

♯♯TACさんの文意については十分に理解できていないかも知れませんので、勘違いがありましたらご容赦を。また、レスの場所が正しくありませんが、これはレスの数を徒に増やしたくなかったからです。分かりにくいとは思いますが、ご理解下さい。

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board4 - No.3346

Re:今さらですが

投稿者:八木あつし
2002年12月13日(金) 16時26分

> > それはさておき、次の(次があるとしたら)創竜伝が楽しみです。
>
> これについては全く同感です(笑)。

私も次の創竜伝が非常に気になります。特に次巻で気になるのは、創竜伝世界でこれまでしぶとく生き残ってきた首相に代わり、新たに登場した新首相ですね。
まるで田中芳樹が「小渕さんが倒れたときに情報を隠した」「密室で森さんを後継に決めた」「神の国発言」という現実世界の出来事を批判したいが為に、意味もなく無理矢理首相を代えたようなものでした。
ハッキリ言って、良くも悪くも戦後の政治家の金権体質やら何やらの部分部分を寄せ集めた前首相に対して、今回出てきた新首相はまんま現実の森前総理です。直ぐに続編を出せばまだまだ「旬」なキャラクターでしたが、今となっては・・・。消えた前首相のように、いつでも味を出すことができないですね。
田中芳樹は森政権が長続きすると思って首相を代えたのかどうか。結構気になります。

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board4 - No.3347

Re:はじめまして

投稿者:S.K
2002年12月13日(金) 16時27分

> はたしてこんなのんきな賢明で始めてしまって言うのか分かりませんが、はじめまして、悪猫です。

どうぞよろしく。

> え~、田中芳樹さんの作品は、ほとんど全部読みました。
> おもしろいじゃないですか(笑)

それは良い事です。


> たぶん皆さんは「ふざけんな、おれたちが長い間議論してることをそんな一言で済ませるきか!!」とか言われるかも知れませんが、いいじゃないですか、そんなに大変なことなんですか?

大変なことではないので誰も貴方に「ふざけるな」とは言わないでしょう。

> 他人が何読んだっていいじゃないですか。
> まさか、押し付けられたりしてるんですか?(笑)

他人が何議論したっていいじゃないですか。
まさか、貴方の許可でも必要なんですか?(笑)
>
> 作家の人の思想が反映されている本ていうのも面白いじゃないですか。
>
思想が反映されている事が本の面白さの条件ではないですし、田中氏の思想を語るに当っての舌峰がさほど「お上手」に見えない人間も少なくはないんでしょうね。
本の趣味が合う方々と話す機会が多いといいですね。

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board4 - No.3348

Re:今さらですが

投稿者:IK
2002年12月14日(土) 00時30分

ロード・レオンさんこんにちは。レスありがとうございます。

> そうですね。その表現が「他人をこき下ろす」だけのものであるならば、確かに「やめるべき」と言ってもかまわないでしょう。しかし、それは『小説中に「個人的な趣味」にすぎない評論を挿入する悪癖を止めるべき』と同じことではありませんよね。それとも作品中の「評論」部分の全てが「他人をこき下ろす」だけのものなんでしょうか?

ここはちょっと意見が違いますね。私は別に何が書かれていても「止めるべき」というのは自由だと思うのですよ。それで作者がやめるかどうかは別の問題です。もし、田中さんが何らかの暴力的な方法で著作を妨げられているのならば、私はその件については田中さんを擁護します。しかし作品を読んで「これはひどい、やめるべきだ」と一読者が思ったならば、そう発言するのは自由なのではないですか。その人はそれによって「狭量な人」「短気な人」という烙印を押されてしまうかも知れないですけど、それこそそれは自己責任ですよね。
私は一読者として(自腹で正価で購入しましたから一消費者としても)、ああいう作品について寛容であるつもりはないし、そういう振りをするつもりもない、ということです。

> 名誉毀損に近い表現もあるかも知れませんが、その対象となっている当の本人が問題にしてないのだから、それほど目くじら立てなくてもイイように思いますけど(評論の対象となっているくらいの人だったら、名誉毀損の裁判を起こすくらい、簡単なことですよね)。そして、本人からクレームが全くなければ、「この程度は許される」と判断したとしても無理ないのでは?

さあ、田中さんに揶揄されている人がジュニア小説を読むかどうか(笑)。強姦は親告罪です。被害者が告発しない限り事件として立件されません。じゃあ、立件されなかったら、強姦してもいいんですか、と私が言いたいのはそういうことですね。例えが我ながら悪いなあと思いますけど。本当のことを言うと、「被害」に遭われた方には気の毒に思う人もいるし「むべなるかな」と思う人もいますが、実はそのことも余り関係ないですね。あくまで一読者が作家に対して、「こういうことは止めて下さい」と言っていると考えて下さい。管理人さんが以前、田中芳樹さんの手法で田中芳樹さんを揶揄するパロディを書かれていましたね。あれは楽しかったし、読み応えがあった。しかし管理人さんの意図は田中さんの手法の「奇妙さ」を浮かび上がらせるところにあったと思いますが、私もそれを奇妙だと思いましたし、やはり好きになれないのです。「楽しければいい」という人もいるでしょうが、私はそうは考えない人間だということです。

> > (IKの発言)問題は田中氏が党派的な姿勢で、対象をえり好みしていることですね。いわゆる保守派の人たちは随分、からかわれていますが、左翼でそういう対象になっている人は余りいないですね。

> これは仕方ないでしょう。誰and何を「評論」の対象とするかは、(IKさんもおっしゃっているように)それこそ作者が自分の判断に従って決めることです。

そうですね。ただその判断を批評する権利が読者にあると思うのです。

> > (IKの発言)そこも作者の裁量のうちと言うのも分からないではないですが、それならば所詮はその程度の作品ですよ。それに対して消費者として「こんな商品を作るな」というのは当然だと思います。

> うーん。。。曲がりなりにもそれを評価して購入している人が少なからず存在する以上、「こんな商品を作るな」というのは言い過ぎではありませんか?

評価して購入する人のことは、言葉は悪いですが「知ったこっちゃありません」。あくまで私は一読者である私と作家である田中さんの関係の中で申しております。絶賛する人もいるでしょう。こき下ろす人もいるでしょう。両方あってこそ「批評」ではないですか。私が暴力的に田中さんの執筆を阻止しようとするならば、その時こそ、言動の責任も負いましょう。そんなことはしないですけどね。私が作るなと言ったところで、どう判断するかは田中さんの権利ですしそれは尊重します。当然ですね。でも、彼の作品に対して吼え続ける(笑)権利も一方で私は保持したいと思います。「こんなの作るな」と思えばそう言います。
物を書き、公に発表するというのはそういうことではないですか。

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board4 - No.3349

主観だけ、ということですか?

投稿者:ロード・レオン
2002年12月14日(土) 04時03分

> ここはちょっと意見が違いますね。私は別に何が書かれていても「止めるべき」というのは自由だと思うのですよ。それで作者がやめるかどうかは別の問題です。

そうですね、あくまでも一個人の意見にとどまるというのであれば、自由といってイイかも知れませんね。

> その人はそれによって「狭量な人」「短気な人」という烙印を押されてしまうかも知れないですけど、それこそそれは自己責任ですよね。

僕が言いたいのも、そういうことです。「狭量な人」「短気な人」という烙印を押されてもかまわない、というのであれば、先のIKさんの発言は単なる自己満足に過ぎず、何ら客観性を持たない(議論する価値もない)、ということにもつながると思うのですが、IKさんとしてもそれでよろしいのですか?

> > 名誉毀損に近い表現もあるかも知れませんが、その対象となっている当の本人が問題にしてないのだから、それほど目くじら立てなくてもイイように思いますけど(評論の対象となっているくらいの人だったら、名誉毀損の裁判を起こすくらい、簡単なことですよね)。そして、本人からクレームが全くなければ、「この程度は許される」と判断したとしても無理ないのでは?
>
> さあ、田中さんに揶揄されている人がジュニア小説を読むかどうか(笑)。強姦は親告罪です。被害者が告発しない限り事件として立件されません。じゃあ、立件されなかったら、強姦してもいいんですか、と私が言いたいのはそういうことですね。例えが我ながら悪いなあと思いますけど。

名誉毀損は強姦などとは違って、有罪・無罪を素人が判断するにはいささか難しい点があります(強姦だって、微妙なケースはあるでしょうけど)。僕としては、既に司法判断が下されているか、ある程度専門知識を持つ方が法律と過去の司法判断(判例)に基づいて説得力のある説明でもしない限り、推定無罪の原則を適用したいと思います。
なお、田中氏が有罪でもおかしくないと思っているということは、IKさんは田中氏の「発禁処分云々」という冗談みたいな発言にも、相当の信憑性があると考えているということですか?(ちなみに管理人さんは、「別に人権侵害をしているわけでなし、刑法に違反している訳でなし、田中芳樹が酔いしれているように発禁になる可能性は限りなくゼロです」とおっしゃっていますが・・・)。

> > うーん。。。曲がりなりにもそれを評価して購入している人が少なからず存在する以上、「こんな商品を作るな」というのは言い過ぎではありませんか?
>
> 評価して購入する人のことは、言葉は悪いですが「知ったこっちゃありません」。あくまで私は一読者である私と作家である田中さんの関係の中で申しております。絶賛する人もいるでしょう。こき下ろす人もいるでしょう。両方あってこそ「批評」ではないですか。

果たして「こんな商品を作るな」という言葉は「批評」の範疇に入るんでしょうか?(それこそ完全否定ですよね)。IKさんのご意見を読む限り、意見は主観のみで十分であり、客観性については全く考慮する必要はない、というように読めます。しかし、客観性を全く顧みることのない意見が「批評」の名に値するのでしょうか? それこそ単なる自己満足の意見に過ぎないのではありませんか?
もちろん、IKさんがそれでイイというのであれば、他人が口出すことではありませんが、その場合、議論が成立するとも思えませんので、この話題に関する限り、IKさんとの対話はご遠慮させていただきたいと思います。

♯♯厳しいことを書きましたけど、僕が言いたいのは、批評・批判をするにあたっては、主観を基盤としながらも出来る限り客観的な視点を心がけるべきではないか、ということです。もし、誤解がありましたら、遠慮なくご指摘下さい。

親記事No.3325スレッドの返信投稿
board4 - No.3350

Re:横レス失礼いたします

投稿者:S.K
2002年12月14日(土) 07時17分

> > ここはちょっと意見が違いますね。私は別に何が書かれていても「止めるべき」というのは自由だと思うのですよ。それで作者がやめるかどうかは別の問題です。
>
> そうですね、あくまでも一個人の意見にとどまるというのであれば、自由といってイイかも知れませんね。
>
 ロードレオンさん 始めまして。
 意見は「かも知れない」ではなく自由ですよ。
 既出ですが田中氏が政治思想を批判する自由があるように読者には田中氏の批評眼を肯定しない自由があるんですから

> > その人はそれによって「狭量な人」「短気な人」という烙印を押されてしまうかも知れないですけど、それこそそれは自己責任ですよね。
>
> 僕が言いたいのも、そういうことです。「狭量な人」「短気な人」という烙印を押されてもかまわない、というのであれば、先のIKさんの発言は単なる自己満足に過ぎず、何ら客観性を持たない(議論する価値もない)、ということにもつながると思うのですが、IKさんとしてもそれでよろしいのですか?
>
 これはこれでIKさんに失礼な意見ですが、その疑問はIKさんと田中氏に失礼でしょう。
 IKさんはロードレオンさんの異論にそう見なされるリスクを払って田中氏の作品内の主張やそうした主張を作品に挿入する姿勢を全肯定しないと表明されていると思いますし、田中氏とて万民の賛同が欲しくて執筆している訳はないでしょうから当然否定されるリスクは折り込み済みな筈です。
 ロードレオンさんの仰りたい事は発言の自己責任の否定ではないですよね?

> > > 名誉毀損に近い表現もあるかも知れませんが、その対象となっている当の本人が問題にしてないのだから、それほど目くじら立てなくてもイイように思いますけど(評論の対象となっているくらいの人だったら、名誉毀損の裁判を起こすくらい、簡単なことですよね)。そして、本人からクレームが全くなければ、「この程度は許される」と判断したとしても無理ないのでは?
>
 このHPの存在と内容は田中氏の知るところなので、仰る道理に従えば抗議や苦情が掲示板会社にさえ来ていないであろう現状は田中氏本人がこのHPでの否定的意見を許容しているという事ではないでしょうか。

> 果たして「こんな商品を作るな」という言葉は「批評」の範疇に入るんでしょうか?(それこそ完全否定ですよね)。IKさんのご意見を読む限り、意見は主観のみで十分であり、客観性については全く考慮する必要はない、というように読めます。しかし、客観性を全く顧みることのない意見が「批評」の名に値するのでしょうか? それこそ単なる自己満足の意見に過ぎないのではありませんか?

「もっと素晴らしい作品がかける筈だからこんな作品は書くな」というのは期待でしょう。
 IKさんは田中氏の才能に期待しているのであって、だからこそ夜郎自大にも見える現在の作品に批判的なのではないですかね。
 ロードレオンさんが今の田中氏の路線を肯定しその延長上の躍進を期待する事には何の問題もありません。
 その見解の積極的な開陳があればより建設的な議論も行われるでしょう。
>
> ♯♯厳しいことを書きましたけど、僕が言いたいのは、批評・批判をするにあたっては、主観を基盤としながらも出来る限り客観的な視点を心がけるべきではないか、ということです。もし、誤解がありましたら、遠慮なくご指摘下さい。
>
 それは正しい意見です。
 加うるに議論の中で誤解が解けるという展開もあるでしょうし、双方の正当性を相互に尊重しつつ折り合うという展開もあるでしょう事を含んでいていただければより良いかと思います。

 IKさんの主張に際して誤解や問題点があればお詫びいたします。

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board4 - No.3351

Re:主観だけ、ということですか?

投稿者:IK
2002年12月14日(土) 11時02分

ロード・レオンさん、こんにちは。もう「論争」されないというのは残念です。機会がありましたら、またのお相手お願いいたします。

批評者と読者と一個人であるIKの意見をごっちゃにしたのは私の書き方が悪かったですね。自分の中では当たり前のこととして峻別されて、わざわざ言うこともないと無意識に感じていたので、言明しなかったのですが、はっきり区別をつけておくべきでした。
批評が印象批評を抜けて客観批評であるべきだと言うのは仰るとおりです。批評ならば。もし批評をしようとすれば私はそのように努力するでしょう。
ただ、読者は別に批評者ではないし、批評者である義理もないのです。読者が別の属性で批評者でもあるということはあり得ますよ。ただ、読者という属性に限って言うならば、作品をどう受け取ろうが「読者の勝手」ですよね。
何度か言っておりますが、読者と作者の関係においては読者は何をどう感じ、どう言っても構わないのではないか、ということです。余りに決め付け的、主観的であれば作者に無視されるでしょうし、関係のない第三者にその人は指弾もされ、馬鹿にもされるでしょうが、それを覚悟の上ならば読者がどう感じるか、それをどういう形で表明するか、それは読者の自由である、と私は思います。それが批評といえるかどうかは別の話ですね。
私は自分でも物を書きますし他人にも何度となく批評を受けてきました。殆どは批評とは言えない感想でしたし、作者から見れば理不尽な決め付け、明らかな誤読等々もありました。これは物を書き、「批評」を受ける人ならば誰しも経験することではないですか。しかしそれを「批評ともいえぬ」とか「つまらない意見」だという理由で封殺するのは、間違いに思えるということです。それをするのは別の個性をかくあるべきという形に封じ込めることになりませんか。
批評というのはきちんとやって見れば大体の方は感じるでしょうが、実は結構難しい作業で、主観を客観化するというのはプロの方でもそんなには出来ていないですね。小林秀雄などは「批評の神様」などと言われておりますが、主観を客観化しようなどとは微塵も考えない人でした。
私は学生の時、文芸部に所属し、今もそうしたサークルに属しています。批評は少なくとも100回、いえざっと計算しても500回くらいは場数を踏んでいますが、それでも一応批評の形になったなと言えるのは、そのうち1割か2割くらいですよ。
もし批評者たらんとすれば、それでも能力の限界の中で主観を客観化する努力は必要ですが、一読者がなぜそこまでしなければならないのです?
自己責任で発言し、作者に行動の自由があるならば、読者が発言を控えなければならない必要があるとは思えません。読者にはそれぞれの読み方、受け止め方があるのでしてその中で「書くべきでない」という考えが生まれたのならばそれはその人にとって真実であろうということです。
確かにこれは議論の余地がないことです。
私は一般論としてこれを申しております。それを自己満足とおっしゃるならばその通りですが、読者は自己満足する自由もあるのです。
書き手は、誤読されたり、理不尽なことを言われるリスクは作品を発表した時点で、折込済みと覚悟しなければなりません。言っておきますが一読者はその主観の中では自分の意見は決して理不尽だとは思っていないませんね。

> 名誉毀損は強姦などとは違って、有罪・無罪を素人が判断するにはいささか難しい点があります(強姦だって、微妙なケースはあるでしょうけど)。僕としては、既に司法判断が下されているか、ある程度専門知識を持つ方が法律と過去の司法判断(判例)に基づいて説得力のある説明でもしない限り、推定無罪の原則を適用したいと思います。
> なお、田中氏が有罪でもおかしくないと思っているということは、IKさんは田中氏の「発禁処分云々」という冗談みたいな発言にも、相当の信憑性があると考えているということですか?(ちなみに管理人さんは、「別に人権侵害をしているわけでなし、刑法に違反している訳でなし、田中芳樹が酔いしれているように発禁になる可能性は限りなくゼロです」とおっしゃっていますが・・・)。
>
> > > うーん。。。曲がりなりにもそれを評価して購入している人が少なからず存在する以上、「こんな商品を作るな」というのは言い過ぎではありませんか?
> >
> > 評価して購入する人のことは、言葉は悪いですが「知ったこっちゃありません」。あくまで私は一読者である私と作家である田中さんの関係の中で申しております。絶賛する人もいるでしょう。こき下ろす人もいるでしょう。両方あってこそ「批評」ではないですか。
>
> 果たして「こんな商品を作るな」という言葉は「批評」の範疇に入るんでしょうか?(それこそ完全否定ですよね)。IKさんのご意見を読む限り、意見は主観のみで十分であり、客観性については全く考慮する必要はない、というように読めます。しかし、客観性を全く顧みることのない意見が「批評」の名に値するのでしょうか? それこそ単なる自己満足の意見に過ぎないのではありませんか?
> もちろん、IKさんがそれでイイというのであれば、他人が口出すことではありませんが、その場合、議論が成立するとも思えませんので、この話題に関する限り、IKさんとの対話はご遠慮させていただきたいと思います。

推定無罪のところについては法的にはその通りでしょう。ただし道義的にはどうですか。こういうものの判断は時代によっても変わっていくものです。
判例を変える一要因となすために、ここはやはり「名誉毀損にあたるのではないか」という意見もあると提示したいと思います。

> ♯♯厳しいことを書きましたけど、僕が言いたいのは、批評・批判をするにあたっては、主観を基盤としながらも出来る限り客観的な視点を心がけるべきではないか、ということです。もし、誤解がありましたら、遠慮なくご指摘下さい。

上の部分と関わってきますが、これは明らかに私の書き方が悪かったのです。
IKの見解と取られかねぬように書いてありますからね。
もし私が批評をするのであれば、場数を踏んだ意地にかけて印象批評はするまいと努力するでしょう。これは批評者としての私ですね。読者としてはまた違った立場になります。
上で書いているように読者としては別に批評者である義務はないというのが私見です。作者―読者の関係の中で(第三者は関係ありません)その「意見」を表明するのは自由ではないか、という考えです。それが批評に値するかどうかは別の問題ですね。

S.Kさん、過分なご支援ありがとうございました。

board4 - No.3352

2ちゃんねるに・・・

投稿者:ワルキューレの冒険
2002年12月14日(土) 17時44分

ゴーマニズム宣言掲示板に「小林よしのりと田中芳樹って似てますね」というスレッドが立っているのをご存知でしょうか? レス609ついてるんですが↓

ttp://tmp.2ch.net/test/read.cgi/kova/1028185707/l50

なんかそこで最近「クローン人間論争」らしきものが見られるんですが、どうやらそこで田中芳樹は「クローン人間肯定派」ということになっているようなんです。
どうやら『薬師寺涼子~』シリーズ中で、田中が「恐怖のクローン人間の誕生」という一節を書いたのが問題になってるらしいんですが。
私は生憎『薬師寺涼子~』は最初の巻しか読んでないのですが、
そんなフレーズが本当に出てくるんですか?

親記事No.3352スレッドの返信投稿
board4 - No.3353

Re:2ちゃんねるに・・・

投稿者:ワルキューレの冒険
2002年12月14日(土) 17時50分

> なんかそこで最近「クローン人間論争」らしきものが見られるんですが、どうやらそこで田中芳樹は「クローン人間肯定派」ということになっているようなんです。

すいません。当然「否定派」の間違いです。

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