- 親記事No.1830スレッドの返信投稿
- board4 - No.1831
Re:著作権
- 投稿者:恵
- 2002年05月02日(木) 05時38分
ずいぶんご無沙汰しておりました、恵です(^-^)。
> 引用部分が多すぎる気がします。どうなんでしょうね?
こちらは「著作権」の観点から見て、という意味でのご質問ですよね?
それならば、下記のような法律があるのでご紹介しておきます。
☆著作権法第32条
第三二条(引用)
1.
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
こちらのサイトでは「目的上正当な範囲内で」での「引用」ですから、問題になることはないと思われます。
それと、ご指摘そのものは意義があるものですけど、「無記名」で発言されるのは「責任の所在」をうやむやにするだけですから、(ハンドルネームで結構ですから)今度からはきちんと名前を名乗って発言してくださいね。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1832
Re:Re1820/1822:要塞問題さらに続き
- 投稿者:はねだみずき
- 2002年05月02日(木) 07時11分
どうも、はねだみずきです。冒険風ライダーさん、詳細なお答えありがとうございます。それではこちらの反論を行かせて頂きます。
<星系を支配下に置く必要などないのですよ。自給自足能力を持つ移動要塞を根拠地として補給の必要が全く存在しないのに、わざわざそんなことをしなければならない理由などどこに存在すると言うのでしょうか?
序盤戦でオーディンを制圧するという策も、目的はあくまでもアンネローゼをはじめとする帝国要人を人質に取ることにあるのであって、その目的が終わったらもうオーディンに固執する必要などありません。惑星オーディン内に存在する重要な軍事拠点や生産拠点を全てトゥールハンマーで徹底的に破壊し、とっとと移動するのが筋というものでしょう。
件の私の構想は、銀英伝5巻のバーミリオン会戦序盤戦でヤンが行った「正規軍によるゲリラ戦」を、今度は全銀河規模で、しかも移動要塞という巨大戦力兼無限補給基地を徹底的に活用することで逆転を図るというものですから、実のところ領土などあったところで却って邪魔なだけなんですよね。銀英伝5巻でミッターマイヤーとロイエンタールが行った「ハイネセン襲撃による降伏勧告」のような戦法が行われてしまう危険性がありますし。
だから移動要塞を駆使した作戦は、基本的には「帝国の重要拠点に対する無差別破壊活動」を主軸に据えて行われることになります。現代の感覚で言えば「戦略爆撃」に近いものとなるでしょうか。>
なるほど、領土切り取りではなく戦略攻撃が目的な訳ですか。これに付いては了解しました。しかし、あの理想主義者のヤンが無差別破壊活動をすると言うのは「アンネローゼを見捨てるラインハルト」くらいに想像の付かない事ですが、これは私の原作に対する読み込み不足ですか?
<しかもバーミリオン会戦前哨戦におけるヤンの艦隊がそうだったように、この移動要塞は神出鬼没で、どこに現れて攻撃を仕掛けてくるのかが帝国側には全く予測できない(先制攻撃の主導権は全てヤン側にある)ため>
はて?そうでしょうか?要塞が星系から星系へダイレクトにワープできるならともかく、ワープの間には通常空間を航行する期間があり、その時には索敵システムに引っかかると思いますけど。星系間を移動するには数日かかりますし、その間にミッターマイヤー艦隊などの快速部隊は十分移動要塞に追いつけると思いますが。
<このような包囲作戦を行うためには、何か移動要塞を誘き出す策を考えなければならないのですが、しかしこれもバーミリオン会戦時のような「首都攻撃による無条件停戦命令でヤンの抗戦を断念させる」といった策が取れない以上、かなり厳しい状況となることは間違いないでしょう。
この条件では余程敵味方共に度肝を抜く策でも立案されない限り、帝国側による移動要塞の捕捉殲滅は不可能に近いです>
これは簡単です。自由惑星同盟領で帝国軍がおんなじ事をやれば良いのです。どこか重要な惑星を艦砲射撃で灰にしてその映像をヤンに送りつけ、
「戦略攻撃には戦略攻撃で対抗する。こちらの攻撃を中止して欲しければ帝国領内の破壊活動を直ちに止めよ」
と通告するのです。ついでに、同盟市民には
「諸君らがこのような目にあったのは、諸君らの敬愛するヤン・ウェンリーが帝国領内で同様の焦土化作戦を行ったためである。止めて欲しければヤン・ウェンリーに行動を中止するよう頼むのだな」
とでも言っておけば、ヤンに対して作戦中止と救援を訴える通信が山ほど入るでしょう。ヤンがこれを無視できるとは思えません。
「目には目を」で反撃されたら、アンネローゼは返してしまえばもう代わりはいないヤン陣営に対し、130億人の同盟市民を人質に出来る帝国の方がむしろ遥かに有利です。あとは
「○○宙域で交渉を行うので来られたし。要求を蹴れば戦略攻撃を続行する」
と言ってヤンを決戦場に引きずり出すだけです。
< あと、小惑星爆弾を使った要塞破壊に関しては、むしろ固定要塞の方がはるかに危険でしょう。移動要塞ならばその機動力を使って小惑星爆弾をかわすことも不可能ではありませんが、固定要塞にそんなことはできないですから。むしろ私としては、このような小惑星爆弾のような戦術に対抗するためにも、移動要塞は推奨すべき存在だと考えたくらいなのですけどね。>
…移動要塞が機動力で小惑星爆弾を回避する?
あの、移動要塞ってそんなに機動性が高いのですか?やはり回避行動をとっているであろう艦艇がミサイルをかわしきれずに被弾して沈むんですよ。推定で艦艇の数千万~数億倍の質量を有する要塞がそんなに機敏に動けると、本気でお考えなのでしょうか?
それに、小惑星爆弾だって移動要塞に当てるためには追尾機能くらい付けるのは常識ではありませんか。それが四方八方から数百個も飛んできたら本当に回避できますか?
ちなみに、「ワープで回避」などとは言わないで下さいね。それができるんなら艦隊戦で誰かやっているでしょうから。
<あの当時の「ラインハルト」と「帝国」はほぼ一心同体の存在ですよ。後継者が存在しなかったあの当時のラインハルトが死ねば、ローエングラム王朝は完全に崩壊してしまい、将帥の軍閥による内戦が勃発する可能性すらあるでしょう。>
ラインハルトが死ぬ事など話題にはしていません。彼が姉を人質に取られてヤンに唯々諾々と従った結果、ラインハルトに愛想を尽かした部下が一致して彼を放逐すると言うシチュエーションに付いて考えているのです。
<それから「3つの選択肢」に関しては、まず(1)はラインハルトの性格からして不可能でしょう。それができるような性格ならば、そもそもラインハルトはゴールデンバウム王朝を滅ぼしてなどいないでしょうし。(2)も至難の業ですね。神出鬼没の移動要塞を掌握するだけでも困難な話なのに、そこに潜入してなおかつ救出・脱出までするというのは、ほとんど神業的な作戦立案・実行能力を必要とします。救出ではなく暗殺(この場合、実行するのは多分オーベルシュタインでしょうが)を実行するとしても、移動要塞の内部潜入自体が容易ではないのですからこれも簡単には行かないでしょう。
(3)はどうでしょうね。これを行った場合、柔弱なラインハルトに対してロイエンタールが叛旗を翻すというのが一番ありえそうな展開ですが、この場合、ロイエンタールはむしろ「共通の敵であるラインハルト」を打倒するためにヤンと同盟を組みそうな気もします。ロイエンタール単体の戦力だけでは、ラインハルトを打倒することはできないでしょうし、彼にとってアンネローゼなどどうでも良い存在でしかないでしょうから。>
私も(1)、(2)については期待していませんでした。(1)を選んでくれたらそれはそれで面白いですが。
しかし、(3)の場合はロイエンタールどころかその他の提督たちもラインハルトに対して叛旗を翻すと思います。皇帝が「大義」より「姉」を取ったら、そんな皇帝に付いていく人間など誰もいないはずです(ミッターマイヤーなら同情くらいはしてくれるかもしれませんが)。直属軍がありますが、その将兵たちも付いてこないでしょう。ラインハルトのカリスマは彼の軍事的才能に拠って立つものですから、これほどまでに無様な「屈服」を強いられたラインハルトにもはや再起の目はないと思います。人望を完全に失った彼には退位の道しかないでしょう。
ラインハルトが強制的に退位させられた後の事ですが…皇帝ではなくなるとはいえ、ラインハルトには後継者を指名する権限があります。有力候補としては双璧のどちらかでしょうか(マリーンドルフ伯も考えましたけどこの想定では彼は囚われの身でしょうし)。そして、ここで後継者に指名された人間がやる事は、イゼルローンをいかなる手を使っても破壊し、ヤン一党を宇宙から抹殺する事でしょう。妥協など論外です。
「簡単に建造できる移動要塞を用いたテロリズムによって政治的要求が貫徹される」
等と言う前例を作っては人類史に永遠に残る禍根を作るだけでしょうから。
おまけ
眼下で惑星が燃えている。帝国領内の重要な工業都市惑星、ケルンである。ヤンの無差別戦略攻撃の犠牲となり、トールハンマーの砲撃を浴びたのだ。
衛星高度からでもはっきりわかるほど、惑星の一画が灼熱していた。何しろ戦艦数千隻を一瞬で撃沈する火力が叩き付けられたのだ。目標の工場地帯はもちろん跡形も無く粉砕され、その周囲数十キロが焼き尽くされた。犠牲者は一体何万人…いや、何十万人だろうか。
モニターを眺めていた士官が耐え切れずに嘔吐した。いくら必勝の戦策とは言え、これは狂気の沙汰でしかなかった。人間の良心の限界を超えている。嘔吐した士官以外の人間も真っ青になっていた。
ただ一人…この戦略を策定したヤン・ウェンリーを除いては。
「直ちに移動だ。次の目標は惑星ライプツィヒ。敵が来る前にこの星系を離脱する」
事も無げに言ったヤンに、彼を敬愛する養子、ユリアン・ミンツが叫んだ。
「提督!本当にこれは必要な犠牲なんですか!民主主義の芽を守るためにはここまでしなくてはいけないのですか!?」
ヤンは頷いた。
「無論だよ、ユリアン。民主主義は何より尊い。これを守るためには多少の犠牲はやむをえないさ」
その瞬間、ユリアンの中で何かが切れた。
「嘘だ…ヤン提督はそんなことを言う人じゃない!あなたは僕が尊敬するヤン提督じゃない!!」
その次に起きた事を、誰も制止できなかった。ユリアンがブラスターを抜き、ヤンを撃ったのである。
衛兵が「これで…もう提督はこれ以上無差別に市民を虐殺できません。僕の尊敬する提督のままです…」と呟き続けるユリアンを取り押さえた時、ヤンの即死が確認された。
「…国を守れなかった時から、こいつは壊れ始めていたのかもしれないな」
ヤンの死体を見下ろしながらキャゼルヌが呟いた。
「そして…壊れていく先輩を見ながらユリアンの精神も耐え切れなくなった、と」
アッテンボローがため息を吐いた。
「さて、これからどうする?」
シェーンコップの発言に、メルカッツが応じた。
「今更抗戦は続けられん。投降を打診しても、テロリストとして全員銃殺が関の山だな」
「逃げるか…」
アッテンボローが言い、キャゼルヌが尋ねた。
「逃げるって、どこへだ?」
「同盟も帝国もない、どこか別の新天地ですよ。幸いこの移動要塞は無限の行動能力があります。その気になればアンドロメダだって」
「アーレ・ハイネセンに習って新たな長征に出ると言う事か…」
ムライ参謀長が唸った。
この日以降、イゼルローン要塞は歴史の表舞台から姿を消した。無差別攻撃による膨大な死者を出しつつも、銀河帝国は危機を脱したのである。
統一銀河帝国がアンドロメダ自由惑星同盟と名乗る勢力と衝突するまで、あと500年の時が必要であった。
- 親記事No.1830スレッドの返信投稿
- board4 - No.1833
Re:著作権
- 投稿者:太郎
- 2002年05月02日(木) 09時47分
早速のご返事有り難うございます。
著作権の解説、ご丁寧に有り難うございました。
一つ気になるのですが、仰るとおり、
「目的上正当な範囲内で」での「引用」であるのでそれは問題ないと思いますが、ご存じの通り、
あくまでも本文が主、引用文が従でなければならないとも定められていますよね。
時々、従では無いほどの分量が引用されていると感じられましたのでお伺いしたのです。
私はこのHPを楽しみに拝見いたしておりますので、
そういう部分で田中氏につつかれて閉鎖ということがないよう掲示板に書かせて頂きました次第です。
HNの件ですが申し訳ありませんでした。仰るとおりですね。
安易なネーミングですが「太郎」と名乗らせて頂きます。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1834
Re:エンジンは特注品か?
- 投稿者:平松重之
- 2002年05月02日(木) 10時01分
冒険風ライダーさん
<このシャフトが述べていた「現在のワープ・エンジン」なるシロモノが、当時最大の出力を誇っていたであろう「巨大戦艦」のワープエンジンである事は自明の理と言うものでしょう。当時の銀英伝世界にそれ以上の大出力を誇るエンジンは存在しないでしょうし。通常航行用エンジンも同様でしょう。>
どうも、気になった所があったのでまたまたしゃしゃり出させて頂きます。
現実では戦艦以上の重量と全長を誇るタンカーや豪華客船も存在するので、当時最大の出力のエンジンが巨大戦艦のものとは断定出来ないのではないでしょうか?あるいは「機動戦士ガンダム」に登場するルナツーやア・バオア・クーみたいに、資源採掘用の天体に取り付け、推進させる為の巨大エンジンも存在しないとは言い切れませんし。
それと、ガイエスブルク移動要塞の質量は約40兆トン、ワープ・エンジン、通常行用エンジンがそれぞれ12基ずつで、一基のエンジンあたりにワープ・航行時にかかる負荷は4兆トン弱という事になりますが、巨大戦艦のエンジンの出力でこんな天体規模の大質量をどうこうするのは無理があるのではないかと。ここはやはり要塞に取り付けるのは天体運行用の特大エンジンでなくてはならないのでは?
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1835
Re:ちょっとだけ横レス
- 投稿者:Merkatz
- 2002年05月02日(木) 13時29分
> これは簡単です。自由惑星同盟領で帝国軍がおんなじ事をやれば良いのです。どこか重要な惑星を艦砲射撃で灰にしてその映像をヤンに送りつけ、
> 「戦略攻撃には戦略攻撃で対抗する。こちらの攻撃を中止して欲しければ帝国領内の破壊活動を直ちに止めよ」
> と通告するのです。ついでに、同盟市民には
> 「諸君らがこのような目にあったのは、諸君らの敬愛するヤン・ウェンリーが帝国領内で同様の焦土化作戦を行ったためである。止めて欲しければヤン・ウェンリーに行動を中止するよう頼むのだな」
> とでも言っておけば、ヤンに対して作戦中止と救援を訴える通信が山ほど入るでしょう。ヤンがこれを無視できるとは思えません。
> 「目には目を」で反撃されたら、アンネローゼは返してしまえばもう代わりはいないヤン陣営に対し、130億人の同盟市民を人質に出来る帝国の方がむしろ遥かに有利です。あとは
> 「○○宙域で交渉を行うので来られたし。要求を蹴れば戦略攻撃を続行する」
> と言ってヤンを決戦場に引きずり出すだけです。
他にもロムスキーらを逆に人質として交渉するという手もあります。
民主主義の看板を背負っている以上、ヤンは絶対に断われません。
(軍事独裁者の道を歩むのなら別だが)
> …移動要塞が機動力で小惑星爆弾を回避する?
> あの、移動要塞ってそんなに機動性が高いのですか?やはり回避行動をとっているであろう艦艇がミサイルをかわしきれずに被弾して沈むんですよ。推定で艦艇の数千万~数億倍の質量を有する要塞がそんなに機敏に動けると、本気でお考えなのでしょうか?
> それに、小惑星爆弾だって移動要塞に当てるためには追尾機能くらい付けるのは常識ではありませんか。それが四方八方から数百個も飛んできたら本当に回避できますか?
> ちなみに、「ワープで回避」などとは言わないで下さいね。それができるんなら艦隊戦で誰かやっているでしょうから。
>
巨大な物体は機動力に劣るというのが世の法則です。
移動できることと、砲弾を身軽に交わす機動力は別物です。
また、大艦隊で包囲殲滅することも可能です。
イゼルローン回廊の狭隘さが大艦隊の展開を不可能とし、
そこに策を弄する隙を生みましたが、
何も無い宙域におびき出し、大艦隊による集中砲火を浴びせれば、
イゼルローン要塞もひとたまりもないでしょう。
(外壁が無敵ではないことは本編記述に散見される)
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1836
管理人としての意見
- 投稿者:本ページ管理人
- 2002年05月02日(木) 14時03分
この件に関してはMerkatzさんに分があると思いますよ。
確信してやっているのなら別ですが、「より細分化された新たな疑問がほとんど永久機関のごとく飛び出してくるという、常に無限の回答を強いられる」などという物言いは、普通喧嘩を売っていると取っておかしくないものです。
平松さんは大人の対応をされていますが、立腹されていてもおかしくないくらいのことだと思います。少なくとも、愉快ではないでしょう。
もちろん、議論で突っ込んだり論破してはいけないと言うことではないのですけれど(逆に、時として常連同士の馴れ合いが議論を澱ませることがあるのが管理人として難しいところですが…)、今回は殲滅戦を挑むべき相手とは思えませんし、失礼ながら、そこまでしなければならない論題だとも思えません。
掲示板での議論の相手は竜堂兄弟では無いのですから、悪意あってのことでなければ、言葉の推敲をお願いします。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1837
沈黙の艦隊を連想したのは私だけ?
- 投稿者:石井由助
- 2002年05月02日(木) 14時33分
冒険風ライダーさんの構想から、某やまとを連想したのは私だけ
でしょうか?(^^;
領土を持たない(自身が領土)、神出鬼没、補給機会が極端に少ない…などからおそらく「沈黙…」の発展系的なモノになると思うのですが。
移動要塞は現代で言えば「なにかの拍子で食料が自己生産出来るようになった原子力空母」みたいな存在じゃないでしょうかね(設定によってはステルス性がある、と)。
それと、移動要塞の効果のifで、「ヤンの謀略拒絶反応がなかったら?」というもう一つのifを持ち出すのは、ちょっとまずくないでしょうか? これをやったら、どんな結論でも作れてしまいます。
そもそもヤンの謀略拒絶反応がなかったら、正史通りの歴史になることもないでしょうし。
- 親記事No.1830スレッドの返信投稿
- board4 - No.1838
Re:著作権
- 投稿者:本ページ管理人
- 2002年05月02日(木) 14時45分
はじめまして。
> 「目的上正当な範囲内で」での「引用」であるのでそれは問題ないと思いますが、ご存じの通り、
> あくまでも本文が主、引用文が従でなければならないとも定められていますよね。
> 時々、従では無いほどの分量が引用されていると感じられましたのでお伺いしたのです。
サイト全体として見た場合、確実に本文が主ですから、問題ないと思います。
本の場合でも、「64ページはほとんど引用文だけだからダメ」という事はないわけですから。
- 親記事No.1816スレッドの返信投稿
- board4 - No.1839
Re:アニメは見てないのですが
- 投稿者:モトラ
- 2002年05月02日(木) 15時18分
実在の軍隊全てがそうなっているのかは確認しておりませんが、高級士官は、軍服は官給品ではなく自前であつらえるようになっていて、さらに本来のそれから極端に逸脱しない限り、色やデザインのアレンジもある程度認められるそうです。ドズルやシャアもアリってコトですね。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1840
Re1827/1832/1836:移動要塞戦術関連とお詫び
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2002年05月02日(木) 16時45分
>tinaさん
この際感情論ないしは罵倒しか述べていない箇所は全て無視しますよ。そんなものに付き合っている余裕などこちらには全くありませんのでね。
<「移動要塞の有無に関わらずやっておくべき処置」というのも違うと思います。
っていうか「回廊内だけに閉じこまらないように、エル・ファシル星系という回廊の出口をおさえて解放区とする」というのが共和革命戦略ですよね。
やっぱり移住させなかったのには意味があります。
これに対する反論もおありでしょうが、数度にわたってこういった発言をしているヤン艦隊の面々が、「エル・ファシルの住民を強制移住」なんてさせたら怪しまれない方が変なのでは。>
そういう「甘い考え方」ではどういう事態が想定されるかといったことを、私は今までの議論で何度も繰り返し述べていましたよね? それが答えですよ。バーミリオン会戦のヤン降伏の実例がすでに存在する以上、本来ならば「エル・ファシル攻撃」のような策は敵味方共に想定しておかなければならない策です。どうやら根本的にその辺りを読み落としてしまっているようで「この辺全くもって今までの議論が生かされていない気がするんですが」。
<ここも推測で「怪しまれない、気付かれない」とかってに決め付けていますが、「気付かれた場合」はどうするのでしょう。
「ラインハルトがヤンの真の意図に気付かない」などというのは、予測というよりたちの悪い願望だと思います。>
「気づかれない理由」についても以前にもきちんと書いていたはずなのですが、その辺りを読んではいないのですか? アレを普通に見れば「要塞籠城戦の準備を行っている」か「バーミリオン会戦時のような轍を二度と踏まない」としか読めない上、ラインハルト自身すら「移動要塞」のことをすっかり忘れ去っていたというのに、イキナリ「移動要塞建造に着手している」と気づく方が変と言うものでしょう。
あれでラインハルトが移動要塞の存在に気づくというのであれば、その根拠を明確に述べてくれませんか?
<これまた「地球教は脅迫に素直に応じる」という推測、願望ですか。
というよりそれ以前に、「フェザーンの陰謀勢力や地球教と手を組んでまでして勝つ」という事になんの意味があるのでしょう。
冒険風ライダーさんの戦略によれば、移動要塞があれば帝国にかてるわけでしょう?
わざわざ後に攻撃されるようなウイークポイントを作る必要がないと思いますが。
特に地球教など、サイオキシン麻薬づけの狂信者達と手を組むなんて、そんな策を使ったらそれこそ「民衆が納得するはずない」ですよ。
ヤンは、「どんな手を使っても勝ちたいだけ」ではないはずです。
だからこそ同盟を捨てたわけですから。>
これに関しても以前の議論で何度も述べていますし、レス元の投稿にも理由は書いています。その辺りをもう一回読み返してみてください。
<それにしてもアンネローゼを人質に取るというのは、成功すれば確かに有効な戦略ですね。成功すれば。
それよりも私は、ヤンがオーディンに向かっていると聞いたラインハルトが逆上して、「要塞破壊」を行う可能性のほうがよっぽど高い気がしますが。
「移動要塞」がいとも簡単にできるわけですから、「小惑星爆弾」なんてもうとても簡単ですよね。
しかもまとまった兵力がいるわけではない。
イゼルローン回廊にとどまっていれば、ラインハルトの性格・目的上発動する事がなかった「要塞破壊」が実行にうつるわけです。
これの有効性については冒険風ライダーさんも語っておられます。
そして、イゼルローン要塞は迫りくる無数の小惑星によって破壊され、ヤン艦隊は根拠地と兵力の多数を失い、エル・ファシルの政府も解体され、かくしてめでたく民主主義の芽は完全に消えてなくなるわけです。
アンネローゼ云々以前に、移動要塞を実現するとラインハルトが「要塞破壊」を行ってくる確率が飛躍的に増えるという事です。
他にも、要塞のワープなどはかなり危険性が高い、という感じで銀英伝にも描写されています。
帝国は失敗しても大打撃ではありませんでしたが、ヤンは失敗したらもう打撃どころか一貫の終わりです。
これほど民主主義の芽が消えてなくなる危険性も高い賭けのような戦略を、あえてヤンがするとは思えません。>
この反論って、何か前提条件自体が間違ってはいませんか? そもそもラインハルトは、本来ならばイゼルローン「固定要塞」に対してこそ小惑星特攻戦術を使わなければならなかった(ってこれも私は以前に述べたはずですよね?)にもかかわらず、銀英伝3巻以降、移動要塞技術のことをすっかり忘却し去っていたラインハルトの方が異常なのであって、自分がかつて使った「移動要塞」が敵に使われて初めてその有用性に気づくなど「戦争の天才」らしからぬ阿呆以外の何者でもないでしょうに。
それから私は、あの当時にヤンがイゼルローン回廊で籠城戦を展開したところで100%必敗確実であると、これまた何度も具体的に根拠を挙げて説明してきましたよ。100%の敗北に比べれば、まだ一縷の希望が見えている戦略の方がはるかにマシというものです。「偶然の効用の結果としての和議」と「事前予測としての勝率」を同一のレベルで述べないで下さい。
>はねだみずきさん
<なるほど、領土切り取りではなく戦略攻撃が目的な訳ですか。これに付いては了解しました。しかし、あの理想主義者のヤンが無差別破壊活動をすると言うのは「アンネローゼを見捨てるラインハルト」くらいに想像の付かない事ですが、これは私の原作に対する読み込み不足ですか?>
まあ正直言いまして、あの構想は「ヤンやヤン・ファミリーでは絶対に実行不可能」ということを前提にした上で「それぐらいやらないと、ヤンはラインハルトの戦略的優越を覆すことなどできない」ということを立証するために、あえて立案してみたものでしてね。
これができないのであれば、それこそはねだみずきさんの仰るように「移動要塞を使った長征○万光年」でも実行した方が良いでしょうね。それでもあの敗北率100%の戦いよりははるかにマシですから。
<はて?そうでしょうか?要塞が星系から星系へダイレクトにワープできるならともかく、ワープの間には通常空間を航行する期間があり、その時には索敵システムに引っかかると思いますけど。星系間を移動するには数日かかりますし、その間にミッターマイヤー艦隊などの快速部隊は十分移動要塞に追いつけると思いますが。>
それが可能ならば、バーミリオン会戦前哨戦時に帝国軍がヤンのゲリラ戦法に一方的に振り回されることはなかったでしょう。広大な宇宙空間そのものを隠れ蓑にして行動すれば、何か餌でも使って誘き出しでもしない限り、帝国側が移動要塞を捕捉するのは困難な話でしょう。バーミリオン会戦前哨戦がそうだったように。
「どこに移動し、攻撃を加えてくるのか分からない」これが移動要塞戦術最大の強みです。
<これは簡単です。自由惑星同盟領で帝国軍がおんなじ事をやれば良いのです。どこか重要な惑星を艦砲射撃で灰にしてその映像をヤンに送りつけ、
「戦略攻撃には戦略攻撃で対抗する。こちらの攻撃を中止して欲しければ帝国領内の破壊活動を直ちに止めよ」
と通告するのです。ついでに、同盟市民には
「諸君らがこのような目にあったのは、諸君らの敬愛するヤン・ウェンリーが帝国領内で同様の焦土化作戦を行ったためである。止めて欲しければヤン・ウェンリーに行動を中止するよう頼むのだな」
とでも言っておけば、ヤンに対して作戦中止と救援を訴える通信が山ほど入るでしょう。ヤンがこれを無視できるとは思えません。
「目には目を」で反撃されたら、アンネローゼは返してしまえばもう代わりはいないヤン陣営に対し、130億人の同盟市民を人質に出来る帝国の方がむしろ遥かに有利です。あとは
「○○宙域で交渉を行うので来られたし。要求を蹴れば戦略攻撃を続行する」
と言ってヤンを決戦場に引きずり出すだけです。>
この辺りに関してはそれこそ「徹底的に無視する」というのが一番懸命な判断ですね。極端なことを言えば、移動要塞内で民主主義を実現させてしまえば、ヤンが理想としているであろう民主主義の理念は維持できるわけですから、外の世界がどうなろうと知ったことではないのですし。
外の世界にとっては非常に迷惑な話でしかないでしょうが、そうでもしなければヤンは勝てませんし、ましてや民主主義を死守することなどできないのです。はっきり言って、勝利のためには少々の犠牲(!?)はやむをえない、と開き直るしかないのですよ。
まああの面々がそんなことに耐えられる強靭な神経を持っているとは確かに思えないのですけどね。自分でもシミュレートしてみてあまりにも非現実的な想定だとは思いましたよ。しかしこんな想定でも「イゼルローン回廊内に閉じこもって回避不能の敗北を喫する」よりははるかにマシだとは思いますけど。
<…移動要塞が機動力で小惑星爆弾を回避する?
あの、移動要塞ってそんなに機動性が高いのですか?やはり回避行動をとっているであろう艦艇がミサイルをかわしきれずに被弾して沈むんですよ。推定で艦艇の数千万~数億倍の質量を有する要塞がそんなに機敏に動けると、本気でお考えなのでしょうか?
それに、小惑星爆弾だって移動要塞に当てるためには追尾機能くらい付けるのは常識ではありませんか。それが四方八方から数百個も飛んできたら本当に回避できますか?
ちなみに、「ワープで回避」などとは言わないで下さいね。それができるんなら艦隊戦で誰かやっているでしょうから。>
小惑星爆弾のような巨大なシロモノを放ったところで、それが近づいてくれば、銀英伝世界における貧弱な索敵システムですら、はるか手前で事前に察知できるのですよ。銀英伝世界のレーダーは隕石なども捕捉可能みたいですし。ちなみに銀英伝世界で艦砲やミサイルを駆使して交戦できる距離は最大に見積もってもせいぜい20光秒弱、索敵圏内は500~1000光秒の間です。しかも、要塞周囲に常に哨戒部隊を展開して周囲を警戒させておけば、さらに遠距離から小惑星爆弾を捕捉することも可能でしょう。宇宙空間はとんでもなく広いですし、かわす時間は充分に存在しますよ。追尾システムが小惑星爆弾につけられるのかどうかは分からないので何とも言えませんが。
「小惑星爆弾を四方八方から数百個も飛ばす」というのは、移動要塞を完全包囲しなければ不可能な発想でしょう。私が考える戦略構想はバーミリオン会戦前哨戦のゲリラ戦に習い「包囲されたら一巻の終わり」ということを前提としていますので、「圧倒的大軍に完全包囲されたら終わり」という説には無条件に同意しますよ。それをいかに回避するかという命題が今後の課題となるところなのですが。
>Merkatzさん
>平松さん
>管理人さん
これまでの投稿内容に関しては申し訳ありません。ここ最近、このスレッド関連で返答するべきレスが毎日複数個やってくるためにほとんどギリギリの状態で返答用投稿を書き続けていたことと、「自らの主張の正当性を何が何でも死守すべき」という強迫観念に駆られていたことから、気が立って結果的に挑発的な論調となってしまっていたようでして。
今後の返答に関してはもう少し文章を抑えていくように努力していきますので、どうか今後ともお見捨てなきようお願い致しますm(__)m。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1842
Re:Re1827/1832/1836:移動要塞戦術関連とお詫び
- 投稿者:はねだみずき
- 2002年05月02日(木) 17時20分
はねだみずきです。冒険風ライダーさん、お疲れ様です。
「不可能である事が判っていて、それくらいやらなければヤンはラインハルトに勝てない」と言う状況を論じられていた事がわかりましたので、こっちから「それは無理なんじゃ…」とツッコむのは意味がなかったですね。と言うわけで私もこの議論よりは手を退かせていただきます。お付き合いくださり有難うございました。
ただ、最後に気になった点について一応書いておきます。レスは不要ですよ~。
> それが可能ならば、バーミリオン会戦前哨戦時に帝国軍がヤンのゲリラ戦法に一方的に振り回されることはなかったでしょう。広大な宇宙空間そのものを隠れ蓑にして行動すれば、何か餌でも使って誘き出しでもしない限り、帝国側が移動要塞を捕捉するのは困難な話でしょう。バーミリオン会戦前哨戦がそうだったように。
> 「どこに移動し、攻撃を加えてくるのか分からない」これが移動要塞戦術最大の強みです。
これは、ヤンが地の利を熟知していた同盟領内の戦いだからできた事だと思います。帝国領内で同じことが出来るかはちょっと疑問です。
逆に地の利を得た帝国軍が要塞に先んじるかもしれませんね。
それではお疲れ様でした。
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- board4 - No.1843
Re:アニメは見てないのですが
- 投稿者:佐々木公彦
- 2002年05月02日(木) 19時22分
> > 役職によって決められるのではないでしょうか、ビッテンフェルトは特別に黒を許される。
> > イメージすると軍服と一体化しすぎるかな?
>
> ゴールデンバウム王朝時は黒を表にして、裏にそれぞれの色をつけていました。うろ覚えですが、統帥本部総長は裏地が紫だったと思います。
> 各元帥のイメージカラー、て何でしょうね。
モトラさんのご意見を読んでから考えたのですが、星界の戦旗シリーズでは勅任翔士(銀英伝や現実で言うところの准将以上)は私費である程度軍艦や衣装を飾り立てることが可能です。
帝国軍もそれが可能ならその時々の三長官の好きにさせても良いと思います。
(マントの裏地くらい良いと思います。)
まいsて、星界シリーズとは比較にならないほど、銀英伝の貴族たちは自由に動けます。