4代目掲示板過去ログ

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投稿ログ134 (No.2389 - No.2413)

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board4 - No.2389

Re:田中氏の風水学

投稿者:芝山志
2002年07月27日(土) 02時12分

> 田中芳樹氏は風水学や陰陽説や5行説とかを理解しているのかな?
> そういった学問をバックボーンにして書かないと、仙界を話に出すのに問題が生じてくると思うのだが

board4 - No.2390

↑失礼

投稿者:芝山志
2002年07月27日(土) 02時20分

エラーが出たのでいったん戻ってから送信したら自分の書いた内容が消えたままでした。失礼しました。というわけで再度投稿。

例えば、始が「東方」の「青竜王」なのは五行の理論に則したものですが、龍の攻撃能力は、なぜか西洋の地水火風といういわゆる「エレメント」に置き換えてしまっています。五行とエレメントは当然まったく違う理論なので、そこで矛盾が生じます。
例を挙げると、白竜王が「ソニックブーム」を使いますが、五行にのっとるならば、「風」は「木」に属しますので、これは青竜王が使ってしかるべきものとなります。
というわけで、ぼくは田中氏のそのへんの知識は「知ったかぶり」&「いきあたりばったり」だと思っています。

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board4 - No.2391

重ね重ね失礼(汗)

投稿者:芝山志
2002年07月27日(土) 02時24分

↑の投稿は2372竜神氏の「田中氏の風水学」へのレス。及び、2398の自分の投稿ミスへのレスでしたが、別スレッドにしてしまいました。申し訳ないです(恥)。

親記事No.2388スレッドの返信投稿
board4 - No.2392

Re:本多正信

投稿者:IK
2002年07月27日(土) 13時02分

> やっぱり、秀吉亡き後の豊家のように武断派との衝突で国力を落とすか、それともオーベルシュタイン主導のもと、内部粛清の後、文治派による統治になるのか? はたまた、石田三成のように、武断派の手により失脚させられるのか? 気になります

オーベルシュタインはカイザー・ラインハルト亡き後、自分の存在そのものが帝国の安寧を脅かす(まさに石田三成的理由によって)と承知していたのではないでしょうか。何よりも新帝国の創建に心血を注いだ彼ですから、やはりそれを見越して死を選び取ったのだと思いますが。

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board4 - No.2393

Re:本多正信

投稿者:佐々木公彦
2002年07月27日(土) 16時43分

> オーベルシュタインはカイザー・ラインハルト亡き後、自分の存在そのものが帝国の安寧を脅かす(まさに石田三成的理由によって)と承知していたのではないでしょうか。何よりも新帝国の創建に心血を注いだ彼ですから、やはりそれを見越して死を選び取ったのだと思いますが。

石田三成ほどの人徳も無いし、家康のような潜在的な敵もいない。
何より幼い子供の母親の器が違う。
(茶々姫様の責任では無いけど)
生き残ったとしても、オーベルシュタインは隠居してそれっきり歴史から姿を消すと思う。

親記事No.2388スレッドの返信投稿
board4 - No.2394

Re:本多正信

投稿者:駆け出し
2002年07月27日(土) 19時55分

駆け出しでございます。

オーベルシュタイン=本多正信ですか。

私はずっと高師直かと思っておりました。言われてみれば、本多正信に似ていますね。

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board4 - No.2395

Re:本多正信

投稿者:匿名希望
2002年07月27日(土) 22時02分

> 駆け出しでございます。
>
> オーベルシュタイン=本多正信ですか。
>
> 私はずっと高師直かと思っておりました。言われてみれば、本多正信に似ていますね。
>
>痛いところを突いてきましたね
高師直とは盲点でした

>オーベルシュタインは、明治期の大久保利通のように暗殺された可能性はないでしょうか?

board4 - No.2396

封神演義

投稿者:ドミニオン
2002年07月27日(土) 23時32分

田中さんはジャンプでやっていた藤崎版封神演義をどう思っているのだろうか?
原作を完全に破壊しまくったストーリーやキャラ設定は中国好きの彼の腹には据えかねると思う。
まぁ、原作はどう考えても少年誌向けとは思えないが。
ガンダムシリーズ顔負けの大量殺戮だけならまだしも、それを天数をふりかざして正当化する仙人達は一歩も間違えなくても悪役にしか見えません。
なお、私はそれでも原作の方が好きです。

board4 - No.2397

田中芳樹と松岡圭祐の相違点

投稿者:朝日新聞キラー
2002年07月28日(日) 01時22分

ごぶさたしてました。ひさしぶりに田中芳樹と松岡圭祐の比較をします。今回は二人の相違点についてです。田中芳樹は遅筆で有名ですが松岡圭祐は、ハイペースで小説を書きます。田中芳樹の「創竜伝」は、なかなか最新刊が出ませんが、松岡圭祐は「千里眼シリーズ」を含め3ヶ月に一冊のペースで小説を出します。

また田中芳樹は「天皇家」を小説の中では誹謗中傷しませんが、松岡圭祐は「天皇家」および天皇陛下が嫌いらしく、「千里眼 洗脳試験」という反日小説で昭和天皇陛下を誹謗中傷しています。田中芳樹は天皇家についてどう思っているのか知りませんが、天皇陛下を小説の中で誹謗中傷しないぶん、松岡圭祐より、まだ社会評論には抑制がきいています。田中芳樹も松岡圭祐も二人とも反日主義者ですが、松岡圭祐と違って天皇陛下を誹謗中傷しない分、俺は松岡圭祐より田中芳樹のほうが好きです。

また田中芳樹は松岡圭祐と違って、いまのところ「新しい歴史教科書」を小説の中で誹謗中傷していません。(もし田中芳樹が「新しい歴史教科書」を小説の中で誹謗中傷しているのを見つけたら、誰か教えてください)田中芳樹は「創竜伝」では松岡圭祐の「千里眼シリーズ」と違い「新しい歴史教科書」を誹謗中傷しないには、小林よしのり氏を敵に回したくないせいもあるかもしれません。小林よしのり氏は「新しい歴史教科書」の執筆者の一人ですから、下手に松岡圭祐のように小説の中で批判して、小林よしのり氏に漫画で批判されるのを恐れているのかもしれません。松岡圭祐は「新しい歴史教科書」を誹謗中傷したから、田中芳樹と違って、小林よしのり氏に漫画で批判されるかもしれません。小林よしのり氏に、松岡圭祐が漫画で批判されるのを俺は見てみたいです。

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board4 - No.2398

Re:本多正信

投稿者:IK
2002年07月28日(日) 02時59分

> > 駆け出しでございます。
> >
> > オーベルシュタイン=本多正信ですか。
> >
> > 私はずっと高師直かと思っておりました。言われてみれば、本多正信に似ていますね。
> >
> >痛いところを突いてきましたね
> 高師直とは盲点でした
>
> >オーベルシュタインは、明治期の大久保利通のように暗殺された可能性はないでしょうか?

board4 - No.2399

誤送信です、ごめんなさい

投稿者:IK
2002年07月28日(日) 03時06分

2398は過って送信しました。ごめんなさい。
ついでに書きますが、オーベルシュタイン=高師直というのはなるほど、と思いましたね。本多佐渡守よりは感じが似ています。
浄土真宗信者でもないですしね(笑)。
もっとも私の高師直のイメージと言えばNHKの大河ドラマ「太平記」に由来するものがほとんどすべてですが(^<^)。

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board4 - No.2400

Re:誤送信です、ごめんなさい

投稿者:匿名希望
2002年07月28日(日) 04時00分

> 2398は過って送信しました。ごめんなさい。
> ついでに書きますが、オーベルシュタイン=高師直というのはなるほど、と思いましたね。本多佐渡守よりは感じが似ています。
> 浄土真宗信者でもないですしね(笑)。
> もっとも私の高師直のイメージと言えばNHKの大河ドラマ「太平記」に由来するものがほとんどすべてですが(^<^)。

>私も高師直というと、大河ドラマのイメージです

board4 - No.2401

タイタニア一族覇権確立過程の謎

投稿者:ビンス・マクマホン三世
2002年07月28日(日) 13時49分

タイタニア一族の覇権確立の過程の疑問をいくつか。

タイタニアが覇権を確立したのは、
連邦(名前忘れました)から帝国へ寝返り
その直後連邦を帝国の力を借りず単独で破った事に始るわけですが。
ここで疑問

確かタイタニアって王でも貴族でもなかったはずです。
それなのに何故単独で当時最大の勢力を誇る連邦あいてに
宇宙で会戦を挑める戦力を有していたのでしょうか?
あの四人姉妹ですら独自の軍組織は持たず
裏から動かしてたことを考えると疑問です。
さらに言えば
連邦はタイタニアを討つ時タイタニアのみを敵とすると言っていたわけですが普通この場合ならばタイタニア一族の引渡し要求をするはずです。(タリバーンにビンラディンらの引渡し要求をした事のように)
この事から帝国亡命時に既にタイタニアは
軍事大国に匹敵する軍事力を持ってたわけですが
有力な一族と言え民間人にそんな軍事力を持てるものでしょうか?

誰かこの疑問に答えてくれませんか?

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board4 - No.2402

Re2401:星間都市連盟の組織形態

投稿者:冒険風ライダー
2002年07月28日(日) 16時32分

<確かタイタニアって王でも貴族でもなかったはずです。
それなのに何故単独で当時最大の勢力を誇る連邦あいてに
宇宙で会戦を挑める戦力を有していたのでしょうか?
あの四人姉妹ですら独自の軍組織は持たず
裏から動かしてたことを考えると疑問です。>

<この事から帝国亡命時に既にタイタニアは
軍事大国に匹敵する軍事力を持ってたわけですが
有力な一族と言え民間人にそんな軍事力を持てるものでしょうか?>


 その解答は、「タイタニア」世界における星間都市連盟の組織形態を基にして簡単に説明することができます。原作にもありますが、タイタニア一族が星暦228年に離反した星間都市連盟とは、元々それ自体が「ひとつの統一体である主権国家」ではなく、あくまでも「多数の星間都市国家の集合体」という存在でしかないのです。
 星間都市連盟の実態は、次のような記述に代表されるものです。

タイタニア1巻 P10上段~P11上段
<連盟は国家ではないから首都も存在しない。一年に一回、連盟に参加するどこかの都市で総会が開かれ、その期間はその都市が「連盟代表都市」となる。連盟は雑多な事務を処理するために事務局を置き、その長として事務総長をおく。事務総長の選任は、総会の投票による。
 連盟事務総長は、あくまでも事務の責任者であって、連盟の代表でもなく元首でもなかった。彼の任務は、連盟総会の準備と運営、統計と公式記録の作成および管理、事務局の運営、各種規約の整備、といったようなものである。なかでも重要な任務は、連盟に参加する各都市から、拠出金をとりたてることであって、これがうまくいかないと、彼自身の給料も支払ってもらえないことになる。各都市とも、口を出したがるくせに金銭を出し渋ること、西暦の時代といっこうに異ならないのであった。
 この連盟にはまた、常備の兵力がなかった。連盟に参加する各都市は、「都市艦隊」を所有して独自の軍政と軍令をおこなっており、強大な敵軍と戦うときは、いくつかの都市艦隊が合同する。総会の承認をえて「連盟艦隊」と称するとき、司令長官が選ばれるわけだが、戦いが終わって連盟艦隊が解散すれば、司令長官は功労金を受けて退任することになる。したがって、「連盟軍中将」というような階級呼称は存在せず、生涯6度にわたって連盟艦隊司令長官をつとめたフィリップ・オークショー提督の公的な地位は、ハルポリス市軍大将であった。だいたいにおいて、都市艦隊の司令官は中将ないし少将であり、小都市であれば、佐官が司令官となる例もあった。オークショー提督は、最高の栄誉をもって報われたといってよい。>


 この記述を見れば分かるように、「タイタニア」における星間都市連盟という機構には、特に定められた首都もなければ常備軍さえも存在せず、それ自体が1主権国家である星間都市同士の意思統一や意見調整を行い、それによって連盟に参加している各星間都市の経済活動を保護する役割を担っているだけの存在でしかないのです。現代で言えば国際連合に近い存在であると言えば分かりやすいでしょうか。
 国際連合と星間都市連盟の違いは、国際連合が世界における様々な国際紛争や国際問題を調停する超国家的な機能を担っているのに対して、星間都市連盟はあくまでも参加している星間都市全体の経済活動を擁護し、外部からの様々な脅威に対して団結することを目的とした機構であるという点ですね。しかも「タイタニア」の世界には星間都市連盟以外にも種々雑多な国家が多数存在し、「流星旗軍」などに代表されるような地方マフィア的な宇宙海賊まで勢力を誇っているくらいなのですから、内部対立がそれなりに存在しても「外部の脅威」という箍(たが)によって、イヤでも自然と団結せざるをえない環境に置かれているわけです。国際連合と違って目的が限定され、かつ外部の脅威に対抗しなければならないという意識が参加国全てに共通しているという好条件が、星間都市連盟が「タイタニア」世界で有力な地位を築き上げた理由のひとつに数えられるでしょう。

 また、星間都市連盟が持つ「都市国家の寄り合い所帯」「参加国の経済活動の保護」といった性格は、中世ヨーロッパ世界に存在した商業都市連合「ハンザ同盟」を想起させるものがあります。田中芳樹の小説「バルト海の復讐」にあるハンザ同盟関連の記述によると、ハンザ同盟にはロンドン・ブリュージュ・ベルゲン・ノブゴロドに4大商館が置かれ、商人の活動拠点となっていたようですが、星間都市連盟にもカフィール・エーメンタール・ティロン・バルガシュにそれぞれ性格の異なる4大商館が置かれて活動の拠点になるなどという、ハンザ同盟そのまんまなシロモノも登場していましたし。
 「タイタニア」世界における星間都市連盟というのは、中世ヨーロッパのハンザ同盟と、現代世界における国際連合の融合体なのでしょうね。作者の意図したところとしてはその辺りにあるように思います。

 これらのことから考えれば、星間都市連盟におけるタイタニア一族の地位は明確に位置づけることができます。タイタニアとは、種々雑多な星間都市の集合体である星間都市連盟における有力な一族であり、この立場上、最初から国家としての軍事力や経済力を保有していたと定義することができるわけです。
 実際、「タイタニア」本編にもこのような記述が存在します。

タイタニア1巻 P15下段~P16上段
<タイタニア家は、もともと都市連盟におけるもっとも有力で格式のある氏族のひとつであった。星暦二二〇年当時には、一〇の都市の市長と、一四の都市艦隊司令官と、都市連盟の総会議長と、連盟艦隊司令長官の座が、タイタニアの一族によって占められていたほどである。それからわずか八年後に、タイタニア一族は連盟から離脱した。一族そろって、連盟市民権を放棄し、すべての資産と船団を持ってヴァルダナ帝国に寝返ったのである。
 この背信行為は、全人類社会に巨大な衝撃を与えた。つまり、社会的・政治的・経済的・軍事的なバランスが崩れたのだ。厳密な数値とは別に、同時代人の感覚においていえば、
「連盟の力は半減し、帝国の力は倍加する」
 という印象がもたらされたのであった。連盟の衝撃は大きかった。>


 ここまで敵味方に恐れられるほどの勢力を最初から持っているのであれば、タイタニア単独の軍事力で星間都市連盟を相手にできるというのも頷けるでしょう。
 また、星間都市連盟の中でタイタニアがそれほどまでに台頭した件に関しても、前述のようにそもそも星間都市連盟それ自体が「統一政体」などではなく、あくまでも「星間都市国家の寄り合い所帯」でしかなかった上、常に大同団結して外部からの脅威に当たらなければならなかったわけですから、その中で「仲間」が力を上げていくのを抑えることは難しかったことでしょうし(下手に内部で内輪揉めなどやったら「外部の敵」に乗じられてしまう恐れがあります)、またタイタニア自身が自分達の叛意を外部に悟られ、仲間内で潰されることがないように、他の星間都市国家に対して「模範的な態度」や協調路線を展開していた可能性も高いでしょう。そんな面従腹背な姿勢を保ちながら少しずつ力を蓄えていき、満を持したところで一斉に叛旗を翻す。こんなやり方でタイタニアの星間都市連盟からの離反行為は行われたのではないでしょうか。


<さらに言えば
連邦はタイタニアを討つ時タイタニアのみを敵とすると言っていたわけですが普通この場合ならばタイタニア一族の引渡し要求をするはずです。(タリバーンにビンラディンらの引渡し要求をした事のように)>


 これは無理でしょう。離反したタイタニア一族の亡命先であるヴァルダナ帝国は、元々星間都市連盟とは政治的にも経済的にも対立関係にあった国です。そんな国が、引用にもあるように「連盟の力は半減し、帝国の力は倍加する」などという多大な恩恵をもたらしてくれるタイタニア一族をむざむざと星間都市連盟に返還するなどという愚行を行うわけがありません。
 しかもビンラディンのような「個人の実行犯」などと異なり、タイタニア一族の場合は「集団で」かつ「資産も船団もまとめて」ヴァルダナ帝国に亡命しているわけですから、離反された後になってタイタニア一族の返還のみを要求したところで全く意味がないのです。タイタニアが星間都市連盟から持ち出した資産や船団も丸ごと返還してもらわなければ「連盟の力は半減し、帝国の力は倍加する」という大ダメージを回復することなど不可能なのですから。そして、そのような要求を、しかも敵国から求められて素直に応じるような愚かな国家など存在するはずもないでしょう。
 以上のことから、星間都市連盟によるタイタニア一族の引き渡し要求は、そもそも相手が応じないだろうし、やってもあまり意味がないからあえて行わなかったと結論付けるのが妥当だと思いますが、いかがでしょうか。

親記事No.2396スレッドの返信投稿
board4 - No.2403

Re:封神演義

投稿者:竜神
2002年07月28日(日) 22時42分

> 田中さんはジャンプでやっていた藤崎版封神演義をどう思っているのだろうか?
> 原作を完全に破壊しまくったストーリーやキャラ設定は中国好きの彼の腹には据えかねると思う。
> まぁ、原作はどう考えても少年誌向けとは思えないが。
> ガンダムシリーズ顔負けの大量殺戮だけならまだしも、それを天数をふりかざして正当化する仙人達は一歩も間違えなくても悪役にしか見えません。
> なお、私はそれでも原作の方が好きです。

>Re田中芳樹の風水学の芝山志さんの発言からも分かるように、田中氏は中国史にはうるさそうだが、宗教や信仰面の話になると分野外なので、文句が言えないのでは?

親記事No.2366スレッドの返信投稿
board4 - No.2404

Re:レスお二人分です。

投稿者:
2002年07月29日(月) 08時11分

<S.Kさんへ

レスありがとうございます(^-^)

< いや、味方をしないまでも敵に廻らず素通りを決め込むくらいは充分やりかねないと思います。>


< 田中氏は時々実質権力(政府・国家・資産家等)と概念権力(宗教・思想)を混同する時がありますから。
 例えば善良なキリシタンの百姓が代官に虐待されている時「覚悟の上だろ、神様に助けてもらうと良い」くらいは平気で言いそうな気がします。 >


う~ん、なるほど一理あるご意見ですよね。
ただ、状況として「善良なキリシタンの百姓が虐待されている」場合では、仮に上の兄弟たち(特に続君)がそういう厳しいことを言ったとしても、末っ子の余君が「始兄さん、あの人たち助けてあげられないの?」と訴えれば、終君も「そうだそうだ、義を見てせざるは勇なきなり!」とか賛同して、根がヒューマニズムどっぷりの兄弟たちですから(笑)、結局助けてあげるような気がします。まぁ、たぶん続君だけ「そんな必要ありませんよ」と、最後まで冷たいことを言ってそうですけど(^_^;)。

<「風雲児たち」読んで「東京魔人学園外法帖」プレイしただけの私でもそこまで江戸時代にムゴい真似はお勧めできません。
 どんな時代であれ最低限最善を尽くした存在がある事を否定していない作品でならあるいはと思いますが。
「大江戸英雄伝説」とか「暴れん坊将軍戦記」とか「七雄藩物語」とか(笑)。>


いえ、どうせ「パロディ」ならユーモア感覚で、あえて創竜伝の社会評論手法で江戸時代にチャレンジしたら面白いかも?と、単純に思っただけですから(笑)。加えて、竜堂兄弟のかけ合い漫才もプラスしたらけっこう笑えるものになると思ったんですけど、真面目な「if物語」を書くなら確かにおっしゃる通りかもしれませんね。
…でも、それだとますますわたしにはまったく書けそうにありません~(T~T)


<佐々木さんへ

<惠さんお久しぶりです。>


佐々木さんこんにちわ、お久しぶりです(^-^)

<時は元禄(いつでもいいです)、藩政改革に揺れる丹波明智藩(どこでもいいです)、其処にたどり着いた、竜堂兄弟。

代官に話を聞いたところ、藩主明智日向の守光秀(笑)は財政を省みず、浪費を続けるばかり、それを正そうしていると言う代官。
代官に協力を約束する、竜堂兄弟。

だが、代官こそ藩主の娘の嫁ぎ先細川家の手先となり、細川による丹波明智藩60万石くらい?の乗っ取りを企んでいたのだった。
果たして竜堂兄弟の運命やいかに。

だめでしょうか?>


あ、すごい、ちゃんと真面目に設定を考えてくださってる!
わたしなんか、創竜伝1巻のストーリー・設定をそのまま江戸時代に移行して展開させる、なんて芸のないパロディしか考えてなかったのに…(T~T)

面白そうなストーリー設定ですね。わたしとしては、「偏向社会評論」と「竜堂兄弟のかけ合い漫才」さえしっかり入っていれば(笑)文句などまったくございませんです(^-^)。
ぜひぜひ、チャレンジしてみて下さいな♪

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board4 - No.2405

「陰謀おたく」としてのオーベルシュタイン

投稿者:優馬
2002年07月29日(月) 13時23分

優馬です。

大河ドラマ見てないんでハズしてるかもしれないんですが、高師直って結構生臭い印象があるんですね。この人、すごく好色なおっさんで「徒然草」の作者である兼好法師にラブレターの代筆、それも人妻へのものを頼んでたりしてて、めちゃ人間臭いです。

一方オーベルシュタインは、「帝国打倒おたく」というか「陰謀おたく」。人の心の機微がわからない。
キルヒアイスが死んだあたりで、ラインハルトに対して超無神経なこと言ってませんでしたっけ?(記憶がアイマイですみません)現実に居たら、権力者の逆鱗に触れて速攻で粛正されるタイプだと思います。

以前オーベルシュタイン論考があっていたときに、「陰謀家は人の心をよく知る、情の厚い人間でなければならない」という意見があって、なるほどと思ったことがあります。人をだますためには、人の心、特に情の部分に通じていなければならないわけで、その点人の心がわからないオーベルシュタインは二流の陰謀家ではないかと。

考えてみるとオーベルシュタインの根本的な動機というのは「(赤子のときに)帝国に殺されかけた」という私怨であり、その怨みをはらすためにラインハルトでも何でも使えるものは利用するというものです。

で、武断派、能吏派両方から嫌われていただろうと思うのです。事務系官僚群から彼がどう思われていたからについては推測になってしまうのですが・・・。

でも考えてみればラインハルトの帝国打倒の動機というのも「姉ちゃんを返せ!!」という私怨そのものだもんなー。
オーベルシュタイン=ラインハルトの同盟というのは、まさしく「私怨同盟」なんですなぁ。そういう意味ではウマが合ったのかも。

> > ついでに書きますが、オーベルシュタイン=高師直というのはなるほど、と思いましたね。本多佐渡守よりは感じが似ています。
> > 浄土真宗信者でもないですしね(笑)。
> > もっとも私の高師直のイメージと言えばNHKの大河ドラマ「太平記」に由来するものがほとんどすべてですが(^<^)。

親記事No.2399スレッドの返信投稿
board4 - No.2406

Re:「陰謀おたく」としてのオーベルシュタイン

投稿者:匿名希望
2002年07月29日(月) 13時45分

> 優馬です。
>
> 大河ドラマ見てないんでハズしてるかもしれないんですが、高師直って結構生臭い印象があるんですね。この人、すごく好色なおっさんで「徒然草」の作者である兼好法師にラブレターの代筆、それも人妻へのものを頼んでたりしてて、めちゃ人間臭いです。
>
> 一方オーベルシュタインは、「帝国打倒おたく」というか「陰謀おたく」。人の心の機微がわからない。
> キルヒアイスが死んだあたりで、ラインハルトに対して超無神経なこと言ってませんでしたっけ?(記憶がアイマイですみません)現実に居たら、権力者の逆鱗に触れて速攻で粛正されるタイプだと思います。
>
> 以前オーベルシュタイン論考があっていたときに、「陰謀家は人の心をよく知る、情の厚い人間でなければならない」という意見があって、なるほどと思ったことがあります。人をだますためには、人の心、特に情の部分に通じていなければならないわけで、その点人の心がわからないオーベルシュタインは二流の陰謀家ではないかと。
>
> 考えてみるとオーベルシュタインの根本的な動機というのは「(赤子のときに)帝国に殺されかけた」という私怨であり、その怨みをはらすためにラインハルトでも何でも使えるものは利用するというものです。
>
> で、武断派、能吏派両方から嫌われていただろうと思うのです。事務系官僚群から彼がどう思われていたからについては推測になってしまうのですが・・・。
>
> でも考えてみればラインハルトの帝国打倒の動機というのも「姉ちゃんを返せ!!」という私怨そのものだもんなー。
> オーベルシュタイン=ラインハルトの同盟というのは、まさしく「私怨同盟」なんですなぁ。そういう意味ではウマが合ったのかも。
>
> > > ついでに書きますが、オーベルシュタイン=高師直というのはなるほど、と思いましたね。本多佐渡守よりは感じが似ています。
> > > 浄土真宗信者でもないですしね(笑)。
> > > もっとも私の高師直のイメージと言えばNHKの大河ドラマ「太平記」に由来するものがほとんどすべてですが(^<^)。
>
>軍務尚書殿は「主は舟、臣は水」とか「主の主足らずは、臣の臣にあらず」みたいな考えの持ち主ではないでしょうか?
だから、主・ラインハルトに対しても無神経な言葉を投げかけたのでは?
中国王室には諫言太夫なる役職があり、皇帝に対して辛辣な発言をして、政を正しい方向に導いたといいます。
おそらく、軍務尚書殿はラインハルト幕営の中において、そのようなたちばにいたのではないでしょうか

親記事No.2378スレッドの返信投稿
board4 - No.2407

遅くなりましたが当サイトの方針として

投稿者:本ページ管理人
2002年07月29日(月) 15時00分

> 一つ提案がございます.
> より円滑な議論場の運営のために,警告システムを導入されてはいかがでしょうか.
> たとえば「警告レベル1 この投稿は規程に従い不適切とみなされますので警告します」というような,いわばサッカーの警告カードを模したものを導入するのです.
> これならば具体的対応を取る時間が無い場合でも,即時に管理人としての意思表示はできますし,相手に注意を促すことによりトラブルを未然に防ぐ効果も期待できます.
> 具体的な対処や,投稿者の不満はのちにゆっくりと対応すればよいと思います.


日本茶掲示板などで採用されているシステムですね。
一つの形式として有効性があるとは思いますが、この掲示板にはふさわしくありません。
No.2220が、既にご提案への反論になっていると考えます。

親記事No.2378スレッドの返信投稿
board4 - No.2408

補記

投稿者:本ページ管理人
2002年07月29日(月) 15時43分

余談ですけれども、自動車評論家に福野礼一郎氏というちょっと面白い人がいまして、考えさせられる事を言っています。
本当はちょっと消化して書きたかったのですが、現在、私自身に少々余裕がありませんので引用することにします。

インタピュアー(福野氏の論調が手厳しいことについて)「何もそこまで言わんでもみたいな」
福野「うん。……しかし何というか、それは読者の皆様の判断におまかせしたいな。読みたくない人は読まない自由もあるんだから。オレはひととおりホントのところを書いとく主義ね。だって読者の方ひとりひとりの気持ちや気分なんて判断つかんもん。『何も'そこ'まで』って一体どこが'そこ'だ?」 何が言っていいことで何は言っちゃいかんことだ? その一線はどこに引く。書き手が読む人の気持ちを探り探り原稿手加減し出したら、これはどこまでも妥協せざるを得ないからね。だからオレの一線ってのは合法的で公序良俗を犯さず特定個人の誹謗中傷しない限り何でもあり、そこに引くしかないと。だってそうでしょ」

親記事No.2401スレッドの返信投稿
board4 - No.2409

Re:Re2401:星間都市連盟の組織形態

投稿者:ビンス・マクマホン三世
2002年07月30日(火) 00時51分

納得いきました、わざわざお答え戴きありがとうございます。
確かにその時の状況を思えばそうですね。
なんと言えば良いのでしょう、亡命時タイタニアはあくまで
タイタニア一族個人の資産、船団のみを持って亡命したという印象があったのでアルカイダとかその辺の勢力しかなかったと思いこんでいたみたいでした。うーん、もっと読みこんでから投稿するべきでした。

board4 - No.2410

今時の世相

投稿者:鹿角
2002年07月30日(火) 02時16分

ネタとして古いかもしれないけど福田さんの発言は船津老人みたいでやだなー。                        そのうち「自分達が竜堂四兄弟です」という人達が田中さんの前に現れたりして(^^;)

親記事No.2399スレッドの返信投稿
board4 - No.2411

軍務尚書は陰謀家か

投稿者:IK
2002年07月30日(火) 11時18分

> > 以前オーベルシュタイン論考があっていたときに、「陰謀家は人の心をよく知る、情の厚い人間でなければならない」という意見があって、なるほどと思ったことがあります。人をだますためには、人の心、特に情の部分に通じていなければならないわけで、その点人の心がわからないオーベルシュタインは二流の陰謀家ではないかと。

 陰謀家ならばそのとおりでしょうね。私は陰謀家というとジョゼフ・フーシェとタレイラン・ペリゴールをまず思い浮かべますが、彼らナポレオン政権の両輪にして反目するふたつの個性の共通点は想像を絶するほどのエゴイストであったというところです。歴史上で言えばあとアルキビアデスとか、チェーザレ・ボルジアとか。
 彼らと比較すると我が軍務尚書閣下はマザーテレサのように無私の人です。かのビッテンフェルト提督もそれはお認めになっています。
 陰謀を企てる上でオーベルシュタインは動機の部分でやや薄弱である。彼はその時点時点で最合理(と思われる)行動を提言し、可能な限り実行しているに過ぎないのでは。
 ロイエンタールの反乱でも彼はていのいい標的にされただけで、オーベルシュタインが主導しての陰謀が実態としてあった訳ではありません。
 その意味で彼はまさしく自らを機械のように律しようとしたある種の国家意思の具現者で(だからこそ鬱陶しい)政治家というよりはやはり官僚であるのでしょう。
 問題は彼が最合理と判断した事柄が果たして最合理かということです。この点で人情に疎い彼はたびたび判断ミスを犯したと私は思うのですが。ヴェスターラントの件で言えば、すでに彼の意図は兵たちの噂という形で露見しています。底が浅い「陰謀」な訳です。この噂を押さえ込むためにローエングラム王朝がどれだけの労力を費やさなければならないか、また将来において、それが王朝存続の上でウィークポイントになるか、この点をオーベルシュタインは軽視し過ぎているように思われます。
 また、イゼルローン要塞にこもったヤン・イレギュラーズをおびき出すために旧同盟指導者層を拘束したのも、いかにも近視眼的な官僚的発想に見えます。新帝国は旧同盟領を占領するだけではなく、統治していかなければならないのですから、「いや、あれは卑劣な手段をとられたから負けたんだ」という言い訳をさせてはならないのです。米軍が日本列島を絨緞爆撃したようにぐうの音も出させぬまで締め上げて、武力よりもその思想信条を砕かなければならないのです。
 オーベルシュタインのやり方はむしろ民主共和政治への忠誠心を強めるだけであって、わざわざ相手を道徳的優位におくという点で政治的には明らかにミステイクです。
 ここは少々の犠牲が出ても相手の土俵にのっかかり、その上で叩き潰したほうが長期的にはむしろ損失が少なくなると思います。そう考えると、長期的な利益を得るよりも短期的な損失を回避しようとするオーベルシュタインはやはり官僚なのでしょう。
 という訳で、

> 中国王室には諫言太夫なる役職があり、皇帝に対して辛辣な発言をして、政を正しい方向に導いたといいます。
> おそらく、軍務尚書殿はラインハルト幕営の中において、そのようなたちばにいたのではないでしょうか

 オーベルシュタインがおそらくそのような役割を自分に課していたのは間違いないでしょうが、彼の諫言がいつもいつも適切ではなかったのだろうと思います。

board4 - No.2412

田中芳樹とフェミニズム

投稿者:ジャザノヴァ25才
2002年07月31日(水) 09時47分

「田中芳樹の小説は、サヨク親父のオナニーだ!」何て言うと言い過ぎだが、僕はそれに近い印象を受ける。
「銀英伝」に見える、幼稚な反体制趣味(この人自分が、今や体制側の人間だって気づいてるの?)。「創竜伝」に見える、軽薄で嗜虐的な日本叩き(ウォルフレン並)。「自転地球儀シリーズ」に見える、紋切り型の教育観・子供観(小浜逸郎の論考の一つでも読んで欲しい)。
 小説中では自分の気に入らない文化人などに、罵詈雑言の雨あられ(「藤岡信勝」を「梶岡」というキャラで登場させたり)……だけど巻末で「この物語はあくまでフィクション」だとうそぶき、自分に対する批判からは、ケツまくって逃走。この人の思想信条うんぬんより、物書きとしての不誠実さに閉口してしまう。
 まぁ、中国モノはどそれほど悪くないけど(なぜかパンク右翼の福田和也は「作家の値打ち」の中で、田中を結構、評価している)。
 一番気になるのは、田中のフェミニズムに対する冷たさだ。才女フレデリカを平気で専業主婦にしてしまったり、茉莉に家事洗濯をやらせたり……。夫婦別姓についても、こういう時にはご都合主義にも、保守の論理(八木秀次や宮崎哲弥なんかの)を借りてきて、ちゃっかり理論武装。
 あの世代のサヨクって、口先ではフェミニストぶってみても、下半身はズブズブの男根主義者なんだよね(辺見庸なんかも、この仲間)。
 もう過去の人なんじゃないかな、僕の印象だけど。

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board4 - No.2413

Re:軍務尚書は陰謀家か

投稿者:優馬
2002年07月31日(水) 09時47分

IKさま。優馬です。

>  その意味で彼はまさしく自らを機械のように律しようとしたある種の国家意思の具現者で(だからこそ鬱陶しい)政治家というよりはやはり官僚であるのでしょう。

なるほどなるほど。非常に納得できます。
前言撤回いたします。
オーベルシュタインは、「陰謀おたく」ではなくて「官僚おたく」です(笑)。

>  問題は彼が最合理と判断した事柄が果たして最合理かということです。この点で人情に疎い彼はたびたび判断ミスを犯したと私は思うのですが。ヴェスターラントの件で言えば、すでに彼の意図は兵たちの噂という形で露見しています。底が浅い「陰謀」な訳です。この噂を押さえ込むためにローエングラム王朝がどれだけの労力を費やさなければならないか、また将来において、それが王朝存続の上でウィークポイントになるか、この点をオーベルシュタインは軽視し過ぎているように思われます。

自分の「縄張り」に固執するあまり近視眼的になりがちなのが官僚的パーソナリティですものね。特に「情緒的な反応」を軽視する彼のパーソナリティは、政治家としては致命的です。
でもこういう人って、平時の官僚組織においても本来あまり偉くなれないんですけどね。「幅がない」とか言われて閑職に追われがち。軍務尚書という超高級ポストは、務まっていないですよねー。ラインハルト陣営、文官の人材、そんなに不足していたんでしょうか。ヤン・イレギュラーズへの対応の誤りも、ご指摘のとおりだと思います。

いささか屈折した愛を込めて作者に「諫言」したいのですが、銀英伝キャラクターの政治的行動は、特に情念の部分において浅薄な傾向があると思います。それが後年の作品に至っても改善されるどころではない!という状況であるのは、残念至極なのであります。

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