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- board4 - No.1868
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:イッチー
- 2002年05月11日(土) 14時18分
> 僕は、仮にも「個人の自由や権利」を標榜する自由惑星同盟が、軍人や
> 政治闘争に破れた者であればともかく(本当はそれでさえ)、亡命と
> 引き替えに従軍を強制するかなぁと思います。
> 勿論、ある程度の窮屈さやあまり実入りの良い職業へ付く事が難しい
> 等の制限はあるでしょうが。
私の言い方が舌足らずだったと思いますが、私は倉本さまがおっしゃるように、従軍を強制されて、キルヒアイスが軍隊に入ると考えたわけではなく、コネのない亡命者のキルヒアイスがミューゼル姉弟を養う実入りの良い職業といったら、軍人ぐらいしかないのではないかと考えたのです。
軍人以外の仕事で姉弟を養うとしたら、辺境惑星で開拓事業に従事とか、宇宙船乗りとかしか私には考えられません。
>
> 可能性の一つとして、アンネローゼを連れ去ったキルヒアイスの
> 親族が断裁され、「その復讐心から」とかのシチュエーションは
> 有り得そうかな?
> #その前に、家族ぐるみで亡命かなぁ
>
恋に盲目のキルヒアイスは親不孝をわびながら、家族を見殺しにしそうな気も。(笑)
>
> でも、フォークは「絶対安全な後ろで偉そうに他人を指揮する」だけ
> でしょうから戦死は無いのでは?
> どちらかというと、彼の失脚は「正史」と同じで、立案作戦失敗時に
> 批判され、ヒステリー発症、そして左遷街道まっしぐらでしょうね。
私のフォークに関する予測はヤンの同期で首席だったワイドボーン(士官学校時代にヤンにシュミレーションで負けた人)を参考にしています。ワイドボーンは提督の参謀長として第6次イゼルローン要塞攻防戦に参加したときに、乗っていた宇宙戦艦が撃沈されて戦死したそうなので、フォークも似たような運命をたどるのではと思いました。
>
>
> そういえば、その後不明の「ミュッケンベルガー」と「シュトックハ
> ウゼン」ってどこいったんだろ?
> リップシュタットの時にも出てこなかったし・・・
ミュッケンベルガーは自分の領地に戻って、中立を守り、田舎の小地主として余生を送り、シュトックハウゼンは捕虜交換で帝国に帰国するもさすが軍に復帰できず、年金生活にはいったのでは?
>
- 親記事No.1857スレッドの返信投稿
- board4 - No.1869
Re:持ち込み体験記 激闘編3+ノベルズ界 ちょっと怖い話
- 投稿者:戦記ファン
- 2002年05月11日(土) 14時37分
横槍失礼いたします。
最終的には、ご記述のように管理人さんのご判断になるかと
思いますが、傍観者の一人として
ご記述された範囲の内容は、
ちょっと本HPの趣旨から離れる気がします。
また影口に近いことを曖昧に近い書き方されるのもいかがかと。
・・・TPOおよび記述記事の読み応えから、正直申しあげて、
お書きになった作品に興味を惹かれるより、
編集者の判断が妥当との認識してしまいます。
むしろ短編でもインターネット上で読める形で出されたら
如何でしょうか。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1870
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す・補足
- 投稿者:イッチー
- 2002年05月11日(土) 16時37分
Zeroさまが危惧されていたミッターマイヤー謀殺の危機ですが、ベーネミュンデ侯爵夫人に頼るという方法があります。銀英伝ではすっかり悪者のベーネミュンデ侯爵夫人ですが、アンネローゼが同盟に亡命した場合、皇帝の寵愛をもっとも受けていたのはベーネミュンデ侯爵夫人であり、アンネローゼ暗殺計画もたてることなく、この世の春を謳歌しているでしょう。
ベーネミュンデ侯爵夫人は皇帝の間に出来た子供を死産させていますが、それはブランシュヴァイクの仕業であるという噂があり、ブラウンシュヴァイクにはあまりいい感情を持っていないはずです。
そして、軍隊内でミッターマイヤーを支持してくれる人物としてロイエンタールはメルカッツに頼るでしょう。これは当時の将官のなかで一番の常識人がメルカッツだからです。
軍隊内部でメルカッツがミッターマイヤー擁護の声があがるよう工作し、ベーネミュンデ侯爵夫人の皇帝に対する口添えがあれば、ミッターマイヤーは釈放されるでしょう。
この後は、ベーネミュンデの軍事的後ろ盾となるのと引き合えに、メルカッツに元帥号が与えられるようロイエンタールは工作し、メルカッツに元帥府を開かせます。メルカッツ元帥府には、ロイエンタール・ミッターマイヤーのほか、ファーレンハイト・シュナイダー、途中からオーベルシュタインが合流するのではないでしょうか。
- 親記事No.1857スレッドの返信投稿
- board4 - No.1871
返答
- 投稿者:速水右近(飲酒中&自暴自棄)
- 2002年05月11日(土) 17時47分
現在、かなりラリってますが、できるだけ正常を保ちます。
影口に近いことを曖昧に近い書き方されるのもいかがかと。
名前を出しても、いいんですか?
そのほうが、よほど問題だとも思いますが。
> ・・・TPOおよび記述記事の読み応えから、正直申しあげて、 お書きになった作品に興味を惹かれるより、 編集者の判断が妥当との認識してしまいます。
具体的に、どの部分が「妥当な判断」なのでしょうか?
当方は、拙作が出せなかったこと(これはビジネスだから、互いに仕方のないことです)に対してではなく、
「キャッチコピーだから、読者を騙してもいい」
と言ったばかりの編集者が、
「(アイデア盗用はやっていないと)信じてくれ」
と平然と言える神経に、憤りを感じているのです。
さらにそのような答え方をすれば、
「余計に疑われても仕方ない」
という自覚が、まったくないではありませんか。
貴兄もそういう人の言葉は、信じられますか?
小生の問題はさておいて、読者あっての小説でしょう。
その顧客であるはずの読者に対して「騙すのは仕方がない」、と言える人の言葉は、あまり信憑性がないと思いますが。
なお繰り返すようなうえに、矛盾しているようですが、小生だって、「偶然(タイトルがだぶった)」と信じたいのですよ。それが一番、穏便に済むことなのですから。
しかしやはり先の発言をする編集者は、人間として信じられないですね。
小生は、正直な話、小説の編集者は、もう誰も信じられません。ひいてはこの不信感が、日常的な人付き合いにまで拡がっている始末です。
ビジネス=小説の範囲ならともかく、そこまで編集者が、人を追い込むこともないでしょうに。
> むしろ短編でもインターネット上で読める形で出されたら
> 如何でしょうか。
アドバイス、有り難うございます。
鋭意検討……します(かなり消極的)。
ちなみにその拙稿は、某社から年内発売の予定でした。
しかし現状で出せば、事情の知らない読者が
「こちらがパクッた」
と思う可能性もある(これがどれだけ屈辱的なことか、ご理解いただけますでしょうか)ため、出すのを諦めようかと考えている次第です。
正直な話、生活もかなり厳しいですが、そんな屈辱を受けてまで出すぐらいなら、「お蔵入り」させたほうがマシですよ。
これももう二回目のことですし、それこそ小生の「こだわり」でもあります。
そして……そうすれば生活が厳しくなり、神経が蝕まれていく、という悪循環に陥っています。もっとも自分で選択したのだから、仕方のないことですが。
現在、某社から出す予定の二冊の書き下ろしを終えたら、さっさと転職しようかと、真剣に考えております。
しかしノベルズ界の現状では、真面目にやればやるほど逆に書けなくなってしまい、適当にやっている人のほうが注文が来るということは、やっぱりきちんと残しておきたいものです。
なお月曜から別の症状の検査のため、書き込みは日曜の午前中までしかできません。数日間ブランクが空く(復帰は15、6日から)ので、もしレスされる方は、あらかじめ御了承を。
追伸 その検査する病状も、実は心身症からの後遺症なのですよ。
そしてこれがまた、生活費を圧迫する原因になっています(薬代が高いんだ)。
そのうえ、日常生活まで制約が入るようになった。こういうのも、二重三重の怒りになっているのです。
管理人様 不当だと思われたら、いつでも削除していただいて結構です。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1872
Re1854/1855/1861:まとめレス
- 投稿者:冒険風ライダー
- 2002年05月11日(土) 18時23分
>tinaさん
<冒険風ライダーさんは、「私は作品設定にのとって理論を展開している」と再三おっしゃっている。
でも、それならなぜ「作品のキャラクター設定」は無視なさった論を進めるのか。
そーいった所がどうも、都合よく作品を攻撃し、都合よく作品で自己弁護しているように見えて、主張に一貫性がないように感じたので、色々と納得がいかなかったのです。
ラインハルトの性格からいって、エルファシルのことも、後の要塞破壊のことも実行に移すことはありえない、というのは確かな事実として存在していたはずです。
もちろんこれも、それらのわずかな危険性と、それに対する対策として回廊内に閉じこもったり移動要塞にしたりするリスクと比べて、ヤンがリスクのほうが大きいと思ったからこそそう選択したのです。
しかし冒険風ライダーさんは、ラインハルトの性格などというのは全く無視です。
もちろん性格だけで決めるのは「希望的観測」ですが、リスクと天秤にかけて判断する、というのは正当な行為だと思います。
これも、「私が今までの議論で繰り返し述べてきた」ことだと思うんですが。
その判断が間違っていた、という反論をなさるかもしれませんが、これ以上は多分に主観的な問題(情報が少なすぎます)ので、決着はつかないでしょう。>
<キャラ達が好きな私などにしてみれば、どう考えてもキャラ達の判断は正しいものなんですけど、嫌いな人が「なんでここはこうしないんだ。なんでこんな無駄な矜持なんて持ってるんだ。勝つためにはこうするべきだろ」といいたくなるのも分かります。
でもね、いわゆる子供じみた正義感からくる「矜持」というのも、勝つことより大事なんですよ。時には命よりも。
「人間は美しさを求める動物だ。だから勝つことより美しさを追求する方が大事だ」というのは論理的な説明なのでは?ちょっと単純化しすぎていますが(笑)>
だから何度も言っているでしょう。あの当時のラインハルトには、銀英伝本編で取った愚劣な強攻策よりもはるかに少ない犠牲でヤンないしはエル・ファシル勢力を葬り去る方法がたくさん存在したと。それをたかだか「ラインハルト個人の矜持とプライド」ごときを死守したいがためにあえて実行しなかったと言うのであれば、ラインハルトは「戦争の天才」どころか「アンドリュー・フォーク並の我欲とワガママ思考しかできない狂人」としか評価のしようがないではありませんか。
それにこれも以前から何度も言っていますけど、仮にも一国の為政者が、たかだか個人的な矜持とプライドのために、麾下の将兵を意味のない戦いで死地に赴かせるような行為が許されると思っているわけなのですか? 「ラインハルトの矜持とプライド」がラインハルト以外の誰の迷惑にもならないのであれば私もあそこまで批判論を述べたりはしませんが、ラインハルトの決断には一国の国民と麾下の将兵全ての命運が握られているのです。そんな立場にある人間には、自らの感情を抑え、最小の犠牲で最大の利益を得られる方法を模索することが求められるのは至極当然のことでしょう。
しかもラインハルトの覇業は、アンネローゼの件もさることながら、そもそも門閥貴族やルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが個人的な我欲に基づいて国民を食い物にしていたことを否定するところから始まったわけでしょう。にもかかわらず、件のラインハルトは結果的に「自らの個人的な我欲のために麾下の将兵を意味のない戦いで死地に追いやる」という、自分が全否定していたはずの門閥貴族やルドルフと全く同じ事をやっているわけです。これがとんでもない矛盾であり、ラインハルトの覇業の意義を全否定する行為であることが何故理解できないのですか?
より有効な手段が他にたくさん存在するにもかかわらず、個人的な矜持とプライドのために一番犠牲を伴う戦略を取るという事は、第一に権力者として許されない行為であり、第二にラインハルト自身の自己否定に繋がることなのです。それほどまでの深刻な問題を「主観的な問題」で簡単に片付けてしまえるとは、なかなか大した神経の持ち主だと心から感心してしまいますね。あまりにも愚劣な発想で、反面教師としての価値以外は全く見出すことができませんけど。
<よーするに私が言いたいのは、移動要塞にしたり、ましてやアンネローゼを狙ったりすれば、ラインハルトが今まで「自分自身の矜持や性格によって控えていた戦略」が発動する恐れがすさまじくあがる、ということです。
アンネローゼと自分の矜持だったらアンネローゼをとるに決まってますから。>
だからあの当時のヤンの状況下でイゼルローン回廊に立て籠もった場合は100%必敗確実だと、何度言ったら理解できるのでしょうかね。あの銀英伝本編における愚劣な強攻策でさえ、ヤンは物量に押されて敗北寸前にまで追い込まれていたではありませんか。あの時ラインハルトが頼まれもしないのに勝手に病で倒れなかったら、そのままラインハルトは物量戦術でヤンを圧殺してしまっていたことでしょう。事前予測としての勝算が全くのゼロであったことはこれからも明白です。座して待っても100%必敗確実なのですから、それよりはまだ勝算の可能性が存在する戦略に賭けた方が懸命であるに決まっているでしょう。
それに移動要塞戦術やアンネローゼ捕獲が成功した後にラインハルトが自分の過ちに気づいても、その時はすでに手遅れの段階となってしまっているのですよ。あの2つの策が発動している状態では、ラインハルトはもうヤンに対して何もすることができなくなってしまっているのですから。アンネローゼを見捨てて移動要塞を破壊するといった策が取れるようなラインハルトではないでしょうし、そもそもバーミリオン会戦前哨戦時におけるゲリラ戦術の徹底改良版である移動要塞戦術には「捕捉が極めて困難」という強みもあります。ヤンがラインハルトとの和平を望むにせよ、銀英伝本編における「ラインハルトの個人的感情にすがる」という敗北主義かつ希望的観測に満ち溢れた愚劣な戦略構想などよりも、こちらの方がはるかに和平の可能性はあったことでしょうね。政治・外交は「力こそが全て」の世界なのですから。
この私の主張を打ち破るには、結局のところ「銀英伝本編における『イゼルローン回廊に立て籠もって戦う戦略構想』による勝算が確実に存在する」という前提でも成り立たないことには無理な話なのですよ。そして「あのままでは100%必敗確実」と言うことに関してはあなた自身ですらも認めていることなのですから、それを無視して自分で勝手に話を進めないで下さい。こちらとしては迷惑極まりありませんので。
>はねだみずきさん
<なるほど、一応お互いに相手の地理は掌握していたのですね。もっとも、敵領の地図入手=地の利の熟知とすぐにはならないと思うのですけど。やはり地元のアドバンテージは馬鹿に出来ないと思います。
と言うのも、移動要塞の倒し方(笑)を考えていてふと思ったのですが、イゼルローンはもともと帝国の要塞です。要塞移動技術も帝国が元祖です。
と言う事は、帝国は比較的簡単にイゼルローン移動要塞の性能を正確に見積もる事が出来るはずです。
そうなれば、一回のワープ距離、一日の航行速度なども割り出せますから、ある場所でイゼルローンが確認され、その後見失ったとしても、次に出現しそうな場所をかなり絞り込めるはずです。
そうしたら、次に襲撃を受けそうな場所を予測し、そこに先手を打って艦隊を送り込めばイゼルローンを捕捉できる可能性はかなり高くなります。そうやって遭遇できた先発部隊がイゼルローンを足止めしている間に後続部隊が到着できれば、イゼルローンを包囲撃滅する事も夢ではありません。それに、襲撃目標になるほど価値のある星系は限られているはずです。>
これは無理です。銀英伝5巻では、バーミリオン会戦が始まる寸前に、ガンダルヴァ星系を出発したラインハルト艦隊がバーラト星系に到達するまでの時間をヤン側が正確に捕捉している描写がありますし、そもそも銀英伝世界における艦船の航行速度は、帝国・同盟共にそれほどの格差が存在するわけでもありません。つまり、バーミリオン会戦前哨戦時の帝国側は、ヤン艦隊の行軍速度を充分に予測することができる立場にあったのであり、にもかかわらずヤン艦隊がどこにいるのかを全く捕捉できなかったのです。
しかもあの当時の帝国軍は、ヤンが同盟領84箇所に点在する補給基地を根拠地として活動していることを承知しており、しかもその場所や航路に至るまで全て完璧に掌握していたにもかかわらず、その中からヤンが次の根拠地をどこに設定するかさえも全く予測することができなかったのです。だからこそ銀英伝本編では、あえてラインハルトの周辺を手薄にしてヤンを誘い出すという手段を取らざるをえなかったわけです。バーミリオン会戦前哨戦でこのザマでは、補給基地自体が常に移動している移動要塞を捕捉するなど夢のまた夢な話でしかないでしょう。
しかも「襲撃目標になるほど価値のある星系は限られている」と言っても、その数はバーミリオン会戦前哨戦時に問題となった補給基地84箇所よりもはるかに大きな数字となることは確実でしょう。まず、帝国領内に点在する軍事基地はほぼ全てが襲撃対象となりえますし(これだけで100をはるかに超えるでしょう)、有人惑星も人口100万人クラス以上のものならば問題なく襲撃対象たりえますから(これは数千~数万単位で存在しそうです)、この状況で移動要塞の襲撃対象を特定するのはほとんど不可能に近いですね。
さらに、バーミリオン会戦前哨戦時における帝国側は、とにもかくにも84箇所の補給基地全て「攻撃」すればヤンを無力化させることができた(これですら当時の帝国軍には実行不可能な作戦だったのですが)のに対して、移動要塞戦術における帝国軍は、数千~数万単位で存在する有人惑星&軍事基地全てを移動要塞の攻撃から「防衛」しなければならないという、あまりにも過酷な無理難題を成立させなければならないのです。ましてや相手は神出鬼没に出現し、かつ特定の根拠地を必要としないわけですから、帝国側の心理的ストレスは相当なものにならざるをえないことでしょう。
だからこそ、帝国側が移動要塞を倒すには、万全の準備を整えた星系に移動要塞を何らかの方法で誘い出すしかないのです。これ以外の方法としては、たとえば一万光年先の敵艦隊を索敵することができるレーダーや観測装置とか、一万光年のワープ航法技術といった類の超技術でも出現させるしか手はないでしょうね。
>平松さん
<まあ、要塞や艦船のエンジンについて原作にある程度の詳細な記述がない以上、議論するにしても限界がありますので、この辺りで終わりにしませんか?>
まあそれが賢明でしょうね。少し調べただけでも、銀英伝世界におけるエンジンや艦船の描写にはあちこちで矛盾が発生している箇所がたくさんありますし、それらを元に議論しても収拾のつかない事態に陥りそうですから。
というわけで、特大エンジン云々の件に関しては私は撤退させていただきます。
- 親記事No.1857スレッドの返信投稿
- board4 - No.1873
「戦記ファン」氏への返答2
- 投稿者:速水右近(素面に戻した)
- 2002年05月11日(土) 22時07分
それこそノベルズ界の実状暴露ネタには問題があり過ぎ、また管理人氏にも迷惑がかかるため、発表できないことだってあります。
出版社、作家、編集者の実名をあげた日にゃ……確実に小生は、出入り禁止どころか、抹殺でしょうな(個人としては、もうそうなってもいいですけど)。
なおこれは、やるんだったら、ちゃんと別のところでやります。
ノベルズで「ひどい作品」が出るということは、それ相応のひどい状況に置かれているということですし、そして怖ろしいことに熱心な読者を含めて、当事者たちほどその状況が理解できていないという悪循環に陥っています。
そのくせ『創竜伝』のように作品のなかで妙な世直しをぶち、自分たちがエリートのように思い込んでいる、ということですよ。
つまり従来の小説のように「主人公の行動」でカタルシスを得るのではなく、現在のノベルズでは「自分は作品を理解しているというエリート意識」で、読者はカタルシスを得ているようですね。
時代の流れかも知れませんが、すごく歪んだ考えだと思いますけど。
かつて管理人氏が書かれた、『創竜伝』のカリカチュアどころの騒ぎではありませんぜ、現実のノベルズ界は。
あれを実際見たら、出ているノベルズより数倍面白いけど、吐き気がしてきます。
なにかこの七、八年ほど、自分の作品とは別の部分で、ずーっと悩んでいるような気がします。
悩めば悩むほど逆に書けなくなり、反対に悩んでいないと思われる作家たちほど、小生を追い抜いていく……。抜かれることは構わない(作品の出来とは関係ないから)ですけど、世間的に見れば「才能がないから抜かれた」と思われるのが、やっぱり辛いですね。
さらにこういうことを発散できる場所が、現代の小説界にはない。仮に出せば、編集者からは反逆行為と取られるでしょうから。
最終的に削除する、しないは管理社人の判断に全面委任しております。
しかしこちらもこういう長いバックボーンがあるため、血迷ったことを書いたぐらい御理解していただきたいし、また「編集者の判断が正しい」などと軽々しく述べないで欲しいものです。
というところで、タイムアップ。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1874
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:倉本
- 2002年05月11日(土) 23時49分
> 私の言い方が舌足らずだったと思いますが、私は倉本さまがおっしゃるように、従軍を強制されて、キルヒアイスが軍隊に入ると考えたわけではなく、コネのない亡命者のキルヒアイスがミューゼル姉弟を養う実入りの良い職業といったら、軍人ぐらいしかないのではないかと考えたのです。
> 軍人以外の仕事で姉弟を養うとしたら、辺境惑星で開拓事業に従事とか、宇宙船乗りとかしか私には考えられません。
確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
軍の給料は階級と比例するはずですから。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1875
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:イッチー
- 2002年05月12日(日) 03時09分
> 確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
> 特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
> ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
> ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
> はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
> 軍の給料は階級と比例するはずですから。
その点は私も考えました。ただ、次の点から軍隊は亡命者にとって魅力的だろうと考えました。
一つは、戦争が恒常的に続いており、武勲をたてるチャンスがたくさんあるということです。銀英伝を見ていると、主要キャラは概して出世が早いですが(士官学校を卒業しているか否かにかかわらず)これは常に戦争状態が継続しているためと思われます。特に白兵戦中心の「薔薇の騎士」連隊に配属されれば、宇宙戦艦でオペレーターとかをやっているよりはるかに武勲をたてやすいでしょう。ということは、他に仕事に就くより出世も早く、社会的地位をあげる可能性も高いということです。
二つ目は軍の志願者には何らかの特典があるのではと考えたからです。トラバース法では、軍人になれば、国から支給された養育費を払わなくて良いという特典がありました。亡命者にもそういった特典がある(例えば、一時金が下りるとか)可能性は高いと思います。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1876
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:Merkatz
- 2002年05月12日(日) 09時12分
一つツッコミ。
>このとき、ヤン艦隊には「薔薇の騎士」連隊隊長シェーンコップ少将(37歳)
連隊長は大佐しかなれません。
シェーンコップは将官に昇進したあとはイゼルローン要塞防御指揮官でした。
(連隊長は大佐に昇進したリンツ)
亡命者にとって軍隊は手っ取り早く立身出世できるから、人気は高いだろうと思います。
キルヒアイスが軍人になる可能性は高い。
ただ、亡命者は何が何でもローゼンリッターなんでしょうか?
適材適所を考えたら、艦隊参謀とかしたほうが良い人間だっているでしょう。
もし同盟が制限を設けていないのなら、キルヒアイス同盟軍提督が生まれる可能性もあります。
アスターテ会戦の年、キルヒアイス30歳。
ヤンが28で准将ですから、少将くらいになっているかも。
>帝国諸将
メルカッツが人望・実績ともに充分ながら出世が遅れていたのは、有力な派閥に属していないことでした。
ですから、メルカッツが政治力学において何らかの役割を果たすことはあり得ないと思います。
よってミッターマイヤーは獄死するか、ロイエンタールと同盟に亡命するか、二つに一つ。
他の連中も抜擢されて昇進することが無くなるわけですから、登場が確実に遅れる。
微温的な帝国軍の有り様のままフリードリヒ3世が崩御。
後継を巡ってブラウンシュバイクvsリッテンハイムの帝国を二分する内戦に突入・・・というところですか。
その際、メルカッツが中立を保とうとしてブラウンシュバイクに脅され、やむなく荷担するのは史実どおりか。
しかしよく考えれば、ラインハルトが関わって戦局を左右した戦いの結果がすべて書き換わるから、史実のアスターテの年に帝国・同盟の勢力比がどうなっているかは謎。
ヤンはいてラインハルトがいないから、同盟が優勢勝ち!?
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1877
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:Zero
- 2002年05月12日(日) 11時47分
> > 確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
> > 特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
> > ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
> > ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
> > はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
> > 軍の給料は階級と比例するはずですから。
> その点は私も考えました。ただ、次の点から軍隊は亡命者にとって魅力的だろうと考えました。
> 一つは、戦争が恒常的に続いており、武勲をたてるチャンスがたくさんあるということです。銀英伝を見ていると、主要キャラは概して出世が早いですが(士官学校を卒業しているか否かにかかわらず)これは常に戦争状態が継続しているためと思われます。特に白兵戦中心の「薔薇の騎士」連隊に配属されれば、宇宙戦艦でオペレーターとかをやっているよりはるかに武勲をたてやすいでしょう。ということは、他に仕事に就くより出世も早く、社会的地位をあげる可能性も高いということです。
この辺りは、主観によるモノでしょうが、キルヒアイス、アンネロー
ゼ、ラインハルト(少なくとも彼が自立するまで)の三人が生きて
いくために稼ぐとなれば、「必ず生きていないと」いけません。
キルヒアイスも二人を連れて亡命した以上、二人のその後について
管理の責任を自覚するはずです。多少の実入りの良さで何時死んでも
おかしくない軍人という職業を敢えて選択するでしょうか?
自分が死んだ後、残された二人の事を考えると、軍人(特に、自分の
才覚以外の要素で死ぬ可能性の高い一般兵)はそう易々と選べないと思います。
社会システムを維持するための仕事というのは数多くあります。
それは社会的に重要なものから、末端のモノもあり末端部は保証が
ない故に多少の実入りが良い物もあると思います。キルヒアイスに
とって社会的地位は無くとも稼ぎが良ければその職種は問う必要は
ないかと。極端な話し、日雇いを掛け持ちしたり、ささやかながら
ミューゼル姉弟にアルバイトをして貰うなりで生きていく方が有り
得そうですが。
数年たてば、ラインハルトは自分の生き方を自分で選択していきます。
その後は改めて普通の職求めて、後はアンネローゼと二人でゆったり
と生きていけるのではないでしょうか?
やはり、帝国で軍人への道を選択した事とは大幅に状況が異なります。
アンネローゼを「皇帝」から救うのにそれ以上の権力を手に入れる手段
はそれ以外は無いわけですから。
> 二つ目は軍の志願者には何らかの特典があるのではと考えたからです。トラバース法では、軍人になれば、国から支給された養育費を払わなくて良いという特典がありました。亡命者にもそういった特典がある(例えば、一時金が下りるとか)可能性は高いと思います。
トラバース法とか奨学金制度は、本人に限っての様に思ったのですが。
軍人特典も「軍に従事する者が生きていればこそ」でしょう。
仮に、キルヒアイスが戦死した場合、遺族年金が出る可能性はありま
すが、一般兵ではどれだけの額が望めることか。
まぁ、この辺りが僕の見解です。
もし、キルヒアイスが軍職を選択し、かつ生き残っていけば、
イッチーさんの言われるような状況は想定できるかもしれないですね。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1878
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す
- 投稿者:Zero
- 2002年05月12日(日) 12時10分
> しかしよく考えれば、ラインハルトが関わって戦局を左右した戦いの結果がすべて書き換わるから、史実のアスターテの年に帝国・同盟の勢力比がどうなっているかは謎。
> ヤンはいてラインハルトがいないから、同盟が優勢勝ち!?
100年以上だらだらと戦争が続いていた理由の一つに「地球教」が
あります。彼らにとって、ラインハルトの急激な台頭という要素が
なければその後も同様の状況と作り出せる環境はあったのではない
でしょうか?
帝国の門閥貴族と同盟の政治家、この両者は籠絡するにたやすい存在
であり、帝国においてはラインハルトが権力を掌中に治める状況が
無くなっていますし、同盟においてはヤンは政治家の命令を無視でき
ません。地球教がこの両者の頭を押さえている限り、均衡を図る謀略
を巡らすのではないでしょうか?
只、ヤンが正史通りイゼルローンを落とした後、同盟に有利に働く
様に思いますね。それは10年とか長い目で見た場合ですが。
疲弊していない同盟(正史で言う帝国侵攻前位の)が徐々に帝国領を
浸食(軍事的にも政治的にも)していくという感じで。
でも、ちょっと気になりましたが、イゼルローン要塞設置後、帝国が
そこから版図を広げられなかったのは何ででしょうね?
同盟はイゼルローンがあるからそこから先には進めないわけですが、
帝国は幾らでも進められる環境はあったと思います。
- 親記事No.1850スレッドの返信投稿
- board4 - No.1879
Re:反銀英伝・キルヒアイス亡命す<キルヒアイスは結婚できるのか?>
- 投稿者:優馬
- 2002年05月12日(日) 14時39分
優馬です。
決して揚げ足取りをするわけではないのですが、亡命したキルヒアイスがアンネローゼと結婚する可能性はかなり低いと思います。
そもそも、ラインハルトって皇帝から姉を取り返すために帝国の転覆を企てるという、超シスコン&誇大妄想狂じゃないですか(笑)。
まぁ本人に本当に帝国を転覆させる器量がある(ことになっている)ので、誇大妄想ではないのですが、シスコンの方はまがうことなく超・重症です。それも、すさまじくパワフルなシスコン(銀河を転覆させるほどの!)。キルヒアイスは、このラインハルトの「狂気」に感染していた可能性が大です。
二人ともアンネローゼを「崇拝」していたものと考えられます。
恋愛というのは双方向のものですが、崇拝というのは一方通行。(崇拝「される」方にも結構迷惑だったりして。)
そういうキルヒアイスが、アンネローゼを「女房にする」気になるかというと、まずあり得ない。結婚するためには、アンネローゼを偶像としてではなく、一個の女性として見ることができるようにならなければならないのですが、「ラインハルトさま」なんて言ってラインハルトからマインドコントロールされている間はムリです。もしアンネローゼとちゃんと恋愛できるようになれば、それは狂気からの脱出であり、人間的な成長なので喜ぶべきことなのですが、ラインハルトかそれを許さぬでしょうなぁ。ラインハルトにすれば、姉とキルヒアイスが愛し合うというのは、二人から同時に裏切られることであり、殺されることよりひどい背信と感じるでしょう。
結論。キルヒアイスはアンネローゼとは結婚できない。
結婚できるのは、何らかの形で「シスコン」ラインハルトが排除されたときのみであり、いくつか考えられますが、「ドロドロ度」の高い順に並べますと:
1)結婚に反対するラインハルトが、キルヒアイスに殺される。
一番救いよーのないパターン。ほとんど横溝正史の世界。
2)事故かなんかでラインハルト早逝。
3)ラインハルトがなんらかの形で成長し、シスコンでなくなる。
(あまり可能性はないと思いますが・・・)
うーん、こうして考えてみると、この人たち、亡命しない方がよっぽど幸せですねー。
どうも、失礼いたしました。
> 元々、ラインハルトとキルヒアイスが軍人なったのは、アンネローゼ
> を奪った相手が「皇帝」という、政治・軍事の最高権力者で、それに
> 対抗する手段として選択した訳ですから、キルヒアイスなどは意外に
> あっさりアンネローゼと結婚してささやかに暮らしたかもしれません。
- 親記事No.1726スレッドの返信投稿
- board4 - No.1880
Re:Re1854/1855/1861:まとめレス
- 投稿者:tina
- 2002年05月12日(日) 14時54分
議論からは引かせていただきましたが、一応レスが返ってきたので儀礼的な返事だけ。(笑)
ラインハルトに関しては、触れた私がバカでした。
もうこの議論で納得する事は絶対にないでしょう。お互いに。
一度じっくり議論したいと思いますが、それはまた別のスレッドで。
あ、「主観的な問題」については、私は「ヤンが天秤にかけて判断した事の、判断についての良し悪し」という意味で使ったつもりです。
<この私の主張を打ち破るには、結局のところ「銀英伝本編における『イゼルローン回廊に立て籠もって戦う戦略構想』による勝算が確実に存在する」という前提でも成り立たないことには無理な話なのですよ。>
これはどーでしょうかねぇ。
例えば、ブレーキが壊れた車が壁にぶつかりそうな時に、さらにアクセルを踏もうとしている人に対して「特になにも工夫しないでいても助かる確実な別の方法」を示さねば、「アクセルを踏むという行為が間違っている」といえないのでしょうか?
例えは悪いですが。(笑)
「危険度100%だったものが120%になってしまうからやめなさい」っていうのじゃだめなんでしょうか?
よーするに相対的な問題ですよね。
確かに私もあのまま立てこもるのは有効な戦略ではないと思います。
でも、移動要塞戦略はさらにダメだと思います。
だからヤンもこの戦略をとらなかった。天秤にかけたわけです。
何度も書いたことですが。
「技術的な問題。不可能でないにしても困難。」
「経済的な問題。不可能でなくても大きな負担。」
「焦土作戦を行った時の民衆の心理的な不信」
「移動要塞にしたことによって、今までラインハルトの性格から採らないと確実に分かっていた『要塞破壊』を呼び覚ましてしまう可能性」
「ワープなどによる民主主義の芽を一瞬でつぶしかねないリスク」
「星系が救済を求めてきた時の対応のリスク」
そのほかにも色々議論された事はありましたよね。
百歩譲って、これらの一つ一つのことに対して「可能だ」とおっしゃられる冒険風ライダーさんの主張を全部認めるとしても、それはリスクを背負っての事です。
一つづつに関しては問題なくとも、これだけリスクが集まれば、やっぱり博打のような数少ないメリットを打ち消して危険度120%なんじゃないですか?
千歩譲って、もしも「立てこもり戦略よりはまし」だと仮にしても、それは危険度100%と120%の争いですよね(笑)
「どっちが120%か」で争っていて、なおかつ多分に主観的な推測を取り入れざるをえない。
ヤンの「立てこもり戦略」をケチョンケチョンに言ってますが、どんぐりの背比べです。
「移動要塞戦略」もケチョンケチョンだと思います。
しかも千歩譲った場合の話です。
と、本当ならここまでで終わらせて、「やっぱりヤンはアホじゃなかったんだわ~」なーんていってホッとしている所ですが、残念ながらそうもいかないですね。
「移動要塞長征○万光年戦略」
これはホントすごいっすね。
これならリスクを無視してやるだけの勝算がありますよね。
相対的な話ですが。
これなら危険度50%くらいかなぁ。
ヤンはこの戦略をこそ採るべきだった・・・。
あー。ヤン、アホやー。
いやーでも危険度が100%を切るのはこれしかないってのは悲しい。
民主主義は専制政治に勝てない、というわけなのかなぁ。
そんなことないと思うけどなぁ・・・。