- 親記事No.2289スレッドの返信投稿
- board4 - No.2299
Re:丁寧な回答ありがとうございます
- 投稿者:匿名希望
- 2002年07月11日(木) 00時25分
>ぶしつけな質問になってすみませんでした。
>よく読み直した上でやっぱり理解できませんので、
>もうひとつ質問があります。
>こういうのがいかがわしくないものであると示すためにも、
>小説など書いてみていただいたほうが、
>主張がより明確に皆さんに伝わるんじゃないかな
>ということなんですが、いかがでしょうか?
>
- 親記事No.2289スレッドの返信投稿
- board4 - No.2300
Re:すみません↑
- 投稿者:匿名希望
- 2002年07月11日(木) 01時04分
「>」記入ミスしてしまいました。
読みにくくなったことをお詫びします。
- 親記事No.2289スレッドの返信投稿
- board4 - No.2301
Re:丁寧な回答ありがとうございます
- 投稿者:IK
- 2002年07月11日(木) 11時45分
こんにちは。私は新参者ですが、あなたの文章が少し気にかかったので、レスを送ります。
作品を批評することがどうしていかがわしいと思われるのか分かりません。従って、いかがわしくないと証明するために小説を書く必要性も感じられません。
ちなみに私は小説も書いていますが、公にした以上、批評の洗礼を受けるのは当然のことと考えております。
また、以前、私が書いた通り、このサイトに集う方々は基本的に田中芳樹氏の熱心な読者である、あるいはかつてそうであったと見受けられます。読みもしないで、頭から否定しているのとは訳が違うのです。
私個人の感情を言えば、少なくとも銀英伝の頃の彼はキャラクター造型、プロット作成能力、深い思想性、重厚にして的確な文章力、すべてにおいて卓越した創作家であったと考えています。この人は司馬遼太郎氏亡き後を継ぐべき優れた文明批評家となるであろうと思ったものです。
それに較べて現在の体たらく。何度も嘆息しましたが、銀英伝のあの書き手でもある田中氏をどうしても諦めきれないのです。
多少なりとも「正気」に返って欲しい、おそらくその思いでみなさんは書き込んでいらっしゃるのではないでしょうか。
従って、「田中芳樹を撃つ!」という題名であっても実際に彼を狙撃したい人はいないはずです。
田中氏に対する罵詈雑言はほとんどないはずです。淡々とつむがれる論理の奥に、悲鳴にも似た彼への愛が感じられませんか。
- 親記事No.2271スレッドの返信投稿
- board4 - No.2302
ReX2人口から見た銀英伝
- 投稿者:蜃気楼
- 2002年07月11日(木) 12時20分
>同盟社会の衰退はアスターテの敗戦のみによってもたらされたわけではなく、100年におよぶ帝国との戦争の結果、徐々に進行したものです。
これは少し言葉が足りませんでした。記録的大敗北でもたったの150万人しか死なない戦争をいくら続けても、人口150億の大国で人的資源の枯渇は起こりえないということです。現在日本では年間3万人の自殺者が出ているそうです。同盟に例えるなら、毎年3回アスターテ並みの敗北を喫しているということです。しかし、自殺者のせいで人的資源が枯渇したという話は聞きません。
あと人口問題ですが、クローニング、あるいは人工子宮による大量生産や、その後も、脱出者はいた、などいくつか仮説があるのですが、結局作者のミスというのが1番ありそうな話です。
-
- board4 - No.2303
反創竜伝2
- 投稿者:加藤 紗季
- 2002年07月12日(金) 07時42分
反創竜伝2竜堂4姉妹は私もさんせいです。私は作家志望で登場人物の名前にはけっこう気をつかっています。ど素人の私ですが竜堂4姉妹の名前を考えてみました。
青、赤、白、黒の色をいれて。
蒼海(あおみ)、紅音(あかね)、真白(ましろ)、黎夜(れいや)
地、火、風、水+月で
地月(ちづき)、火月(ひづき又はかづき)風月(ふづき又はかづき)
水月(みずき又はみつき)なんてどうでしょうか?
-
- board4 - No.2304
反創竜伝2
- 投稿者:加藤 紗季
- 2002年07月12日(金) 07時56分
欄が足りないのでもう1度かきます。竜堂4姉妹のネーミング
地、火、風、水+織で
地織(ちおり)、火織(ひおり)、風織(かおり)、水織(みおり)
春夏秋冬で、春夏秋冬の漢字をつかって
春花(はるか)、夏海(なつみ)、秋穂(あきほ)、冬芽(ふゆめ)
春夏秋冬で、春夏秋冬の漢字をつかわないで。
若葉(わかば)、海里(かいり)、紅葉(くれは又はもみじ)、吹雪
(ふぶき)こうゆうのはどうですか・
-
- board4 - No.2305
反創竜伝2
- 投稿者:加藤 紗季
- 2002年07月12日(金) 08時11分
またまたかきます、竜堂4姉妹のネーミング
「創竜伝」では竜堂兄弟の名前は漢字1字で、3字よみなので、
都(みやこ),渚(なぎさ),光,(ひかり)、望(のぞみ)
ちょっとふざけて果物で
花梨(かりん)、林檎(りんご)、蜜柑(みかん)、胡桃(くるみ)
植物関係で
梢(こずえ)、葵(あおい)、楓(かえで)、桜(さくら)
こんなのはどうでしょう?
- 親記事No.2304スレッドの返信投稿
- board4 - No.2306
Re:反創竜伝2 あのー(^^;;
- 投稿者:本平桟九寸尺
- 2002年07月12日(金) 12時13分
> 欄が足りないのでもう1度かきます。竜堂4姉妹のネーミング
> 地、火、風、水+織で
> 地織(ちおり)、火織(ひおり)、風織(かおり)、水織(みおり)
> 春夏秋冬で、春夏秋冬の漢字をつかって
> 春花(はるか)、夏海(なつみ)、秋穂(あきほ)、冬芽(ふゆめ)
> 春夏秋冬で、春夏秋冬の漢字をつかわないで。
> 若葉(わかば)、海里(かいり)、紅葉(くれは又はもみじ)、吹雪
> (ふぶき)こうゆうのはどうですか・
「欄が足りないので」との事ですが、Enterキーを押していくと下へと改行されていきます。前のほうが読みにくいですが、閲覧する上では小さいスレッドが多数立つよりも一個の長いスレッドが立つほうが読みやすいかと思いますので。
>反創竜伝
名前のみが話題に上がることの多い「反創竜伝」ですが。
・家族ではなく、そもそも肉親でない、境遇も考え方もまったく違う。
・「普通じゃない」のが各人で違う。(暗殺術を仕込まれた。アンドロイド。ニンジャ。神懸り。超能力)
・起こる事件を淡々と克服していく、ある意味「大人の態度」(無関心とも言う(-_-;;ゞ)<
性別は女性<
強力な経済的バックアップはある<
でも情報、イデオロギー的バックアップ(あの3人組の事)は無い。<
‥などで書いて反創竜伝としようともくろんでた時期がありました。<
論ここの事は知りませんでした。
-
- board4 - No.2307
「坂の上の雲」を読んで思ったこと
- 投稿者:テム太郎
- 2002年07月12日(金) 17時03分
ベストの中でちょっとだけ触れられてましたが、私もつい最近「坂の上の雲」を読みました。
そこには、銀英伝に書いてある戦略・戦術に関する考え方が全てと言っていいほど網羅されてました。
銀英伝の「超一流の人物が治める専制国家」vs「腐敗した民主国家」というのは、「自分のことを一流と思っている三流の人物が治める専制国家(ロシア)」vs「議会制民主主義を誕生させたばかりの国家(日本)」の丸反対でもあるし。
銀英伝が彼の他の小説に比べ圧倒的に面白く支持が高いのは「坂の上の雲(司馬遼太郎氏)のパクリを上手くやった作品だから」としか私には思えません。
銀英伝の中で語られている戦略・戦術に関する部分は軍事の基礎というより司馬遼太郎氏のオリジナルであり、田中氏がそれをパクっただけなのではないでしょうか?(軍事に詳しくないので良く分かりませんが・・・)
どうも田中氏は司馬遼太郎氏が嫌いなようですが、そうは言いつつも司馬氏の作品は結構読んで影響を受けていると見ました。
- 親記事No.2271スレッドの返信投稿
- board4 - No.2308
同盟衰退の要因
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月12日(金) 19時48分
> これは少し言葉が足りませんでした。記録的大敗北でもたったの150万人しか死なない戦争をいくら続けても、人口150億の大国で人的資源の枯渇は起こりえないということです。現在日本では年間3万人の自殺者が出ているそうです。同盟に例えるなら、毎年3回アスターテ並みの敗北を喫しているということです。しかし、自殺者のせいで人的資源が枯渇したという話は聞きません。
戦前の日本において召集令状がどのようなメカニズムで送り届けられたのかという本を読んだことがありますが、それは軍隊である技能を持った兵士が不足すると、各町村役場兵事係に作成させた名簿のなかから必要な技能を持つ兵士をピックアップして徴兵したそうです。(役場の係が徴兵される人間を決定したというのは誤り)もしも同盟がこの方法を採用していたら、医師や整備士といった特別の技能を持った人々は何度でも徴兵の憂き目にあうとおもいます。その結果、技能を持った人々は社会に定着せず、未熟練労働者でその穴をうめるしかない・・・。ホワン・ルイの懸念はそこにあったのではないでしょうか?
>
> あと人口問題ですが、クローニング、あるいは人工子宮による大量生産や、その後も、脱出者はいた、などいくつか仮説があるのですが、結局作者のミスというのが1番ありそうな話です。
>
明らかに作者のミスです。移民なしでは人口の増加は不可能です。同盟成立の報は帝国辺境に届き、政治犯たちは未知の土地をもとめて次々と脱走した。しかし、帝国はそれを見過ごし続けた。だが、同盟が帝国辺境に進出してきたことで、両国の衝突は不可避となった・・・みたいな描写だと無理がなかったんでしょうけどねー。
- 親記事No.2271スレッドの返信投稿
- board4 - No.2309
Re:同盟衰退の要因
- 投稿者:蜃気楼
- 2002年07月13日(土) 01時25分
>戦前の日本において召集令状がどのようなメカニズムで送り届けられたのかという本を読んだことがありますが、それは軍隊である技能を持った兵士が不足すると、各町村役場兵事係に作成させた名簿のなかから必要な技能を持つ兵士をピックアップして徴兵したそうです。(役場の係が徴兵される人間を決定したというのは誤り)もしも同盟がこの方法を採用していたら、医師や整備士といった特別の技能を持った人々は何度でも徴兵の憂き目にあうとおもいます。その結果、技能を持った人々は社会に定着せず、未熟練労働者でその穴をうめるしかない・・・。ホワン・ルイの懸念はそこにあったのではないでしょうか?
特定の技術者が不足するという可能性は一応考えましたが、100年も戦争を続けていたら初めからそういった技術者は多めに育成しておくと思って特に触れませんでした。
人的資源枯渇の件もやはり作者のミスだと思います。作者にすれば「150万人も1回の会戦で死ぬ戦争を続けたら人的資源が枯渇する。」と考えたのでしょうが実際は「150万人しか1回の会戦で死なない戦争を続けても人的資源は枯渇しない。」のです。
そもそも銀英伝において徴兵制があること自体おかしい気がします。前述したように銀英伝世界では、総力戦の最中であるにもかかわらず動因率はきわめて低いです。これはおそらく戦艦等の建造及び運用にかかるコストが非常に高いためだと推測します。ならばこのような高額の兵器を徴兵されてきた連度の低い者たちに任せるくらいなら、ちゃんと訓練された職業軍人に任せる方が結局安上がりではないでしょうか?だいたい、徴兵しないとまかないきれないほどの人員を抱えているわけでもありません。
- 親記事No.2307スレッドの返信投稿
- board4 - No.2310
Re:「坂の上の雲」を読んで思ったこと
- 投稿者:KUR
- 2002年07月13日(土) 07時41分
こんにちは、KURと申します。
> ベストの中でちょっとだけ触れられてましたが、私もつい最近「坂の上の雲」を読みました。
>
> そこには、銀英伝に書いてある戦略・戦術に関する考え方が全てと言っていいほど網羅されてました。
> 銀英伝の「超一流の人物が治める専制国家」vs「腐敗した民主国家」というのは、「自分のことを一流と思っている三流の人物が治める専制国家(ロシア)」vs「議会制民主主義を誕生させたばかりの国家(日本)」の丸反対でもあるし。
>
> 銀英伝が彼の他の小説に比べ圧倒的に面白く支持が高いのは「坂の上の雲(司馬遼太郎氏)のパクリを上手くやった作品だから」としか私には思えません。
> 銀英伝の中で語られている戦略・戦術に関する部分は軍事の基礎というより司馬遼太郎氏のオリジナルであり、田中氏がそれをパクっただけなのではないでしょうか?(軍事に詳しくないので良く分かりませんが・・・)
田中氏は司馬遼太郎作品を読んでいることは間違いないでしょうが、「坂の上の雲」をパクったというのはちょっと考えすぎではないかと。
作品全体の雰囲気がかなり違いますし、少なくとも、意識的に真似したとは思えません。
よく言われているように、「三国志」にスパイスを加えたと言う解釈でよいのではないかと思います。
あと、戦略、戦術に関して司馬遼太郎オリジナルというのは考えにくい気がします。彼、基本的に歴史小説家ですし………
「銀英伝」の戦略、戦術は司馬遼太郎というより、中国や日本や西洋の兵法書からの引用ではないかと思いますね。
あと、私個人の考えとしては田中氏は日本を舞台にした現代物が突出して苦手なだけで、
銀英伝だけが特別良いというわけではないと思います。
「マヴァール年代記」「タイタニア」「七都市物語」 「アルスラーン戦記」
など、いずれも読者をぐいぐい引き込む力を持っていると思いますよ。
まあ、未完の作品が多いのは問題ですが。このあたり、司馬遼太郎の爪の垢でも飲ませたい気分ですな。
それにしても、このあたりの年齢層を対象にした小説家は、売れてくるとてきめんに筆が鈍るのが面白いですね。
やっぱり、本来は「本格文学」を志向していて、お金のために若者向けの作品を書いている人が多いのでしょうか。
> どうも田中氏は司馬遼太郎氏が嫌いなようですが、そうは言いつつも司馬氏の作品は結構読んで影響を受けていると見ました。
田中氏が司馬遼太郎を嫌いと言うのは初めて聞きました。
まあ、司馬氏は日本のかっこいいところをクローズアップする小説が多いので、田中氏の気に食わないのかもしれませんね。
- 親記事No.2271スレッドの返信投稿
- board4 - No.2311
総力戦概念の欠落
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月13日(土) 08時37分
> 特定の技術者が不足するという可能性は一応考えましたが、100年も戦争を続けていたら初めからそういった技術者は多めに育成しておくと思って特に触れませんでした。
> 人的資源枯渇の件もやはり作者のミスだと思います。作者にすれば「150万人も1回の会戦で死ぬ戦争を続けたら人的資源が枯渇する。」と考えたのでしょうが実際は「150万人しか1回の会戦で死なない戦争を続けても人的資源は枯渇しない。」のです。
>
> そもそも銀英伝において徴兵制があること自体おかしい気がします。前述したように銀英伝世界では、総力戦の最中であるにもかかわらず動因率はきわめて低いです。これはおそらく戦艦等の建造及び運用にかかるコストが非常に高いためだと推測します。ならばこのような高額の兵器を徴兵されてきた連度の低い者たちに任せるくらいなら、ちゃんと訓練された職業軍人に任せる方が結局安上がりではないでしょうか?だいたい、徴兵しないとまかないきれないほどの人員を抱えているわけでもありません。
>
私もどのくらいの兵員が全艦隊で動員されたのか、計算してみたのですが、どう考えても、総力戦という概念にはほど遠いのですね。無理に原作に沿った解釈を試みてみたのですが、人口や経済に関する設定は穴だらけでとても弁護しきれません。白旗掲揚です。(笑)
どうも、銀英伝は古代や中世の戦争観を未来社会にあてはめているので、近現代の総力戦の概念と大きく齟齬がでてしまったようですね。
というか、同盟の人口が16万余から飛躍的に増えるというのは素人が考えてもおかしいとわかるような気がしますが・・・。(苦笑)
- 親記事No.2303スレッドの返信投稿
- board4 - No.2312
Re:反創竜伝2
- 投稿者:優馬
- 2002年07月14日(日) 13時10分
加藤さん、いらっしゃいませ。優馬といいます。
「4姉妹」のネーミング、「四拍子」なものって世の中に結構あるんですね。たいへん興味深く拝見しました。
個人的には、
> 青、赤、白、黒の色をいれて。
> 蒼海(あおみ)、紅音(あかね)、真白(ましろ)、黎夜(れいや)
というのが、竜身に変身時とのイメージの重なりと広がりがあって好きです。ちょっと風変わりな名前であるところも、らしくて良いと思います。
例えば、キャラ造形はこんな感じでしょうか?
蒼海(あおみ)
四姉妹の長女。歴史家を志し、多少浮世離れしたところがあるが、深い知性と胆力を兼ね備え、竜堂家の家長として妹たちに慕われている。
23歳 共和学院(元)教師
紅音(あかね)
四姉妹の次女。冷たく冴えわたる美貌の底に炎の情熱を秘める。鋭利な知性に裏打ちされた毒舌家でもある。19歳 共和学院大学文学部二年生
真白(ましろ)
四姉妹の三女。スポーツ万能にして夏空の雲のような快活明朗さを兼ね備えるため、下級生の少女にファン多し。年頃の少女として自らの底知れぬ食欲が悩みのタネ。15歳 共和学院高等部一年生
黎夜(れいや)
四姉妹の四女。底知れぬ夜の深みを湛えた漆黒の瞳と長い黒髪が日本人形のような美少女。年の割には幼く見え、姉たちから何かとかばわれ、面倒を見られている。13歳 共和学院中等部二年生
鳥羽茉理に相当するキャラをどうするかはおいおい考えるとして・・・
三女・真白が「自分の食欲について真剣に悩んでいる」というのは作劇的にオイシイような気が。
-
- board4 - No.2313
半銀英伝?・大日本英雄伝説
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月14日(日) 20時27分
1868年、明治新政府の方針に反発する江戸幕府・海軍副総裁、榎本武揚を中心とする旧幕臣たちは、蝦夷(現在の北海道)に渡り、蝦夷を支配していた松前藩を打ち破ると、榎本を総裁とする新国家を樹立した。総裁をはじめ、政府の閣僚は選挙で選ばれ、榎本の国は「蝦夷共和国」と呼ばれ、諸外国は事実上の独立国として扱った。蝦夷共和国の力の源泉は当時の日本で最強の旧幕府海軍を保有していたことにあったが、旗艦「開陽」が沈没したことで蝦夷共和国の海軍力は弱体化し、箱館戦争によって明治新政府軍が蝦夷を制圧すると、蝦夷共和国は消滅したのである・・・。
しかし、もし、「蝦夷共和国」が消滅しなければ、近代の日本史は銀河帝国ならぬ大日本帝国と自由惑星同盟ならぬ蝦夷共和国との戦い・・・まさに銀英伝の世界となっていたのではないでしょうか?で、もしも「開陽」が沈没しなければ・・・。
1869年、蝦夷の制圧を目論む明治新政府軍(大日本帝国軍)は津軽海峡海戦で蝦夷共和国軍に敗退。蝦夷共和国は独立を確かなものとした。そして、明治維新に不満を持つ士族たちを吸収して、蝦夷共和国はますます国力を拡張させていった。1873年、征韓論をきっかけに西郷隆盛・板垣退助・江藤新平らが帝国政府を去るが、鹿児島に帰郷した西郷以外は蝦夷共和国に渡り、共和国建設に尽力した。帝国政府は何度も蝦夷を攻略しようとしたが、蝦夷の海軍力に圧倒された。初代総裁・榎本が亡くなると、蝦夷共和国は広大な石狩平野の真ん中に新首都・榎本市を建設し、榎本記念大学には巨大な「国父・榎本武揚」の像を建設した。
しかし、1930年代には蝦夷共和国の指導者たちは次第に建国の理想を忘れていき、腐敗していった。一方、帝国内部でも民衆の苦しみをよそに財閥・政治家たちは私利私欲におぼれていた。このとき、帝国に一人の軍人天才が出現する。姉を海軍指導者に妾として奪われた青年士官は友人とともに青年将校のクーデター計画に参加していく・・・。一方、蝦夷共和国でも一人の奇才が名の上げようとしていた。函館に上陸した帝国軍から民間人を救出し「函館の英雄」と呼ばれた男。この両名がその後の日本民族の歴史を大きく変えていくことになる・・・。
榎本武揚はアーレ・ハイネセンだったわけですね。(笑)そして、クラークの像の代わりには「国父榎本武揚」の像がかざってあるわけですね。(笑)ところで上記の設定でラインハルトにあたる人物とヤンにあたる人物については好きな名前をあてはめて続きを書いてください。(笑)
- 親記事No.2313スレッドの返信投稿
- board4 - No.2314
Re:半銀英伝?・大日本英雄伝説・補足
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月15日(月) 05時43分
私が一見、関係ない大日本帝国と蝦夷共和国の話をしたのは、ローエングラム王朝が明治の日本に似ていると思ったからです。
・数百年続いた封建制を打破している点(鎌倉時代から数えれば700年におよぶ武士の支配を明治維新は打ち倒した。ラインハルトは500年続いたゴールデンバウム朝を倒した)
・下級の貴族や平民が「革命」の中心となっている点(明治維新はご存知のように下級武士が中心でした)
・旧来の支配階級の特権を廃止しているが、完全に支配権は否定していない(明治政府は武士の特権は廃止したが、華族・士族などの身分の呼称は残した。ラインハルトは門閥貴族の領地を没収したが、貴族制を否定したわけではない)
・皇帝と革命の功臣による独裁政治
・上からの革命
さらにローエングラム朝がユリアンの求めた憲法と議会を制定すると、皇帝専制を前提としたものがつくられると思いますが、それって大日本帝国憲法と帝国議会みたいなものじゃないでしょうか?ちなみに当時の自由民権運動家がつくった憲法草案では国民の権利は皇帝(天皇)によって保証されるとなっていたそうで、国民主権という考え方は明治時代の日本ではほとんど存在しなかったそうです。う~ん、自由民権派って、銀河帝国の改革派に似た思考回路だったのだなあ。
田中芳樹はおそらく、戦前の大日本帝国を明治時代であっても否定する考えの持ち主で、司馬遼太郎とは相容れない思想の持ち主と思いますが、銀英伝の世界観が司馬史観に近づいているのは矛盾しているような気が・・・と思っていたところで、蝦夷共和国の話を思い出して、これって銀河帝国=大日本帝国に対する自由惑星同盟じゃないかと思い、投稿させていただいたわけです。
-
- board4 - No.2315
本平桟九寸尺さんへ
- 投稿者:加藤紗季
- 2002年07月15日(月) 07時32分
アドバイスをくださって、どうもありがとうございました。
本平さん(お名前がながいので、失礼ですが最初の2字でよばさせていただきます。)のいうとおり名前もだいじだけど、内容(設定)はもっとだいじだとおもいました。本平さんの意見の「家族ではなく、そもそも肉親ではない、境遇も考えかたもまったく違う。」の「家族ではない」は奇抜でいいとおもいます。私みたいな小娘が人様に意見するのは大変生意気なことだとおもいますが、「家族ではなく、そもそも肉親ではない」とすると、いざというときに結束力の面で少し不安がのこります。私の考えは、「腹違いの姉妹」という設定です。自分たちの異常な力(本編と同じか、違うかは今は保留ということで)の謎+自分たちの父親(母親は4人とも違う)は誰か?という謎も加わり、話がひろがると思います。またご意見を聞かせてください。
-
- board4 - No.2316
イッチーさんの捕捉
- 投稿者:匿名希望
- 2002年07月15日(月) 09時04分
ちなみに当時の自由民権運動家がつくった憲法草案では国民の権利は皇帝(天皇)によって保証されるとなっていたそうで、国民主権という考え方は明治時代の日本ではほとんど存在しなかったそうです。う~ん、自由民権派って、銀河帝国の改革派に似た思考回路だったのだなあ。
>>帝国憲法下において、民主主義という言葉は使えませんでした
したがって、「民主主義」の同義語として「民本主義」という言葉を使っていました。
だから、民主主義という言葉がなかっただけで、思想的なものは存在していました
- 親記事No.2313スレッドの返信投稿
- board4 - No.2317
Re:半銀英伝?・大日本英雄伝説
- 投稿者:優馬
- 2002年07月15日(月) 15時47分
優馬です。蝦夷共和国の話、とても面白いですね。
What if 型の仮想歴史SFとしても、着眼点が面白い!
ただまぁ無粋を承知で申し上げるんですけど、もし「蝦夷共和国」が出来ていたとしたら、ロシアとの関係はどうなっていたのでしょう?
独立間もない蝦夷共和国が、ロシア海軍をも撃破できたというのはさすがに考えにくい(バルチック艦隊までは投入されないにせよ)。そうすると、ロシアに奪られるか保護領とされるか。そうすると新生・明治日本の独立はアッという間に風前の灯火ですね。
もし小説にするのなら、榎本武揚がどんな権謀術数を用いてロシアの干渉をいかに斥けるかというあたりがうまく描けるかどうかということになりそう。
・・・やっぱり、大宇宙に国が二つ(フェザーン入れても3つ)というのは不自然なんでしょうなぁ。五胡十六国になってもヨイのに。
- 親記事No.2313スレッドの返信投稿
- board4 - No.2318
Re:半銀英伝?・大日本英雄伝説
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月15日(月) 18時11分
> 優馬です。蝦夷共和国の話、とても面白いですね。
> What if 型の仮想歴史SFとしても、着眼点が面白い!
ありがとうございます。小説として売り出せばけっこう受けると思うのですが、誰か書きませんかねえ。(私はいささか自信がない)
>
> ただまぁ無粋を承知で申し上げるんですけど、もし「蝦夷共和国」が出来ていたとしたら、ロシアとの関係はどうなっていたのでしょう?
>
> 独立間もない蝦夷共和国が、ロシア海軍をも撃破できたというのはさすがに考えにくい(バルチック艦隊までは投入されないにせよ)。そうすると、ロシアに奪られるか保護領とされるか。そうすると新生・明治日本の独立はアッという間に風前の灯火ですね。
>
> もし小説にするのなら、榎本武揚がどんな権謀術数を用いてロシアの干渉をいかに斥けるかというあたりがうまく描けるかどうかということになりそう。
もともと江戸幕府とフランスは良好な関係を持っていて、当時、フランスは幕府から受注されていた「甲鉄」という軍艦の建造をおこなっていました。しかし、「開陽」沈没の報を聞いて、明治政府に売ってしまいました。もしも、開陽が沈まなければ、フランスは蝦夷共和国に肩入れしていたかもしれません。それに当時はアメリカがアラスカをロシアから購入した時期で蝦夷に対する関心も高かったでしょう。フランス・アメリカの力を借りながらなんとなくロシアに対抗できないでしょうか。
>
> ・・・やっぱり、大宇宙に国が二つ(フェザーン入れても3つ)というのは不自然なんでしょうなぁ。五胡十六国になってもヨイのに。
宇宙開発がすすんでも、私も世界政府が誕生するとは思えません。日本系・アメリカ系・ヨーロッパ系・中国系・ロシア系の政府が宇宙につくられ、いつまでも対立していそうな気がします。
- 親記事No.2316スレッドの返信投稿
- board4 - No.2319
Re:イッチーさんの捕捉
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月15日(月) 18時22分
> >>帝国憲法下において、民主主義という言葉は使えませんでした
> したがって、「民主主義」の同義語として「民本主義」という言葉を使っていました。
> だから、民主主義という言葉がなかっただけで、思想的なものは存在していました
「民本主義」というのは大正時代になってから出来た言葉ですね。自由党がフランス流の共和政治を理想に掲げるなど、明治時代は民主主義に対しても割合自由に論議することができました。それでも、「抵抗権」まで含めた最も過激な憲法草案とされた植木枝盛の憲法草案でも天皇はアメリカ大統領に擬せられ、強大な権利が付与されていました。ここからは、私見なのですが、江戸時代末期、日本にはナポレオンの存在が紹介され、閉塞化した社会を打ち破る英雄として知識人の間で崇拝されていました。明治時代になっても、ナポレオン=明治天皇として天皇の力で国民の権利を伸長させようという考え方が残ったのではないでしょうか?明治時代の日本人にとって、明治天皇はナポレオンであり、ラインハルトであったのです。(私は司馬史観に完全に与するものではありませんが・・・)
- 親記事No.2316スレッドの返信投稿
- board4 - No.2320
md
- 投稿者:駆け出し
- 2002年07月15日(月) 18時40分
駆け出しでございます。
横レスで失礼いたします。
イッチーさんの書き込み、興味深く拝読いたしました。
もし、蝦夷共和国が成立していたとしたら、希代の喧嘩屋・土方歳三はどうなっていたでしょうね?
戦略戦術家としての土方のすごみは、榎本をはるかにしのくとおもうのですが。いかがなものでしょうか?
-
- board4 - No.2322
お返事です
- 投稿者:ROM専
- 2002年07月16日(火) 06時59分
ROM A様へ
はじめまして.わたくしがなぜわざわざ書き込むかといえば,S.K氏から被った不快感の表明もございますが,同時に管理人氏への管理責任能力への疑問の表明でもあります.
Merkatz氏の件もS.K氏の件も,管理人氏が適切な処置をしておれば防げたというのが私の見解です.
ですから,掲示板上に書き込む必要がございました.
その点をご承知置きくだされば幸いです.
もし,S.K氏からわたくしの見解について異論がありましたら,ここで続ける意思はございません.
ですからこれ以上,ここが荒れることはありませんのでご安心ください.
ただ,わたくしは諸事情があり書き込みは不定期になりますし,メールもパソコンのものはやはり不定期にしか確認できません(メールは携帯を活用しております).
そういう事情を汲んでもらった上で,相手方に場所を用意していただくしかないのですが,それでよろしければ対応いたします.
管理人様へ
回答ありがとうございます.
そのような事情でしたらやむをえませんね.
一連の流れからひょっとして放任する事が最上の管理だと思っているのではと,わたくしには思えましたので,失礼かと思いましたが口を挟んでみました.
議論場の運営はなにかと難しいでしょうが,今後も「田中芳樹を撃つ!」が発展することを応援しております.
- 親記事No.2322スレッドの返信投稿
- board4 - No.2323
良い方法を教えて差し上げます(R指定:出来ればROM専さん専用)
- 投稿者:S.K
- 2002年07月16日(火) 10時28分
ROM専さん
相変わらず「接続機会が少ないから」「携帯メールだから」で逃げ隠れしつつ他人様にその浅薄極まる洞察力で好き勝手を申す厚顔無恥な態度に感心します。
他人に「出て行け」と仰りながら「都合が悪くて名前もメアドも出せないし(旗色が悪くなったらすぐ逃げるつもりなので)また来るかも判らない」とはまた余程「『匿名性』というママのスカートの陰に隠れた“ワルモノ”退治」は貴方にとって面白いのでしょうね。
1回くらいはありかと思っておりましたが、ROM Aさんには悪いと思いますが2回は少々しつこいので害虫駆除をさせていただきます。
さてROM専さん、貴方のご不快に関してのみ責任をとって貴方の帽子の台代わりの頭では思い付かない名案をお教えしますので読み終わり次第実行しなさい。
首を吊っても手首を切っても結構、出来るだけ関係者が処理に困らない方法で貴方がこの世から退場なさい。
九割九分これで貴方が私の「不快な投稿」とやらを見る事は以後有り得ますまい。
貴方のような匿名性に隠れている罪悪感も持たず深い洞察も無しに人様に責め咎めを一方的に行うような「社会の汚物」がそうなって残念がるのは、精々貴方をタカリのカモにしていた立ちの悪い小学生くらいの物で、おそらくは親御さんでさえ貴方のような「家の恥」がいなくなって内心ホッとなさる事は請合えますね。
ひょっとしたら「馬鹿な子ほど可愛い」のかも知れませんが、それはそれで貴方という「生きる公害」「先天性禁治産者」から愛情深い親御さんを解放してさしあげる、貴方程度でも可能な唯一の親孝行と言えましょう。
貴方の愚にもつかない投稿2つと私の「害虫駆除」で田中芳樹作品論に関係ないリソースの無駄使いを3つもしてしまいました。
と言う訳で一刻も早くこの世から出ていきなさい、「ROM専」を名乗って「ROM」という一般名詞を面汚すしか能の無い糞蝿君。
追記:どうせ私の「名案」に従う良識と勇気は貴方にはないでしょうから今のうちにこれは「厳命」します。
次のタワゴトは私にメールで言いなさい。
貴方の様な虫にもご友人がいたり一寸した買い物をできる私財があるならそれを有効に活用して私と直接話してみるのもいいでしょう。
携帯メールでも日時の打ち合わせくらい出来るでしょう?
ママ同伴でも構いませんよ(笑)。
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- board4 - No.2324
Re:md
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月16日(火) 13時11分
> もし、蝦夷共和国が成立していたとしたら、希代の喧嘩屋・土方歳三はどうなっていたでしょうね?
>
> 戦略戦術家としての土方のすごみは、榎本をはるかにしのくとおもうのですが。いかがなものでしょうか?
駆け出しさま、初めまして。
実は私は、明治史に詳しいわけではなく、土方歳三についてもよくわからないのですが、調べてみると、土方は蝦夷共和国では陸軍奉行並(陸軍次官の意味か?)となっているのですね。しかし、共和国の基盤が固まれば、その名声からして、国防の責任者、あるいは総裁(国家元首)にも推されたのではないでしょうか?
蝦夷共和国の建国から描いても「大日本英雄伝説」の登場人物には事欠かないようですね。(すいません。土方については日テレの年末時代劇「五稜郭」で渡哲也が演じていたことくらいしか知らないのです・・・)
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- board4 - No.2325
Re:蝦夷共和国
- 投稿者:イッチー
- 2002年07月16日(火) 13時22分
> ロシアの問題もさるものながら、フランスとイギリスの代理戦争のしんぱいもあるのでは
その心配はありますね。榎本は最初、朝廷に蝦夷地の開拓権を自分に与えるよう訴えていたそうなので、一番良いのは明治政府に勝利を収めた後に、蝦夷地の支配権を朝廷に返上する見返りに蝦夷地を自治区として、榎本自ら自治政府首班に就くのが良いのではないでしょうか?バーラト自治区みたいな感じで。鉱産資源に恵まれ、広大な土地を持つ蝦夷自治区の方がバーラト自治区より展望は明るいと思いますが・・・。
フランス・イギリスが介入するというシナリオはかなり複雑になりそうですね。しかし、すぐフランスは普仏戦争に突入して、プロイセンに敗れるので蝦夷共和国に介入する余裕はなくなるのではないでしょうか?