- 親記事No.2523スレッドの返信投稿
- board4 - No.2566
私も久しぶりです!
- 投稿者:tina
- 2002年08月29日(木) 14時49分
> こんばんわ。前回、初カキコしましたさちぼんです。
> 感想を書いて以来、こちらの提示版にお邪魔していなかったのですが、今日覗いてみたら、なんと私にレスが!! ありがとうございました。多忙だったとはいえ、せっかくのtinaさんのレスを、長い間書き逃げしたような形にしてしまって申し訳ありませんでした。
いやはや、私もしばらく見ていないうちに書き込みがあれよあれよと・・・。
私もぜひとも議論に参加したいです・・・。
でもね、八月の最後の一週間っていうのは「ある人種」にとってはめちゃめちゃ忙しいんですよ(笑)
皆さんも経験した事はおありでしょうが・・・。
という事で、今もまだこれだけしかカキコできません・・・。
9月の最初の週が終われば一気に暇になるんですけどね!
ああ、鬱だなぁ・・・。
誰か手伝って・・・。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2567
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:A.Na
- 2002年08月29日(木) 15時49分
いつも、ROMばかりで、ここに投稿するのはずいぶん久しぶりになります。
私の意見としては、ほぼイッチーさんと同様ですが、細部について指摘したいと思います。
> 1.ジェシカが反戦運動に参加した動機が恋人の戦死であったこと。それではラップが戦死しなければ、彼女は帝国との戦争に賛成し続けていたのでしょうか?
ジェシカは、ラップの戦死以前は帝国軍との戦争に賛成だったのでしょうか?
私の憶えている限りでは、ラップの生前にそういった意見を発した事はなかった筈ですが。
> 3.彼女が勇気ある人である事は認めますが、スタジアムの虐殺のときも自分ひとりで反対を唱えればよかったわけで、市民を巻き添えにした責任を彼女は免れ得ないと思います。
彼女に全く責任がないとは思いませんが、そもそも同盟史上、クーデターが起きたのはこの救国軍事会議が初めてではないでしょうか。
だから、軍が非武装の民間人に対して銃を向ける可能性について考え方が甘くなっていたのかもしれません。
また、クーデターの首謀者が穏健派のグリーンヒル大将だったため、いきなり銃撃戦になるなどとは思わなかったのではないでしょうか。
ジェシカ自身はそこまで思慮が及んでいたとは思いませんが、一般参加者が十万人も集まったのは上記の理由によるものでは?と
推測します。
ちなみに、ジェシカを殴り殺したのはクリスティアン大佐という名前だったと記憶しています。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2568
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:Ken
- 2002年08月30日(金) 00時48分
IKさん、こんにちは、
>あのような台詞が無意識にでも許されるのはやはり女性だからでしょうか
というよりも、トリューニトという男の卑怯さを強調し、銀英伝読者&視聴者の共感を得るには、糾弾者が女性の方が効果的、という作者の計算があったに違いない、と思います。
ただし、筋論からいえば、ジェシカがトリューニヒトに「あなたはどこにいますか」と言うのは正当でも、同じ言葉を彼女に言うのは不当で、これには男女は関係ないでしょう。なぜなら、ジェシカは、彼女や彼女の婚約者を含めて、誰も戦場へ送るべきではないと主張しているのに対し、トリューニヒトは、自分では行こうとしない戦場へ、他人を大量に送ろうとしているわけですから。つまり、あの場に限っていえば、ジェシカがなじっているのは、トリューニヒトの主戦論ではなく、彼のダブル・スタンダードなのです。
私が残念に思うのは、ジェシカの対抗者として物語に出てくるのが、トリューニヒトのように、戦争を権力獲得の道具と考える人物か、もしくは救国軍事会議のように、勝つためには人権を無視してもよいと考える連中だけだったことです。読者&視聴者にとって、この争いは、はじめからモラル面でジェシカが勝っていたのだし、作者はそうすることで、「同盟は帝国と戦うべきか、それとも和すべきか」という最も本質的な議論の場に、ジェシカを一度も立たせることなく、物語から退場させてしまいました。
もしもジェシカが長生きしていれば、ラインハルトの覇権樹立後に、ヤンやその後継者たちが、イゼルローンに拠って、民主政治のために戦い続けたときこそ、彼女の思想信条の真価を問われたでしょう。ジェシカに恋する(^^)私としては、そうなったらジェシカはヤンやユリアンを支持したはず、と思いたいところですが。
>大きな戦争を避けるために小さな戦争をしなければならないという例は歴史上いくつもあります。
おそらくそうなのでしょう。
「大きな戦争を避けるため」だけでなく、この世には、戦争にうったえても守らねばならないものがある、という考えに私も賛成します。そして、そのことは銀英伝の作者の考えでもあり、だからこそ、ヤンたちは、ラインハルトが築いた体制の下で、全人類が当面はつつがなく暮らせることを承知の上で、なおイゼルローンに拠って戦い続けたのでしょう。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2569
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:IK
- 2002年08月30日(金) 01時51分
Kenさん、こんにちは。
中国史の件、今、いろいろとまとめています。まとまったらそのうちまた書きますね。その場合は新しいスレッドを立てることになるでしょうけど。何しろここは皆さんの書き込みスピードが速くて、前のスレッドははるか下になっているもので(笑)。こんな掲示板、他に見たことがないですね(笑)。
> というよりも、トリューニトという男の卑怯さを強調し、銀英伝読者&視聴者の共感を得るには、糾弾者が女性の方が効果的、という作者の計算があったに違いない、と思います。
そういう計算はあったかも知れないですね。私だったら実際に戦場に立ったことない女性ではなくて、老兵などに言わせたほうが抵抗感がないですけど。こういっては何ですが、私は彼女の台詞に「守って貰って当然」という意識を感じたのだと思います。あんまり言うと膨大な「論文」になってしまうのでやめますが。
> ただし、筋論からいえば、ジェシカがトリューニヒトに「あなたはどこにいますか」と言うのは正当でも、同じ言葉を彼女に言うのは不当で、これには男女は関係ないでしょう。なぜなら、ジェシカは、彼女や彼女の婚約者を含めて、誰も戦場へ送るべきではないと主張しているのに対し、トリューニヒトは、自分では行こうとしない戦場へ、他人を大量に送ろうとしているわけですから。つまり、あの場に限っていえば、ジェシカがなじっているのは、トリューニヒトのダブルスタンダード…
これについてはそうそうダブルスタンダードだとも思いませんよ。トリューニヒトは元首なんだから、前線で銃を取るよりもやるべき仕事があるはずで、それを実戦に出ていないから駄目だというのは「生活感あふれた」矮小化だと思いますけど。
兵を戦場に送るなという議論はジェシカ・エドワーズ個人の見解なのですよね。トリューニヒトはまったくそうは思っていない訳だし、その見解のもと国民に選ばれている訳です。
彼女が非難すべきなのはトリューニヒトではなく同盟市民ではないでしょうか。非難に値するのだとすれば、の話ですが。
>ジェシカに恋する(^^)私としては、そうなったらジェシカはヤンやユリアンを支持したはず、と思いたいところですが。
ああ、でもジェシカ自体は私もかなり好きです。
「出ておいき、おまえたちのいるべきではない場所から!」
読むたびに背筋をきりきりとさせる台詞ですね。彼女がある種の勇者であったことは決して否定しません。
>大きな戦争を避けるために小さな戦争をしなければならないという例は歴史上いくつもあります。
>
> おそらくそうなのでしょう。
> 「大きな戦争を避けるため」だけでなく、この世には、戦争にうったえても守らねばならないものがある、という考えに私も賛成します。そして、そのことは銀英伝の作者の考えでもあり、だからこそ、ヤンたちは、ラインハルトが築いた体制の下で、全人類が当面はつつがなく暮らせることを承知の上で、なおイゼルローンに拠って戦い続けたのでしょう。
国家が戦争に訴えてでも守るべきものは国民の生命と自由、そして財産、これしかありません。これが侵食されるのを座視したがために、全力で叩き潰さなければならないほどに事態が悪化した例を上の文章は指しています。
ゆえにヤン・イレギュラーズと8月の新政府の行動に対する評価は今のところ保留とさせて下さい。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2570
Re:ヨブ・トリューニヒト氏、ヤン・ウェンリー氏 権力への道
- 投稿者:イッチー
- 2002年08月30日(金) 02時10分
> ジェシカ…あまり深く考えたことがなかったんですが、そう言えば、確かに彼女の言動は未熟なのかも知れないですね。
> OVA版では、救国軍事委員会のクーデター失敗後、ハイネセンにはジェシカの像が建てられたようです。
> 例えば、ヤンやジェシカの和平案を仮に推し進めていったとして、それは同時に帝国の現状を容認するということに他ならないんですね。まあ、それはそれでいいのかも知れませんが、一方でおびただしく帝国内に存在するであろう政治犯、弱者差別などを容認することでもある、それはそれで分かって欲しいと私は思います。
>
トリューニヒトなら、したり顔で「おお!彼女こそ同盟国民の鏡」とか言って像を建てて、自分の支持拡大に利用しそうです。(彼女はそんなことを望まないでしょうが)
しかし、私は政治にはそういうしたたかさも必要だと思います。で、私が不満なのはジェシカやヤンのような反戦派にはそういったしたたかさがないことです。彼女らは正面から権力にぶつかっていき、散っていきましたが、それは単なる自己陶酔に過ぎなかったと思います。理想家のラインハルトですら、オーベルシュタインという策士を使ったように、権力を得るために(あるいは自らの理想を確立するため)にはある程度のしたたかさをもって策略を使うことは必要不可欠であるのに、敢えてそれをしませんでした。ただ、視野の広さに限界のあるジェシカや根っからの武人であるビュコックにそういった役割を求めるのは酷なような気がしてきました。やはり、ここはヤンが一肌脱ぐべきだったと思います。なぜなら、彼はすべてを見通していたわけですから。それに彼のもとにはシェーンコップやバグダッシュ(クーデター以後の参加ですが)といった策略を練って実行できる部下もいたわけですし。ヤンは自分は権力を求めるつもりはないとして、誰か代わりに実行できる政治家の出現を待っていましたが、それならば、レベロなりルイなり自分の理想を代わりに実行できる政治家を積極的に実行できる部下を探すべきでした。
ヤン最大の懸念はラインハルトを倒すことによって帝国国民を途端の苦しみに突き落とすことだったことのように思われますが、ならば、クーデター発生の危険を同盟軍内部に喚起して同盟の団結を固めた上でフェザーンを占領し、銀河帝国の航路図を入手。帝国の内戦に際しては中立を宣言し、ラインハルトの覇権確立を妨害せず、ラインハルト覇権成立後は帝国と講和を結ぶという過程を踏めば、帝国・同盟共にある程度満足出来る(国内体制的には)結果に終わったのではないでしょうか。
> 何とはなく気になっていたことがひとつ。ジェシカがトリューニヒトらを指して、「あなたがたはどこにいたんですか!」と糾弾した時、私は思わず「あなたこそどこにいたんですか」と突っ込んでました。
> やっぱり、あのような台詞が無意識にでも許されるのはやはり女性だからでしょうか。男だったらそれこそ、「おまえこそどこにいたんだ!」という反撃を当たり前のものとして予想するからそうそうあのようなことは言えないものですけど。
同盟軍は女性も参加できますから、「じゃあ、今度はおまえが戦争に行け」と言われる可能性もありますよね。世の中には自分が安全なところにいて、弱者にばかり犠牲を強いる人間はいくらでもいますから、ジェシカのような追及はあってもいいと思います。(例えて言うならば、バブルを散々あおっておきながら、今度は改革の痛みに耐えよとか言っている今日の日本の経済官僚・政治家・経済評論家等)ただ、それがトリューニヒトにあてはまるかどうかというのは疑問です。彼が軍隊内であそこまで絶対的な支持を集めることが出来たのは、かなりマメに末端の兵士から高級将校に至るまで声をかけ、いろいろ世話をしてきたからでしょう。クーデター派に参加しながらトリューニヒト逃亡を助けたベイ大佐ももしかしたらトリューニヒトになにか恩義があったのかもしれません。トリューニヒト派を単なる利権集団とだけ見るのはまちがいかもしれません。
>
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2571
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:イッチー
- 2002年08月30日(金) 02時22分
> いつも、ROMばかりで、ここに投稿するのはずいぶん久しぶりになります。
A・Naさま、初めまして。
>
> 私の意見としては、ほぼイッチーさんと同様ですが、細部について指摘したいと思います。
>
> > 1.ジェシカが反戦運動に参加した動機が恋人の戦死であったこと。それではラップが戦死しなければ、彼女は帝国との戦争に賛成し続けていたのでしょうか?
>
> ジェシカは、ラップの戦死以前は帝国軍との戦争に賛成だったのでしょうか?
> 私の憶えている限りでは、ラップの生前にそういった意見を発した事はなかった筈ですが。
帝国との戦争に反対する人(反戦派)が軍人と婚約するでしょうか?結婚したら、ラップは軍人を辞め、夫婦で平和運動に邁進するという設定もなかったような気がしますが・・・。
>
>
> > 3.彼女が勇気ある人である事は認めますが、スタジアムの虐殺のときも自分ひとりで反対を唱えればよかったわけで、市民を巻き添えにした責任を彼女は免れ得ないと思います。
>
> 彼女に全く責任がないとは思いませんが、そもそも同盟史上、クーデターが起きたのはこの救国軍事会議が初めてではないでしょうか。
> だから、軍が非武装の民間人に対して銃を向ける可能性について考え方が甘くなっていたのかもしれません。
>
> また、クーデターの首謀者が穏健派のグリーンヒル大将だったため、いきなり銃撃戦になるなどとは思わなかったのではないでしょうか。
> ジェシカ自身はそこまで思慮が及んでいたとは思いませんが、一般参加者が十万人も集まったのは上記の理由によるものでは?と
> 推測します。
救国軍事会議が集会・結社の自由の廃止を布告している以上、断固たる措置をとることは目に見えていたでしょう。おそらく、市民たちはヤン艦隊勝利のニュースをどこからともなく聞いて今にも救国軍事会議が崩壊さするような錯覚を抱いたのでしょう。ジェシカの役割はそのような市民をたきつけることではなく、自省を呼びかけることだったと思われます。
>
> ちなみに、ジェシカを殴り殺したのはクリスティアン大佐という名前だったと記憶しています。
そのとおりです。クリスチアン大佐です。エベンスは経済統制担当の将校です。
>
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2572
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:イッチー
- 2002年08月30日(金) 02時33分
概ね、蜃気楼さんと同じ意見なのですが、一点だけ気になった点を。
> スタジアム虐殺については巻き込まれた市民たちも自分の意思でやったことなので自己責任でありジェシカが責められるべきだとは思いません。ただ、危険性を予測できなかったのは軽率です。(これは市民についても言えることです。)
> 集会自体は危険を承知でやる価値があったと思います。ハイネセン市民が軍事委員会に服従したのではないことを示すことは政治的に意味があります。今後のクーデターを抑止する効果がありますし、何よりも解放軍が第2の軍事委員会になることを防げます。シェーンコップはそれに近いことをヤンにそそのかしていましたし。
> この集会については何故か「ワルシャワ蜂起」を連想しました。「どの道助かるのに何故命をかけてまで支配者に抵抗するのか」という点で。
>
私はあの時点で市民集会を開いたのは早すぎたと思います。一番のタイミングは少し小ずるいですが、ヤン艦隊と救国軍事会議の戦闘がハイネセン上空で始まったときだと思います。(実際には戦闘にならずにアルテミスの首飾りをヤンが破壊したので、その直後でも可)そのときに一斉に市民を蜂起させれば、ハイネセン市民が救国軍事会議を支持していなかったことを証明できるうえに、ハイネセンを市民独自の力で解放することによって解放軍にたいして、市民側も対等な地位を要求できます。救国軍事会議はヤン艦隊との戦闘に躍起になっていて、とても弾圧までには兵をまわせないでしょうから、被害も最小限ですみます。私が一番がっかりしたのはトリューニヒトがなぜそれをやらなかったかということです。解放後にのこのこ出てきても「逃げていた」という印象はぬぐいきれないですし、ヤンが密かにトリューニヒトを始末してしまう(ヤンはやらないでしょうが)可能性だってあります。ワルシャワ蜂起はソ連軍が迫っているという状況を見越して行われたはずです。ただ、ソ連軍は市民側の意図を見抜いて、わざと見殺しにしましたが。
- 親記事No.2466スレッドの返信投稿
- board4 - No.2573
Re:tinaさんじゃないけど
- 投稿者:複々線
- 2002年08月30日(金) 02時36分
私のための「援護射撃」ですね。
ありがとうございます。
- 親記事No.2466スレッドの返信投稿
- board4 - No.2574
Re:「いやだったらいつでも出て行ってくれと」と書いたつもりはありません
- 投稿者:複々線
- 2002年08月30日(金) 02時59分
>出ていく権利が保証されているのに、それを保留して日本人をやっている
のではなくて、この国に生まれてこの国で生活しているんですが。
だからと言って仕様がなしに日々を生きているわけでもないですが。
おそらく「日本人であることを選んで」生まれてくる人はいないでしょうから、「その自由を行使しない理由」は回答不能ですね。
にも関わらず、「出ていく権利が保証されている」と言う言葉が先に出てくるのには、何か理由がある。どう考えればこういう発想につながるのかを考えれば、いやだったら出て行けと思ってるんじゃないかというところに思い至ったわけなんですが。
違うからには、何か他に理由があるんでしょうね。
「議論の前提」であれば、「田中芳樹を撃つ」のをさておいて「愛国心」を持ち出した場合、これに対する疑問の回答は、ぜひ先にいただきたいものです。
>田中芳樹が気にくわなかったら読まない自由
と言うのは、十分に存在できますが?
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2575
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:ケスラセラ
- 2002年08月30日(金) 03時05分
蜃気楼様
私のへたくそで難解な文章への返答大変有難うございます。
嬉しく思います。調子に乗るなといわれそうですが、
またまた自分の考えを述べさせていただきます。
よろしければお読みください。
> ジェシカの視野は狭いと思いますし、それが彼女が批判される大きな要因です。私には恋人の死による精神的な打撃から「反戦のための反戦運動」をしているようにしか見えません。
> まともな精神状態ならアムリッツァでの大敗以降も反戦を唱えるような愚かな女性じゃなかったはずです。アムリッツァ以降の同盟が終戦を望むなら降伏以外の道はないのですから。
反戦のための反戦運動。結構なことだと思います。戦争を止める事は戦争を続けることよりもはるかに意味のある、建設的な行為だと信じるからです。例え戦争を終わらせるに降伏しかなければ降伏するべきでしょう。そのままずるずる泥沼状態に陥るより決断を下し、その上で国民の命をできうる限り守るのが為政者の仕事となると思います。
> 貴方の発言を一部改編します。不愉快でしょうがお読みください。「人間同士の対立は話し合いで解決しなくてはならない。そのための言語ではないかと思います。真摯に向かい合い、話し合えば理解し会う事は不可能ではないでしょう。それを『裁判』に訴えようと決意する人間は責められるべきだと思います。」どうでしょうか?話し合いで何でも解決できるというのは幻想に過ぎないと思います。そもそも、同盟対帝国の戦争は帝国が問答無用でしかけてきたものです。同盟の存在を感知すると同時に見敵必戦(サーチアンドデストロイ)とばかりに攻めてきました。
>
幻想…。確かに理想、幻想です。だからなんでしょうか?はじめから理想、幻想を捨てて話し合いでは解決できないと思ってしまってはなんの変化もありません。例え向こうが好戦的であれ、それに対応してしまったら自陣も同じ立場に立つのです。確かにすべての戦いを放棄せよとは私も思いません。しかし、停戦、講和のチャンスを探しつづける努力は絶対に必要です。お互いの国にそのように考える人間が多くなれば、機運が高まり話し合いの場を持つ事が出来るようになるでしょう。そのためにこそ戦争手段の放棄を訴えつづけ、話し合いによる解決を望む必要があると思います。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2576
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:IK
- 2002年08月30日(金) 03時23分
えーと、また横スレになってしまうのですが、ひとつだけお伺いしたくて…。以下の引用文は概ね私も賛成するのですが、最後の「そのためにこそ戦争手段の放棄を訴え続け…」という文のつながりがよく分かりません。戦争を避ける努力と戦争手段を放棄するということは何の前提もなしに=で結びつけてよいのでしょうか? この点のご見解をもう少し詳しく説明いただけたら、この鳥頭めにも合点がいくのですが。
>幻想…。確かに理想、幻想です。だからなんでしょうか?はじめから理想、幻想を捨てて話し合いでは解決できないと思ってしまってはなんの変化もありません。例え向こうが好戦的であれ、それに対応してしまったら自陣も同じ立場に立つのです。確かにすべての戦いを放棄せよとは私も思いません。しかし、停戦、講和のチャンスを探しつづける努力は絶対に必要です。お互いの国にそのように考える人間が多くなれば、機運が高まり話し合いの場を持つ事が出来るようになるでしょう。そのためにこそ戦争手段の放棄を訴えつづけ、話し合いによる解決を望む必要があると思います。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2577
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:蜃気楼
- 2002年08月30日(金) 06時21分
> 反戦のための反戦運動。結構なことだと思います。戦争を止める事は戦争を続けることよりもはるかに意味のある、建設的な行為だと信じるからです。例え戦争を終わらせるに降伏しかなければ降伏するべきでしょう。そのままずるずる泥沼状態に陥るより決断を下し、その上で国民の命をできうる限り守るのが為政者の仕事となると思います。
降伏した結果国民が大虐殺されたらどうするのですか?帝国は100万人もの市民を核兵器で焼き殺したり、政治的な目的のためにあえてそれを阻止しないような国家ですよ?ついでに言えば建国時には粛清に次ぐ粛清で総人口は大幅に減少していますし、今でも共和主義者は政治犯として過酷な強制労働をさせられているはずです。
ジェシカとその支持者たちは「降伏してもいい」なんて一言もいってなかったはずです。それにも関わらず「反戦」を唱えるから批判されるのです。そもそも貴方の発言は同盟の存在意義を根本から否定するものであり同盟市民からの支持は得られないと思います。
>幻想…。確かに理想、幻想です。だからなんでしょうか?はじめから理想、幻想を捨てて話し合いでは解決できないと思ってしまってはなんの変化もありません。例え向こうが好戦的であれ、それに対応してしまったら自陣も同じ立場に立つのです。確かにすべての戦いを放棄せよとは私も思いません。しかし、停戦、講和のチャンスを探しつづける努力は絶対に必要です。お互いの国にそのように考える人間が多くなれば、機運が高まり話し合いの場を持つ事が出来るようになるでしょう。そのためにこそ戦争手段の放棄を訴えつづけ、話し合いによる解決を望む必要があると思います。
「話し合いで何でも解決できる」という幻想を捨てることは話し合いでは解決できないと思ってしまうことではありません。(これは別の幻想をもつことです)
話し合いで解決できないこともあるというまっとうな認識を持つことです。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2578
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:ケスラセラ
- 2002年08月30日(金) 10時38分
IK様、蜃気楼様まだまだお付き合いくださいまして有難うございます。
まずIK様、私は武力を持つからこそ戦争が起こると思うのです。
また自陣が武装しておいて、戦争を止めようというよりもまず自陣が
武装を放棄し、お互いに歩みより、話し合いをしようと呼びかけるほうが説得力、大義名分ともに高いと考えているからです。
今気づいたのですが、銀英伝から話がずれてきてしまってますね。
浮沈戦艦様に怒れたらどうしよう…。
> 降伏した結果国民が大虐殺されたらどうするのですか?帝国は100万人もの市民を核兵器で焼き殺したり、政治的な目的のためにあえてそれを阻止しないような国家ですよ?ついでに言えば建国時には粛清に次ぐ粛清で総人口は大幅に減少していますし、今でも共和主義者は政治犯として過酷な強制労働をさせられているはずです。
この論旨をよく聞きます。現実の例では日本の自衛隊の話で、
自衛隊に反対したら朝鮮が責めてきたらどうするとよく言われます。
でもまずなぜ対立しているか、これは思想、信条の違いからでしょう?
思想、信条は命をかけてまで守るべきものなのですか?
私はどうしてもそうは思えません。思想とは人間の生き方、つまりは
どのようにすれば自分が(そして皆が)幸福になれるかというためにこそあるべきだと考えています。私は戦争をする前に、なぜぶつかるかを
徹底的に話し合い、そして武力の行使にまでいたらないうちにお互いを理解するべきだと申しているのです。
> ジェシカとその支持者たちは「降伏してもいい」なんて一言もいってなかったはずです。それにも関わらず「反戦」を唱えるから批判されるのです。そもそも貴方の発言は同盟の存在意義を根本から否定するものであり同盟市民からの支持は得られないと思います。
>
うーん、ここに関しては反論できません。実際の同盟市民の考えがわからないので。ちなみに同盟の存在意義とはなんですか?民主的な政治体制を確立することでしょう?(ち、違っていたらすいません)ではそれこそ国という形式にとらわれなくても、と思うのですが。いや、はじめのルドルフの独裁政治に対する抵抗は必要だったと思います。
しかしあのころの情勢では帝国にラインハルトという開明的な独裁者が現れ始めているので、戦争という手段以外にも方法はあると思うのですがね。
「話し合いで何でも解決できる」という幻想を捨てることは話し合いでは解決できないと思ってしまうことではありません。(これは別の幻想をもつことです)
> 話し合いで解決できないこともあるというまっとうな認識を持つことです。
持っていますよ。ただし、話し合いではどうにもならないとあきらめるのは本当の最終手段にするべきであるといっているのです。知った風に話し合いでは解決できないなんて言って、話し合いで解決する努力を放棄する事は私はしたくないといっているのです。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2579
Re:ジェシカ・エドワーズ氏 権力への道2
- 投稿者:ケスラセラ
- 2002年08月30日(金) 11時26分
> ジェシカはなぜ、同盟国民が戦争を支持しているのか、トリューニヒトをなぜ支持しているのかということを考えるべきだったと思います。もし、ジェシカが同盟国民がトリューニヒトの演説に惑わされていると思っていたとしたら、それは国民を馬鹿にした考えです。国民はそこまで馬鹿ではありません。
いや、確かにそうですね。ジェシカが国民よ目を覚ませ!!なんて言ってたらそれはアジテートであり、自分の価値観を人に押し付ける悪しき独裁的思想ですね。でも私はほんとに市民がトリューニヒトを、というか戦争を指示していたとは思えないのですが…。こんな事を議論していてもしかたないですね。 ただスタジアムの虐殺のときジェシカはその場にいました。そしてトリューニヒトは地下にもぐってわが身の安全を図っていました。どちらが市民と近いかは自明であると思われます。
>
> 救国軍事会議が集会を弾圧することは目に見えていたわけで、にもかかわらず集会を強行したジェシカの責任は重大です。
イッチーサンの言をお借りしますとスタジアムで民衆が巻き込まれたのはジェシカのせいだと言うのは民衆を馬鹿にした発言ではないでしょうか?ジェシカはけして強制をしたわけではありません。反対行動を募ったのです。そしてそれに共感した市民達が集合したわけですからもちろん危険性も自覚していたはずです。その危険を押してまで反対行動をする意味があると皆が考えたからこそあれだけの人数が集まったのでしょう。
>軍隊を率いたワシントンと一般市民を軍隊に立ち向かわせたジェシカは同列で比べられないと思います。
確かにそうです。やはりいい例ではありませんでした。未熟なもので思い浮かばなかったのです。何が言いたいのか余計にわからなくしてしまいました。申し訳ございません。
ちなみにエバンスではなく、クリスチアンでしたね。ご指摘有難うございます。偉そうに書きこんでおきながら間違うなんて汗顔の至りです。どうぞお見捨てなく参加させていただけたら嬉しいです。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2580
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:ケスラセラ
- 2002年08月30日(金) 11時35分
Ken様、IK様
横レス大変申し訳ございません。
>
> >大きな戦争を避けるために小さな戦争をしなければならないという例は歴史上いくつもあります。
> >
> > おそらくそうなのでしょう。
> > 「大きな戦争を避けるため」だけでなく、この世には、戦争にうったえても守らねばならないものがある、という考えに私も賛成します。そして、そのことは銀英伝の作者の考えでもあり、だからこそ、ヤンたちは、ラインハルトが築いた体制の下で、全人類が当面はつつがなく暮らせることを承知の上で、なおイゼルローンに拠って戦い続けたのでしょう。
>
> 国家が戦争に訴えてでも守るべきものは国民の生命と自由、そして財産、これしかありません。これが侵食されるのを座視したがために、全力で叩き潰さなければならないほどに事態が悪化した例を上の文章は指しています。
お二人のお言葉、大変素晴らしいと思います。いいたい事をこれだけばちっとお言葉に出来る。羨ましい限りです。私も精進せねば。
確かに力に訴えてでも守らなくてはならないものもありますよね。それは確かにそうです。しかしそう考えると悲しいですね。なぜそこまでして相手に干渉するのでしょう?お互いがお互いを認め、尊重しあえば争いは話し合いで解決できると信じているのですが、難しい事ですね。
- 親記事No.2532スレッドの返信投稿
- board4 - No.2581
Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:蜃気楼
- 2002年08月30日(金) 12時43分
>> 降伏した結果国民が大虐殺されたらどうするのですか?帝国は100万人もの市民を核兵器で焼き殺したり、政治的な目的のためにあえてそれを阻止しないような国家ですよ?ついでに言えば建国時には粛清に次ぐ粛清で総人口は大幅に減少していますし、今でも共和主義者は政治犯として過酷な強制労働をさせられているはずです。
>この論旨をよく聞きます。現実の例では日本の自衛隊の話で、
自衛隊に反対したら朝鮮が責めてきたらどうするとよく言われます。
でもまずなぜ対立しているか、これは思想、信条の違いからでしょう?
思想、信条の違いだけが戦争の理由ではありません。日本と北朝鮮に関して言えば向こうが勝手に敵対してきているだけです。日本からは一発の銃弾も打ち込んでいません。国民を誘拐されても何もしないという非常識なまでに抑制された態度をとっています。
>思想、信条は命をかけてまで守るべきものなのですか?私はどうしてもそうは思えません。
そう考えるのはあなたの自由ですが、そういった人間が増えると暴力で政治を動かそうとする人間にとってはやりやすくなるでしょうね。5・15や2・26で政治家が萎縮したのが軍部の暴走を招いた一因であることを指摘しておきます。
>思想とは人間の生き方、つまりは
どのようにすれば自分が(そして皆が)幸福になれるかというためにこそあるべきだと考えています。私は戦争をする前に、なぜぶつかるかを
徹底的に話し合い、そして武力の行使にまでいたらないうちにお互いを理解するべきだと申しているのです。
だからそれは相手もこちらを理解しようとしているしいつかは必ず理解し合えると言う前提での話でしょ?もし違ったらどうしますか?話し合いのためにさける時間は無限ではありませんし、理解しあえてもお互いに主張を譲れないかもしれません。中東問題なんかこの典型だと思うのですが。
> ジェシカとその支持者たちは「降伏してもいい」なんて一言もいってなかったはずです。それにも関わらず「反戦」を唱えるから批判されるのです。そもそも貴方の発言は同盟の存在意義を根本から否定するものであり同盟市民からの支持は得られないと思います。
>
うーん、ここに関しては反論できません。実際の同盟市民の考えがわからないので。ちなみに同盟の存在意義とはなんですか?民主的な政治体制を確立することでしょう?(ち、違っていたらすいません)ではそれこそ国という形式にとらわれなくても、と思うのですが。いや、はじめのルドルフの独裁政治に対する抵抗は必要だったと思います。
しかしあのころの情勢では帝国にラインハルトという開明的な独裁者が現れ始めているので、戦争という手段以外にも方法はあると思うのですがね。
国家という形式にとらわれないと言うのは、帝国の民主化を指しているのですか?だったらそれが出来なかったからこそ共和主義者たちは強制労働をさせられたのだし、おそらくそれは今でも続いていることを指摘しておきます。
ラインハルトは開明的な独裁者ですが同時に戦争大好き人間でもありますよ?彼と和平を結びたいのなら帝国郡を完膚なきまでに打ち破る必要があります。例えそれに成功しても帝国軍が再建されるまでの一時的なものにしかなりえません。
>持っていますよ。ただし、話し合いではどうにもならないとあきらめるのは本当の最終手段にするべきであるといっているのです。知った風に話し合いでは解決できないなんて言って、話し合いで解決する努力を放棄する事は私はしたくないといっているのです。
交渉においては決裂時のための備えは必要ですし、「決裂」と言うオプションがこちら側にないことを知られれば相手側は足元を見て理不尽な条件を突きつけてくるでしょう。
無論、交渉をまとめるための努力は最大限するべきです。
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Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道
- 投稿者:Ken
- 2002年08月30日(金) 13時22分
IKさん、そしてみなさん、
なんだか、すごく大きなツリーになってきましたね。枝分かれが多くて、私の粗雑な頭では、フォローするのが大変です。
私、IKさんの言われることは、よく理解できるつもりだし、おおむね賛同します。ですから、ここでは「ちょっと賛同できないな」という点のみ、問題にさせていただきます。
>ダブルスタンダードだとも思いませんよ。トリューニヒトは元首なんだから
アニメの中で、アッテンボローがヤンに語るところでは、トリューニヒトは自分が徴兵されたとき、後方勤務ができるように工作をしたそうです。また、エドワーズ委員会の調査では、「政界、財界、官界の重要人物たち」(つまりトリューニヒト一派のことですが)の子弟のうち、軍隊に入ったのは15パーセント、前線へ送られたのは1パーセントでした。やっぱり、ダブル・スタンダードだと思います。
>彼女が非難すべきなのはトリューニヒトではなく同盟市民ではないでしょうか
原則的には、そのとおりなのですが、ただ、トリューニヒトは、同盟市民が政治指導者と政策を、自由に選ぶ権利を行使するのを、可能な限り妨害していたのも事実です。憂国騎士団はそのための重要な手駒で、政敵を暴力や脅迫で黙らせたし、ヤンが将来政敵になると思えば、秘密の査問会で精神的リンチにかけたりしました。そして、ジャーナリズムもトリューニヒトに牛耳られているおかげで、一般の同盟市民は、このようなことを知らされていないのです。それを思えば、トリューニヒトを元首にしたことの責任を、全面的に市民に負わせるのは、気の毒な気がします。