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- board1 - No.472
Re:中高生の来場者は少ないんでしょうか?<ここ
- 投稿者:ドロ改
- 1998年12月22日(火) 17時47分
学校、荒れますかね…?
いえ、私の行ってた中学・高校も丁度共和学園みたいな感じでして。校則も実質ゼロで、
(バカみたいのが一つだけだったんですけど、
それを書くと関係者には一発で解っちゃうんで)正に竜堂兄弟の様に自由にやらせてもらったんです。で、うちの学校が荒れてたかと言うとそんな事は皆無でして。
授業サボる奴はいくらでもいましたけど、いわゆる「荒れてる」のはほとんど居ませんでした。
で、うちの学校の教師は基本的に何もしませんでした。サボってても寝てても無視。
但し、全て自分の責任として、規定条件を超えると一発留年・退学。
そう言う環境に居たもので、新聞紙上で「規則を減らしたら規律が云々…」とか言う議論があると
鼻で笑ってたんですが。
ただ、カミオカノゾムさんの所と同じくうちの
学校も世間的には進学校でした。だから、余りモデルとしては正しくないかもしれません。
でも、生徒指導はおろか受験指導もない学校で、その意味ではまさに共和学園でした。
とにかく、そう言う環境にいた僕から見ると
創竜伝で行われて居た、
「アホな規則で縛ったりしなければ歪んだやり方で反抗して見せるような生徒はほとんど出ない」と言う主張。(確か3巻当たりで始が共和学園を思い出して述懐してましたよね)
は、全くの事実にしか思えなかったのです。
多分私が創竜伝に対して厳しい態度を取りきれないのはこの辺に原因があるでしょう。
皆さんどうでしょう?少なくとも私は
始のような(変わった)教師の授業を受けてみたかったと感じるのですが。いいんですよ。
受けたくない奴はほっとけば。どうせ単位を取るためだけにした勉強なんて、試験が終わった
瞬間に忘れてしまうんですから。
100人が受けて99人が忘れる授業をするくらいなら、20人しか真面目に聞かなくても、
15人の何か考えるきっかけになったほうが
良いに決まってるんですから。
例え、「こいつの主張は間違っている」でも、
(笑)何も考えないより遥かにマシですもん。
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- board1 - No.473
レス・戦争は悪か
- 投稿者:新Q太郎
- 1998年12月22日(火) 20時21分
*戦争は悪か、「よい戦争」はあるか?
ありません。戦争は悪です。それは戦争によって、人の生命が奪われ、財産や生活基盤が破壊されるからです。
そしてそれのない戦争は存在しません。戦争は善か悪かと言われれば当然悪なのです。
これは、警察が「悪」なのと一緒です(創竜伝的意味じゃないよ)。
良く考えてくれ、人に鉄のわっかをはめて自由を拘束し、その後も鉄格子に彼らを入れて監禁し、中で働かせるのが道徳的な意味において「善」なわけはない。ましてや必ず、その中には無実の人もいるはずなのだ。
しかし。
「それがなかったとき、もっと悲惨な状況になった、ということは有りうるか?」という問いを続けて尋ねられたら、これにも頷かざるを得ない。警察についても戦争についても。
(実例はいちいち挙げる必要もないでしょう)
私の考えではこんなとこです。
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- board1 - No.474
*反銀英伝「同盟の政治転換」またはヤンの与党精神欠如について
- 投稿者:新Q太郎
- 1998年12月22日(火) 20時23分
*反銀英伝・同盟の政治を変えるには?
反銀英伝のルールでは、話に都合の良い新規のキャラクターを創作はできないから「ヤン・トリューニヒト連合」というのは面白い。お互い、感情として嫌っていてもいいんですよね。
トリ氏のラインで、地球教徒を味方に付けることも可能ではないかと。
実は地球教徒と同盟に利害の対立はそれほどないような。日本のS学会のような形で政治に食い込めばいいだけでさ(笑)。暗殺・諜報での優位性を持てたりして。
ところでヤンが自ら泥を被って選挙に出るか退役覚悟で停戦を支持する発言を行えば、ジェシカ、レベロ的ラインが勢力を持ち「反」のもう一つの可能性「平和的停戦」の可能性だってあったはず。
ヤンが政治に足を踏み入れないのは趣味としてはよく分かる。俺だってやだ(笑)。
ここに書き込まれた秘書の方のような苦労はしたくないし、安楽な年金生活の方を楽しみたい。
しかし、トリューニヒト派が懸念したようにヤンの人気と影響力は確実に巨大なものだった。
その力を、自分の考える望ましい方向に同盟を動かすことに使おうとしなかった、と言うことは、それほどその希望が切実なものではなかった、と考えるしかない。
本当に真摯に、切実に停戦・共存または帝国打倒を望むのなら政治に否応なく関わらねばならない。それこそが民主主義の原点だ!!!
(これに関連していいたいがヤン閣下は1、2度を除いて投票を全てしたことを誇っているようだ。しかし選挙の投票なんて、それで現実に議員を動かして自分の希望通りに政策が実行されて初めて役に立つんで、投票それ自体で自己満足しても意味なし!
それなら政治献金、マスコミ、コネで政治家をなにかに動かそうというほうがよほどいい。
ヤン閣下だったらその社会的影響力を有効に使えば、たった一票を投票箱に投じるよりよっぽど効果的だったことは確実。)
外伝1(だったか?)で自分の具申した(効果的な)作戦を却下されたとき「・・・まあいい、給料分の働きはした」と若きヤン閣下はひとりごち諦める。
・・・その結果、それこそ多くの名も無き同盟兵士が死亡した。
ヤンは艦隊内部で見事な手練手管を利用し、自らの構想を実際の作戦として採用させることはできなかったのか?能力的に出来ないとしたら実際のところローエングラムの敵でもなければトリューニヒトの敵でもない。それこそ戦術レベルの良将にすぎない男である。
また、できたけどしなかった、というのなら植木均もタイラー(っていたよね?)も真っ青の無責任男である。いや、元厚生省の郡司氏みたいなもんだ。
・・・・と言葉を並べたが、自分でも多少矛盾を感じている。というのはヤンが政治の世界に足を踏み入れなかった、また(自分の構想を実現するためですら)軍や政府の権力闘争に身を投じなかったのはこの作品の中では確かに彼の魅力の一つとなっているからだ。
実は(国家が未曾有の危機にある時はとくに)金銭や異性関係とは別に「権力」への無欲さはかなりの確率で無責任と背中合わせになっている、と言えるのだ。
西郷は未だに日本の精神的偶像ではあるが、大久保は、政府の顕官を辞して鹿児島に帰ろうとする西郷を「卑怯者」と言ってなじったという(司馬「翔ぶが如く」)。彼の言葉もまた、一つの見方といえる。
うーん「反銀英伝」はイデオロギー色抜きの知的ゲームのつもりなのに思想批判と重なってしまった。
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- board1 - No.475
年末です。みなさん、お体にはお気をつけください。
- 投稿者:本ページ管理人
- 1998年12月23日(水) 02時02分
>こんにちは、楽しく拝見しました。
>漠然と思ってた事を書いておられるので、何だかすっきりしました。
>10,000HITおめでとうございます(いつの話だ、をい(^^;)。)
>管理人さんのご努力には全く頭が下がります。
>今後もますます頑張ってください。
ありがとうございます。
>本当は女性の書き方とかで「銀英伝」にも不満はあるんですが
>女性創竜伝ファン(少なくとも私の周りにいる限り)のほぼ100%は文庫本からの読者で、読む動機の半数は挿し絵を書いている漫画家に魅かれて、とのことでした。
>でも、これについては田中氏も私も男ですから自ずと限界があるんだと思いますよ(^^;;)。という小村さんの言はまさに至言だと思います。ただ、本人がそのことを自覚しているかどうか(違ってたらいくらでも謝る用意はありますが、なんか、無自覚っぽいんだよなぁ。で、その辺が女性の感覚に何か触れるのではないかと)
>正しいのあるでも否定、正しいのないでも肯定といった考え方もあるのでは?
そうですね。正しいものは絶対肯定という類の硬直した一元的思考に陥らないことって大事だと思います(創竜伝だと正義を相対的に否定いるように見せつつ、絶対的に否定しているから、のっぺらとした人物描写になっていますね)。
>ヒトラーやスターリンについても否定されるべき部分の方が圧倒的に多かった
創竜伝のように、権力に対抗する為なら何をしても良い、という理論だと、ミュンヘン一揆で投獄されたヒトラーも正当化されてしまうのですがねぇ… 田中氏は、人民解放軍は政権を取ってから堕落したっていうけど、政権を取る前と取ったあとでは、為すべき事も立場も全然違ってしまうってことだろうに(まぁ、堕落も確かに否定できないけど)。
>何かこのパターンばっかり。他者に対して批判してる部分をご自分が完全に実践できているのかどうか一度総括してみてほしいものです。
まさに。
>過去ログの所所に「中高生はどう思うだろう」的発言を見かけたので実際、高校生である私が書き込んでみるのも一興かなぁと…
貴重なご感想ありがとうございます。もし、ROMっている中高生の方がいたら、簡単で良いから、ちょっと書き込んで欲しいです<m(__)m>。
>創竜伝を読んだ感想が「文章詰め込み過ぎて読み辛い」で内容以前の問題でした(爆)
小説と評論が一度に読めてお買い得! じゃないですものね。
>始みたいな先生を野放しにするような、生徒の『自由』を標榜するような学校は荒れる
確かに始みたいな教育法は、学問へのロマン(恥ずかしい言葉だ…;)があって嫌いではないです。が、やっぱりカミオカノゾムさんが言っているのに同感で(私の経験からも)、現実的じゃないと思います。
あと、もし自分が始の学級にいたら、わざと「南京大虐殺は無かった!」という類のレポートを書いてみたいσ(^◇^;)
>「日本人は自分の手で体制をひっくり返したことがない唯一の先進国民だ。」(創竜伝)
>「革命も独立も日本の歴史には無いもの」(灼熱の竜騎兵)
No.463で、『第二に、我々の享受している民主主義の権益は、フランス革命(「内戦」である)の殺し合い(この時の死者は、第一次二次大戦のフランス人の死者の合計よりも多い)の結果によって生まれたと言うこと』ということを私は書いたけれど、これを上記の説に当ててみたいですね。
革命や独立運動が無ければ、「真の民主国家」になれないとするならば、これは大変なことですよ。革命も、独立運動も、9割9分無血では済まされない。と、するならば、以上の田中氏の説は、「民主主義の為に血を流せ。民主主義のために死ね」と言っているのに等しい。「国のために死ぬなんてばかばかしい。それを煽るのは最低の下司だ」という趣旨の発言を繰り返す田中氏が、一つのイデオロギーである民主主義の為の流血や死を正義とするとは。
氏にとって、民主主義とは何なのか聞いてみたいですね。
>影響力を考えて頂きたいと言うことです。
>少なくとも、政治家の論文よりは多くの人数に読まれるでしょうから。
>…でも、田中氏のように書くと面白いんですよね。「そんな感じ」と言いながら。
まさに影響力は権力であって、その意味では、ほとんどの政治家と田中氏の権力関係は逆転していると思います。それでも、まだ「自分は権力に抗しなければならないんだ」と考えているのだとしたら、これは立派なファシズム思考(エーリッヒ・フロム)なのですが。
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- board1 - No.476
モンゴルと朝鮮半島
- 投稿者:小村損三郎
- 1998年12月23日(水) 14時52分
田中氏はモンゴルの残虐行為に対して甘いのでは、という指摘がありましたが、情緒や「イデオロギーに基づく殺戮」云々もさることながら、恐らく「モンゴルについてはどうでもいい」からじゃないでしょうか。
というのは、氏は中国を侵略したことについてはあれだけ昔の日本を罵倒してるにも関わらず、植民地支配や従軍慰安婦問題等朝鮮半島との関係については殆ど言及したことがないからです。
普段の氏の主張からすれば、これらの問題についてもガンガン批判と罵倒をかましまくってもおかしくないはずなのに。私の知る限り創竜伝でも1ヵ所か2ヵ所至極おざなりにふれているだけです。
田中氏は「三国志演義」を評して「蜀は善。魏は悪。呉は蜀に味方する時は善で魏に味方する時は悪」と言ってますが、これを田中氏自身の認識にあてはめると
「中国は善。日米欧は悪。その他の国・民族は“どうでもいい”(^^;;)。
あるいは“中国に従う(又は一体化してる(笑))時は善で、中国に敵対する(又は抵抗する)時は悪orヤラレ役”」
とでもいう所でしょうか。
前に田中氏が「(日本政府が)中国の国連加盟を妨害した」と書いたことに対して疑問を呈しましたが、これは中共の代表権を長らく認めなかったことを指してるのかもしれません。
氏の基準では「中国を積極的に支持しないこと」イコール「妨害」ということになるんでしょうね。
「中共のチベット侵略に反対!」とかいう声を上げたら「中国の自治権拡大を妨害した」とでも言うかな?(笑)
>革命や独立運動が無ければ、「真の民主国家」になれないとするならば、これは大変なことですよ。革命も、独立運動も、9割9分無血では済まされない。
>と、するならば、以上の田中氏の説は、「民主主義の為に血を流せ。民主主義のために死ね」と言っているのに等しい。
>「国のために死ぬなんてばかばかしい。それを煽るのは最低の下司だ」という趣旨の発言を繰り返す田中氏が、一つのイデオロギーである民主主義の為の流血や死を正義とするとは。
> 氏にとって、民主主義とは何なのか聞いてみたいですね。
鋭いですねー。
以前の新Q太郎さんの指摘同様“田中芳樹の認識”の最大の矛盾点を容赦なくえぐってる(笑)。
センセー、もし見てたら是非答えて下さい!
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- board1 - No.477
書く立場からすると(前ふりの続き)
- 投稿者:伏待 充
- 1998年12月23日(水) 18時53分
前の書き込みからたいぶ時間がたってしまい失礼(いや…冬の祭典準備が(笑))
小説を書かれる方というのは、思ったより少ないのですね。(と反応を見て思いました)
そこで、ですが、書く立場として、ちぃと田中氏の弁護をば(笑)
ここで批判されている、田中氏の矛盾のある偏った主張や中国への偏愛といった物は、小説を書く原動力にもなっているものだと思うのですよ。
かたよっているからこそ、書ける、ということで(笑)
自分のだかえている矛盾を原稿用紙に吐き出すことによって、小説が書ける、とも言うかもしれません。
ですから、ここで批判されている田中氏の
「鼻につくところ」を直すと、おそらく、面白くもなんともない作品になる可能性が大だと私は思います。
だいたい、バランスのとれた人間が、小説を書くなどという、アレな作業をするはずもない、と私は思っていますし(笑)
そのへんは、田中氏しかり、塩野氏しかり、菊地氏しかり、栗元氏しかり、藤川氏しかり、(以下えんえんと続く(笑))
ですから、そのへんのトコ、こー…ね(笑)
でーすーがー
最近の中国モノは、いーかげんにせーや(T_T)
アルスラーンは、魔道士なんて、手におえないモチーフを出すから…(T_T)
ああ、徹夜続きで、まともな文がかけないので、これにて失礼。m(_ _)m
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- board1 - No.478
銀河のメリークリスマス(本文と関係なし)
- 投稿者:謎の転校生
- 1998年12月23日(水) 20時05分
このHPがアンチであるのに反銀英伝が盛り上がるのは田中芳樹への愛(銀英伝)が憎しみ(創竜伝)に変わった人が多いからなのかな?
まっそれはともかく見てみたい反銀英伝の素材はヤンがとった行動でどうしても納得できなかったヤンが無条件停戦命令を無視してでもラインハルトを倒さなかったところです。
そもそもヤンの戦争目的が
1 最悪の民主主義でも最良の専制主義に勝る。
2 むしろ最良の専制君主ほど民主主義の敵である。
3 少ない戦力で帝国軍を倒すには総司令官を倒すしかない。
4 であるからなんとしてもラインハルトを殺さねばならない。
という迷いながらもヤンが到った判断でありながら何故故に降伏を受け入れたのか。
思うにヤンは作者である田中芳樹の思想を代弁するキャラであるから作者の分身といってもいい。田中芳樹は超法規的手段が大嫌いだから文民統制(シビリアンコントロール)は国家消滅の危機であっても破ってはいけないものと思っているのだろう。それは甘いとは思うが否定はしない。文民統制は民主主義のシステムの一つ、民主主義はあの時点で自由惑星同盟でしか存在できないシステムであってその同盟が滅びかけているのだからヤンのとった行動はあきらかに異常だがそれが田中芳樹の美学なのだろう。
(フレデリカに「そんなあなたが好き」と言わしているし)
民主主義を残すためならわかるがそんな美学のためにもう一度戦争してまた何百万人の戦死者をだすことなどヤンがわからないわけないのに。しかしそのうす甘い美学ですらいいかげんなものでなんと次の瞬間には軍隊の違法取得による私設軍隊の設立という文民統制から大きくはずれる荒技を実行するのである。
「それやったらまわりくどいことせんと最初っからせんかい」
と関西のおっさんでなくてもつっこんでいいところだろう。
ヤンには銀河一の無責任男の称号をさしあげたい。
ところでラインハルトが死んでいたら帝国はどうなったいただろうか?
レスしてくれるとうれしい。
それでは皆さんメリークリスマス、と同じによいお年を。
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- board1 - No.479
あ、もうクリスマスなんですね・・・
- 投稿者:甘藍
- 1998年12月24日(木) 01時26分
>このHPがアンチであるのに反銀英伝が盛り上がるのは田中芳樹への愛(銀英伝)が憎しみ(創竜伝)に変わった人が多いからなのかな?
アンチ巨人も巨人ファンのうち、というのと同じかと思ってました(笑)
>女性の方からはこういう意見が多いですね。(いや、私もそう思う時はありますが・・・)
でも、これについては田中氏も私も男ですから自ずと限界があるんだと思いますよ(^^;;)。
男性でもそう思われる部分はあるのですね。
でも心理とかの書き込みだけが問題なんじゃなくてですね、ステレオタイプなところが多いでしょう?
政治家の書き方がらみでよく言われていますが、”影響力のある身として”気をつけて欲しかったな、と思うんです。ま・・・「銀英伝」は考えてみたらかなり昔の小説だし、そういう意識が、一般的にあったわけじゃないんでしょうけど。(あ、でも「創竜伝」でも改善されてはいませんね(;^^A))
>「アホな規則で縛ったりしなければ歪んだやり方で反抗して見せるような生徒はほとんど出ない」と言う主張。(確か3巻当たりで始が共和学園を思い出して述懐してましたよね)
は、全くの事実にしか思えなかったのです。
人の受け売りで答えるのも心苦しいですが、私の尊敬する先生(教育学概論でお世話になっている)のお話を紹介させていただきますと、そうしなければ授業が成り立たない学校もあるのだそうです。(往々にして、偏差値の低い高校ですが。)また現場の教師が己の安全を確保するために、締め付けることによって生徒を従順にするしかないこともあるのです。逆に進学校だと、そんなことはしなくとも上手くいくのだと。だからやっぱりカミオカノゾムさんやドロ改さんのお話はモデルとして正しくないのではないかと思います。あ、ここで書いた相関関係のモデルとしては正しいですが。
最後になりましたがT・Mさん、頑張って下さい。
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- board1 - No.480
>銀河のメリークリスマス・・・・やっぱそれ来たか
- 投稿者:不沈戦艦
- 1998年12月24日(木) 04時00分
謎の転校生さんこんにちは。
私の案の「反銀英伝・同盟軍フェザーン侵攻編」は、作品世界を根本から改変してやろうという意図のものです。「バーミリオンでヤンが同盟政府の停戦命令を無視してラインハルトを戦死させたら」についてですが、特にそれに関して言及しなかったのは、架空戦記でよくある「もしもミッドウェー海戦で南雲機動部隊が勝ったら」と大して変わらない気がしましてね。あんまり面白くないだろうと思っていたので、取り上げてはいなかったんですよ。でも、謎の転校生さんが出してきましたから、考えましょうか。
・バーミリオン会戦にてヤン艦隊の集中砲火にてブリュンンヒルト撃沈。乗組員の生存者なし。ラインハルトとオーベルシュタインは戦死。
当然、バーミリオン会戦はそこで終わりです。残存したヤン艦隊は行方をくらまし、ラインハルト艦隊の敗残部隊も撤退でしょう。ハイネセン上空に攻め込んでいるミッターマイヤー艦隊とロイエンタール艦隊もすぐに撤退を決め込むことでしょう。「停戦しないと無差別攻撃する」と脅してはいましたが、ミッターマイヤーの性格ではそんなことをするとは思えません。「ラインハルトが死んだ」という事で、戦う理由はなくなるのですから。信玄が死んだ後に撤退した武田軍(戦闘は勝っていたのに)と同じになります。その後、同盟領内の全帝国軍も漸次本国に撤退となるでしょう。それに対して、ヤン艦隊は何も出来ません。バーミリオン会戦で消耗し過ぎになっていますから。取り敢えず同盟は救われました。
・同盟のその後は
あまり明るくはないですね。同盟軍の戦力的な建て直しは相当時間がかかりそうです。トリューニヒトがいらぬちょっかいを出せば尚更です。「トリューニヒトが一度は降伏勧告を受け入れた」ということは、マスコミを統制して何が何でも事実の抹消を行おうとするでしょう。政治的生命を失う事になるでしょうから。評議会議長の座を死守する為には、そうしなければなりません。一応帝国軍を撃退出来たことだし。ヤンもビュコックも苦労する事になりそうです。かえって、ミッターマイヤーとロイエンタールが撤退する時に、統合作戦本部の地下部分にもミサイルを撃ち込んで、そこにした全員を生き埋めにしてしまった方がいいかな。ビュコックも死んでしまうけど。
・帝国のその後は
「帝国に帰還したラインハルト麾下の提督たちが、勢力争いを始める」と言いたいところですが、本当にそうなるでしょうか?確かに、ラインハルトの死で、元帥府に集められていた提督たちの忠誠心の対象は無くなりました。「次は誰が」の勢力争いとなりそうな気はしますが、帝国の国家体制は崩壊していません。赤ん坊でも皇帝は健在です。不和を撒きそうなオーベルシュタインも死んでいるし。ロイエンタールが主導する新体制が簡単に発足すると思いますがどうですかな。生き残った提督たちの中で、一番の梟雄はロイエンタールです。それ以外は、武人としての大成以外に関心がありそうにありません。同階級にあるのはミッターマイヤーだけですが、ミッターマイヤーの性格なら友人に協力しそうです。帝国軍の双璧が組んでいるのに、挑戦しようという命知らずはあんまりいないと思いますがどうですか。帝国宰相・軍務尚書兼任ロイエンタール元帥、統帥本部総長・宇宙艦隊司令長官兼任ミッターマイヤー元帥の新体制になるのではないでしょうか。
・その後の銀河
新体制発足後、程なくロイエンタールは同盟領に再度の侵攻作戦を行うことでしょう。イゼルローンからでも、フェザーンからでも好きな方から侵入出来ます。それに対抗する同盟軍の戦力は、再建出来ていません。ヤンの戦術能力でも対抗は困難です。あっさりハイネセンに達した帝国軍の前に、同盟は降伏ということになりそうです。今度は最初からハイネセンの制圧だけを目的に帝国軍は進軍するでしょうから、ヤンに与えられる命令は過酷なものになりそうです。トリューニヒトが生きているケースでは尚更に。湊川の楠木正成と同じように、圧倒的大軍に正面から決戦を挑め、と命令され、全滅覚悟の戦闘を余儀なくされるかもしれません。以後、同盟は征服されて消滅です。ロイエンタールは簒奪まではしようと思わないかも知れませんから、ゴールデンバウム王朝はそのまま続くと思われます。
結局、銀河は帝国によって統一されることになりました。新王朝になったか旧王朝のままか、という程度の違いです。「ミッドウェーで勝ったら」とあまり違わないようですね。
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- board1 - No.483
みんな大島渚に著作料払わないと(笑)
- 投稿者:謎の転校生
- 1998年12月24日(木) 08時09分
不沈戦艦さん、レスありがとう。銀河の・・・はお約束ということでかんべんしてください。
不沈戦艦さんの指摘で今さらながらゥ分の反銀英伝の設定に大きな過ちがあるのに気付きました。オーベルシュタインもブリュンヒルトに乗っていたんですね、いやーうっかりしてました。オーベルシュタインがいてこその帝国の分裂と思ったのですが・・・。同盟軍の砲撃を喰らいかろうじて沈まなかった戦艦から(はっ不沈戦艦さんとかかってる・・)オーベルシュタインが二たび脱出に成功するというのはダメですか?
ゥ説を少し展開すればこれはヤンが歴史の本道を歩む決断をしたパラレルワールドですからいってみればヤンはナポレオンです。トリューニヒトを追放し軍備の強化を急ぎつつ勝戦による世論の支持を受け同盟で絶対的な力を得るでしょう。毒くらわば皿までです、ヤンには不本意ながらも責任感に目覚めてもらい挙国一致内閣を作り上げてもらいましょう。同盟の軍事生産能力はけっして低くありません。(レンネンカンプ統。下を含む1~2年でさえ4万隻は集めてましたよね?)フェザーンの中にも帝国の支配を心よく思わない人達が山ほどいるでしょうからボリス・コーネフなどに働いてもらい同盟に出資させます。イゼルローンは「食後の後に紅茶を・・・」で簡単に落とせますからビュコックにやらせてヤンはフェザーン方面軍司令官になり全力をそそいでもらいます。もしフェザーンを占領できたら前に不沈戦艦さんが提唱された作戦が使えないでしょうか。
一方帝国ですがオーベルシュタインの生死は再重要ポイントで確かに死んでいた場合同盟の勝利は困難です。しかしつけいるスキはけっこうあると思います。まずロイエンタールが後継メになろうとした時、仲間内で彼を支持しそうなのはミッターマイヤーくらいでビッテンフィルト、レンネンカンプなどはあきらかに反対するのでは?というのが一つ、それからワーレン、シュタインメッツ、ファーレンファイトなどなど他の上級大将たちもすんなり徳の低いロイエンタールの下に従うとはいいがたくどちらかといえば徳の高いミッターマイヤーの下なら納得するといえそうですから後継メはミッターマイヤーの方が帝国のとって良いのでは?。ただその場合乱世の雄といえるほど野心をもっているわけではないミッターマイヤーとヤンとの間に休戦をが結ばれる可能性もありこれは同盟にとっても良い結末となるかもしれないが確率的にはあまり期待できない。ミッターマイヤー暫定司令官のもと帝国がいかに早く同盟をたたけるかがキーポイントでしょう。その時期を遅らせるほど同盟の勝算も上がるのでは?と思うわけです。
仮にオーベルシュタインが生きていた場合は、オーディンで今後について泥沼の後継メ問題がはじまるだろうが想像力が貧困なため予想できない。だれか補完してくるのを期待しよう。軍事について無知のくせに長々とかいてしまった。遠慮なくたたいてください。(やっぱほどほどに)ではさようなら。
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- board1 - No.484
バーミリオンからの逆転はあるか
- 投稿者:不沈戦艦
- 1998年12月24日(木) 09時56分
えー、バーミリオンからの逆転に関してなんですけど、私の考えとしてはあんまり可能性があると思っていません。なぜなら、結局軍事力=国力=経済力の傾向は、近代戦になればなるほど強くなるんですよ。どのくらいの戦力を戦場に派遣できるか、補給を行う能力があるか、これにかかっています。銀英伝の世界では、新兵器による戦力の優劣はないことになっていますよね。バーミリオン後まで国力を消耗した同盟が巻き返す事が出来るかどうか・・・・人的資源の問題もありますし。兵隊の命は安くはありません。素人を訓練して一人前の兵士にするまでの時間とコスト。しかも、必要なのは宇宙船の乗組員です。気が遠くなる程の時間とカネがかかると思いますよ。その点、アムリッツアで2000万人の訓練された軍人を失った同盟が、そう簡単に人員を補充できるかどうか。無理に徴兵すれば経済力が落ちますし。基礎体力に優れている上、大消耗を経験していない帝国が圧倒的に有利なのは変わらないでしょう。戦闘艦艇や戦闘艇を多数建造できれば軍事力がすぐに回復する、というのは早計だと思います。結局、アムリッツアが響くことになりそうです。
また、オーベルシュタインの生死についてですが、実際の歴史を題材にした架空戦記でさえご都合主義だらけの話がたくさんあるくらいですから、元々の話自体が小説の反銀英伝世界なのだから、「オーベルシュタインが生きていた方が面白い」となったらそれでもいいと思いますよ。ただねえ、その場合でも、どうですかね。ラインハルト麾下の提督たちの誰からも嫌われているのがオーベルシュタインでしょう?誰について自らの覇権を確立するのか。直接指揮する兵力は持っていないんですから。ロイエンタール、ミッターマイヤー、ビッテンフェルト、ルッツ、ワーレンあたりは間違ってもオーベルシュタインと組もうとは思わないだろうし、レンネンカンプやミュラー、メックリンガー、シュタインメッツ、ファーレンハイト、アイゼナッハでもどうでしょうか。オーベルシュタインと組んでロイエンタール・ミッターマイヤー同盟に戦いを挑む者がいるかどうか。難しそうな気がします。また、オーベルシュタインが死んでいるケースで、簡単にロイエンタールの覇権が確立するかどうかですが、なんならロイエンタールとミッターマイヤーの地位を入れ替えても構いません。宰相にミッターマイヤーをつけてもいいんじゃないでしょうか。でも、実際何をやるかについては、単純な武人であるミッターマイヤーよりは、ロイエンタールの意志が相当反映されることになるでしょう。そして、この場合は、ミッターマイヤーもロイエンタールも自らが君主の地位につく訳ではなくて(ロイエンタールには強烈な易姓革命思想はない。あれはラインハルト独自のもの)、あくまで帝国の重鎮として他の提督より上に立つ、というだけですから、ビッテンフェルトやレンネンカンプが不愉快には思っても反抗するまでいくかどうか。あっさり治まりそうな気がします。その後、銀河統一の野心は、ロイエンタールが実質的に主導権を握っていれば必ず持つでしょうね。これも同盟にはつらい結果になりそうです。
まあ、オーベルシュタインが生きていて、誰かを味方に付けて(レンネンカンプかファーレンハイトあたりか?難しいんだよね。どいつもこいつもオーベルシュタインよりはロイエンタールの方がましだと思うだろうから。しかも、ロイエンタールには誰からも好感を持たれているミッターマイヤーがついているし。)権力争いが次々と発生し、帝国内は内紛ばかりで10年くらいの時間ができれば同盟の国力回復と勝利もあるかも知れません。だとすると、双璧の二人に仲違いを起こさせないと。だからといって、ミッターマイヤーがオーベルシュタインと組んでロイエンタールに対抗する、だなんて無理すぎますな。でも、話をそっちの方向にうまく持っていかないと、どうしようもないですね。その辺を上手にクリアすれば、バーミリオンからの逆転も可能かな?先ずはオーベルシュタインがまた一人だけ逃げるところからですね。
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- board1 - No.485
バーミリオンからの逆転by地球教
- 投稿者:ドロ改
- 1998年12月24日(木) 12時31分
ヤンがあの場面で停戦命令を無視。
ここではオーベルシュタイン死亡のパターンで考えてみます。
当然帝国軍残存部隊は撤退。フェザーンとイゼルローンに各1個艦隊ぐらいを残す、と言った所でしょう。
さてここからです。我等が(笑)地球教の大逆転劇が始まるのは。
まず、帰還した帝国軍内部では、一時的であっても冷戦状態が発生するでしょう。外敵の干渉はありえないわけですから、火遊びは容易に発生します。
ロイエンタール・ミッターマイヤー枢軸が大勢
を握るでしょうが、ロイエンタールに対する感情的反発と、最高権力への誘惑(簒奪を考える人間は居ないでしょうが、なにせ皇帝はまだ赤ん坊。勢力争いに勝利すれば、自動的に皇帝の全権代理人です。)は、地球教が付け入るには
絶好のチャンスです。
また、フェザーンは消滅するものの、相互依存の関係にあった両国は、結局フェザーンの貿易ネットワークを活用せざるを得ません。
この状態であれば、実質的な力を持っているフェザーン(ルビンスキー)の甘言に乗せられるお調子者はいくらでも出るでしょう。
ミッターマイヤーの人望も、あくまで「同僚」
としてのそれですから、帝国の分裂は必至です。
さて一方同盟では、分裂した帝国を横目に僕等のトリューニヒト閣下が活動を開始します。
情報操作で戦勝の功績を独占して人気を跳躍させると共に、帝国の分裂が決定的に成った所でヤンを暗殺。責任をヤンファミリーに押し付けてその勢力を一掃します。
彼等の事ですから、意地でも反撃を試みるでしょうが、核を欠いているためにまとまる前に各個撃破です。
ハイネセンまで戦勝記念式典とでも言って呼びつけた上で実行すれば完璧でしょう。
ついでに国葬で弔辞でも読んで支持基盤はバッチリです。後釜にはパエッタでも据えておきましょう。攻めてくる奴は居ないのですから。
さて分裂した帝国の内戦は、地球教とフェザーンの工作で泥沼化します。当然同盟(トリューニヒト)も、干渉を試みるでしょう。
そして、民間人の被害が鰻登りになる中で、赤十字的活動を行うことで、(ついでに反戦運動を組織して見せたりして)地球教は勢力を着々と伸ばしていきます。
内戦が泥沼化すれば、フェザーンだのイゼルローンだのに兵力は避けません。フェザーンは政治・経済的な協約で独立を回復します。(この時点では両国とも重要視する理由は無い)
方やイゼルローンですが、トリューニヒトは軍備回復を最優先するでしょうから、同盟市民は戦争に勝ったのに生活が更に困窮するという状況から、政府名対する批判を強める(=イゼルローン方面への出兵が行われる)でしょう。
ヤンを暗殺する前に奪回しておくのも手ですが、「アイリッシュティー云々」を知らない以上、国力ひっ迫する中で出兵は行わないでしょうし、(選挙のころには数だけはそろっているはず)ヤンから聞いたなら、それを「ヤンが」使う必要は無いわけですから殺っても構わない事に
なります。と言うわけで出兵。「アイリッシュティー」を使わなくても、分裂した帝国軍は数も補給も間に合わず、陥落です。ナンならイゼルローンを持つ勢力と取引をしても良いでしょう。仲介役はフェザーンです。
かくして、軍事(同盟)、経済(フェザーン)、宗教(地球)による帝国包囲網が完成。
しかも、包囲されたほうは包囲されていると認識していませんから、後はどうにでも成ります。暗殺と経済(情報)援助を駆使して各勢力を疲弊させ、おいしい所は同盟軍がいただく、というところでしょう。
さて、10年も経てば同名の銀河統一で戦乱は終結。政治・経済・宗教の3重構造を持つ統一政体が誕生します。これで「めでたしめでたし」に成れば良い(何が?)のですが、そうはならないでしょう。ここからトリューニヒト・地球教・ルビンスキ-による、新たな鼎立状況が生まれます。しかし、地球教は人心を把握している上、他の2者はあくまで個人です。地球教の暗殺戦術が成功すれば、その時点で勢力としては消滅します。フェザーンは経済さえ握れれば良いわけですし、(恐らく彼等は華僑のような形で生き残るでしょう。例え宗嗣の代りに地球を祭っても)、同盟市民の中にも地球教は浸透しています。(どっかのΩ教と違って)
戦いは地球教の勝ちとなり、同盟は地球教の代表政党が与党となる革新的(ブラック)民主国家として人類を導いていく…
書いていて、胃が痛くなってきました。
取り敢えずこんなのはどうでしょう?