初代掲示板過去ログ

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投稿ログ86 (No.1538 - No.1544)

board1 - No.1538

俺様ランチさんへ

投稿者:仕立て屋
1999年07月14日(水) 00時38分

 毎度、仕立て屋です(<---これもお気に召さない?)


 いや~ヒートしてますね、俺様ランチさん。ノンノンノン、ヒートし過ぎて我を失っちゃダメやんかぁ。

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>私は以前に他の掲示板の「エース書き込み者」だった事があります。質・量ともに一番「濃い」のは自他共に認める、って感じでした(誇張だろ、と言われればムキに否定はしません。証明なんてできないですし)。当然「調子に乗るなバカ」とかしょっちゅう書かれました。「人の作った掲示板に書き込んでるだけなのに、オピニオンリーダーにでもなったつもりか?」とも言われました。
 気づきましたか?ここの掲示板にしたって、管理人さん以外の全ての書き込み者は所詮「寄生させてもらってる」だけなんですよ。間違っても「連載コラムをいくつも抱えた人気作家」なんて意識を持っちゃいけないんです。名指しで申し訳ありませんが冒険風ライダーさんが「みなさんお待たせしました。シリーズの続きです」なんて書いてあるのをみると毎回「アンタはここの看板作家かよ!」ってツッコみたいのを今までずっと我慢してたんです。
 不沈戦艦さんがご自分でHP持ってらっしゃる、って聞いたような聞いてないような、なので的外れだったらごめんなさいと10回でも20回でも書いて謝ります。ですがここの書き込み者、特に不沈戦艦さんと冒険風ライダーさんに強く感じるんですが、「自分はこの掲示板の看板ライターだ」って奢りか自負が全くないと言えますか?あなた方は所詮ここの「客」に過ぎないんですよ。このHP内での議論がどんなに白熱化しても、それはあなた方の手柄ではなくて、議論の場を提供した管理人さんに帰するのです。
 私も過去にはその手の人間だったので本当は偉そうに説教できる身分ではないのですが、今は自分のHPを作ってる最中です。まだ表紙と目次しかUPしてないし内容もここほど斬新ではないし田中芳樹を扱う予定も今のところ無いし、別に宣伝はしませんが、なぜかinfoseekにだけ登録してたりします。・・・ってのは余談ですが。
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 以前の俺様ランチさんのご発言から、貴方が道理のわかる方なのは、良く存じております。ですから、今回のご発言によって貴方の人格まで言及するつもりはありません。が、今回のご発言については、熱くなり過ぎなのか、勢いあまって言うてはることムチャクチャでっせえ。逆に考えて見れば、上記ご発言がおかしいのは自明でしょう。掲示板書き込み者がその運営者に寄生してるって、なんだかそれが真理かのように言うてはるけど、じゃ、誰も掲示板に書き込まなかった場合、すなわち、運営者のみの緒言やコンテンツ
のみであったのなら、ここの評価ってどうなります?コンテンツの中には掲示板で話題になったことからヒントを得て書かれているものもあるでしょう?つまり、運営者と掲示板書きこみ者は互いに持ちつ持たれつ、影響しあって成り立っているのではないでしょうか。貴方はどこぞの掲示板でちょっとその手のことで非難されて、その相手に反論、論破しないばかりか、逆に”開眼”されちゃったわけ?それじゃ、情けないんとちゃうん?誰も「連載コラムをいくつも抱えた人気作家」なんて思っちゃいないよ。仮に、そういう意識があったからといって「持っちゃいけない」なんて言うほどのことじゃないよ。また、冒険風ライダーさんの「みなさんお待たせしました。シリーズの続きです」にしても、単なるお約束の合言葉みたいなもんでしょ。”毎度おおきに”みたいなもんですよ(いちげんさんにも毎度おおきにぃっていうでしょ?毎度じゃないのに)。わたしの「毎度、仕立て屋です」も貴方の論法では、”毎度”なんてずうずうしいよってなことになるんでしょうか。これはちょっとヒドイなあ。
 それから、「このHP内での議論がどんなに白熱化しても、それはあなた方の手柄ではなくて、議論の場を提供した管理人さんに帰するのです。」にしても、掲示板発言者の発言はあくまで発言者のもんですよ。運営者は場所と話題を提供してくれているだけです。もし、運営者がこんなあつかましい考えの持ち主だったなら、誰も今まで、ここに書きこまなかったでしょうし、わたしも2度と書きこみませんよ。俺様ランチさんのHPはこのような方針で運営されるおつもりなのですか?もしそうなら、そんなとこには書き込みしたくないなぁ。何度も言うようですが、運営者と掲示板書き込み者は宿主と寄生者の関係ではなく、共生の間柄だと、わたしは考えております。でなければ、ネットというフリーな精神空間で議論する意味がないと存じます。それから、議論の場を提供した者だけが、発言し、大口たたく権利を有する、というような考え方は、なんだか経験者至上主義的でイヤなものを感じますし、受け入れ難いです、っていうか、俯瞰的に眺めたら、それが滑稽だということが理解できるでしょう。「私も過去にはその手の人間だったので本当は偉そうに説教できる身分ではないのですが、今は自分のHPを作ってる最中です」のことも、じゃ、やっと今ではそういうご身分になったのですか?と言いたくなります。俺様ランチさんが、以上のような”不順な動機”すなわち、”大口たたくために自分もHPを運営しようという動機”からHPを持とうという考えに至ったのだとしたら、なんだか幻滅です。
 あ~あ、なんだか、開眼しちゃった信者のようです。

 ちょっと、キツイ言い方になっちゃいましたが、わかっていただけますよね。俺様ランチさんが、道理をわきまえた方だと信じますので、以上のような苦言を申し上げます。でなかったら、無視してるとこです。



あと、ココさんどうもレスありがとうございます。また、レスするんでよろしくね。

board1 - No.1540

Re1527・俺様ランチさんへ

投稿者:冒険風ライダー
1999年07月14日(水) 05時52分

<特に不沈戦艦さんと冒険風ライダーさんに強く感じるんですが、「自分はこの掲示板の看板ライターだ」って奢りか自負が全くないと言えますか?>

 全くありませんな、そんなもの。自分の妄想に基づいた勝手な解釈もいいかげんにしていただきたい。
 そりゃ私はいつも投稿しているから「ここの常連」という意識はありますし、管理人さんにこの場を借りている事は承知してますけど、「自分はこの掲示板の看板ライターだ」という認識など、アンタに言われるまで考えた事さえないんですけど。そんな偉そうなことを主張できる身分ではありませんしね。

 それに掲示板利用者全員を罵倒しているかのような、しかもまじめに議論する気もない、何ら建設的ではない投稿に共鳴するのはアンタの自由ですけど、「荒らし」相手に対し、明らかに他人への個人攻撃を示唆するような発言は控えるべきでしょう。
 あれは間違いなく「荒らし」です。あんなのが長期にわたって居座ったら議論が妨害されますし(実際、今までやってたアル戦と銀英伝の議論は中断したのですよ?)、それこそ「掲示板の存続が不可能」になってしまうではありませんか。ご本人も「これからずっとここにいさせてもらうよ」なんて言っているし。

 それから以下は忠告なのですが、人の投稿を見るときには必ず「なぜこんな投稿をしたのだろうか」と自分に問いかけてみてください。投稿の意図ないし目的というものを全く考えず、文章だけを見て「これは誹謗中傷だ」とか「これは気に入らない」などと言われても困るんですけど。
 さらに「自分に都合の良い解釈」とか「文章の読み落とし」とかしないように(新Q太郎さんの小説は「解題」を読めばどういう意図で書いたのかわかったはずです)。
 あと、不沈戦艦さんも言ってましたけど、あまり自分を基準に考えないでください。価値観の押しつけは迷惑です。

 上記忠告の総論。「ギャグセンスを鍛えるのもいいけど、もう少しユーモアセンスを磨いてね」(笑)

PS. 私は仕立て屋さんほどアンタを信用していないし、この問題にあまり深入りする気もないので、返事はこの投稿でお終いにします。レスが来ても一切返答しませんので、あしからず。

board1 - No.1541

あのう・・・・。

投稿者:けんじ
1999年07月14日(水) 09時37分

はじめて書き込みます。

田中芳樹さんの本は8年くらい前に読んで、アルスラーン、銀英伝、創竜、
の順に読みました。一応ファンです。その3つ以外あんまし読んでないけど・・・

面白いHPだなーって、過去のログ500くらいまで読みました。
で、質問なのですが去年の12月くらいに田中芳樹さん(出版社でしたっけ)に
このHPの存在を知らせる手紙送ってますよね。
その返事ってなにかあったのでしょうか?
その後のログ1ヶ月分くらい読んだのですけど全然触れられてないし、
批評に全然関係ないような話題も増えてきたので読む気力が無くなったし、
ベストのコーナーにも載ってないしで、どうなったのかなって思ったので
書きこみさせて頂きました。

とぼけた質問でごめんなさい。


感想も一応・・・・。
大昔のログとある程度途中からのログ見比べると、
どうでもいいって言うか、HPの主題とあんまり関係ない話が多いような気がするのですけど。

board1 - No.1542

謝罪や釈明や説明

投稿者:俺様ランチ
1999年07月14日(水) 10時01分

 こんにちは。

>冒険風ライダーさんへ
 第三者の方にしてみれば、冒険風ライダーさんと俺がキライキライ同士なんてのは今更もういいよ、って感じでしょう。この掲示板への貢献度は冒険風ライダーの方が1万倍は高い事を考えれば、新参が常連に噛みついてるだけにしかみえないし。
 本人が書き込む前にフォロー入れるつもりだったのですが、冒険風ライダー書き込み、創竜伝ネタ以外では買ってるんですよ。「創竜伝批評」はねちっこいのと人気連載作家気取りが大嫌いですが、最近のアルスラーンネタの下調べよくやってる所なんか純粋にすごいと思ってるんですよ(別に、「この暇人」とかのイヤミは入ってないです念のため)。冒険風ライダー1人でやってる訳じゃないにしたって、食事とかいろいろよく調べて書き込んでて、すごい人だな、と思ってるんですよ。
 ここまで書いて思ったんですが、俺にとって冒険風ライダーさんは「政治評論が入らなければ書き込みのすごい人」って印象なんですよ。って他の人についても同じですが。つまり皆さんの多くが田中芳樹に対して思ってる印象です。
 ・・・と書いたはいいですが、うまくオチがつきませんでした。とにかく、冒険風ライダーさんが思ってる程には俺はあなたを嫌ってはいない、という事です。無論発言を撤回とか謝罪とかするつもりは無いですが。

>不沈戦艦さんへ
 ハッキリ言って、あなたに矛先向けたのは間違いだったと反省しました。昨日の今日ですがすいませんすいませんすいません。
 実を言うと「連載作家気取り」云々は冒険風ライダーさんだけを対象にしていたんですが、なんか毎回それだけってのも芸が無いとか思ってあなたまで標的にしてしまいました。やんなきゃよかったと後悔すると同時に、アレだけケンカを売ってしまって申し訳ないとしか言いようがありません。「看板ライター気取りなんてない」と言われたらその通りです。だって俺自身が思ってなかったんですから。とにかく済みません。やり方が卑怯だった事に気づき反省しました。

>仕立て屋さんへ
 「毎度」くらいで不快にはなりませんよ。気に障る文章だったのかも知れませんが、そう揚げ足取られるとツライです。
 それと「管理者が全部偉い」はカッコつけて極論を言ってしまいました。掲示板が盛り上がれば、書き込み者にも功績がある、ってのは当然の事です。確かにアツクなり過ぎていました。ですがあえて「誰が偉い?」と言えばやはり場を提供した管理者です。これは譲れません。
 「自分でHP作る」の部分、俺自身の体験とか書いたのは完全に蛇足でした。「それだけ”たくさん”言いたい事が有るなら自分でHP作れ」ってのは誰にでも当てはまること、という主張に留めておけばよかったと思います。あと俺がHP作ろうと思ったのは、別に「大口叩くために」ではないです。さすがにそう思った事はありません。ただ、掲示板での発言ってログが消えちゃうでしょう? 今まで掲示板での書き込みに費やした時間と労力(好きでやってんだけど)を思ったら、なんか自分の城を持って、そこに全部集めてみたくなった、ってだけなんですよ。「個展を開きたくなった」って感じと言ったらいいんでしょうか。とは言っても評論メインのHPにはしないつもりですが。自覚してるし指摘もされてますが、俺がそんなのばっかでやっちゃうとただの説教HPになっちゃうから。

>新Q太郎さんへ
 「改題」も読んだんですけど、やっぱりこの芸風の旬は過ぎたのではないでしょうか? 「改題」はつまり「この文章が気にくわないんだったら創竜伝も気にくわないはずでしょ?」ってな反面教師みたいな読み方しろ、って感じですか。だとすると「それもありか」と思わないではないけど、なんか姑息な感じがします。創竜伝じゃなくて新Q太郎さんがです。ちょっと「フィクション」を盾にしたイタズラが過ぎるんじゃないか、と。
 パクリの是非ですが、新Q太郎さんはこれからその手口毎回使うのですか? 確かにその手を使えば、結果的には「こういう卑劣な描写をおおっぴらにやってる田中芳樹が悪いんだから」って結論に導けるでしょうが、新Q太郎さんに対する嫌悪感がおまけにつくだけ、って気もします。
 管理人さんの一回目は笑いました。でも、その後の「誰かが小説風ネタ書いてみんな拍手喝采」ってな最近の流れ、すごく内輪ウケっぽくてイヤなんですよ。だってこれってある意味同人小説のノリでしょ?イヤじゃん。

>冒険風ライダー不沈戦艦仕立て屋さん
 HP作れ云々の話は結局、冒険風ライダーさんに言いたい事を一般論の形にしてしまった俺の姑息さが招いた事で申し訳ないです。冒険風ライダーさんに言いたい事は直接彼に言えばいいだけの事だった、と反省しています。
 正直、冒険風ライダーさんに思うのは、それだけ文章量があるならとっとと1人で「田中芳樹を撃つ2号」でも立ち上げればいいじゃん、って事です。「創竜伝批評」のログをまとめて読めるようにして掲示板置けば、それだけでもう「のれん分け」できるでしょ。ご自分のHPでやられる分には「更新遅れてスマン」でも「お待たせしましたシリーズ再開」でも言い放題ですし。
 「もう田中芳樹を盲信するのはよそう」って流れを本気で作りたいのだったら、似たような話題を扱うHPが多数存在する方が、皆さんが一カ所に固まってるよりもいいと思うのですが。

 ココについてですが。
 「相手をバカにするスタンスをとり続ける事で自分の優位を確立する」って典型的な「ネットバトル(すごくカッコ悪いこの言葉)」な人の手口はカッコ悪いです。
 でも荒らしとは別物だと思いますよ。だって荒らしって頭使わないもの。純粋に掲示板を成り立たなくさせたいだけなら「こいつらみんなバカ」を1万回くらいペースとして投稿の連打すればいいんですよ。でも彼は少なくともそれはしない。どうせ最後は「お前らみたいなバカ共相手にするのにも飽きた。でも楽しめたよ。せいぜい頑張ってくれ」ってなとこでしょうが、少なくとも「理詰めで論破してやる」ってスタンスは崩してないです。彼はあくまで「道場破り」みたいなもんなんですよ。そして理詰めの相手は理詰めで論破するに限る、てのは仕立て屋さんと同じです。
 「彼が来てから以前の議論の流れが止まった」と言われますが、現実に止めたのはココではなくてそれまでの議論を打ち切ってココ対策に回ったあなた方自身でしょ? 過去にも何度かいちゃもん書き込みはありましたが、無視して議論が何事も無かったかのように続く、というのが殆どだったと記憶しています。銀英伝やアルスラーンの議論が止まったのは、単に「その手の議論よりも今はココを相手にするのに興味を惹かれたから」ってだけでしょ。本当にそれまでの議論を続けたいんだったら、無視して議論を続ける書き込みすればいいんです。そうすれば議論を再開したかった人はすぐレスをつけてくれるでしょうし。

 最後に。
 冒険風ライダーさんはもう期待してもしょうがないからいいです。「レスする価値も無い」「答えたくない書き込みに答える義務は無い」ってのもわかります。でも名指しで書き込みした時にはやっぱりレスが欲しいものですよ。なあココ。その意味で、俺のケンカ売ってる文章も無視せずレスを下さった方々にはすごく感謝すると同時に、心の広い人達だなあ、と思わせていただきます。

board1 - No.1543

ココさんへ、根気ようって、ちかれるねぇ

投稿者:仕立て屋
1999年07月14日(水) 13時16分

 毎度、仕立て屋です。


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>「創竜伝」ごときという言いまわしに、憎しみのパトスが蠢いていますな。まあ、オレも人のこと言えた義理ではないんだけどね。

 ここらへんは、ハッキリとあんたと意見が噛み合わないところなんだけどな~。まず、あんたの警世書、批判書の定義がよくわからん。命を狙われる危険を犯して書かなければ、警世書でも批判書でもないの? そりゃ、悪く書かれた方は「フィクションだから」と逃げられたらたまらんだろう。でも、それで定義しちゃったら、批判書と警世書を書くやつはみんな命を狙われなければならないじゃん(笑)。それとも、あんたは「創竜伝」が原因で田中が右翼に刺し殺されでもしたら「創竜伝」を警世書、批判書と認めるのか? おいおいおい、それってもはや文学のジャンルわけじゃないよ。「こいつの本は殺されたから批判書。こいつまだ生きてるからダメ」ってか? ヒエ~!
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 ワオーッ、こんなレトリックありでっか?ボルテッカァ!
 憎しみのパトスが蠢いてかぁ、ん~、スマートォゥー、ってこれいただきぃ?

 先ず、誤解を避けるために、簡単に定義付けしてみようかと存じます。

 「警世書、批判書の定義」と仰られても、読んで字の如しとしか申し上げようがございません。そこで、「警世書、批判書の定義」をここでは二つに分けてみましょう。一つは(A)ノンフィクションとして自らの思想や批判精神でもって諸種の命題に関して論ずるもの。これは、読者の側がその内容を是とする、もしくは、それまでの考えを再考するようになる、ならば、書き手の意図は達成されるであろうし、否とする側にも、それに対して反論、批判する機会が与えられ、且つ、書き手もそれに対して答える義務が生ずるものだと、規定いたします。次に、(B)あくまで表現形式はフィクションの形で。しかし、そこには、わたしの投稿1536で述べたように、(1)「作者の主張が、普遍的に且つ必然的に構築され、登場人物なり、設定でもって、作品世界の中で統一的に反映されているのならば、それはそれで小説として評価されうる」且つ、(2)「小説として面白ければ万人受し、尚のこと良し」とします。

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>まず、あんたの警世書、批判書の定義がよくわからん。命を狙われる危険を犯して書かなければ、警世書でも批判書でもないの?
 (中略)
>それとも、あんたは「創竜伝」が原因で田中が右翼に刺し殺されでもしたら「創竜伝」を警世書、批判書と認めるのか? おいおいおい、それってもはや文学のジャンルわけじゃないよ。「こいつの本は殺されたから批判書。こいつまだ生きてるからダメ」ってか? ヒエ~!
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 意図されてなのかどうか不明ですが、ここには明らかな”すり替え”が存在します。まず、ココさんの「夢物語」に対するココさん自身の書評 <この「夢物語」、批判書にしては抽象的すぎる代物なんだよね。俺は大学の授業のテキストで読んだんだけど、一読して「えらい弱腰な幕政批判書だな」と思った。なにせ、架空の世界を舞台にしたファンタジーで、しかも最後は「じつは夢だった」という夢落ちなんだから。田中の「フィクションだから」どころではない。夢落ちで全部「おじゃん」なのだから。ストーリーも破綻しまくっている。はっきり言って、小説としてはあまりいただけない。それでも、幕末の言論弾圧下でこれを書いた根性は見とめるが…。> を考えて見ます。わたしは、先に述べたように「夢物語」を読んだことがございませんので、わたしの書評を申し上げることはかないませんが、ここはココさんの仰ることをそのまま使用したいと存じます。ところで、夢落ちってのは、まるで、ドラえもんに関するあの有名な都市伝説を連想しますねってこりゃ、話がずれましたね。
 夢落ちにした長英の意図は不明ですが、幕末の言論弾圧下では、夢落ちにしようと幕府に睨まれると考えるのが自然ですから、おそらく、庶民受けするようにそのような形式を採ったものと想像いたします。ココさんの書評から、「夢物語」を上記(B)における(1)の資格ありと判断します。(B)の(2)に関しては”現在”の基準から申しますと、?ってとこでしょうか。いくら、夢落ちの形式を採っていようが、上記(A)のような作者の意図が前面に押し出されたもので、且つ、(B)の(1)を満たすのならば、その内容の正否を除いても、(A)における読み手の反論、批判の対象たりうる可能性を有します。しかしながら、当時、現在の基準から見れば、表現者の自由など保障されていないのですから、その時代の悲しいかな、”結果的”に幕府によって、反論の再反論を許されることもなく死を選ばされたわけです。このような事態は現在の基準と比べようがありませんから、現在の基準に照らし合わせて、長英の死を批判対象からの反論、批判の結果とわたしはみなし判断したわけです。したがって、何も 「 ”幕末の言論弾圧下” の状況を ”現在に当てはめ” て、表現者に死が伴わなければ、その作品を批判書とは認めない」、などと申し上げてるのでは決してございません。その為にわたしは投稿1536において、幕末当時の表現に関する一般的な認識について言及しているわけです。ここには、わたしの投稿1536に対して、そのみなし判断を、幕末の言論弾圧下の状況に現在の問題を適用させて「死を伴わない作品は批判書と呼べないのか、云々」と反論してみせるという論理のすり替えが見受けられます。また、歴史におけるその時々の作品に対する評価は現在の基準からその完成度自体に関するものもそれはそれでアリでありましょうが、それとは別個に、その時代時代におけるインパクトと申しましょうか、その作品の存在価値をも加味する必要があるものと存じます。そういう意味で、あの弾圧下でココさんが書評した、かような作品「夢物語」を世に出した長英は評価されるべきであり、「創竜伝」をして「小説に託した警世、批判書は別に田中が先鞭ではない」などとほぼ同位に序列せしめるココさんの情報比較適用の判断に問題ありとわたしは申し上げたのです。
 以上の理由から上記ココさんのご発言にはすり替えのレトリックがあるものと判断いたします。よって、ココさんは「夢物語」を引き合いに出した事に関するわたしの投稿1536の問いに再度答える必要があるものと存じ上げます。
 しっかし、ヒエ~?、ヒエ~~~~ッてあんたぁ、こっちゃがヒエーーーッ言いたなるぅゆうねん。


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>>小説の初歩の初歩として、作品の中に作者の言葉が入ってはいけないというものがある。作者の主張は、キャラクターに語らせるとか、テーマとして伏流にして流すとか、そういうテクニックこそが小説であり、物語だからである。

 最初にこれ見てから疑問に思ってるんだけど、この定義、いったい誰が決めたんかな? 神様? ゲーテ? 夏目漱石? それとも石井? あんたらは、これを金科玉条のように崇め奉っているけど、だったら原典出してくんさいよ。前にも書いたけど、どっから孫引きしてきたの?
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さあ? わたしにもわかりません。あっと、これは誰が言い出したのか、と言う点ですけどね。ところで、ココさんは、管理人さんの”作家が作中で己の主張を盛り込む場合のお約束”に関してそれを全面否定するものですか? それとも、一面の真理を認めるものですか? わたしは、その原典がどうであろうとも、そこに一面の真理を感じます。なぜなら、主張がキャラクターの言葉の中や作品のテーマに伏せて必然的且つ統一的に盛り込まれる以外に表現しうるとすれば、行間の突に隔絶された心理模写や状況描写、作中の場面場面での思想のモロ出しなどを行わないかぎり難しいでしょうし、そんな場合、小説という表現形式においては上記(B)の(1)の点で問題が生じます。故に、管理人さんの小説で主張する場合に関する言及には一面の真理を覚えます。
 また、ココさんは、上記管理人さんのご発言に関して、その原典を示せ、と仰っていますが、仮に原典があろうとも、では、その原典の原典はどこなの?云々の同道巡りになりかねません。そんなことより大切なのは、そこに一面の真理を認められるか、否か、ということではないでしょうか。それとも、原典があれば、精神的安泰でも得られるのでしょうか。


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>>ココさんの論法から申しますと、評論家という職業は、卑しい職業ということになりますね。われわれ読者は、お金を出してその作者の作品を購入しているのですから、その作品に対して批判するくらいの権利はあるものと存じますが、どうですか。批判精神のないところに進歩もないかと存じますが、いかがでしょうか。うふふ(気持ちワリィ…)、

 おいおい、どうしてここの掲示板って職業差別的な言辞に走るかな。ひょっとして、職業差別好き? オレって批評の原稿の仕事もやってんだけどな(何の批評かはヒ・ミ・ツ)~。
 でも、批評に名を借りた罵詈雑言と言うものがあることを、あんたも含めたここの青蝿さんたちは知らないようだね。ワイドショーのサッチー叩き(真実も含まれているが)や、石井の「田中とヒトラー、どこちゃうねん説」なんかその典型じゃん。
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「うふふ(気持ちワリィ…)」
 ハハハ、やっぱりぃ?これは別の掲示板で誰かが使っているのを見て、わたしも「気持ちワリィ」って思ったんですよ。で、一度、使ってみようってことでやってみたんですが、やっぱり、そう思いますよね、クックックゥ。
 それから、「職業差別的発言に走るかな」って??? ココさんのご発言 <中国の成言で「英雄の死体にたかる青蝿は、自分では何も功績を立てていないし何もできないくせに、死体になった英雄を足蹴にして得意になっている」ということだ。まるで自分が英雄になったように錯覚してな。田中が英雄かどうかまでオレは知らんが、あんたらにとって田中は手の届かない男で、さぞタカリがいのある骸なんだろうよ。> すなわち、「なんの功績もない素人風情が自ら作品を生み出すこともなく、ただただ、他人さまの作品、ペンで生計立ててるプロの作品に寄りかかっていい気になってる様を糾弾すべし」 が、”概念的”に、「自ら作品を創作するでもなく他人様が苦労して創り出した作品に寄りかかって飯の種にしている自称批評家、評論家に対して苦々しい限りである」とするのと”同根”であるということにココさんは気付かないのでしょうか? ということです。別にわたし自信が批評家、評論家の方々を職業差別しているわけではありません。ココさんの論法を適用すると、評論家、批評家なる職業も卑しいってことになるのでは?と申し上げてるのですよ。もし、そんな適用はおかしいって仰るのでしたら、語るに落ちる、ということでしょうね。ココさんも批評の仕事を請け負うことがあるのですから。ご自分だけは上記ココさんの論法からは除外されるということになります。だとするなら、我々とココさんの間では、上記論法適用面での選択性が存在していることになりますね。ならば、その分岐はどこに求められるのでしょうか。我々の場合もココさんの場合でも批評の目的の点では変わりません。この二つの立場の違いは、とどのつまり、素人であるか、プロであるのかの違いしかありません。どのように言葉を飾ろうとも、結局はそこに行き着くということでしょうか。

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>批評に名を借りた罵詈雑言と言うものがあることを、あんたも含めたここの青蝿さんたちは知らないようだね。ワイドショーのサッチー叩き(真実も含まれているが)や、石井の「田中とヒトラー、どこちゃうねん説」なんかその典型じゃん。
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 批評に名を借りた罵詈雑言ってココさんはどのような定義で言ってはるんでしょうか。わたしの方は、対象に何の根拠も持ち合わせず、事実でないことで非難する、ということだと考えます。サッチー叩きに関しては、何が真実か我々視聴者に開示されていないのですから、判断しかねます。田中とヒトラーの件は、どうでしょうか。ちょっと難しいとこですね。ココさんが仰るように、実行した者とそうでない者を同列にあつかうのはアンフェアだということもまた道理であります。仮に、管理人さんが仰るように田中氏が精神性の面でヒトラーと同質なものを持っていて、且つ、同様な立場に立たされたとしても、やるかもしれませんし、やらないかもしれません。そんなことは、誰にも分からないでしょう。思っていてもやるかやらないかではその差は大きいです。人の心の中なんて他人からは覗けないし、行動にあらわれてはじめて他人に知覚可能なのですから。そういう意味で、作中にかいま見られる心中の思想が、ヒトラーと同根だからといって、その一面でもって非難するのは、どうかなぁ,とは存じます。


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>>それから、ご大層に中国の成言「英雄の骸にたかる青蝿」を引き合いに出されていますが、ぜんぜんありがたみがありませんね。こういう借言にも、ココさんの言う「英雄の骸にたかる青蝿」は適用されないのでしょうか

 ギャハハ、ひょっとしてあんた「英雄の骸」? 大きく出たもんだ。蝿はどれだけ自分を大きく見せようと蝿だよ。別にありがたがってもらう必要はないよ。あんたたちの姿を鏡で見せてやろうと思ってやったまでさ。どう? 見えた?
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 ???意味不明です。何故、わたしが「英雄の骸」になるのでしょうか。
「あんたたちの姿を鏡で見せてやろうと思ってやったまで」をそれらしく飾るためにココさんにとって「英雄の骸」である「英雄の骸にたかる青蝿」という成言を引き合いに出されている様は、同様に、「英雄の骸にたかる青蝿」とは言えないのでしょうか、と申し上げているのです。使い方間違ってましたか? くだらないですけど。まあ、ココさんは、発言の根もとに先人の言葉が被されば、精神の安泰が得られるようですから。


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>それから、最後に、ココさんはフリーライターでしたね。きっと、ココさんのようにプロのライターからすると、ここで書き込みする素人連中が、苦労して生み出されたプロの作品に対して、イッチョ前に批評家を気取って批判している様というのは、非常に苦々しい限りなんでしょうね。特に、ご苦労されてるココさんのようなフリーの方には。そのへんのプロの方の苦々しさには

 いや、オレ的には結構この掲示板評価してんだしね。みんなそれなりに研究して努力して書いている跡が見えるし、俺のおちょくりに冷静に対処(一部熱い人もいるが…)してるし。批評は大切よ。
でも、罵倒はいかんよ。罵倒は。俺が言うのもなんだけど(笑)。
 それと、なんか必要以上にフリーライターを貶めたり、持ち上げたりしているようだけど、そんなにフリーライターって珍しいかな? 出版社クビになった編集者だってフリーライターなんだよ。あ、オレ! オレは違うよ。ちゃんと円満退職だったもん。
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 ???よくわかりませんねぇ。別にわたしはフリーライターの方を上げたり下げたりしておりませんよ。ココさん御自信がフリーライターの苦労を吐露されているのを見て、そのまま使ってるだけです。また、批評は大切って、特に言及されるまでもありません。わたしも批評のないところに進歩はない、と申し上げたところです。罵詈雑言がいけないのは、これまた、仰るとおりです。ただ、どんなものに対して罵詈雑言という言葉を適用するかは問題ですが。ココさんの適用基準をお聞きしたいものです。

 それでは。



あ~あ、なんだか、白けちゃったなぁ。くだらない言説の数で流れちゃったよってココさんのことじゃないよ~ん、、フーゥ。

board1 - No.1544

追伸と創竜伝

投稿者:俺様ランチ
1999年07月14日(水) 13時36分

 書き込みの付け足しです。

>SATOKOさんへ
 「ココと管理人のやりとりは田中芳樹の話題からズレてる」っての、確かにその通りだと思います。
 でも、「管理人が右寄りだから田中芳樹のこと嫌いなんじゃないの?」ってのは、このHPの第一印象が良くなかった人にとってはもうお約束って感じで(俺含む)。だから、初めて来た人がそこら辺から崩そうとするのは、いくら管理人さんが「過去ログ読んでくれればわかるはず」と言い続けても、やっぱり初めはその疑問が出るのはしょうがない、と言うか恒例行事でしょう。
 ここまで書いて思ったんですが、管理人さんはその辺の立場表明じゃないけど、Topページに載せておくとかした方が楽チンなんじゃないでしょうか?

 ところで不沈戦艦さんのココへの書き込み読んで改めて思ったんですが。

>創竜伝の場合は無意味な政治評論(??と思わせるものも多い)を挿入する事によって、ストーリー自体が破綻しておるとしか思えん

 このような意味のフレーズ、不沈戦艦さんに限らず皆さん創竜伝を批判する際によく使ってますよね。
 揚げ足取りする気は無いんですが、これって具体的にはストーリーのどの辺が政治評論によって破綻させられてしまったんでしょう?
 「政治評論が多すぎてつまんない」ってのはわかるんですが、「ストーリーを破綻させるから政治評論は邪魔」ってのはよくわかんないんですよ。ソ連が話の途中で無くなった事? アレは確かに矛盾した描写ではありますが「破綻」って程問題を生じさせてる訳じゃないし・・・。

 同じように「創竜伝はストーリー自体つまんないからダメ」って批判もなんの気無しに使われるでしょ。思ったんですが、さすがにこれはワガママじゃないでしょうか? 皆さんが私に「自分を基準にして物を考えるな」と言われますが、「ストーリーがつまんないから嫌い」ってのは理屈でもなんでもなくて単なる個々人の感情でしょ。
 「8巻とかから仙界とか出てきて訳わかんないしつまんない」ってのは単なる好き嫌いの問題で、封神演義好きとかは面白いと思うかも知れない。「荒唐無稽」みたいなケナシ言葉も見かけますが、「伝奇アクション」って本来そういうモンなんだし。

 「主人公がすげー自分勝手な理屈ばっかりこねるから嫌い」とかはわかるんですが。

 「架空歴史小説並の確立された世界観」を求めた結果が「伝奇アクションのなんでもアリの設定」によって裏切られたからと言って、それ自体を怒っちゃいかんと思うんですよ。「これは銀英伝とはそもそもジャンルが違うんだ」って事を念頭に置いておかないと、「伝奇アクションなら許されるご都合主義」まで目くじらを立てる事になってしまいますから、気をつけた方がいいのではないでしょうか。

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