初代掲示板過去ログ

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投稿ログ85 (No.1526 - No.1537)

board1 - No.1526

まとめレス

投稿者:本ページ管理人
1999年07月12日(月) 21時46分

>No.1511

>一方で遊牧民側も、時の政府が混乱した際には反政府組織として立ち振る舞ってきた過去があるわけで、政府にとって、遊牧民は役立つときもあるが、非常に厄介な存在であることも確かなのです。国家としては、容認できるものではありません。それに、不動産を持たない遊牧の民から税金を徴収することはなかなかままならないものです。これらは、近代国家の論理と真っ向から対立するものです。

 日本で、江戸幕府の差別政策によって、また明治政府の近代化によって「無縁」「公界」「楽」といった非定住集団が壊滅していったのと同様ですね。もしパルスがこのような制度を取っているのなら、社会構成や民俗を考える上で非常に興味深いと思います。奴隷制度なども絡んできそうですしね。
 ところで、実際の中近東では、現在でもゾロアスター教徒がイスラム教徒に混ざって居住しているのですが、この扱いが「迫害しつつも敬意を払う」というアジール的共同体に対する典型的な態度で面白いんですね。で、アルスラーンでどうにも不明瞭なのが宗教だと思います。イアルダボートは分かり易いんですけど(笑)、パルスの宗教が今一つ不明ですね。神官のファランギースや魔物のザッハークを見ても今一つはっきりしないと言うか。

 余談ですけど、仕立て屋さんが書いているように、聖都奪還を目的にしていた(またセム系宗教枠での異端争いの要素が濃くあった)十字軍と、イアルダボートの光で異教の地を照らす、というルシタニアの建前は微妙にずれると思います。
 田中芳樹ファンの人は、この違いを無視して「イアルダボート批判=キリスト教批判」を混同するから反感を買うんだと思うのですが、どうでしょうか。


>No. 1512
>ホリーさん

 初めまして。よろしくお願いします。

>結局のところ小説が小説としての面白さを失ったらまともな読者は去っていくだけのことではないでしょうか?

 これはそのとおりなのですけれど、書き散らした小説や版型を変えただけの再販本がベストセラーとして売れている現状はファンにとっても本人にとっても不幸だと思います。このような手抜きが売れなくなれば本人もいい加減気づくのでしょうが。


> そういえば10年位前に銀英のことを批判する同人誌がありまして、つくった本人達はファン心理で書いてたようですが、
>「未来の話なのになんで帝政が復活するん だ」
>という、わけわからんことを言ってました。
>今考えてみればこれ、マルクス的進歩史観で
>す。これを田中氏本人に送って、どこかの誌上でひどく怒られてましたね。

 状況がわからないので何とも言えないのですが、これを読む限りではこういう事に対して怒る田中氏は大したものだと思います。


>右だろうと左だろうとイデオロギーにはま
>ってる人の考えはひどく狭量でつまらないものです。そういう枠から外れたところで作品論というのをやりたいです

私はイデオロギーというより、イデオロギーによって固定化され現実と背離したことに気づかない図式に依拠している人間の言説がつまらないと思います。


>No. 1515
>パルス軍の補給物資が小麦系と羊肉で構成されているのではないかと考えたからです。肉が高価な物資であるならば、パルス軍はもっと安価なものを補給物資にしたでしょうしね。10万もの軍団の食糧となると半端な量ではないのですから。他の記述とも合わせて「これが主食」と推理したというわけです。

 イランとパルスの大きな違いに宗教があります。イスラム教では豚肉の禁忌が有名ですが、狩猟して得た動物の肉も同様に禁忌なのですね。パルスではこの狩猟の禁忌がないわけですから、なるほど、軍の補給物資もむべなるかな、と思います(羊肉にこだわる必要性もないですね)。


>No. 1516

>「宇宙の摂理は弱肉強食であり、適者生存、優勝劣敗である。人類社会もまたその例外ではありえない」と主張したルドルフのことですから、バカな国民というのは「弱者」であり、生きる価値のないものだと考えた。したがって義務教育を施し、優秀で強健な帝国臣民を育成した、というのはいかがでしょう?
>
>ルドルフは単なる権力者ではなく、人類に対する異常な使命感を持っていましたから有り得るのではと思いますが。

 なるほど、これは面白いですね。


>道義的責任は暴君の例を見れば明らかでしょう。

 ちょっとラインハルト派的見地から言ってみれば、「暴君の例によって専制が否定されるなら、ファシズムの例によって民主主義は否定されるべき」ですかな? この現実に生きる我々が民主主義を擁護する最大の論拠は(創竜伝の田中芳樹には皮肉なことに)「現在の日本の民主制が不完全な『そこそこ』の制度と理念ながら(だから、か)、小さな不満は列挙できても大きな不満のないそれなりに満足のいく社会を保証している(たった小さな幸せを保証できる社会だが、これだけのことでも人類史的に見れば偉業といってもよい社会である)」点に尽きると思うのですが、一度それを離れて考える点で銀英伝は面白い題材だと思います。
 さて、人間のすることにベストは無いとはいうものの、ラインハルトの専制政治がベストに限りなく近いという点ではほとんどの人の賛同するところでしょう。「ラインハルトの専制=専制政治の理想」という図式は非常に分かり易い等式です。
 では、「理想の民主政治」とはどのようなものでしょうか。ヤンは「最良の専制政治より最悪の民主政治の方がマシ」というように、どうも消極的民主支持という印象を私は感じるんですが(ちゃんと理想を語る場面があったっけ?忘れてる可能性が高いので指摘をいただけるとありがたいですが)、ヤンの理想社会とはどのようなものだとみなさんは思いますか?


>あっ、管理人さん、もしよろしければ相互リンクしませんか?
>田中芳樹と関係ないんでどうかなと思って言わなかったんですが。
>よろしければ是非お願いします。

 こちらからもお願いします。次回の更新でリンクしたいと思います。

board1 - No.1527

どっちもどっち、俺含む。

投稿者:俺様ランチ
1999年07月13日(火) 11時46分

 初めまして、って訳じゃないですけど、ここ1ヶ月はずーっと物陰からこの掲示板をストークしてた俺様ランチです。

 それにしても、「ココ」さん面白いですな。そして皆さんの反応も。

 正直、こんな程度のオチョクリを「荒らし」なんてご大層に命名するのは「ココ」にハクをつけるだけだと思いましたので、ちょっと遅いですが意見を述べたいと思います。

 まず、SATOKOさんが管理人さんに対して「こんな奴をまともに相手するな!」とまで怒るのは潔癖性過ぎないか、と思いました。
 SATOKOさんだけに言うのではないですが、はっきり言って皆さん健全過ぎますよ。無理してアングラ化しろとは言いませんが、頭でっかち過ぎやしませんか?
 彼の文体に嫌悪感抱いた時点で中身ロクに読んでないでしょう?彼の管理人さんに向けた主張自体は俺が前々から言ってた事似てなくもないですし、少なくとも俺はそこまでヒステリックな対応されなかったですよ。彼が礼儀知らずでけしからんとは思いますが、それほど怒ることか?って感じです。
 と、いうか!
 この掲示板にはタメ口で下品な奴よりよっぽど人の不快指数を高める「慇懃無礼」と言う行為は溢れまくってるじゃないですか!俺も一度冒険風ライダーさんにあててそーゆー書き込みしましたが、余りの卑劣さにあっさり「無視」という手段を取られてしまいました。正解だと思いますが。
 いくら語尾を全て「ですます調」でコーティングしても、行間からにじみ出る「悪意」ってのはわかるもんなんですよ。表面上は礼儀正しさを装っている分だけタチが悪いですよ。
 それをちょっとタメ口で口論吹っかける輩が現れた途端に「この礼儀知らず!」の大合唱ってのは、見ていて気味が悪いです。ココの方が少なくとも悪意がある事を隠さずに悪意が伝わるように書いてるだけよっぽど正直で清々しいですよ。
 数日前に「ネットで議論してる奴らはこれだからイヤ」と書き込みがあったでしょう。内容は陳腐で、書いた人の主張が見えないしょーもないものでしたが、我が身を省みる材料くらいにはした方がいいですよ。

 次に。
 私自身以前にこの掲示板で「レッテル貼りはやめろ」と言われましたが、皆さん自身は「荒らし」の定義わかってます?例え口調が下品でケンカ腰でも彼のはあくまで「口ゲンカを売ってる」だけであり「掲示板の存続を不可能にすることを目的とする」荒らしとは完全に別物です。そして口ゲンカを売られた以上は買ってしかも撃破するというのが掲示板防衛の王道なんですから、管理人さんにまで文句を言うのは明らかに筋違いです。もしも一連の書き込みの直後にレスがつく前に削除されたりしたら「逃げた」との印象は拭えないでしょう、少なくとも俺は。
 ケンカ腰の書き込みを毎回「相手にするだけ無駄」と言ってレスしなかったら、それこそ器が知れてしまうってもんですよ。その意味では管理人さんの「ある程度はつきあってあげる」という対応は正しかったと思います。

>新Q太郎さんへ
 その「小説だったら許される」の二番煎じネタはそろそろ読んでてイタくなる時期だと思いますよ。パクリってのは1回目は新鮮ですが、そう何度もやられるとイタイだけです。「創竜伝の偏った描写は醜悪だ」って言う側の人間が「喜々として」ネタをパクッてるってのは、見ていてなんだかなーって感じですよ。しかも「ココ」の描写、田中芳樹に輪をかけたデフォルメで、しかもココが管理人さんに「読み違え」と指摘された以上にココを読み違えてるし。
 あなたの書き込みや文体はかなり小気味よいと思っていたのですが、今回の小説風書き込みは、管理人さんへの追従っぽい雰囲気満点なのと併せて、あなたの書き込みで一番カッコワルイです。


>不沈戦艦さんへ
 「ご自分の主張を開陳したいなら自分でHP作れば?」というのはすごく正論です。でもそれは全ての掲示板利用者に対して言える事だと思います。ココに限らず。当然私もあなたも含まれますよ。
 私は以前に他の掲示板の「エース書き込み者」だった事があります。質・量ともに一番「濃い」のは自他共に認める、って感じでした(誇張だろ、と言われればムキに否定はしません。証明なんてできないですし)。当然「調子に乗るなバカ」とかしょっちゅう書かれました。「人の作った掲示板に書き込んでるだけなのに、オピニオンリーダーにでもなったつもりか?」とも言われました。
 気づきましたか?ここの掲示板にしたって、管理人さん以外の全ての書き込み者は所詮「寄生させてもらってる」だけなんですよ。間違っても「連載コラムをいくつも抱えた人気作家」なんて意識を持っちゃいけないんです。名指しで申し訳ありませんが冒険風ライダーさんが「みなさんお待たせしました。シリーズの続きです」なんて書いてあるのをみると毎回「アンタはここの看板作家かよ!」ってツッコみたいのを今までずっと我慢してたんです。
 不沈戦艦さんがご自分でHP持ってらっしゃる、って聞いたような聞いてないような、なので的外れだったらごめんなさいと10回でも20回でも書いて謝ります。ですがここの書き込み者、特に不沈戦艦さんと冒険風ライダーさんに強く感じるんですが、「自分はこの掲示板の看板ライターだ」って奢りか自負が全くないと言えますか?あなた方は所詮ここの「客」に過ぎないんですよ。このHP内での議論がどんなに白熱化しても、それはあなた方の手柄ではなくて、議論の場を提供した管理人さんに帰するのです。
 私も過去にはその手の人間だったので本当は偉そうに説教できる身分ではないのですが、今は自分のHPを作ってる最中です。まだ表紙と目次しかUPしてないし内容もここほど斬新ではないし田中芳樹を扱う予定も今のところ無いし、別に宣伝はしませんが、なぜかinfoseekにだけ登録してたりします。・・・ってのは余談ですが。
 つまり、「ココに向けた言葉、そっくりそのままアンタらに返すよ」って事です。

 ここまで書くと、俺が「ココの弁護」をしてると思われるのが自然ですが、彼自身はヒッジョーにカッコワルイです。彼が「荒らし」ではないとしてもです。

>ココへ
 まず、「フリーライター」って職業から自己紹介入ってるでしょ。それすごくカッコワルイですよ。そもそもこの掲示板で職業学校名なんて誰も言ってないのに教えてくれちゃう心の広さがカッコイイ、とは当然思うわけもなく、まさか「プロの物書き」を自慢したいんだとしたらイタイことこの上ないです。
 別にこれはフリーライターに限ったことではなくて、俗にいう「一流企業」に入ってる人によく見られるカッコ悪さなんですけどね。皆さんのの周りにもいるでしょ?メールの書き出しが「田中@三井商事です」とか「山田@マスコミ勤務」とか書く奴。アレも非常にダサダサです。イモいです。あと理系学生で素人には訳わかんない専攻の自己紹介とか。「鈴木@理工学科応用物理学ナントカ学専攻です」とか。そういうのはTPOで言う言わないを使い分けた方がいいですよ。

 次に、あなたの主張の一番根っこの部分がズレてます。これは過去ログ読んでないからだと思いますが、それはそれですごくカッコ悪いです。
 あなたは「管理人は小市民的左翼が嫌いなだけ」と言ってますが、管理人さんにはむしろ一時期この掲示板がその手の「田中芳樹批判をダシにした小市民的左翼叩き」な人の溜まり場になっていた状況を苦々しく思ってたフシがあります。たぶん4月か5月のログだと思うけど。俺が「田中芳樹嫌いなのと左翼が嫌いなのは別でやれ」みたいな事を言った時に、管理人さんからフォローに取れるレスがつきました。そのお陰で俺のような芳樹弁護的なROMが残ってたりするんですが。その時は他にも3,4人から似たようなレスが来ましたよ。でもその後も同じ事何度も言ってたら、だんだん嫌われちゃったんですけどね。
 とにかく、ココのその批判は、この掲示板をちょっとの間続けてチェックしていれば、本来誰に言うべきだったか、少なくとも管理人さんに言うのは的外れである事がわかるはずです。あなたの主張自体は共感できるだけに、相手を取り違えてる事がイタ過ぎてしょうがないです。

 3番目には、下ネタの練度が低いです。私は下ネタ自体は大好きですが、あなたの下ネタは月並みすぎて笑えません。「笑わせる」フリーライターを目指すのであれば無理無理です。せめて「さわやかセクハラ」と言葉の持つ意味くらい理解するか、ナメだるま文体をマスターするかのどっちかくらいは押さえていただきたい。

 あと、パクリも多用すればいいってもんじゃないです。「田中芳樹文体のパクリである『小説だったら許される』のパクリ」もパクリのパクリでカッコ悪いですが、管理人さんの文章をパクる芸風も1度見たら飽きます。「小説だったら許される」を書いた管理人さんはわかってられると思いますが、元ネタの文章を細部だけチョコッと変えてパクるのってすごく簡単で高等でもアイデア賞でもなんでもないんですから。新Q太郎さんの悪い癖をマネする必要は無いと思いますよ。

 最後に、「俺のも本論に並べてくれ」って、自分自信がムチャってわかってる事を何度もゴネてみせるのもカッコ悪いからやめなよ、と言うことと、まがりなりにもプロのライターなら「(笑)」なんかに頼らずに文章自体で笑わせろよ、と付け加えておきます。


 結局、俺なんかが言うのもなんですが、ココもそれを非難する人もどっちもどっちです。「持ち上げて持ち上げて弁護するように見せてけなす」って俺のやり方も誉められたものではないと思いますが。でもココのような参加者をいちいち「荒らし」として排除していては本当に内輪ウケだけの場になってしまいますよ。それこそ、アンチの存在を許さないファンサイトと同じじゃないですか。だから、ココ関連のログを削除しないのは正しいと思いますよ。

終わり。

board1 - No.1528

あの~・・・。(^^;

投稿者:satoko
1999年07月13日(火) 12時30分

俺様ランチさん
みなさんがいってることと、俺様ランチさんがおっしゃってる事がびみょーにずれてるような気が・・・。(^^;

少なくとも私が主張してるのは、ココさんに「来るな!」とか管理人さんに「こんなやつを追い出せ!」といってるわけではなく「田中関連事で話をしろ。お互いの事を主張するなら、ここじゃなくてもいいじゃないか。」って事なんですが。(ほかのひともそういう意味がこもってるんでは?わかんないけど)

ちなみに、新Q太郎さんの話すごく笑ったんですが・・・。だめ・・・?

こんな書き込みするのもうやめにします。ぜんぜん、議論のネタではないので。

board1 - No.1529

おいおい、そりゃないでしょう(俺様ランチ氏へ)

投稿者:不沈戦艦
1999年07月13日(火) 15時54分

>特に不沈戦艦さんと冒険風ライダーさんに強く感じるんですが、「自分はこの掲示板の看板ライターだ」って奢りか自負が全くないと言えますか?



「俺はここの看板ライターだ!」なんて考えている人間が、最近滅多に書かないのはどういう訳?(わはははははは)冗談やめてよ。はっきり言ってそんな意識ゼロですな。

「俺はここの看板ライターだ!」

 という意識は、全く持っておりません。俺様ランチ氏の完全なる勘違いですね。俺様ランチ氏は、ネットでそんな偉そうな事考えた事があるんですか?その方が不思議です。

 わたしゃそんなに偉くないもんで。「場を借りている」ってことはくらい承知していますよ。しかし、その場をやみくもに「貸している人間」への罵倒へ向けるしか能のない人間に好意は持てないし、そのような人間と同様に扱われるのは愉快ではないですな。

 俺様ランチ氏には、「あまり自分を基準に考えるものではない」と申し上げておきましょうか。

board1 - No.1530

石井師ならびに掲示板の皆々様方へ

投稿者:ココ
1999年07月13日(火) 16時53分

 わっはっは、みなさん色々反応してくれて嬉しいぜ。これでこそおちょくりがいがあるってもんだ。第3弾、楽しみにしてくれ!

 ところで、石井師のこのカキコミ。

>俺なんかが田中芳樹と同列だなんて過分な評価に過ぎるでしょ?気持ちはうれしいけどねぇ。
>「ある意味」ファンでしょ(ぷぷぷ)

 ギャハハハハ! オレのカキコミからここまでおのれ自身を錯覚できるとは、ホントあんたは幸せな人ですね。
 はっきり言ってしまえば、オレはあんたを含めたこの掲示板で田中バッシングをやっている連中を、「英雄の骸にたかる青蝿」ぐらいにしか思ってねえよ。
 どう言う意味か判る? 中国の成言で「英雄の死体にたかる青蝿は、自分では何も功績を立てていないし何もできないくせに、死体になった英雄を足蹴にして得意になっている」ということだ。まるで自分が英雄になったように錯覚してな。田中が英雄かどうかまでオレは知らんが、あんたらにとって田中は手の届かない男で、さぞタカリがいのある骸なんだろうよ。
 オレがここの掲示板に飛び込んだのは、青蝿どものタカリっぷりにオレも混ぜてもらおうと思ったからさ。さしずめ、オレは田中の肩を持ってるからアカ蝿ってとこかな。でも、オレの目当ては田中の骸じゃねえよ。骸以上に子汚いあんたら田中バッシングの青蝿どもだ。と言う事だ。仲良くやろうぜ。青蝿さんたち。

 石井師および、ほかの方々へ。
 別に無視してくれちゃって構わないよ。オレはオレで楽しくやるからさ。
あ、それとオレが「フリーのライター」っつったのを自慢と受け取った人がいるみたいだけど、んなこたないよ。フリーライターなんて収入安定しないし、一般の会社以上に学歴社会の出版業界じゃヒエラルキーの最下層なんだから。年金も払ってないしね(笑)。
 前に書きこんでた「日本の未来を考える」(うぷぷ)掲示板では、職業明示してる連中が多かったから、ここでも一応挨拶しといたのさ。別に他意はないよ。

board1 - No.1531

粗沈戦艦さん、ごめんなさい

投稿者:ココ
1999年07月13日(火) 17時09分

 わはははは。いや~、ここのみなさん、意外と冷静だから浮沈戦艦さんみたいにヒートしたレスをもらうと本当嬉しいわ。粗沈さん怒った? ごめんね。

> 「田中芳樹を撃つ!を撃つ!」か「石井由助を撃つ!」でもご自分でお作りになられたらいかがかな?ベストでも何でも勝手に作って好きに掲載すればよいでしょう。

 こっちも、実はそれを考えてるのさ。ある程度おちょくりエッセイがたまったときに作ろうと思ってるんですが、そのときはリンクしてくれます?
 ねえ、石井師?

board1 - No.1532

にっちもさっち、ブルドッグ。(←痛い?)

投稿者:新Q太郎
1999年07月13日(火) 17時32分

拝読して思ったのは、多分「解題」のほうを読んで下さってはいないのではないか、ということです。
「掲示板のドラゴン」が醜悪?デフォルメの度が田中以上?(これには異論あるが)ココを読み違えてる?

YES、というか、確かに醜悪でしょ?で、ああいうものが構造的に醜悪であることを分かってくださればいいんですよ。

大体、根本に戻ってみればココ氏の”主張”というべきものは「創竜伝のような小説も、アリじゃないか。それはいわゆる風刺小説やパロディと同じようなものだ」ということでしょう。
「中身ロクに」読むとそうなる(笑)。

それが成り立つか否か、がアレなわけですから、それは不当であるというランチ様のお怒り・ご意見は私の論旨を補強してくださるものと思っております。

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それからですね、元ネタの文章を改変する云々というのは、私はここ以外でもよく使います。
それが嫌いなのは趣味の問題でいいのですが

(A)は、☆☆☆であるがゆえに(B)である

という命題、で例えばそれが右翼に有利な結論だったとしましょう。
そのとき、
「では(A')は☆☆☆であるがゆえに(B')ですか?」と別のことを当てはめて考えねばならないと思っております。これが逆に左翼に有利な結論であっても、同じ論理ならその結果を受け入れうる、そうでなければならない。
ゆえに同じ文章で、固有名詞を入れかえるのを私はよくやるのです。
>「高等でもアイデア賞でもない」というのは賛成です。・・・強いてゆえば「常識」(笑)。

>パクリってのは1回目は新鮮ですが、
>そう何度もやられるとイタイだけです

反対!反対!異議アリ!私の十年来の持論ですが、「いいパクリと糠床は、掻き回して何度も使える」というのがあります。この問題については徹底的に議論する用意があります。ザ・ベストに収録されるまでやりましょうか(笑)?

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>看板ライターだって奢りか
>自負が全くないと言えますか?

うーん、普通の人はそんなこと、やっぱり考えないと思いますけどねえ・・・?原稿料を貰ったら少しは考えるかもしれませんが幸か不幸か、石井氏からは年賀状しか貰ったことない(笑)。
>管理人さんへの追従っぽい雰囲気
「追従するなら金をくれ!」てなもんです。

>ココもそれを非難する人もどっちもどっちです
そうですね、「みんなに責任がある」ってことにしましょう。悪く思うな竜堂兄弟。

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(問題)この文章の行間から、悪意がにじみ出ているかどうか判断せよ。

board1 - No.1533

魯迅もびっくり

投稿者:新Q太郎
1999年07月13日(火) 17時38分

>オレの目当ては田中の骸じゃねえよ。

いくらなんでも、殺しちゃ可哀想でしょう(笑)。

board1 - No.1534

この人は荒らし

投稿者:ROM男
1999年07月13日(火) 17時49分

どうも、初投稿です。
掲示板利用者を「気に入らないと」いう姿勢でおちょくりの書き込みをするのは荒らしだと思いますよ。

>こっちも、実はそれを考えてるのさ。ある程度おちょくりエッセイがたまったときに作ろうと思ってるんですが、そのときはリンクしてくれます?

どうせフカシでしょ?
メールアドレスだって本当かどうか怪しいし。
DTIのメアドってそういう形式じゃないですよ。
もし偽のメアドだったりしたらそんなチキンなヤツがHPなんて立ち上げるわけ無いしね。

あーなんかここの趣旨とはずれちゃったけど、管理人サンすいません。
でもいつも真面目にここは読ませてもらっています。

board1 - No.1535

新Qちゃん、あんがとね!

投稿者:ココ
1999年07月13日(火) 19時03分

 新Qちゃん、ありがとう。こう言うレスつけてくれたのあんただけですよ。私と一緒にここでおちょくり合戦しましょう。ダメ? ほかの人に怒られそうだしな~。

 え~と、オレの思想調査、もとい田中に対する評価だっけ。いいよ。
オレの田中に対する認識は、ベストセラー作家であるマイケル=クライトン、シドニィ=シェルダンよりかなり下、ダニエル=キースといい勝負で、赤川次郎のちょっと上、宮部みゆきよりちょっと下ってとこかな。でも、この5人は売れてるってことで評価している。
 マイケル=クライトン! すっげえいいじゃん。あの映像化権狙い見え見えで、ハリウッドプロデューサーに媚びを売りまくったストーリー運びと描写。シドニィ=シェルダンは、ストーリーのツギハギが絶品! あのジジイの小説って古今東西の演劇のシナリオや小説からおいしい設定やプロットをパクッてるのさ。間違いないよ。本人がインタビューでそう認めていたから。
 あ、そうそう田中だったね。ベストセラー作家としての田中の人に本を読ませる才能は評価しているよ。日本人作家嫌いのオレにしっかり続きを読ませた数少ない作家だから。そんだけ…。

 そんなオレが、なんでここで田中の肩を持っているかと言うと、前のカキコミでも書いたように、あんたらみたいな「青蝿」が嫌いだからだ。
 いるんだ、俺の周りの自称「作家志望」のライター連中にも。世のベストセラー作家を軒並みこき下ろして自己満足の悦に入っているヤツが。それで、自分の作家としての力量が上がるわけでも、自分の人格が向上するわけでもないのにさ。こういう連中を徹底的にひやかし、おちょくるのがオレの楽しみなのさ。どう? 納得した?

 あ、そうそう新Qちゃん。オレが「石井=広末ストーカー説」をフィクションとするなら、「田中=ヒトラー説」だってフィクションのはずだ。「懲らしめ」の気持ちは誰にでもある。ただ、それを「実際に実行した者」と「小説にした者」を同列に扱うなど、それこそあんたの言う「アンフェア」じゃないかな?
 それと、あんたも含めたここの掲示板の青蝿たちは「田中は自衛隊員や政治家を差別している」とかほざいているみたいだが、さっきのカキコミであんたが「フリーライター」を「職業差別」したのは、まさに「語るにおちる」だと思うぞ。本当、他人に厳しく自分に甘い人たちだこと。あ! これもフィクションだっけ? じゃあ、今言ったことも全部フィクションだからね。ごめん!

board1 - No.1536

ココさん、はじめまして、以後宜しくぅってか

投稿者:仕立て屋
1999年07月13日(火) 21時10分

 毎度、仕立て屋です


いやーイカしてるやんココさん、わたし、チャメっけのあるこの手の人は結構すきなんやけどねぇ(心配せんでもそのけはないぞぉ)。


わたしが、他人の相手をする場合、その対象となる相手が、ただの感情的な奴なのか、それとも、自分と異なる見地を持つ者でも最低限論理を通す人なのか、によって罵倒モードと論破モードを使い分けるのですが、ざっと見たところ、ココさんは後者の部類と見ました。わたしの流儀を他の方に押し付けるようで申し訳ありませんが、この手の方に感情的に対応してもかみ合わないだけでなく、相手側も毛ほどのダメージを感じないでしょうから、止めましょう。こういう方には論理を通して、論破モードで対応したほうが良いかと存じます。そのほうが、相手も堪えますし、こちらも痛快です。一度、相手の土俵に立ち、足払いで転んでもらったほうが、このHPの理論武装も強化されますし、”比較的”有意義だと存じますが、どうでしょうか。


まず、小説という表現形式について。
 小説にもいろいろありますが、小説形式を借りた警世書はもちろんのこと、それが巧みに構築された小説内世界観やストーリーを売りにしたものであっても、そこに作者の思想や価値観がまったく表現されていない、などということは果たして有りうるのでしょうか。いかなる人間にも、それぞれの立場性や日々思うことがあるのですから、そこに立脚した言葉の、しいては文章の端々に作者のバックボーンが現れるのは当然であります。逆にいえば、そうした作者の立場性が表現されていない小説は空虚なものとなりましょう。なぜなら、読者のシンパシーや感情移入、感動なるものが、作者の立場性から発せられた登場人物の言動や世界観に、作者の立場性と一部同様なものを有する読者の立場性が共鳴した結果、呼び起こされたものに他ならないからです。ですから、作者の立場性が独り善がりなものならば、それに共鳴する読者も偏ったものになるでしょうし、そこに普遍性があるのならば万人に受けるものとなりましょう。そういう意味で管理人さんは
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>いま、私は何の脈絡もなく「権力」だとか「政治学」なんて物言いをした。小説や作家の説明をしているときに出す言葉ではない。しかし、田中芳樹相手にならば、私はあえて使ってみたい。何故ならば、最近の田中芳樹の小説は非常(異常)に「政治評論臭い」からである。勘違いされると困るので断っておくが、私は「小説で政治を語ってはいけない」などと言うつもりは毛頭ない。それどころか、興味深い人間の有様である「政治」というテーマを、素晴らしく生かしている小説があれば、それは高く評価したいと思う(この意味で、私は初期の田中芳樹の代表作「銀河英雄伝説」を評価をしている)。だが、同時に「政治」をテーマにしたからといって、小説が高邁になるわけではない。「政治」をテーマにしようが「歴史」をテーマにしようが「哲学」をテーマにしようが、それが小説としてクソだったら、それはクソ小説である。
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 や
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>例えば、最近の田中芳樹の代表作「創竜伝」では、驚くべきことに小説の中にまるでエッセイまがいの政治評論が出てくるのである。小説の初歩の初歩として、作品の中に作者の言葉が入ってはいけないというものがある。作者の主張は、キャラクターに語らせるとか、テーマとして伏流にして流すとか、そういうテクニックこそが小説であり、物語だからである。
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と仰っているものと解釈されます。つまり、(1)「作者の主張が、普遍的に且つ必然的に構築され、登場人物なり、設定でもって、作品世界の中で統一的に反映されているのならば、それはそれで小説として評価されうる」ということではないでしょうか。で、(2)「小説として面白ければ尚のこと万人受けする」というものです。田中氏の場合、管理人さんやここの常連は(1)のことを批判しているわけで、また、(1)に対する田中氏のダメさ加減によって(2)も台無しになっている、というように認識しているのです。そりゃ、創竜伝を無邪気に評価している方々は(1)を問題にしていないのでしょうから、結果として(2)も是とされているのでしょうね。少なくとも、(1)、(2)に関して、創竜伝よりも銀英伝を評価されている人のほうが多いと存じます(数に関して証拠は?といわれても即答出来かねますが)。


 上記のことを考慮に入れますと、ココさんの

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>あんたの論法で行くと、パロディーや風刺も全部ダメってことになっちまうじゃん。まあ、田中のはパロディでも風刺でもないけどよ。小説家が自分の小説内で政治評論やっててもいいじゃん。
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は、まことに言いづらいことですが、論理的に不連続です。パロディーや風刺というものが、表現する側にとって、その主張を統一的に表したものであり、受け手の側もそれをそういうものとして解釈する、という大前提の元で、成立しうるものであって、その中でこそ生まれるオモシロ味を堪能できるのです。一方、田中氏の創竜伝を”警世、批判書”と”認識”して読んでいる読者が果たしていくらぐらいいるのでしょうか?そんな人は奇特な方としか申し上げようがありません。警世”臭い”とか批評”臭い”と感じる読者はいるでしょうがね。それを認識しているかそうでないかは、大きな違いです。そこには刷り込みやイメージコントロールの効果の差も生まれます。したがって、これらココさんのご発言から導き出された

>だ・か・ら…。「オレは田中の左翼的言動が気にくわねえ。だからこのページを立ち上げた」と最初から言ってりゃいいんだよ。

という件は、道化としか言いようがありませんね。


 さらに、ココさんは、上記主張の根拠の一部としてトマス=モアの「ユートピア」や高野長英の「夢物語」を引き合いに出されて、じゃ、これら名著が文学界から抹殺されてよいのか、云々とのご発言をされています。
 まず、最初の指摘。ココさんの「小説に託した警世、批判書は別に田中が先鞭ではない。」という点ですが、あわせて、管理人さんが緒言の中で仰ってる言葉を参照してください。

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>先に、私は最近の田中芳樹の小説は「政治評論臭い」と書いた。「政治臭い」とは書かなかった。例えば、最近の田中芳樹の代表作「創竜伝」では、驚くべきことに小説の中にまるでエッセイまがいの政治評論が出てくるのである。小説の初歩の初歩として、作品の中に作者の言葉が入ってはいけないというものがある。作者の主張は、キャラクターに語らせるとか、テーマとして伏流にして流すとか、そういうテクニックこそが小説であり、物語だからである。また、逆にエッセイの視点から見たときにもヤバさがある。例えば、創竜伝の評論に反論した場合「いや、これは小説の世界のことだから」と逃げをうてるからだ。
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 先の(1)、(2)を考慮の上で、この管理人さんのご発言を読めば、創竜伝が「小説に託した警世、批判書」にさえなっていないことは自明であります(ココさん、創竜伝はちゃんと読んでますよね?)。また、情報の比較評価の面でも問題があります。トマス=モアの「ユートピア」や高野長英の「夢物語」をわたし自身、読んだことがありませんので、その内容にまで触れるつもりはありませんが(当然、ココさんは両著ともお読みなんですよね?夢物語ってどこから出版されているのですか?時間があれば、読んでみたいです)、内容以前に、江戸時代末期、表現の自由はもとより、フィクションだから訴えられない、とか、ノンフィクションだから、その言動に責任を持つべき、だとかいう認識自体あったのでしょうか。高野長英自身、この作品自体が直接の原因で投獄されたわけではありませんが、結局、脱獄の後、再度捕まった際には、この著書の反幕府的な内容もその理由になったと聞きます。当然、長英自身も政治運動的な組織に所属していましたし、この著書を書いているときにも、当然、幕府の反感を買うことは覚悟していたはずです。翻って、田中氏の創竜伝はどうでしょうか?今現在なら、表現の自由もある程度認められていますし、フィクションだから、という理由で言い逃れする余地も有しています。その覚悟の精神性の面で、雲泥の差があるのは、誰の目にも明らかであります。それこそ、トマス=モアの「ユートピア」や高野長英の「夢物語」を「創竜伝」ごときと一緒にされては、故人もあの世で泣いていることでしょうね。


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> はっきり言ってしまえば、オレはあんたを含めたこの掲示板で田中バッシングをやっている連中を、「英雄の骸にたかる青蝿」ぐらいにしか思ってねえよ。
 どう言う意味か判る? 中国の成言で「英雄の死体にたかる青蝿は、自分では何も功績を立てていないし何もできないくせに、死体になった英雄を足蹴にして得意になっている」ということだ。まるで自分が英雄になったように錯覚してな。田中が英雄かどうかまでオレは知らんが、あんたらにとって田中は手の届かない男で、さぞタカリがいのある骸なんだろうよ。
 オレがここの掲示板に飛び込んだのは、青蝿どものタカリっぷりにオレも混ぜてもらおうと思ったからさ。さしずめ、オレは田中の肩を持ってるからアカ蝿ってとこかな。でも、オレの目当ては田中の骸じゃねえよ。骸以上に子汚いあんたら田中バッシングの青蝿どもだ。と言う事だ。仲良くやろうぜ。青蝿さんたち。
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 ココさんの論法から申しますと、評論家という職業は、卑しい職業ということになりますね。われわれ読者は、お金を出してその作者の作品を購入しているのですから、その作品に対して批判するくらいの権利はあるものと存じますが、どうですか。批判精神のないところに進歩もないかと存じますが、いかがでしょうか。うふふ、それから、ご大層に中国の成言「英雄の骸にたかる青蝿」を引き合いに出されていますが、ぜんぜんありがたみがありませんね。こういう借言にも、ココさんの言う「英雄の骸にたかる青蝿」は適用されないのでしょうか。


それから、最後に、ココさんはフリーライターでしたね。きっと、ココさんのようにプロのライターからすると、ここで書き込みする素人連中が、苦労して生み出されたプロの作品に対して、イッチョ前に批評家を気取って批判している様というのは、非常に苦々しい限りなんでしょうね。特に、ご苦労されてるココさんのようなフリーの方には。そのへんのプロの方の苦々しさには

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>マイケル=クライトン! すっげえいいじゃん。あの映像化権狙い見え見えで、ハリウッドプロデューサーに媚びを売りまくったストーリー運びと描写。シドニィ=シェルダンは、ストーリーのツギハギが絶品! あのジジイの小説って古今東西の演劇のシナリオや小説からおいしい設定やプロットをパクッてるのさ。間違いないよ。本人がインタビューでそう認めていたから。
 あ、そうそう田中だったね。ベストセラー作家としての田中の人に本を読ませる才能は評価しているよ。日本人作家嫌いのオレにしっかり続きを読ませた数少ない作家だから。そんだけ…。
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という作品活動を生業とするプロの側から見た、評価基準のご発言から、なんとなく読み取れます。まあ、大目に見てくださいよ。われわれ読者は、ちゃんと金を払っているのですから(ひょっとすると、知らないうちにココさんの書物も購入しているかもよ)。一方、ここは金を払ってもらって運用されているわけではないので、そういう意味で素人ですね。虫唾が走るというのでしたら、どうか、覗かないようにしてください。無理して引きとめる方は、居られないでしょうから。しかし、だからといってここでの発言自体を拒否しているわけではありませんから、内容の是非のみで論議しましょうよ、素人だからとか、何もできないくせに、とか言うのではなくてね。じゃ、宜しくお願いします。

board1 - No.1537

仕立て屋さんまでウレシ~

投稿者:ココ
1999年07月13日(火) 23時19分

あんがと~、仕立て屋さん。もう、レス入りっぱなしで嬉しい悲鳴だ!

>翻って、田中氏の創竜伝はどうでしょうか?今現在なら、表現の自由もある程度認められていますし、フィクションだから、という理由で言い逃れする余地も有しています。その覚悟の精神性の面で、雲泥の差があるのは、誰の目にも明らかであります。それこそ、トマス=モアの「ユートピア」や高野長英の「夢物語」を「創竜伝」ごときと一緒にされては、故人もあの世で泣いていることでしょうね。

 「創竜伝」ごときという言いまわしに、憎しみのパトスが蠢いていますな。まあ、オレも人のこと言えた義理ではないんだけどね。

 ここらへんは、ハッキリとあんたと意見が噛み合わないところなんだけどな~。まず、あんたの警世書、批判書の定義がよくわからん。命を狙われる危険を犯して書かなければ、警世書でも批判書でもないの? そりゃ、悪く書かれた方は「フィクションだから」と逃げられたらたまらんだろう。でも、それで定義しちゃったら、批判書と警世書を書くやつはみんな命を狙われなければならないじゃん(笑)。それとも、あんたは「創竜伝」が原因で田中が右翼に刺し殺されでもしたら「創竜伝」を警世書、批判書と認めるのか? おいおいおい、それってもはや文学のジャンルわけじゃないよ。「こいつの本は殺されたから批判書。こいつまだ生きてるからダメ」ってか? ヒエ~!


>小説の初歩の初歩として、作品の中に作者の言葉が入ってはいけないというものがある。作者の主張は、キャラクターに語らせるとか、テーマとして伏流にして流すとか、そういうテクニックこそが小説であり、物語だからである。

 最初にこれ見てから疑問に思ってるんだけど、この定義、いったい誰が決めたんかな? 神様? ゲーテ? 夏目漱石? それとも石井? あんたらは、これを金科玉条のように崇め奉っているけど、だったら原典出してくんさいよ。前にも書いたけど、どっから孫引きしてきたの?

>ココさんの論法から申しますと、評論家という職業は、卑しい職業ということになりますね。われわれ読者は、お金を出してその作者の作品を購入しているのですから、その作品に対して批判するくらいの権利はあるものと存じますが、どうですか。批判精神のないところに進歩もないかと存じますが、いかがでしょうか。うふふ(気持ちワリィ…)、

 おいおい、どうしてここの掲示板って職業差別的な言辞に走るかな。ひょっとして、職業差別好き? オレって批評の原稿の仕事もやってんだけどな(何の批評かはヒ・ミ・ツ)~。
 でも、批評に名を借りた罵詈雑言と言うものがあることを、あんたも含めたここの青蝿さんたちは知らないようだね。ワイドショーのサッチー叩き(真実も含まれているが)や、石井の「田中とヒトラー、どこちゃうねん説」なんかその典型じゃん。

>それから、ご大層に中国の成言「英雄の骸にたかる青蝿」を引き合いに出されていますが、ぜんぜんありがたみがありませんね。こういう借言にも、ココさんの言う「英雄の骸にたかる青蝿」は適用されないのでしょうか

 ギャハハ、ひょっとしてあんた「英雄の骸」? 大きく出たもんだ。蝿はどれだけ自分を大きく見せようと蝿だよ。別にありがたがってもらう必要はないよ。あんたたちの姿を鏡で見せてやろうと思ってやったまでさ。どう? 見えた?

>それから、最後に、ココさんはフリーライターでしたね。きっと、ココさんのようにプロのライターからすると、ここで書き込みする素人連中が、苦労して生み出されたプロの作品に対して、イッチョ前に批評家を気取って批判している様というのは、非常に苦々しい限りなんでしょうね。
特に、ご苦労されてるココさんのようなフリーの方には。そのへんのプロの方の苦々しさには

 いや、オレ的には結構この掲示板評価してんだしね。みんなそれなりに研究して努力して書いている跡が見えるし、俺のおちょくりに冷静に対処(一部熱い人もいるが…)してるし。批評は大切よ。でも、罵倒はいかんよ。罵倒は。俺が言うのもなんだけど(笑)。
 それと、なんか必要以上にフリーライターを貶めたり、持ち上げたりしているようだけど、そんなにフリーライターって珍しいかな? 出版社クビになった編集者だってフリーライターなんだよ。あ、オレ! オレは違うよ。ちゃんと円満退職だったもん。

PS
 あんた、「夢物語」を読んだことないのか。この「夢物語」、批判書にしては抽象的すぎる代物なんだよね。俺は大学の授業のテキストで読んだんだけど、一読して「えらい弱腰な幕政批判書だな」と思った。なにせ、架空の世界を舞台にしたファンタジーで、しかも最後は「じつは夢だった」という夢落ちなんだから。田中の「フィクションだから」どころではない。夢落ちで全部「おじゃん」なのだから。ストーリーも破綻しまくっている。はっきり言って、小説としてはあまりいただけない。それでも、幕末の言論弾圧下でこれを書いた根性は見とめるが…。

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