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- board1 - No.791
女性キャラ(ごみかも)
- 投稿者:ゲオルグ
- 1999年02月24日(水) 19時20分
女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが、
・ルビンスキー、ホワン・ルイ、ヤマムラ軍医少佐(笑)などメインを張るキャラでも女性化されたキャラがある。
・アンネローゼ、フレデリカなどのエピソード、心理描写が書き加えられている。
特に原作ではほとんど理解不能だったアンネローゼの心理を読み解く鍵が散見できるのが興味深い。こと女性キャラの個性に関しては原作者より把握していると思われる。
他にも私としては
・もともとSF漫画が主舞台の作家のため、SF的小道具に対する考察は原典を上回るモノがある。
・トリューニヒトがかっこいい(笑)
を推薦事由にいたします。
# さらりと原作へのアンチテーゼを示したりするあたりもおもしろいと思います。
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- board1 - No.792
穴があれば入りたい
- 投稿者:高井
- 1999年02月24日(水) 19時55分
こんにちは、石井さん。名前を間違えて覚えてしまって申し訳ありません。何事にも早とちりな高井です。
石井さんの先の発言>
このサイトで田中芳樹の論理を論破することで、信者の人を「田中芳樹の魔の手から救う」ことが出来ると思うほど、思い上がってはいません。
ココを読んで、やっと自分の考えを理解・整理する事が出来ました。このサイトの目的の通り私の「田中芳樹を信じる意識」に「楔」を打ち込まれたのです。その打ち込まれた楔が読解力の乏しい早とちりな私に作用し、私の勝手な思いこみで、石井さんを田中芳樹の魔の手から救う救世主と想像してしまったのです。自分勝手な発言をして申し訳ありませんでした。
文章・言葉を理解し処理するのは難しいです・・・。
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- board1 - No.794
田中氏の書く女性キャラ
- 投稿者:伏待 充
- 1999年02月25日(木) 18時24分
単発作品の中で、アップフェルラントの次ぎに好きな「カルパチア狂想曲」のアッテンポロー氏の御息女(笑)は、なかなかに書けているとおもいます~。
ワリと、しっかりラブコメアクショだし(笑)
カルパチア~の敵役カップルも田中作品の中では、グウであるとおもいます~。
そもそも、男女肉親関係の愛憎のドラマを田中氏にもとめていないので(笑)(不良中年のことに対するカリンへのポプランのコメントとか、おひ(T_T)だし)「きにしてはならないトコ」(笑)
なのではないでしょうか?(笑)
男勝りの中でも、フレデリカよりファランギースのほうがキャラ的に成功しているような感覚をうけまっす>をひら的に
まあ、某保健の先生(笑)のキャラまんま、とゆーことも言えなくもないですけど(笑)
では。
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- board1 - No.796
レスおよび田中作品における女性の性格設定
- 投稿者:ゲインフル
- 1999年02月26日(金) 02時03分
まずは感想を
>提案:中断作品を解決する方法
ダリューンとシェーンコップと続が3人一組、剣と斧と棒で突っ込む!
ナルサスとヤンとラインハルトが、作戦会議室で激論を交わす!
アルスラーンが何もしない(笑)!
最高です。特にここでバカ笑いしました。こうなったらドイツがアップフェルランドに侵攻したのも「大転倒」がおきたのもみんな牛族の隠謀ってことで。(^^;)
あとゲームならコー○ーで「田中芳樹の野望」もいいなー。ラインハルトが信長でヤンが有能だけど野心のない上杉、本願寺はもちろんボタンか地球教。隠謀、暗殺までなんでもありだし。内政に失敗すると竜の化身がやってきて天災をおこす(^^;)キャゼルヌやリュウ・ウェイにがんばってもらいましょう。
>過去ログで、女性の方から「田中作品は女性の書き方が類型的」という指摘がありましたが、私も田中作品の女性には人間としても異性としても魅力を感じません。おそらく、田中氏には4人も女性を描ききれないのではないでしょうか? よくアニメなどにはいるあっち系のオタクですらも、「来夢ちゃん萌え~」「くぅ~アンネローゼいいよぉ」という話はしてないですし。
確かにいわれてみればそのような話は聞いたことがないです。世代の変化を考える必要はあるかとは思いますが(銀英伝も10年近く昔の小説ですから)田中作品の女性キャラに現在よく見られる形の男性ファンはいません。
ただ、「女性を書ききれないか否か」という点では別の理由もあるかと考えられます。これは、作品のテーマが政治、軍事的であるためのキャラクターの性格設定があるのではないでしょうか。
つまり、仕事の面を中心にキャラクターの設定を行うため、どうしても、与えられる仕事のこなし方の描写が中心になり、逆にその人物が仕事以外ではどのような生活、思考パターンなのかは主人公級を別にすればあまり触れる機会がなくその必要も大きくありません。作品中、特に銀英伝では、男性、女性を問わず事務方、前線指揮官、参謀タイプなど職能による区別を際立たせるための性格付けがなされています。これは登場人物の性格を政治、軍事的役割の面を基準に設定していくからではないでしょうか。
作品中で活躍、または活躍させようとする女性も当然政治、軍事面での働きが中心です。同様に性格付けを行っていく結果、「同僚や部下には欲しいが女性としての設定が甘い」ということになります。逆にそのような働きがない人物(アンネローゼ等)は見せ場がない分、書き足りない面が出てきます。
これがドロ改さんの出された結論の背景ではないかと思います。男性と大差ない、というか性別差があまり感じられないないキャラ設定というわけです。
ただ、仕事の面での役割を中心にキャラクターの描写を行うというのが悪いというわけでもないでしょう。変に性別にこだわった思考、行動をされてしまうよりは男女の差に関係なく行動してもらう方がいい場合もありますから。好みの問題も大きいように思います。
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- board1 - No.797
ある部分では男女平等主義者
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年02月27日(土) 04時43分
>女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
> 原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが
興味深い指摘だと思います。
ルビンスカヤみたいなキャラは、二次的著作物ならではでしょう。
>作品のテーマが政治、軍事的であるためのキャラクターの性格設定があるのではないでしょうか。
理論の面では、田中氏はかなり冷徹な男女平等主義者ではないかと推察しています。
つまり、「男がすることは女もする」という形での平等主義で、「女はいつも戦争の被害者」とか「戦争は男社会の論理だから女が社会進出すれば戦争はなくなる」という類の革新主義とは、真っ向から対立するものだと思います。小早川奈津子という破壊衝動の権化のような女性(?)キャラも登場していますしね。
ただ、その割には田中氏の女性の趣味は「変に」良妻賢母ごのみなところがありますよね。鳥羽茉理とかはねぇ…将来、気を付けないと花井夫人になるよ。この人。
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- board1 - No.799
日テレ、読売、巨人?!
- 投稿者:ただし
- 1999年02月28日(日) 11時02分
管理人さんはじめまして、このホームページの存在は知っていましたが初めての書き込みです。
田中芳樹のファンではないのですが、創竜伝の中でおそらく
巨人の日テレと読売を批判しているのであろう部分は、結構好きです。(情報操作があるのかは知りませんが)
あの露骨なまでに巨人に肩入れをするのは、私は、やりすぎの気がします。
乱筆乱文にご容赦を
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- board1 - No.800
はじめまして
- 投稿者:gatu
- 1999年02月28日(日) 14時39分
どうもこんばんわ。
いつもROMでしたが、はじめて書き込ませていただきます。
自分は銀英伝から田中芳樹を知ったものでして、
ヤンの(つまり田中芳樹の)思想で
あやうく、にわか民主主義者になりかけたこともあります。^^;;
ところが、一介のSFファンとして
ささやかな楽しみだった「灼熱の竜騎兵」や
「タイタニア」の続刊がいつまでたっても為されず、
田中氏の作家としての姿勢を疑っていたところに
このウェブページを見つけた次第です。
創竜伝は読んでません。
(と、いうか、第一巻を2,3頁読んでヤメました)
ただ、ずーっと昔に、なんかの雑誌のインタビューで
「聞き手:どこかの女子校では、創竜伝を読んではいけないらしいですね」
「田中:壊しまくる小説ですからねぇ」
…という記事を見て、ふーんそんなものなのかと
思ってはいましたが…。
そんなに凄い小説だったら、読んでみようかなぁ…。
長文失礼しました。
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- board1 - No.801
>はじめまして
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年02月28日(日) 17時25分
>巨人の日テレと読売を批判しているのであろう部分は、結構好きです。
私はアンチ巨人ではありませんが、巨人ファンでもないので気分的には判らないでもないです。
ただ田中氏のは、アンチ巨人と言うよりも、いつものアンチ与党思考なので、「別に球技スポーツにまでこんなにこだわって目くじら立てなくてもねぇ」などと思ってしまうのですが(^_^;)
余談ですが…
大体、アンチ与党だったら売り上げランキングに載るような伝奇ノベルス(しかも駄作)に依拠してる作家はおかしいよなぁ。
あれだけ「堕落」だ何だと批判している人民解放軍と同じパターンなんだよ。センセ。
>一介のSFファンとして
>ささやかな楽しみだった「灼熱の竜騎兵」や
>「タイタニア」の続刊がいつまでたっても為されず
最近、この掲示板ではその状況を楽しんでしまう風潮にありますが(スーパー田中大戦(^_^;;)とか)、シリアスに考えると絶望的な状況には一向に変化がないですよねぇ。
>「聞き手:どこかの女子校では、創竜伝を読んではいけないらしいですね」
>「田中:壊しまくる小説ですからねぇ」
真偽は判りませんが、くだらないコトしますねぇ。きっと、「やった、学校で発禁だ!」と喜んだであろうセンセの姿が目に浮かぶようです。
そういや、私の通っていた中学校では、隣のクラスの担任が教室に銀英伝を置いていましたね。
これが創竜伝だったら問答無用でイヤな話なのですが、銀英伝なのが 微妙なところです^_^;(あの意図は何だったのだろう…?)
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- board1 - No.802
スポーツを見る視点
- 投稿者:ゲオルグ
- 1999年03月01日(月) 08時09分
>>巨人の日テレと読売を批判しているのであろう部分は、結構好きです。
>私はアンチ巨人ではありませんが、巨人ファンでもないので気分的には判らないでもないです。
>ただ田中氏のは、アンチ巨人と言うよりも、いつものアンチ与党思考なので、「別に球技スポーツにまでこんなにこだわって目くじら立てなくてもねぇ」などと思ってしまうのですが(^_^;)
どうも社会問題に熱心な方にはそういう傾向が見られますね。本多勝一氏がコクドを筆頭に西武グループを嫌う余り、西武ライオンズを応援するファンを侮辱した件を彷彿とされますね。
私の友人にも社会派ジャーナリスト志願な奴がいて、ナベツネの地方紙いじめを嫌う余り、長嶋監督の退任による読売新聞の部数低下を願う発言をしてました(本人の名誉のためにいえば、友人はすぐにその非を認めましたけど)が、スポーツ本来の成績不振や直接本人が反社会的なことをしてないのに、コマのように見なすその視点が気に入りませんでした。
口で言ってることと裏腹にプロスポーツなどの肉体労働をレベルが低いとでも思っているのでしょうか?
いわゆる教養のないスポーツマン/武道家がまるで知性や良識がないかのように描く『創竜伝』はこのあたりでも嫌いですね。
また教養がある場合、けして教養も併せ持ったスポーツマンとしてではなく、スポーツも優れた教養人として描いてるあたり、歪んだ儒教的発想が伺われるように思えます。
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- board1 - No.803
追補
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月01日(月) 12時48分
>スポーツ本来の成績不振や直接本人が反社会的なことをしてないのに、コマのように見なすその視点が気に入りませんでした。
ただ、読売も商売のコマとして巨人を扱っていますからね(自社メディアでの身びいきなど)。そのあたりは批判されても仕方がないと思います。
ただ、巨人自体はプロ野球の与党といってもいいかも知れませんが、巨人ファンはもはや与党ではなく、アンチ巨人ももはや野党ではないんじゃないですかね。
この辺の齟齬とか、結構重要だと思うのだけど、センセ本人はどこまで意識しているんですかね。
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- board1 - No.804
女性・コミック・スポーツ
- 投稿者:小村損三郎
- 1999年03月01日(月) 12時57分
>女性キャラ
現役で活躍中の男性作家で女性描写が上手い人ってのはどんな人がいるんでせうかね。
あ、渡辺淳一センセーとかは無しね(読んだコトないけど(^^;;))。
歴史物やSF物の作家で、ってことですけど。
こういう観点でいくと司馬遼太郎なんて田中芳樹以上に酷いかもしれない(笑)。
高橋良輔監督も昔は「女性キャラがイマイチ」って言われてたと思うけど、
「ガサラキ」はいい線いってるような気がする。(惚れたぜ、カブちゃん!)
>コミック版
>女性から見た『銀英伝』ですが道原かつみのコミック版が一つの突破口になるのでは?
> 原作を大変上手にアレンジしていて、秀作だと思っているのですが、
>・ルビンスキー、ホワン・ルイ、ヤマムラ軍医少佐(笑)などメインを張るキャラでも女性化されたキャラがある。
>・アンネローゼ、フレデリカなどのエピソード、心理描写が書き加えられている。
たしかに3極勢力の内1つのドンが女性、というのはお話的には面白いと思います。
ただ、そうなるとケッセルリンクやドミニクとの関係がどうなるのかな、という疑問はありますが(笑)。
ところであのコミック版はもう(原作の)3巻に突入したんでしょうか。
どうもキルヒアイスの死で終わってしまう可能性が高そうに思ったので。
そうなれば前述の問題も関係ないですし(笑)。
>スポーツを見る視点
「李家豊」時代のエッセイによると田中氏は野球は阪急のファンだったそうです(笑)。
らしいと言えばらしいかな?
> 口で言ってることと裏腹にプロスポーツなどの肉体労働をレベルが低いとでも思っているのでしょうか?
兎に角体育会系嫌いですからね。スポーツ選手は基本的に「オフレッサー」みたい
な人種、と思ってるのかも(^^;)
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- board1 - No.805
まとレス失礼
- 投稿者:ゲオルグ
- 1999年03月01日(月) 15時08分
管理人さん
>ただ、読売も商売のコマとして巨人を扱っていますからね(自社メディアでの身びいきなど)。そのあたりは批判されても仕方がないと思います。
うーん。どうでしょう。親会社に文句を言うのは分かりますが、選手や監督、ファンを批判することはないと思います。ちなみに私は阪神ファンです。今年の目標はAクラスだ(笑)!!
小村損三郎さん
>現役で活躍中の男性作家で女性描写が上手い人ってのはどんな人がいるんでせうかね。
>あ、渡辺淳一センセーとかは無しね(読んだコトないけど(^^;;))。
>歴史物やSF物の作家で、ってことですけど。
>こういう観点でいくと司馬遼太郎なんて田中芳樹以上に酷いかもしれない(笑)。
『ブギーポップは笑わない』の上遠野浩平なんてどうですか。自然な自然体(ぬぅ、上手く表現できませんが)での描写が素晴らしいと思います。
>兎に角体育会系嫌いですからね。
というか『訓練』というものが嫌いなんでしょうね。軍隊での訓練の重要性というのを補給の必要性ほど認識してるのか、不安な描写が多いです。
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- board1 - No.806
思いこみがあるのでは?
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月01日(月) 15時32分
>うーん。どうでしょう。親会社に文句を言うのは分かりますが、選手や監督、ファンを批判することはないと思います。
如何に創竜伝といえど、選手や監督、ファンの批判はしてないですよ。
まあ、酒場でくだ巻いている酔っぱらいレベルの話というところではありますが。
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- board1 - No.807
レスのレス
- 投稿者:ゲオルグ
- 1999年03月01日(月) 16時03分
思い込み>
あ、すいません。途中で田中芳樹論から本多勝一などの社会派ジャーナリストの傾向に心が行っちゃってました(^^;
それなりに購読していた本多勝一の著作をまったく流し読みの対象にするようになった契機が、中学生のころ触れたライオンズファン批判だったもので、無意識に過剰反応していたようです。
たしかに田中芳樹の著作では選手名指しでの中傷のたぐいはなかったように思えます。ご指摘感謝&前言撤回。M(__)m
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- board1 - No.808
やっぱり意識しているのでしょう
- 投稿者:不沈戦艦
- 1999年03月02日(火) 15時17分
お久しぶりです。最近たまにここに書くとこればっかりですね。ホームグラウンドの方が忙しいもんで、どうしようもないですわ。
引用です
>銀河英雄伝説第5巻「風雲編」第二章より
「全責任は宇宙艦隊司令部がとる。貴官の判断によって最善と信ずる行動をとられたし。宇宙艦隊司令長官アレクサンドル・ビュコック」
訓令文を幾度かヤンは読み返したが、そのつど顔の筋肉細胞が春風を受けて歌声をあげるように微妙にうごめいた。わが意を得たのだ。
「持つべきものは話のわかる上司だな」
>八八艦隊物語 第4巻「激浪」第三章より
「緊迫する戦況に鑑み、第二艦隊は極力艦の保存に努めよ。場合によっては、根拠地の守備よりも艦隊の保全を優先するも可とす。
第二艦隊司令長官は、当方針に従い、自ら最善と信ずる行動を採られたし。
以後、第二艦隊の行動に伴う全ての責任は、連合艦隊司令部に帰属するものとす」
末尾には、「連合艦隊司令長官 古賀峯一」の署名が直筆で入っている。
(中略)
「だから具体的な指示を出す必要はなく、全てを小沢長官にお任せして、最終的な責任だけを自分で引き受ければよいと、そう言っておいででした」
「持つべきものは、物わかりのよい上官だな」
小沢は微笑して言った。
この前の「おーい、パットンさーん(笑)」の件(「修羅の戦野 2巻」をご覧あれ)といい、横山信義はやはり田中芳樹ファンなのだろうか?それとも私みたいに途中からアンチになったのかな?パットンが罵倒していたのは「共産主義者」だったんですから。「共産主義者に誉められるような悪事は、何一つ働いておらん」だったので。
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- board1 - No.809
田中芳樹の小説は戦略マニアへの入門編
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月02日(火) 16時47分
>この前の「おーい、パットンさーん(笑)」の件(「修羅の戦野 2巻」をご覧あれ)といい、横山信義はやはり田中芳樹ファンなのだろうか?それとも私みたいに途中からアンチになったのかな?パットンが罵倒していたのは「共産主義者」だったんですから。「共産主義者に誉められるような悪事は、何一つ働いておらん」だったので。
田中芳樹の小説を読んで、戦略・戦術に傾倒する人は多いと思いますよ。私もかつてそうでしたし(才能が無いことに気付いて今はコンピュータ相手のシミュレーションゲームしかしないけど)。
その意味では、田中芳樹の小説は「三国志」と並んでタクティクスのマニアにとっての入門書と位置づけてもおかしくないと思います。
ところで、パットンが反共主義者なのは、一応背景的に腑に落ちるのではないかと。少なくともその反対よりは(たぶん自民党支持に回る始くらいインパクトあるだろうな~)
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- board1 - No.810
新企画
- 投稿者:新Q太郎
- 1999年03月02日(火) 16時51分
>>「四人姉妹VSドラゴン兄弟」
>>「最後は絶対無敵の力を爆発させ、チョン」
>絶対主人公が勝つことが判っている戦いだし、よく考えりゃ、
>特撮ヒーローのノリですね。話の展開が幼いわけだ。
だとすると何故、警察や政治家や武道家は、竜堂兄弟に敗れたあと巨大化しないのか!!
私はここに田中の芸術世界が今ぶつかっている限界と、これからその殻を破った後の、まさに日本文学の旗手としての新しい田中氏を感じるのである。
すみやかに敵を巨大化させるように。
そしてその後、田中文学がさらなる高みに到達するためには「巨大合体ロボット」を描き切る
ことが必要となってくるだろう。現在、ドラゴンが4匹も出ながら彼らが合体・変形しないのは、田中氏も文学者としての怠慢の謗りをまぬがれまい。
さて、こうやって進歩した田中文学はもちろん映像化もする。CLUMPだかに任せておいていいはずがないだろう。
伝統のある○映にやらせるべきだよ。
★「伝奇戦隊リューレンジャー」
♪敵は悪魔の 四姉妹
いざ出動だ 対決だ
チャイナパワーを受け継いで
今こそ変!身!ドラゴンに
天よ轟け 大地よ揺るげ
必殺キックで 膝を折り
公共施設を クラッシュだ
ひとつ壊して 以下続刊
続けりゃ 忘れる 他作品
なんて嬉しい伝奇戦隊
メジャー デンジャー リューレンジャー
--------------------
んーバン○イさん、おもちゃの売上げの2%でいいから。
・・・というバカ話をして、あとは竜堂兄弟の合体ロボだけだ、と例の「シェーンコップ様の愛人28号」さんに言ったら彼女は「あの兄弟ならよく同人誌で『合体』してるわよ」という、とてもイヤな切り返しをされ、恐ろしくてそれ以上聞けなかったある小春日和の日でした。
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- board1 - No.811
そっかー
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月02日(火) 17時16分
>だとすると何故、警察や政治家や武道家は、竜堂兄弟に敗れたあと巨大化しないのか!!
特撮ヒーローもので、巨大ロボ使ってちっこいままの敵を踏みつぶしたら、つまらないし、弱いものイジメだし、全然ヒーローじゃないよなぁ。
ゴジラほど破壊衝動を割り切っているわけでもないし(ゴジラは国会議事堂は壊すけど病院は壊さないという極対に偏った人間選別をしないもんね
…まあ、皇居を避けたという疑惑はあるが…)。
創竜伝の不快感は、それかぁ。
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- board1 - No.812
追記
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月02日(火) 17時22分
>現在、ドラゴンが4匹も出ながら彼らが合体・変形しないのは、田中氏も文学者としての怠慢の謗りをまぬがれまい。
いや、タダでさえ反則なドラゴンに合体されたら敵の立場がないですよ。ここは牛種(四人姉妹)に合体してもらうしか。
>伝統のある○映にやらせるべきだよ。
★「トラスト戦隊ウシバルカン」
なんか、イマイチだな。それに、姉妹だと、兄弟みたいに同人誌で「合体」できないか。
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- board1 - No.813
私が出した横山信義の二つの例
- 投稿者:不沈戦艦
- 1999年03月03日(水) 12時22分
実は傾向がかなり違うんですよね。銀英伝と八八艦隊物語の方は、どっちも作者が贔屓にしている方のエピソードです。ヤン・ウェンリーは不敗の魔術師で、同盟軍最高の智将だし、小沢治三郎第二艦隊司令長官も、この話の中では実際の小沢中将以上に格好良く、帝国海軍最高の知将として扱われています。でも、創竜伝と修羅の戦野では、その性向が正反対です。「愛国者と呼ばれるほど悪いことをした覚えはない」と、「共産主義者に誉められるような悪事は働いた覚えはない」ですから。だから、横山信義も、私みたいに「銀英伝は好きだけど、創竜伝は嫌だ」なのではないかと思いました。
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- board1 - No.814
「日の丸」「君が代」法制化へ
- 投稿者:小村損三郎
- 1999年03月03日(水) 14時34分
創竜伝に「日の丸・君が代は法律で定められた国旗・国歌ではない」とかイチャモンをつけている件がありましたよね。
法制化された後はこの記述はどうなるのかな。
巻末に
「おことわり 本書の記述内容は1990年時点のものです」
とか書かれたりして(笑)。
まあ、「現実とは無関係であることを特におことわり」してるからいいのか?
>だとすると何故、警察や政治家や武道家は、竜堂兄弟に敗れたあと巨大化しないのか!!
「弟よーっ!!」でも可(「ガンダム世代」でないと分らないな)
>そしてその後、田中文学がさらなる高みに到達するためには「巨大合体ロボット」を描き切ることが必要となってくるだろう。現在、ドラゴンが4匹も出ながら彼らが合体・変形しないのは、田中氏も文学者としての怠慢の謗りをまぬがれまい。
数年前の戦隊モノで竜がロボットに変形するのがありましたね。
オモチャの変形システムがモノスゴくてブッとんだ憶えがあります。
その戦隊、正式タイトルは何とかレンジャーだったんですが、企画時の仮題が
「中国戦隊チャイナマン」
だったそうで・・・(核爆)。
>「あの兄弟ならよく同人誌で『合体』してるわよ」
そういうネタは銀英伝の時に田中センセが激怒して同人界から駆逐された、みたいな話を聞いたんですが、地下では脈々と活動してたんですねー。まるで真紅党のようだ(笑)。
「自分の子供をポルノに出されて喜ぶ親がいますか。」とセンセはのたまってますが、ラインハルトとキルヒアイスについて言えば、あれで男色関係にない、という方がかえって不自然だと思うぞ(^^;)。
>それなりに購読していた本多勝一の著作をまったく流し読みの対象にするようになった契機が、中学生のころ触れたライオンズファン批判だったもので
そう言えばホンカツ先生は西武憎しのあまりライオンズファンを広言していた吉永小百合にかみついたことがありましたね。
なんだかなー。
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- board1 - No.815
そんなことも…
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年03月03日(水) 16時20分
>まあ、「現実とは無関係であることを特におことわり」してるからいいのか?
少しはイタさを感じて欲しいものです。でも、「1998年に「日の丸」「君が代」が法制化された。日本はファシズム化への道を突き進んでいる。脳天気なのは当の日本人だけだ」みたいなことを自分への反省など無視して臆面もなく書きそうな気がするんですけど(もし見ていたら、そういうことはやめてくださいよ。センセ)。
>その戦隊、正式タイトルは何とかレンジャーだったんですが、企画時の仮題が
>「中国戦隊チャイナマン」
>だったそうで・・・(核爆)。
関係ないんですけど、数年前にテレ朝深夜枠でやっていたパワーレンジャーは良かったですね。兵隊送って、巨大化戦闘やって、目標が「子供公園占拠」なんだから(^_^;)。
創竜伝もこれくらいのスケールでやっていたら、田中氏が好きであろう「すれいやーず」レベルで楽しめたかも知れなかったですがね。
>そういうネタは銀英伝の時に田中センセが激怒して同人界から駆逐された、みたいな話を聞いたんですが、地下では脈々と活動してたんですねー。まるで真紅党のようだ(笑)。
そういうことあったんですか? 私は同人界の銀英伝はアメリカ軍もビックリの衆道軍隊作品だと思っていたのでビックリです(皮肉ではなく)。というか、前に同人誌に詳しい人に「田中芳樹を撃つ!みたいな評価は違うんだよ。判ってないんだよ。田中芳樹の小説は政治とか評論じゃなくてやおいなんだよ」と諄々と説かれたことがあるので、個人的に引きずっている部分があるのかも知れませんが。
でも、帝国軍はともかくとして、ヤンイレギュラーズは絶対巣窟になりそうな気がしますね。そういう差別を助長する軍紀を撤廃しそうだから。
>「自分の子供をポルノに出されて喜ぶ親がいますか。」とセンセはのたまってますが、ラインハルトとキルヒアイスについて言えば、あれで男色関係にない、という方がかえって不自然だと思うぞ(^^;)。
プラトニック・ラブならおっけーなのではないでしょうか(そうでないと、道原版も怪しい)
>ホンカツ先生
それなりにいい仕事もしてるんですけど、あの偏執ぶりはどうにも解せませんね。
>横山信義も、私みたいに「銀英伝は好きだけど、創竜伝は嫌だ」なのではないかと思いました。
ここまできたら、本人に聞いてみたいですね。
それから、黄金の翼でラインハルトが乗っているのは確かにブリュンヒルトではないですね。ここに訂正します。
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- board1 - No.816
お久しぶりです
- 投稿者:北村 賢志
- 1999年03月04日(木) 12時45分
お久しぶりです。愛機が故障してしまい、暫くネットを離れていました。
>「弟よーっ!!」でも可(「ガンダム世代」でないと分らないな)
それでは「リフレッシュパワー」でもいいんですかね(オイオイ)。
まるきり関係有りませんが、現在放映中の戦隊はこの時に没になったネーミングの再利用のため、多くの戦隊ファンの顰蹙を買ってます。
>数年前の戦隊モノで竜がロボットに変形するのがありましたね。
>オモチャの変形システムがモノスゴくてブッとんだ憶えがあります。
>その戦隊、正式タイトルは何とかレンジャーだったんですが、企画時の仮題が
>「中国戦隊チャイナマン」
>だったそうで・・・(核爆)。
正式タイトルは「五星戦隊ダイレンジャー」です。
戦隊モノで唯一「善と悪は表裏一体であり、その対立が歴史を造ってきた。何度戦おうと代を重ねて永遠にそれが続く」というラストだったのが印象的でした。
横山氏の田中氏まがいの表現は私も随分気になりました。
まあ可能性ゼロの無茶苦茶な設定で日本を勝利させておいて「―こうすれば良かったのに、かっての日本軍は愚かだった」と訓戒をたれ、しかもそれについて非難されると今度は「これはフィクションですから」と逃げる、多数派の仮想(虚構)戦記作家よりはまだましだと思ってます。
でも、この点に関しては当HPの田中氏批判と相通じるところがありますね。
やっぱり「ベクトルは違うがレベルは一緒」ということなんでしょうか
ただ筆力や知識量では田中氏の方に軍配を揚げてしまいます。最近の仮想戦記作家は本当に粗製濫造としか言いようがありません。
田中氏の作品のパクリに関して、私の知る限り一番ひどかったのは渡辺由自の小説版「重戦機エルガイム」です。
作者自身が後に「生涯最大の失敗作」と言ったらしいですが「まさにその通り!」と言い切ってしまえるぐらい「銀英伝」1巻の内容をパクリまくってました。
現在、絶版ですが田中氏ファンもアンチの方も古本屋で見かけたら立ち読みぐらいはする価値があるでしょう(冗談にも「買え」とは言えません)。
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- board1 - No.817
いやぁ、面白いHPですね
- 投稿者:ケイン
- 1999年03月04日(木) 14時21分
友人に田中芳樹関係で面白いHPがあるというので、のぞいてみました。
ふむ、確かに面白いですね。いろいろな意味で。
これだけ、細かに分析されていると田中芳樹氏も本望でしょう(^^)。でも、田中芳樹ファンとしては、少しいいたいなぁ。
田中芳樹小説はたしかに一部アクがつ強かったり、作者自身の思想が前面に出てくる部分がありますね。でも、これは「こういう見方があるんだぞ」って提示されているようなもので、ここまで穿つのはどうかと思います。確か、創竜伝で、高校の理数科に対する批判がでてくるところがありましたが、実際理数科出身の私にとっては複雑な心境でしたね。でも、そういう見方があるっていうことを知ることができたという点でプラスになったと思います。
氏の小説は、自分が自分なりの考え(哲学までいうといきすぎかなぁ)を持って接すると、ある部分で共感し、ある部分で反感するという、まぁ、感情移入しやすいものだと思いますよ。
何よりエンターテイメント小説としての出来は逸品だと思いますね。氏の小説ほどワクワク、ドキドキ、ハラハラを味わえるのは珍しいですしね。何も読者である我々が、主人公の意見に同調し、その主張を完全に受け入れる必要はないと思うなぁ。別に創竜伝に出てくる「首相」のファンがいたっていいと思いますよ、私は。無理に受け入れようとするから、その小説から何か学ぼうとするから、いろいろと反発するわけでしょう? エンターテイメントとして楽しんでればよいのでは? 氏もそういうものを書いているっていうわけだし。
私は好きですねぇ、田中芳樹小説。どれくらい好きかっていうと、貯金が危ないときに食費よりも図書代を優先させるくらい好きですよ。あ、でも遅筆は本当に困るなぁ(笑)。続きが気になってしょうがないじゃない。田中芳樹さん、読んでたらもう少し急いで下さい。実は、原稿貯めていて、アルスラーンあたり一気に五巻ぐらいだして完結にもっていったりしたら、ますます田中芳樹小説好きになっちゃいますよ。