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- board1 - No.769
レスと創竜伝人気と評論
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年02月20日(土) 06時40分
>その点でも無敵の超能力ですべて解決するという展開は不満でした。
あ、同感。戦闘シーンとかは、手に汗握るんじゃなくて、イジメの実況中継みたいで、信者の頃から読むのはいやでした。そのくせ、イジめている側が「俺達は被害者だから身を守るのは良いんだ~」みたいな言い訳を口にしているのも、気にくわなかったですね。お前ら、そんな風に自己正当化しないと何もできないのか? って感じで。
>銀英後伝
うわ~! こんなに詳細に書かれるとは……
個人的には面白かったけど、笑えなかった(リアルで)
新Q太郎さんが前に指摘したとおり、強制ではなく、自発を前提に国家を建てると、こういう論理になるのではないか、という感じがしました。
>>ヤン主義の根本原則をかなぐり捨てて革命の敵、銀河帝国主義者に阿諛屈従するに至った。
>はアッテンボローの方から見ると具体的にどういうことをしたのか
私の想像で話を作ってしまうと、たぶんあの中ではリアリストであらざるを得ないアッテンポローは、バーラトの体制を守るために、銀帝(笑)と交渉したり、時には妥協したりしたんじゃないですかね。不沈戦艦さんなどが指摘しているとおり、バーラト政府なんて銀帝の意向一つでいつでも潰れますから。
その交渉とか妥協自体が、ただしくヤン主義であろうとする人にとっては、阿諛屈従だったんじゃないでしょうか。なにしろ、ご本尊が皆が立って拍手しているときに一人だけ最前列で座っている方ですから、昔の私みたいにそういうところまで真似する偏屈なヤン信者は、許せなかったりするんじゃないかなぁ。
まあ、私の勝手な解釈なので、合っているかどうかは知りませんが… >不正規隊方式の革命的経済戦略のほうは私にも想像もつきません。もしかして、地球時代(A.D.1989)に崩壊したあの方法を民主主義異端の古典から探し出したのか? 気になる~
>『創竜伝』の人気の秘訣は、キャラクターにあり、というわけですね。その思想は二の次だと。
男のファン(知人)も「竜堂兄弟の掛け合いが面白い」って言ってましたから、キャラクターというのは馬鹿に出来ないと思います。
が、カエルサルさんが触れているように、やっぱりヤローはキャラ好きな「だけ」じゃないよなぁ。
>やはりテーマだの評論だのよりもキャラ「萌え」(←ヤな言葉)なファンの方が多数派なんですかね。
例えばですね、もしもヒロスエなんかが「消費税なんて許せない! みんな、自由党に票を入れよーよ」ってイベントやテレビ・ラジオなんか(それがプロパガンダや宣伝でなく、何気ない言葉ならなおさら)で言ったら、けっこう自由党の票が伸びると思いますよ。
この仮定の場合では、ヒロスエのグッズ集めや追っかけと同質のところに政治や思想があるわけです。
創竜伝の場合は、これじゃないですかね。つまり、人気の第一がキャラ萌えだとしたら、なおさらのこと、あんなに評論を入れる行為はあざといと思うのですが(つまり、誤解を恐れずに平たく言えば、創竜伝の手法は、ゲッペルスの手法の血の濃い子孫だし、ヴラド計画の尖兵でしょう?)。
>そのせいかどうか
というか、もし「そのせい」なら結構凄いのでは!?
>4兄弟その他のキャスト
これ、書いたらダメかな?
鳥羽靖一郎…………田中芳樹(ぜひやって欲しい)
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汝意味を問うなかれ
- 投稿者:新Q太郎
- 1999年02月20日(土) 18時06分
えー、この前の「銀英後伝」に出てきた経済政策やアッテンボローの反革命の、具体的内容を尋ねられましたが、あれはttp://www.bekkoame.ne.jp/~mki/
の資料コーナーからコピーしたものです。元ネタがすでに執筆者ですら意味不明な単語の羅列なのに、それを基にした文章に意味があるはずない(^^;)。
あんな文章全てオリジナルで書けたら「巻頭大連載」先生も真っ青だわ(一部笑)。
ただ、アッテンボロー粛清は「権力を継いだものは、前任者と個人的・盟友的関係を結んだ善前時代のNO2を排除しようとする」という歴史上よくある事例を踏まえて書きました。
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- board1 - No.771
?
- 投稿者:NM-1
- 1999年02月21日(日) 22時58分
748みて、あれ?と思ったのですが、
ブリュンヒルトの艦長ってラインハルトでしたっけ?黄金の翼に出てたのはエルムラントだったような?(確か)
ブリュンヒルトは外伝三巻で大将に昇進して初めてもらった(個人所有ではないが)戦艦だった気がするのですが。
以上、ちょっとした訂正でした。では。
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銀英伝、外伝「全四巻」告知(やってたのか…)
- 投稿者:りえ
- 1999年02月22日(月) 13時39分
……より私は銀英伝が文庫化されたときの併設広告にあった「タイタニア1~3(以下続巻)」の方が気になりました(笑) 徳間の怨念見たりって感じで。
そう言えば文庫のチラシにのってた「銀河英雄伝説新聞」ってどうなったんでしょ?
出るとはハナっから思っていなかったんですけれどね。なんせ年に一度のお楽しみをもう四捨五入で十年待たせられてるし(ため息)
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たぶん
- 投稿者:本ページ管理人
- 1999年02月22日(月) 14時36分
>ブリュンヒルトの艦長ってラインハルトでしたっけ?黄金の翼に出てたのはエルムラントだったような?(確か)
>ブリュンヒルトは外伝三巻で大将に昇進して初めてもらった(個人所有ではないが)戦艦だった気がするのですが。
おそらくその通りだと思います。本来は私が訂正するべきだと思うのですが、出先なもので現在確認が出来ません。
確認出来次第、正式に訂正したいと思います。
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派手な戦艦
- 投稿者:ドロ改
- 1999年02月22日(月) 15時14分
戦国時代の感覚、と言う説が出ていましたが、それを一歩進めて考えると「船」ではなく「鎧」なのだと思います。あの冷静に考えると滅茶苦茶な数の艦隊を見れば明らかなように、銀英伝では一艦=一人の感覚で戦術が描かれていると思われます。そう考えれば、派手な戦艦は大将の着用する象徴的な鎧なのではないでしょうか?目立つ鎧兜で先頭に立って突進。中世的な戦術ですが、技術が進みすぎて袋小路に入った結果、行きついた先がそう言う戦術だったとしたら…
そう考えると私はなんとなく納得できました。(メックウォーリアーみたいに政治・技術体制まで中世になってなくて良かった{笑})
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『田中芳樹を撃つ!』についての感想
- 投稿者:高井
- 1999年02月22日(月) 21時02分
初めまして。
あるページのリンク紹介で、『田中芳樹を撃つ!』というタイトルにつられて来た高井と申します。
はじめに、このページの感想について一言。
「内容は実に興味深いのですが、ちょっと田中氏個人を誹謗中傷する内容に偏り過ぎではないか?」
という事です。このページの趣旨から考えれば仕方がない事ですが…。興味深い内容だけに個人を誹謗中傷する内容が目立つと感情論になって真面に読むことや議論することができなくなると思うのです。できればタイトルなどを「考察:田中芳樹”作品”について」(あまり変らないか)など個人を攻撃する様なタイトルは控えてもっとソフトな表現にし、はじめに田中芳樹作品の矛盾点を上げ、そのあと別ページへのリンクなどで石川さんの考えなどを述べるべきではないでしょうか?
私自身は、”元・田中芳樹ファン”とでも言いましょうか、アニメ・銀河英雄伝説で田中芳樹ファンになり、銀河英雄伝説、アルスラーン戦記、創竜伝、アップルフェルラント、夏の魔術等読んできて、東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿でファンを辞めました。ファンを辞めた理由ですが、最後に読んだ(というか途中で読むのを辞めたのですが…。)東京ナイトメアで”ドラまた涼子”という表現がでたところで幻滅し、内容も(石川さんに言えば当たり前かもしれませんが)稚拙でとても銀英伝、アルスラーンを書いた人とは思えなかったからです。
ですが、田中芳樹氏個人のファンは辞めたけれど銀英伝・アルスラーンのファンを辞めた訳ではありません。田中芳樹氏個人が尊敬に値する人でなくなっても、氏が書いた全ての作品を嫌いになることは出来ません。ですから、客観的な意見ならまだいいのですが銀英伝・アルスラーンを単に誹謗中傷する意見を見ると悲しく、また腹が立ちます。
ファン心理というのは、何とかという鳥の名前の教団信者と同じで頑で周りが見えず、被害妄想が大きくて客観的事実を述べられても信じようとはしません。ましてや感情的になると何をしだすかわかりません。石川さんが田中芳樹ファンの方達に「もっと冷静になれ!」と言いたいのであれば、出来るだけ表の部分では客観的事実のみを述べるべきではないでしょうか?
初めての書き込みで長々とすみませんでした。
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間違えてました
- 投稿者:NM-1
- 1999年02月23日(火) 02時32分
外伝三巻ではなく、一巻でしたね確か。すいません。
ちゃんと調べると、もっと間違えていそうだ。
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御返事への感謝および批判の方法論について
- 投稿者:ゲインフル
- 1999年02月23日(火) 08時12分
管理人さんをはじめとする皆様方、「創竜伝」がなぜ売れ続けているのか、という私の問いにお答えいただきありがとうございました。
おおむね「キャラクター目当て」という意見が主流のようでしたが、カエルサルさんの指摘された
>現実世界が実は巨大な陰謀によって動いているという説を恐怖しながら好奇心にそそられて読みすすめ、厭世感を持ちながら優越感に浸って、好奇心で続きを買ってしまう
という「隠謀に対する好奇心」説は私も思い付きませんでした。この部分は賛成です。また、管理人さんのかかれた
>戦闘シーンとかは、手に汗握るんじゃなくて、イジメの実況中継みたいで、信者の頃から読むのはいやでした。そのくせ、イジめている側が「俺達は被害者だから身を守るのは良いんだ~」みたいな言い訳を口にしているのも、気にくわなかったですね。お前ら、そんな風に自己正当化しないと何もできないのか? って感じで。
という部分なのですが、読み手が実際にイジメ(ないしそれに類するもの)を受けている立場であれば、いつもと逆の立場を主人公の立場に同調することで味わえる、という面があったということに今更ながら気づきました。(なんというかここらへんは実体験です)この分析にも、違う立場からの見方の必要性について改めて考えさせていただきました。感謝いたします。
もっとも、ここから作者の主義主張に読者が躍らされていくかどうか、という点に関しては皆様と多少意見が違います。以前書き込ませていただいたとおり、私は影響度は小さいと考えています。確かに、娯楽の中に政治宣伝を混ぜ込んで流すのは最良のプロパガンダですが、田中作品による影響の大きさがどの程度かを実証する方法を思い付かない限りこの証明はやはり難しいでしょう。(「創竜伝」読者とその投票行動の相関関係、学生運動をしている人の中に読者がどのくらいいるか等々。有意性や実行可能性は大いに疑問ですが)
ただ、この違いの認識が批判をしていく上で重要ではないかと思います。キャラクターの外観、会話、厭世観に浸れる社会評論みたいな何か「だけ」が目当てで読む人もいます。それ以外の何かを求めた人もいます。もちろん期待外れに終わってアンチになる人もいます。その「自分が何を求め、作品の何を受け入れられなかったのか」という疑問がなければ、対立陣営(ファン)の存在と考え方を理解していない「なんでこんな本読んでるんだ」調の一方的な批判に陥ります。これでは「創竜伝」の批判と同じ構造です。
違いがあることを踏まえた上での「ファンの人は気にしないかもしれないけれどこの主張や表現はおかしい」という批判であれば、作者を信じているファンでも自分の頭で考えたり、そこから反論も生まれていくのではないかと思うのです。
少々批判の方法論めいたものを書きましたが、あとは管理人さんやアンチの方々の腕次第です。期待します。がんばってください。私もアンチというか懐疑派としてこれからも拝見させていただきます。
あとまったく話が変わりますが、キャラ目当てだけで読むヤローがいないというのは竜堂四「兄弟」だからで、これが四「姉妹」(当然文庫版の絵で)だったら別な気がしますが。ま、これも一つの見方ということでご勘弁を。
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レス
- 投稿者:カエルサル
- 1999年02月23日(火) 11時37分
>この部分は賛成です。
えへへ、有り難うございます。
>いつもと逆の立場を主人公の立場に同調することで味わえる
うっ、ちょっと覚えある。
>田中作品による影響の大きさがどの程度かを実証する方法を思い付かない限りこの証明はやはり難しいでしょう
革○派とかΩ真理教あたりにアンケートすればいいかも?
>これが四「姉妹」(当然文庫版の絵で)だったら別な気がしますが
私はたぶん信者になってたでしょう。
>「船」ではなく「鎧」なのだと思います。
はあ、なるほど。そう考えるとあの無茶愚茶な数も中世の戦闘の数と納得がいきます。
>徳間の怨念
T氏がハゲたのは、徳間の呪いだったりして
>元ネタがすでに執筆者ですら意味不明な単語の羅列なのに、それを基にした文章に意味があるはずない(^^;)。
そうっすか(^^;)
> これ、書いたらダメかな?
鳥羽靖一郎…………田中芳樹(ぜひやって欲しい)
田中芳樹先生が、文庫本の意味のない対談で
自分の派閥を誇示するときに招いた
漫画家の藤田和日郎先生は単行本の後ろの方で自分を貶めたパロディやってたけど、
ちょうど管理人様がやった「小説だったら許される?」みたいなぎゃぐ載せたら、少なくても本文よりおもしろいと思います。
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Re>『田中芳樹を撃つ!』についての感想
- 投稿者:小村損三郎
- 1999年02月23日(火) 13時05分
>「内容は実に興味深いのですが、ちょっと田中氏個人を誹謗中傷する内容に偏り過ぎではないか?」
>できればタイトルなどを「考察:田中芳樹”作品”について」(あまり変らないか)など個人を攻撃する様なタイトルは控え
あくまで私個人について言えば、作品への批判より、むしろ田中芳樹氏個人の主張・発言に対する批判がメインです。
こう書くと何か誤解を招きそうですが(^^;)。
もちろんあくまで「批判」であって「誹謗中傷」が目的ではありません。
ただ、高井さんのおっしゃる個人攻撃的な誹謗中傷ということなら田中氏の方がはるかに執拗かつタチが悪い、とも思います。(政治家・官僚はともかく、同業者等に対しても)
以前にも書いたことですが、他者の著書・発言・人格に対する批判・攻撃を行って
いる以上、それに対して同様の反論・反撃をされるのはある程度当然であると考えます。
>銀英後伝
“打撃目標”はオーディン・フェザーンと、何処だろう?(汗)
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創竜伝の四兄弟
- 投稿者:不沈戦艦
- 1999年02月23日(火) 15時56分
お久しぶりです。最近はなかなかこちらにまで書きこめませんで。
さて、表題に関してですが、四兄弟の戦闘というか暴れまくるシーンには、私も最初から違和感ありましたね。連中を物理的に殺すことなんてできないでしょう?確か、至近距離で超小型中性子爆弾を炸裂させても、ドラゴン化するだけで何の効果もなかったですよね。こんな連中が暴れてたら、悪人たちの方が可哀想ですよ。ドラゴン兄弟が怖がるのは「天使のなっちゃん」だけで、しかもどっちかってーと生理的嫌悪感でしょう。本気で戦ったら、「なっちゃん」でも勝てませんよ。それが暴れたら強い、と言われてもねぇ・・・・
それとですね、創竜伝も話の運びを考えれば、まともな小説になったんじゃないですかね?主題を「四人姉妹VSドラゴン兄弟」だけに絞って、余計な政治批判や歴史非難なんかはすっぱりやめれば。牛種VS竜種のオカルト的な戦いにしたら、まだ読めたんかも知れません。いまさら言っても手遅れですけど。
>銀英伝批判
うーん、面白いからやっているんですけど。誹謗中傷のたぐいじゃないつもりだったんですけど、そう取られた方もいたんですね。「だから銀英伝は下らない」とか、「だから銀英伝は無価値」とか締めくくったことは、少なくとも私はしていないつもりですよ。「反銀英伝」などはまさに、「これも一つの銀英伝で面白いだろう」って思考実験ですから。創竜伝とは違いますよ。その辺は田中ファンが読んでも面白いんじゃないかと思いますがどうでしょう?"95%">\